2019年3月30日土曜日

今週の出来事

 昼過ぎに到着すると、毎日授業30分前に来て授業準備やわからなかったところを質問する小6HF。理解力の速さと、凡ミスのアンバランスさ、そこに必死さが加わり微笑ましく見ています。リフレッシュしてきたTEと新しい周期算や植木算の導入。今までの問題に比べるとやや易しいのであっさりクリアしてきました。ONは文章を書く点で光るものがあるので、そこを徹底的に伸ばそうと思います。一年かけて生涯分の貯金を作るつもりです。

 小3算数はかけ算の続き。当然ながら問題慣れをしていないので、これからしっかりと文章を読んでから何を聞かれているのか考えさせる習慣を身ににつけてもらおうと思います。低学年にありがちな「わかったつもり」で文章を読まずに何となくかけ算割り算をする子にしないために。

 小4算数は新入生MTが良いアクセントになりそう。冬に入塾したISは、気づけば既存生とそん色ないことができるようになっています。冷静に考えると短期間でよく伸びました。私の性格的にできていないことが気になり、できることが普通という感覚になっています。だから目立ちませんが、新入生がくると成長を実感できます。

 小6算数は小学生の内容の計算問題が終わり、教科書順に先取り開始。まずは線対称について導入。比較的易しい単元なので理解度は問題なし。次回の点対称に向けて上々の出だしです。小6も人数の上限に近づいてきており、定員に達したらそれ以後の新入生補習を考慮することなく既存生の成績向上のみに専念できるのは大きなプラスです。中学生になったらクラス分けして特進・標準で効率的に勉強しようと思います。

 中1は数学の徹底期間です。また、各教科で暗記の徹底を言われておりハードな環境ながらもみんな頑張っています。そんな中、恒例のスポッチャに行って来ました。その後、教室でピザを食べてからの授業&英検対策とボリューム満載の水曜日でした。

 中2は社会で担当。日本地理の導入をしていましたが、緑MKは漢字の読みで良い味を出していました。昨年より電子黒板を導入し、今年度より順次社会の板書ノートを廃止・改定しパワポで授業資料を準備しています。これが結構時間がかかり、今までの授業プリント作成に比べて軽く数倍の時間を要し、早く作成に慣れないといけないなと思っています。

 中3は国語社会で担当。国語は入試で出題されやすい古典・漢文の解説。このクラスは個性的でムードメーカーになれる子が子がたくさんおり、楽しいクラスです。新入生緑KSがまだ慣れていない様子。緑MRは皆が異口同音に「良いやつ」と称していたのがわかる子。緑YAは控えめながらも気持ちは前向きで、意思疎通をマメに図ろうとしています。

 新入生が各学年にいるこの時期はワンセのルールの徹底、躾期間として一年で最も厳しくなります。特に新入生の悪癖である、宿題・課題に対するルーズさや、学んだことを習得する前に自己流を貫き、結局理解していないことが目につきます。それでも中1内容なら80点は取れているので、見た目の点数が悪くないので理解できていない自覚がないので ケースは修正に時間がかかります。その最たる例が英語で学年末テストで80点弱なら、be動詞が理解できていません。つまり、文法力はなく、単純暗記だけで見た目の点数は悪くないのです。復習問題だけの基本的なテストをしても、20点前後になります。もちろん、100点満点です。

 模試はありますか、という質問をよく受けますが、模試よりも頻繁に小テストを実施し、理解できていないことを自覚してもらっています。満点以外は不合格で補習やペナルティなどで理解を図るのが小テストの目的です。まだしばらく子どもたちとの奮闘は続くでしょう。GWには落ち着くのでしょうか。



 

2019年3月25日月曜日

イチロー&水谷隼におもう

 ほぼ同世代なので松井氏・イチロー氏に感じるものは多々あります。今年は巨人の開幕戦が東京ドームでないので、代わりに3/21の東京ドームに観戦。日本で最後の試合になるとは思っていましたし、結果として引退試合になるかもとも思っていました。ライト外野のほぼ最前列という良席を確保し開門前に到着。長嶋氏・松井氏の国民栄誉賞のとき並の人混みでした。私はバッティング練習とキャッチボール・守備練習を見るのが好きなので、凝視していました。バッティング練習ではあまりタイミングが合わず、最終打席のみ特大ホームランで締めていました。キャッチボールでは肩の衰えを実感。試合ではハードコンタクトできない寂しさを痛感。それでもホームランを狙った打席は万感の思いで応援していました。

