2019年12月31日火曜日

今年の出来事

 今年度、私立・公立含め受験生全員が無事に合格してきてくれました。また、特待生になった子が約半数、更には入学式で名誉ある(一般的に学年トップで入試合格が多い)入学生代表に天王寺高校含む全4校で選抜されました。卒業生がさほどいない中でのみんなの頑張りを心より嬉しく思います。

 恒例の卒業旅行は、貸切夜行バスでオフィシャルホテルに宿泊する3泊4日のディズニーランド&ディズニーシー、そして富士急ハイランドへ行きました。秋の遠足は最も遠方である名古屋港水族館に行きました。実は来年の創立20年にあたり、名古屋港水族館を貸し切ろうかと思っていたのですが、今年行ったのでなくなりました。ひらパーや海遊館を貸し切って関係者全員を無料招待いしようかと思っています。本命は決まっていますが、確定するまでこちらには書きませんので悪しからず…

 今年は中学受験生がいるため、精神的な疲労度が2倍以上あります。ただ、中学組も順調に出来ることを増やし、私立中学の志望校過去問では合格率8割を超えています。難関といわれる学校でも志望校の名前を出していただいたら合格に導くのがワンセ。特徴はご家庭の過度な負担がないことですね。テレビで見るような鉢巻締めてエイエイオー!という雰囲気はなく楽しく集中して合格への道筋を見つけています。他の中受のご家庭と雰囲気が異なっていると思います。楽しく学力アップできるのが良いですね。中受は少ないですが、100%合格、不合格なしという結果は誇りに思っています。今年も全員合格目指して最後のスパート中です。

 中3の受験生は12月に入り、少し渇を入れられた子が数名。ワンセに在籍し、志望校の名前を出せば合格できると思っているならそれは違います。偏差値10上の学校に行きたいならそれに見合うカリキュラムを提示します。それをこなせないなら本気で受験したい子に失礼だから自粛して欲しいと思っています。いつも辛口なことを書くことが多いですが、親心ってそんなものではないでしょうか。頑張っている子を見ると嬉しく感じる反面、期待値が高まる。でも、親が期待しないと子どもは伸びない気がします。その期待を口にするのかどうかはご家庭次第ですが。そんな彼らは通知表オール5取得率8割という数値。みんなの頑張りが本当に嬉しい。それでも。まだまだできると、上しか見ていませんのでかける言葉は辛口です。

 各学年、様々なことがあるのですが詳細がまた後日書きます。今まで考えていた中で来年度から
実施するのがエンドレス改革。机に向かっているだけで勉強した気になっていませんか。本当に要領の良い。自分の役に立つ勉強をしていますか。高校生になったとき、自分のペースや勉強方法を見つけるために、自分で考えることを増やして欲しいです。

 ところで、過日行ったエッグミーティングでは宿題・課題を直前にならないとできない子たちの意見として「怒られたら怖いからする(だから怒って欲しい)」「自分の意思だけでは予めできないから提出日前に少しずつやって先生に見せに行く」という他力本願な意見が多かったのも衝撃的。それでも完全に勉強に対して後ろ向きな子がいなかったので良しとすべきかもしれません。

 時代の流れはAIやコーチング理論。それでも旧式やアナログの良いところをいかしつつ、新しいことにもチャレンジしていかなくてはいけないと強く感じています。とりとめがなくなってしまうので、今年はこの辺で…では皆様良いお年をお迎えください。

 

 

2019年12月27日金曜日

最近の出来事

 既に冬期講習会も半分を過ぎようとしています。同業者の意見を聞くたび、システム化されたカリキュラムに感心します。例えば、教科毎の年間進度など絶対に作成できません。2週間後の授業内容すら詳細は決めていません。みんなの手応えを見ながら決めているからです。ITC化の一環として私や足立の授業をリアルタイムで別教室に映像で流したり、録画して欠席者に見せたりすることも考えました。どう考えても現実的ではありません。ウチの授業の特徴の一つは緊張(勉強への集中)と緩和(お笑い)にあります。特に最近、中学生は顔を上げているだけで話を聞いていない子が急増中。聞いていない子を名指しし、先生はわかっているのだぞ、ということを伝えるのも必要です。授業を聞いていも理解できないのではなく、聞いていないから何を言っているのかわからなくなるのです。それを気にせず、大学や予備校のように話を聞く子だけ相手に授業したら楽ですね。時代がどれだけ合理化に進もうとも、一人ひとりに合った指導をするにはアナログが必要です。そのためにAIを活用するというプランもありますが、職人である「先生の目」がコンピューターに負けるなら廃業したほうが良いとさえ思います。一般企業では、出社した社員の表情をAIが読み、面談の必要のある人を教えてくれるらしいです。そんなシステムではなく「情」で動く会社であり続けたいです。

 さて、授業。小4は体調不良が続出。大量の冬休みの宿題を先週に伝えておいて良かったです。平常授業では「標準新演習」「ウィンパス」を併用しています。週1回の授業で両方を消化しているのは驚異的な量だと思います。その2冊で今までに習った問題の未消化部分の8割を宿題にしました。その丸付けと解説を木曜日にしたのですが「平行と垂直」など怪しい単元がちらほらありました。宿題としては不正解が多くても、解説して類似問題を演習するとほぼ全員がほとんど正解していました。復習することの大切さを改めて実感。MKが順調にできる問題を増やしています。

 小5算数も小4と全く同じ形で復習をしています。少し基本の定着が怪しいので1月までに基本の確認と計算の徹底を強化していこうと思います。新入生が多いので、途中式の立て方や書き方を気にするように促していきます。小6は長文読解を増やしています。やや難関レベルの中学受験でも通用するものを演習させているのは、昨今の読解力低下を非常に危惧しているからです。今後も長文読解と記述に力を入れていきます。

 中1数学は資料やグラフについて導入。累積度数や累積相対度数など数回演習したら簡単にできる単元です。学校ではさらっと流されることも多いのですが、入試の出題率が急上昇中なのでしっかりと全員の完全理解を図っています。同時に計算特訓中です。文章題ばかりしていたせいで計算が非常におろそか、というか適当になっている子が若干います。計算ルールだけは徹底しどんな問題でも間違えない習慣が必要です。

 中2全員数学は確率の導入。数学センスがある子は残念ながら1人もいないので努力でクリアできるようにしていきます。特進では緑T・HAが少し光るものを見せ始めています。緑KHは歯をくしばってついてこようとするときとそうでないときの差が顕著なので、モチベーションを高めで安定させてほしいところです。

 中3はやる気満々組とそうでない子の差が激しいです。ちなみに横堤OSと緑SSが頭一つ抜き出し始めています。ここにきてミスの多さや読解力不足で伸び悩みが生じている子がいるのが少々残念。ただ、緑YAが初トップ賞になったり緑YYがようやく数学の過去問で満点を取れたり、プラス材料もあります。そういえば通知表オール5が8割いたのはビックリの快挙。非常に喜ばしいことです。

2019年12月18日水曜日

最近の出来事

 もうすぐクリスマスですね。恒例のクリスマスくじの当選者発表がありました。豪華なお菓子セットと巨大ぬいぐるみは2本ずつで、それぞれ小中学生に一本ずつ当たりました。次は年賀状でお正月プレゼントがあります。こちらも足立が、ねずみ年にちなんだ日本で一番有名なネズミの等身大ぬいぐるみをプレゼントしようか、と太っ腹なことを申していました。

 さて、月曜日は小5算数。毎週のように体験の子が来ている学年です。その度、既存生の進化・成長を嬉しく感じます。NMが努力で出来ることを増やした1年間でした。MTも同様です。中学受験の私立組は過去問で開明にチャレンジ。無事、2人とも合格最低点はクリア。上位クラスの合格点を安定して超えられるよう最終調整をしていきます。どんなにミスをしても他教科で補えるよう追い込みです。

 中1数学は特進と標準に分けました。立体について授業していますが、正直非常に難しい単元です。立体の切り口を想像できる子は中1では少数派だと思います。私は中1のときにできませんでした。意外だったのは授業後に数名が残って宿題の「立体の組み立て・切り口」を考える問題をしていたこと。かつ、わからなかった問題を聞きに来たこと。女子はこの手の問題が嫌いなケースが多いのに珍しいです。

 中2数学も特進と標準に分けています。こちらは面積比をしており、高校受験の難問の中では基本にあたるものです。例年は中3になってからしていましたが、受験生になってから楽になれるよう今から頭をフル回転させてもらっています。残念なことに考えることを諦めた上に復習をしてこなかった子が若干名いました。復習する気がない子は特進ではやっていけません。標準では一次関数の復習。こちらは応用に手をつけています。来年できないと絶対に困る単元です。

 中3数学では男子が上昇中。緑SSMR横堤OSが過去最高に迫る勢いで結果を出しています。社会でも菫SS、緑MR、横堤YYが良い仕上がり具合。ただ、国語では残念な結果が続いています。空気が読めない子が多い(?)このクラスは登場人物の心情理解は程遠いです。LINE偏差値や恋愛偏差値も勉強偏差値と反比例しているといつも嘆いています。通知表5教科オール5を15人(懇談終了した子たち)13人というのは真面目な頑張りの賜物です。9教科オール5もその半数ほどいました。公立受験組には心強いですね。8割以上が私立専願ですが…

2019年12月14日土曜日

最近の出来事

 懇談会がほぼ終わり、冬期講習会に向けてバタバタです。ところで、創立20年目を向かえますが、全く実感がないです。先日、卒業生にふと言われたのが「今福鶴見駅近辺(鶴見側)でミスドの次に古いのがワンセ」と言われ少し感慨深かったです。20年の感謝の気持ちを込めてイベントを考えていますが、「コト消費」時代に合わせたものを企画しています。現在進行中なので詳しく書けませんが、決まり次第報告します。どこにも真似できないような楽しい思い出に残るものを検討中です。
 
 期末テストの結果は学年毎にコメントが全く異なるのと時期を逃したので割愛。中学生でワンセの今後を考える「egg meeting」を実施しました。議題は4つ「小テストの在り方」「再テスト・ペナルティの在り方」「endlessの在り方」「提出物を期日までにきっちりと仕上げるためには」です。
 
 前提としてendlessの全員強制参加は止めます。惰性で提出物だけやり、12時間座って手を動かしただけで達成感を覚える子も残念ながらいます。テストの点数を全員上げるためには意識改革が必要です。ある程度やらせる勉強では400点で頭打ちします。450点を安定して取らせるためには自分で考えることが必須。更に実力をつけるためには忘れない努力と詰め込みからの脱却、アウトプットが重要。ただ、400点未満だともちろん400点を取ってもらわないといけません。

 ウチの方針として「放置だけはしない」というのがありますので、全員の底上げが一番のポイント。まず400点未到達は提出物に追われる傾向があるのでゆとりをもってテスト前に仕上げる。450点を目指す子は与えられる勉強から自分と向き合って取捨選択することを出来るようにするため、色々考えるところから始めてもらいます。

 金曜日に締め切られたクリスマスくじの抽選を始めています。龍神賞は小中学生で1本ずつ当選者が出ました。発表は来週月曜日に一斉に張り出す予定です。足立賞も小中学生に一本ずつ出たようです。当選した人は当日持って帰るのがさぞ大変でしょう…もしかしたら親御様にSOSを出してくるかもしれません。

 おや、今回も授業の様子が…来週から少しずつがご報告します!

2019年12月8日日曜日

今後

 かなりご無沙汰しております。懇談会が土曜日にほぼ終わりました。これからは中学受験と高校受験の子たちのラストスパートです。今年は珍しく志望王が確定していない子が若干名います。それでも結論が出る日は近いので案じていません。

 おかげさまで来年で20年目を迎えるOneSelf。感謝の気持ちをイベントにして色々企画しています。「モノ消費」から「コト消費」へ変わっている令和時代。モノより思い出、ということなのでしょう。いくつかのイベントを考える中で貸切ができるものを中心に考えています。USJやディズニーを真っ先に思いつきましたが、家一軒建つほどの予算に轟沈。懇談会ではその他は現在交渉中です。次回の夏の懇談会までには何らかの決定事項をご報告できるようにしたいと思います。

 今回の懇談会ではendlessの方向性や、自分と向き合うことについて話しました。やらされている勉強では400点は取れても安定して450点取るのは難しいです。また、高校生になってからの伸びにも関係します。全員の底上げのために勉強時間と場所を管理しながら提供していますが、課題を終わらせるだけで勉強している気分になっている子がいるという現状もあります。効果的な勉強方法を模索するところから始めなくては次のステップは見えません。

 懇談会を通じて毎回保護者の方の子どもたちへの愛情や期待をひしひしと感じます。それを糧に全員の成績をしっかりと引っ張っていかなくてはいけないと思います。

 次回からは授業の近況報告をしていきます。

2019年11月25日月曜日

endless

 週末はendless。今週はテストも近いので中1中2は解説中心。社会はやっている子とそうでない子の差が激しかったです。ところで痛感したのは中3の主体性とその他学年の違い。例えば、中1中2は漢字テストでもテストや再テストまで準備して管理しないと勉強しませんが、中3はこちらで用意しなくて勝手に自分で管理して覚えています。やらされている勉強の子が中1中2では1割強いて、その子たちをどう引っ張っていくのかが大きな課題。同時にこちらの限りある時間やパワーをどう使っていくのかも頭を痛めている課題です。中3はある時期まで全員を引っ張るため、叱咤激励しています。ただ、夏から秋以降は叱って引っ張るには遅くなり、声掛けはするものの力技ではありません。

 ただ、時代を考えて怖い塾ではいけません。厳しい塾ではあり続けます。管理や躾を大切にしつつ、主体性を持った人に育てる。これを全員にできるようにするには…大切なのは例外を出さないこと。「よその子には良かったけどウチの子には…」そんな意見を聞かないよう尽力します。

 懇談会を控えて来年度からの方針をまとめないといけません。現時点ではendlessは何らかの改定をする方向で検討中ですが、廃止はありません。真面目に自習できない人、課題を自己管理できない人に全力で対応してきたこれまでから方向転換の必要性も感じています。その時間の遣い方も塾の課題です。また、中1、中2は完全に数学のクラスは分けたいと思っています。90点以上が目安になるでしょう。

 創立20周年なのでどのようなイベントをするのかも思案中です。感謝の気持ちを込めてみんなで楽しめるものがいいなと思っています。

2019年11月21日木曜日

11/20(水)21(木)の出来事&続・コーチング理論

 先日、コーチング理論について否定的な意見を述べました。ただ、全てを否定しているわけではありません。基本を知らず、知識の不十分な子に「自分で解決法を考えろ」というのが無謀だと思うわけです。自考力を掲げている塾が質問しに来た生徒に「自分で考えろ」しか言わないのは、もはやネタ扱いされていますが、真実です。

 例えば、三角形の面積の公式すら覚えていない子に等積変形や多角形の中に三角形がいくつ入るかなど想像できません。そんな基本を全て無視し、知らないことを自己責任という名で片付けるのは教育ではないと思うのです。
 
 アクティブラーニングはコーチング理論と似た発想です。端的に言うと「教え合う」ことです。ここ数年、数学の発展問題では丁寧すぎる解説は控えています。クラスの一部の子がその解説についてこれなくとも、授業後にクラスメイトに教えてもらったり、懇切丁寧な書き込みをしたプリントを配布し、自分で考えることを促しています。数年前よりも数学的センスを磨いている子が増えている実感があります。

 逆に学校のテストだけではどこからわからなくなっているのか分かりにくいです。数学で70点以上を安定して取れても基本的な分数計算のルールを理解していない子は多いです。また、中1や英語90点弱、中2で80点前後だとbe動詞の理解を出来ていない子の方が圧倒的に多いです。そんなうろ覚えで「思考力を養う」といっても絵に描いた餅。まずは基本の徹底ができてからと思います。

 ワンセではアクティブラーニングと詰め込み教育の融合が理想だと思っています。持論として、暗記のための脳は鍛えれば鍛えるほど速く正確になります。暗記の苦手な子は努力をせずに「暗記は苦手」と言って避けていくので、一生暗記が苦手になります。わかりやすいのは筋肉で鍛えるほど目に見えてムキムキになります。暗記脳も目に見えない筋肉のようなもの。だからこそ鍛えなくてはいけません。詰め込み教育のみはダメですが、「アクティブラーニングは善」「詰め込み教育は悪」と白黒つけるのは違うと思います。

 さて、授業の出来事は小学生から。4年生は小数の割り算で余りのある問題の導入。小数点の位置がポイントになるのですが、比較的あっさりクリア。ところで、NKはわかる問題でも自信がないとなかなか挙手してくれないのが玉に瑕。もったいないです。MKは良いペースで出来る問題を増やしています。HUは定着した問題の正答率が高い、つまりミスが少ないです。ISはできる問題がどんどん増えており、今後の伸びが楽しみです。

 中学受験組は面接対策でONが苦戦しています。子どもは理論立てて相手のわかりやすいように話す習慣がありません。自己申告書と併せてトップレベルの仕上がりになるまで妥協しません。TEは算数が安定して高得点を取れるようになっています。あとは理科社会ですね。HFは算数国語が順調に仕上がり、理科社会も順調に伸びています。全員しっかりラストスパートです。中学受験組は全員合格、不合格者なしを継続させねば!

 中1、中2は共に学校の社会のテスト対策で中学校毎で異なるプリントを仕上げている最中です。去年までは解説中心にしていましたが、今年は確認テストを中心にしています。その方がクラス平均点が上がっているのは、一講師として寂しいですが現実です。突き詰めると、社会の苦手な子たちの成績がじわりと上がりクラス平均を押し上げています。

 中2数学で過去問チャレンジし、トップは緑T・HAがトップ。欲を言えばもう少し点数が欲しかったですが、悪くない結果。発想では緑HKに光るものがあります。難問は解説する前に「難しいから途中で解説についてこれなくても気にしなくて良い」宣言をしています。それを聞いてギアを上げて話を聞いている緑UTの今後が楽しみになりました。これからは発展問題にも力を入れて解説しいこうと思います。

2019年11月19日火曜日

11/19(火)の出来事~読売新聞に思う~

 本日の読売新聞の夕刊に『塾「教える」から「支える」へ』というタイトルの記事を見ました。映像授業を見て自分で学習し助言するのが先生の仕事らしい。その塾を否定する気は全くありません。でも、小中学生にコーチング理論は絵に描いた餅だと思うのです。小中学生のお子さまをお持ちの親御様は我が子が課題だけ与えれば自分で試行錯誤し、知見を深めるための教材を探し、様々な取捨選択をして、至らぬ部分は積極的に解決できると思いますか。それが答えです。

 昨日は中2で注意していましたが、子どもはまず復習しません。また、集中して本気で話を聞くことは受験生学年以外ではなかなか難しい。定着するための勉強や小テストの暗記、問題演習などはこちらが本気で「手抜きを許さない」という姿勢を見せないと楽をします。いくら「自分のために勉強しよう」と呼びかけても本当に心に響くのは一割もいないです。ただ、1割未満でも何度も話せば少しずつ増えると信じて話かけも継続しています。

 子どもは大人の「本気」を探ります。親は自分(子ども)に本気で体当たりしてくれるからワガママも口論もできます。何をやっても(言っても)自分を見てくれる、そこから絆で結ばれた家族が成立しているのでしょう。自分に本気になってくれない人の言うことを聞き続けるわけありません。AIは極めて優秀ですが私が生きている間に人間より優秀な「感情」を持つことはできないでしょう。

 ちなみに車のディーラーの方に「自動運転にしていると高速道路は楽だし燃費も良い」と言われたことがあります。阪神高速の環状線で自動運転と自分の運転で燃費を比較しましたが、自動運転には負けません。コンピュータが認知するよりほんのわずかに速くブレーキやアクセル操作できるかどうか。初心者には無理でも常に意識しているドライバーには易いことです。

 同様にAIが選んだ問題集は学生の家庭教師や個別の先生には助かりますが、本当に子ども一人ひとり見ている塾には不満なものでしかありません。子どもはコンピュータと違って、脳の成長速度や理解度、そのときの感情も存在するからです。コンピュータに頼ることは先生の力量は低下の一途になるということ。

 熱くなったところで今日の出来事。まずは中3社会は希望者と関大北陽過去問。緑YYは人名を聞かれているのに「厳島神社」を連発。人の名前を聞かれて厳島神社とは、よほど好きなのでしょう。

 中1数学は宿題の解説に1時間を費やしました。比例・反比例の応用問題で入試必須なのでしっかり解説。ゲストの子がおり、久しぶりに自己紹介などワンセネタ満載でした。その後の数学過去問では緑HANKがトップタイですが、やや物足りない点数。それでも本番までに仕上げてくれるに違いありません。

2019年11月18日月曜日

11/18(月)の出来事

 珍しく今日の出来事。新しい家族であるトイプードルが7か月になりました。1日35gしか食べないので、如何に大きくするのか日々葛藤中です。ちなみに一口で一粒しか食べられません…散歩すると気持ちよく寝るので深夜と朝に行っています。深夜の野球グランドを独占し、全力疾走していますが、ワンコに負けるとショックなので自分を鍛えらえて良いです。

 さて、到着後チラシ原稿の校正。チラシの目的はウチの子自慢。みんなの普段の頑張りをアピールすることです。生徒募集のフレーズはほとんどなく、点数や合格実績など結果が中心。いつまでも結果を掲載できる塾でありたいと思っています。

 小5算数は台形やひし形など特殊な四角形の応用問題からの百分率の導入。歩合や割合を来週・再来週で終わらせる予定です。授業ではNYが毎回頑張って宿題を解いてきています。その結果、文章題の考え方ができつつあります。MTはゆっくりながらもできることが増えています。

 その後、中3特進数学は大和田の過去問チャレンジ。最近横堤OSが急上昇。出来る問題が増え、ミスが減っています。公立ならC問題も解けそうな勢い。緑SS同様、閃きではなくデータの蓄積で解いています。オーソドックスでミスが比較的少なくできることが増えているのが菫NM。閃きがピカイチなのが緑YYIA。最近最も伸びている鯰江OMで、伸びしろしかないので高校進学後が楽しみです。
 
 中2テスト対策の数学では緑OMがようやくぎりぎり及第点。図形の問題がわかっているようです。これができるかどうかで進学校の数学についていけるかどうかが決まる、というほどの単元です。数学は上から下まで底上げをしてくと強く決めました。

最近の色々

 1週間空いてしまってい申し訳ありません。現在クリスマスくじゲットの機会を各学年で熾烈な(?)争いがあります。龍神賞・足立賞を筆頭に各講師の名を冠にした商品が当たります。当選本数は生徒数の3割少しを目処に用意していますので、3人に1人は何かもらえる計算です。重複当選があるので、実際には3人に1人商品を持って帰ることはできませんが、例年少数しかくじを持っていない子が豪華商品をゲットしています。

 小学生は中学生に比べて通塾日数が半分以下なので、くじをもらえる機会も少なくなりがちです。できるだけ毎回の授業で多くのくじを上げようと思っていますが、偏りは発生します。4年生は文章題を解けたり、計算問題を5問前後連続で正解するともらえます。授業では小学生共通で計算特訓の必要性を感じています。今年は例年よりも計算問題を解く機会が減っているので今後精度を上げていかなくてはいけません。

 ー閑話休題ー

 師走を控えて来年度の体制について考えなくてはいけない時期になっています。また、受験生の追い込みでもあり、中受もいるので事務所で座っていても頭の中は数字のことばかり。五ツ木や定期テスト・実力テストの数値をにらめっこしていると1時間ぐらい経っていることもしばしばあります。授業以外では考える仕事が多く、椅子に座ってフリーズしていることが珍しくありません。まずは志望校合格に向けて問題の取捨選択。現状を見て何が効果的か、そうでなくても今後役立つのかを勘案しつつみんなと相談。中1、2はテストに向けてはっぱをかけると同時に目を光らせないと手抜きする子を管理。

