2016年5月30日月曜日

5/30の出来事

明後日の高校進学説明会を控えて最後の資料になる「大学合格者出身高校一覧」の元データとなる「高校の実力、サンデー毎日増刊号」が発売日である本日、猛ダッシュで作成しました。数点の間違いが発見されましたが、修正が間に合わないので訂正版は懇談会のときに配布する予定です。

さて、小3算数は割り算の問題をようやくクリア。全員ミスをほとんどしなくなりました。大切なのはわかる問題を間違えないことと、ミスしたときにそれが大きな問題だと自覚してもらうことです。中学生でミスしてテストの結果が悪くても「ミスがなければ100点だった」と嬉しそうにいう子は間違いなく伸びません。そんな悪習慣を身につけさせないために計算ミスこそ非常に悔しいものだと実感してほしいと思います。

これは小4でも同様でまとめテストをしましたが、難易度の高くないものでもノーミスが少なく全員が居残りとなりました。ミスをたくさんするとペナルティがある、だから絶対合格したい。そう思うのが子どもだと思います。他塾チラシで相変わらず自覚を促すだけのものを見て強くそう思いました。自考力とは基礎があって初めて成り立つものです。基礎がない状態で自覚と自主性のみで勉強できる子はトップの中でもほんの一握りです。教育や躾を放棄してコーチング理論を振りかざす教育現場を知らない人の意見に辟易とさせられます。愚痴が長引きましたが、小学生でも中学生でも何がダメがきちんと指摘し、できたときに褒めるのが正しい教育だと思っています。

卒業生ですらESや小論文にダメだしをすると久しぶりにストレートな物言いをされてへこみます。私も久しぶりに訪ねてくれた子にそんなことを言うのは心苦しいです。人間性を否定されたように感じてほしくないと思いつつ、100人いても選ばれる書き方になってほしいという思いから何度も書き直しや推敲を求めます。ようやく良いものを書けるようになったとき、非常に強い達成感で嬉しさを表現してくれ、私も伝えて良かったと思います。結果、内定や合格をもらえるわけです。

それを「自主性を尊重する」「自分で考えることが大切だ」を拡大解釈し、できる子だけを伸ばして手助けをすれば伸びる子にはしないで能力を埋もれさせているという強い憤りがあります。

おっと、話がずいぶんそれました。小5は新入生が多くまだまだ躾期間が終わりません。宿題がルーズなのは、この学年だけになりました。宿題をやってこなかった子で、私が一番危機感を覚えるのが「うそつく」「だます」ことをするケースです。「やったけど忘れた」などですね。小学生なら全力で注意します。うそを知った「先生」がそれをスルーすると子どもはうそをつくことで誤魔化せて良かった、と癖になるわけです。だから、宿題忘れ以上にうそをついたことに対して厳しく注意します。素直に申告して注意されればいいのです。自分の子がうそを平気でつくようになったら絶対嫌ですよね。

長引いたので中学生は明日にまとめて書きます。