2016年4月20日水曜日

OneSelfへの思い&間違いだらけの塾選び~集団個人塾編~

個人塾は塾長のカラーが全てです。その人の個性を知り、子どもと相性が合いそうだと思えば非常に良い塾です。口コミはあまりあてになりません。なぜなら、個性的過ぎてそれが合う合わないがはっきりする傾向があるからです。よその子に合ってもわが子に合うかどうかはわからないと思います。長年続いている個人塾はトークのうまい先生が多いです。ただ、教授力や教材研究をしているにかどうかは個々の気持ちです。「20校もの入試問題を解きます!」と嬉しそう(ドヤ顔風)にアピールしている塾がありました。私は例年、延べ300校は入試問題を解説しているので、桁の違いにビックリです。

高校の説明会で毎回顔を合わせる地元塾は熱心だなと思います。でも、説明会に参加しても高校のことなど、ほんの一部しかわかりません。上手に洗練された説明をきれいなホテルで聞き、手土産を渡されてリッチな気分になるだけです。残念なことにまともな服装で参加されている個人塾塾長はほとんどいません。また、社会不適合で「塾の先生しか」できない人は多数います。

個人塾をお勧めすることはなく、相性が合えば良いと思います。また、1校舎のみの個人塾なら良くも悪くも担当者が変わりません。

ここからは一方的に「進学塾OneSelf」に対する思いを書き逃げさせていただきます。

15年前、足立とともに立ち上げたOneSelf。センスのない私は、命名やロゴの作成は任せました。ちなみにこの業界に携わって約25年。中学生のときに将来の職業は塾の先生と決め、高校生のときには独立開業を決めました。色んなタイプの塾を勉強するため「補習塾」「大手進学塾」「地元総合塾」「超進学塾」で多くのことを学びました。何より、大手塾でのトップ層優遇に嫌気がさし、子どもたちとの距離の遠さに寂しさを感じていました。距離の近い今は色々抱え込んでアップアップになることもありますが笑 

「お預かりした子どもには熱い視線を注ぐ保護者の方」がいて、その思いを絶対に忘れることはありません。大手塾時代はクレームが怖く、言った者勝ち状態で「リクエスト」の多いご家庭が優遇されていました。足立とともにやり始めてからは、私たちにとってストレスになるご家庭ならお互いのためにならないから正直に話す、と決めています。今は直接何も言われなくても子どもたちとの雑談や懇談会で充分に期待を感じます。それでも直接何も言わないで信頼していただいているのならば、絶対にそのご期待に応えたいと思います。

私は開講当初よりもご家庭への電話は減りました。大手塾時代は「ご家庭での電話がノルマ付け」されていたので月に1回以上は電話し、全員の電話番号を覚えていたほどです。でも、まちがいなく当時よりも親御様との距離は近く、塾のこともわかっていただていると思っています。電話に割いていた時間を子どもたちとの補習に使っています。飽き性の私ですがこの仕事は全く飽きません。極められることは一生ないでしょう。補習をしても何が正解かわかりません。子どもによって指導方法や言い回しも変わります。模範解答のない子育ては常に子どもを見て全力で体当たりです。

「正直さ」「誠意」は大切で、特に口約束こそ大切だと思っています。世知辛い世の中、欧米並みに契約書が大切になり、書面がなければ言った言わないの問題に発展することもあります。でも、口約束を大切にし、万一守れなかったときは誠意を持って対応するほうが良いと思っています。例えば、この仕事は教室の中での出来事が大半で、ミスがあっても自己申告しなければばれないことが多いです。でも、ミスしたとき正直に私や足立に報告できるスタッフに囲まれているのが嬉しいです。ほとんどのことは次回から気をつければ大事に至らないことが多いでしょう。新人研修でも「授業が未熟で子どもたちの理解がたりないとき、自分の責任で申しわけないが補習に出てきてもらって理解を図ろう」という気持ちになれない人はウチの教壇には立てないと伝えています。

「ワンセとは、龍神とは、足立とはこういうものだ。理解して信頼していただけるなら全力で応えたい」そのために知識を増やし様々なことに対応できるようになりたい。進路全般はもちろん、子育てのスペシャリストでありジェネラリストになりたいと思っています。

次回はジェネラリストへの思いは書きたいと思っています。月火のできごとも書きたいことがたくさんあるのですが…