 全員を引っ張っていくのは本当にパワーが要ります。やる気がある子だけとか、テストで選抜すればもう少し楽になるのかもしれません。でも、ワンセを、私を頼って来ていただいたならば全力で応えなくてはいけないと思います。全員の成績をしっかりと上げて、全員合格に導くには…そして勉強も心の成長もするには…そんな答えのないことを考え始めるとモヤモヤが消えなくなることを繰り返しています。

 取り留めもなく書いてしましましたが、その他書きたいことはたくさんあるので、次回は授業の様子をアップします。

 
 

2019年11月9日土曜日

最近の出来事

 ご無沙汰しております。中3の懇談会が終わり、ようやく志望校が決定しつつあります。それでも例年より全員決定まで時間がかかっており今月末に最終決定しそう。女子は将来の仕事や高卒後の進路について考えている子が多く、アドバイスしやすいです。大学進学希望がほぼ全員なので国公立大学・関関同立に行くための近道となるような高校選びをして欲しいと思い、様々な提案をしています。ワンセには高校生部門がないので高校選びはとても慎重です。

 そんな中3は緑MRが出来ることを増やし続けています。全体的に上がっている感じです。緑SSも同様ですが、ミスの少なさが良いですね。緑IAは部活がようやく落ち着き勉強に集中できる状態。結果、一時期差をつけられていた数学が悪くない状態。ただ、今年度の中3は計算ミスが非常に多く、解ける問題で失点が多すぎるのが気がかりです。数学では緑YYも正常進化中。国語では緑YRが安定し始めています。それでも国語は問題の相性によって随分点数のバラツキが出るので他教科でも高め安定してほしいところ。社会は変わらずSS。地理では横堤YYも雑学に長けています。

 中1、中2は数学をレギュラーで受け持つようになりました。2学期中間テストにおけるミスの多さは過去ワーストレベル。宿題はやっているものの見直しや公式の確認・定着が怪しいところ。両学年とも、これから応用問題になり入試に出題される単元なのでしっかりと鍛えていこうと思います。

 ところで、昨年まで仕事におけるストレスの大半は「全員にきちんと宿題をさせられないこと」でした。今年は望むレベルがアップしていて「前回の授業で教えた基本的な公式ぐらいは定着させられるような復習を家でしてくること」「課題(小テスト)に向けて全員満点取れる勉強をしてくること」です。それができないと嘆いてはいるものの、その愚痴を同業の友人に漏らしたことろ「贅沢な悩み」と一蹴されました。それができたらみんなみんな400点以上取れると言われたところで現実を考えました。2学期中間テストで300点未満は一人。400点未満の子は少ないです。平均点は400点を超えるのが当たり前になってから、学校平均点以下はほとんど見かけません。まぁこれだけの良質の勉強を時間かけてしているのですから、当然かもしれません。

 それでも気になるのは1%の300点未満。どうすれば次回のテストで大幅に上げられるのか。もちろん、全員の自己ベスト更新が何よりの目標でもあります。ずーっとそんなことばかり考えて19年経ちました。10年ほど前は全生徒平均で140点upという時もありましたが、素点が上がり続けても私の欲求は変わっていなかったようです。入塾テストで選抜せずに子どもたちの頑張りでここまでこれたのだと実感したのと同時に、満足せず上を目指そうと気合を入れ直しています。

 

2019年11月1日金曜日

最近の出来事

 まずは昨日(10/30)撮影した英語満点賞。受賞者は左のNMなのに右のTHがどうしても写真に撮られたいとプレゼンターとして活躍(?)

 最近の出来事を学年毎につらつらと書きます。小4算数は快調に進み面積の導入をしました。まずは簡単な長方形と正方形の面積の求め方をしました。これは難なくクリア。ただ、定番の1㎡=10000㎠がなかなかイメージできる子がいません。これは意外と手こずる単元です。それでも手の怪我がようやく癒えたISが良い感じでクリア。短期間でずいぶん理解力が上昇しました。クリスマスくじも大量ゲットです。

 小5の算数は台形の面積の求め方までしました。公式を覚えるだけなので、あっさりクリアしてほしい単元。ただ来週の月曜日が祝日で授業がありません。しっかり覚えてくれているかどうかがポイントですね。クラス全体として基本に忠実な問題はできるのですが、文章題や応用問題になると少し頭を抱える子もいます。

 小6は大和田のプレテストが返ってきました。トップはHFで順当。非中学受験組のMHの国語。SSの算数がかなり好結果で素晴らしかったです。次回は11月4日に常翔啓光学園中学に参加しに行きますので、是非キープしてください。

 今週末から中3のみ懇談会が始まります。そのために中3の子たちとは毎日のように志望校について話しています。今年は専願率が高そうで9割を超えるかもしれません。これは過去最高です。私立でも公立でも志望校に全員合格してもらうのが毎年最大の目標。昨年度は私立高校で廻し合格すらないパーフェクトで、入学式で名誉ある入学式で学年代表に選ばれた子も4人に今年もしっかり続いてもらわなくてはいけません。全生徒平均も過去トップクラス。年々レベルが上がり続けています。入塾テストなしで学年トップ争いを毎年しているのはみんなの努力の賜物。とても誇らしく思っています。今年は文理学科、東理数、関大北陽、大阪国際大和田・滝井、常啓光、近大付属、信愛が進路先となりそうで人気校に集中しそうです。

 中学生の各学年の出来事は近々アップします。

2019年10月23日水曜日

高校レポート⑫~大阪国際滝井~

 水曜日、唐突に滝井にお邪魔してきました。2022年に大和田との統合を控えて現場は大変だと思います。共に現場の緊張感が緩めだったので良い刺激を受け合って更なる進化を期待しています。ちなみに昨年度の訪問では「凛とした学校」のキャッチフレーズが崩壊し始め「緩み」を感じることを伝えてきました。果たして今年は。授業態度3.5教授力2.5、校風4.5、お勧め度3.5。改善を感じました。

2019年10月19日土曜日

つれづれなるままに~子育て論~

 私事ながらトイプードルを迎えれて2ヶ月が過ぎようとしています。フード難民で、食に興味を示さず大きくならないことが非常に気がかりです。また、初めてのワンコということもあり友人や本、ネットを頼りに躾について調べています。例えば甘噛みしたときに躾教室やドッグトレーナーに意見では「主従関係をはっきりし、人間の言うことを絶対守らせる」ことが大切なので、無視したりすることが効果的らしいです。人間のほうが上だということをわからせるための抱っこの仕方など知らないことばかりで新鮮です。

 例えば膝の上に乗せてはいけない、人間が寝ている上に乗せてはいけない。なぜなら犬のほうが上だと認識するかららしい。でも、そこまでワンコと主従関係を結ぶつもりはありませんので、甘やかしています。ただし、歩したとき、人や他の生き物に迷惑をかけないための躾は積極的にしています。ワンコとは一生この距離で生活できるので甘やかしても責任をもって最期まで看取れるなら全然OKと考えています。

 翻って人間の子育て。もし私に子どもがいたら、こんなに甘やかしません。ワンコは一生看取れますが、一般的に親のほうが子より先にいなくなるので、社会に出るための教育をするのが親の務めだと思うからです。生きるための知識や経験は成人までしっかり積ませようと思います。

 実は、一人娘のいる友人が娘を一生困らない財産を築くので、苦労させず、働かせず、将来結婚して子どもにも同じように困らない財産を遺して欲しいと言っていました。偉いなぁ、と思います。私は自分がいつ死ぬかわからないので、そうなっても大丈夫なように生きていく術を教えたい。お金を遺した上で、生きていくために稼ぐ術まで教える余裕は私にありません。

 ワンコの最期は看取れます。でも子どもの最期を看取れるのは良いことでありません。だから、ワンコには甘く、自分の子どもなら厳しく躾なくてはいけないと思います。ワンコがお腹が空いたアピールをしたら少しおやつをあげるでしょう。でも、子どもが外でお腹が空いたアピールやスーパーで号泣して駄々をこねても絶対に言うことを聞きません。

 自分の子どもに甘やかすということは一生面倒を看ること。友人はその覚悟(財力を蓄える甲斐性)があるようですが、私には全くありません。だから世間で通用する、しなくても他人には迷惑をかけない子育てを厳しくします。ワンセを営む上での大きな考えは「勉強を通じて子育てに参加させてください」というスタンスです。

 塾ですから成績を上げるのは当たり前。それをどこよりもしっかりと遂行した上でモラルマナーについてもきちんと指導します。勉強よりも大切なことはたくさんあると考えていますが、勉強をきちんと教えていない人が言ってはいけない言葉だとも思います。

2019年10月16日水曜日

高校レポート⑪~信愛学院~

 この距離なのに希望者がなかなか出なかった高校です。入試広報の先生と話をしましたが、減りゆく受験者にやや自信喪失されていました。超ご近所なので噂はよく聞きますが、良いものを聞いたことがありません。ただ、その全てが伝聞だったので直接確認しました。ほぼガセネタで、実態を知らない人からのものですね。ではレポート。授業態度4、教授力3、校風3.5、お勧め度3.5。名門女子高ならではの指定校推薦の多さは魅力です。2割が関関同立に行ける枠の多さです。

2019年10月10日木曜日

高校レポート~番外編開明高校~&今日の出来事

 テスト期間になったため残念ながら授業は見れませんでした。国立大学合格カリキュラムは大阪でも随一の高校。反面、公立高校並みに高い浪人率(30%前後)で進路指導に疑問符。また、中学生上がりの子たちは精神的に幼い子が多いのも特徴の一つ。ただ、昨年まで廊下ですれ違っても挨拶せず、子どもたちの顔をしっかり見る先生が少なかったイメージですが、今年はどの先生方も挨拶されていて変わりように驚きました。

 その後、出社してみるとガレージが曲がっている!つまり外部から強い圧をかけられた…自転車が倒れたとか、酔っ払いが倒れ込んだとかですね。どうしましょう…開けられなかったらバイクを留めることができません。台風の接近もあって少々困っています。

 たまにはタイムリーに今日の出来事。小4算数は先週から「計算の順番」についてしています。「×÷は先、+-は後」や( )は先に計算するなどです。この単元で大切にしているのが、等号(=)の意味です。当たり前ですが「=」は等しいという意味です。にもかかわらず、途中式で多く見受けられるのが
12-4×2=4×2=8=12-8=4
このような=の意味を理解できていない式です。答えだけ見ると正解ですが、算数の意味を全く理解していないので中学生になるころにはできなくなります。また、思い込みが激しく他教科やその他のことも「これでいんでしょ」と自己流の解釈をしがちなので要注意。細かいことの徹底は最初が肝心なのでしっかり書けるまで授業後居残りでした。MY、ISHU、MK、NKはあっさりクリア。( )のルールを少し勘違いしていたSAもクリア。授業前は何がいけないのか理解できていなかったTMは帰るころにはクリア。最初が肝心ですからね。

 
 
 

 

2019年10月8日火曜日

最近の出来事

 最近、小学生の様子を全くアップしていなかったので今回は最近の授業やその他諸々について。
 
 小学生は来月から英検対策授業が始まります。今までは小6火曜日、小5水曜日でしたが級別の対策になり4級が毎週火曜日の6時から7時、5級が毎週水曜日の5時から6時になります。6年生には4級か5級かどちらかをお勧めしています。もちろんW受験という考えもありです。何とか全員無事に合格してほしいところです。

 そんな6年生は大和田中学校にプレテストを受験しに行きました。例年なら卒業生が引率してくれるのですが、今年は大和田中高が授業のため、連れて行きました。そのときの会話が印象的でA「このお店きたことある!」B「昨日晩御飯○○やってん」とかA「○○(食べ物)好き!」B「テレビで△△観てん」など全く会話がかみ合ってないのにお互い好きなことを話し合っているのに、傍目には楽しそうに会話しているようにしか見えないのが面白かったです。

 5年生は平均・単位量当たりの計算をしました。NYが再び頑張っています。通分約分のときには案じられたこともありましたが、学校で習う頃にはしっかりクリアしていました。

 4年生は概数が終わりましたが応用問題がやや不安。95点は取れるけれど100点はどうか、という子が若干名います。ただ、読解力はあるので文章題の解説に力を入れてできることを増やそうとしています。

 中学生は鯰江と横堤がまだ中間テスト対策中です。授業と並行して頑張っていますが、中1,2は社会の塾内平均点が低いです。それでも今回の手応えは良かったと口々に言っていたので結果が楽しみです。ちなみに中1緑は学校の平均点がでたのですが、83%学校平均点との差で自己ベスト達成。学校平均との差は学校順位とほぼ比例するので、データとしては最も信頼が高いものです。中1緑は53%が自己ベスト。この時期に自己ベストを更新してい子が過半数なのは悪くないです。換言すると50%弱が上がっていないということですので、特に気になる子は順にお呼び出し中です。

 中3は過去問を解きまくり中。五ツ木過去問では偏差値73以上で社会トップが安定の緑SS。国語の偏差値73以上が緑YYでした。少しずつ国語の偏差値が上昇中です。また、じわりと菫NMが上がっています。

2019年10月4日金曜日

高校レポート⑩~関大北陽高校~

 金曜日は関大北陽に訪問してきました。全学年に卒業生がいるのですが、全員確認できて少しほっこりした気分になりました。そんな関北レポート。授業態度2、教授力2.5、校風3.5、お勧め度3.5。ここ数年大人気の関大北陽。人気の理由は高い関大進学率です。希望者の93%が無事に進学している現状ですね。でも、昼一&テスト前ということもあってか今年見た中で最も居眠り率が高く、熱量も高くなかったです。

2019年10月2日水曜日

中間テスト速報

 まずは中1から。緑・茨田中は前回よりも学校平均点が下がってそうな気配。そんな中で校内順位を上げていそうなのが緑NW。緑YSは1学期中間より順位を上げてきそうです。奨励賞ゲットの緑MYは学年トップの期待もかかっています。

 中2緑は中学校入学時より在籍者平均447点でチラシ数値よりもアップしました。なかなか高得点です。ただ若干名1学期期末よりも下がっている子がいるので明日にでも呼んでお話をする予定です。緑FHは残念ながら学年トップを僅差で逃しているようです。新入生緑NHSKは無事アップして大台乗せ。

 中3は奨励賞(480点超)が緑MRSS。学年トップも取れそうです。彼らは満点賞もゲット。その他満点賞は緑MMIYYYODです。緑SSKS、YY、HY、IY、MHは自己ベスト更新してきました。しかも学年平均点は中3が一番という快挙。反面、五ツ木は学年平均は悪くないものの上位層が取り切れていない感じ。

 総括すると物足りなかった中1と、及第点の多かった中3.その中間が中2というところ。残すは横堤と鯰江ですね。

高校レポート⑨~常翔学園高校~

 火曜日に常翔学園中学高校に行って来ました。ではレポート。授業態度3.5、教授力、3.5、校風4、お勧め度3。今年スーパーコースの進学実績が出たので勢いがあります。近高にとって変わる大阪にICT教育の旗手です。今後に要注目です。

2019年10月1日火曜日

最近の出来事

 先週末、エンドレスの合間を巡って卒業生の結婚式に足立と共に参列してきました。礼服を着るのが慶事続きなのが喜ばしいです。大阪大卒でエリートコースなのにスピーチに指名していただき嬉しいです。本当は学生時代からスピーチをさせて欲しいとずっとお願いし、夢にまで出てきたほどです笑

 さて、月曜日は緑・茨田北中がテスト返却。既に茨田中は全教科返却済。中3が高得点続出!緑MRは数理100点で合計490点超えで学年トップか。緑YYIYSS、OD、FSは数学で満点。450点超えor平均90点あるのが過半数という躍進ぶり。中2は新入生組も自己ベストを更新してきそう。緑THAはようやく数学で満点ゲット。茨田北MWは450点ペースで自己ベスト更新できそう。中1からは緑MYが学年トップの可能性あり。緑HAは理科で満点でした。詳細は火曜日ですね。

2019年9月24日火曜日

高校レポート⑧~常翔啓光学園~&9/24の出来事

 火曜日、常翔啓光学園に行って来ました。朝からのご訪問でしたが、多くの先生方に出迎えられ非常に恐縮でした。ではレポート。授業態度4教授力4.5校風4.5お勧め度4.5風通し5。国公立トップ層の専門クラスを設置できていないのが唯一のマイナスポイント。それでも先生方の鍛えて伸ばす、という姿勢はホンモノです。私の進路指導の基準は「自分の子を行かせたいかどうか」です。偏差値が高めでも低めでも手を引っ張ってくれる可能性が最も高い学校。我が子に主体性があり、課題を与えれば積極的にしてくれるなら選択肢に悩みませんが、そうでない子が大半だから志望校選びは難しいです。

 ところで、火曜日今年28歳になる卒業生たちに会いました。それぞれ子どもが複数いてにぎやかで幸せな家族なようでとても嬉しかったです。もう子どもが小学生と聞き、夢の一つであった親子でOneSelf生が見えてきたと目を細めています。

2019年9月20日金曜日

高校レポート⑦~大阪夕陽丘学園~

 金曜日は朝から四天王寺中高の説明会でした。ちょうど彼岸の始まりと重なり凄い人手でした。さすが聖徳太子が建立したお寺であり、中高は名門女子校です。昼から私立大阪夕陽丘学園に来訪。先生も生徒も辞めるので離職率や退学率は高い。1年半前に体制が大きく変わったので楽しみにしていました。結論から申し上げると4年目にして初めて「見る価値なし」という意見になりました。お勧め度1風通し1、進学率悪く、退学者が飛びぬけて多いのは推して測るべし。教頭とのやり取りでダメだと感じた点を書きます。
・客観的な事実(過去の職員間の出来事など)を聞いても調べず全否定
・ヒアリングをお勧めしても「私は何でも知っている」ので不要
・いじめは加害者被害者両者から申し出があって初めて成り立つ
 つまり、加害者が見解の相違だと言えばいじめはなかったことになる。だから本校はいじめは絶対に存在しない。トラブルについても同様。保護者視線からこみ上げる怒気を抑えられず「見るに値しない学校」認定しました。
 
 私はあまり口コミ掲示板を信用しませんが、この学校に関しては生徒が先生を全く信頼していないことが強く伝わってきます。また、本日の教頭のやり取りから言外に証拠のないトラブルは全て向き合わない、という姿勢を強く感じ取りました。口コミ掲示板が真実なのだろうと思います。悲しいぐらいに後輩にお勧めしないという意見が多かったです。ちなみに私が思う「良い先生(人材)」から順に辞めていったのも大きなマイナスです。


2019年9月19日木曜日

高校レポート⑥~大阪女学院~&最近の出来事

 今週は塾説明会のピークで毎日あちこち移動しております。木曜日中、木曜は大阪女学院へ訪問。名門女子高だけあって男性へのガードはかなり厳しかったです。ではレポート。授業態度2教授力2.5校風3お勧め度3風通し2。関関同立への指定校推薦の多さと校則の緩さが魅力(?)英語教育だけは私立らしい力の入りようです。

 授業では先週から中2数学で小言を連発しています。福島に補習をしてもらいながら公式を覚えてこない、補習してもらったことすら次の日には忘れる(ごく単純な公式レベル)、毎回毎回復習しているのかを確認することはさすがにできません。また、公式を覚えずに補習に参加するのもルール違反です。極めて単純な公式(三角形の面積レベル)ぐらいは覚えて来てください、という小言でした。

 中3は五ツ木模試があったのですが、英語数学理科が思った以上に良く、自己採点で8割超えの子が目立ちました。偏差値70前後の層を増やしたいところです。ただ、クラス全体としては受験生モードの子とそうでない子の温度差が非常に激しくなっています。熱量のある子はいいとして、少しモチベーションを下げている子をどのように引っ張っていこうか思案中です。

 中1は中3同様、勉強への意識の差が激しい子たちです。主体性のない学年ですから、勉強の仕方から導いていかなくてはいけません。間違い直しや覚え込みに対する意識づけからです。木曜日に(子どもたちそれぞれ)自分の社会の勉強方法について発表したところ、緑HA、SE、MYがしっかりと傾向と対策を考えて発表できました。鯰江KN、FINMはやや物足りないものの対策を練ってきたようです。その他の子たちは考えてきませんでした…自分なりの勉強方法を見つけないと今後が案じられます。

 小学生はまた今度…

2019年9月17日火曜日

高校レポート⑤~上宮高校~

 endlessがようやく終わり高校訪問を再開。最も歴史のある私立上宮高校に行って来ました。新校舎は完成しましたがお金のかけ方に随分疑問符がつきました。エントランスや廊下は広いのに広くない階段。プロジェクターを導入しているのにランクを下げて実用性を下げてるのにコストはかかっている点。何といっても廊下にエアコン設備がなく、懇談会季節は非常に暑い廊下で保護者の方を待たせるのだと感じた点などです。ではレポート。授業態度2.5、教授力2.5、校風3、お勧め度3。プレップコースとして関関同立の指定校推薦に枠が公立高校に多いのが魅力です。

2019年9月12日木曜日

高校レポート④~近畿大学附属高校~

 毎年、大阪府最大級の受験者数かつ不合格者が出るマンモス校。近畿大学のレベルアップ&人気上昇により勢いが凄いです。付属高校は関大系列と並び人気が凄いです。高校入学時の偏差値を考えれば納得のお得さ(?)です。ではレポート。授業態度2.5、教授力2.5、校風4、お勧め度3.5。高校に近大以上の大学に進学させる実力はありません。ICT教育のパイオニアでしたが、情報の上書きが追いつかず既に古いです。それでも近大にほぼ進学できるのは充分すぎる魅力です。

高校レポート③~興国高校~&最近の出来事

 火曜日、近隣で行われた説明会の後、突然のアポにも関わらず快諾いただきご訪問。決して偏差値は高くないですが、できる目標を立てて具現化を目指す学校です。授業態度2.5教授力4校風4.5お勧め度4.5風通し4.5(職員同士の雰囲気)。授業態度はスポーツクラスや就職を目指すクラスの子たちも含むのでこの数値です。

 火曜日に書いていたブログがアップ前に消えてモチベーションアップが下がりました…今週から高校訪問や塾対象説明会が本格化します。朝早くなるのが少々辛いですが、できるだけレポートをしていきますのでよろしくお願いします。

 授業ですが、小5算数は約分の導入。ここは絶対完全理解が必要な単元です。やり方が怪しい子は水曜日の授業後に補習。月曜日は2週連続で祝日があるのでやや宿題を多めに出して来週水曜日の英語授業後に宿題の確認をします。

 中2の国語社会は学校のテストモード。国語では短歌、社会は関東地方の解説をしました。ほぼ定員に達したクラスなのでボリュームはあります。今は足立と福島と私の3人で5教科を担当しているので多くても緩むことはありませんが、全体の底上げをしっかりとしていこうと思います。特進数学は最終的に人数を絞ることにしました。気持ち一つで参加できる特進クラスですが、その気持ちがないなら士気に影響が出ます。何より、私はそんな子たちを放って置いて授業するのが苦手です。構ってしまうと特進らしい授業ができません。普段の授業を座って聞いているだけの子たちと変わらないなら困ります。