 また、卓球の水谷が目の衰えを告白し、張本戦はほとんど見えていないことも暴露していました。とても勇気のいる発言だと思うと同時に先日の試合の内容が腑に落ちました。実力差に圧倒されているというイメージに近いのですが、ミスが多く、それを極端に気にしている様子が印象的でした。

 私も動体視力の衰えを痛感し、それを絶対に認めたくない気持ちと戦っています。バッティングセンターに行って140kmのボールを捉えたと思ってもずれる。もっと屈辱的なのは卓球をして、確実に打ち返したと思う相手のスマッシュが返せない。それらの理由で野球も卓球も遠ざかっています。できない自分が嫌で背を向けました。

 イチロー氏も鈍った感覚を取り戻すためのトレーニングを並々ならぬレベルでしてきたのでしょう。掲示板で「イチローは目が衰えた」と軽々しく書いているのをみて「お前に何がわかる」と突っ込んでいました。本人が一番わかっていることを絶対に認めず、努力している姿しか想像できません。今までできたことができない悔しさ・抵抗・努力。それでも出ない結果。イチロー氏に自分を投影していました。阪急ブレーブスからオリックスに変わる頃に2軍の練習を観に行きました。ボール拾いやなどを手伝い、選手のおやつであるパンや練習球・折れたバットをもらったのは良い思い出です。トップアスリートが衰えに抗いながら長年前代未聞のトップを走ったことにモチベーションをもらいました。

 私は塾講師なので動体視力が衰えても授業のパフォーマンスには影響しません。でも、間違いなくその他諸々の衰えは感じ、ベストパフォーマンスはできないことを知っています。それを経験と知識で補っているのです。

 アスリートには引退があるように私もいつか「先生」を引退しなくてはいけないと思っています。その時期は明確に決めています。子どもを叱らなくてはいけない状況になったとき、手が縮こまって叱れなくなったときです。ブログでは衰えについて言及しましたが、リアルでは全く認めるつもりはありません。経年劣化を感じさせないパフォーマンスを提供できるよう精進し続けます。業界オタク・ストイックと言われても彼らには微塵も敵いません。狭小な業界ですが、誰よりも精進と自己練磨を継続しなくてはいけない、改めて感じさせられるイチロー氏の引退でした。

3/25今日の出来事

 久しぶりにタイムリーです。イチローネタを書きたいのですが、本稿を打った後に余力があれば書きます。

 昼一で中学受験コース。いきなり開明中学の入試問題にチャレンジ。HFはこの時期にしては悪くない点数でした。今後の上積みを考慮すればボチボチの出だし。算数ではかなり急成長を感じています。中学受験独特の発想もクリアしています。ONは今後の伸びに期待。今日はお休みでしたが、TEは暗記の努力をしています。中学受験独特の発想にやや戸惑っていますが、慣れれば大丈夫でしょう。

 その後、新小5算数。初めて授業しましたがNIは積極的に挙手して張り切っていました。一時期案じられたMTも初めての頃のような積極的な姿勢で参加しています。ワンセの速いテンポに新入生MGTにやや出遅れ気味でした。まあ、1ヶ月もすれば馴染むでしょう。第一印象よりずいぶん成長の跡を感じたのがKYNK。共にスピードが速くなっていました。理解力も悪くありません。次の課題は応用力ですね。THも悪くない手応え。TS、JIはそつなく無難にこなしていました。今日は体積の導入と簡単な応用問題をしましたが、宿題には発想力が問われる応用問題を春休みなので少し多めに出しました。どれぐらい解いてくるのか楽しみです。半分正解なら及第点と思っている内容をどれぐらい考えてきてくれるのか。

 その後、中1数学は2つ以上の足し算・引き算と復習。ワンセタイム形式の小テストの結果、復習不足は否めません。及第点はなしです。授業の最後にほんの少しの復習が大切だという話をしました。イチローは努力を継続する天才。9割の子は復習をしません。1割が復習してくるのですが、その割合を大きくしていきたいところです。小学生のときのように「今日の授業はわかった!」でそのまま次の授業を受けると、忘れていることがいくつもあるのですよ。

