2017年10月8日日曜日

10/8の出来事

 本日、5代目卒業生で高校大学7年間スタッフとして力を貸してくれた西村栄美が北野栄美となるという非常におめでたい挙式に招待され、足立と参列してきました。小6から11年になる縁で、大学の教授よりも席順を前にしていただくほどの配慮に目頭が熱くなりました。過日、他の卒業生にスピーチを頼まれたときもノーベル賞を出すほどの大学の学科に所属しながら私を恩師として招いてくれたことと重なりました。同時に涙腺の緩みを感じます。挙式で涙が流れたのは初めてです。

 思春期で、反抗期で、手を焼かれながら親御様より深夜にご相談のメールをいただいたことも何度かありました。そんな全てに全力の彼女の思い出に今宵だけは浸ってお祝いに代えたいと思います。

 緑中で吹奏楽部の部長を務めていた彼女はクラブも全力投球。歴代で最もヘロヘロな状態で授業に参加していました。そして近畿大学附属高校から関学、社会人になったわけです。

 高校生の事務仕事ぶりを形容するなら大胆であるということ。要約すると雑ということですね。それでも式前の待合室で現在の彼女の仕事ぶりを上司の方々に聞くと、大胆にして繊細、前向きでチームを引っ張っていく、時期社長候補筆頭etc…大手の製薬会社で社交辞令であることを差し引いても非常に嬉しく思いました。ワンセでお預かりしたスタッフは大学を卒業して社会人として活躍するときに恥をかかないよう色々仕込むことを心掛けています。

 ここに至るまでの道のりのいくつかは知っています。順風満帆ではなく、笑顔と涙の多い人生でした。流した涙は彼女の本気度が伺えます。高校の先生には小テストが満点ではなく悔し涙を流したほどの真面目さ、と紹介されていました。彼女が褒められると嬉しく、気恥ずかしく感じます。一番最後の挨拶では新郎に「ふつつかですがよろしくお願いします」と冗談めかして言いました。ワンセで長年活躍してくれた女性スタッフには異口同音に「私より大切にしてくれる人を見つけて(結婚して)ね」と言っています。「無理です」「いません」という返事ばかりですが、栄美は私よりずっとずっと大切にしてくれる伴侶が見つかったのだと感慨に耽っています。