 中3は特進生が成果を出しています。中2特進同様愚痴っていましたが、ようやく特進生らしい態度と結果になってきました。ここ数年、強化指名をしていませんでした。今年はこの特進生たちの数学力、数的センスを養って難関理系大学を志望しても大丈夫な程度にはしたいです。閃きの緑YY、努力でできることを増やす緑MR、SSここに横堤OSが良い刺激を与えています。ただ、全体的に国語の力が弱いのが今年の3年生。公立には間に合うよう逆算して今までよりも文法・古典・短歌・俳句に力を入れています。社会は緑SSに緑MRが迫ってきました。

2019年9月7日土曜日

最近の出来事

 今週の授業の様子です。

 小4算数は「四捨五入」を説明。「~まで」「~を」の違いを理解するのにやや時間がかかりました。それでも例年比べれば速いほうです。今まで算数や国語で脳を活用せず何となく解いていた子には急に難しくなる単元です。反面、理解できる子は即できるようになるので、差が如実に表れます。今年の子たちは比較的あっさりクリアできて良かったと胸をなでおろしています。

 小5算数はまだ公約数・公倍数を徹底している最中です。この単元を流してしまうと通分・約分など分数のド基本を理解せずに進んでしまうことになるので力を入れています。例年よりもやや遅い上、今月は2回も月曜日の祝日があるので補習を検討中です。

 小6は10月5日に大和田中学校のプレテストを受験予定です。それまで最低限度のことをこなして恥ずかしい点数を取らないよう鍛えていこうと思います。ほぼ全員が課題宿題をできていますが、全員ではないので中学生になる前にきちんとした学習習慣を身につけてもらいたいところです。
 
 中1社会はテストを意識して復習モード。一問一答の出来た者帰りをしました。安定の緑HAが即終了。緑MYSEは覚えているものの挙手の速さの差で出遅れていました。ただ、意識の差が最も激しいクラスのなので今後の舵取りが大変です。ちなみに特進数学ではこの3人に鯰江SNが食らいついていこうとしている状態です。

 中2は中1よりも多いながら、全体的に意識が高く今後の伸びが楽しみな学年です。ただ、文系タイプが多く数的なセンスは光るものを感じることが少ないので担当としては寂しいところです。(定員まで)最後の一人が数学を得意とし、良い刺激を受け合える子であること願っています。

 中3は五ツ木対策中。土曜日実施した数学ではトップ緑YYで緑MR、SSが続きました。国語・社会はその男子2人に横堤OSが入り込む状態。それでもトップが偏差値70あるかないかだったので、もう少し上積みが欲しいところ。ただ、例年よりも特進数学を厳選した分鍛え方も結果も違うので今後に非常に期待できます。

2019年9月5日木曜日

広告業界への不満

 書くかどうか悩んだのですが愚痴です。お目汚しなので嫌悪を感じる人はスルーしてください。

 夏前に某広告を出そうと営業の方とやりとりをしていました。最初に来ていただいて魅力を感じたので掲載を決定。でも、基本的な約束が全然守られません。

 大切なものだと契約書の内容が説明されたものと異なる。アポイントの取り方がぐちゃぐちゃ。授業中だとわかっていて電話をかけてきたり、〇日と△日のどちらかの□時が都合がありがたいと伝えると、すぐに決定して電話すると言ったきり電話なく突然訪問。私は不在だったのですが、とても困惑しました。以後、その上席に担当が変更。
 
 やり手キャリアウーマン風でした。この方は全くクライアントの話を聞かず、早口で自分の意見を押し付け話が進みません。かなり不安でしたが、ご縁だと思い前を向いて進もうと決定。最後に登場したのがGM(ジェネラルマネージャー、一般的な会社の実務最高責任者)です。

 ようやくデザインの話をできるようになったのですが、こちらの要望を全く聞き入れていただけません。初稿に至っては「塾・Yamaha・英会話の全てを入れたい」という意向は全く忘れられていました。「矢印を入れて欲しい」「スペースのバランス」「必要な情報」など全て伝えているのに「こちらのデザインが素晴らしい」「私は200社以上クライアントがいる。このデザインで問題ない」「言われた意見は全て聞いた」もう閉口するしかありません。クライアントが出した要望をほとんど無視してデザインを作成し、全くできていない点を指摘したら逆切れ。自己満足なものを提示され、こちらの必要な情報もデザインもない旨を伝えました。

 クライアントの意向を聞いていただきたい、伝わりにくいのならゼロベース(最初から打ち合わせ)しても構わないという訴えはスルー。最後は疲れ果てて「デザインが変更できない点は諦める。非常に高額だが、最終OKでも構わない。ただ(たとえ話として)、オーダーメイドでお願いした高額な洋風デザインの机を、リクエストと全く異なった和風デザインのものを提示され、『200作品以上トラブルなく収めた方のものだ。だから喜んで受け取るはず』そんなことを言われたらあなたはどう思いますか。小遣いを貯めて購入しようと思った高額なものが全く希望に合わないもので、毎日見るたびにどんな気持ちになるのか考えていただきたい。それが今の私の心情だ。それだけ理解していただけるなら」という発言に対して「私の(デザイン)常識ではありえない。他の人はみんな満足している。」とキレ気味に言われました。

 その発言主の肩書がGM。つまり社長(取締役)の次に権力をもらえるぐらいの立場の人です。最後はバカバカしくなりました。一番は人の気持ちを考えることができないことに辟易とした点です。私は甘いので最後まで情の部分で契約しようと思いましたが、ご破算にしました。最初の違和感で契約しなかった自己責任です。

 今春、ポスティングを依頼して詐欺(お願いしたエリアに入れていないのに完了報告)にあったり、かつて地図への広告で詐欺が蔓延していたので広告業界へは不満が大きいです。デザイナーさんには自分が全くできないクリエイティブな作品に対するリスペクトはあります。ただ、それに対して営業マンの資質や会社の体制がかなり未熟なところが多い感覚があります。

2019年9月4日水曜日

高校レポート②~大阪国際大和田~

 火曜日に見てきました。卒業生も多い学校です。令和4年に旧松下電器工場跡地に大阪国際滝井と統合した新キャンパスを設立します。詳細は未定ですが、大きなニュースです。授業態度4.5、教授力4、校風4.5、お勧め度4。生徒募集上は2学科ですが、実質トップ1クラスを別格扱いした3コース体制です。膨れ上がったS文理(旧S特進)に対して先生の成長が追いついていない現状あります。それでも大和田を超えるバランスの良い進学校はほとんどありません。

大阪電通、大和田、追手門高校塾対象説明会

 月曜日は大阪電通に行ってきました。かの有名な広告会社と同名なので、少しややこしいです。この2校の塾説明会のレポートです。

 まずは電通。特徴は在校生の大半が男子という点。工業高校のような男子が9割です。かなり独特の方針でゲームのプログラムに興味がある子には非常にお勧めです。ただ、オタク気質が濃いのでかなり万人受けしません。秋葉原でリュックを背負って歩いている子が行っても浮かない貴重な学校です。

 大和田は鶴見区でかなり注目されている学校ですが、10年以上前からトップレベルの子に推し校としていた勢いはありません。国公立・関関同立の合格者数が過去最高になりましたが、高1時点での偏差値は、もっと合格者数を出せる数値でした。非常に残念なことに具体的な数値を覚えていません。国公立最低75人、できれば90人合格が「推し校」としての目安でした。その旨は3年前から伝えています。ただ、その大和田を勝る進学校があまりない現状もあり、超オススメ校からノーマルオススメ校になった感じです。詳細レポートは明日までにアップします。

 水曜日は追手門大学高校に再訪し説明会を聞きました。全く新しい試みで主体性重視の学校が今後どうなるのか注目しています。勢いのある会社・組織はある種、宗教がかったものがあります。その雰囲気をこの学校も感じました。ただ、本物宗教塾に推薦されているのがどうなのかも注目です。

 余談ですが、私が塾に興味を持ったのは中、学生時代に通塾していたところが進路指導が超適当で、こんないい加減な塾でも生徒は集まるのはなぜかと、感じたのが原点です。それを反面教師にしっかり進路指導できるための情報収集を怠らないようしていきます。

2019年9月2日月曜日

つれづれなるままに

 トイプードルの仔がやって来て1週間。ようやく夜鳴きが収まりました。歴代、ヒヨコ(大きくなっても自称ヒヨコ、白くなっても赤いとさかが生えてきてもヒヨコ)やハムスター・インコ・ウサギがいましたが、いずれも標準体形より小さく、飼い主に似たのだと思います。今回のトイプードルも小さく、世間では人気のようですが、小さい仔犬は未熟児なので病気や骨の病気を心配します。毎日、ネットやリアルの友人にアドバイスを求めています。先述のようにワンセメンバーは私以外全員犬飼だったので相談しやすい環境で、トイプーだけでも4家族の知り合いがいます。年に数回しかない連休に備えて車をキャンピングカーにしようか真剣に検討している馬鹿者です。

 さて、先週は卒業生と縁が多い週でした。彼らの頑張りは私にとって非常に良いモチベーションになります。ふらりと訪れてくれたり、連絡をくれるのが何より嬉しいです。今月末には卒業生の結婚式があり、制限時間内でスピーチをするため、そろそろ練習しています。素晴らしい大学教授を差し置いてのスピーチですから、しっかりとしたものを披露します。

 アットホームな進学塾だと自負しておりますので、卒業生のことはできるだけ思い出せるよう定期的に名簿を見ています。どこかですれ違っても即答で今の年齢を言えるように。彼らが私を覚えてくれれいてるのに忘れていたら悲しいでしょうから。それでも女の子はメイクをすると化けるので、見た目では気づけない場合があります。名乗ってくれたら思い出せる自信はあるのでこっそり(?)教えてください笑

 ところで、最近研修をしていて伝えているのが向上心です。そのような言葉は用いていませんが、そのつもりで伝えています。マニュアルのほぼないワンセでは良心が最大のマニュアルになります。そのためには基本的な素養や素地がないと一緒に働けません。また、子どもたちにはかなり厳しいのにスタッフには激甘な私は、ミスやリクエストに対して真摯に誠意を持って対応できる人しかいません。私が至らない部分が多いので、強く言えないのですが、それに甘えることなく向上心を持つ人ばかりなのです。

 ミスは誰にでも起こります。そんなとき「非常に申し訳ないがやらかした。今までもこれからのより一層子どもたちのことを考えて言動することで誠意とみなしてほしい」そういう気持ちを持って接することが肝要だと伝えています。信頼してお預けいただいているのなら、何があっても裏切ってはいけないと思っています。クレームを言われてから善後策を考えるのではなく、お預かりしている子どもたちの成長のために指導し、親御様のお子様への愛情を糧に存在する講師陣でありたいと思っています。オチがなくすいません。来週は毎日塾説があり、高校訪問をあります。レポートは基本的に即日アップ、Line公式へのアップは数校分まとめてアップしますので、よろしければご参考にしてください。


2019年8月29日木曜日

高校レポート①~追手門学院大学高校~

 秋の高校レポート第1弾です。授業態度2.5、教授力2、校風4、お勧め度3、風通し4.5。コーチング理論を実践しているので、授業中も生徒間で教え合うことが定着しており、けじめという観点では疑問符。関東で流行りの主体性を重視した授業展開をする大阪の雄。ただ、人気に教授力が追いついていない現状があります。※「風通し」は職員間で自由な議論ができているかどうかです。職員室を拝見できた学校のみレポートします。

 詳細はLine公式にて書く予定です。

2019年8月28日水曜日

最近の出来事

 中学校は既に始まっていますが、ワンセの講習会は続きます(小学生は平常授業)。高校も始まったので、明日(木曜)から高校訪問を開始します。昨年までと同様、「校風」「教授力」「授業態度」「お勧め度」の4項目を赤裸々にレポートします。何を言われても接待を受けても一切忖度のかけらもしませんので、ご興味ある方はご覧ください。明日は第1弾の追手門大学高校学校は新設校舎です。学食レポートもできればします。

 小4算数はやはり超大量の宿題の丸付けから。丸付けだけでかなり時間を喰いました。文章題の空白が気になる子が若干名いました(考えたらわかったのに少し時間をかけずに解いてきた感じ)が、悩みつつスルーしました。計算問題の精度を上げることを目標にしてますが、若干ミスがあるので9月以降も毎回計算問題を解こうと決めました。それでもクラス全体としては比較的順調です。

 小6算数は計算の途中式の雑な子が気になります。これからしっかりと計算の概念を徹底していこうと思います。それでも基本的な漢字などの暗記はしっかりと勉強の形跡がある彼らです。全員のブラッシュアップを図って、秋のプレテストで恥ずかしくない点数を取れるよう頑張ってもらいます。

 中1は歴史で鎌倉時代について話しました。昨年より電子黒板を使いスライドを流していますが、ネックは話が単調になりがちな事こと。もっと工夫して楽しく興味を授業を展開しないといけないです。特進数学は私立中学組が流石の貫録を見せつけています。なかなかレベルの高いことを望めた特進数学でした。残念なことは、まだ数学的センスを要する単元は習っておらず、方程式の文章題レベルしかできなかったことです。

 中2は国語で枕草子の解説。久しぶりに「美しい絵」を描いたのに緑T・HAは芸術の世界を理解してくれず失望の渦に巻き込まれました。わからないところはわかりやすく大きく書いて説明したので来週の小テストは大丈夫でしょう。特進数学は緑FHT・HIが頑張っています。緑YAも悪くない。ただセンスを要求されるレベルになると…

 中3はクラス平均点が歴代受験生の中でも高い部類。社会も暗記を着々とこなし、インプットからアウトプットへと移行中。それでも特進数学は当初の6名からメンバーが厳選されました。最も苦言を呈し続けたクラスです。それでも気持ちが乗って実力を発揮すれば、歴代数学過去問ワースト争いから一転、ほぼ全員が歴代ベストを更新するまでになりました。その間わずか1週間。気持ちを込めて取り組むことが何より大切だということですね。

 あ、結局白いトイプードルの子を迎え入れました。早速、「ク~ン、ク~ン」と夜鳴き攻撃をされ睡眠不足です…ウサギの子も諦めていませんが。

2019年8月21日水曜日

最近の出来事

 前回のブログは感想文だけだったので、今回は授業内容のみ。

 小5算数は大量の宿題の丸付け。かなり時間がかかったと思いますが完遂。細かな注文としてはもう少し丁寧に解けば出来た問題も多かったのではないかという点はありますが、許容範囲でした。NYが最も丁寧にしてきた形跡があり良かったです。

 中学生受験組はお盆明けの月曜日が最も集中力のない結果で、凡ミスが目立ちました。ここまで快調な手応えだったので少し動揺しましたが、水曜日にはようやくペースが戻ってきたようです。やや想定外なのが社会で、期待値ほどの伸びがありません。近々社会のペースを上げていく予定です。

 中2はグループワークの発表をしました。6人1組でリーダー(班長)で日本を6つの地方に分けて、その中の都道府県を幾つか担当。例えばAは北海道と秋田、Bは山形と岩手などです。その都道府県の特色を調べてリーダーに報告。リーダーは不足があればメンバーにそれを指摘して再提出させ、メンバー全員分をまとめてクラス全員の前でわかりやすく発表する、というコンセプトです。ちなみに最優秀賞は茨田北MWグループでした。

 中2特進数学はモチベーションの差が歴然としていました。緑FHYAが及第点。少し喝を入れた翌日は緑HYが少し覚醒したようでした。良い刺激を受けながら高い意識で臨むのが特進生ですから、座って聞いてるだけではその資格はありません。

 中3特進もかなり意識の差が出始めました。及第点は緑MRのみ。その他メンバーはもう少し受験への気持ちを高めて欲しいところ。少なくともそういうふうに申し出てきたのですから、こちらも期待してそいうつもりでいます。数学が得意な子がいるのに歴代ワースト争いは悲しい限りです。ちなみに今年の受験生は平均偏差が高いので、例年の特進と同等レベルのことをしていく予定です。

 

お盆明けの出来事

 お盆休みが明け、後半戦が始まりました。今年最後の長期休暇後でしたが、ニュースを見ていると世間では休暇後は出社したくなくなるらしいです。私は休暇後は猛烈にやる気満々になります。今回のような休暇でリラックスし過ぎた体をオンモードにしなくてはと躍起になり、もう少しエネルギーのある若い頃は、長期休暇の最終日にわざとオールナイトをし、睡眠不足な状態で神経を研ぎ澄ませて仕事に臨んでいました。もちろん、今ではそんな元気はありません(笑)

 さて、休暇明けの中学生から宿題が「きちんと」できていません、攻撃がありました。量が多くて、最終日まで溜め込んだ子は手抜きor最後までできなかったということです。数学科としては超面倒ですが、答えはもちろん途中式や間違い直しまでチェックします。手抜きが発覚したら…

 今年は例年以上に最後までできませんでした、と自己申告する子が多かったです。一日で出来ると思っていたら全く出来なかったということでしょう。ある意味潔いです。とどのつまり「自己管理」が出来ていないということ。グループワークの課題を例に中1の子たちに説諭しました。グループワークで担当が決まったことを一人だけ提出しなかったり、手抜きするとチーム全員のイメージや評価が下がる。大人社会でグループワークや協調性が不可欠な会社ではそれが全員の評価につながること。一人のせいで今までの努力が気泡に帰すことになったら、もう居場所がなくなること、等々を噛み砕いて話しました。ワンセの規模で授業を手抜きしたり、約束を意図的に守らい人がいたら即潰れます。みんなが社長だったら、そんな人と働きたいですか、ということを伝えました。

 ずるい子はどの時代にもいます。正常進化すれば要領の良い大人になるでしょう。でも、ずるさだけ覚えたり逃げることばかりになったら困ります。ただ、経験上後者のほうが多いような気がします。子どもは常に大人を見ており、助長を許すのは大人です。親や教育現場にいる大人が諦めたり、孫に接するおじいちゃん・おばあちゃんのような接待状態では子どもの成長につながりません。小中学生が自主的に勤勉に励むことは極めて稀です。だからこそ、大人がある程度のレールを敷いて善悪の判断ができるようになるまでは細やかな話し合いが必要だと思うのです。それを面倒くさがって「主体性」「自己責任」論を押し付ける先生になりたくない。

 宿題をしっかりできない子の未来が見えるからこそ案じられ、何とかしなくてはいけないという気持ちになります。

 

2019年8月14日水曜日

つれづれなるままに~勇気~

 お盆で帰省されている方も多い中、超大型台風が西日本を直撃しそうです。速度が遅く、大阪もかなりの暴風が予想されますので外に置いてある自転車や窓の補強などに備えてください。ちなみに、お盆休みは毎日お迎え候補を考えています。考えている間が楽しいでしょう、と店員さんに言われましたが軽いストレスで楽しみとは少し違います。新しい車やバイク探しなら心ウキウキですが、犬になるときちんと躾ができるのか不安のほうが大きいです。幸いワンセには同居歴の長い先輩がたくさんいますからいつでも相談できるのは安心要素です。ちなみに本命トイプードルホワイト、対抗ネザーランドドワーフ(うさぎ)ですね。
 
 さて、今回は(も?)徒然なるままに書き逃げします。OneSelfを始めて19年目。高校生の頃から決めていた塾での独立はご縁があってのものです。やりたいことや、売れるだろうと思ったことはたくさんありました。かつて小学生の頃、当時の片町線沿線のマイナーな王仁プールに行ったとき、超暑いのに冷たいものを売っているお店も自販機もなかったので、ここで冷たいものを売ったらバカ売れするなと思いました。飲み物としてお茶があまり売れていなかった頃に次は水が売れると言ったらみんなに笑われ、10年前ぐらい空気(酸素)がコンビニで買える時代が来ると言って笑われました。平成中期から私立高校の先生の年収が高すぎて健全な学校運営ができなくなりのでリストラ請負会社を創りたいと考えたときはヒトと時間の問題で諦めました。ちなみに不況の真っ最中には「たい焼き」ブームを創りたいと思いましたが、パートナーがおらず白いたい焼きブームがやって来て諦めました。

 他にも色々これをしたら当たるだろうな、という仕事はあります(ありました)。それでも実現できたのは初志貫徹で塾だけです。恩師には「10年継続して一人前」と言われていましたが、その2倍近く経ってもこれだ!と思えるものは見えません。時代と共に教育の仕方も世論も変化します。教育方針の根幹を買えずに時流に乗るべきところは乗っていかなくてはいけないと思っています。

 ところで、独立についての質問を受けることがしばしばありますが、良いアイデアを思いついた後は臆病さ9割、勇気1割で追及できるのかだと応えています。また、自分の近しい人を説得できないなら辞めた方が良い、自分のために無償で有形無形で助けてくれる人を1人つくれないなら辞めたほうが良いとも伝えます。ただ、アーティストや音楽家などは別のアドバイスをします。

 でも、フィアナンシャルプランナーやセミナーを開催したり、他人のふんどしで立派な名刺の肩書きをもらっているだけの人には手厳しく言います。セーフティゾーンの内側にいながら自称自営業もどきを副業ににして小遣いを得ている人が人生を賭けて真摯に取り組んでいる人と同じ土俵で語るのは全くのお門違いです。君に人が集まっているのではなく、肩書きに人が集まっていることを勘違いしてはいけません。

 それでも齢を重ねると、やりたいことが出てきたときに経験から来る諦めが増えました。特に相手が「コト」ではなく「ヒト・生き物」だとより一層です。イケイケドンドンで押せる歳は過ぎてしまったのでしょう。元々は能動的でしたが、今はある程度意思表示をすると受動的である機会が増えましたから。

 色んなやりたいことがあり、最終的にこの仕事でスタートを切れたのは足立の存在が大きかったです。かつての職場で知り合ったのですが、こんなにも言動1つを考えながらする人がいるのか、と感銘を受けました。無神経で尖りまくっていた自分を大きく変えてくれた一人です。足立の存在があったからこそ、一歩踏み出す勇気が出ました。ちなみに臆病さのない勇気はただの無謀ですからね。
 

2019年8月11日日曜日

最近の出来事

 お盆を控えて台風の襲来が案じられます。温度調整や水の確保のためには必要なこともありますが、去年の猛烈な台風を思い出すと明るい気分にはなれません。そんな中、まだお迎えする子は決まっていませんがシベリアンハスキーがいいかも、など方向転換しつつ悩ましく思っています。

 さて、最近の出来事をランダムに。人数の最も多い中2が良い状態をキープしています。宿題・課題に対する意識も悪くないです。鯰江東小出身女子が健闘しています。特進数学では復習の形跡が見られる子が多かったです。敢えて課題を挙げるなら自主的な復習が少々物足りないことですね。来年の受験に向けて順調な出だしというところでしょう。中1数学では夏期参加組と緑HA、鯰江SNがそれぞれレベルアップを果たしているのがよくわかります。中3は歴史覚え込みで緑YYが早々にゴール。ただ、中学受験組のTEHFと比べると全く気の入っていない中3生。同じような課題を出しても圧倒的に小学生のほうができるというのは彼女たちを褒めるべきでしょうか。ただ、中3緑MRが頭一つ飛び出しそうな気配。菫NMは出来ることは順調に増えていますが、男子特有の瞬発力にどこまでついていけるのか楽しみです。横堤OSは今までよりも良い状態ですが、もう少し定着率を上げるための復習をすれば偏差値70も現実ですね。緑IAは志望校に対して努力が比例すればのびしろはかなり残っているので、学年トップも視野に入るでしょう。

2019年8月6日火曜日

ペット&最近の出来事

 私事ですが、過日愛兎が天寿を全うしました。飼い主に似て非常に小柄でおじいちゃんになっても赤ちゃんサイズで遠目には子ウサギにしか見えませんでした。元気だった頃よりも介護生活の思い出が大半ですが、心の穴は大きいです。ヒヨコを筆頭にインコやハムスター、魚をお迎えしましたが、思い起こすと人に懐く子を迎え入れたことがありません。実はワンセのスタッフは私以外全員犬をお迎えしています。ヨークシャー、柴犬、トイプードル、チワワなどです。犬を本命に探していたところ、1周回ってウサギの子に決め予約したところ先週末訃報が入りました。再び、熟考を重ねて犬かウサギの二択で縁のあったほうにしようか思案中です。初めての大きな生き物ですので、非常に頭でっかちになっていますが、お盆には決定したいと思っています。