 夜は中3国語・社会。社会では世界地理の復習をしていました。ヨーロッパと東アジアの特徴と首都についてですが、緑IAは初めて聞いたかのように地名を聞いて独特の爆笑。あえて名は伏せますが「大韓民国の首都は?」と問うと「韓国!!」と答え「では大韓民国を短縮して言うと?」の問いには「台湾!」と答えた子がいました。もちろんウケを狙ったんえすよね?ガチでないことを祈ります。緑YRはフランスやイタリアの白地図を見てもわからず、緑MMを代わりに指名してあっさり答えられ軽くショックを覚えたようです。いや、知らなかったことにこちらがショックだったです。社会が得意なはずの緑SSや横堤OSはプライドを保てる復習を期待しています。

2019年3月23日土曜日

最近の出来事

 超久しぶりに各学年の現状です。まずは小学生から。

 新4年生は算数で担当しています。小3のときには速さに舌を巻いていました。新入生がくると、その差は歴然で体感では3テンポぐらい遅れる感覚。それでも柔軟な小学生は1ヶ月ほどで既存生のスピードについていけるようになりました。頑張って既存生についていこうと頑張っている姿勢が初々しいですね。

 新6年生は算数を快調に進ませています。既に計算問題は小学生内容が終了。そろそろ6年生は定員に達しそうなので、既存生のことだけ考えればいいので楽です。新入生を意識せず、教科書内容を考慮して最も効率的なカリキュラムで中学生へのステップアップしていきます。ただ、5年生で習った計算問題は「小数点」がポイント。乗除算・足し算引き算で小数点に移動のルールが異なります。全て習い終わるとごちゃごちゃになるケースが多く、習ったときはできてもしばらく経つとわからなくなっているのです。完全定着のため、これから計算特訓モードに突入していきます。

 新中学1年生も快調に中学生内容を進んでいます。計算のルールの確認と理解したことの定着を確認しながらも中学生になるまでに1学期中間テストまでの内容は終わらせる予定です。小6と共通なのですが、比較的最近の入塾生は宿題に対する意識が低いです。少しやってこない、最後のほうを手抜きする、授業で教えたルールを守っていないなどです。宿題をやってきたか、やってきていないか、という点では「やってきた」ことになるのかもしれません。でもワンセルールでは「宿題忘れ」です。教えられたことを手順通りに確実にやって来て初めて宿題をしてきたことになります。「難なく」理解したつもりで自己流の解釈をすることを続けると、中学生になって勉強が難しくなると必ず壁にぶち当たります。そして「小学生の頃はできたのに」と嘆くことになります。厄介なのは中1程度なら一夜漬けで見た目の点数が悪くなく、勉強ができていないという実感がない場合です。悪癖を治すところからなので時間がかかることケースもあります。また、自覚がないので矯正するのはかなりこちらにもパワーが必要です。

 今は「ちゃんとした勉強習慣」「ちゃんと宿題をする習慣」を定着させる時期なので、一年を通じて最も躾に厳しいです。わずかな手抜きに目くじら立てており、カリキュラムを消化するよりもそれらを優先させています。昨年、この時期に定着できた新中3は定員に達する人数でも積極的にクラス分けを検討しなくても良い状態です。

 春期講習会は授業が埋まっていますが、今後は再びタイムリーな授業の出来事を紹介していければと思います。中学受験と中3は今後アップする予定です。

2019年3月19日火曜日

合格速報

 運命の日の朝9時50分、事務所で待機していると吉報の第一弾は緑SHから!いつものたどたどしいながらも興奮している口調での報告!続いて旭東MCからも興奮した声で吉報が!そして緑KMからも同様の口調で吉報!緑CRは少しテンション低めだったので心配しましたが、無事合格!緑INも無事合格!最後の追い上げからすると順当な結果。緑KSは第1希望の理数科で無事合格!最も案じられた緑AKMHから合格の吉報!二人はミスが少々あったので本当に心配でしたが、地力が上回ったようです。緑CHも総合科学で無事合格!緑FHは少し連絡が遅かったものの合格!最後の吉報は緑OA。遅いから冷や冷やしましたが無事に合格との朗報!!

 今年度公立受験校は天王寺・大手前・住吉総合科学・清水谷・東理数・大阪ビジネスフロンティア・咲くやこの花・芦間・門真なみはやです。平成最後の受験生は私立公立共に廻し合格もなく、全員第1希望の学校・学科で合格できるという快挙で終わりました。みんなの努力を誇りに思います。本当におめでとう!!

