2021年6月3日木曜日

大阪国際高校(旧大阪国際大和田・滝井)・大阪薫英&高校レポート①樟蔭高校

 ここ15年間、ずっとイチオシだった大阪国際大和田高校。数年にわたり特待Aに選抜された卒業生を数名お願いしています。果たして、入学時よりも成績が下がった子のほうが多い状況。国公立大学合格者数は右肩上がりですが、入学時の偏差値はもっと右肩上がり。つまり、高校での伸び率は低下しています。成績も努力も申し分ない子をお預けしたのに導いてもらえないケースが近年急増している現状に繋がります。高校在学時より何度かお願いしましたが、現場には全く届きませんでした。中学生のときに偏差値65オーバーの真面目優等生の進学先を聞いたときは驚きました(通称Fラン)。なぜ、そんな進路指導になったのか未だにモヤモヤが晴れません。せめて、今預けている子たちはしっかりと見ていただきたいと切に願います。15年前に大手前の併願として受験を勧めたときは「なぜ大和田(偏差値が当時は低かった)に」という意見も多数いただきました。それでも指導力と熱量は当時の啓光学園と並び素晴らしかったです。そう、過去形です。あの頃の指導力・熱量に戻ることはないのでしょうか。

 ちなみに薫英も栄枯盛衰。一時期は1年間留学しても帰国後に勉強三昧で関関同立へ導いてくれました。学校の先生方も一丸となって、風通しも良かったです。今年度から渉外担当になられた某公立上がりの元校長は、アポなし訪問でソーシャルディスタンスのため間隔を開広めに取っていたのに敢えて詰めてこられた上、椅子は出したまま。椅子を引くよう指導する立場の人がそれではダメだろうと実感しました。昨年度、コロナ禍の真っ最中に取材依頼に来られた日日新聞の偉い人がマスクずらして鼻をほじったこと(2回)と同じぐらいの衝撃でした。

 では、樟蔭高校のレポート。校風・教授力・授業態度・お勧め度を5段階で報告します。参考までに四條畷高校で「3」です。3.5以上でお勧めできる高校になります。校風4、教授力3、授業態度3.5お勧め度3。毎年、初めの学校は評価に悩みます。でも、ここを最初に見れたのは良かったかもしれません。平均的な面と、それ以上の面が見れたからです。通称「学園通り」と呼ばれるほど近隣に私立高校が固まってる立地。近畿大学付属高校・大阪商業大学高校・東大阪敬愛・アナン学園があります。ちなみに公立の布施高校・布施工もあります。その中で授業態度の良さはダントツでした。落ち着いた名門女子高の雰囲気ありです。近高には近大にいけるという大きなアドバンテージがりますが、その点を除けば「学園通り(公立含む)」の中で樟蔭高校がイチオシです。