 -閑話休題ー

 夏期講習会は折り返しを迎えたところで最近の出来事。まずは小4算数。せっかくの夏休みなので復習と計算特訓をしています。小4のヤマ場「大きな数」を中心にしていますが、復習になるとHUが強い。普段、自信がないと消極的なのですが、自信があるので表情が生き生きとしています。MYは相変わらず理解力は良いのですが、ミスの多さが玉に瑕。小5はNYが出来ることが順調に増えています。小6算数は少し計算式の雑さが気になります。人数が増えると「自分を見られている感」が薄れていくのか、私の言葉が軽くなっていくようで危機感を覚えます。まだ計算の徹底ができていないので、何とか夏休み中に完璧にしようとお呼び出しの回数が急増中です。

 中1は特進の様子から。鯰江SNは好き嫌いが激しく、それが勉強にも影響するタイプなのですが、特進数学に参加してからモチベーションが上がり良い姿勢で取り組めています。教育大MAの存在の良い刺激になりつつ、逆隣の緑HAに挟まれているのも現在は良い状況のようです。それらの要素が加わり緑MYにも波及効果があります。

 中2特進数学は緑YAFHの姿勢が良いです。わからない問題を放置しないのがgood。数学的センスのある子がいないのは巡りなので仕方ないですが、ようやく特進生らしいことを望めるようになったことを嬉しく思っています。全員社会は日本地理をしていますが、試行錯誤中です。初めてグループワークを宿題として課しました。日本を6つの地域に分けて都道府県毎の特色を個人が責任を持って調べて班長が発表する、という流れです。前回、中国・四国地方について調べる宿題を出したらきちんと調べる子と手抜きをしている子の差が激しく、かねてより考えていたグループワークを実行することにしました。ちなみに茨田KKが非常に丁寧に調べており感服です。

 中3はここに来て菫NMと緑MRの数学力が急上昇中。横堤OSも男子独特の瞬発力を発揮しそうで非常に楽しみです。元来、公立志向のないワンセですが文理学科設置校にチャレンジできる子は年々増えています。その半数弱しか受験しないのですが、チャレンジしても高確率で合格できた(できる)だろうと思える実力があります。他塾のように公立に傾斜した指導をすれば文理学科設置高の数値は増えるでしょうが、一番行ってもらいたいには子どもたちの将来の可能性をより拡げてくれる高校です。でも、声を大にして言いたいのは卒業生で国立大学に進学した子は全員理系or医療系で、公立大学でも理系のほうが多いです。その程度には土台を作っていると思います。

2019年7月31日水曜日

吉本興業に思うアンビバレント

 アンビバレントとは「愛と憎しみ・怒り」のことです。愛がある(あった)人だから腹が立つ、恨むということです。親が他人の子なら叱らないのに我が子には叱る所以(ゆえん)です。

 さてタイトルの吉本興業の社長は記者会見で「我が子に勘当や、出ていけ」という感覚で退職を迫ったとありました。それに対して所属芸人は反発しています。つまりそんな愛情は受けていないということですね。愛情を受けていない人からの叱責は恫喝もどきです。

 翻ってワンセ。今夏も(?)注意している場面がチョコチョコあります。夏期講習費は毎月の月謝よりも高額です。それだけの金額を頂くのですから、こちらも結果を求め子どもたちへの要求がハードになります。今夏も頑張ってもらわないといけません。もちろん、居残りやお呼び出しもたくさんあります。数学では普通の授業に加えた特進向けのものや基本の徹底のためのものなどがあります。それらの全てに気持ちを込めてしているつもりです。この姿勢にベテランも学生も差はありません。

 期待を裏切られると様々な感情を生みます。それらを抑え込むには「諦める」ことが最も簡単でしょう。「愛」の対義語は「無関心」だと思っています。諦められたら楽ですね。無関心になれたら楽ですね。無理だから通じなさそうでも語りかけます。こちらの思いをしっかりと話します。以前だと「怒る」行為だけのときのありました。今のご時世ですから叱りっぱなしではいけません。何がダメなのか具体的に伝える必要があります。怖いだけの塾ではすぐに潰れるでしょう。本気では子どもたちのことを考えての言動で道理に反していなければ、厳しい言葉は愛のムチです。

 同時にgive&takeの精神も子どもたちには理解してほしいと考えています。愛情でも、友情でももらうだけではいけません。誰かから何かしてもらったら自分のできる範囲でお返しをするということです。例えば、補習や再テストで最大限時間を費やしているので、年末の大掃除や定期テストの問題の提出などに協力してもらいたいということです。強制ではありませんが、比較的通じており嬉しく思っています。

 ところで、日本は韓国との外交で難しい問題を抱えています。「自分は何もしないけれど、他の人がしてもらえることは全部自分もしてもらって当然。してくれないとキレる」という発想は日本には馴染まないのと同じで、善意には善意でお返しすることによって更に相手も何かをしようとしてくれるのです。そんなことを理解してほしいと思います。

 いつまでもあると思うな、親と愛。

 

最近の出来事

 ご無沙汰しております。夏期講習会が始まり、授業と補習で少し体力を削られています。それでも、授業だけではなくしっかり外交もして良い刺激を受け続けようと思っています。ところで、一気に暑くなってきたので皆さまご自愛ください。

 授業はまず小4から。小学生全体的に復習モードに入っています。折を見て計算の復習をしておかないと頭の中でやり方がごちゃごちゃになってしまうのです。それでも単元ごとの小学校のテストでは悪くない点数なので理解できていないことが見え辛く、中学生になってから「小学生の頃はできたのに」とつぶやくパターンに陥ります。そうならないように節目節目で計算の特訓をしています。ここまでは順調なので、お盆後には先取り授業に入れそうです。

 小5算数はグラフの読み取りが少し甘かったです。新指導要綱が読み解く力に重点を置いているので、これからは対応した問題を解こうと思います。今までのように「引き算」という単元を新しく習ったから、文章題では大きな数字から小さな数字を引けばいい、という考えしかしてこなかった子たちは全くわからないことが大量に発生するでしょう。うちの子たちはそうならないようにしっかりと練習させようと思います。

 小6算数も復習モード。計算特訓と5年生までの内容を分けてしています。計算特訓をし始めてから途中式が雑なことにビックリ。左辺と右辺が全く等しくない式を書いて、何が間違えているのか全く気づかないのです。例えば6×8-4÷2=6×8=48=4÷2=2=48-2=46のような式です。答えは正解ですが、これでは数学が理解できません。理屈をわからっず答えだけ正解しても意味はないのです。そんなことを説明して、徹底を図っています。

 ところで小学生は夏休みの宿題の量にとても学校差があります。算数がプリント1枚相当だったのは衝撃でした。当然、学校の先生の意図があるのでしょう。それでも塾はされなりの量の宿題をお盆休みには出そうと思います。

 中学生は夏休みに入り部活動の行事が増えています。大会などの大きなイベント後の授業では体力がほとんど残っていないのは仕方ありません。頑張って来ているととらえるべきでしょう。ただ、中1は塾リンピックや各種小テストの準備(勉強)にかなりの個人差があります。例年以上に手抜きが目立つの気がかり。このままではずるずる点数が下がっていくのは明白なので、来週まで待って改善されない場合は積極的に朝昼土日問わず呼び出すつもりです。夏期講習からの参加の子たちだけが合格という結果に奮起を促します。

 中2は特進数学で期待と不安を感じます。前者は約束通り先週内容の復習をしっかりしてから授業に臨んでいること。後者は授業中の脳の使い方です。脳の使い方とは「いかに頭を使っているか」です。普段使っていない(種類の)脳なので考え方が大変ですが、(脳に)ストレスを与えないとできることは増えません。「考える」ことに主眼を置いて展開していくので、頑張ってついてきてください。

 中3は過去の反省から解説ではなく暗記&確認テスト三昧の夏期講習です。座って聞いているだけで覚える努力をしなければ社会の点数は伸びるはずありません。五ツ木の模試でも五教科中最も全生徒平均偏差値が低かったので9月の五ツ木では必ずリベンジします。緑中は学年上位5人中4人がワンセルフ生でしたが、学年トップはなりませんでした。次回はしっかりと結果を出したいところです。

2019年7月18日木曜日

最近の出来事(7/17まで)

 懇談会も終わり、いよいよ夏期講習会です。いつもより高い費用をいただくのでそれ以上のことをしなくてはいけないと張りきっています。レギュラー時間割を組んでから補習を考えるのですが、空き教室と空き時間の問題から教室は奪い合いになります。

 さて、久しぶりに授業の様子を時系列を無視し、中3から順番に書いていきます。今回の懇談会では進路の方向性を決めました。主に4択で「絶対公立」「私立専願」「状況次第で専願」「特待生狙いで私立」です。私立なら大学附属の高校かガリガリ勉強させる系か。ようやくほとんど全員の方向性が見えてきました。散々声を掛け続けた特進数学は最終5名で決定。第一弾を水曜日に実施。数学的センスでは緑YY、IAが少し飛び抜けています。ここに菫NMが割り込み横堤OSが追い着こうと頑張る展開。五ツ木で満点を取る実力があるYYIAと並びミスが目立ち点数が取れないのが課題。横堤OSは真逆で初見の問題に課題があるものの定着率が高い。だからテストや過去問結果は差がつきません。国語社会はまた後日。

 中2は特進数学のメンバーを募集中。緑FH、TH、KH、OM、HY、YAが確定。締め切りは7/18(木)です。男子の参加を渇望しています。また、7月の新入生たちにも期待がかかります。ほぼ募集が終わったので今後の新入生補習を考えず、先生の余力をす全て既存生の学力向上に充てられるので今後の実力アップが楽しみです。全体の底上げが全学年共通の大きな課題ですが、330点程度で塾内ワーストになるレベルには仕上がってきました。それでもまだまだ伸びしろは残っているはずなので、鍛え上げようと思います。

 中1はようやくクラスが落ち着き始めました。これも例年通りぐらいかもしれません。いや、むしろ早いかもしれませんね。夏期講習では私立中の子がきて上位陣の切磋琢磨が期待されます。今までは基本の徹底のための補習が多かったですが、これからはプラスアルファを目指しての特進向け補習がスタートします。大きな問題はあっても授業そのものは例年よりやり易い状況になっているので、今後の展開が楽しみです。

 中学受験ではTEHFが少しずつ仕上がってきています。開明中の過去問では既に8割前後取れるようになりました。国語もじわりと上昇中。あとは社会理科ですね。まずは夏休みに社会をある程度仕上げてから理科をする予定です。当初9月を予定していた理科は11月から2ヶ月で仕上げる方向で考えています。ONは少し上昇気味。モチベーションが上がればこれから一気にできることが増えていくでしょう。

 その他小学生は次の機会で…

2019年7月11日木曜日

懇談会の出来事

 6月末より始まった懇談会もいよいよ終盤です。参加率99%で一件辺り40分の枠があり一日終わる頃には授業と違った疲れがあります。そんな懇談会は親御様の子どもへの愛情や期待を感じて、その期待に絶対に応えなくてはいけないという思いが一段と強くなるものです。

 ワンセの懇談会は独特だと思います。お勉強のことは塾で直接本人に指導するので、あまり詳細のご報告はしません。どちらかというと塾内での様子やご家庭での様子を情報交換している感じです。学校でのことも子どもたちから雑談を通じてある程度は把握しているので、評定(内申)に影響が出そうな場合は提出物や授業態度についてご報告しています。進路相談はどの分野でもOKですので、中学入試から大学入試・就活についてが多いです。兄姉が卒業生ならば近況もお聞きし一喜一憂します。

 塾講師を職業として選択しましたが、元々学校の先生も考えていました。だから、教育者の端くれだと思っており、勉強を通じて多くの成長を願っています。成績向上よりも大切な人間関係やモラルマナーなどは、気づいた大人がするべきだと思っているので、しっかり注意します。あいさつはその最たる礼です。100点取れてもあいさつできない子どもはダメだと常々言っています。

 そんな私が懇談会で心がけているのは親子関係に緩衝材になることです。思春期の子は正に「親心子知らず」なので、親御様の思いを話します。今は理解できなくても少し成長すればわかるはずですから。また、保護者の方にはできるだけ子どもたちの塾や学校での様子をイメージしやすいような逸話をできるだけ探すようにしています。人数が増えても一人ひとりを丁寧に見ることに変わりはありません。見ていないと具体的な話が懇談会ではできないのですが、学生講師との違いはこの辺り差でしょう。また、ワンセは懇談会でのオプション勧誘が一切ないので純粋にお子様の話で盛り上がっています。

 勉強以外の話が多い分、お互い懇談会で聞いた話はあまり子どもに言わないことのほうが多いような気がします。言わずに「知ってるで」と心の中で留めています。時おり、子どもから三者面談が良いといわれることもありますが、こっそり話ができなくなるので二者での面談尾のほうが私はありがたいです。

 最後に、懇談会中は電話を取れないケースが増え、ご迷惑をおかけして申し訳ございません。つながらなかった場合の遅刻連絡は本人からの深刻でも結構です。ご相談事は改めてご連絡いただくか、メールにておっしゃっていただければこちらからお電話いたしますのでよろしくお願いします。
 

2019年7月8日月曜日

補習=愛情

 先日、懇談会で「(小学生の)子どもが学校や他のことは時間や宿題が管理できないのに、ワンセだけは宿題や塾がある日は早めに帰宅し絶対遅れないよう早めに家をでます。どうすればそのようにできるのでしょう」と言われました。自己管理は小学生の最大のテーマの1つです。それができていることを嬉しく思いました。小学生は基本的に「言いつけ」は守ろうとします。だから最初に「ルール」を明示し守れなかったときにしっかりと注意します。それも初回は軽微なものでも注意することによって「ワンセではちゃんとしないといけないんだ」という意識が芽生えます。提出物のチェックも同様で、人数の多少に関わらず細部まで見て評価します。そうすることによって「ちゃんと見られている(からきっちりしよう)」という気持ちになるものです。

 ところで本題。OneSelfの補習は愛情でできている、というのは半分本当です。基本や勉強習慣が確立できていないケースは多少強引でも引っ張っていきます。反面、特進クラスのものは「気持ち」を大切にしています。プラスアルファの授業に前向きになれないならクラスの士気も、講師の士気も下がります。それなら参加しないほうがいいという考えです。

 基本的な補習(無料)が必要な子で、前向きにとらえていただけない場合は長続きしないケースもあり、時には勉強そのものから完全に後ろを向く可能性もありますので、より慎重な判断をしています。ちなみに特進用の補習は気持ち9割です。本人にその気がないなら原則として強制参加はしていません。最終的に公立C問題や私立難関高校を意識して実施しています。中2まではレギュラーで特進クラスを設けるか、イレギュラーで節目節目で実施するかはクラスの状態を見て判断しています。

 最も補習が多いのはやはり受験生。必要に感じた分は積極的に実施しており、クラブ引退後の1週間平均通塾時間は例年30時間を裕に超えています。それでもC問題は特別で、数学国語だけでプラス数時間必要です。平日は中1・2もいるのでメインは土日。休日を割いてするのですからやる気がないなら参加してほしくありません。基礎クラスは強制ですが、ハイレベルなものは子どもの気持ち次第です。「できるなら頑張りたいけど、どうしようかな」ではC問題に太刀打ちできません。まして保護者の方の思いと子どもの気持ちが離れている場合は厳しいです。気のない状態でハイレベルな講義を受講しても全く役に立たないので、他の教科に時間を費やしたほうが効率的です。

 私の授業であまり眠そうな顔をする子はいませんが、稀にいます。ハードなクラブなら必死に睡魔と戦うのであればともかく、単純にそのような姿勢を見せるならこちらのモチベーションは下がります。通常授業ですらそんな状態で「プラスアルファを頑張りたい」と言われてもこちらの愛情はあげられません。特進クラスの補習は子どもたちの気持ちを受け止めて講師が気持ちで動くのです。個別や大手塾であればオプションとして有料なので、誰でもウエルカムでしょう。そもそも、気持ちがないなら届かない点数や志望校を口にしてほしくありません。こちらは本気で受け止めそれなりのカリキュラムを考えます。やる気がないならお互い時間の無駄です。

 ちなみに七夕の今日は、一部有志と補習をしました。1ヶ月ぶりの休みの予定を、最終的にお願いされたので応えました。超久しぶりに私服でやりましたが、気持ちがある子たちの補習は気持ち良いほどに成果がわかります。

 他塾の先生と話をしたおり「ウチ(ワンセ)は先生のやる気をそぐ子どもや保護者の方はいません」「補習は楽しい」と言い羨ましがられています。ただ、こちらの愛情(補習)に対して気持ちで応えてくれないと冷めることもあるのが愛です。

 

2019年7月5日金曜日

続・期末テスト速報

 中3菫はまだほとんど返却されていないのでまた後日。中2は自己ベスト更新の嵐。緑中学ではHYFRTMSY、EANHKYSK、OMUT、MS、IHが入塾後自己ベストまたは1年一学期中間テストの結果(順位)を上回りそうです。その中でもFRが全教科90点超えという素晴らしい結果でした。TMKYIHは待望の大台突破です。未返却ながらMSYAも大台突破で自己ベスト更新の可能性があります。中1では英語の満点報告を複数聞きました。数学英語満点の緑MY、HAを筆頭にOA、NMです。金曜日の残り教科の報告が楽しみです。

2019年7月4日木曜日

塾対象説明会&懇談会

 塾対象説明会と懇談会で睡眠不足気味です。夜の授業が終わると少し疲れを実感する今日この頃です。

 さて、塾対象説明会は全く面白くありません。今年も行ける限りは参加していますが、足を運んで良い話を聞けた学校が常翔啓光&関大北陽。その逆が相愛・薫英・桃山・金光大阪・金襴会・城星。どちらでもない学校が追手門(大手前ではありません)開明です。まず、校長・教頭先生が出てきて話される内容が意味のないものや自己満足なもので大人になっても聞ける内容ではありません。何よりは綺麗に話されたり、美しいパワポを準備するのが目的となり肝心の学校が見えないのです。ちなみに昨年度の塾対象説明会で最もエキサイティングだったのが興国で、啓光・大和田が続きます。生徒を全く大切にしていないと伝わったのが四天王寺・清風で、絶対に行かせたくないほど酷かったのが兵庫県の武庫川女子でした。

 それを反面教師に、ワンセではみなさまの知りたい情報をできるだけヒアリングしてニーズに応えようと思っています。高校説明会では少しでも進路について親子で話し合う機会になってほしい、知らなかったことをお伝えしたいと考えながら組み立てております。毎年、ネタを少しずつ変えて話していますが、直前までテーマの決定に頭を痛めつつ、悩んだときは子どもたちに話を聞いてテーマを決めている状態。秋の進学説明会も既存のやり方にとらわれず、新しい試みを続けています。

 ところで、懇談会は3割程度終わりました。今回はお父様のご参加が目立ち、父の育児参加を目の当たりにしています。お子さまへの熱い視線や期待は何よりのモチベーションアップにつながります。ブログでエンドレスの存続について書きましたが、完全停止は予定していません。他の方へのご迷惑になる行為を続けられたら、個人に対して利用禁止はありえます。また、私自身はとても諦めの悪いタイプで、宿題・課題の雑なことは追いかけ続けたいと考えています。ただ、他の方へのご迷惑や示しのつかないことを繰り返されると許したくても、そうできない状態に追い込まれることもあります。一度お預かりした限りは卒業生まで責任を持って指導したいです。その思いに変わりはありません。辞めさせたいと思って退塾勧告をしたことはなく、断腸の思いで告げています。何度も何度もチャンスをあげても応えてくれないことが続くとやるせない気持ちになります。成績不振は塾が何とかしなくてはいけません。お預かりしたお月謝に見合った結果が出せず、費やした時間に対する成績にならない場合は、お金をいただくことに対して申し訳なく思います。

 土曜日からは懇談会の中盤戦です。夜にブログでアップしようと思っていますが、2年生の緑中は非常に素晴らしい結果です。おそらくやや問題が易しかったのでしょう。基本に忠実な問題だとワンセの子たちは無双です。1年1学期中間よりも上がる子がかなりいてそうです。そんな良いご報告をしつつ、基礎力はあるものの思考力が課題の子が多く、実力テストが案じられるという話も併せてしなくてはいけませんが…

期末テスト速報

 まずは中1から。茨田HKが全教科90点超えで大台突破。順調な出だしです。緑HAは3教科返却で英数2科目満点。中間に続き学習奨励賞獲得できるのでしょうか。緑NMは英語が満点。ノーミスは素晴らしいですね。緑TYは社会が未返却ですが、ここまで全教科90点以上で前回よりも上げてきているのは凄いですね。

 中2は鯰江KRが中間に続き1年1学期中間の点数を更新し自己ベスト。中1から在塾していて自己ベストを更新するす頑張りは立派です。茨田KKは入塾前比100点以上あげてきたようです。上々の出だしですね。新入生の緑UTは英語が得意ではなかったのですが、9割オーバー。緑IHMSは改善された勉強への取り組みがどれだけ点数に反映されているのか楽しみです。緑NHの入塾前比100点upも可能性充分。2科のみの返却ですが緑YA、FHは自己ベストの更新&学習奨励賞(480点or学年トップ)に期待。緑HYは少しモチベーションが上がってきた気配。明日以降の返却が楽しみです。

 中1中2は案じられていた鯰江中1女子、中2緑男子がそれぞれ悪くない結果。逆に、前回良かった中2鯰江はKR以外は少々物足りない結果でした。まだ4割程度未返却なので明日以降を楽しみにしています。

 中3は茨田KMが待望の大台突破。ここ数回5教科合計わずか1問で逃していた大台にようやく到達です。本当におめでとう!緑ではMHがここに来て伸びています。同様に緑MRもできることが増加中。菫は水曜までがテストだったので全く返却されていませんが、NMに期待しています。受験生らしい雰囲気に少しずつなってきた彼らの今後の伸びが非常に楽しみです。

2019年6月30日日曜日

G20前後の出来事

 大阪で開催されたG20は無事に終わりました。卒業生がここで活躍しており、G20首脳とのツーショットがインスタで7万人以上のいいね!がついていることを非常に誇らしく、私のモチベーションアップにつながりました。また、懇談会を通じ、保護者の方の子どもへの思いが何よりの糧になります。更にお父様のご参加が増えていることを嬉しく思っています。

 ちなみに思いがけない4連休はもちろんendless。約45時間を乗り越えました。中1の子たちがendlessを重ねる毎に集中力を持続できるようになっていっています。脳は鍛えるほど、応えてくれますのでしっかりと刺激を与え続けたいと思います。同時に「正しい勉強」を身に着けられるよう指導していかないといけません。ところで、緑SEがここにきてキャラ変。笑顔が増えました。緑NMNWも自習時間を色々考えてやっているみたいで少し安心しました。

 中2は緑OMが勉強に対する姿勢が変わり、結果に期待しています。男子では緑MS。波は荒いものの少しは勉強に対して感じるものがあるようで結果が楽しみです。緑KH、T・HIの自己ベスト更新も期待がかかります。

 中3は五ツ木対策過去問。数学では偏差値70オーバーで菫NMがトップ。社会は予想通り緑SSがトップ。両科目とも2番手との差がありました。期待値の高い子は多いのですが、まだ応えてくれる子が少ないので物足りません。それでも今後しっかりと応えてくれると信じ、鍛えていこうと思います。

