2022年12月31日土曜日

明けましておめでとうございます

 新年、明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。

 さて、今年はいくつかのシステム変更を検討中です。普遍の根幹は「お預かりしたお子さまを全力でみること」で、時流に乗った教え方である必要性を感じています。具体的には三大原則の一つである宿題に関して、弾力性を持たせて対応することです。

 全員に完璧で丁寧な宿題を本気で求めて22年が経ちました。手を止めて向き合ってきました。宿題忘れの定義が厳しく、きちんと出来ていないと宿題忘れ扱いしていました。もう少しだけ緩い解釈にします。厳しく注意する基準を緩くして、他人に迷惑をかけたときとします。自習室での私語などです。

  また、全員一律の宿題を減らす代わりに個々に応じた問題演習をしようと思います。解いて⚪︎と✖️だけして終わるのでなく、間違い直しを重視し、自分と向き合うやり方に変更していますが、それをスキルアップしようと思います。

 五ツ木模試で全生徒平均が60を毎回超えるようになりました。それでもまだまだ伸びしろは残っています。また、やらされている勉強から卒業し、自分のためにする方向性を強くします。ただ、自主性を尊重した結果、勉強しないという選択肢を与えるつもりはありません。中学生のとき、尽力したと大人になっても言える努力を受験期にはして欲しいです。

  一人ひとりに向ける愛情がワンセの根幹であり続けますので、改めて宜しくお願い致します。

2022年12月28日水曜日

最近の出来事

 あっという間に冬期講習会の前半が終わり、今年も終わりを告げようとしています。コロナもインフルも流行しているようです。みなさまくれぐれもご自愛ください。

 さて、小5算数は年内最後に大物の等積変形をしました。受験生の半分が理解できない問題を彼らが簡単にできるわけありません。でも、THは自力で平行移動が出来たりMHは解説したらきちんと理解できていました。YAも少し理解できていたようです。みんなにも言いましたが、平行移動が自力でできたらかなり凄い、説明を聞いて理解出来たら凄い、聞いてわからないのが普通です。小6算数は復習モードに入りました。TTが数学的センスを磨き続けているのが目立ちます。MOは成長著しい一年で復習していると出来る問題の多さに目を細めます。UMは毎度のことながら、本当にモチベーションの波が荒いです。ただ、下の波がほとんどなくなったのが成長の跡でしょう。

 中1数学は扇形の問題をしました。面積や弧の長さから半径・角度を求める問題が難しいのですが、演習ノートで確認して知識を増やし始めています。思考力を問われる問題では男子が強い。緑ISが数学で覚醒気味です。また、緑MNMYも良いセンスを発揮しています。基本の徹底が出来れば無敵ですね。緑SKSHは修正能力が高いです。緑OYは詰めの甘さがなくなれば更なる成長が見えています。

 中2数学は特進のやや簡単なレベルで展開しています。定番の「食塩」「はじき」の問題にチャレンジしていますが、最初から解ける子、聞いたら理解出来る子、一度ではわからず授業前後に聞きに来る子と様々です。それでも少しずつ出来ることを増やしつつあります。緑OYに数学では期待。社会の出来た者帰りでは初のチーム戦で鯰江MSが大活躍。個人戦よりも燃えるタイプなのかもしれません。

 中3は既に入試問題を軽く100本以上解いています。近高や旧大阪国際大和田は約20年分解きました。緑SSが良い状態で、鯰江SYがさり気なく並走し、抜きつ抜かれつの激戦。それを緑YJと鯰江MHがくっついて離されない状態。冬期中にカラフル(トップ)になったのは、彼ら以外に緑ISの国語英語、緑SYの国語、緑OYの数学です。

年末年始で何本かブログをアップできればと思っています。来年も宜しくお願い致します。

2022年12月22日木曜日

最近の出来事

 既に今年も残すところ10日を切りました。受験生は志望校が決まりラストスパート真最中です。ところで、今年の一部中学の懇談会で「(志望校は)大丈夫」と言われたいうことをしばしば耳にしました。目安点ギリギリで大丈夫とこの時期に言われると、緊張の糸が切れることもあります。軽々に「大丈夫」と言わないで欲しいと複雑な気持ちなることが多かったです。数回ある実力テストで一度超えているだけで言われると安全圏にいると錯覚している子もいます。専願だと絶対に合格できると思っている子も然り。ちなみにワンセでは懇談会が始まった先週より始業時間・自習室開放時刻を14時設定。緑IMIRが連日頑張っています。継続していることが素晴らしい。また、授業のかなりかなり前に全員集中して勉強している姿は頼もしいです。チラシに掲載した自習室の風景はやらせなしの抜き打ちでいきなり撮影しました。あの状態が「平常運転」なところが自慢の彼らです。

他学年でも授業定刻の前に全員が揃っています。2,3分前だと遅れてきているような気になるぐらい時刻遵守な彼ら。だからイベントを企画しやすいのです。楽しいことがあっても時刻を気にする習慣があるので引率していても心労が減ります。いつの間にかワンセは本当に良い子の集まりになりました。今の社会では当たり前ではない「ルールをきちんと守れる」「時間厳守」を小中学生時代に確立できているのは本当に貴重です。そして、就活や社会に出たとき評価されるのです。

受験生は公立C問題対策に入って数か月。前回の過去問結果では当時の北野高校合格点に全員が届くという結果でした。ここに照準を合わせて2年以上の時間を掛けているので、取れなければ塾の恥、私の恥です。数学では緑SSが高めで安定、緑OYが再び上昇気味です。社会は毎回大活躍の緑STが知識を増やしています。緑YJは少しずつ出来ることを増やしています。スピードに一抹の不安がありますが、今後クリアしてくれるのでしょう。鯰江MHは全力でラストスパートを駆け抜け中。今後の更なる追い込みに期待を込めて見守っています。

2022年12月10日土曜日

最近の出来事

 懇談会が佳境を終え、教育相談も目途がつきました。懇談会にご参会いただきありがとうございます。今回は受験生以外1枠1時間の設定(紙面上は20分)でした。皆様から拝聴した貴重な意見を今後の参考にしたいと思います。

 小5算数は台形の面積の求め方の公式まで終了。「三角形」では単純な面積を求める問題は全員クリア。底辺と高さを探すのも大丈夫。ただ、面積がわかっていて「高さ」や「底辺」を求める問題は例年のことながら少々手こずる子もいます。理想は理屈で全員理解できることですが、現実的に不可能です。きちんと頭を使って理屈で考えられるようにしていきたいですね。なかなかでなかった計算ノーミスでしたがMHが合格。ようやくでたか、という感じです。小6になって1学期までには中学受験する子に負けない計算力を身につけさせようと思います。小6算数は等積変形にチャレンジ。中3の特進レベルです。TTが難問ほどギアが上がります。MOも全力で頭を使って考えています。UMも瞬発力は人並み以上なので切磋琢磨して高レベルな授業に参加しています。

 例年通り中1は1学期中間テストは全員平均440点を超えました。その後、1学期期末、2学期中間、2学期期末テストで学校平均点との差を上げ続けている子が全体の85%もいます。これはかなり驚異的な数値です。1学期中間よりも順位を下げた子がほぼいないのですから。特筆すべきは緑ISMY、NHと鯰江MK。平均点が80点以上下がっている中(鯰江中は60点程度)で1学期中間テストよりも素点で上げています。緑MY,SK,KKも学校平均点比較で60点以上余裕で上げています。

 中2は中1のとき1年生1学期中間テストよりも上げつつ、現在もキープ以上できているのが緑TSと旭東MT。今回は少々不満ながら1年生よりも上げていているのが緑IHOYです。勉強への姿勢の差がそのまま結果になっているように感じます。中1の1学期中間テストが自己ベストになる子が多い中で、中学順位を上げてい子が大半なのは努力の賜物。ただ、中2独特の中だるみを感じているので、ここから脱出して再び上昇気流に乗せたいところ。ただ、受験生になる春先ぐらいでないと難しいからもしれません。

 中3はまた次回に。


2022年11月23日水曜日

最近の出来事

 一週間経てば師走です。今年もあっという間に一年が過ぎようとしています。受験生はようやく志望校選びの結論が出揃いそう。決まれば一気にスパートですね。

 小6算数は中学受験レベルにチャレンジし続けていますが、TTが良い出来です。MOは自力で調べて解く習慣が出来て、勉強に自信を持っているようです。UMはやる気の波が荒いですが、今年は一年通じて下の波の期間が短かったように感じます。ちなみにロトくじをかけた計算問題は今週初めて全員クリアでした。小5算数はTHMHが順調に出来ることを増やしています。ちょっと発想が難しい円と多角形を丁寧に説明したところ、比較的順調に理解が進んだように感じました。

 中1は鯰江中がテスト期間。MKに引っ張られてSAが少し良い感じ。一学期中間テストよりも学校平均点との差が少しずつ上がっているこのクラス。今後の成長が楽しみです。数学では過去問満点だった緑IS、確実に課題をこなす緑SKが目立っています。緑SHは出来ていないところをしっかり追い込んでくるのでこの一週間が肝ですね。中2数学は緑OYが閃きを感じます。応用力を鍛えれば今後が楽しみです。菫OMは好き嫌いとポカミスがなければまだまだ伸びるのにもったいないです。中3は緑SSがミス多発モード脱出。過去問でも満点を続けて安心です。鯰江TRや緑TNはひとまず実力テストの目標点をクリア。次は期末、そして本番ですね。緑FRはロトくじをもらえる時期から演習ノートが丁寧になりました。緑KHはようやくエンジンがかかり始めてきたようです。

2022年11月16日水曜日

就活

 まずESや履歴書を提出します。企業の立場で考えると、まずは面接して会ってみようと思っている会社と、ある程度絞ってから会う人を決めたいと思っている会社があります。前者は中小・零細・ベンチャー企業に多いと感じます。後者は人を選べるホワイトな大企業が多いでしょう。そんな大企業は説明会に参加するところから始まるところもあります。

 ワンセですら書類審査だけで会えない人も多数います。こちらの知りたい情報を伝えなかったり、年齢相応の最低限度の常識を知らなかったりする場合です。面接しても採用に至るケースはわずか数%。ウチは零細ですが、大手以上に人材に求めることは多いです。まずは生徒に手を出さないこと、お金に手を出さないこと、この2点で9割の人が落ちます。対照的に大阪最大手の塾で講師が生徒に手を出して警察沙汰になったり、クビにして闇に葬られたりしている事件が多発しています。この秋に顕在化したケースが目立ち、一部はマスコミ沙汰になりました。お金なら内々の問題で済みますが、生徒に何かあったら償い方がありません。

 ちなみに書類審査でお祈りメールがくる人は、期日を守らなかった・必要書類を提出していなかった・書類不備があった等々です。書類不備は応募者が書けているつもりでも募集者の望むことを書けていなかったら意味がなく、相手のことを考えて行動できない人だと判断されます。期日遅れ、必要書類未提出は圏外ですね。

 卒業生を含むワンセ生が将来無事に働いているのかどうか本当に案じられます。私は職業差別意識がありません。他人に迷惑をかけず真面目に働いて、笑って過ごせる日々を送って欲しいと切に願っています。どんな仕事でも良いので働いていて欲しいですが、福利厚生が整っていない会社は避けて欲しいです。近年、お子さま扱いが普通になり、叱られる機会がないまま大人になっているケースすらあります。件の履歴書のように就職までに身についていない知識があれば、高学歴でも面接にすらたどりつけない世の中に既になっています。就活までに知識はもちろん、一緒に働きたいと言ってもらえるように有意義な学生生活を過ごして欲しいです。

最近の出来事

 小5算数は割合の問題をしています。文章をしっかり理解しないと解けない単元で、うろ覚えは通用しません。難問続きなので授業前に「難しかった」「わからん問題がいっぱいあった」という声があちこちで聞こえていました。その後、正多角形の角度の考え方について円を用いて解説しました。頭をしっかり使う単元ですが、みんなみんな難しそうな顔をしつつ真剣に集中できていました。TH、MH、MSは積極的に挙手をしていました。YA、ME、UKは自信のありそうな問題で挙手。ちなみにロトくじをかけた計算問題はMHのみがゲット。

 小6算数は中学受験で重要なもとにする量を「1」にして考える問題の概念について解説。聞いて理解できるだけで超凄いのですが、UM、TTはそこそこ理解できたようです。かなり頭を使う問題でも積極的に考えようとするクラスの雰囲気がとても良いです。前向きな姿勢で勉強に取り組んでいるMOはこの一年で急成長しています。しっかり脳を鍛えている感覚です。今後の伸びが楽しみな彼女たちです。

 中3は菫中以外の実力テストが終了。結果が返却されつつあります。高校選択に非常に重要なテストでした。結果、悪くない子の方が多かったです。ただ、悲しいのが評定(通知表)が不足して志望校を受験できない可能性がある子です。中2までは中学校の提出物を最優先にするよう塾で管理。3年生になってからは提出日からの逆算で〇日までにやるように伝えてきました。通知表は公立高校全てと一部の私立高校で必要なこと、特に私立高校で評定が大切な学校は名指しで注意喚起していました。ずっとずっと世の中には締切があること、相手がある場合は次、頑張るは通用しない機会(入試)があることを口を酸っぱくして伝えてきました。評定不足は中学校における提出物の怠慢や授業態度です。決して実力不足ではありません。自分の将来のことなのに自分のためにルールを守るだけのことを出来なかったことが非常に悲しいです。

