2017年8月31日木曜日

つれづれなるままに~前編~

 久しぶりにつれづれなるままに書きます。酔っ払い宣言をしておきます。

 銀行員で次長という肩書の人と話したときのことです。ワンセの将来性や特徴を聞かれました。ウチの売りは愛情に裏打ちされた厳しさだと思っています。してはいけないことをしたときに親が子どもを叱責するのは当然。私が最近最も叱責したのは、夏休みの学校の宿題を指定日(8月初回の授業)までにせず、塾で宿題をするよう約束していたのに破って、最終的に4連休があったのに全力で遊んで学校の宿題をしていなかったことです。はい、全く塾は関係ありません。でも、学校の宿題という優先順位の高いことを放置し、私との約束を破ったことに対する叱責です。当たり前のことを当たり前にできないことが続けば雷を落とす(今や死語ですね)と言っていますが、有言実行しているだけです。次長にはワンセはサービス業ではなく、教育業として塾をしていることを話しました。

 次に大手前高校の実績を尋ねられときに、私は少々憤慨しました。聞くと子どもを持つ父の立場であるらしい。ウチの合格実績は大手前高校であれ、私立難関校であれ、平均競争率よりは秀でた合格率です。ただ、それを誇りに思うことはありません。だって、不合格なった子がいる事実は消えないからです。100人中98人が合格しても不合格の子や、その保護者の方にとって他人の合格率など極めてどうでもいいことです。私は、志望校の名前を子どもが口にしたら、それを実現できるカリキュラムを考え、実行させます。その旨を伝えると「個々にあった指導をされているのですね」としたり顔でおっしゃいました。

 全然違います。全く違います。果てしなく違います。大切なことなので3回言いました。個々に合った指導なんか意識していません。その子だけを見ているのです。他社との差別化だとか経営戦略とかどうでもいいのです。私を、ワンセを信じて預けていただいたご家庭、私を信じている子どもたちを絶対に裏切ってはいけないのです。最終的に保護者の方が我が子を塾に預けるとき「ウチの子は大丈夫かな」「ちゃんとやっていけるかな」そんな気持ちだと思うのです。そんな話をしても次長にとっての優先順位は「我が子」ではなく「方針」なのです。次長は秀でた立場の人ですが、子の父として、あまりにも子どものことを考えていない仕事一筋な人で、一生私と教育論で交わることができない人だと思いました。

 ワンセは入塾テストがありません。でも、地元でトップクラスの成績を修めています。トップ占有率と学校平均、テスト上昇率で他塾に負けるつもりはありません。これは子どもたちの努力の賜物です。今時、しつけにうるさいです。モラル・マナーにも口を挟みます。一時的に煙たがられることもあります。だからといってご機嫌取りをするつもりはありません。「テストで100点取れても挨拶できない子は絶対ダメ」と口癖のように言っていますが本音です。勉強だけできれば良い、という勉強マシーンを創るつもりはありません。そんなことを入塾説明するのですが、ワンセは厳しいという噂(真実ですが)はある程度周知の事実で、その結果、良い子たちに恵まれ、他塾の講師に羨ましがられる授業ができています。

後編へ続く