2019年6月28日金曜日

最近の出来事

今週末からの懇談会を控えて各種準備と検討事項の正式発表に向けての調整の追われています。G20が大阪でありますが、そこで活躍する卒業生も良い刺激です。

 endless改革と新クラス設立が2大検討事項です。静かな自習室でガリガリ勉強しないとダメだと思っていますが例年中1は手抜きをしようとします。それを矯正していくのが恒例で、対処方法を変更し詳細を懇談会にて発表できるよう準備中です。

 中3では緑SSの追い込み楽しみです。同時に横堤OSのやる気スイッチオンも同様。懇談会が落ち着いたらしっかり特進らしいことをしていこうと思います。数学では彼らに緑IAがどのように刺激を受けあうかがポイントです。切磋琢磨して伸びていくのをしっかりサポートします。先週末には個別の面談を行い現在の進路について話しました。自分のことを真剣に考えている子が多くてほおが緩みます。この時期にある程度将来について考えているのは非常に良いことです。考える機会が増えるような話をしていきます。

 中2は鯰江の子たちに注目。昨年の後半に少し下げてきたのですが、ほぼ全員踏ん張っています。社会担当しては少々不満はあるものの状態が上向きなのは良いですね。緑中の子たちはかなりモチベーションの差があります。全員に上を向いてもらうような方法を暗中模索です。小学生から中1にかけて最も注意されることが多かった学年だけにクラスの雰囲気が出来上がってきたように思います。緑KH,T・HI、FHが頭角を現し始めましたが、数学担当としては寂しい思いをしています。

 はい、最も悩みの多い中1。例年通りかもしれませんが、想像以上に小学生と中学生の精神力や思考力は差があり、ルールを守るという概念も意識の差が非常にあります。ここ最近、ブログで愚痴ることが多いので「ワンセってとても荒れているのか」と思われると心外です。学校平均点以下はいませんし、週30時間は通塾して勉強しています。入塾テストを実施せず、気持ち一つで入塾できる環境としては決して悪くないです。私の理想が高すぎるのでしょう。全員自分の将来について真剣に考え、自習中ガリガリ勉強し、切磋琢磨し協調性も身に着ける。そして、例外を出さない。これが理想であり、私基準の「普通」です。緑HAが頭1つ分ほど飛びぬけているので、彼女に追いつけるよう鍛えていきます。

 小学生はまた次回…

2019年6月21日金曜日

最近の出来事

 長文で書いた今日の出来事が保存できずに全て消えてしまい心が折れています…

 endless中に手紙(メモ)の回しあいをするという事件が起きました。一人ずつ呼び出し、注意&今後の自習室利用及びendlessの自習時間の参加禁止を伝えました。同時にかねてより検討事項であったendlessの在り方について葛藤中です。今までのように全員強制参加の時間を縮小し、自由度を上げて自習時間を増やし、主体的な勉強をできるような空間を創りたいたいと考えています。今までごく一部の気持ちの乗らない子を中心に声掛けをしていましたが、その時間をその他大勢の子に遣うほうが効果的ではないか。迷惑行為をする子を注意し続けるのが生産的なのか。そんなことを考えます。全員参加型は土曜日のみにして、時間も縮小するのが現実的でしょうか。日曜日には頑張れる子だけを対象にし、平日のテスト対策も自由参加にしようか、など様々な思いで頭の中がグルグル回っています。

 では、最近の出来事。中学受験組のHF、TEが正常進化しています。できることが少しずつ増えています。少し、と言っても2回の授業で1単元なので急成長といえるでしょう。絶対合格できるようしっかりとカリキュラムを組み、実践していこうと思います。小4算数は大きな数の応用問題で少し理解が浅い単元ができました。数字の概念なので、暗記ではなく理解してほしいと思います。HUが見ていて面白いです。瞬発力は微妙ですが、一度理解すると定着率は高い。その差がとてもあり、想定の上を行くことが多いので面白いのです。

 中1では安定の緑HAに期待の緑SM。ここに緑TYがセンスを発揮し始めています。切磋琢磨し全員の底上げを実現していこうと思います。中2は気持ちの差が点数の差になっています。緑FHを筆頭にTH、KHが順調に出きることを増やしています。2番手グループとの差がかなりついてきたのが複雑な心境です。少し差がついた子たちとをしっかりと引っ張っていくための手段を模索中。中3は良くも悪くもない状態。4年前に大手前不合格を出した学年と何となく似ているのが少し気掛かり。期待値が非常に高い子たちなのにやる気スイッチのオンオフの回数が多いです。それでも時期を考えれば状態は悪くないのでしょう。紺今後の緑SS、横堤OS、緑MRには男子独特の瞬発力に期待しています。

2019年6月14日金曜日

最近の出来事

 LINE@(LINE公式)が始まりました。ワンセらしく対象は生徒・保護者のみで、主に補習を中心とした情報をアップする予定です。子どもたち向きにはタイムラインで、全体にはメッセージを流す予定です。endlessでは遅刻欠席連絡は子どもたちの申告で大丈夫ですが、LINEからの連絡は原則認めていません。

 ところで、一般企業の人と話していると自分が如何に俗世間から離れているのか実感させられます。子どもたち相手の場合、あまりオブラートには包まずダイレクトに伝えることに慣れており、遠回しな言い方でどんな方向にもいけるニュートラルな位置と距離感で接されることに慣れていないという自分の短所も痛感。一般企業では私のような歯に衣着せず物言いは浮くでしょう。ややもすると組織から排除されます。自分の立ち位置を再確認し世論との乖離を実感する良い機会です。そんな刺激を受けられるので人と会うのは良いですね。

 では、久しぶりに授業の出来事。小3算数はJAに成長の跡あり。出来ることが日進月歩増えています。気持ちが更に前を向けばまだまだ伸びるでしょう。小4は大きな数をやり始めて3週目。例年よりも理解度が良いように感じられます。MYMKが特に良い感じです。あとはミスが減ればばっちりですね。小5は小数の割り算を色々混ぜてやっています。概数や余りのある問題など、きちんと理解していないと解けない単元で、今までなんとなく割り算、何となく掛け算というやり方をしてきた子たちには一つの山場です。小6は少し難しい考え方の問題にチャレンジ。中受組以外ではSSが良い発想をしています。また、今年は漢字テストの勉強をしっかりしている子が多いのが良いですね。MHMSはこちらの校舎に来てとても良い刺激を受けているようです。

 中学生はendlessの後に…

今後のワンセ

 進学説明会における話のネタ繰りの中で「進学校の真の面倒見調査」が大きなテーマの一つでした。進学校に在籍しただけで国公立は当たり前、関関同立なんか、という雰囲気に流され関関同立にすら行けなかった子たち。つまり伸び悩んだ子たち。どうすれば高校生になってからも伸びてくれるのか。その鍵は開明高校にありました。

 開明高校は数年前に毎朝していた小テストを廃止し、自立性・自主性を重んじるように方向転換しました。果たして、国公立大学合格者は急増。開明中学高校説明会などでは積極的に数値のアピールをしています。反面、浪人生も私立高校ではありえない毎年3割前後。国公立大学を狙うために私立大学に合格しても浪人している子が多い、と説明していますがこれは実態と離れているでしょう。関関同立に合格できなかった子が半数程度いるように感じます。つまり、下を完全に切り捨て上を拾うという大手塾と同じシステムですね。開明に限らず、上の学科のみ力を入れている高校のほうが圧倒的に多いです。

 翻ってワンセルフ。全員の底上げという根幹は不変です。通塾時間を調べると成績下位層と上位層では受験生を除き下位のほうが圧倒的に長く、週6時間のレギュラー授業に対し、下位層は10時間以上、上位層で10時間程度です。これが受験生になると逆転し、例年上位層が週40時間、下位層が30時間程度の平均通塾時間になります。学校があることを考えるとほとんど塾三昧ですね。それでも卒業生に聞くと「自分で考えて勉強する時間が長く、その環境が整っていた」という意見が多いです。受験生になると自覚で勉強する子が急増しますが、それ以外の学年はまだまだその意識には至りません。では、どうすれば全員の底上げができるのか。

 これは永遠の課題です。ただ、開明のように上位のみ、やる気がある子のみ手を差し出す塾にはなりません。上位は今まで通り多種多様な刺激を与え、スイッチオンになっていない子は様々な方法で振り向かせる。それでも振り向かない場合は高校生になってから頑張っても手遅れにならない程度に最低限度の基礎を徹底させる。これが現状考え得るベターな手段でしょうか。模範解答がない分、悩みどころです。

2019年6月11日火曜日

言う後悔と言わない後悔

 説明説明会で長い時間を頂いて話した主体性についてですが、今の19歳世代にしつこいほど言わなかったことを軽く後悔しています。結局、希望通りの進学先だったのは半数もいません。高校時代に流されたり、自信過剰の結果です。彼らが現役中学生のときに言いましたが、みんなの実力を把握している自信があるので、どの時期に勉強をすればどんな結果になるのか想像できます。卒業してからマメにコンタクトを取っているわけでもないので、本当に細かい状況は把握できていません。ある程度信じるしかないのですが、伸びなかったことが残念です。

 そして現役世代。今の中2は閃(ひらめ)くセンスは劣るものの努力でカバーして見た目の点数をある程度取ってきています。その結果が450点前後なので、中学校では周りから「賢い」と言われることが多いでしょう。努力でテストの点数を取っている子は妄信してはいけません。「うさぎとかめ」の典型的なかめタイプ(努力型)がワンセでは大半です。小学生の高学年まで努力せずとも高得点を取れても中学生になると少しずつ下がっていきます。

 ところで、身体に成長期があるのと同様、脳にそのような時期があります。そして、それは個人差が激しく、早熟型から晩成型。早熟型は勉強においてアドバンテージがあるので好きになる傾向がります。逆に晩成型は何をしているのか理解できないことが多く、好きではなくなりがちです。そんな極端でなくとも、伸びる時期は必ずあります。そして、その時期は永遠ではありません。身長など身体の成長は目で見てわかりやすいですが、脳は見えないのです。

 あるとき、勉強が得意ではない子をお預かりし、成長期を強く感じたので色んな方法で勉強させようとしましたが前向きになることはありませんでした。それ以降、中学生を預かる責任として眼前の課題をできるよう指導し、実力をつけることに専念していました。本来の塾の仕事は預かっている期間、責任を持って指導する͡͡͡͡͡͡͡͡͡͡͡͡こと。その本分は全うしてきたつもりです。ただ、主体的な勉強はできていないので高校生になってから気づけるかどうかという責任からは背を向けました。

 でも、今年のように言わなかったことを後悔するなら少し厳しいですが、現況を率直に伝えようと考え直しました。見た目の点数は悪くないことに胡坐(あぐら)をかき、やればできる子と思い込み、成長期を逃そうとしている子に対して現実を伝えました。みんなの前では名指しにしませんが、私の思いを伝え、個別に話をしました。見た目の点数が悪くなく、勉強できていない自覚がないので理解しにくいようです。特進の子たちに期待することと、標準の子たちとでは内容が異なります。周囲からも期待値の高いことを言われていることを知っているため、自分の立ち位置に気づいていません。すでに特進どころか標準の下のほうにいるのに「かつての栄光」で自分ができるつもりになっており、客観的な自己分析ができていないことに対して話しました。今、気づけばまだ間に合う最後です。それでも自覚が芽生えないと「小学生の頃は賢かった」と大人になってから言う子になってしまいます。

 勉強において、期待される重さと期待されない寂しさのどちらが辛いのかは個人差があります。彼らに現況を伝えて、思うところがあるでしょう。それに対して私もずっと悶々としてます。気づかないまま高校生に問題を先送りしたほうが幸せだったのかもしれません。でも、成長期は待ってくれないので、最終警告を出しました。遠回しに言い続けてもきづかなかったのでストレートに。頭を使うだけで今後の人生の選択肢が大きく変わるのだから使って欲しいなぁ。

2019年6月9日日曜日

進学説明会&つれづれなるままに

 金曜日は進学説明会に多数ご来場いただきありがとうございました。保護者の方の参加率は95%で、受験生以外のご家庭の関心の高さに気持ちを入れ直しました。

 ところで、恩師から電話をいただき定年の声が聞こえる年齢になったと聞き、時の流れの速さを痛感しました。その際、嫌な仕事をしたくないということを聞き、私は幸せな立場なのだと再確認しました。宿題や課題に対する意識が低い子がいると嘆いても、学校のクラスの中では上位陣。できない、と嘆いてもテストでは100点を取っています。教えたくない子はいません。愛情があるから嘆きもあるのです。至らない部分はご家庭のフォローやスタッフの頑張りで助けてもらっています。独立前は保護者のご機嫌伺が何より大切で、言ったもの勝ち気質にどうしても馴染めませんでした。子どもの成長を考えれば現状を把握し、対処法を考えて実行し、必要な範囲で親御様にお伝えすしています。一つ一つ報告するゆとりはありません。かつては全世帯の電話番号を暗記するほど(大げさではなく覚えていました)に電話しまくっていましたが、今ではその時間を子どもたちに遣っています。

 日曜日は朝から出社し、PCの接続をしました。中3のみ声をかけたところ若干名が参加。雑務の合間に補習をするのが心地よかったです。進学説明会でも何度も言いましたが、主体性のある子たちとの補習は何時間でも苦痛ではありません。いや、とても楽しいです。課題や宿題を手抜きする子や、たった今の話を顔を上げながら聞けていない子たちがとても気になります。放置すると悪化するしかないので根競べです。親以外の大人が諦めずに正面から受け止める人は必要だと思います。土曜日は夕方まで自由を満喫し、夜に事務所にいましたが補習しておけば良かったとしみじみ思いました。

 こういう環境で教えられていることがとても幸せなのだと実感。私のストレスの大半(ほぼ全て)は宿題・課題が徹底できていないこと。友人に言うと「たかだそんな悩み」と揶揄されますが、私にとっては全てです。みんながちゃんと考えて勉強することが至福。一人でも例外がいると、その子を引っ張るための方法を試行錯誤します。例年春先はそんな時期ですが、これからはプラスアルファのことや受験生に時間を費やすとき。平日は引っ張っていく子たち、週末はプラスアルファになるのでしょうか。散々嘆いていた中3も前向きな意見や将来の相談をしに来る子が急増中。この時期に全体的にモチベーションが上がっているのは、むしろ過去最速です。そんな彼らと真正面から向かい合って良い影響を与えられる存在でいたいと、精進です。彼らに負けないように。

2019年6月6日木曜日

line

http://nav.cx/czJeh0s

進学塾OneSelfの公式line@できました。塾生・保護者の方へ時間割・行事のお知らせをします。友だち追加していただくと、テスト対策や補習・自習室情報をお伝えします。写真なども限定でアップしていく予定です。

2019年6月4日火曜日

最近の出来事

 月曜日、鯰江中学のテスト結果がほぼ出そろいました。最も案じられた子たちですが、中1は最低限度を辛うじてクリアしてきた子が多かったです。中2鯰江は、全体的に芳しくなかった中1の後半以来、久しぶりに良い結果となりました。ほぼ全員が自己ベストの点数または順位を更新してきました。中3鯰江も同様です。

 ところで月曜日に大阪薫英女学院の先生が来訪。開講以来お勧めしている高校でした。最近、少し元気がないのが気になっていたのですが、理由が少しわかったような気がします。先生の質が変わったのでしょう。私は高校をお勧めするとき、必ず子どもの意思表示とご家庭の方針を確認します。大手前高校は良い学校ですが、万人に良い学校ではありません。私立の開明や大和田・桐蔭でも然りです。学校名より相性が肝要。卒業生で大手前に行って後悔した子はいませんが、寝屋川に多数います。翻って薫英の先生。いや先生というより営業マンそのもの。様々な数値を誇っていますが、そのからくりも知っています。でも、驚くほどに現場を知らないのでてっきり先生ではなく塾への営業専門の人だと勘違いしたほど。全く子どもを見ない(知らない・わからない)のに教授力もない。公立に比べてメリットがありません。デメリットしかわかりませんでした。私は森ばかり見て気をみていなかったようです。「おすすめできる高校」から「行っても後悔しない学校」になりました。

 ちなみに今週の金曜日には鶴見区民センターに多くのご来訪いただけるようで絶賛プレッシャーを感じつつ、話す内容の最終調整中です。内部生だけではなく、中3の外部生や保護者の方のご友人にも来ていただけるようなので、その全員に何か一つでも「良い話を聞けた」と言っていただけるよう推敲に推敲を重ねて原稿を書いています。私の思いを皆様へしっかりとお届けします。

 授業では中2特進数学を楽しく展開しようと思いきや、新単元の一次関数の導入の基本でつまずくという流れ…少しだけ概念の話をして導入したのですが、代入や基本的な引き算があやふや。今まで頭を使わずに「引き算の単元だから数字は大きなものから小さなものを引けばよい」というふうに問題を解いてきたのがよくわかる状態でした。正直、基礎レベルの内容だったのでかなりショックです。やりたいことの半分で終了。これで復習せずに来週の授業を受けたらその場で標準クラスに降格しようと思います。

 その後の全員社会では日本地理で各都道府県の特色を南から順番に解説。社会の解説は盛り上がって楽しいです。浮ついた雰囲気が少しずつなくなり、聞く姿勢が出来てきましたね。私も電子黒板の使い方にようやく慣れてきました。これから良いものをドンドン作っていきます。

 最後は中3国語。どうやらこの学年は学校での授業態度が悪いらしく内申(評定)に期待できないようです。評定がどれぐれらい大切か今度の進学説明会でしっかり伝えなくてはいけません。ただ、受験生らしい緊張感を持ち始めた子もいます。今日は席替えもしましたしね。
 

2019年5月31日金曜日

最近の出来事&理想と現実

 鯰江中のテストが7割返却されました。まずは中1の満点報告から。SN、KN、FIがゲット。易しいとはいえノーミスは素晴らしいことですね。中2は全員が自己ベスト順位を達成してきそうな雰囲気。MKは大台突破。OMは大台復活です。中3はKY、OMが悪くない感じ。全生徒の8割から9割が自己ベスト更新しそうです。なかなか素晴らしい結果ですね。中3横堤OSからも満点報告あり。今日(木曜日)は一気に満点が増えました。区民センターでの表彰者が増えたのは非常に喜ばしいことです。

 授業では小4算数が大きな数の導入をしました。この単元は小学校の半数程度が完全理解できずに終わるところ。毎年塾でも一回の授業で全員理解は厳しいのですが、今年は比較的手応えが良かったです。ISSAは入塾時を思い出すと成長をしみじみ実感します。本当に中学生になったら楽しみな子たちです。

 中学生は全学年でテスト総括&現状の課題の話をしました。少しそれますが、ここから長文の私の理想と若かりし頃の自分語りです。

 先日CS放送で金八先生の再放送を観て、学生時代に観て(もっと古いバージョンですが)先生になりたい思いが強くなったことが思い出されました。どんな生徒にも諦めずに前だけ見る教育に強い憧れを抱きました。また、学生時代からバイトで先生と呼ばれていたときのことも思い出しました。失うものなどない無鉄砲な学生講師時代、複雑な家庭事情で近隣に引っ越し、その後戻ってきたのにある日突然、九州地方に再び引っ越して行った子のことです。家庭が複雑だったので、その子のことが非常に案じられ夏休みに単身、九州旅行と称して様子を見に行きました。今なら家庭に首を突っ込みすぎと指導を受けるところでしょう。心の傷を少しでも何とかできないかと無茶をしました。今、ワンセの講師が私と同じようなことをしようとしたら止めるでしょう。心の中では応援しますが。当時は諦めるということが私の辞書にはありませんでした。

 翻って今。開講時より全生徒平均を筆頭に「全員」にこだわっています。例外を出したくありません。特に成績不振者や素行の芳しくない子は非常に気になります。ただ、彼らにこだわって無事にワンセを卒業できた子はほとんどいません。すると「誰得だったのか」と感じるわけです。卒業できなかった子はストレスや劣等感が残り、彼らに費やした時間を他の子に使えば良かったと思ったり。今では、ストレスにしかならないなら頂くお月謝がしのびないので、早めに決断をしたほうが良いと思っています。経験からくる諦めというやつですね。

 それでも中学生のときに決めた塾開業。ちなみに具現化した1年目の日誌には「先生で、兄で、お父さんで、(女子なら)彼氏のような全てを備える先生になりたい」と書いていました。青すぎて笑えますね。ただ、根幹は全く変わっていません。手塩にかけた卒業生は困っていればいつでも無条件に手を差し出します。

 からの、昨日今日の出来事。私は自分の感じたことを比較的ダイレクトに子どもたちに伝えます。一番は受験生への不満。一言で表すと主体性のなさです。450点ホルダーのほうが多いのに受け身な勉強しかせず、与えられることを待っていることに対してです。国公立大学に行く子は自分の出来ないことを把握し、危機感を持ちながら問題解決を図ります。似て非なることは自分の好きなこと(勉強)だけしてそうではないことを放置したり、基本を無視して唯我独尊なこだわりをもつことですね。正直、高校合格だけなら志望校に行ける可能性が高い子のほうが多いです。それでも主体性のなさから高校で伸び悩む子が多いと感じます。上を目指すなら自覚を持った勉強が必要。それを受け身で出された課題だけできれば大手前などに合格し、高校合格がゴールになってほしくないのです。そんな話をここ2か月してきたつもりですが、残念ながらみんなの心には届かなかったようで、誰も勉強の相談に来ませんでした。ものごとにはリミットがありますから、ウジウジしている間に手遅れになることもあります。成績下位者なら塾に半強制的に呼び出してやらせますが、上位者は自覚がなくては無意味なので、刺激になる話や補習などをします。それも正直に話しました。みんなの実力と地頭はある程度把握している自信があり、どれぐらいの努力でどんな進学先(高卒後)かわかります。

 だからこそ、今奮起できない子に対して3年後に伸び悩み大学受験で失敗し「自称やればできる子」になる可能性が高くなることを伝えました。授業の中のでは名指しで長所と改善点を指摘し、こちらの期待値の高さを遠回しに言うと、授業後には横堤OSが初めて自分の言葉で勉強の相談をしに来ました。その子も茨田KM、緑YY、茨田北IAらが勉強の相談をしに来ました。

 そう、言いたかったことが少し伝わったようで私はとても嬉しい、というのがこの長文のオチですね。

2019年5月29日水曜日

月火の出来事

 今日は鯰江中のテスト初日。中3鯰江KYは昨夜、帰宅直前に一緒にした問題が数問出題されて無事に解けたと嬉しそうに報告してくれました。国語をかなり詰められていた中1鯰江の子たちはさすがにそこまで悪くない手応えだったようで安心しました。鯰江OMは理科の手応えがあったと嬉しそうに報告してくれました。あまりそういうことを口にするタイプではないので、本当に手応えがあったのでしょう。ちなみに菫中のテスト返却もあったのですが、中3NMは辛うじて大台キープ。HAが点数未報告なので結果を楽しみに待っています。水曜日からは鯰江中が続々と点数報告される予定です。

 中受組のTE.HFには家庭学習用の課題をドンドン渡しています。簡単な管理はしますが、自覚のある子たちなので心配していません。算数の比の問題を久々に解くと最初は勘が鈍っていたようですが、後半からは戻ってきました。それぞれの中学のレベルは高いですものの超難問はあまり出題されないので、しっかりポイントを絞って全員合格してもらおうと思います。

