2015年5月13日水曜日

5/12今日の出来事※長文注意

台風情報に一喜一憂していると大阪最接近とほぼ同時に温帯低気圧に変わりました。それでも雨風が強いことに変わりはありませんので要注意です。

夕方、小学生の授業は小6国語。つまり恒例の漢字テスト。他学年との違いは、渡している漢字の問題集のレベルが中学受験対応レベルだということです。中学校受験は対応していないカリキュラムですが、漢字計算ぐらいは中学受験する子たちに負けないレベルにしたいと思っています。算数では「円の面積」についてしました。公式を用いて解く易しい問題は全員クリア。応用問題もこちらの想定以上に理解できていました。学校のテスト結果を聞くと全体の半分が100点、次いで95点で8割程度。上々の結果で嬉しい限りです。

夜は中2数学から。昨日解説したヒストグラムは課題(宿題)を出してその確認をしたのですが、やっていない子が数名いました。流石にテスト対策で課題を手抜きするとは言語道断で個別に
お呼び出しして説諭。課題をせずに、間違い直しのことを「答え写し」だと思っている新入生の子に勉強のやり方を伝えるのはなかなか骨が折れます。勉強とは「新たな知識を身に付けること」「わからなかったことを理解すること」だと認識しています。もちろん宿題は勉強だと思っていません。課題をこなしているだけです。

長文になるかもしれませんが、少しうちの子たちの自慢をしたいと思います。ここ最近ブログ上では私の期待が高く、テスト前ということもありみんなの課題について触れる機会が多くなっていますが、ちょっと聞いてやってください。

中3は言わずと知れた(?)超模範的なクラスです。私たち講師をとてもやる気にしてくれ、とことん面倒を見たくなる子たち。空気を読め、何より気を遣うことができる気持ちの良い子たちです。学年トップが在籍していないのは何年振りかわかりませんが、クラス平均は歴代最高。つまり最上位はいないですが、努力の結果、みんなが上位陣にいるということです。そして将来のことを考え始めています。いわゆる「打てば響く」子たちで、新人の先生が来たら是非彼らを指導させたい。なぜなら子どもたちが先生を成長させてくれるクラスだからです。そんなクラスは10年ぶりですね。

中2は最も小学生のころ叱られることが多かった学年、いや前述の中3のほうがもっと叱られていたかもしれません笑 それでも退塾生がここまでほとんど出ていません。小学生のころ、他の先生に任せると不安でずっと手放さなかった学年です。それでも昨年は数学を他の講師に任せてもいいかと思えるほど成長しました。口うるさく言う学年ですが、それを愛情だとわかっている子たちです。期待が高い分、辛辣な言葉が多くなっていますが、それを受け止められる良い子たちです。

中1は中学入学前が最もハードだったでしょう。あれ、叱った話ばかりですね笑 でも、子育ての過程で叱られずに成長することなどありえません。かつて「親に叱られたことがない子」を見ましたが、究極に打たれ弱く社会に出ていけないだろうと思いました。以前にも書きましたが、辞書には「怒る」=「叱る」だと書いてあります。いつから「叱ってもいいけど怒るのはダメ」という風潮になったのでしょうか。私は愛情と言動に自信があるとき叱ります。怒る、と表現しても良いと思っています。

「先生は怒っている。なぜなら○○をしたからだ。だからそんなことはしてはいけない」
まだ理屈で理解できないこともある小中学生。ときには叱られることによって、なぜそうなっているのか考えることも必要です。例えば赤ちゃんに熱いやかんは危険だ、ということを教えるために、火傷しない程度の熱さにしておいて、わざと触らせて本能で熱いものには近づけなくすることがあります。同様に本気で叱ることによって、ダメだと気付かせることは大切だと思うのです。理屈だけで通用して理解してくれるなら子育ては楽ですよね。

叱ることにはとてもとてもエネルギーが必要です。最も楽なのは気づかなかったふりをすることでしょう。そうすれば誰も傷つきません。でも、そのままではその子のためにならない、だから全力で接します。

翻って中1、彼らはなぜか勉強に前向きです笑 自主的に塾にやって来て勉強しています。時おり、おしゃべりになって注意されるのは玉に瑕ですが。でも、小学生のころから来ていた子たちが中学生のカリキュラムをこなせるか気を揉んでいたのが、クラブと勉強を両立させようとしていることをとても嬉しく思います。

入塾時の説明で流されやすいタイプのお子さまはワンセに向いています、と申していますがその通りだと思ってます。みんな勉強は好きではありません。でも、周りがやっているからもう少し自分も頑張ろうとなっています。ウチで手抜きをするのは、ある意味非常に勇気が要ります。そんな雰囲気はありませから。

お金は頂いていますが、私は気持ちで子どもたちとつながっていたいと思っています。結果、大学進学、就活、結婚などの際に連絡や相談をしてくれることが非常に日々のモチベーションになっています。時おり「もういい、別にここまで言うのは塾の範疇じゃない」と思いますが、結局子どもたちにストレートに伝えています。私はかつて学校の先生と塾の先生で悩んだとき、思ったことをそのまま伝えられる塾の先生を選びました。今でも本音でみんなと接しており、自分の言動が模範回答かどうか悩むことがしばしばあります。でも、いつも自分に言い聞かせているのが「縁がある限り間違えたと思えばそのまま正直に言えばいい。その機会があることこそ幸せなんだ」と。

開講時からこの考えは変わっておりません。まだ続けていけているのは良縁があって良い子たちに恵まれているからですね。

そうそう、補足しておきますが授業は基本的に笑い声の多い楽しいものですよ。読み直すと、とても怖い塾というイメージなってしまいました笑 試験前はピリピリですが、普段の授業は笑いが絶えません。噂が先行しているのは知っていますが、体験授業後の感想で最も多いのが「身構えていったら楽しい授業だった」です。課題さえ普通にしていれば非常に明るく楽しい塾でしょう。