2022年11月10日木曜日

最近の出来事

 先日、久々に電車に1時間以上乗りました。そこそこ混んでいたJRで隣に年齢不詳(見ていないので)の女性が座り、一気に緊張度が増しました。微妙に足が当たるし、変な誤解をされたくないので片手に鞄、片手にスマホで両手がふさがっていますアピールと、これ以上ないぐらいに身体を縮めていました。その女性の隣が空いたので移動して欲しいな思っていましたが、結局ずっと隣。先に女性が降りたのでちらりと見えた姿から大学生ぐらいの女性だと推定。未だにどうして隣に移動しなかったのか軽くモヤっています。男性専用車両が欲しいと切に願っており、電車が苦手です。ただ、乗り物としての電車は大好きなので最近の電車に興味津々ではあります。

 小5算数はロトくじをかけた計算問題をしました。無事にゲットできたのはYATHの二人でした。ちなみに計算問題や数の概念を大切にしているのですが「=」の意味を理解していない子が非常に多いです。「=」の左右の式は等しくなくてはいけないのに、途中式で省略して自分の計算した順番を書く子が多いです。例えば8-5+2=8-5=3、3+2=5という書き方。赤字の部分は明らかに等しくないのでそれを指摘しても理解できない子が一定数います。それでも学校の算数のテストでは満点取れるので、自分が理解できていないことに気づかないで過ごしているです。定期的に指摘するのですが、いつの間にやら元通りになっていることが多いです。

 小6算数はロトくじチャレンジと割合の応用問題にチャレンジ。計算ミスが少し気になった今日この頃です。ただ、みんな前向きなので中学生になってからの伸びに期待しています。ちなみにUMの兄が、今週末に部活で全国大会出場に向けて非常に重要な試合に出れるらしいです。勉強も入学時より良い位置にいるようで文武両道を嬉しく思っています。

 中2数学は期末テストに出題される範囲の応用問題をしました。緑OYが少しずつ出来る問題が増えています。数学的には頭が固い子が多いので、簡単な応用問題を確実に解いて定期テストレベルでは満点を取ってきて欲しいものです。

 中3は、今週、中学校で懇談会があり、次の日曜日の五ツ木・来週の実力テストに向けて温度差が激しいです。鯰江MHは部活引退後、猛烈なラストスパートで追い込んでいます。一時期、数学で気を揉んでいましたが、一気に取り戻しつつある状態です。緑SSも一時期、実力通りの点数を取れないことが気がかりでしたが、復活気配。緑IM、IRは相変わらずマメに勉強しています。この努力が結果につながるよう、しっかり見ていきます。

2022年11月2日水曜日

最近の出来事

 月曜は「ワンセルフがお勧めできる高校だけの進学説明会」にご参加・ご来場いただきありがとうございます。人数が増えたため、急きょ小ホールも借りたので移動が発生しご不便をお掛けしました。

 火曜日に明浄学院高校にご訪問しました。藍野グループの一員として新たな出発をし、授業料全額免除という太っ腹な高校です。場所が文の里駅近くで今福鶴見駅から約40分、南の方に行くので今まであまりご縁がない高校でした。そこで、卒業生の保護者の方と会ったことにご縁を感じ、嬉しく思いました。かつてブログは毎日更新し、2つ以上の内容をアップしていました。今は月10本のペースです。イニシャルトークで授業の内容を毎日更新していたときの話題をされ、見て頂いているなら初心に帰って授業の内容を詳しく伝えていくオールドバージョンにしてみようかと思いました。

 中3の社会は近高過去問。結果はトップ鯰江MH、サイコロ賞が鯰江SYでロトくじゲット。数学ではトップ賞もサイコロ賞もW受賞の緑KTでくじを2枚ゲットし喜色満面。そんな彼はBRICS(ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ共和国)のSがどこを表しているのか分からず、ヒントで「『南』を英語で言うと?」との問いに「ソース」と真顔で連発。雰囲気を和ませてくれました。近高数学は及第点の60点超えが多く、比較的順調な状態です。

 その後の中1数学では比例・反比例のテスト。ノーミスが8割弱というボチボチの結果。お呼び出しは避けて、期末テストに備えての演習プリントをやや多めに出しました。早くて20分、遅くて1時間程度が目安です。ちなみに数学は解いて理解するのは大丈夫な緑ISですが、説明をしてらもらうとあたふたするのが玉に瑕な彼です。

2022年10月28日金曜日

Z世代

 Z世代とその親世代では価値観が随分変わりました。Z世代、及び現在望まれる社会の人間関係は、協調性と距離感に凝縮されていると感じます。空気を読みお察し能力を要求する協調性と、自分が責任を取ったり何か言われるのを避けるため上手にフェードアウトする距離感です。

 近年の対人関係では 、コーチング理論を善悪の判断がつかない未就学児や小学生に説く自称教育関係者が多いです。理屈の通じない時期の幼い子どもにコーチング理論は意味がないと感じています。ちなみに、コーチング理論を説いた人が自分の子育てで成功している事例を聞いたことがありません。

 ところで、子育ては親だけがするものなのでしょうか。子どもはいつでも想定外の行動をし、時にはモラルマナーに反し、時には法を犯すこともあるでしょう。親が叱っても聞く耳を持たない時期もあります。そんなとき、本気で注意するのが先生であり近所の怖いおじさんでした。今の大阪では死語になりつつあります。叱ったら自分の身に何かあるかもしれない。余計な敵を作りたくない。そんな気持ちになることもあるのでしょう。子育てを始めた親は、初めてのことばかりで真面目な人ほど「ちゃんとしなくては」「親の責任」と自責の念が強くなる傾向があります。

 小学生になったら親以外の大人に注意される機会は大切だと考えています。コロナ禍までは宿題忘れや課題に対する取り組みを細かく管理していました。時流を考え、自分のことだけ(宿題忘れ・遅刻)のときは雷を落とす機会を激減させています。ただ、モラルマナーを欠くケースや、人の誠意を裏切るような言動については注意しています。親が我が子を叱るような場面が塾内であれば、やはり注意されるでしょう。それでも宿題忘れや遅刻は授業に真摯に臨んでいる大人(ワンセの先生)にとっては失礼にあたり、人としての気持ちを裏切ることだとは伝えています。授業に対して不真面目な態度で臨む子に何も感じない先生は、授業に対するプライドが私とは異なるのだと思います。

 Z世代は極めて近しい人とのみ深い人間関係を構築し、そうでない人とは距離を保つ傾向があります。本音で話す場面が非常に減っているということです。私は、子どもたちと本気で本音で接することができる小中学生の現場が好きです。ワンセっ子たちへは「親視線」から「おじいちゃん視線」の間ぐらいになりつつあり、以前ほどガミガミいう機会は減りました。それでも全力で向き合っています。私の考えが古いことは承知しています。時流に合わせた指導をする必要があることも然り。最も成績を上げる塾であり続けるので、してはいけないことをしたときには注意できる大人でいたいと思っています。

2022年10月25日火曜日

最近の出来事

  中間テストが終わり、緑中学は重要な実力テストも終わりました。1年生は一学期中間テストの全生徒平均点が440点、そこから1学期期末、2学期中間テストで徐々に学校平均点との差が広がってきています。つまり、440点のときよりも校内順位は上昇を続けています。2年生は見事な横ばい、中3は平均すれば横ばいながら、個人差が激しい結果となりました。中間テストとほぼ同時期に実力テストがあり、そちらに力をいれていたことも影響はありそうです。大台突破の緑SSYJは高めで安定して欲しいものです。

 小5算数は速さの問題についてしています。10月に入ってすぐに取り掛かり、10日に一度授業が飛んだのが少し痛かったです。もう少し解説をしっかりしてから問題演習に入りたいところでした。定番の「はじき」「みはじ」と呼ばれる公式は必ず書くように初回の授業で何度も言いましたが、やはり書いていない子が間違えていました。未だに私も条件反射のように書いています。

 小6は日替わりで修学旅行の楽しかった報告を受けます。思い出作りをしっかりしてきて欲しいですね。授業では拡大縮小という少してこずる単元をしました。小学校が快調に教科書内容を終わらせているため、ワンセもそれに合わせています。教科書内容が11月に終わりそうなので、その後に何をしたいか聞いてみると、中学受験用の問題に取り組みたいと言っていました。良いですね。数字遊びをしましょう。

 中1、中2は数学への温度差をとても感じるクラスです。定期テスト90点レベルでは公立入試の数学では半分も取れません。学校で「賢い」と呼ばれて裸の王様にならないよう兜の緒を締め直して欲しいものです。

 中3は五ツ木が返ってきました。緑中の上位5人中3人、鯰江中は在籍者3人に2人は学年6位以内です。そして、全生徒平均偏差が61です。かつて勤めていた超進学塾の偏差値が60で、個人的に目標にしていた数値です。大手進学塾の全生徒平均でもこの数値を超えているところはないでしょう。入塾テストなしでここまできたのかと思うと感慨深いです。ちなみに勤めていた塾は4クラス中上位3クラスまで天王寺高校の合格者がいるほどレベルの高い塾でした。

2022年10月20日木曜日

秋の高校レポート⑥~常翔啓光学園~

 春にご訪問した際はテスト前後でタイミングが悪く、きちんとした授業が見れませんでした。では早速レポート。校風4.5授業態度4教授力4お勧め度4.5。全項目最高レベルでトータル今年度ベスト校です。春に訪れ「授業に力を入れて指導している」と聞いた際、非常に落胆していました。先生が生徒を見ていないのが目についたからです。同時に今後の伸びの鈍化を感じました。ところが、今日は本当に嬉しい光景が広がっていました。どの先生もしっかりと生徒を見て授業をして、大半の生徒がそれを真剣に聞いていました。秋の高校訪問で受験生らしい授業風景を見た唯一の高校です。何より職員室の雰囲気が良かったです。曇った雰囲気はなく、良い議論をしているのだろうなと容易に想像できる場面を何度も見ました。

 今秋、進学校と呼ばれる高校の授業が軒並み酷く、もう授業で私立高校を選べないなら、今後は公立高校で予備校推しにしようと今日まで思っていました。学校を挙げて授業に力を入れているのは常翔啓光と興国だけです。他校は衰退こそ感じますが、高校の実力で伸ばしてくれるとは思えません。ただ、私立ならではのアドバンテージを授業で感じたのは好文学園女子と大阪産業大学付属高校です。今後の伸びしろがたくさんあります。ちなみに、大阪国際は完成されて、うさぎとかめのうさぎ状態。旧帝国大和田からの成長期は終わり、衰退するのか維持できるのかが大きな課題です。

 授業に力を入れるという私にとっては当たり前のことが、老害者の意見になっているなら私の価値観を変えなくてはいけないと悶々とした気持ちで数週間過ごしてた中で、霧が晴れたような気持ちにしてくれた高校です。

2022年10月19日水曜日

大阪府公立高校C問題

 今年の文理学科は、かなり想定外の結果になりました。合格最低点が過去最高になった高校が非常に多かったからです。中でも北野と高津の高得点に驚きです。ようやく今年度版の偏差値一覧が完成し、世間の認識と結果がかなりずれていることがわかりました。そんなC問題において興味深い話を2件聞きました。

 1件目は某大阪地方紙に広告料を払い、C問題についてうんちくを述べていた某大手塾の記事です。英語は難化し続け、英検2級のほうが楽だという意見でした。ちなみにワンセの今年度C問題受験生の英語平均点は72点で、ちょうど英検2級でもらえる点数と同じです。また、私の分析では英語の平均点は上がったように感じています。分析もせずに今までのイメージで語ったのでしょう。もし、分析していたのなら何を見ていたのか抱腹ものです。

 2件目は同業他社の嘆きでC問題に対応したことができないというものです。ちなみに個別塾でも集団塾でも聞きました。対応できないのではなく、する気がないから問題研究をしてこなかった結果です。対応するには膨大なトライアンドエラーの繰り返しが必要で、毎年ブラッシュアップし続ける必要があります。それを数年に1人の受験するかもしれない子のために時間を費やせない、というのが真実でしょう。

 C問題対策は面倒臭いのか、と聞かれたら「時間はかかるけれど一講師としては楽しい時間だ」と答えます。勉強に燃えている子たちに付き合う時間は趣味のようなものです。ようやく数学において、得意でない子でも文理学科合格者平均点を取らせられるカリキュラムの構築が出来つつあります。トライアンドエラーなので、常に情報の上書きを継続してどんな高校を志望校にしても対応できる状態を維持します。

 中間テストの総括をしようと思ったら、長文になったので今回はここで終わります。

 

2022年10月14日金曜日

理想の学校

 今年もいよいよ高校選びは佳境になっています。そんな私の思う理想の進学校をつれづれなるままに書きます。興国高校の勢いと、好文学園のシステム、大阪国際大和田(敢えて旧名)の担任力、常翔啓光の熱量がある高校です。逆説的に言うとお勧めできる進学校がありません。理由は授業が下手くそだからです。今年、秋の高校訪問の度に愚痴っているのが教授力。毎回、廊下を歩かせていただいておりますが、先生の話を真剣に聞いている生徒の割合は3割あれば高いほうです。先生は教えることの職人さんです。でも、時流からか授業を真剣に聞いて欲しいと思っている先生を感じる機会が年々減っています。正直、予備校なしで現役国公立大学に行けると思う学校はほぼ存在しません。今年、国公立大学の合格率が高くなった大阪国際大和田高校は予備校の通塾率が上がったことと正の相関関係があります。