 小5は小数同士の割り算のあまりや四捨五入の導入。〜の位まで、〜の位を、の違いが完全定着しておりません。問題を活字として認識して理解する能力が最近の子たちは極端にできなくなっているように感じます。算数ではなく、1行レベルの文が読み取れなくなっているのです。イチローがブレイクした26年前から国語力の急激な低下を感じていました。ただ、あのときの比ではないぐらい今の子たちは危機的にできません。思考力も読解力も平均値がぐんと下がっています。ただ、通塾率の上昇に伴いテクニック的に点数は取れるので見た目の点数に大きな変化はありません。だからこそ危機感を覚えるのです。

 中1数学は文字式の簡単な応用問題。緑SMSEHAと共に切磋琢磨してくれそうな雰囲気。ようやく落ち着き始めました。課題は家でしっかりとする習慣をつけつつ、プラスアルファのことをしていくようにしようと思います。

 ところで、今は各学年定員の9割程度が埋まっています。躾期間のゴールが見え、楽しい授業を展開できるようになり始めています。率直なところ、この雰囲気を壊す子に来て欲しいとは思いません。端的に言えば、宿題課題ができない子、学校での授業態度の芳しくない子です。その子たちを見る時間を預かっている子の実力向上に使いたいと思っています。来週月曜日にチラシが入りますが、主な目的はうちの子たちの成績自慢です。ブログでは心配事ばかり書いていますが、今回の全生徒平均点も420点台に落ち着きそうです。宿題課題ばっちりでサボりナシなら440点あるかないかの平均点です。低い方の数値でも大手塾にも負けないと自負しています。でも全然満足していません。上位者は更なる高みを、成績下位者はまず課題を真面目にやる習慣を定着させます。

2019年5月26日日曜日

続・定期テスト考察&endlessの出来事

 前回のブログでは気持ちの入っていない子たちへの愚痴を書きました。彼らを引っ張っていくのは勿論私の務め。今回は真逆の中学生の上位層への嘆き。

 中3はまだまだ受験に対する意識や志望校に対する認識が低いです。トップクラスの子たちですら高卒後のビジョンが見えていない子のほうが多いという現状。だからプラスアルファの補習を呼びかけても手応えがありません。そろそろ心が折れそうです。勉強できる子たちで特進への呼びかけに前向きな気持ちにならない学年は超久しぶりなので戸惑っています。400点を目指す子には積極的な呼びかけや半強制に近い補習をしています。間違いなく、塾内下位者のほうが圧倒的に呼ばれる時間は長いです。

 上を目指すには自覚が必要。まだ受験生は私の望む気持ちを持っていません。受身の勉強では高校生になったら伸びないのです。両手を差し出し続けつつ、振り払われることに対して少し弱気になりました。まあ自分自身が受験生に完全燃焼して卒業してもらいたいという我がままなので、4過半数が450点以上、かつ全員学年末テストよりアップ(緑中)している現状では贅沢な愚痴かもしれません。今年は数学を担当していないので、少し物足りなく感じているのでしょう。

 中2はようやく上位層に意識の変化が見受けられます。今まで基本の定着にかなり力をいれていたので、少し上位層のてこ入れにシフトチェンジします。それでも成績下位のほうが通塾時間は圧倒的に長くなるのですが…今後の全員の底上げにとても期待しています。

 endlessでは中1の不勉強さが気になりました。鯰江中のみですが、良い勉強をしている形跡がありません。つまり復習や間違い直しをほとんどせず、昨日できなかった簡単な問題を今日も同じ間違いをしているのです。それでも長時間机に向かったのは真実で、それに自己満足しているので結果は出ないでしょう。ただ、中1の最初なので見映えの点数は悪くないことも想像できます。400点という貯金はじわじわなくなり300点を下回るのです。良い勉強の仕方を伝えていこうと思いました。中2は社会のクラス平均点が非常に低いので暗記の徹底をしていました。ただ応用性や暗記の定着が課題の子がちらほらいるのが案じられます。中3は勉強のやり方をわかっている子だと信じているのであまり不安はありません。

 土日で中3有志で数学の復習の応用問題をしました。中1内容のモード・メジアン・範囲・有効数字は一度理解できると大丈夫な単元で、短時間でできることが増え、かつ入試出題率爆上げ中です。この時期に理解し定着できたのは大きいですね。ただ、ここからは特進レベルは自覚が肝要なので、こちらから積極的な声掛けをするのは自粛し、私が受身に回ろうと思います。中学受験組みと中2特進、その後には中1特進に時間をかける時期がきます。まあ、ほど良い加減で勉強している受験生が自分には楽だと割り切って…いや無理ですね。期待値は大きいです。

2019年5月24日金曜日

定期テスト考察

 ツイッターで速報した数値の考察です。今回の全生徒平均点は426点でほぼ例年通りです。今までは解析しつつも公表していなかった恥部をさらけだします。

 ところで、OneSelfは宿題の多くない塾だと思っています。1教科あたり15分から20分で終わる量を目安にし、長期休みのときは増量、次の授業までの期間が短いときは減量しています。ただ、確認テストや小テストはほぼ毎週行われ、不勉強者はお呼び出しやペナルティがあります。ほんの少しの自己管理で完遂できる量です。ところが、近年宿題・課題をしっかりできる子が急減しているように感じます。学校現場で顕著なのではないでしょうか。

 それが塾へも影響を始めています。2年前に導入した「月に3回宿題忘れで退塾勧告」は一定の成果がありました。次のステップは課題をより丁寧にすること。さすがに塾をさぼったり宿題を豪快にしてこない子は皆無です。それでもテスト対策の課題を雑にする子は全体の1割強います。宿題課題完遂者と未完遂者に分類したときの平均点は次の通りです。

完遂者平均…440点
未完遂者平均…401点

これを途中入塾生に限定して精査してみました。

入塾前300点未満

完遂者平均…126.5点up
未完遂者平均…64.5点up

入塾前300点以上

完遂者100%全員400点以上達成
未完遂者400点以上達成率25%

特に300点以上の子の400点以上達成率が顕著な差となりました。300点取れる子は真面目に通塾すれば全員400点以上、かつ入塾前350点以上あれば60%の割合で450点以上取得しています。宿題・課題さえすれば大幅に上昇しているという文言に全く誇大はないことが裏づけされました。後はいかに課題をしっかりとやらせるかですが、できない子は毎週水曜日にお呼びだしすることに決めました。全員の底上げが最重要課題です。

テスト速報

 まだ全ては返ってきていませんがテスト速報。

 まずは中1。ここまで緑中の9割が返却されています。トップは余裕の480点オーバー緑HA・A。学年トップを取れているのでしょうか。続いて大台の480点の期待がかかる緑SEは明日の理科の結果次第。500点満点換算の平均点は442点。それでも国語社会の平均点が80点前半なのが今後の課題ですね。

 続いて中2は茨田北MNが自己ベスト&大台突破。途中入塾生の自己ベスト達成率はほぼ100%。ちなみに無遅刻・無欠席・課題提出率100%なら100%自己ベスト達成しています。緑EAは地道な努力が奏功し少しずつ点数を上げ続け自己ベスト&大台突破。同様に緑TM自己ベスト。中1の最初から在籍している子は学校平均点との差で成績の上昇具合を測っています。それがほぼ校内順位に直結するからです。緑FH、二人の緑TH、HY、YA、KN、TK、FRは自己ベスト更新の勢い。ほぼ全員ですね。ちなみに提出物をしっかり出している子の自己ベストor400点以上達成率は100%です。ワンセで真面目にしていれば最低400点は取れるということですね。これは自信を持って言えます。問題を丁寧に解き、指示さえ守れれば取らせる自信もあります。中2が最も平均点が低く402点しかありません。

 中3は自己ベスト未達成者は2人だけで450点以上の子のほうが多かったです。かつ400点未満も一人だけで、その子は入塾後地道な努力で100点以上アップしています。今春の新入生は全員450点以上で平均でも460点。それでも彼らは満足していないのでまだまだ伸びる要素しかありません。既存生でも初の大台突破組が続出。緑OAを筆頭に緑HYなどです。ちなみに一問間違いが非常に多く満点を逃した子も最多。478点も最多(480点で学習奨励賞現金1万円)でした。ちなみに平均点は433点です。

 ここまでの全生徒平均点は426点と微妙な結果。明日の返却と菫・鯰江・横堤の結果で平均点を上げたいところです。

2019年5月17日金曜日

今週の出来事

 茨田北中学のテストが返却されました。全生徒平均は約420点。中2MWは入塾前比90点upで待望の大台突破。中3IAはもう少し取れたような気がします。来週は緑・菫中のテストを控えているので、週末にしっかりと追い込んでいこうと思います。

 順不同で小6はFSFNが来週からの修学旅行に行くそう。ちなみにFSはまさかの秒速11kmで歩けるらしい。つまり時速4000km!北海道まで徒歩30分という人類最速です笑 今週は欠席がやや目立ちました。寒暖差が激しいので体調管理をしっかりしてくださいね。

 小4算数はここまでのまとめをしました。理解度は悪くないのですが、ミスがあってなかなか満点が取れないのがやや気になります。そんな中、個々最近ISの出来ることが急増し、スピードも上がり顔つきもお兄ちゃんになってきました。今後の伸びが楽しみです。

 中1はテスト対策と通常授業のコラボ。数学は中間テストの内容は問題ないぐらいには完成しています。期末の内容もほぼ終わりつつあるので、これからは文章題の応用をしていきたいと思います。緑H・Aが快調です。それでもわずかな出来ないことが気になるみたい。爪の垢を煎じて飲ませたい子との差がクラスの課題ですね。正直なところ鯰江中の子の大半が気がかりです。おそらく中間テストは悪くない結果を出してくるでしょう。そこで慢心しないようにしなくてはいけません。

 中2は上位層の意識の低さが最も気になります。ただ、これまでの地道な努力が奏功している緑YAFW、TA・Hの結果が楽しみです。最近、急に色々目立つようになった緑KYもそろそろ実力通りの結果を出して欲しいところです。

 中3は新入生MRに期待しています。少し毛色の異なる彼に周りが触発されてくれればと思います。新入生緑YAはこれまでテスト前の勉強はしてきたようですが、一夜漬けに近く定着していないことを自覚できたようです。これからしっかりと基礎固めもしていきましょう。既存生の緑SSや横堤OS、緑ASの本気をそろそろ見たいですね。

2019年5月13日月曜日

最近の出来事

 最近、思うところはたくさんあるものの、ひとまず今回は授業の様子から。ようやくGWボケから開放され少しずつ日常が戻りつつあります。ただ、修学旅行や1泊移住など中学生にとってのイベントがあるため、勉強から気持ちが離れるのと戦わなくてはいけません。片目はつむりますが両目はつむりませんのでほどほどにしようと思います。修学旅行は中学生にとって最大のイベントですから、楽しみで仕方なく少し勉強がおろそかになるのも仕方ないでしょうから。まあ、帰ってきたら再びスイッチオンにしてもらいます。

 さて、小3は3桁×1桁の計算問題に突入。算数にあるあるなのが「文章題で文章をほぼ読まずにな習っている単元(足し算・引き算・掛け算・割り算)で式を適当に立てて考えずに答えだけ合っていること。また、個別単元では理解できていたが混ざると頭がゴチャっとなり正答率が下がる、それでも80点程度で致命傷でないため親が気づかないこと。これらは本当に多いですね。結果、前学年の内容を理解できていないというケース。そんな場合は勉強のやり方や基本的な学習習慣を根気強く呼びかけるしかありません。低学年は受験生の数倍大変です。中学生30人より、小学2年生6人のほうが労力が要ります。小学校の先生は大変だと思います。

 小4は新単元の垂直と平行の導入。塾で苦戦した分、学校では分度器の使い方は問題ないようです。ただ、宿題で出した単元は少し器用さが要求されるので少々手こずる子がいるかもしれません。今回はHUの挙手が目立ちました。ISは当初よりもスピードがかなり速くなっています。

 同様に小5でもNKNYの急成長に目を細めています。KYは今回は好調で居残りもなく機嫌良く帰路へ。ただ、男の子はそそっかしいので理解したつもりで、完全理解ができていなかったり定着していないことがチラホラあります。

 小6は漢字テストの結果でとんでもない子がほぼいなくなりました。それなりに皆な勉強してきているということですね。算数も比較的悪くない状況です。それでも計算の精度は期待値ほどの結果になっていないので、これからミスを減らせるよう頑張ってもらおうと思います。

 中1は初のテスト対策。勉強のやり方を伝えています。中3は自習時間をやや多い目に取りますが、やり方を全く知らない1年生はほとんど自習の時間はありません。課題を与えないと何をしていいのかわからないからです。暗記方法や、やり方も伝えた上で次回のテスト対策以降少しずつ自分で考えて勉強できるように勉強方法の「引き出し」を増やしています。

 中2は既にテスト対策モード。ようやく新入生たちが塾慣れ(ワンセルール慣れ)してきた感じ。ワンセではテスト=満点、そうでなければ何らかのペナが定説。新入生は満点採らなくてはいけないという意識がないので必ず間違います。~問間違いまではセーフ、というルールにすると大半の子は合格ギリギリの勉強しかしてきません。そんな悪習を身につけないために塾ではテスト=ノーミスが原則です。緑FHが頭一つ飛びぬけそうな感じ。ただ少し気持ちが入っていると見受けられる緑T・HAの結果を楽しみにしています。楽しみといえば、少し落ち着き始めた緑HKはセンス抜群なだけに今後の展開に期待しています。

 中3は社会を中心にしていますが、口頭で一問一答をしていると例年よりも正答率が高いことと、それでもまだまだと思っている彼らを頼もしく思っています。単純暗記ではコツコツ努力を継続している緑HYや鯰江OMの健闘が光ります。ここにきて緑ODも良い兆候。本人曰く「吹っ切れた」らしいです。勉強に専念できる環境なら素晴らしいことです。

 昨年は例外でしたが「女性上位」の傾向は続きますね…
 

2019年5月7日火曜日

最近の出来事

 GWは10連休の企業が2割強あったらしいです。ワンセは初日と最終日に補習がありました。私は人生の最大の連休となり、車で北海道まで縦断してきました。渋滞を避け、全く混んでおらず2000kmのドライブを楽しみました。

 最終日、宿題の提出と確認で中1、2を呼びました。中2の大半はしっかりとやって来て、一部に雑な子がいました。どれだけ丁寧にしてきたのかをチェックしていくと、しっかりしてきた順位は見事に成績順とリンクしました。やっぱり、という感じです。中3は自習室解放すると、緑IAが颯爽と現れ、緑OAMRSSSANMらが頑張っていきました。テスト直前の茨田北IAは宿題に追われてやりたいことができません…

 中受組のTEHFは国語三昧。休みの日に志願してやって来ました。長文読解を解きましたが、少しずつ正答率、及び解答が良くなっています。部分点の割合が増えてきましたね。楽しそうに取り組んでいるのが新鮮です。できる喜びがモチベーションになり、切磋琢磨しているのが奏功しているようです。ONは文章作成に悪戦苦闘中です。センスはあるのでしっかり磨いていきましょう。ところで、授業後に井戸端会議が長いのはすでに女性らしいですね笑

 火曜日授業は中2の国語と社会。まずはGWの国語の宿題であった近大附属高校の国語過去問から。果たして緑OMがトップ。それでも7割前後だったのが少し物足りなかったです。続いて定期テストの過去問の解説をしたとことでタイムアップ。GWのお土産のおすそ分けをして帰路に着きました。
 

2019年4月24日水曜日

最近の出来事

 今回は学年毎に名前を挙げていこうと思います。

 まず中3。新入生緑MRは暗記が得意とのことで、実際覚えるのが速い。あとはいかに忘れていかないかどうかですね。新入生KSはストイックに自分を追い込みつつ入塾してきましたが、もう少し砕けてくれても良いのではと思っています。新入生緑YAは物怖じせずに少しずつ馴染んできています。中間テスト何点取ってきてくれるの、と聞くと笑顔で500点と答えてくれました。非常に期待していますね。

 中2は新入生の大半が男子という珍しい状況で、緑UTが健闘しています。同時期に入塾した緑MS、緑IHも良い刺激を受けて頑張っています。ただ、緑HY、緑FR、緑T・HAはもう少し奮起を促したい。期待値ほどには頑張っているように見受けられず、少々歯がゆいです。

 中1は安定の緑HAに緑SMの健闘が光ります。鯰江SNはセンスは抜群なのに好き嫌いが激しいのが玉に瑕。茨田HKと菫NTは色々強くなりましたね。来たときのメンタルからすると大きな成長です。新入生緑OAは地道に頑張り、同時期に入塾した緑MYは集中力にムラはあるものの積極的に授業に参加しています。

 小6は新入生FKがようやく慣れてきて笑顔が増えました。できることが増えてきたのはMHIR、茨田MH、OA、MNは英語を意欲的に積極的に取り組んでいます。女子パワーに押されつつも頑張っているのがMS。学校のテストが高得点だったことを嬉しそうに報告してくれます。ワンセは女子比率の高い塾で、男子が目立ちにくい傾向がありその典型の学年です。SSを筆頭に余力を残している子に今後の伸びを期待しています。

 小5はTHNYが最近良い感じ。MTはやる気の波が激しいのですが、今は小康状態で頑張っています。通塾期間によって出来ることが増えて強くなっていきますね。継続は力なりです。

 小4はなかなか短いコメントができないクラス。集中力や理解力は悪くないクラスですが、HUは性格的なものか積極的に発言してくれないのが玉に瑕。わかっていても言わないことが多いです。逆はMY。積極的に参加するものの詰めが甘い。TMはマイペースながら理解力あり。ただ、マイペース過ぎて自分の世界に入ることが時おりあります。新入生ISは少し慣れてきたかな、という感じ。まだお互い手探りです。

 コメントを全員分したいぐらいですが、超長文になるので少しずつ書いていこうと思います。

2019年4月23日火曜日

 私は塾業界にいながらこの業界、特に塾長と呼ばれる人が嫌いです。世間知らずで、社会人に成り立てのころから先生、先生とチヤホヤされ人柄以上に敬われます。同時に嘘はばれなければ良いという思想もそう。犯罪も立証されなければ犯罪ではない、と会社(塾)で研修を受けた大手塾新入社員にいたっては閉口しました。私の眼前で自分(他塾)の生徒が犯罪行為を犯し、現任したので注意したときの台詞です。

 ところで、自己顕著欲に満ちている人が多いのはこの業界の特徴。過日、文理学科について問い合わせいただき、ご説明をし損ねた点があるのでこちらで補足させていただ、注意喚起を促したいです。まずC問題対策はかなり教材研究に長けた人材が必要です。かつ、その人が教壇に立っていないと話になりません。個人塾や地元密着塾にそのようなノウハウや教授力がるところを知りません。だから「文理学科対策できますか」と聞いて「できます」と即答する塾は信用してはいけません。中学受験同様、本人のモチベーションが何より重要です。

 4年前そして11年前に出した大手前高校不合格者への思いは一生消えません。反省と後悔です。志望の意思表示を示したからには絶対合格してもらいたい。そのためのカリキュラムを準備することはできます。それをやりきる自信が本人あるのかどうか。それを知らずして「できます」など軽々しく口にできません。

 私はデータ派です。客観的なデータに裏打ちされたものでないと信用しません。冗談のような塾があり「うちの塾は大学附属高校と特別なコネクションがあり~」とチラシに書いて、高校から直接指導されました。また、ここ数年で文理学科を不合格になった子の出身塾一覧を作成しています。つまり、合格者数ではなく合格率ですね。現在の高校2,3年生の子のデータでは2桁以上受験して合格率30%未満の塾があります。そして、その塾の謳い文句は「全員合格」です。志望者全員合格ではなく、私立高校には合格しているので「全員どこかの高校」には合格しているということです。

 この神経が全く理解できません。合格発表の日には胃がキリキリしながら速報を待っています。残念な結果に終わった子がいれば何年経っても覚えています。チラシを見て「私は落ちたのに」という2次被害が絶対に起きるでしょう。少なくとも「思い遣り」はありません。そんな人が塾長になる先に絶対に子どもを預けたくありません。

 ですので、問い合わせ時には文理学科単体の受験者と合格者数を是非聞いてください。そして、必ず今年だけではなく、2,3年遡って聞いてみてください。その数値が平均競争率と比較して高いか低いかがポイントです。また、進路指導をウリにしているのであれば評定(内申)がどれぐらい当日のテストに影響するのか聞いてみてください。「あまり影響しません」「影響します」ではなく、評定1の違いに対して当日のテストで何点影響するのか聞いてみてください。

 口や勢いだけは上手な人が多いので、お気をつけください。最後に、他塾と検討されている場合はワンセを一番最後にお問い合わせ頂ければ遠慮なく、ご質問にお答えします。

2019年4月15日月曜日

目的と手段

 週末、卒業生のESを添削しながらテレビをつけていると林修氏と東京の校長の対談がありました。「宿題の廃止」「定期テストの廃止」など現在の中学校教育を真正面から否定しているのかと思いきや真逆でした。

 「宿題の廃止」これは理解を深めるための宿題以外の廃止、という意味です。正に大手進学塾の宿題が全否定されたわけです。元大手塾出身で各種マニュアルを作成していた立場として大量の宿題の意味を解説します。端的に言うと「講師の未熟さを大量の宿題でごまかし」ているのです。
説明が下手な先生(大半)→成績下がる→クレームor退塾
これを避けるために大量の質の低い宿題を出すのです。そしてトップクラス以外から宿題に対する不満がでたときに「宿題をしていないから成績が上がらない」と塾の講師の質の低さをごまかすのです。マニュアルを作成していた私が言うのだから間違いありません。ちなみにテレビ番組のいう宿題の廃止とは「宿題を厳選して必要なものだけ出す」という意味です。これはワンセと同じです。1教科当たり平均15分から20分程度の宿題を出しています。後述しますがペナルティは宿題ではありません。ただの罰です。

 「定期テストの廃止」これは広い単元のテストを廃止する代わりに1単元終了ごとに確認テストを実施するということです。また、希望により再テストも受験できるとのこと。これまたワンセと同じ。確認テストを小マメに実施することによりみんなの理解・定着を図っているのです。「大切だから覚えておいてね」で勉強してくれる子などほとんどいません。テストがあるから勉強するのです。

 というのがテレビを観た感想。これを踏まえてタイトルの「目的」と「手段」について。ワンセは小テストが多いです。今年度よりワンセタイムという名称はなくなりましたが、テストの自由度を上げるためです。毎回30分でするのではなく前週の内容によって自由にテストの時間を設けるのです。おそらく、テストに費やす時間は変わりません。ただ、質は非常に上がります。時間を決めてテストをすると、時間を過ごすためだけのものを用意することもあります。枠を自由に用いることによって、より有効活用できます。

 テストの不合格者には「補習」「プリント演習」「ペナルティ」が課されます。理解が不足していれば解説のために補習、公式は暗記しているが問題演習が不足していると感じればプリント演習、暗記の努力を怠って来ればペナルティです。ペナルティとはその名の通り罰です。とんでもない量を課されることによって、そんなに書くぐらいなら始めから勉強しておけばよかったと気づいてもらうのがペナルティを課す本来の目的です。テスト不勉強だったからペナルティをして来い、とは違うのです。あくまでテストに向けて勉強させるのが目的です。これが悪循環に陥るとペナルティや宿題忘れを居残ってやるのが免罪符になる手段になっていくのです。例年、そんな子が1割程度出ます。すると、ワンセはペナが多い、宿題が多いと言われます。実際、内部で宿題に関する調査をして「多い」「やや多い」「普通」「やや少ない」「少ない」で聞くと「普通」「やや少ない」が98%になります。つまり、宿題や課題をしてこない子を追いかけてやらせることによって、彼らが「宿題多い」「また怒られた」というのです。

