2017年3月21日火曜日

最近の出来事

 今年の入試が終了し、卒業旅行も例年のように無事無事故で帰って来れました。業者さんと話していると、卒業旅行についてもっとブログでアピールすればよいのに、とアドバイスいただきました。遊びや楽しいことがメインの塾ではなく、卒業まで頑張ったご褒美のような感覚で卒業旅行を企画していたので思いつきもしませんでした。インスタグラムを早めに覚えようと思います。その折には招待された人だけが見れるようにする予定です。新社会人になる22歳以下の学年よりデジカメで撮影した思い出集を載せようと思います。ところで、授業は卒業旅行と学年末テストの巡りでしばらく授業をしていないクラスがある状態です。

 まずは金曜日の小4算数。少人数ながらも集団授業形式バリバリでしています。昨年度からの最大の課題はスピード。正答率はさほど悪くないのですが、少し時間への意識が弱く、マイペースが目立っていたのです。でも、新年度になり速くする習慣ができてきました。速いと雑なのは全く違います。速くなったというのは集中力がついたということです。果たして、正答率も上がっています。4年生になり、躾期間が最も早くに終わりそうな学年です。

 対して課題が最も浮き彫りになっているのが新中1。久しぶりに男子が多い学年です。気分はまだまだ小学生で課題に対して認識が甘く、言われたことをこなすことができません。例えば、わからないことがあれば自分でわかるメモをする、前回の授業の内容を復習して授業に臨む。後者は中学生では難しいのでワンセタイムという確認テストを実施しています。ところが、テストのための勉強を全くしてきません。出る問題がわかっているのに何もしてこない、英語の単語テストのための勉強をしてこない。

 中1に限らず、最近驚くのが連絡帳に宿題や持ち物を書かない子がいることです。「Yours Note(連絡帳)出して。宿題は〇〇やから書くように」この指示が守れない、というより聞き逃すのです。そんな単純なことができないのですから、授業中に自分用のメモなどできるわけありません。単純な話なら読み方を知らない漢字があって、読み方を聞いてもメモする習慣がないからまた同じことを聞くのです。こういう基本的なことを見逃して授業だけを進めると「わからない」となるわけです。授業を理解しよう、知識を増やそうという意思がなく、座っているだけの子が急増しているのです。これが本人の自主性を尊重してきた結果でしょう。小中学生が目的意識をもって勉強できるのは中学受験経験者やごく一部の意識のある子たちだけです。様々な意識向上と基本的な学習習慣の定着に時間をかける時期です。