 私が自称進学校に希望するレベルの高い要求は一点。授業を聞く雰囲気が出来ている教室作りです。本当は予備校なしで大学に合格させられない高校に目指して欲しいです。授業を聞かせる雰囲気作りは手間暇はかからず先生の熱量で決まります。

 ちなみに勉強が全てだとは全く思っていません。最も大切にしていることはいじめなどの有事があった際、真摯な対応をしてもらえることです。そして、できるだけ子どもたちに寄り添っていただき、何かありそうなときに一声かけて頂ける先生が多いところです。逆は隠匿体質な高校です。証拠がなければごまかせると思っている人が上に立っているところは嫌悪感がします。

2022年10月12日水曜日

秋の高校レポート⑤ ~上宮高校~

 プレップコースの指定校推薦の多さが非常に魅力的な高校です。元男子校ですが男女比は6:4でやや男子が多い程度です。ではレポート。校風3授業態度2教授力2.5お勧め度3.5。先週末までテスト期間で返却日だったクラスもあったので、正確な判断ではありません。ただ、指定校推薦の枠が、プレップコースの定員以上あるのは非常に安心材料です。

2022年10月11日火曜日

秋の高校レポート④ ~開明高校~

 久しぶりに開明高校へ訪問しました。では早速レポート。校風3.5、授業態度2、教授力3.5、お勧め度3。かなり校風がはっきりしていて、万人うけする学校ではありません。高校というより予備校に近い感じです。先生がチームではなく個人で動いており、職人さんです。授業の質やカリキュラムは悪くありません。でも、授業を聞いている生徒はほとんどおらず、受験生でも緊張感とは無縁でした。また、高校生の現役国公立大学進学率は約10%で色々考えさせられる数値でした。

2022年10月6日木曜日

最近の出来事

 中間テストの続報です。中1は緑MYSKが英語数学満点、緑ISSHMYが数学満点報告がありました。SKは学年トップの可能性もあるのではないでしょうか。ちなみに1学期中間テストから期末テストでは学校平均点が50点以上下がっている中、ワンセ生平均は約20点ダウンです。学校平均点との差は校内順位とほぼ比例します。学校平均点以上に下がっている子はほぼいないので、ほぼ全員が期末テストで順位を上げたということです。更に、1学期より今回成績を下げた子は若干名でした。つまり、中1は全体的に順調に成績を上げているということです。授業でも、終了後に理解できている子が理解の怪しい子に解説している姿は受験生のようです。勉強にプライドを持ちつつ楽しんでいる彼らがとても頼もしく、頬が緩みます。

 中2は緑OYから理科満点報告です。緑IHと共に自己ベスト更新に期待がかかっています。ちなみに緑THは漢字間違いで99点という泣くに泣けない結果でした。そして、中3は緑OYSS、KT、IMが満点。点数だけみると決して悪くないですが、ミスの多さから満足している子は少ないように感じる結果でした。ずっと嘆き続けてきた国語がようやく伸びてきました。去年は入試に間に合わないのではないかと思ったほど、絶望的に感じていましたが、1年以上前から対策してきた結果が出始めて少し嬉しいです。

2022年10月5日水曜日

中間テスト速報

 緑・茨田・旭東中学の一部が返却されています。半分程度しか返却されていないので、満点報告から。中3は数学満点が緑SS,KT,IMの3人。英語満点が緑MR、社会満点が緑KJです。数学社会は比較的易しかったので続報が楽しみです。中1は数学満点が緑ISSK、SHの3人。英語満点がMYでした。こちらは半分以上が未返却なので続報が楽しみです。中2旭東MTは全教科90点以上を達成。惜しいのは480点をギリギリで超えなかったことです。

2022年9月28日水曜日

最近の出来事

 高校訪問をして情報交換していると、私の労働環境は幸せなのだと実感させられます。22年目を迎えても不変なのはお預かりした全てのお子さまには保護者の方がおり、その期待に応えられるように精進することです。時流もあるので手法は変わっても全力で子どもたちを見る、という姿勢は変わりません。コロナ禍が始まった2年半前には対面授業の継続を掲げつつ、リモートについては色々試しました。子どもたちには「実験」と言っていました。世知辛い世の中で揚げ足をとることも多いですが、ワンセでは比較的受け入れられたと思っています。みんな未経験のことだらけで、完璧なリモートなりコロナ対策が出来るわけありません。だからこそ、考え得る全パターンを試しかったです。失敗経験は良い肥やしになります。誰かがやって、その情報を基に動いては遅いのです。自信があったのは失敗しても取り返すことです。勉強での遅れなど時間をかければ必ず解決できますし、当時は有り余る時間が存在していました。

そんな考えを受け入れてくれている環境が幸せです。中学生時代、学校の先生をするか塾をするかの二択で塾を選びました。好きなことを仕事にし、子どもたちや保護者の方と様々なことで一喜一憂できているのが幸せです。自分の良心に従って、責任を持った言動を心掛けていますが、選択を間違えたと感じることは日常茶飯事です。それでも、次に顔を合わす機会があれば改善できます。私の基準は悪意があるかないかで、悪意さえなければボタンの掛け違いは話し合いで解決できると思っています。

Z世代の令和の人間関係の模範解答は、上手に距離を取ることらしいです。傷つけず、深いことに首をつっこまず、トラブルに巻き込まれないようにする。そんな人が就活における上場企業のニーズでもあります。

充分理解できますが、それでは面白くない。腹の探り合いをして相手の考えを推し量ることは苦手ではありませんが、子どもたちにしたくありません。聞けば本音で話してくれる小中学生は、成長が実感できてとても楽しいです。システマチックにタイムパフォーマンスを考え、要領を最適化する企業とは真逆です。そんなアナログが通用する環境が幸せです。

進路相談の時期で、私は出来る限り多くの高校訪問をしています。そのときに「○○ならこの校風が合うなぁ」「△△はもっと引っ張ってくれる高校がいいぁ」と思いながら見ています。自分の目で見た情報を最優先に信用するのでネットの情報は調べても確認しないと安心して保護者の方に伝えられません。通学する可能性があり訪問できるならしっかりと自分の目で学校を確認し、その感想をお伝えしたい。そんな姿勢が否定されず、やっていけている環境が幸せだと実感する機会が多い、今日この頃です。

秋の高校レポート③~大阪商業大学高校~&9/27の出来事

 東大阪にあり、大阪商業大学の付属で30%ほどが内部進学しています。では、レポート。校風1.5授業態度1.5教授力1.5お勧め度2。生徒が全体的に勉強する意思が見えません。退学率が高いのも頷けます。近隣に同レベルの高校がなく、競争相手がいないため自浄能力がありません。校長は人数至上主義で、教師や生徒に寄り添えない人です。耳の痛いことを言う人を寄せ付けないので、良い高校になる可能性は極めて低そうです。ただ、現場の先生はアナログながら血が通った授業をしている人もいました。残念ことはそれを聞いている生徒がほぼいないことです。

火曜の夜は中3の授業。今日は関大北陽の数学過去問にチャレンジ。トップは緑SSで緑YJKTが続きました。歴代の文理学科合格者平均点を上回る子が増えているのは良い兆候です。粗削りな緑IS、努力の緑IM、その中間の鯰江SYの健闘ぶりが最近目につきます。

ちなみに中1の状態も悪くありません。課題への意欲が高い子が多いです。一般的に中1の1学期中間テストが自己ベストになる子が多いですが、ワンセでは半数以上が中2中3で自己ベストを更新しています。彼らもそんな先輩に続いてくれそうです。

2022年9月26日月曜日

9/26の出来事

 中3の9月度五ツ木は鯰江中の学年トップ、2位を独占。前回は緑中の上位10人中8人を独占していました。偏差値50以下は約1割です。入塾テストなしでこの成績をほぼ毎年キープしているのはみんなの頑張りの成果です。結果は決して悪くないのですが、前回より若干下がった子もいます。全員成績アップするのは現実的ではないとはいえ、課題を感じます。ちなみに担当教科である国語社会数学は偏差値が2~3上がりました。特に国語社会で伸びを感じます。数学はミスが減ればまだまだ上がる余地がるので、11月の五ツ木及び実力でそれぞれがピークになるよう頑張らせます。

月曜日は小6算数から。新単元の比例の導入でした。正直、簡単な単元なのであっさりクリア。次回は反比例の導入をする予定です。少数精鋭で算数の手応えもいいので、中学生になってからの活躍が楽しみです。小5算数は分数と小数の計算問題の確認でした。今日の単元のやり方は理解できているのですが、宿題の分数計算問題で、約分を忘れていなかった子が一人もいないという状況。悲しい結果です。2ヶ月以上、「約分、約分」と呪文のように毎回唱えているのですが、徹底できません。毎年、苦労していますが、年々約分忘れは酷くなっているように感じます。

夜は中3と大阪国際数学と関大北陽の国語演習。数学トップは緑SSで緑IM鯰江SYが続きました。この3人は歴代の文理学科合格者平均点並です。国語は菫MN鯰江MHがトップで緑KJ、KHが続きました。2年生のときは数学にかなり期待し、国語に大きな課題を感じていた学年ですが、ここにきて国語が順調に伸び、数学が伸び悩むという想定外の結果です。ヒトが相手なのでマニュアル通りにならなっかたり、過去の経験がそのまま適合しないのが面白いですね。

2022年9月25日日曜日

endlessの出来事

 亜紀の高校レポートは少しずつアップする予定です。ここまでは比較的良い高校ばかり行ってきましたが、3年ぶりにオール1だった高校にも訪問予定です。昨今の高校の授業を見ていると下手くそな自己満足の授業が増えました。私立高校で進学率の高いところでも下手くそです。予備校なしで国公立高校へ現役合格するために引っ張っていける高校はもう存在しないのかもしれません。そうなると私立高校の存在価値が問われます。いや、問うています。公立にいくよりも良い点は何ですか。悲しいことに施設・設備としか答えられない高校が急増中です。すでに死語になりつつあるアクティブラーニングやコーチングなど言っている間に現場の先生の教授力が衰えているのが非常に悲しい。いや、逆に授業に力を入れる高校があれば積極的に推したいです。ちなみにここまで見た中で教授力ナンバー1は好文学園のシステムでした。開明や桐蔭、大阪国際ではないところに将来性を感じます。次点は興国です。長所が異なるので両校の美味しいとこどりをする高校が現れたら大阪の私立高校の構図を変えてくれるでしょう。

金曜日のendlessは緑中の吹奏楽部がマーチングの関西大会本番、体操部が退大会前日で練習するとあって少し寂しい状況でした。それでも受験生は5時過ぎには全員参加。五ツ木対策を受けていました。旭東・茨田中はすでにテスト1週間前を切っているので最終仕上げモード。中2茨田SKは少しずつワンセのルールに慣れてきたようです。対照的に最古参組である旭東MTは少し緊張感が足りないようで、来て早々に少し話をしました。

土曜日は全学年自習を中心にしました。自習と言っても課題がたくさんあるので何もすることがない、という状態にはなりません。中1は一部の子が演習ノート提出したのでチェック。初めてなので突っ込みどころ満載なのだろうと思っていましたが、見てビックリ。非常に良い勉強の形跡がありました。緑SKSHが特に良かったです。新入生OYも良い勉強の形跡があり、今後の伸びに期待できそうです。中3緑ISの演習ノートがワンセらしさを伝えてくれたおかげです。全員がこんな勉強をしてくれたら宿題をかなり減らせると思いました。私はペナルティも宿題も好きではありません。ただ、それがないと最低限度の勉強をしてきてくれない子がいるから仕方なく課しています。まあ、来年以降の新システムに向けて色々模索中です。

中2とは数学の過去問演習・解説をしました。及第点はいません。こちらも演習ノートを始めたので、どれだけ丁寧に出来ているのか提出日である水曜日が楽しみです。後輩である中1の演習ノートを見本にするように言いました。良い刺激があるでしょう。ちなみに、夜10時を超えても緑THMR鯰江MSが理科について色々話し込んでいる姿を見て少し期待しています。

日曜日は中3と五ツ木対策。国語では前回に続いて2連続で緑IRがトップ。社会は緑SSの仕上がり具合の良さが目立ちます。数学では久々に緑KTがトップ。先月から出来た出来たとアピールしては上には上がいたので意気消沈していたところトップでした。ちなみに偏差値1の2番手の子は「字が読めない」という理由で×になり惜しいことをしました。本番でなくて良かったですね。もうすぐ五ツ木の結果が返ってくるのがドキドキです。前回は緑中の上位10人中8人がワンセルフ生でしたが、今回はいかに…


2022年9月23日金曜日

最近の出来事

 3連休が続くシルバーウイークですが、生憎の雨模様です。ところで、悩みに悩んだ秋の遠足ですが「ネスタリゾート神戸」に行くことに決定しました。入場料が4180円で一切の割引がありません。また、貸切バスも上限金額になるため10万円を軽く超えます。どれだけ計算しても7000円下回ることはできません。過去最高金額の約2倍がかかるため1か月ほど頭を痛めていました。受験生は五ツ木の模試も重なりご家庭の子ども費が高くなる…それでも思い出作りを優先したのはコロナ禍で減っていた思い出作りをしたいという気持ちからです。火曜日にお知らせを配布し、すでに定員まで数名という申し込み状況です。愛されている子どもたちだなと実感しています。10月10日より旅行割が全国で始まりますが、このイベントがその対象になれば何らかの還元ができると思います。強風や大雨のときは名古屋港水族館へ変更し、当日2000円をご返金します。

