2016年8月8日月曜日

理想と現実

最近のブログは足立と共に辛口で、ワンセのレベルが低下しているのではなちかというご心配の声もいただきました。今年も塾全体としてのレベルは全生徒平均なら大手塾にも負けない、勝たせないという強い思いはあります。それ以上にみんなへの期待が上昇してきるのです。例えば足立は五木の模試で英語満点取っても英語力ないと言います。事実、高校生になってから伸び悩みました。模試の結果以上に個々を見ている自信があるのです。一回限りのペーパー試験以上にみんなの答案用紙を見てきた積み重ねです。

開講から15年が過ぎ、大手前などの文理学科を基準にできる、できないを判断するようになりました。換言すれば私の望みの基準は大手前レベルにあるわけです。決して白昼夢ではありません。昨年の受験生全員の公立国語の平均点は86%です。かつ最低点が76%でほぼ全員大手前合格基準点をクリアしています。でも、彼らが国語力があったとは今でも思いません。入試で取れるコツを覚えこませただけです。過去問の解き始めはひどい点ですが、逆算して入試までに仕上げるのです。

根っからの心配性な私は悪いところばかり気になります。現高1の子たちは学年トップ経験者がいないのにダントツでクラス平均歴代最強。また同じ問題をしたときの結果も高確率で過去最高を誰かが更新しました。そして今年の中3は現高1の子たちに勝る子が2人います。やはり歴代のテスト最高点を塗り替えています。

つまり毎年ブラッシュアップして個々の力が上がっていくと同時に理想が高くなっています。国語なら早稲田大学の入試問題の国語でほぼ満点。国家総合の国語系の問題や小論文が完璧な子でも読解力があるとは言いません。ただし、読解力が秀でていないのにトップレベルの点数を取れるのは間違いなく努力の結果です。

高校のみならず就職活動を見据えた進路指導をしているつもりです。だから高校生でモチベーションを下げない子たちを見て非常に嬉しく見守っています。

そんな熱い熱い思いと期待を抱いている卒業生たち。在塾生たちにはもちろん同じ思いでいます。最近、あまり褒める機会がないのは相変わらず心配性な性質の私がごく一部の不勉強やほんの少しモチベーションが下がった子が非常に気になるので本音をつらつら書いた結果です。私が普段から、基本基本と言っていることを着実にこなせば定期テストで90点以上レベルになります。目が肥えて理想が高くなりましたが、例年応えてくれる現実があるので期待が下がることはありません。