2021年2月17日水曜日

私立高校受験者全員合格おめでとう&私立総括

 私立高校(私立中学受験者なし)は受験者全員合格の報告がでます。連絡がなかなか来なかった子がいたので、アップするタイミングを失っていました。

 関大北陽・国際大和田・常翔啓光・近畿大学附属・常翔・上宮・興国・信愛・大産大・好文学園・滝井全員合格おめでとう!!

 今年は入学金や所定品、授業料等の免除を受けられた子は44%でした。この数値は過去3年間で最低です。それでも半数弱という数値は誇れるものだと自負しています。

 ちなみに国公立大学現役合格に向けて最も鍛えてもらえると思うのが常翔啓光、ついで国際大和田と開明が並ぶ感じ。その次の層で高校で鍛えてもらうなら興国と好文学園だと思っています。それぞれ男子校・女子高で昔のイメージ問題もあり進学校とは言えません。それでも特進と名付けられたクラスの熱量はその他高校の比ではありません。親心として「我が子をしっかり見てもらえるか」「知名度」を優先するかで志望校選びで頭を抱えることもあります。

 私なら迷わず「我が子を見てもらえる学校」を選びたい。かつて、それが大和田でした。つまり過去形ですね。20年前から2年ほど前までの勢いはもうありません。それでも合格実績が良く見えてしまうのは、単に偏差値の高い生徒が入学したからに他なりません。合格者数は過去最高、内容は数年で最低と揶揄しています。そんな大和田を超える面倒見の良い学校が現れるのを待っていましたが、その可能性があるのは常翔啓光。更にその後に舵取りを間違えなければ興国・好文学園でしょう。大和田の実績や常翔啓光の勢いについて、今更書くまでもありません。

 塾で配布している偏差値一覧で興国・好文学園は下から数えたほうが早い位置にいます。それでも私が素晴らしいと思うのは入学時より偏差値が下がった卒業生が見当たらないことです。大和田は残念ながら半分以上が成績を落としています。良い状態でお預けしたのに申し訳なさと失望の葛藤です。

 経験上、進学校で一番上の学科に行けず、指定校推薦を受けられないなら学校のレベルを落として一番上の学科で入学したほうが将来の可能性が拡がります。大阪桐蔭や清風の下の学科に行くと将来性はかなり狭くなります。もちろん、浪人した場合はこの限りではありません。塾の合格実績にこだわるなら全員3ランク上の学校の受験を勧めるでしょう。きっと合格してきたと思います。ただ、子どもたちの将来性とご家庭の方針を鑑みると特待生を狙え、かつ面倒も見てもらえる私立をお勧めしたケースが目立ちます。

 結果、専願者が多いにも関わらず、受験校でトップ合格してきていると確信する子も多数います。近年では天王寺高校(公立)や関大北陽を筆頭に6校以上で入学式で学年代表の挨拶をしています。高校の先生方と教育相談しますが、高校の期待値よりも高い順位で合格してもらうことへのこだわりはあります。

 残す受験者もチャレンジャーが多数いますが、しっかり実力をつけて合格してきて欲しいです。