さて、まずはみんなの近況報告。受験生は実力テストが返却されています。重要な2学期の実力テストの結果は悲喜こもごも。間違いがないのはモチベーションを下げている子たちの成績は上がらなかったということです。祝日の金曜日、現時点での志望校の確認と実力テストの点数が見合っていない子を一人ずつ呼んで、現状について話しました。今回は9月なので次、頑張るはOK。でも、10月・11月の次はありません。私立高校は中学校によって実力テストの目安点が異なります。その点数を下回れば志望校の変更を促します。その点数について個別に話し合っていました。この数値は現実なので、クリアできるかできないか、という判断しかできません。少し足りないから次は頑張る、はもう存在しない瀬戸際なのです。

受験生全員にこの夏は理科社会を頑張るようにという話を7月にしました。努力の結果が必ず出る教科だからです。緑SSSYIM、菫MNが実力テストで良い感じの上昇具合です。ちなみに木曜日の五ツ木国語は緑IRがトップでした。実力テストに点数を上げるのは非常に大変で、定期テストのように一夜漬けでは効きません。この夏の結果ですね。今後の伸びとしては緑STHAISにとても期待しています。

中1、中2は演習ノートの徹底を頑張ってもらう予定です。先輩である中3緑ISの演習ノートが非常に秀逸なのでみんなの模範として使わせてもらっています。良い勉強が出来るようになればと切に願っています。もちろん一番大変な管理はきっちり行う予定で、手応えが良ければ来年以降はシステム化していく予定です。システムを作るのは比較的誰でも出来ますが、管理能力はマンパワーなのでワンセでしか出来ないように思います。

2022年9月15日木曜日

秋の高校レポート②~信愛高校~

 今年度より共学になった元名女子高の信愛高校にお邪魔しました。アナログな学校ですが、凛とした雰囲気が残っていました。では、早速レポート。校風3.5授業態度3教授力2お勧め度3。今年の男女比は3:7で予想を大きく上回る男子が入学しました。女子高から共学になると色々なことが起こりますね。名門だけあって指定校推薦の多さや看護科における連携が非常に魅力的です。ただ、それ以上の期待は禁物です。

夜は中3の授業。今日は関大北陽の数学過去問にチャレンジ。トップは緑SSで緑YJKTが続きました。歴代の文理学科合格者平均点を上回る子が増えているのは良い兆候です。粗削りな緑IS、努力の緑IM、その中間の鯰江SYの健闘ぶりが最近目につきます。

ちなみに中1の状態も悪くありません。課題への意欲が高い子が多いです。一般的に中1の1学期中間テストが自己ベストになる子が多いですが、ワンセでは半数以上が中2中3で自己ベストを更新しています。彼らもそんな先輩に続いてくれそうです。

2022年9月12日月曜日

9/12の出来事

 台風の影響で空模様が時間毎に変わり日が多いです。みんなの登下校の際にどうなるのか天気予報とにらめっこしている時間が増えました。さて、昨日は五ツ木でした。手応えを聞いていると英語理科の平均点は高そうで、数学国語が少し低そうです。合計点では悪くないものの、数学国語担当としては複雑な気持ちです。

小5算数は先週説明した「平均」の確認から。平均から総量を求める問題で一部の子が少し頭を抱えていましたが、説明後はクリアになったようです。割り算を「大きい数÷小さい数」と無意識に計算していた子は苦戦する単元で、しっかり理解する必要があります。その後、分数の足し算引き算の確認。新入生にとっては、まだ習っていない単元と少し前に習った最小公倍数を使いこなす通分が瞬時に出来ることが望まれる、やや難関です。来週は祝日で休講なのでやり方を忘れていないか心配です。

先週、小6算数で導入した面積比の宿題確認をしたところTTUMはとても良い発想ができていました。MOも充分悪くない発想で、成長を感じました。応用問題のほうが好きな子たちなので、残り数か月は少し頭を使う問題を増やしていく予定です。

中3は夏休みに社会をしっかりやってきた子とそうでない子の差がはっきり出てきています。近高数学過去問では鯰江SYがトップ。緑中の二人のIがミスの少なさで目立っていました。また、演習ノートを中2にも導入することにしたのですが、緑ISの非常に美しいノートが参考にするように説明しました。ノートや解答用紙が面白く、感心した子は初めてです。高校生、いや大学生になったら探求型の研究とは非常に相性が良く、驚きの発見ができるかもしれません。

2022年9月8日木曜日

最近の出来事

 9月に入り秋の高校訪問の時期になりました。夏期講習中は授業に専念できたので、個人的には忙しくも好きなこと(授業)ができて楽しい日々でした。周囲ではコロナの第7波の感染者は非常に多く、後遺症も様々でまだまだ予断を許さない状況です。

さて、受験生は全体的に伸びています。例年よりも早く教科書内容を終わらせ、補習と過去問で演習を組み合わせている成果を感じます。演習ノート(間違い直し)は緑ISの内容がとても良いです。菫MN、緑OYは内容は良いものの見直す習慣少し甘いです。見直しの時間をほんの少し増やせば、かなり良くなるでしょう。地道な作業ですが、継続できるかどうかは高校生になってからの主体性に繋がります。緑SSは勉強面で壁を感じてもがいていますが、この壁に向こうには更なる向上が見えています。努力を継続すれば乗り越えられる壁です。

中2は特進数学の精査をしました。少しレベルを落として定期テストで安定して95点以上を目指す内容にする代わりに中1同様全員を対象にプラスアルファの補習を実施しています。この学年は文系を得意とする子が多く、数学担当としては少々寂しく感じています。緑OYIHの今後の伸びに期待大です。

中1は良い状態をキープしているようです。中2同様特進レベルの数学ではまだセンスを発揮する子は現れていませんが、全体として出来る問題がじわりと増えています。国語や社会の小テストや課題に対する姿勢の良い子が多いうえ、前向きな気持ちで取り組んでいます。新入生緑OYはまだ緊張は取れていないものの、補習に対して積極的な姿勢が良いです。早くみんなに追いつきたいところです。

小6算数は比の応用問題をしました。少人数なのでお互いの出来不出来が分かりやすく、良い刺激があるようです。UMTTは理系センスがあるので、しっかり磨いて中学卒業の頃には良い状態で送り出したいです。MOは最大の課題であったスピードが速くなり、知的好奇心がドンドン旺盛になっているのが良いですね。

小5算数は新入生が入ったこともあり、MKが張り切っています。子どもはモチベーションが大きな影響を与えるのですが、刺激を受けてワンセの先輩として色々教えてあげるようとする姿勢が自己錬磨につながっているようです。

2022年9月6日火曜日

最近の出来事

 先日、ニュースで公立高校の校長先生が職員(先生)に対して「宿題をして来なかった子を注意せずに、まずは学校に来たことを褒めて欲しい。そして、善後策を考える。」という旨の映像があり、称賛するMCがいました。日本は「お子さま主義」で子どもに寄り添い自由と無責任を与え、大人が許容すべきだという風潮です。

子どもに寄り添うことを前提とし、親に子育ての全責任を負わせて距離を置いて接するのが今の教育方針なのでしょう。宿題も欧米化して、やるやらないは子どもの自己責任という時代に片足を突っ込んでいるようです。

今の子は注意してくれる人が周りから急減しているようにも感じます。雷親父は死語になり、何かあれば通報する、または巻き込まれたくないから見ぬふりをするのが普通になっているようにも感じます。

ー閑話休題ー

先日、中3の希望者と「チームラボ」鑑賞に行って来ました。時間厳守がワンセの大原則なのに定刻を過ぎても現れない子がいました。LINEで促しても連絡がなかったり、集合時間を過ぎてから、全然離れた場所にいるのでそこで合流したいと言われたり。しかも、事前連絡なにどころか、こちらから聞いて初めて答える状態でした。子どもたちに悪びれる様子もなかったことも衝撃的でした。その日は楽しいイベントなので小言はなしで、後日改めて説諭。すると数名が反省と謝罪を伝えてきました。学生の特権は失敗が許されることです。どこかで迷惑をかけても、それを自覚して今後の糧にすればいいのです。彼らは自分の意志で行動を省みて伝えにきました。

そのときに彼らの素直さをとても嬉しく思うと同時に、こんな面倒な指導をする機会がなくなっているのだとも痛感しました。件の校長は「対処療法」で起こった事象に対して行動しています。教育者はそれではだめだと考えます。「根絶療法」で何がだめだったのかを自覚して、次に同じ行為をさせないように導くのが指導者の務めでしょう。勉強でもその他のことでも「根絶療法」で指導したいと改めて思いました。授業の出来事は次回にて。

2022年8月24日水曜日

8/23.24の出来事

 夏休みが終わろうとしています。24日に学校の宿題の状況を確認したところ、若干名がほんの少し残しているものの全員提出できそうな状況でした。

3時からはいつものように中3が自習をしに来て、夕方中1数学の授業。リモートなしで全員そろったので、展開がスムーズです。ちなみにlineよりもzoomのほうが聞き取り易いです。接続方法がlineのほうが容易なのでそちらを希望する子はいますが、出来ればzoomが良いですね。ちなみにリモートをするにあたって最優秀なのはダントツでfacetimeというapple社のアプリです。iphoneやipadには初期状態でインストールされており、無料アプリなのに秀逸です。

中1数学は文章問題を宿題に出して授業は解説のみをしています。緑ISが授業をきちんと聞いてアウトプットしようと頑張っているので、理解できていることがドンドン増えています。その姿勢を崩さなければ、かなり多くの知識が学生時代に蓄えらるでしょう。社会で出来た者帰りをすると、鯰江MKの速さが群を抜いていました。前半、見せ場のなかった緑SKが後半にはしっかりと盛り返してきたのが素晴らしい。

水曜日は小6算数から。今日が講習会最終日で「比」の文章題にチャレンジ。最初、少し理解が怪しかったMOは授業が終わるころには頭の中が整理されてきたようで理論立てて考えられていました。UMは安定して出来ており、バッチリデです。TTは修正能力が高く、手こずり気味だったところも帰る頃には出来ていました。

夜は中2特進数学。ずっと関数三昧ですが、1か月以上かけてようやく緑OYが応用問題を理解し始めました。緑IHは先週よりはかなりの進歩を感じますが、もう一歩ですね。その後、国語歴史の授業しました。思春期の家族の物語文にチャレンジ。鯰江KYは登場人物である祖父の名前が分からず、悪戦苦闘していました。詳細は書けません(笑)課題の努力は緑TSがピカイチ。2学期中間テストでは是非、結果として出るようにしていきます。

夏休み恒例の理科100問テストは中1緑SK、中2緑IH、中3鯰江MHがクィーンになりました。今年はどの学年も得手・不得手の教科の差が激しい子が多いのが特徴です。努力の跡は嬉しいですが、数学国語社会担当としては複雑な気持ちになることもしばしばあります。

2022年8月22日月曜日

最近の出来事

 遅まきながら、インスタを活用していこうと検討中です。それに伴い、現在の鍵垢を解除し誰でも閲覧できるようにする予定です。ただ、ストーリーはフォロワーのみ閲覧可能にする予定です。過去に写真をアップされている人で削除希望の人はおっしゃってください。すぐに対応します。

さて、夏期講習会も終盤です。小学生の算数はかなり手応えのある有意義な講習会で、1学期までの復習が良い感じで出来ています。小数点の計算問題はルールがごちゃごちゃになっていましたが、今は整理されたようです。9月以降は適宜小テストを実施し、忘れない努力を継続していきます。小5算数はTHMHが出来ることを増やしています。YAMSは忘れていた単元を復習出来て勉強の定着が良くなりました。MKMEはスピードが課題出したが、体験の子が来ると彼らの成長を実感し目を細めています。小6算数は新単元の導入。比較的易しい単元だったので、理解は出来ていたようです。次回からは応用問題を解きますが、おそらくあっさりクリアしてくれるでしょう。珍しくTTがお疲れモードだったのは夏バテだからでしょうか。全員が成長でき雰囲気も良い彼女たちの中学生での伸びが楽しみです。

木曜日から月曜日まで中学生は3年生のみの授業でした。ムードメーカー緑STが近高国語の過去問で塾内2位でした。ちなみに数学90点台間違いなしと言っていた緑KTは安定の(?)70点台。順位では芳しくはないものの緑HAは愚鈍な努力が少しずつ成果となって表れて賢くなっています。数学では鯰江SYが安定して高得点を解けるようになっています。社会も悪くありません。緑YJも悪くない伸びです。緑IMは生真面目に取り組み、日進月歩で速くはないものの出来ることを増やしています。緑ISは伸びしろがたくさん残っていて出来ることが増えていくのがよくわかります。嘆くことが多かった受験生ですが、ここにきて全体的に伸びてきており「受験生の雰囲気」になっています。

