2016年12月22日木曜日

今週の出来事~主に受験生~

懇談で「最近塾は平和です」と伝えていたのですが、今週は季節外れの小鳥がさえずる機会が多かったです。みんながちゃんとしてきたので、楽しく平和になると油断する子が現れて、課題や宿題を手抜きして注意されるというお決まりのパターンですね。安定しているのは小3、小5、中2です。逆にその他の学年は少し手抜きを注意されています。

さて、今回は受験生について書こうと思います。今週になり、受験生に辛辣な言葉をかける機会が急増中です。志望校をようやく決定し、実力以上の学校を受験すると言いながら勉強している気配を感じられないことに非常に強い危機感を覚えているからです。

ワンセの目標はもちろん絶対全員合格。ところが、学校の懇談で「受けても大丈夫」という言葉を聞いて合格できると勘違いしている子が多数います。このままだと多数の残念な結果に終わるがでるのではないかと心底不安でしかありません。にも関わらず、平和ボケしてやることをしていないことに強い不満があります。12月の受験直前にこれほど叱咤された学年はありません。公立の過去問にチャレンジして合格点に届いていないことが続いているのにどうして余裕でいられるのでしょう。特に満足な勉強をせずに東相当の進学校に何となくいけると未だに思っている子たち。計算ミスをしても「凡ミスや~」と笑顔で言えることに危機感しか覚えません。

果たして水曜日の過去問結果が現状を暗示しています。一番マシだったのが緑NR、MK横堤MMですが素点で27点。桜宮高校のギリギリ及第点です。換言するとその他の子たちは…公立高校受験予定者の仕上がり具合が非常に気がかりです。

ただ、吉報もあり開明数学で初トップを取った緑NR(ちなみに茨田北KFが2番手)や開明国語では緑HA・Hがトップで8割超え、緑NR、MKも悪くない点数で続いたことです。またお嬢も点数が安定して上昇しています。

去年の受験生を鑑みてもこの時期に点数が上がった子と上がりきらなかった子の大きな差は「浮気」をしたかどうかです。ワンセの補習は愛情でできています。「〇〇をお願いします」と言いに来てオリジナルカリキュラムを考え、伝えたときに最後までやりきったかどうか。例えば英語の何かをお願いしに来たとして、まだ会得してしないのに次のターゲットを見つけて、そちらに気を取られるのが「浮気」です。そういう観点では今年の今福の受験生や諸口で特進数学を希望した人は浮気性でした。私の教科的責任の範囲である受験では困らなくても、高校になってから苦労するのはわかっています。ただ、浮気したのだから愛情は冷めて、そんなプラスアルファのことをしようという気持ちは薄れます。

私はとても心配性なので高校生になってからのことを色々案じます。転ばぬ先の杖をして、時間にゆとりがあるなら個々に合った今後につながる勉強をしてほしいと思いますが、その提案をして浮気されても仕方ないと思います。ただ、受験に直結することで浮気されるとかなり複雑な気持ちになります。どうすれば全員が一糸乱れぬ状態で勉強するのか。永遠の課題です。