2015年11月21日土曜日

私立高校①

今年も多くの私立高校を訪れましたが、その中で印象に残っている遣り取りと私の本音を赤裸々に書いていきます。

まず、トップは有名進学校。数年前までは非常に良い学校だと思っていましたが、ここ数年ずれを感じており、直撃してきました。そのずれとは「無理に国立大学を煽ることにより私立難関大学の合格可能性を摘んでいるのではないか」ということです。それに対して校長先生のお応えは「京大を目指すことにより、無理になっても阪大・市大合格が可能になる」というものでした。少なくともウチの卒業生で国立大学へ引っ張っていってくれた子はいません。公立大への進学率も2~3割程度です。関関同立へ進学できなかった子も半数程度います。

これが前述の「管理職と現場との乖離(温度差)」です。理想と現実という言い方が似つかわしいのかもしれません。ちなみに偏差値は高いのに中学部の子たちの授業態度は芳しくなく、規律の厳しさを売りにしていることと言行不一致です。

それでも、一部の頑張る子たちは国立大学へ進学できます。指定校推薦の枠も非常に多く持っています。一部、有名進学塾と同じ「トップ層のごく一部」に有効的な高校だと思います。校内で真ん中やや上程度の成績でしたら勧められない高校だと思いました。

高校名に関して、外部の方はお名前を頂戴したいうえで個別にお応えいたします。懇談会の質問はお気軽にどうぞ。