2021年4月19日月曜日

コロナ禍の授業

  変異株はかなりの速さで感染拡大しています。医療現場の方々の努力に深謝の限りです。そんな中、大阪市の松井一郎市長は市内の小中学校を原則オンラインにする方針だと発表しました。https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF1944K0Z10C21A4000000/

 しかも対面の授業をオンラインでリアルタイムで流す方針とのことです。対面+リアルタイムオンラインは最も難しいです。ハッキリ言って若手の先生や頭の固い先生は無理なほど難しいです。画面の向こう側の子がどういう態度で聞いているのか常に意識しつつ、対面の子にも同じ意識を持たなくてはいけません。これができないなら置いてけぼりを食らうこと必至。

 私は普段の授業で「今、話した言葉を誰が理解しているのか」をとても強く意識しています。だから問題を見れば、誰が解けて誰が解けないか分かります。その予想が外れたら「子どもの成長」または「サボって低下」です。これをオンラインでやるのは対面の数倍難しい。同時に対面の子たちも意識すると軽く10倍難しいです。 

 研修で話している学級崩壊を起こす先生の特徴は「教室がうるさくなってから注意する」「黒板を見て(生徒を見ず)授業する」で、この2つが重なると高確率です。授業では誰かが横や後ろを向いた瞬間に注意しないと手遅れになります。眼前の生徒が見えない人は画面の向こう側なんか絶対に見えません。

 翻って、ワンセは良くも悪くも個人塾です。情報をいち早く手に入れるようアンテナを張っているつもりで、有効活用しようと思っています。昨年は様々な手段を模索し、考えられるパターンはほとんど試しました。明日の知事・市長の発表を待って対策を発表します。休校はしない方針らしいですが、万一休校になれば今年もGWの祝日は対面とオンラインを併用した講義を行います。時間割はかなり流動的になりますのでご容赦ください。

 恒例のendlessも対面とオンラインを併用します。例年、自習室での私語はかなり厳しく注意していますが、今年はその可能性がある時点でオンラインで学習し、教室内で食べる行為はしばらく禁止を継続します。水分補給は可能です。出来る限りトイレはご自宅で済ませて通塾をお願いします。