2019年3月17日日曜日

補習

久しぶりのブログです。つれづれなるままに…

 ワンセでは補習=愛情と思っています。みんなの成績を上げたいから各講師が時間を作って補習しているのです。新入生やお問い合わせいただいている中学生の過半数は転塾組で、面倒見についておっしゃるケースが大半です。ワンセの面倒見を信じていただき、入塾いただいたり検討していただくのは非常に嬉しいのと同時に絶対に期待を裏切らないようにという強い思いがこみ上げます。

 ただ、愛情とは失うことがあるものです。こちらが愛情を持っててを差し出し(補習の呼びかけ)続けても、きまぐれに応えてたり来なかったりすると冷めます。学校なら行けるのに塾だと休むことを繰り返したり、前日に約束した補習を遅れてきたりしても同様です。愛情は無限ではありません。普段、断り続けたり愛想のない態度でいるとこちらも諦めます。一度そうなると再び気持ちを込めてみるのはなかなか難しいです。

 連日体験のご予約を多数いただいきありがたく思っています。ただ、他塾とは完全に一線を画すワンセは随分勝手が違います。怖い・厳しいという噂が先立ち、実態以上に怖がられていることは承知していますが、あえて否定していません。それでも先輩たちの成績の上昇や進学実績・気持ちの良い子たちの姿を見て入塾を決めていただければ、そのお気持ちに必ず応えようと全力で見ます。中学生は全クラス募集制限を検討していますが、一番大切なのは入塾前の点数ではなくワンセで頑張りたいという本人の気持ちです。座っているだけであんなに成績はあがりません。課題や補習への積極的な参加・姿勢があれば何よりの入塾目安です。一緒にトップを目指しましょう。

 卒業旅行はトラブルなく、無事ディズニーランド&シーの2日間が終わりました。明日は7時前に富士急ハイランドに向けて出発します。

2019年3月15日金曜日

今日の出来事〜in Disney〜

 入試が終わり、息つく間もなく新年度が始まっています。卒業旅行の引率で、貸切バスの中でスマホより打っています。小学生の授業後、準備のために一旦帰宅して事務所に戻ろうとすると捕物劇がありました。パトカーが5台も集まって手錠を掛けられる場面を生で見たのは初めてです。ちょうど10時で授業後のため子どもたちに何かないかヒヤヒヤで、緊迫しました。10時半には落ち着いて少し安心しました。もちろん塾とは何の関係もありません。かつて、輩が歩道を自転車で走って自動ドアから出たスタッフに逆ギレで因縁をつけた出来事を思い出しました。

 そういえば卒業式の今日、昼間に綺麗なお花を持ったMCに偶然会いました。色々込み上げてくるものがました。みんな中学校卒業おめでとう!

 コピペしにくいので時系列がおかしくなりますが、ご容赦ください。卒業旅行や遠足の引率は仕事の中で最も避けたいものです。みんなの体を預かる責任と、何かトラブルがないか24時間気を張らないといけないからです。何より無事に帰って来なくてないけませんし、誰かに迷惑をかけてもいけません。寝ていても気が休まる時間がないのです。遠足中は終始顔がこわばっているのが自分でもわかります。超ピリピリしているのですが、みんなに楽しんでもらいたいので、ガミガミ言いたくありません。だからみんなと距離を置こうとしています。

 そんな中で今年の引率は最も楽かもしれません。まず、貸切バスのため車中で他人に迷惑をかけることをあまり考えなくていいのです。集合時間も出発の1時間半前なので、ピリピリしなくてすみます。更には着いたら即入園なので、周りが賑やかなのではしゃいでも迷惑かけません。深夜料金で高くなりますが、このパターンは来年以降の参加になります。何人かが卒業旅行のしおりを渡していないと言っていたのでタイムスケジュールを書いておきます。

3/14午後11時50分今福鶴見駅前出発
途中三回休憩
3/15朝7時ホテル東京ベイ舞浜クラブリゾート着
荷物を預けてそのままディズニシー
確実好きな時間にチェックイン
午後11時消灯予定
3/16各自好きな時間に起床
ディズニシーランドへ
午後11時消灯予定
3/17朝7時チェックアウト
富士急ハイランドへ
午前9時到着後、自由行動
午後4時帰阪の途へ
午後11月時半前後鶴見緑地駅ローソン近辺
イオン前
今福鶴見駅セブンイレブン前
それぞれ到着予定

