2016年5月31日火曜日

チラシ~激辛注意~

今日はチラシを新聞折込で出しました。他塾チラシを見てずっと怒りで、もやもやがあるので書き逃げします。怒りは2点。

1.今年度から変わった入試のことを触れていましたが、現状とズレていて本当は問題研究をしていない結果、大量の不合格者を個人塾で出しているのに合格者自慢ができること。

大阪府のシステムはここ数年めまぐるしく変わっています。それに全くついていかず、以前もチラシでも的外れなことを書いていて苦笑していました。個人塾は子どもたちや保護者の方が距離的に近いです。不合格者がいれば、例え合格者の数値が良くても積極的に載せようと思いません。その文言を見た卒業生やその保護者の方の顔を思い浮かべると胸が締め付けられます。なぜ同じ立場の人がそうならないのか私には理解できません。普段から親密さアピールをしているのが非常に偽善者くさくて、業界が怪しく感じられてしまいます。また、不合格者がいることを重く受け止めたうえで、問題研究をしていないなら今後も不合格者は増えるでしょう。それでも母体数が増えると合格実績は見栄えが良くなります。それでもチラシで自慢できるのは強心臓なのか感受性レーダーが鈍いのか。

2.相変わらず極一部のトップ層にだけ有効なコーチング理論を堂々と振りかざす学校や塾

何度も何度も書いていますが、中学生以下はもちろん、高校生ですら基礎固めの時期だと思います。それを推定1%程度の別次元スペックを持っている人にだけ有効な理論で東大京大合格を自慢げにアピールしています。そんなことが有効なのは偏差値70レベルを裕に超える子だけです。
ほとんど全員がそのレベルに至っていないのです。一人のハイレベルな子を出すのに何十人見捨てた子がいるのでしょうか。みんなで教え合う、考え合うは教えてもらえなかった子にしてみれば放置プレー以外のなにものでもありません。

ウチは非常にアナログな塾です。全員の個性を把握し個人を見ています。そして、その子に最も有効的だと思う勉強を指導します。だから大人数を見れると思いませんし、大きくしようとも思いません。子どもの気持ちやその日その日の状況をマニュアル化して均一の指導ができるわけないです。私は学習塾業界にいますが、この業界やそれに携わる大半の業者が嫌いです。子どもを相手にしている間は正面から向き合い、偽善者になりたくないです。