 土曜日に補習で注意された子がいます。帰宅直前になぜ叱るのかについて諭しました。どうでも良い子には何も言いませんし、補習にも呼びません。叱るよりも見逃すほうが私にとってストレスになりません。叱ると、その夜や翌日まで自分の言い回しが正しかったのか葛藤し、答えが出ず悶々としています。言わないほうが間違いなく楽です。叱ることでストレス解消などできません。「龍神先生」は演じているもので、素の私は平和主義で、口論になるぐらいなら何も言わない、我慢する主義です。先生1年目は感情から叱るのではなく「叱らなくてはいけない」→「アドレナリンを出そう」→「叱る」この流れでしたから、声は大きくてもとても冷静でした。今でも楽しく授業できる中学受験のクラスはとてもまったりしています。勉強する意識がある子たちしかいないクラスは、単純に教えることに専念できるからです。わからなければ授業前後に聞きに来る姿勢はとても素晴らしく中3にも習わせたいです。爪の垢を煎じて飲め、というところですね。

 叱ることすら勉強させる手段の一つのなっているのが悲しいです。たとえ受験直前でも気が緩むとミスを連発し、実力通りの点数を取れません。受験生だから信頼して勉強管理を任せると、」どこかで緩む時期がきます。それを一喝するだけでクラス平均が10点上がるのです。自主性に任せて全員が前向きな気持ちで勉強するのが理想ですが非現実的です。

 でも、保護者の大半は引っ張っていってほしいと思っているのでしょう。少し横道にそれても導いてくれることを期待しているでしょう。懇談会などで子どもに対する思いを聞くと、絶対に裏切ってはいけないという気持ちになります。自分が嫌われ役になって叱るという手段を用いて勉強してくれるなら、成績をあげるという目的が達成できるので構いません。

長文になったのでこの辺りで筆を置きます。

2019年4月13日土曜日

今週の出来事

 いよいよ学校も新学年になりました。塾では躾期間が終わりつつある学年と、もう少し時間のかかりそうな学年の差が激しいです。

 まずは小3算数は復習モードに徹しました。先週、補習で怪しい部分を補いましたが、基礎の定着ができていないので、3年生内容は少し後回しにする予定です。今は人数的にそれでも成り立ちますが、増えてきたときの対応がポイントです。

 4年生は角度の応用問題。三角形の角度をしましたが、センスの必要な単元なので、すぐに理解できる子と少し怪しい子に分かれました。男の子たちが比較的あっさりクリア。HUは塾ではあまり積極的ではないので、自信がないと挙手しません。それでも挙手したときの理解度と定着率は抜群です。

 5年生は比較的順調です。だいたい4年生がターニングポイントで基本的な学習習慣のできている子とできていない子の差が出てきます。まあできていない子のほうが多く、注意されることが多い学年になりがちなのですが、彼らは4年生のときから優秀でした。今は単純に学力の向上を目指して鍛えられます。

 6年生は円の面積の公式の導入。円周率を3.14で計算しなくてはいけないので、なかなか面倒です。導入は基本の確認で易しいですが、宿題は応用問題を中心に難問を出しました。かなり難しい問題も出したので、次回は宿題の解説だけで終わるかもしれません。今週と来週の計算間違いを基にGWの宿題の量が決まります。

 中1社会はアジア州の導入。その前に雨温図の見方や気候帯の確認をしましたが、少し怪しい子が見受けられました。ただ、基本事項を暗記して始めて図の読み取りができるのに、覚えずにテストをしても悲惨な結果にしかなりません。中1はまだまだ宿題・課題に対する認識が甘いので徹底していきたいと思います。

 中2は4月より国語も担当しています。教科書内容を解説。新入生もいるので答え方の徹底が最重要項目です。例年受験生に嘆いていますが、国語力の低下は本当に顕著です。どこかで手を打たなくてはいけませんが、特効薬がないので地道にいきます。過日、お問い合わせで国語力の向上のためにポイントに線を引かせる指導方法の有効性を問われました。正直、それを伝えて通じるには極めて一部です。算数の2行程度の文章読解すらできない子はかなりいます。400点取れる子でも、です。まずは本読みからですが、そこまでの時間はありません。

 中3は色んな思いをこめて近々アップしたいと思います。そろそろマメにアップしないと…

2019年4月7日日曜日

今週の出来事

 今週、中受と中学生の春期講習会が終わりました。新入生がたくさんいるので補習の調整がなかなか大変です。では、各学年の出来事。

 まずは小学3年生の算数。時刻と時間をしました。独特の計算の仕方なので、一回でクリアできず、翌日補習にお呼び出し。計算の徹底のためです。九九や一桁の足し算引き算は1秒かけると遅いと言われます。ゆっくり言ったり、言い直したりではテストのときに役立ちませんのでアウトです。また、3年生ではないですが、足し算の単元だから文章問題は2つの数字を足すだけ。引き算の単元だと大きい数字から小さい数字を引くだけ。つまり、頭を使わず適当に当て物をしているだけなのです。それでも学校のテストは90点前後が取れるので実力が測れません。

 続いて小学校4年生算数。こちらも新単元の角度の導入。分度器の使い方を押しましたがなかなか時間がかかる子もいました。理解できていても手先の器用さで時間さがずいぶん出る単元です。決して難しくはありませんが、例年思い通りに進まない単元です。学校でやる頃には全員完全理解できていると思います。

 次は小学校6年生の算数。今回は、点対称な図形の導入。イメージするのはできても書くことを徹底するのに例年同様てこずっています。こちらも小学校でやる頃には完全理解できていると思いますので片目をつぶらなければいけない単元です。

 中一の数学は1学期の中間テストの内容は終わり期末テストの内容を半分ぐらい終えています。計算のルールの徹底を図っていますが、途中式のいい加減な子が目立つのが気になります。もちろんそういう子たちは追加のプリントや補修ペナルティー等があります。ゴールデンウィークの宿題はオール計算の予定です。またクラスを分ける予定でしたが2週間はあえて分けずに理解の徹底を図るために授業後に残すことにします。本格的な特進としての授業はゴールデンウィーク前後に稼働する予定です。とは言う物のゴールデンウィーク明けるとすでに中学校のテスト対策になるので実際いつからできるのか未定です。

 中学2年生は新入生の男子3人組が奮闘しています。当初は店のルールがよく理解できておらず、中途半端な状態でしたがいろんな先生に注意されることによって丁寧にやる習慣ができています。入塾当初授業態度や姿勢が感じられましたが、今となっては既存生との指が全くわからないほどです。次回テストの結果がとても楽しみです。

  中学3年生は1番物足りません。怒られるようなこともしない代わりにお勉強に対して前向きな姿勢を見せている子がほとんど見受けられません。新入生の3人はとても前向きなのに既存声はそれを見て刺激を受けないのでしょうか。来週からは個別に呼んで少しお話をしてみようと思います。

2019年4月2日火曜日

4/1の出来事

 新元号は零和に決定しました。日本の古典からの出典だったことを嬉しく思います。少し聞き取りにくいですが、初めだけでしょう。平成のときは天皇が崩御され、外出も控えて色々なものが自粛ムードだったのとは対照的なお祝いムードです。今日はエイプリルフールでもあったので、元号ネタとともに四方山(よもやま)話をしました。

 授業は中授から。今日は国語と地理と算数の復習。都道府県名の確認をしましたが、中学生よりも覚えられていました。最近、HFが全教科絶好調。成長期到来ですね。TEも引っ張っられるように伸びています。楽しそうに頑張っているのも良いですね。

  小5算数は容積の導入。やや理解の難しい内のりの問題も比較的順調にクリア。ただ、難敵である単位変換の宿題がどこまで出来るのかドキドキです。みんなヤル気満々なので、注意されることなく楽しく授業できているのはこの時期珍しいことです。ちなみにエイプリルフールを四月バカと言えたのは全学年通じてMTだけでした。最近は死語なのですね。

 最後は中3。国語ではタイムリーな万葉集ネタと超久々の板書。表現技法についてまとめました。ところで、百人一首や花札は最近しなくなったと思いきや、1人だけおいちょかぶをしたことがある子がいました。伝統的な遊びとして継承するのは良いことだと思います。

2019年3月30日土曜日

今週の出来事

 昼過ぎに到着すると、毎日授業30分前に来て授業準備やわからなかったところを質問する小6HF。理解力の速さと、凡ミスのアンバランスさ、そこに必死さが加わり微笑ましく見ています。リフレッシュしてきたTEと新しい周期算や植木算の導入。今までの問題に比べるとやや易しいのであっさりクリアしてきました。ONは文章を書く点で光るものがあるので、そこを徹底的に伸ばそうと思います。一年かけて生涯分の貯金を作るつもりです。

 小3算数はかけ算の続き。当然ながら問題慣れをしていないので、これからしっかりと文章を読んでから何を聞かれているのか考えさせる習慣を身ににつけてもらおうと思います。低学年にありがちな「わかったつもり」で文章を読まずに何となくかけ算割り算をする子にしないために。

 小4算数は新入生MTが良いアクセントになりそう。冬に入塾したISは、気づけば既存生とそん色ないことができるようになっています。冷静に考えると短期間でよく伸びました。私の性格的にできていないことが気になり、できることが普通という感覚になっています。だから目立ちませんが、新入生がくると成長を実感できます。

 小6算数は小学生の内容の計算問題が終わり、教科書順に先取り開始。まずは線対称について導入。比較的易しい単元なので理解度は問題なし。次回の点対称に向けて上々の出だしです。小6も人数の上限に近づいてきており、定員に達したらそれ以後の新入生補習を考慮することなく既存生の成績向上のみに専念できるのは大きなプラスです。中学生になったらクラス分けして特進・標準で効率的に勉強しようと思います。

 中1は数学の徹底期間です。また、各教科で暗記の徹底を言われておりハードな環境ながらもみんな頑張っています。そんな中、恒例のスポッチャに行って来ました。その後、教室でピザを食べてからの授業&英検対策とボリューム満載の水曜日でした。

 中2は社会で担当。日本地理の導入をしていましたが、緑MKは漢字の読みで良い味を出していました。昨年より電子黒板を導入し、今年度より順次社会の板書ノートを廃止・改定しパワポで授業資料を準備しています。これが結構時間がかかり、今までの授業プリント作成に比べて軽く数倍の時間を要し、早く作成に慣れないといけないなと思っています。

 中3は国語社会で担当。国語は入試で出題されやすい古典・漢文の解説。このクラスは個性的でムードメーカーになれる子が子がたくさんおり、楽しいクラスです。新入生緑KSがまだ慣れていない様子。緑MRは皆が異口同音に「良いやつ」と称していたのがわかる子。緑YAは控えめながらも気持ちは前向きで、意思疎通をマメに図ろうとしています。

 新入生が各学年にいるこの時期はワンセのルールの徹底、躾期間として一年で最も厳しくなります。特に新入生の悪癖である、宿題・課題に対するルーズさや、学んだことを習得する前に自己流を貫き、結局理解していないことが目につきます。それでも中1内容なら80点は取れているので、見た目の点数が悪くないので理解できていない自覚がないので ケースは修正に時間がかかります。その最たる例が英語で学年末テストで80点弱なら、be動詞が理解できていません。つまり、文法力はなく、単純暗記だけで見た目の点数は悪くないのです。復習問題だけの基本的なテストをしても、20点前後になります。もちろん、100点満点です。

 模試はありますか、という質問をよく受けますが、模試よりも頻繁に小テストを実施し、理解できていないことを自覚してもらっています。満点以外は不合格で補習やペナルティなどで理解を図るのが小テストの目的です。まだしばらく子どもたちとの奮闘は続くでしょう。GWには落ち着くのでしょうか。



 

2019年3月25日月曜日

イチロー&水谷隼におもう

 ほぼ同世代なので松井氏・イチロー氏に感じるものは多々あります。今年は巨人の開幕戦が東京ドームでないので、代わりに3/21の東京ドームに観戦。日本で最後の試合になるとは思っていましたし、結果として引退試合になるかもとも思っていました。ライト外野のほぼ最前列という良席を確保し開門前に到着。長嶋氏・松井氏の国民栄誉賞のとき並の人混みでした。私はバッティング練習とキャッチボール・守備練習を見るのが好きなので、凝視していました。バッティング練習ではあまりタイミングが合わず、最終打席のみ特大ホームランで締めていました。キャッチボールでは肩の衰えを実感。試合ではハードコンタクトできない寂しさを痛感。それでもホームランを狙った打席は万感の思いで応援していました。

 また、卓球の水谷が目の衰えを告白し、張本戦はほとんど見えていないことも暴露していました。とても勇気のいる発言だと思うと同時に先日の試合の内容が腑に落ちました。実力差に圧倒されているというイメージに近いのですが、ミスが多く、それを極端に気にしている様子が印象的でした。

 私も動体視力の衰えを痛感し、それを絶対に認めたくない気持ちと戦っています。バッティングセンターに行って140kmのボールを捉えたと思ってもずれる。もっと屈辱的なのは卓球をして、確実に打ち返したと思う相手のスマッシュが返せない。それらの理由で野球も卓球も遠ざかっています。できない自分が嫌で背を向けました。

 イチロー氏も鈍った感覚を取り戻すためのトレーニングを並々ならぬレベルでしてきたのでしょう。掲示板で「イチローは目が衰えた」と軽々しく書いているのをみて「お前に何がわかる」と突っ込んでいました。本人が一番わかっていることを絶対に認めず、努力している姿しか想像できません。今までできたことができない悔しさ・抵抗・努力。それでも出ない結果。イチロー氏に自分を投影していました。阪急ブレーブスからオリックスに変わる頃に2軍の練習を観に行きました。ボール拾いやなどを手伝い、選手のおやつであるパンや練習球・折れたバットをもらったのは良い思い出です。トップアスリートが衰えに抗いながら長年前代未聞のトップを走ったことにモチベーションをもらいました。

 私は塾講師なので動体視力が衰えても授業のパフォーマンスには影響しません。でも、間違いなくその他諸々の衰えは感じ、ベストパフォーマンスはできないことを知っています。それを経験と知識で補っているのです。

 アスリートには引退があるように私もいつか「先生」を引退しなくてはいけないと思っています。その時期は明確に決めています。子どもを叱らなくてはいけない状況になったとき、手が縮こまって叱れなくなったときです。ブログでは衰えについて言及しましたが、リアルでは全く認めるつもりはありません。経年劣化を感じさせないパフォーマンスを提供できるよう精進し続けます。業界オタク・ストイックと言われても彼らには微塵も敵いません。狭小な業界ですが、誰よりも精進と自己練磨を継続しなくてはいけない、改めて感じさせられるイチロー氏の引退でした。

3/25今日の出来事

 久しぶりにタイムリーです。イチローネタを書きたいのですが、本稿を打った後に余力があれば書きます。

 昼一で中学受験コース。いきなり開明中学の入試問題にチャレンジ。HFはこの時期にしては悪くない点数でした。今後の上積みを考慮すればボチボチの出だし。算数ではかなり急成長を感じています。中学受験独特の発想もクリアしています。ONは今後の伸びに期待。今日はお休みでしたが、TEは暗記の努力をしています。中学受験独特の発想にやや戸惑っていますが、慣れれば大丈夫でしょう。

 その後、新小5算数。初めて授業しましたがNIは積極的に挙手して張り切っていました。一時期案じられたMTも初めての頃のような積極的な姿勢で参加しています。ワンセの速いテンポに新入生MGTにやや出遅れ気味でした。まあ、1ヶ月もすれば馴染むでしょう。第一印象よりずいぶん成長の跡を感じたのがKYNK。共にスピードが速くなっていました。理解力も悪くありません。次の課題は応用力ですね。THも悪くない手応え。TS、JIはそつなく無難にこなしていました。今日は体積の導入と簡単な応用問題をしましたが、宿題には発想力が問われる応用問題を春休みなので少し多めに出しました。どれぐらい解いてくるのか楽しみです。半分正解なら及第点と思っている内容をどれぐらい考えてきてくれるのか。

 その後、中1数学は2つ以上の足し算・引き算と復習。ワンセタイム形式の小テストの結果、復習不足は否めません。及第点はなしです。授業の最後にほんの少しの復習が大切だという話をしました。イチローは努力を継続する天才。9割の子は復習をしません。1割が復習してくるのですが、その割合を大きくしていきたいところです。小学生のときのように「今日の授業はわかった!」でそのまま次の授業を受けると、忘れていることがいくつもあるのですよ。

 夜は中3国語・社会。社会では世界地理の復習をしていました。ヨーロッパと東アジアの特徴と首都についてですが、緑IAは初めて聞いたかのように地名を聞いて独特の爆笑。あえて名は伏せますが「大韓民国の首都は?」と問うと「韓国!!」と答え「では大韓民国を短縮して言うと?」の問いには「台湾!」と答えた子がいました。もちろんウケを狙ったんえすよね?ガチでないことを祈ります。緑YRはフランスやイタリアの白地図を見てもわからず、緑MMを代わりに指名してあっさり答えられ軽くショックを覚えたようです。いや、知らなかったことにこちらがショックだったです。社会が得意なはずの緑SSや横堤OSはプライドを保てる復習を期待しています。

2019年3月23日土曜日

最近の出来事

 超久しぶりに各学年の現状です。まずは小学生から。

 新4年生は算数で担当しています。小3のときには速さに舌を巻いていました。新入生がくると、その差は歴然で体感では3テンポぐらい遅れる感覚。それでも柔軟な小学生は1ヶ月ほどで既存生のスピードについていけるようになりました。頑張って既存生についていこうと頑張っている姿勢が初々しいですね。

 新6年生は算数を快調に進ませています。既に計算問題は小学生内容が終了。そろそろ6年生は定員に達しそうなので、既存生のことだけ考えればいいので楽です。新入生を意識せず、教科書内容を考慮して最も効率的なカリキュラムで中学生へのステップアップしていきます。ただ、5年生で習った計算問題は「小数点」がポイント。乗除算・足し算引き算で小数点に移動のルールが異なります。全て習い終わるとごちゃごちゃになるケースが多く、習ったときはできてもしばらく経つとわからなくなっているのです。完全定着のため、これから計算特訓モードに突入していきます。

 新中学1年生も快調に中学生内容を進んでいます。計算のルールの確認と理解したことの定着を確認しながらも中学生になるまでに1学期中間テストまでの内容は終わらせる予定です。小6と共通なのですが、比較的最近の入塾生は宿題に対する意識が低いです。少しやってこない、最後のほうを手抜きする、授業で教えたルールを守っていないなどです。宿題をやってきたか、やってきていないか、という点では「やってきた」ことになるのかもしれません。でもワンセルールでは「宿題忘れ」です。教えられたことを手順通りに確実にやって来て初めて宿題をしてきたことになります。「難なく」理解したつもりで自己流の解釈をすることを続けると、中学生になって勉強が難しくなると必ず壁にぶち当たります。そして「小学生の頃はできたのに」と嘆くことになります。厄介なのは中1程度なら一夜漬けで見た目の点数が悪くなく、勉強ができていないという実感がない場合です。悪癖を治すところからなので時間がかかることケースもあります。また、自覚がないので矯正するのはかなりこちらにもパワーが必要です。

 今は「ちゃんとした勉強習慣」「ちゃんと宿題をする習慣」を定着させる時期なので、一年を通じて最も躾に厳しいです。わずかな手抜きに目くじら立てており、カリキュラムを消化するよりもそれらを優先させています。昨年、この時期に定着できた新中3は定員に達する人数でも積極的にクラス分けを検討しなくても良い状態です。

 春期講習会は授業が埋まっていますが、今後は再びタイムリーな授業の出来事を紹介していければと思います。中学受験と中3は今後アップする予定です。

2019年3月19日火曜日

合格速報

 運命の日の朝9時50分、事務所で待機していると吉報の第一弾は緑SHから!いつものたどたどしいながらも興奮している口調での報告!続いて旭東MCからも興奮した声で吉報が!そして緑KMからも同様の口調で吉報!緑CRは少しテンション低めだったので心配しましたが、無事合格!緑INも無事合格!最後の追い上げからすると順当な結果。緑KSは第1希望の理数科で無事合格!最も案じられた緑AKMHから合格の吉報!二人はミスが少々あったので本当に心配でしたが、地力が上回ったようです。緑CHも総合科学で無事合格!緑FHは少し連絡が遅かったものの合格!最後の吉報は緑OA。遅いから冷や冷やしましたが無事に合格との朗報!!

 今年度公立受験校は天王寺・大手前・住吉総合科学・清水谷・東理数・大阪ビジネスフロンティア・咲くやこの花・芦間・門真なみはやです。平成最後の受験生は私立公立共に廻し合格もなく、全員第1希望の学校・学科で合格できるという快挙で終わりました。みんなの努力を誇りに思います。本当におめでとう!!

2019年3月17日日曜日

補習

久しぶりのブログです。つれづれなるままに…

 ワンセでは補習=愛情と思っています。みんなの成績を上げたいから各講師が時間を作って補習しているのです。新入生やお問い合わせいただいている中学生の過半数は転塾組で、面倒見についておっしゃるケースが大半です。ワンセの面倒見を信じていただき、入塾いただいたり検討していただくのは非常に嬉しいのと同時に絶対に期待を裏切らないようにという強い思いがこみ上げます。

 ただ、愛情とは失うことがあるものです。こちらが愛情を持っててを差し出し(補習の呼びかけ)続けても、きまぐれに応えてたり来なかったりすると冷めます。学校なら行けるのに塾だと休むことを繰り返したり、前日に約束した補習を遅れてきたりしても同様です。愛情は無限ではありません。普段、断り続けたり愛想のない態度でいるとこちらも諦めます。一度そうなると再び気持ちを込めてみるのはなかなか難しいです。

 連日体験のご予約を多数いただいきありがたく思っています。ただ、他塾とは完全に一線を画すワンセは随分勝手が違います。怖い・厳しいという噂が先立ち、実態以上に怖がられていることは承知していますが、あえて否定していません。それでも先輩たちの成績の上昇や進学実績・気持ちの良い子たちの姿を見て入塾を決めていただければ、そのお気持ちに必ず応えようと全力で見ます。中学生は全クラス募集制限を検討していますが、一番大切なのは入塾前の点数ではなくワンセで頑張りたいという本人の気持ちです。座っているだけであんなに成績はあがりません。課題や補習への積極的な参加・姿勢があれば何よりの入塾目安です。一緒にトップを目指しましょう。

 卒業旅行はトラブルなく、無事ディズニーランド&シーの2日間が終わりました。明日は7時前に富士急ハイランドに向けて出発します。

2019年3月15日金曜日

今日の出来事〜in Disney〜

 入試が終わり、息つく間もなく新年度が始まっています。卒業旅行の引率で、貸切バスの中でスマホより打っています。小学生の授業後、準備のために一旦帰宅して事務所に戻ろうとすると捕物劇がありました。パトカーが5台も集まって手錠を掛けられる場面を生で見たのは初めてです。ちょうど10時で授業後のため子どもたちに何かないかヒヤヒヤで、緊迫しました。10時半には落ち着いて少し安心しました。もちろん塾とは何の関係もありません。かつて、輩が歩道を自転車で走って自動ドアから出たスタッフに逆ギレで因縁をつけた出来事を思い出しました。

 そういえば卒業式の今日、昼間に綺麗なお花を持ったMCに偶然会いました。色々込み上げてくるものがました。みんな中学校卒業おめでとう!