車内は静かで、みんな寝ています。私も少し目を瞑ります…何事もなく無事に帰れますように…








2019年3月10日日曜日

最近の出来事~入試前夜~

 午前中、受験生への最後の授業が終わりました。例年と比べると直接手のかかる子は少なかったです。それでも通塾時間は歴代最高でした。つまり、自主的に勉強できる子がたくさんいたということです。一講師として寂しいような頼もしいような複雑な気持ちです。授業が終わるとアクティブラーニングが始まり、自分で考えて問題集などを購入し自己探求していました。遣り残した感がない、といえば嘘になります。毎年、入試問題を見て「あれを教えておけば」「これをやっていれば」と思います。そして、入試前夜が最も感傷的になり走馬灯のような思い出が駆け抜け続けます。最古参であり、最後の諸口浜校生のMCから始まったこの学年。女性上位のワンセでは初めて男子が女子を引っ張っていく姿に軽い感動を覚えました。緑AKが背中で男子全員を引っ張っていったのでしょう。緑SHは目立たない子だったのにいつの間にかクラスの中心にいました。ミスややらかしが気になるのは緑CHと同様です。

 緑MHはラストスパートでの伸びが顕著でした。今、五ツ木の模試を受けたら間違いなく自己ベストを大幅に更新できるでしょう。緑FHは苦手意識の大きかった社会とようやく向かい合いました。気持ちの波が最も激しかった緑KSは、そのまま過去問の結果の粗さに直結。良い波で明日の試験を受けられることを切に願います。緑OAは自己管理の甘さが案じられます。杞憂で終わらせてください。緑INは終盤の文系教科の点数が良かったです。あとは実力を充分に出し切って、ミスをしないことですね。緑CRも全く同じコメントになりそうですが、記述のやらかしに気をつけて実力を発揮してきてきてください。教科間の得手不得手の差が激しい緑KMですが、苦手教科での失点を防げれば余力はあります。

 みんなミスと緊張によるやらかしにだけ気をつけてくれれば順当な結果が出ると信じています。解いてきた過去問は数100本。他塾では30本で多いと言っているので、桁が違います。その全てに対して良いお勉強をしてきた君たちですから大丈夫。まあ、そう言いつつソワソワしている私は眠れそうにありません。

2019年3月8日金曜日

卒業生へ~贈る言葉後編ファイナル~

 緑KM

 入塾後、200点近く成績が上がり400点も超えた。第一印象ではできないことが目につき、卒業できるのか案じられたが、想定以上に素直に勉強した。ノルマも多く課したつもりだが、飄々とこなした。

 素直にアドバイスを受け入れられるのは素晴らしい長所だ。継続できれば、できないことがどんどんなくなり成長できる。高校生になっても素直な姿勢で多種多様なことにチャレンジしてほしい。

 そして、興味が出たことに一心不乱に打ち込み一つのことを究めよう。ただ、高校生の間は基本の定着のため広く学ぶことも大切だ。

 緑KS

 体操部出身なのにその色をあまり感じなかった。感受性豊かな時期に多くの刺激を受け、自己処理しきれず、もどかしさを感じることも多かっただろう。

人は嫌なことをされ、強いストレスを受けたとき「この思いを他の人はしないように」と考えるタイプと「どうして自分だけが。他の人も同じ目にあえばいい」と考えるタイプがいる。君は間違いなく前者だ。

 自分が傷つきたくないからする優しさもどきの正体は弱さである。真の優しさは普段見えにくい。強さの裏側に隠れているからだ。学生時代強くなった分だけ人に優しくできる。

 緑MH

 外見とは裏腹に頑固で負けず嫌い。地道な努力を惜しまない。ここにきてその成果を感じる。集中力・理解力共に大幅に向上している。それでも自分が思っているほどの伸びではなくジレンマを感じているかもしれない。

 ただ、中学生時代に思い切り勉強した経験は必ず将来の糧になる。努力し、苦労し、報われたときもそうでないときも全て貴重な経験となり後世に伝えられる。

 指導者は失敗経験が多いほうがいい。失敗から学び、次に活かせるからだ。これからも全力で多くのことにチャレンジし多くの壁を感じ、糧にしてほしい。

2019年3月7日木曜日

卒業生へ~贈る言葉後編③~

 緑IN

 部活動に注力した中学生時代。現役の時は持っているパワーの大半を持っていき、勉強への余力が少なかった。引退後にできた時間を勤勉に、と思ったが今度は余力が残っていた。

