2014年9月5日金曜日

情2

今日は花火を買いに松屋町のお店へ行きました。年1回買いに行くのですが、今日は初老のオーナーさんと雑談。いつも若いお兄さんから買っているので、あまりやり取りはありませんでした。それでも「塾の先生でしたか」とお声掛けいただき、その記憶力にびっくり。神大の理系に通うお子さまの話や合格祈願に行った四方山話を教えていただきました。待ち時間に飴ちゃんもいただきました笑

こんなやり取りって和みますね。独立したとき、地元経済に貢献したくて少々割高でも顔が見える人とのやり取りをしようと思っていました。個人商店は大手と違いシステマチックになっていないので、触れ合う機会が多いです。お店が忙しい場合は多少の行き違いもあります。それでも、その人の人柄でおつきあいをしているケースが多かったです。

ただ、金額が大きい商店さんほどルーズなことが多く、クレームを出すのも嫌なので「今回は何か事情があったのだろう」と言い聞かせていました。結果、我慢をする機会が増えて、安さを優先しネットショップとのおつきあいしているのが現状です。それでも、文具や名刺、看板、花火などは馴染のお店とのおつきあいが継続しています。また、新規で何か購入や導入する場合でもお店ではなく「ヒトから買う」のだと思っており、見積もりを数件とっても一番安いところよりも2番目に安くて人柄の良さそうな方とのご縁を大切にしています。

翻って塾。子育てに模範解答は存在しないのと同様に、同じことをしてもメンタルや状況によって効果的かどうかわかりません。その中で、私が考える最善策を講じているのですが、それがベストだったかどうかわかりません。ただ、子どもたちひとりひとりを思って言葉はかけているつもりです。性格や状況によって変えています。大手塾にありがちな杓子定規的なことはしません。

全員に同じことを望むのは「平等の不平等」だと思っているからです。例えばワンセタイムという復習テストがあったとして、私は家庭学習をどれぐらい時間をかけてきたのかを重要視しています。間違えた数でその子がどれぐらい時間をかけたのかわかります。学年トップクラスの子が2問間違えれば手抜きだと思い、2回続けば注意します。新入生が課題の多い中、3問間違いで納まれば褒めます。

大手塾では贔屓だと非難されます。時間の概念も同様で授業を1分早く終われば「お金を頂いてるのにとんでもない!」と激怒されました。ウチでは「いつもいつも補習や延長が多い中、たまに3分程度早く終わるのはいいんじゃない」と思っています。親心でもそうだと思うからです。いつも再テスト、やり直しなどで残される中、早く終われば「今日はがんばったんだな」となるでしょう。

真心や誠実さが流行る時代ではないかもしれませんが、サービス業ではなく本当に親御様と一体となって子どもたちを育てられたらと思います。