2022年8月17日水曜日

お盆明けの出来事

 酷暑と降雨・そしてコロナ第7派で大変です。そんな中、16日は17日の授業開始に備えて自分自身のモチベーションアップのため、自習室を開放。一番のりは中3緑IR。その後、中3緑KM、緑SY、中2茨田SKが表れて黙々と勉強していました。10時まで、と思っていましたが雨脚が強くなったので、少し弱まったタイミングで帰宅を促したところ、10時にはやみました… 

 17日は小6算数から。計算特訓の成果でMOは正答率が上がっていました。復習モードは既に3周したので来週からは新単元の導入に入る予定です。最も有効的な夏期講習だと実感できる学年です。

 夜は中2特進数学から。非常に残念ながら出来が芳しくありません。少しレベルを落として標準と特進の間ぐらいを目安にしようかと検討中です。ただ、そうなると対象者がほぼ全員になるので半強制的に補習としてプラスアルファをしようかとも思っています。社会では地理の確認がてら、みんなのお出かけ状況を聞くと思い出作りを出来た子が多くて少し安心しました。この2年間は思い出作りも自粛得ざるを得ない状況だったので、今の子たちには様々な経験をして欲しいです。秋の遠足はコロナの状況を見ながらプランニングしています。初冬には早めの初詣に行けたらとも思っています。小学生~高校生は成長著しい時期で多くの刺激を受けて欲しいです。

2022年8月10日水曜日

最近の出来事

 1945年(昭和20年)の今日、長崎に原子爆弾が投下され尊い命が奪われました。コロナ禍が少し落ち着いた時期に初めて広島の原爆ドームに行き、戦争の惨禍を資料で見て、出来るだけ多くの若者にこの現実を知って欲しいと思いました。国語・社会を教えているので、歴史的背景や当時の価値観について話すことが多いです。悲しいことに日本人でありながら終戦の日を知らなかったり、日本国民憲法の三大原則(国民主権・基本的人権の尊重・平和主義)日本国民の三大義務(教育の義務・勤労の義務・納税の義務)を知らなかったり。高校生・大学生になるにつれて外国人と話す機会が増えれば、日本の歴史や文化について必ず聞かれます。そのとき、外国人より日本人のほうが日本について知らないことが多くなると、さすがに恥ずかしく思います。

さて、今日はお盆前の最終日。とはいえ、明日も補習日として昼から夕方までは開いています。曜日の巡りで中2は今日からお盆休みですが、昼間から横堤WS、緑TH、鯰江KYがやって来て宿題をしていました。今日一日で終わる量ではありませんが、ワンセで集中してやれば効率は良いでしょう。ちなみに受験生は3時から来て課題をやる子、プラスアルファをやる子がいます。ただ、実力対策として社会理科をこの8月はしっかりして欲しいと思っています。週1以上のペースで言っていますが、どこまで通じているのやら…。

小学生では5年生が想像以上に算数で忘れていることが多く、ルールが定着していないのだと実感しました。倍数・約数・通分・約分の復習の量を急きょ増やし、夏休みの予定を少し変更しました。YATHにとって良い復習の場となったようで、算数のルールについて整理できたようです。6年生は計算ミスが目立って減りました。やり始めの頃は正答率が6割前後だったのが、ほぼノーミスになっています。制限時間内に全て解ききることが肝要ですね。TTは一問毎に一喜一憂するので、もう少しゆとりと自信を持てばいいのにと思います。MOはスピードが速くなり出来ることが増え、努力の跡もしっかり伺えます。UMは算数が得意でTTと刺激を受け合って欲しいと思っていたのですが、少しずつ実現できているようで良い感じです。

受験生は演習ノートの仕上がりにバラツキがあります。A~Eまでの評価をつけて返却していますが、実質B+が最高でBを取れていれば悪くない、という評価にしています。安定してB+だった子が少し時短してBになったりしています。それでも復習効果は実します。小テストの結果はペナルティから演習ノートに変えてもいいのではないかと思案中です。過去問では数学国語で安定して点数を取れる子がまだいません。社会は緑SSYJが悪くない状態。でも、悪くないだけで助けてくれる状態ではないので今後更なる覚え込みが必要です。安定して偏差値70を超える状態に仕上げていかなくてはいけません。ちなみに自宅受験でなければ緑中学のトップで10人中9人がワンセルフ生でした。早めに入試状態に突入している分、今後の伸びが非常に楽しみです。腑抜けた子がいないので、勉強する雰囲気や状況は揃っています。

2022年8月6日土曜日

最近の出来事

 最近、塾の中が明るいです。笑い声が溢れており、コロナ禍であることを忘れさせてくれるような雰囲気です。子どもの笑い声は本当にいいですね。

さて、今回は授業の出来事から。小5算数は計算特訓と復習モードの徹底中です。小数点の移動が最大の肝ですが、反復練習で何とか理屈で理解できたように感じます。あとは制限時間内に確実に合わせることですね。珍しくYAが不調でしたが、忘れていることが分かったのは良い収穫でした。約分・通分の復習を徹底して二学期を迎えないとこれから大変になるので、時間がる今の間にしっかり勉強していきます。

小6算数も5年生同様です。ただ、レベルの高い計算問題を解くと正答率がかなり低く、危機感を覚えていました。授業後に間違い直しの途中式を見ていると、かなり雑で間違えて当然だと感じました。夏休みに入った当初は四苦八苦していましたが、少し正答率が上がったのでレベルを上げると再び間違いが増えました。そのレベルを繰り返していると、ようやく時間内で全員合格できたのが8日でした。努力は裏切りませんね。

中1は夏期講習のみ数学の一部を担当しています。例年よりも記述力があることが改めて確認できました。数学力では飛びぬけて出来る子はいませんが、全体的に悪くないのでこのまま秋以降も少しレベルの高い数学を補習としてやっていこうかと思っています。夏恒例の塾リンピックでは、なかなかしっかり家庭学習している子が多いのと、ノー勉の子があまり感じられないのが良いですね。緑NHが数学の文章題では悪くない閃きがあります。

中2は可もなく不可もない状況です。緑TSが壁を乗り越えつつある感じ。努力は塾内でも上位なのに満足のいく数値ではなく悔しい思いもしましたが、このまま頑張れば二学期中間の結果が楽しみです。ただ、特進数学は絶賛苦戦中なので、こちらも早く突き抜けていきたいものです。

中3は受験生らしい雰囲気になりつつあります。数学の演習ノートの提出を義務化しており、自主性を刺激するにとても良いです。お盆の宿題を三種類用意し、自分がやりたいものを選ばせたところ、ほぼ全員私が思っていた種類のもを選びました。楽をすることも出来たのですが、自己分析ができていることを嬉しく思いました。更には、プラスアルファを自主的に申し出た子もいます。たまに中1中2の数学をすると3年と意識の差を痛感し、早く1年2年にも自分で考えて勉強できるようにしなくてはと思っています。主体性を養うための訓練中です。

過去問において結果が出始めています。お盆前だという点を考慮すると悪くありません。そんなことを言っておきながら、油断する子が出てきて再び嘆くというのはもはや風物詩です(笑)ちなみに数学の及第点として鯰江TR社会では鯰江SYも悪くありません。全体的にじわりと上がっているのが緑IS、OY。ここにきて緑SYも悪くないのですが、あまり褒めると…なので軽く褒めておきます。

2022年7月30日土曜日

最近の出来事

 全国学力テストの結果、大阪府は全国ワーストの汚名を完全に払しょくすることはできませんでした。これは、毎年小6、中3の国語・理科・数学(算数)を対象に行っているものです。ただ、沖縄に次ブービー争いを続けていた頃よりは少しマシです。それでも小学生理科がワースト、その他教科も下から数えて数番目なので大阪の学力の低さは目立ちます。政令都市(人口50万人以上の市)のデータでも大阪市は小学生の3科目合計でワースト、中学生は辛うじて北九州市に次ぐブービーの可能性が高いです。学力が際立って低い区があることが大きな原因です。また、府内でも学力差が激しく著しく低いエリアによって平均点を下げられています。

かつて、橋下政権下で学テを内申資料にした年があり、その年だけ大きく平均点が上がりました。つまり、モチベーションで点数は大きく変動するということです。過去問を解いていても気持ちが入っていないとミスや復習不足が目立ち、それを注意するとその次のテストでは平均点が10点ほど上がります。宿題や課題もこちらが細かくチェックしいてるときは丁寧にしてきますが、少し管理の手を緩めると子どもたちはすぐに手抜きします。

さて、今日は受験生の出来事が中心です。ここにきて緑SSがようやく悪くない結果を納められるようになってきました。数学の演習ノートは緑KTが最も良いです。天狗になったのか、土曜日の過去問結果は歴代平均を下回ったのは彼らしいところ。緑OYが着実で出来る問題を増やし、力をつけています。地道な努力の継続が実を結んでいる真っ最中です。数学では緑MR、鯰江TRの解答用紙に良いものを感じる機会がしばしばあります。まだ結果には出ていませんが、今の姿勢を継続したら11月ぐらいには良い思いを出来そうな子も目立ちます。


2022年7月27日水曜日

最近の出来事

 暑い熱い夏期講習会の真っ最中です。夕立(?)はあるものの暑さにやられそうです。そんな中、ワンセの講習会も真っ盛り。

まずは小学生。5年生は小数点の移動があやふやになる時期です。小数同士の割り算を習うと小数点のルールがぐちゃぐちゃになっている子が非常に多いです。計算特訓をすると、それが顕著にわかります。掛け算・割り算が混じり、四捨五入・あまりのどちらでもとめるのかを考え、使いこなせないと間違います。1回目は正答率が半分を切る子もいましたが、後半では10問中1問間違えるかどうかまで正答率が上がりました。5年のこの時期に頭でしっかり理解できていないと6年生以降で大きくつまずくきっかけになります。厄介なのは学校は単元ごとのテストなので、その時々では悪い点数にならず、高学年になってから「小学生のときはできていたのに」となるパターンです。

6年生も同様に計算特訓中です。7/27(水)からTTの要望により(?)計算のレベルをあげることにしました。中学受験レベルで難問ですが、TTは初日から全問正解がありました。このレベルのノーミスはかなり立派です。全3回中TTUMがノーミスがありMOはしり上がりにミスが減りました。短期ですが、講習会の手応えを5年生同様感じています。

中1は方程式の文章題をしました。数学では( )の使い方についてよく話します。小学生の頃は( )の中を先に計算することしか習いません。使いこなすことによって、解法の解説や証明では非常に有効的です。逆に数学が理解できていない子ほど( )のことを意識しません。「答えは同じだからあってもなくてもいい」と思っているのでしょう。どうしてその式を導いたのかを相手に伝えるときにシンプルで便利なものです。ちなみに緑ISは常に意識しているようで今後の伸びが楽しみです。あとは上手に説明できれば完璧ですね。「なぜ」を大切にしてきた子には当たり前でも逆の子には難しい話です。使いこなせたときに役立つのは高校生や大学生になってからですが。

中2特進数学を夏から開講し関数の応用問題をしています。緑IHOYは順調に出来ることを増やしてきたようなので、これからは応用・発展へとつなげていってください。緑TSは姿勢も集中力も努力も申し分ないので、あとは結果を出すだけです。社会では良く話を聞けています。小テストの結果も悪くありません。上を目指すと物足りないですが「最低限度」のレベルは高いところでクリアできています。

中3は勉強している組とそうでない組の差が日増しについています。復習と間違い直しの重要性を説いても全員には伝わっていません。今までは間違い直しの確認(演習ノートのチェック)はしないと言っていましたが、大人気の関大北陽やとんでもないレベルの公立を志望校している人が多いので、管理することにしました。数学は出来てきたので、明日からは社会の演習ノートの提出も義務化しようと検討中です。菫MNを数学で褒めようとした日に国語でとんでもない点数をとったので±0でしょうか。緑OYが高めで安定した結果を出しており、ここにきての成長を感じます。ちなみに数学の演習ノートは意外なことに(?)緑KHがダントツで良い勉強結果を残しています。

2022年7月25日月曜日

高校レポート~前半を振り返って~

 一学期に訪問させていただいた学校は良い学校ばかりです。数値も安定して3以上のところでした。9月からはお勧めしていない学校にもお邪魔し、改善されてるかどうか見てきます。

そんな高校レポート総括です。今年は大阪国際(旧大和田)の成果が目立った年でした。反面、高校レポートでは触れていない(固有名詞では書きにくい)こともあり、まとめてアップしようと思います。コーチング理論が自己責任という言葉を耳にする機会が増え、先生の立ち位置について考えさせられることが多かったです。子どもを指導できない環境・先生になりつつあるのでしょう。

責任を持って自分の仕事をすることを放棄している教育(学校)現場ってどうなんでしょう。成績が伸びないのは勉強しない生徒の責任、和を乱したり、協調性がないのも然り。それどころか、挨拶をしない先生までいます。先生から勢いが消え、授業をするとき生徒を見ず、アンケート結果と体裁を取り繕うことを大切にし始める状況。もちろん、全先生がそんな状態ではありません。でも、先生に問いたい。「どうして先生になりたいと思ったのですか」妥協して賃金のために働く人でいてほしくありません。何より、授業に誇りをもてるよう常に最新の知識と教え方を考える存在でいてほしいです。

どんな進学校の授業を見ても刺激は全くありませんでした。少なくとも塾にとって脅威になる授業をしている学校や近い将来そうなる可能性がある学校もありません。かつての大阪国際大和田や啓光学園で感じた「こんな授業をする先生が増えたら塾業界はいらなくなってしまう」と強い危機感を覚えたのと対照的です。

