2021年6月15日火曜日

続・中1へ

  今日は10時になっても訓話が続きました。昨日のブログにも書いたことの説明と補足ですね。今年の中1は勉強について我流が目につきます。塾で厳しく言われているのは勉強の優先順位(学校の提出物・塾の提出物・宿題)問題演習の仕方(解く・溜め込む前にすぐ丸付け・間違い直し覚え込み)です。当たり前のことだと思っていますが、これが出来る子は安定して450点を超えて公立でも自覚で勉強できます。逆に問題演習しても丸付けしない・不正解でも○にする・間違い直しをせずに次の演習をしたりするのは非常に案じられます。

 授業後に話した内容は、上記のこと出来ないことを社会人の仕事にからめた例え話です。「丸付けをしないのは最後の詰めをしない→マクドの調理でラッピングせずにそのまま提供する」「一度間違え、模範解答を伝えても直後に5度繰り返し同じ間違いをする→提出書類で同じミスを続けてする」「適当に丸付けをする→書類を適当に書いて数値を何度も間違う」などです。

 雇う立場で考えてみると、仕事は出来ずフォローのために時間は費やした上で賃金を払わなくてはいけない。雇いたいと思うのか。同僚だったとして同じチームで働くと効率が下がり仕事の評価が下がり、賞与・給料が悪くなる。一緒に働きたいと思われるか。

 ここ最近、ずっと彼らについて案じていた内容をストレートにぶつけました。大人になってから誰からも注意されずに少しずつ距離を取られてようになってほしくないので、本音をぶつけます。今の時代、親以外の大人はなかなか叱ってくれたり本気の感情移入をしてくれません。まだまだ鈍い小中学生だからこそ、本気でぶつからないといけないと考えています。

 点数は悪くない、性格は良い、学校の先生からは悪い評価はされない子たち。だからといってこのままで良いはずはありません。その子の性格や状態に応じた成長をして欲しいという気持ちは不変です。