 エネルギーの塊を持て余しているように見えた引退後。勉強との相性は良いはずで、努力に対する見返りは充分に受けらえるだろう。高校生時代に何にハマるのかによって将来は大きく変わる。高校生までは勉強を頑張った記憶を残してほしい。

 そうすれば、将来の選択肢は大幅に増える。完全燃焼できるものを見つけ、後世に学生時代は頑張ったと言える何かを見つけよう。

 緑CH

 繊細ながら食らいつく根性はある。打たれ弱いのかと思いきや、歯を食いしばってもうひと頑張りできる。みんなが諦める状況でも、ほんの少し悪あがきできるのは貯金になる。

 人を傷つけず、いつも周りに誰かいて笑顔がある。独特の空気を醸し出しているが、いつまでも出し続けられれば笑顔の絶えない人生を過ごせるはずだ。ただ、時には周囲の目を意識することも大切だ。

 意識しない状態が続くと、自分の立ち位置を見失い迷子になってしまう。そうならないよう、周囲との調和も大切だが「和して同ぜず」を心がけよう。

 緑FH

 受験期になり数学が覚醒を始めた。それまで得手・不得手がはっきりしており、興味のないことからは距離を置きすぎていたように感じる。

 食わず嫌いはもったいない。自分に限界を決めてしまうのが早いのももったいない。目移りするのももったいない。期待値が大きいだけに気になることはたくさんある。

 蛍雪の功の精神で、ひたむきに勤勉に努めてほしい。そうすれば壁を越えられる。自分で勝手に決めた壁を越えて新しい景色を堪能しよう。

2019年3月6日水曜日

卒業生へ~贈る言葉後編②~3/5の出来事

 緑SH

 文理学科設置校に行きたい、そう言ったとき当時の実力とモチベーションではいささか厳しいと感じていた。数学に比べ、文章のセンスが弱いからだ。一朝一夕に文章力はつかない。でも、愚直な努力で急激に学力を向上させた。記述(作文風)を除けば歴代の文理学科設置校合格者と肩を並べた。一直線なのが長所だ。

 反面、中学生男子独特のズレがある。幸い、周囲にはそれを指摘してくれる同級生に恵まれている。聞く耳をしっかり持ち、自分の言動を世間の最大公約数の意見と比べる習慣を身に着けよう。そうすれば、これからも交友関係に恵まれ、充実した日々を過ごせる。


 緑OA

 長い反抗期の真っ最中だ。やりたいことと言動のバランスついていに脳が追いついていない。果たして、優先順位に狂いが生じる。そうならないようにこれからは「嫌な予定」を先に済ませよう。良い大人は休日をリフレッシュにあてるため、日々家事や仕事を勤しんでいる。ご褒美の前借は良くないことになるケースが多い。

 人から受ける愛情は多くの種類があり、束縛される幸せは独りになって気づくこともある。思春期の今は理解しにくいのかもしれない。愛情が根本にある曲がっていない束縛は、幸せであり同等に愛情と謝意で返そう。

 緑CR

 塾では目立たなかったが、笑顔で課題をこなしていた。私に叱られることなく卒業できる数少ない子だ。努力を地道に継続できるのは立派な才能だ。

 勉強面では突出した結果ではなかったが、全てがじわりと上昇した。少々物足りなく感じるのは、欲のなさと目的意識からだろう。

 高校生になったら、自分に限界を決めずにやりたいことに打ち込もう。学生時代に頑張ったと言える何かを見つけ、極めてしまおう。

2019年3月5日火曜日

卒業生へ~贈る言葉後編①~&3/4の出来事

 緑AK

 第一印象は「素直で伸びしろが多い子」だった。算数をしても国語をしても際立ったセンスを感じることはないかった。その代わりに愚直な努力を怠らなかった。わからないところは授業後に質問に来る姿勢が最後まで変わらなかった。

 いや、正常進化した。わからない箇所があってもできる限り調べて、どうしてもわからないときにだけ聞くようになった。センスだけ上回るこはたくさんいたが、君ほどストイックに努力できる子はいなかった。

 カメはウサギに勝てない。でも、努力しないウサギに勝つことはできる。成長を止めなければ誰も追いつけない唯一無二を手に入れられる。

 旭東MC

 最後の諸口浜生だ。情に厚く、明朗活発で天真爛漫な言動は周りを明るくする。ただ、天真爛漫さが過ぎれば、空気を読めない人となり浮く可能性もある。それでも周囲に良き理解者がいるので良い日々を過ごせるのは徳を積んでいる成果か。

