2019年10月19日土曜日

つれづれなるままに~子育て論~

 私事ながらトイプードルを迎えれて2ヶ月が過ぎようとしています。フード難民で、食に興味を示さず大きくならないことが非常に気がかりです。また、初めてのワンコということもあり友人や本、ネットを頼りに躾について調べています。例えば甘噛みしたときに躾教室やドッグトレーナーに意見では「主従関係をはっきりし、人間の言うことを絶対守らせる」ことが大切なので、無視したりすることが効果的らしいです。人間のほうが上だということをわからせるための抱っこの仕方など知らないことばかりで新鮮です。

 例えば膝の上に乗せてはいけない、人間が寝ている上に乗せてはいけない。なぜなら犬のほうが上だと認識するかららしい。でも、そこまでワンコと主従関係を結ぶつもりはありませんので、甘やかしています。ただし、歩したとき、人や他の生き物に迷惑をかけないための躾は積極的にしています。ワンコとは一生この距離で生活できるので甘やかしても責任をもって最期まで看取れるなら全然OKと考えています。

 翻って人間の子育て。もし私に子どもがいたら、こんなに甘やかしません。ワンコは一生看取れますが、一般的に親のほうが子より先にいなくなるので、社会に出るための教育をするのが親の務めだと思うからです。生きるための知識や経験は成人までしっかり積ませようと思います。

 実は、一人娘のいる友人が娘を一生困らない財産を築くので、苦労させず、働かせず、将来結婚して子どもにも同じように困らない財産を遺して欲しいと言っていました。偉いなぁ、と思います。私は自分がいつ死ぬかわからないので、そうなっても大丈夫なように生きていく術を教えたい。お金を遺した上で、生きていくために稼ぐ術まで教える余裕は私にありません。

 ワンコの最期は看取れます。でも子どもの最期を看取れるのは良いことでありません。だから、ワンコには甘く、自分の子どもなら厳しく躾なくてはいけないと思います。ワンコがお腹が空いたアピールをしたら少しおやつをあげるでしょう。でも、子どもが外でお腹が空いたアピールやスーパーで号泣して駄々をこねても絶対に言うことを聞きません。

 自分の子どもに甘やかすということは一生面倒を看ること。友人はその覚悟(財力を蓄える甲斐性)があるようですが、私には全くありません。だから世間で通用する、しなくても他人には迷惑をかけない子育てを厳しくします。ワンセを営む上での大きな考えは「勉強を通じて子育てに参加させてください」というスタンスです。

 塾ですから成績を上げるのは当たり前。それをどこよりもしっかりと遂行した上でモラルマナーについてもきちんと指導します。勉強よりも大切なことはたくさんあると考えていますが、勉強をきちんと教えていない人が言ってはいけない言葉だとも思います。