魅力のある授業を目指さず(行わず)「主体性」「コーチング」「自己責任」という言葉を聞くと寂しい気持ちになります。うちは大学生であっても自分の担当教科の成績は責任を持っています。社員はもちろん更になる責任を持って指導しています。最終責任者の私は「志望校全員合格」「絶対全員成績アップ」にこだわり実現できないのは塾の恥だと思って指導しています。授業にプライドを感じる先生が高校現場から非常に減ったことを憂います。反比例して高校生の通塾率が上昇しているのでしょう。私立高校で予備校なしの現役進学を本気で目指す高校の出現を待っています(今はない)。

2022年7月20日水曜日

最近の出来事

 梅雨明け宣言は早すぎると思っていましたが、海の日前後は雨が多いというのは変わりありません。そんな中でも新型コロナが最速で拡大しており対応にバタバタしています。先週末は地元で縁日が開催され賑わっていたようです。お祭りは心が躍りますね。大半の子が行ってきたようで、思い出が作れて良かったです。

さて、小学生の出来事から。小5算数は約分までを終えて復習モードに入ります。小数÷小数は鬼門で、マメに復習しないと小数点の移動のルールを間違えてしまいます。夏休みは復習のために5年生の一学期までの内容を三周したいと思っています。ここまで勉強以外が楽しくなり始めたMEが少し勉強に向かい始めました。小6算数も同様に計算特訓&復習モード。例年ならほとんど全員が正解する10分10問の計算問題の正答率が低いのが気がかりです。図形はそこそこできるのにミスが多いのは、入試で大きな問題になります。今夏で何とか精度を上げていきたいところです。

中学生は国語の長文に力を入れていきます。とはいうものの、時間に対して結果が一番伴わない教科です。でも、本当に今の子は文章を読む力と書く力が大幅に低下しています。SNSの普及により、接続詞がない美しくない日本語ばかりを見ているのと、相手に見られる文章を書いてこなかった結果です。読解問題をしていても文章を読むのではなく、設問と似ているフレーズの単語を探す作業をしているだけで頭を使っていない子が急増しています。中1では考える力を養うために解説に割く時間を大幅に増やし、詳しく説明しています。受験生のようにテクニックを教えるには至らない読解力のため、ここまで噛み砕いた説明をしないといけないのか、と実感しています。ただ、解説中のみんなの頭の中は見えません。しっかり考えている子は受験生までに大きく伸びると思います。考えずに聞いているだけの子には何のプラスにもならないでしょう。できるだけ授業に参加してもらうため、指名や挙手は多めにしています。どれだけ理解力が増えていくことやら…。

受験生は過去問チャレンジ中。数学力は本来あるはずなのにトップ層が軒並み例年の平均点を取ることに苦戦している最中です。ここまで解いた中では緑IM、IRという二人のIのみが及第点を一回ゲット。その他はミスが多すぎて実力を考慮すれば全くダメな結果が続いています。例年よりも早めに入試対策に入れたので、これからしっかりと力をつけていってもらいます。数年ぶりに標準数学を見ていますが、次回予告したわずか1つから3つの公式を確認して来ずに問題が解けない子がるので、こちらも塾で復習をしてもらうようにします。


2022年7月9日土曜日

最近の出来事

 今日(これを打った日)は七夕です。雨の日が多い7月7日ですが、今年は無事に会えそうですね。ただ、非常に暑い…そんな中、ワンセでは絶賛懇談会の真っ最中です。今年の受験生はエスカレーターで上がれる付属高校が大人気。その代表である関大北陽と近畿大学付属ですが、なかなか簡単ではない高校です。ワンセに通塾しているだけでは成績は上がりません。これから本格的な努力が必要です。11月までの五ツ木・実力テストで結果が出ない場合は残念ながら志望校のチャレンジ権を失ってしまいます。部活の引退と同時に本格的なラストスパートが必要で、既に言われてやる勉強期間は過ぎています。全員に共通で出す宿題の量は中1、中2の半分になっており自分で考えてする時期です。しかし、家庭学習の不足を感じる子が非常に多く、間違い直し(演習ノート)をきちんとしてる形跡があるのは緑IM、IRの2人程度。あとは手抜きが気になります。少し早いですが、強制自習の時間を増やす方向で考えています。志望校を現在の実力以上の高校に設定している人はそれに見合った勉強を必ずしてもらわないと困るので、しっかり追いかけます。

そして、途中から書けず今は金曜日。安倍晋三元首相が襲撃されるというとんでもない事件が起こり、色々考えさせられることになりました。

前述の受験生は気になることが多かったので木曜日の夜に説諭しました。中2の授業時間が短くなったことを猛省しています。この借りは夏期講習でしっかり返そうと思います(有難迷惑説もありますが)。

木曜日の夜に説諭の流れで金曜日の授業に備えて確認しておいて欲しい公式とポイントを説明し、公式を覚えてこないと久しぶりに空気が悪くなるから、と予告して迎えた金曜日。久しぶりに落雷でした。一番人気の関北ですが、壁は高いことを説明したにも関わらず特進英語に参加していなかったり、公式すら覚えて来ずという子がチラホラいました。課題を伝えて主体性に任せようと思って数か月。待てど待てどモチベーションが上がらない子が多かったです。それどころか、ワンセに在籍していれば賢くなり、特待生で合格できるという根拠のない自信を持つ子もいます。これ以上、やる気が起こるのを待つと志望校合格に間に合わない時期になりました。

家庭学習(復習)の不足を非常に感じるので、これからは塾でやる時間を増やすことにします。今まで足立の教科である英語理科で週4日呼ばれているので遠慮していましたが、もうしません。標準数学は全員月木金は授業早めに来て復習、授業後は毎回強制居残り10時半まで。土曜日は例年よりも早く勉強三昧になってもらいます。自習のやりかたがわからないと言った子には演習ノートを徹底的にやってもらいます。同時に歴史の復習をこなしていってもらいます。家庭学習できる子はそれでいいですが、出来ない子は平日早めに来てスパートを駆けてもらいます。大切な11月の五ツ木・中学実力に向けて全力で引っ張っていきます。

中1中2はエンドレスの時間短縮を伝えています。受験生のようにならないか不安ですが、家庭学習できるようになることは大切なのでお試しです。2学期は様子を見て、テスト前に勉強をしてくれないようなら再考します。


2022年6月29日水曜日

最近の出来事

 茨田・横堤中以外はテストが終わり、返却されています。中1では緑MYが前回に続き数学満点の報告がありました。全体的には中間よりやや下がっていますが、中間テストがサービス問題だったことを考慮すると悪くはありません。緑中は社会で記述問題を重視するタイプの良問です。大阪以外で主流になっている記述ですが、かなり大阪は遅れています。単純な虫食いや単語の暗記で点数を取れる珍しい都道府県です。結果、模試や入試で不調に終わったり自分の考えを持たない子が多い現状があります。

話がそれました。中2では前回自己ベストを更新した緑IHが更に現状維持以上の勢い。学年トップも視野に入ってきました。緑OYは自己ベストに2点足りませんでしたが、順位では過去最高になりそうです。旭東MTは自己ベストを大幅に更新してきました。ブログ上では嘆かれることが多い中2ですが、全生徒平均はもちろん400点を軽く超えています。それでも物足りなく感じたり、伸びしろを感じさせられます。

中3は緑OYに点数以上の伸びがあり、出来ることがじわりと増えています。同様のことを緑ISにも感じます。緑HAは成長期の到来です。努力が今まで以上に実る時期になりました。緑MRもじわりと成長を感じます。緑IRは五ツ木過去問で初の数学トップになりました。ノーミスが何より良かったです。大切なのはわかっている問題を確実に解くことですからね。

2022年6月20日月曜日

最近の出来事

 春の高校レポートは小休止です。コロナ騒動も少し下火になったので、今月は人と会う機会を増やしています。特に勢いのある人や前向きな人たちと積極的に話すようにして情報交換やパワーをもらったりしています。

さて、中学生はエンドレスの真っ最中です。コロナ禍で温めていたプランを試行錯誤しています。塾内で食べることはNGなので時間効率化のために1時から8時+延長1時間程度です。提出物の管理をマメにして、土日は提出物ではなくテストに向けた自分の勉強をできるようにしています。今までの課題は「塾で長時間勉強したから(家では何もしない)」と頑張ったアピールをご家庭でする子が一定数いたことです。そう言う子の大半が学校とワンセの提出物のみしかしておらず、プラスアルファの勉強は手つかずでした。それで取れる点数は400点ぐらいです。世間では悪くない点数かもしれませんが、高校選びでは苦労する実力になります。

ワンセでの強制勉強の時間は減らしても勉強の質や量を向上させることが大きな課題です。果たして、中1は例年以上にやる気を感じます。中間テストで100点を取れた子は乗っていて、取れなかった子はリベンジに燃えています。ワンセらしい切磋琢磨する雰囲気がこの学年にも継承されていて嬉しいです。

反面、中2は相変わらず可も不可もなく軽い中だるみ状態。いつも通りといえばいつも通り。緑OYが前向きに頑張っているのと旭東MTはモチベーションが上がっているときとそうでないときの差が激しいです。前回、自己ベストを更新した緑IHのモチベーションが更に上がることを期待しています。

中3はモチベーションの差がとても激しく、志望校合格に向けてスイッチオンな子と、何となく高校選びをしている子の差を実感しています。安定の緑SSを筆頭に、女子独特の丁寧さで実力をつけてきた緑IM、同タイプで努力を継続している緑IR、着実に出来ることを増やしている新入生緑IS、静かながら継続できるセンスを発揮している緑OY。男子では緑MRが急上昇中。緑AAも数学以外は悪くない。緑STはスピード・精度ともに急上昇中。鯰江SYは塾では口数が少ないのですが、ほんのりやる姿勢を感じます。集中力・暗記力がかなり上昇したものの点数ははっきりと表れていない緑HA。気になる子を挙げだすとキリがないのでこの辺りで。

小5算数はTHが難しい文章題を理解して解ける機会が増えています。最近、最も伸びている一人です。YAは良くも悪くも安定して伸びています。MKは課題であったスピードがどんどん速くなって笑顔も増えて良い感じ。MHは積極的に参加してしっかり実力をつけています。

小6算数はTTがかなり良いセンスを発揮してきています。去年聞いたとき、算数は好きでないと言っていたのですが、今年になって好きになったようです。図形は理解できると楽しいですよね。UMは悪い波が来ることなく勉強できています。MOは考える力、スピード共に急成長中です。SUは相変わらず自信無さげですが、発展問題を解けるようになるレベルには成長しています。

2022年6月10日金曜日

高校レポート⑥~大阪産業大学付属高校~

 今日は地元中学が一斉に体育大会でした。幸い午前中は気温が上がりきらなかったのですが、みんな体調不良にならず活躍できたのでしょうか。

大阪産業大学付属高校は大阪桐蔭高校の兄貴分です。数年前から学力向上に力を入れ始め結果を注視していたところ、今年度の関関同立・国公立大学合格者数はかなり素晴らしい数値でした。公立なら東高校レベルなのに現役で合格させたのは学校の力ですね。ではレポート。校風4授業態度3教授力3.5お勧め度3.5。お隣の信愛も悪くない学校ですが、こちらの成長に勢いを感じます。

先日、お邪魔した大阪国際高校にお預けしている卒業生の近況を教えて頂きました。結果、非常に悲しくなるぐらい何も把握してしていないのだと痛感することになりました。小学生の通知表のコメント欄かと思うほど、適当です。「頑張っている」「〇〇大学を目指せる」等々、誰にでも当てはまり責任を取らなくて済む発言がずらり。「担任力」は間違いなく低下しているようです。

2022年6月7日火曜日

最近の出来事

 今回は授業の様子です。まずは小5算数。「小数÷小数」の単元が終わり、文章題に時間をかけてチャレンジ。文章の読解力を要する問題を解きました。何度も言っていたのが「何も考えず大きな数÷小さな数をしたらだめ」ということです。「どうして」「なぜ」を考える機会をできるだけ増やしたいと思っています。THが良い発想をできるようになってきました。一時期、文章題に対する不安を感じた時期もありましたが、成長しているようです。ただ、計算ミスで正しい答えにならないのが玉に瑕ですが…MKは日増しにスピードが速くなり、色んな意味で強くなっているのがよくわかります。YAは安定しています。ちなみ授業の後半で新単元である奇数・偶数・倍数・公倍数の導入をしました。

小6算数は単位変換をしました。思考力を問われる問題になるとTT、UMが強いです。後半では円の面積の公式を教えて応用問題をしました。MOが頑張ってついてこれています。SUはもう少し諦めるのを我慢して取り組めば出来る問題も更に増えていくのにもったいないです。

中1は中間テストの満点報告が普段の塾内順位と相関が取れず、面白い結果になっていました。実力はあってもノーミスで試験を解けたことケアレスミスをやらかした子の差ですね。非常に良い経験をしたのではないかと思います。緑NYの成長速度が非常に素晴らしい。緑中はテストが近いので、今週末はエンドレス予定です。意気軒高な間に次のテストに備え、期末では中間超えを本気で狙います。伸びしろはまだまだ残っています。