 コピペしにくいので時系列がおかしくなりますが、ご容赦ください。卒業旅行や遠足の引率は仕事の中で最も避けたいものです。みんなの体を預かる責任と、何かトラブルがないか24時間気を張らないといけないからです。何より無事に帰って来なくてないけませんし、誰かに迷惑をかけてもいけません。寝ていても気が休まる時間がないのです。遠足中は終始顔がこわばっているのが自分でもわかります。超ピリピリしているのですが、みんなに楽しんでもらいたいので、ガミガミ言いたくありません。だからみんなと距離を置こうとしています。

 そんな中で今年の引率は最も楽かもしれません。まず、貸切バスのため車中で他人に迷惑をかけることをあまり考えなくていいのです。集合時間も出発の1時間半前なので、ピリピリしなくてすみます。更には着いたら即入園なので、周りが賑やかなのではしゃいでも迷惑かけません。深夜料金で高くなりますが、このパターンは来年以降の参加になります。何人かが卒業旅行のしおりを渡していないと言っていたのでタイムスケジュールを書いておきます。

3/14午後11時50分今福鶴見駅前出発
途中三回休憩
3/15朝7時ホテル東京ベイ舞浜クラブリゾート着
荷物を預けてそのままディズニシー
確実好きな時間にチェックイン
午後11時消灯予定
3/16各自好きな時間に起床
ディズニシーランドへ
午後11時消灯予定
3/17朝7時チェックアウト
富士急ハイランドへ
午前9時到着後、自由行動
午後4時帰阪の途へ
午後11月時半前後鶴見緑地駅ローソン近辺
イオン前
今福鶴見駅セブンイレブン前
それぞれ到着予定

車内は静かで、みんな寝ています。私も少し目を瞑ります…何事もなく無事に帰れますように…








2019年3月10日日曜日

最近の出来事~入試前夜~

 午前中、受験生への最後の授業が終わりました。例年と比べると直接手のかかる子は少なかったです。それでも通塾時間は歴代最高でした。つまり、自主的に勉強できる子がたくさんいたということです。一講師として寂しいような頼もしいような複雑な気持ちです。授業が終わるとアクティブラーニングが始まり、自分で考えて問題集などを購入し自己探求していました。遣り残した感がない、といえば嘘になります。毎年、入試問題を見て「あれを教えておけば」「これをやっていれば」と思います。そして、入試前夜が最も感傷的になり走馬灯のような思い出が駆け抜け続けます。最古参であり、最後の諸口浜校生のMCから始まったこの学年。女性上位のワンセでは初めて男子が女子を引っ張っていく姿に軽い感動を覚えました。緑AKが背中で男子全員を引っ張っていったのでしょう。緑SHは目立たない子だったのにいつの間にかクラスの中心にいました。ミスややらかしが気になるのは緑CHと同様です。

 緑MHはラストスパートでの伸びが顕著でした。今、五ツ木の模試を受けたら間違いなく自己ベストを大幅に更新できるでしょう。緑FHは苦手意識の大きかった社会とようやく向かい合いました。気持ちの波が最も激しかった緑KSは、そのまま過去問の結果の粗さに直結。良い波で明日の試験を受けられることを切に願います。緑OAは自己管理の甘さが案じられます。杞憂で終わらせてください。緑INは終盤の文系教科の点数が良かったです。あとは実力を充分に出し切って、ミスをしないことですね。緑CRも全く同じコメントになりそうですが、記述のやらかしに気をつけて実力を発揮してきてきてください。教科間の得手不得手の差が激しい緑KMですが、苦手教科での失点を防げれば余力はあります。

 みんなミスと緊張によるやらかしにだけ気をつけてくれれば順当な結果が出ると信じています。解いてきた過去問は数100本。他塾では30本で多いと言っているので、桁が違います。その全てに対して良いお勉強をしてきた君たちですから大丈夫。まあ、そう言いつつソワソワしている私は眠れそうにありません。

2019年3月8日金曜日

卒業生へ~贈る言葉後編ファイナル~

 緑KM

 入塾後、200点近く成績が上がり400点も超えた。第一印象ではできないことが目につき、卒業できるのか案じられたが、想定以上に素直に勉強した。ノルマも多く課したつもりだが、飄々とこなした。

 素直にアドバイスを受け入れられるのは素晴らしい長所だ。継続できれば、できないことがどんどんなくなり成長できる。高校生になっても素直な姿勢で多種多様なことにチャレンジしてほしい。

 そして、興味が出たことに一心不乱に打ち込み一つのことを究めよう。ただ、高校生の間は基本の定着のため広く学ぶことも大切だ。

 緑KS

 体操部出身なのにその色をあまり感じなかった。感受性豊かな時期に多くの刺激を受け、自己処理しきれず、もどかしさを感じることも多かっただろう。

人は嫌なことをされ、強いストレスを受けたとき「この思いを他の人はしないように」と考えるタイプと「どうして自分だけが。他の人も同じ目にあえばいい」と考えるタイプがいる。君は間違いなく前者だ。

 自分が傷つきたくないからする優しさもどきの正体は弱さである。真の優しさは普段見えにくい。強さの裏側に隠れているからだ。学生時代強くなった分だけ人に優しくできる。

 緑MH

 外見とは裏腹に頑固で負けず嫌い。地道な努力を惜しまない。ここにきてその成果を感じる。集中力・理解力共に大幅に向上している。それでも自分が思っているほどの伸びではなくジレンマを感じているかもしれない。

 ただ、中学生時代に思い切り勉強した経験は必ず将来の糧になる。努力し、苦労し、報われたときもそうでないときも全て貴重な経験となり後世に伝えられる。

 指導者は失敗経験が多いほうがいい。失敗から学び、次に活かせるからだ。これからも全力で多くのことにチャレンジし多くの壁を感じ、糧にしてほしい。

2019年3月7日木曜日

卒業生へ~贈る言葉後編③~

 緑IN

 部活動に注力した中学生時代。現役の時は持っているパワーの大半を持っていき、勉強への余力が少なかった。引退後にできた時間を勤勉に、と思ったが今度は余力が残っていた。

 エネルギーの塊を持て余しているように見えた引退後。勉強との相性は良いはずで、努力に対する見返りは充分に受けらえるだろう。高校生時代に何にハマるのかによって将来は大きく変わる。高校生までは勉強を頑張った記憶を残してほしい。

 そうすれば、将来の選択肢は大幅に増える。完全燃焼できるものを見つけ、後世に学生時代は頑張ったと言える何かを見つけよう。

 緑CH

 繊細ながら食らいつく根性はある。打たれ弱いのかと思いきや、歯を食いしばってもうひと頑張りできる。みんなが諦める状況でも、ほんの少し悪あがきできるのは貯金になる。

 人を傷つけず、いつも周りに誰かいて笑顔がある。独特の空気を醸し出しているが、いつまでも出し続けられれば笑顔の絶えない人生を過ごせるはずだ。ただ、時には周囲の目を意識することも大切だ。

 意識しない状態が続くと、自分の立ち位置を見失い迷子になってしまう。そうならないよう、周囲との調和も大切だが「和して同ぜず」を心がけよう。

 緑FH

 受験期になり数学が覚醒を始めた。それまで得手・不得手がはっきりしており、興味のないことからは距離を置きすぎていたように感じる。

 食わず嫌いはもったいない。自分に限界を決めてしまうのが早いのももったいない。目移りするのももったいない。期待値が大きいだけに気になることはたくさんある。

 蛍雪の功の精神で、ひたむきに勤勉に努めてほしい。そうすれば壁を越えられる。自分で勝手に決めた壁を越えて新しい景色を堪能しよう。

2019年3月6日水曜日

卒業生へ~贈る言葉後編②~3/5の出来事

 緑SH

 文理学科設置校に行きたい、そう言ったとき当時の実力とモチベーションではいささか厳しいと感じていた。数学に比べ、文章のセンスが弱いからだ。一朝一夕に文章力はつかない。でも、愚直な努力で急激に学力を向上させた。記述(作文風)を除けば歴代の文理学科設置校合格者と肩を並べた。一直線なのが長所だ。

 反面、中学生男子独特のズレがある。幸い、周囲にはそれを指摘してくれる同級生に恵まれている。聞く耳をしっかり持ち、自分の言動を世間の最大公約数の意見と比べる習慣を身に着けよう。そうすれば、これからも交友関係に恵まれ、充実した日々を過ごせる。


 緑OA

 長い反抗期の真っ最中だ。やりたいことと言動のバランスついていに脳が追いついていない。果たして、優先順位に狂いが生じる。そうならないようにこれからは「嫌な予定」を先に済ませよう。良い大人は休日をリフレッシュにあてるため、日々家事や仕事を勤しんでいる。ご褒美の前借は良くないことになるケースが多い。

 人から受ける愛情は多くの種類があり、束縛される幸せは独りになって気づくこともある。思春期の今は理解しにくいのかもしれない。愛情が根本にある曲がっていない束縛は、幸せであり同等に愛情と謝意で返そう。

 緑CR

 塾では目立たなかったが、笑顔で課題をこなしていた。私に叱られることなく卒業できる数少ない子だ。努力を地道に継続できるのは立派な才能だ。

 勉強面では突出した結果ではなかったが、全てがじわりと上昇した。少々物足りなく感じるのは、欲のなさと目的意識からだろう。

 高校生になったら、自分に限界を決めずにやりたいことに打ち込もう。学生時代に頑張ったと言える何かを見つけ、極めてしまおう。

2019年3月5日火曜日

卒業生へ~贈る言葉後編①~&3/4の出来事

 緑AK

 第一印象は「素直で伸びしろが多い子」だった。算数をしても国語をしても際立ったセンスを感じることはないかった。その代わりに愚直な努力を怠らなかった。わからないところは授業後に質問に来る姿勢が最後まで変わらなかった。

 いや、正常進化した。わからない箇所があってもできる限り調べて、どうしてもわからないときにだけ聞くようになった。センスだけ上回るこはたくさんいたが、君ほどストイックに努力できる子はいなかった。

 カメはウサギに勝てない。でも、努力しないウサギに勝つことはできる。成長を止めなければ誰も追いつけない唯一無二を手に入れられる。

 旭東MC

 最後の諸口浜生だ。情に厚く、明朗活発で天真爛漫な言動は周りを明るくする。ただ、天真爛漫さが過ぎれば、空気を読めない人となり浮く可能性もある。それでも周囲に良き理解者がいるので良い日々を過ごせるのは徳を積んでいる成果か。

 その現状に甘んじず、空気を読む力を養えば、違和感を覚える機会は減る。中高生までは、キャラとして可愛がられても、社会に出る頃にはできるようにならなければいけないこともあり、気づけるかどうかで変わることもある。

 10年後も、20年後も周囲に人がいてその中心に笑顔でいられるよう、周囲の言動の意図を意識し、自然に理解できるようになろう。


では、月曜日の出来事。昨日より花粉の影響で久々に参っていました。風邪か花粉症かわからない中、授業準備とや教材作成に追われ、バタバタしていました。花粉症独特のしんどさの中で、授業で盛り上がり、テンションアゲアゲ。すると授業後にはすっかり元気です。軽い風邪の初期症状なら、授業で白熱するとすっかり元気になるはアドレナリンのおかげ。心地よい疲れでブログを打っています。

 まずは新中1の社会の授業。新入生もいる中で、気を付けるべきは全員が集中して私の話を聞いているのかどうか。歌舞伎風に言うと、私と同じ呼吸のペースで全員が授業に入ってきているのかどうか。少しでも勝手な呼吸をした子がいたら注意できるのかどうかが良い先生かどうかの境目でしょう。躾が最も重要な3月は必然的にいつもよりチェックが厳しくなります。最初にちゃんとした姿勢を教えるのは、1時間授業を淡々とするよりも数倍重要ですから。集中して聞く姿勢さえできれば、たいていのことは理解できます。新入生の聞く姿勢が全くできていないのは今までそれが許される環境だったからでしょう。しっかり躾期間の間で徹底します。

 社会は初回の授業をパワポを用いて解説。今までワードで作っていた授業教材をパワポでも使えるように新しく作り直しています。ちなみに初期教材はミスが必ずあるので、受験学年でプレ授業として使用。彼らは間違いを指摘してくれるので直ぐに修正できます。社会は数学と違い、楽しく展開できるので良いですね。雑学も交えながら解説していました。でも、次回はテストです。

2019年3月3日日曜日

3/3最近の出来事

 今日はひな祭りです。男3人兄弟の次男坊にとって無縁の行事でしたが、世間では盛り上がっていますね。そんな中、受験生はテストを1週間後に控えて頑張っています。数学国語社会で担当していますが、ここにきて緑INが国語2連続で過去問満点。快挙ですね。公立C問題でも緑AKは数学で9割超え。緑SHも悪くない仕上がりになっています。彼らの愚直な努力が奏功しています。緑MHも国語ではトップ校合格基準点を取れています。緑FHは数学が覚醒。超急上昇中です。緑KSは一時期案じられましたが、再び安心な点数を取っています。緑CHは数学でアドバンテージがあります。緑CRは全体的に取れる点数が上昇中。緑KMは英語理科が良い仕上がり。旭東MCは少し元気がないのが心配です。緑OAはようやくお尻に火がついてきたのか、ほんのりミスが減っています。

 各学年でオリエンテーションが金曜日に行われました。まずは新小6からでしたが、新しい教材・新しい座席でやや緊張感のある中、各種諸注意と算数の授業を行いました。いきなり6年生内容の導入。3月中に小学校算数の基礎を終わらせる予定です。5年生までの計算の徹底と6年生の内容の確認をしっかりしています。授業の最後にはワンセ名物「出来た者帰り」途中式が雑だったり、いい加減なことをしていると答えだけ正解でもやり直しと言われます。細かいルールを守らない子は絶対に伸び悩みと壁にぶち当たるのが早いです。少し人数が多い小学生ですが、一人ひとりを細かくキッチリ見る姿勢は不変です。授業後は生徒が並ぶ様子は風物詩ですね笑

 中1はオリテ後、早速確認テスト。今後、かなりハイペースで進み続ける予定で、4月の新中学生活が始まる頃には数学は中間テストどころか期末の範囲まで終えている予定です。また、予告しましたが、中1は3月が比較的時間があるので宿題や課題が中3より多い量があります。その心は、4月になって完全な新生活になり、生活リズムが大きく変わる中学生活に慣れることを優先させるためです。中学生になったら課題を減らし、それまでに良い勉強リズムを創っていこうと思います。

2019年2月28日木曜日

2/27最近の出来事

 中1、中2が学年末テストの真っ最中です。横堤中のみテストが返却され、前回の学年トップOSは辛うじて大台キープ。中学生活をおよそ2年間終えて、この下半期の伸びが最も顕著です。それでも伸びしろのほうが多くあると感じ、もっと余っているパワーを使って欲しいと感じます。中1KMは前回より微増。点数は微増ですが、できることは非常に増えました。逆にミスを減らすことが大きな課題です。

 中1は大半の学校で社会を終え、一様に手応えを感じていたようで、社会担当しては嬉しい限りです。逆に明日以降に備えて過去問演習をしていると、数学の図形を苦手にしている子が多く、結果が案じられます。新入生緑EAKYは出来ることが増えている分、結果が楽しみです。集中力が課題であった子も、endlessで周りが集中して12時間やり遂げるを見て、途切れそうになる集中力を少しでも伸ばそうと頑張っていました。

 よく保護者の方から「12時間も(ウチの子が)集中して勉強できるるのですか」と聞かれます。ワンセは真剣に集中して取り組む自習室があります。先生が不在でも私語厳禁は守られています。ただ、リバウンドで休み時間のパワーはやばいほどにえげつないです。エンドレス終了後の解放感はすさまじく、ユニバ帰りの子たちかと思うほどのテンション。12時間頑張った後なので、教室での多少のおしゃべりは大目に見ています。教室を出る直前にメール配信を行うので、それをしてからは直帰するように指導しています。

 中2は初日の手応えが微妙そう。明日以降の挽回に期待しています。茨田KMの大台超えや緑SSIAの学年トップ争いが楽しみです。450点超の子のほうが多いクラスですが、努力型が多く瞬発力に欠ける子が多い中、前述の横堤OS、緑IASSYYの理系センスは伸ばし甲斐を感じます。

 小5は新入生組と補習でつきあっています。IRが一足先に補習終了。NYは出来ないことをできるようにしようと頑張っています。再新入生KMはもう少し補習につきあってもらわないといけませんが、3月中でめどをつけたいです。ところで、ここにきてHFがとても良いです。このまま中学受験コースで頑張ってもらおうと思います。SSは安定してできることが増えています。人数が増えていますが、勉強する雰囲気があるのはワンセらしいです。中1のところでも書きましたが、勉強する雰囲気(しない選択肢がない雰囲気)の環境って今時減っているような気がします。やる気のある子にだけ別途カリキュラムを準備し、その他は放置するのが私学・大手塾ともに流行りですからね。

 これについて近々ブログをアップしたいです。

2019年2月24日日曜日

2/24最近の出来事

 入試まで2週間になりました。ここにきて緑SHCRが成績向上中。緑INは過去問で上位になることもあります。ちなみに国語が全体の課題だったのですが、ようやく全体の過去問の平均点が大手前の合格点に近づいてきました。課題であった記述(作文)も若干名を残して、ようやく目処がつきました。全体的に意欲的に取り組んでいるのがいいですね。最後はモチベーションが合否を分けますので、これからが大切です。そう言いながら、自分が一番やきもきしているのかもしれません。

 週末は中1中2がendless。12日で24時間勉強を頑張っています。他塾とは違い、完全な自習時間ではなく、課題のある自習です。課題は管理され、定期テストに備えて各種小テストや過去問演習をしています。来客があって、教室に先生がいなくても私語は聞こえてきません。静かな自習室はみんなの自覚で成り立っています。私は大目付として、勉強の状況を管理していました。人数はそこそこいますが、基本は学校別個別状態なので常に誰かがテストしており、なかなか休まる暇がありません。そんな中で土曜は新年度の教材が到着。中1の教室の窓際にずらりと並べました。夜の休憩時間をやや延長して、中1にお手伝いしてもらいました。とても助かりました。ありがとう。同時に新しいコピー機や、プリンターもやってきて事務所のレイアウトを考えたり、模様替えを実行したりするのが骨でした。自分の机の中を整理している中で、不用品をみんなにおすそ分け。高校の説明会でのいただいた蛍光ペンなどが人気でした。

 休む間もなく、週末からは新学年が始まります。受験生に追い込みをかけつつ、授業後に疲労でしばらく急速が必要になったり、体力の低下を実感しています。身体のケアをみんなに呼びかけつつも無保険で健康診断すらしていないので、そろそろ人間ドッグに入ろうかと思案中です。

 

2019年2月20日水曜日

2/20最近の出来事

 私立入試が終わり、専願組は無事に十五の春を喜色満面で迎えることができました。開明・関大北陽・常翔啓光・国際大和田・滝井・好文学園・四條畷学園・大阪高校に無事全員合格、廻し合格なし。成績優秀特待生に約半数が選べれるというほぼ完璧な結果を出せました。例年のように半数が専願で無事卒業。残る半数が公立合格に向けてラストスパート真っ最中です。

 最近、トラブル続きで経営責任者として、認識の甘さを痛感しています。チラシをポスティング業者に依頼したら悪徳業者大半が配られずに虚偽の報告をされたり、新たに購入した中古コピー機がダメダメな製品だったり、肝いりだった英検対策アプリはバグが多くて課題が山積みだったり…マイナスのトラブルはストレスにしかなりません。悪徳業者には要注意です。警察と弁護士に任せようと思います。

 さて、受験が眼前・中学生の学年末テスト直前・新年度準備でいよいよ詰んでいます。そんな中、各学年の現状です。

 まずは小学3年生。最近増え始め(それでも片手で数えられない程度)たのに4,5年生と比べても遜色ないことができます。ここにきて成長を最も感じるのはSA。勉強に対する認識が随分良くなりました。過剰なマイペースがなくなり、周りが見え始めています。同様の成長をTMにも感じます。5年生は新入生のONHFに急成長の跡あり。逆に最古参のTEに安定感が見え始めています。またYJFWも落ち着きと成長を感じます。OSも悪くない正常進化を感じます。新入生が来るたび、既存生の成長を実感できます。小6はHAが英検満点合格。リスニングも込みで満点は素晴らしいですね。国語力が急成長のSNも中学生になってからが楽しみです。

続きはまた明日…

2019年2月11日月曜日

入試速報

 日曜日、初陣は開明高校の合格発表でした。緑AK、SHが力を発揮して心配ない結果で合格。公立受験に向けて良いスタートです。月曜日は大阪国際大和田・滝井・好文学園・四條畷学園の発表。緑YS、TM、IN、横堤YH、旭東MCが無事全員合格!!おめでとう!!そして、特待生制度のある学校において、3人に2人の割合が特待生で廻し合格なしという申し分のない結果となりました。

 過去問では緑AKMHが実力通りの結果を出していました。公立ではミスの差が致命傷になるので、わかる問題を確実にできることが肝要です。明日からは本格的に公立対策です。真のラストスパートに鞭を入れていきます。

2019年2月8日金曜日

入試前日~最近の出来事~

 私立直前諸注意が終わりました。明日はいよいよ本番です。全員が持っている実力を発揮できることを祈ってお百度参りですね。ただ、木曜日の夜は不思議なテンションでした。授業後は歌を歌って盛り上がったり、受験生とは思えない雰囲気でした。彼らなりのプレッシャー克服法なのだろうと解釈しています。金曜日は逆に緊張した面持ちでやって来て、受験生の前日らしい雰囲気。気になることは沢山ありますが、それを伝える時期ではないので柔和な表情で優しく語りかけて終わりました。受験生!Do your best!!

 さて、今回は時系列を無視して各学年の出来事でまずは小3から。緊張か成長か、全く休み時間もリラックスしている様子はなく、背筋を伸ばして次の授業を待つ彼ら。もう少し砕けてもいいのに、と思いつつ、できることの多さに目を細めています。現在6名の彼らですが、この半年でできることが急増しました。精度やスピードが課題だったのですが、裕にクリア。高学年と比べても瞬発力と集中力は劣りません。非常に来年以降の伸びが楽しみな学年です。

 小5は円の周りの応用問題を終えました。発想力が必要な単元ですがTESMの良い考えが最近目につきます。良い考えというより、すぐに諦めないだけかもしれません。少し難しいかなと思っても、時間をかけて考えたか、すぐに諦めたのかの差です。モチベーションがそのまま結果に繋がっていますね。

 小6は小学校で習う全単元が終わったので、日本地理をしました。都道府県の白地図だけを見せて、特徴を説明。中学生だと暗記が前提で教えるのですが、小学生は興味付けが目的なので楽しく展開。YSが目を輝かせながら最も多く挙手していました。地理・魚ネタは譲れないですね。長所を伸ばすのは非常に良いです。ただ、中学生まではその他基本も定着させましょう。

 中1は歴史の展開。今年は展開の速い中学は多く、追いつけ追い越せですでに江戸幕府を解説し、復習として宗教改革を話しました。来週からはテスト対策に入るので、これで解説する社会の授業はおしまいです。この学年は精神的に幼い子が多く、小学生か!という突っ込みをしたくなる男子が目につきます。まあ、勉強には何の問題もないのでスルーしていますが、一般的に女子のほうが精神年齢が高いので、今後更に精神年齢の差が拡大しそうです。

 中2も最後の歴史の授業を展開。かなり久しぶりに出来た者帰りをしました。全体的な底上げを感じるこの学年。上を見ればキリがないですが、気持ちで負けている子が一人もいない新受験生は久しぶりです。小5から中2で最も人数が少ないピラミッド状態の学年。でも無理に募集はせず、例年よりも早い段階で募集制限をかけます。来年度の全員合格に向け、学年末テストが終わり次第スタートします。