 その現状に甘んじず、空気を読む力を養えば、違和感を覚える機会は減る。中高生までは、キャラとして可愛がられても、社会に出る頃にはできるようにならなければいけないこともあり、気づけるかどうかで変わることもある。

 10年後も、20年後も周囲に人がいてその中心に笑顔でいられるよう、周囲の言動の意図を意識し、自然に理解できるようになろう。


では、月曜日の出来事。昨日より花粉の影響で久々に参っていました。風邪か花粉症かわからない中、授業準備とや教材作成に追われ、バタバタしていました。花粉症独特のしんどさの中で、授業で盛り上がり、テンションアゲアゲ。すると授業後にはすっかり元気です。軽い風邪の初期症状なら、授業で白熱するとすっかり元気になるはアドレナリンのおかげ。心地よい疲れでブログを打っています。

 まずは新中1の社会の授業。新入生もいる中で、気を付けるべきは全員が集中して私の話を聞いているのかどうか。歌舞伎風に言うと、私と同じ呼吸のペースで全員が授業に入ってきているのかどうか。少しでも勝手な呼吸をした子がいたら注意できるのかどうかが良い先生かどうかの境目でしょう。躾が最も重要な3月は必然的にいつもよりチェックが厳しくなります。最初にちゃんとした姿勢を教えるのは、1時間授業を淡々とするよりも数倍重要ですから。集中して聞く姿勢さえできれば、たいていのことは理解できます。新入生の聞く姿勢が全くできていないのは今までそれが許される環境だったからでしょう。しっかり躾期間の間で徹底します。

 社会は初回の授業をパワポを用いて解説。今までワードで作っていた授業教材をパワポでも使えるように新しく作り直しています。ちなみに初期教材はミスが必ずあるので、受験学年でプレ授業として使用。彼らは間違いを指摘してくれるので直ぐに修正できます。社会は数学と違い、楽しく展開できるので良いですね。雑学も交えながら解説していました。でも、次回はテストです。

2019年3月3日日曜日

3/3最近の出来事

 今日はひな祭りです。男3人兄弟の次男坊にとって無縁の行事でしたが、世間では盛り上がっていますね。そんな中、受験生はテストを1週間後に控えて頑張っています。数学国語社会で担当していますが、ここにきて緑INが国語2連続で過去問満点。快挙ですね。公立C問題でも緑AKは数学で9割超え。緑SHも悪くない仕上がりになっています。彼らの愚直な努力が奏功しています。緑MHも国語ではトップ校合格基準点を取れています。緑FHは数学が覚醒。超急上昇中です。緑KSは一時期案じられましたが、再び安心な点数を取っています。緑CHは数学でアドバンテージがあります。緑CRは全体的に取れる点数が上昇中。緑KMは英語理科が良い仕上がり。旭東MCは少し元気がないのが心配です。緑OAはようやくお尻に火がついてきたのか、ほんのりミスが減っています。

 各学年でオリエンテーションが金曜日に行われました。まずは新小6からでしたが、新しい教材・新しい座席でやや緊張感のある中、各種諸注意と算数の授業を行いました。いきなり6年生内容の導入。3月中に小学校算数の基礎を終わらせる予定です。5年生までの計算の徹底と6年生の内容の確認をしっかりしています。授業の最後にはワンセ名物「出来た者帰り」途中式が雑だったり、いい加減なことをしていると答えだけ正解でもやり直しと言われます。細かいルールを守らない子は絶対に伸び悩みと壁にぶち当たるのが早いです。少し人数が多い小学生ですが、一人ひとりを細かくキッチリ見る姿勢は不変です。授業後は生徒が並ぶ様子は風物詩ですね笑

 中1はオリテ後、早速確認テスト。今後、かなりハイペースで進み続ける予定で、4月の新中学生活が始まる頃には数学は中間テストどころか期末の範囲まで終えている予定です。また、予告しましたが、中1は3月が比較的時間があるので宿題や課題が中3より多い量があります。その心は、4月になって完全な新生活になり、生活リズムが大きく変わる中学生活に慣れることを優先させるためです。中学生になったら課題を減らし、それまでに良い勉強リズムを創っていこうと思います。