中2は特進英語の声掛けに緑OYと旭東MTが反応しました。もっと多くの反応を期待したのですが、少し残念な状態です。ただ、これが今の中2の現状を表しているのでしょう。最悪ではないもののモチベーションアップには至っていません。鞭をいれるには早すぎるので、こちらとしては少しもやもやしながら最低現状維持、できれば微増で受験生になれたらと思っています。

中3特進は火曜日で教科書内容が終了。来週から本格的に入試問題に取り掛かります。開明・旧大和田・桐蔭・近高・関大北陽の過去問にチャレンジしていくので、この5校で50本は解くことになるでしょう。ちなみに今年の特進数学は100%本人の意思に任せました。目安点は設けましたが、子どもたちの意思を尊重し特進・標準のどちらで受講するのか、両方なのか全て任せました。


高校レポート⑤~大阪国際高校~

ようやく新校舎に訪問してきました。施設・設備は全く興味ないのですが、こだわりの感じられる建物でした。木を用いた校舎は新鮮で、池の生態系も個人的にはとてもツボで珍しく見入るほどです。滝井の民間人校長先生から大阪国際の校長先生になられたですが、第一印象とは異なり非常に生き生きとされていました。陽当たりが良く、どこにいても明るい校舎は理想の家を大きくしたような建物です。

ただ、私は施設・設備よりも「ヒト」つまり先生が大切だと考えています。元々、旧大和田中学校は非常に素晴らしい先生が多かったのですが、更に進化していました。反面、高校部門はかつての良いところは全て劣化したようです。劣化と言うより、ピークからパワーダウンして安定期に入ったようです。そんな中、大学実績は初めて良い数値が出ました。昨年度は「過去最高の合格数だが、過去最低の中身」と揶揄しましたが、大きく改善されました。その原因は予備校の通塾率にあります。それまでハイレベルクラスでは「過去問なんか3年生からで大丈夫」「予備校に行くやつが落ちる」という担任の指導があり、通塾者と非通塾者では国公立大学合格実績に大きな正の相関関係、つまり外部に頼った子が合格している率が高かったです。今年度の担任の先生が予備校と学校のバランスについてアドバイスしていただいたのが奏功したのでしょう。入口の偏差値と実績を比べたら今年一番の学校になりそうです。それでも、ウチの子たちにとても良い学校ですよ、というお勧めの仕方ではなく、悪い学校ではなく行って後悔しません。ただ、予備校の単科受講をお勧めします、という言い方になります。

長くなりましたが、かつての期待値ナンバー1だった学校で思い入れは強いです。その分、コメントも辛口になってしまいました。ではレポート。校風4.5授業態度3.5教授力4お勧め度4。かつて最も良いと感じていた先生と生徒の一体感が「昔は良かった」と言われない学校で会って欲しいです。

2022年6月6日月曜日

高校レポート④~好文学園女子~

 週明けの月曜日、好文学園に訪問しました。校長先生は相変わらずエネルギッシュで生徒一人一人を見ておられると実感しました。こちらにお預けしてダメなら他校ではもっとダメだと思える数少ない学校です。ではレポート。校風4授業態度3教授力3お勧め度4。トップクラスの数値です。

2022年6月4日土曜日

高校説明会の出来事

 本日はご多忙の中、多数ご来場並びにお話頂いた興国高校、常翔啓光の校長先生及び先生方に心より御礼申し上げます。現在、大阪府で一番勢いのある興国高校、二番目の常翔啓光のお話はいかがでしたでしょうか。熱量が他校とはレベル違いです。

興国高校は旧校舎に草島校長先生が来られたときからのご縁です。当時から非常にエネルギッシュでパワーをたくさんいただきました。また、山田校長先生は旧啓光学園のときからのご縁です。一般的に校長という肩書きになると疲れを感じる人が多い中で、知り合ってから一番生き生きとしている姿を見て、啓光でお世話になっている卒業生は幸せだと思いました。また、先日お邪魔して卒業生の頑張りを案じていたところ、わざわざ個別に呼んで意識づけのお話をしていただきました。恐縮しつつも、非常に嬉しくありがたく思っています。

興国高校は男子校で、ワンセはご存知の通り女子比率が非常に高い塾です。それでも、敢えて全員対象の春の説明会にお話していただいた真意は察していただけたと勝手に思っております。良い刺激を受けて、ご家庭で将来について話題になるきっかけはなれば幸甚です。

重ねて、ご来場並びにご協力頂いた高校に深謝の意を表します。

2022年6月1日水曜日

高校レポート③~常翔学園高校~

 今日は常翔学園高校に訪問しました。早速レポートです。校風3.5授業態度3.5教授力4お勧め度3.5。昨年まで気になっていた教授力ですが、今年は素晴らしいと思った先生が数名いました。ちなみに1名いたら良いほうです。昨日、興国高校が頭3つ飛びぬけていると書きましたが、2番手グループの本命になるかもしれません。更なる質の向上があれば大阪国際の背中が見えてきます。

5/31(火)の出来事

 今年の受験生は例年以上に志望校について決まっていない子が多いので、みんなの顔を思い浮かべながら高校訪問してどの子が各高校のイメージに合うかを考えています。そんな火曜日は中3特進数学から。先日、円周角と三平方の定理を終わらせているので、いよいよ教科書範囲を終わる日が近づいてきました。C問題になって7年目。ワンセはしっかり進化しています。北野高校の合格平均点がC問題受験生平均点になる日も遠くない手応えを感じています。原動力は7年前の残念な結果に終わった子です。指導力を磨くことに精進しています。もう二度と誰もあんな思いをさせたくありません。今年は旧大和田・近高・関北・開明の過去問にチャレンジする予定です。時おり、桐蔭・四天王寺・清風の問題も解こうと思っています。中1から緑SSがかなり進化し緑IM、IRが努力の継続で出来ることを着実に増やしています。ここにきて緑MRも数学のセンスが磨かれおり、最後の伸びが楽しみです。新入生緑ISがどこまで食らいついてこれるのかも然り。波の荒い緑YJKTはモチベーションが高めで安定したら強いですね。ちなみに授業は相似の証明について解説しました。高校訪問での授業を参考に自分の授業も進化しないといけません。

その後、中1はテストの振り返りと歴史。飛鳥時代までを解説。満点を取れた緑NH、NYの表情が非常に生き生きとしていたのが印象的でした。ちなみに緑ISSHは今日だけで2教科も満点報告がありました。頑張った結果が良かったことに安心しています。ただ、油断すると下がるので次回は今回よりも上げるつもりで頑張らせます。


2022年5月31日火曜日

高校レポート②~興国高校~

 今日は少しバタバタしていました。早速レポート。校風4授業態度3教授力4.5お勧め度4.5。おそらくこの数値は今年最高になると思います。今がピークだと思って何年経ったのでしょう。成長をここまで続けている高校は全盛期の大阪桐蔭以来のような気がします。私の見ているポイントは「先生の熱量」「生徒の充実度」です。逆に施設・設備は全く見ません。美しい体育館や図書館は、あれば良いですがそれを含めて全て「ヒト」で決まります。生徒の熱量・先生の熱量は興国が頭3つ分飛びぬけています。ちなみに教授力の過去最高は旧国際大和田で、こんな授業をされ続けたら塾はいらないと危機感を覚えたほどです。おそらく、あの域で授業できることは時世を鑑みてないように思います。

2022年5月30日月曜日

5/30(月)の出来事

 5/30(月)は緑・菫・横堤中のテスト返却日でした。緑中3の国語が記述に力を入れた良問になっていました。それでも先生が優しいので、採点基準をもう少し厳しく設定してもらえたらと思います。全員の中でも半分ほどしか返却されていない中で、中3は緑KTが数学満点でした。中1は英語でNY、NHが満点、緑MYが数学で満点報告。満点よりも1問間違いの報告が圧倒的に多いことが複雑な気持ちにさせられます。

中2は絶賛中だるみの真っ最中です。最低限度のことはしてきますが、「しっかりと」勉強の形跡を感じさせる子がいません。全体的にぬるいです。ただ、経験上この時期のムチを入れると受験前に気持ちが切れてしまう子が出てくるので片目を瞑って小言で済ます時期だと歯がゆく感じています。

中1は例年通り悪くない出来栄え。満点報告も倍以上にはなるでしょう。勉強していた分、嬉しい思いを出来ていることが私も嬉しいです。あとは今回の成績を基準にどれだけ上げていけるのかが課題。卒業生で中1の最初が自己ベストになる子は少数派で過半数はじわっと上がっています。

小6算数は「比」という難しい単元をしています。中学受験の定番問題でもあるので全員に完全理解を望める範囲ではありません。それでもTTやUMは良い発想で問題に取り組めています。小5算数は小数÷小数が終わりました。小学生は引き算や割り算の文章問題を解くと「大きい数÷(ー)小さい数」を無意識に書く習慣がある子が多いです。しっかり考えて欲しいので、考えることの重要性を説いています。同時に国語力の低下(これはワンセのみならず全体の問題)が非常に嘆かわしいレベルなので、思考力と表現力も磨いていこうと思っています。

高校レポート①~常翔啓光学園~

 今年の第一号は常翔啓光学園へ来訪。卒業生で通学している生徒が最も多い部類です。入れ替わり多くの先生方とご挨拶をし、多くの情報交換をしました。先生が変わる度にウチの卒業生の現況を詳しく教えて頂き、本当にありがたかったです。校長先生は直接指導に携わっていないのにたくさんの現状報告をしていただき、先生間の連携を感じました。ただ、どちらの学校もそうですが、卒業生の良い話を探して教えてもらっています。本当は課題や悪い点を指摘していただけたら、有難いと同時に安心感にもなります。では、レポート。校風→学校全体の雰囲気の良さ。授業態度→生徒の授業態度(集中度合)。教授力→先生の指導力(教え方・生徒の反応)。数値はいずれも5が最高。

校風4授業態度3.5教授力3.5お勧め度4。期待値を込めてお勧め度4になりました。先生毎の授業への熱量の差が激しいのと「良い授業」の定義が自己満足で完結している先生がいたのがマイナス材料でした。教育実習生よりも課題の多い先生が3年生担当だったのが案じられます。それでも改善へ向けて校内一丸なることへの期待で数値は高め(甘め)です。


2022年5月25日水曜日

5/24の出来事

 昨夜10時過ぎに塾の外で奇声に近い大声があり、急ぎ外に出ました。他塾生の中3男子4人組がワンセから出てきた中3女子に声をかけ、その後も執拗に絡んでいました。その男子はその後も奇声を発し続け、内環状線を南下して行きました。もし、当塾生ならン十年ぶりに体罰解禁しなければいけないと思うほどの奇声でした。眼前での出来事に日本の将来が不安になりました。

ただ、ここ最近授業終了後のワイワイした声が気になっていたのも事実。コロナ禍で抑制されてきたものを少しぐらい解消できるならと複雑ながら片目を瞑っていましたが、そろそろ注意しようと思っていた折の出来事です。25日(水)には中学生の全学年に注意喚起を行いました。駐輪場で長時間話していた子には太い釘を刺しました。

個別に呼んで注意するときに話したのは、犯罪ではなくても迷惑行為はしてはいけないということです。そして、罪に問われなくても大人の常識を疑われます。つまり塾や保護者です。未成年者は責任を取れないので、大人が代わりにならなくてはいけません。同時に駐輪場のマナーについても指導しました。私の肩書は「塾長」ですが、一番偉いのではなく一番責任が重いと自負しています。

OneSelfがあることによって近隣住民の方々にご迷惑をお掛けしたことを謹んで深くお詫び申し上げます。また、今後このようなことがあればご連絡いただけると幸いです。その折には日付・時間帯・男女を教えて頂けると対応がスムーズになります。

2022年5月22日日曜日

最近の出来事

 6月3日の高校進学説明会を控えて、少しバタバタして来ました。例年、正月休みを取ってから春分の日ぐらいまで止まらずに動き続け、4月からGWまで休める日はしっかり休んでいます。GW明けからテスト対策が始まり、進学説明会準備と高校訪問が始まります。充電期間を経てエネルギッシュに動く時期になりました。そんな中、中学生の近況です。

中3は緑中学で実力テストが返却されました。こちらが思っていたよりも全体的に点数が良かったです。コロナ禍でも勉強を止めずに継続してきた成果でしょう。ただ、若干名気になる子がいました。受験生らしい雰囲気にはまだなっていませんが、例年よりも早く自習室の有効活用者が増えています。筆頭が緑IM。入塾以来、常に早めに来て復習に余念がありません。分からないところは直ぐに聞きに来る姿勢も素晴らしい。元来、勉強への姿勢が良かった緑IRが引っ張られ、緑SSや緑MRにも良い影響を与えています。IMMRは成長著しく、出来ることが増えています。SSは数学・社会が伸び続けており、最終的にどこまで伸びるのか楽しみです。IRは地道な努力を継続できるのが強み。ワンセで集中力や精神力もかなり培われおり、最も成長している一人です。そんな彼らの背中を見て切磋琢磨している教室の雰囲気が好きです。勉強するにはとても良い環境です。空間を与えられているだけはなく、周りが全員集中して勉強していることに大きな意義があると思っています。

中2は楽しそうに勉強しています。国語社会担当しては詰めの甘さを嘆いていますが、全体的には可もなく、不可もなく、ある意味中2らしい雰囲気です。誰かが引っ張ってくれている感じではありませんが、「勉強は好きではないけど、みんな頑張っているし頑張ろう」という感じ。点数はさておき、鯰江KYの勉強の質の向上が目立ちます。社会が最も出来・不出来の差が激しく、再テストの結果では緑IHと緑OYに悪くない勉強の形跡がうかがえました。ただ、国語担当として文章力や表現力が他の力と比べると一段劣るのが気がかりです。練習の段階から「正しい文」を作れません。「は・が・を・に」の用い方や守護・述語が合っていないのに気づかない子が多いです。何となく問題を解いて、間違えていても確認できていないことと、解説中に耳にタコができるぐらい言っている「自分の答えと模範解答の異なる、他の人の解答とどうずれているのか考える」習慣が定着できていないことに起因するのでしょう。私の力不足です。

中1は一から百までやることを決めてやらせる姿勢を改めています。復習の仕方や勉強の仕方を伝え「自分にとっての引き出し」を増やしてブラッシュアップできるようにしました。量より質を目指していますが、復習具合や真面目に問題に取り組んでいる様子は中2よりも良いです。ただ、初の自習室の利用の仕方で注意される子が出るのは恒例行事。そんな中でも緑SKがいち早く良い姿勢を見せています。先輩のように「良い姿勢」で周りの模範になっていっている雰囲気を頼もしく、微笑ましく見ています。ワンセでは珍しい仲良しの友だちがいるクラスで、傷のなめ合いを案じていました。中学生になった頃はそんな雰囲気もありましたが、テスト前になってようやくワンセらしい「友だちだけど勉強はライバル」という空気になっています。

2022年5月2日月曜日

5/2の出来事

 かねてより見たかったの佐渡金銀山を見に行きました。世界遺産に推薦されたので、認められたらもっと人手が多くなるでしょう。久しぶりにみんなへのお土産を買いました。全員用と、個人賞にゴールードバー(中身は秘密)を各学年で様々な理由でプレゼント。小5はYA、小6はTTが計算ミス最少でゴールドゲット。中1は緑MNが唯一正答した数学の宿題があったのでゲット。緑SHは英語の小テストトップでゲット。中3は国語過去問トップで鯰江TRが、順位で緑SYが、ジャンケンで緑KMがそれぞれゲット。中2は理科で抜き打ち元素記号テスト。緑IH、茨田SK、鯰江MSが満点でサドンデス。IHがまず脱落し、残り2人で化学の知識&重要記述で勝負。果たして鯰江MSが勝利!!

withコロナでワンセも少し変わりました。以前は少し大きめの笑い声すら注意していましたが最近は流しています。授業後の笑顔や授業ネタでの笑い声はやはり良いものですね。

2022年4月28日木曜日

最近の出来事

 明日からGWです。例年通り、中学生には数学の計算問題を大量に出しました。放っておくと手をつけるのが遅くなって、出来ない子が発生する可能性があるので宿題を塾でするよう声をかけると中1、2はGW前にしてほぼ消化できているようで少し安心しました。ただ、肝心のGWに自宅でする宿題がなくなってしまうのが気がかりです。中日の月曜日は塾があるので、ここで調整します。

小5算数は容積の応用問題をしました。難問ですがYAが頑張って考えていました。新入生のMKは線の細さが気になっていましたが、少しずつ慣れて出来ることが増え、成長を感じます。小6は「線対称」という単元をしました。学校で先に教えてもらっているので比較的スムーズ。私は、この単元を教えるのがあまり好きではありません。「コンパス」「分度器」の使い方と並ぶ個人差が激しく集団授業では難しいからです。内容自体は難問とはいえませんが、手先の器用さやイメージすることの得手不得手で時間が倍以上異なります。決められた時間内で一斉にするのは大変です。ところで、入塾当初はミスが気になったSUは少しずつ減ってきました。小学校を卒業する頃にはもっと精度を上げていきたいですね。

中1は久しぶりに数学の確認をすると計算のルールがあやふやな子がいました。2日に分けて行った補習とGWの宿題で何とかなって欲しいところです。緑SKの家庭学習の状況が良く出来ることが増えています。国語は文法を3週に渡って解説しました。外国人に日本語を教えるのと同じことをするのですが、外国人のほうが理解が速いのはモチベーションの差なのでしょうね。社会は歴史の導入をしました。緑MNがみんなに模範演技を示してくれ盛り上がりました。

中2は日本地理で北海道まで無事終わりました。社会をしていて思うのは、解説を楽しくしておいて中学校のテスト前に暗記を頑張ってもらうほうが効率的なのではないかということです。今までは新単元の導入をすると翌週に確認テストをしていました。確認テスト合格のための勉強はしてきますが、テスト直後から忘れていくので時間対効果を考え今年からテスト2週間前からの暗記を増やす方向へシフトしました。おかげで授業は楽しいです。菫OMや旭東MTは目を輝かせながら聞いています。緑THOYもそうですが、全体的に好奇心旺盛な子が多いので勉強というより興味ある話を聞いている感じです。ワンセをきっかけに社会に興味を持ってくれたらいいなと思います。

中3は最後の厳しく接している時期です。三平方の定理を習い終え、中学生の計算を全て修了しました。あとは使いこなすだけです。いよいよ特進数学と標準数学でクラスが分かれましたが、各々課題があります。特進数学は座って聞いているだけで賢くなれると思っている子がいることです。集中して聞かないと分からなくなるのに聞くべき時に集中できていないのです。進学校の数学の速さの半分以下でついてこれないと、高校生になってからどうしようもなくなってしまいます。標準クラスでは公式をまだ覚えていない子が若干名います。数学では「計算・確率・関数・三平方・中央値」の基本が出来れば寝屋川高校ぐらいまでなら合格点に到達できます。これらは公式を覚えて使いこなせれば良い単元なのでこちらも力が入ります。公式を忘れて計算問題が出来ないのは言語道断で入試の合格点に達しません。いずれも徹底して改善してもらいます。

2022年4月27日水曜日

最近感じること

 子曰く「学びて時にこれを習う、また、よろこばしからずや」孔子は「(新しい)学問を習って常に復習(して習得)する。なんと嬉しいことではないか」とおっしゃった。

最近の日本は平和で恵まれた環境で育つ子が増えました。プレゼントで欲しいものを尋ねても「特にない」と答える子が多いです。勉強も同様で学習できる環境を与えてくれる、換言すると周りの大人が子どもに合わせてくれる機会が増えている気がします。

そこにコロナ問題が発生しました。コロナの影響は様々ですが、教育現場の感想として授業についていけない子が増えているように感じます。逆に出来る子も増えたように感じます。全国学テの平均で大きな変化が見られないのはそのためでしょう。

そんな中、ワンセの中学生の課題が2つあります。1つ目は処理速度の物足りなさです。問題を読んでいて、今どこを読んでいるのか分からない子が一定数発生しています。ボーっとして聞いていなかったのも理由の一つですが、どこをしているのか探していたり、何かをメモしようとして聞き逃したり、考えられなかったりしているようです。一般的な会話よりもゆっくり話すように心掛けていても遅れるようです。将来、社会に出たときに指示を一度で理解できなくなる可能性が高くなるのではないかと不安になります。勉強を理解できないのは困りますが、単純な質問(今、何を聞かれたのか、など)すら答えられないケースがチラホラあります。また、聞き手を無視して自分の思ったことばかり話そうとする子も然り。幼い頃から大人が思いを汲み取りすぎた結果でしょう。

2つ目は復習不足による未習得です。その場では理解できてもわずかな(数分レベル)復習を欠かすことにより前回の内容を忘れているので、使いこなすことができません。小中学生の算数・数学で厳しく言われるのは「公式を忘れるな」です。三角形の面積の求め方のような単純な公式を教え、次回からは使うから必ず覚えておくようにと耳にタコができるほど伝えても覚えてこない、目立つところに公式を書くように伝えても二度と使わないルーズリーフの片隅に書く。当たり前のことが出来ない子が本当に多いです。こちらは何度も何度もその場で注意しています。そんなとき、この子が社会に出たらどうなるのか本気で案じられます。正社員になれない人がこれからますます増える世の中で心配しかありません。

AIや外国人労働者の流入が進むことも大きな要因ですが、何より少子高齢社会で必要以上に守られ過ぎている「お子さま主義」に危惧しています。成長には何らかの努力が必要です。その過程でストレスを感じるのは必然であり、避けるのはではなく乗り越えるものだと思っています。ネガティブイメージしかないストレスですが、障害物を避けるのが大人の役目ではなく、避け方や乗り越え方を教えるのが大人の務めだと思うのです。


2022年4月23日土曜日

最近の出来事

 人の流れが活発になってきました。夜中の人手もにわかに増えています。また、GWは人の流れの抑制はしないと政府が発表しました。withコロナで社会が落ち着くことを切に願っています。

 さて、中学生数学は全学年共通で計算問題です。やり方はある程度理解できており学校のレベルなら苦労することはないでしょう。ただ、正答率が全体的に低く計算のルールが定着していない子が各学年若干名います。小学校の高学年もそうですが、習った直後のテストで満点を取れてもうろ覚えで完全理解をしておらず、半年もすればやり方があやふやになるのです。中学生は小学生よりも学習する量が多く、スピードも速くなります。そしてついていけなくなる子が少しずつ出てきます。ワンセではそうならないようにかなりマメに小テストを実施し、必要な量の課題(宿題)を出します。全員に大量の宿題を出すような無意味なことをしません。

 必要なことが問題演習の子には演習を、解説が必要な子には補習を、上を目指すなら相応しいレベルの宿題を出しています。また、GWの数学の宿題量はかなり多いので宿題を塾で消化しつつ、やり方が怪しい子には補習をしています。子どもたちは宿題がはかどり理解が深まるので有意義な時間でした。中1は緑MN・NY、中2は鯰江KYが怪しかったのですが、頑張って良い顔をして帰って行きました。中3はかなりのボリュームを出しましたが、マメに出来をチェックしてしっかりついて来てもらおうと思います。スーパー特進数学は緑SS、MRIS、鯰江MHが自己申告をし緑YJは渋々名乗りを上げて専用課題をもらっていきました。

 withコロナ渦中で、授業後の笑顔がかなり増えました。楽し気な声を聞く機会がも増えています。コロナ対策でピリピリしているつもりはなくても、かなり厳しくチェックしてました。そんな緊張も少しほぐれてきたと実感し、笑い声が増えてきたことを嬉しく感じています。

2022年4月19日火曜日

声の大きいものが勝つ

 昨日、駅前のコンビニで店員さんに絡むおじさんを見ました。レジに数人並んでいたところ、横入りしたのを店長さんに咎められたことに逆上していました。オロナミンCのみを購入したかったらしく「先に並んでいた」「とっととレジを通せ」「今すぐ本部に電話しろ、クレームつけてやる」など自分のことをお客様だと勘違いしているようでした。商品を購入していただいて初めて「客」です。客未満どころか敵ですよね。どこで声を掛けようか迷いましたが、おじさんがどんどんエスカレートするので「後ろから見てましたよ。そんなに怒るぐらいなら違うお店で買ったほうがいいのではないですか」と言うとバツが悪そうな顔をしつつ振り上げた拳を下せないまま退店しました。そんなクレーマーがいるののは世知辛いなと思いました。

ところで、大企業はマニュアルで守られおり、対応に誤りや不備があってもミスを認めることをしないことも珍しくありません。また、日本人独特の遠回しな言い回しや嫌味では全く動じないこともしばしばあります。これが消費者なら不買運動を起こせば問題ないです。ただ、保険会社・役所・銀行対応だと話は異なってきます。残念ながら「知っているもの勝ち」「声の大きい者(クレーマー)勝ち」ということになり、知らない者は損をすることが多いです。消費者に明確な証拠がないときは強気で大声な人、つまり面倒くさい人の言うことを聞きがちです。

理路整然と話すと「それは規定(常識)だから(できません)」と鼻であしらった対応も多いです。仕事で約束を守れなくても「すいません」で終わります。こちらにどれだけ迷惑や損害があってもです。契約書に記載されていなければ更にはうちのような零細企業だと後回しにされることもあります。

トラブルも嫌ですが、先方に非があっても認めないときは強気に言わなければいけないこともあります。そんなとき、本当に複雑な気持ちになります。私(うち)がもっと取引額が大きかったり、規模が大きかったら同じ扱いはしないのだろうなと。

かつて、梅田で高齢者が気分を悪くされていたのに何もできないでいたところ、自然に声をかけた高貴なご婦人がいました。以後、そのご婦人を見習って行動しています。逆に権力をかさに横柄な態度を取る人には容赦しません。あ、ワンセっ子は教育の対象なので無条件に優しくしないです。

色んなことがフラッシュバックしたコンビニの出来事でした。

2022年4月16日土曜日

最近の出来事

 春期講習会が終わり、学校では新学期が始まりました。それに伴い宿題の量を減らして新生活への順応を優先してもらおうと思っています。ところで、卒業生が様々な進路や相談に来てくれるのは嬉しいですね。今年の新大学1回生は指定校推薦・ガッツリ勉強を自分の性格を考えて良い選択をした子が多いようで安心しました。

では授業の出来事。小5算数は新単元の「体積」の導入をしました。「底面積×高さ」という基本は全員クリアできましたが、立体を分けて考えたり引いたりする問題で少々手こずっていました。まあ初回なのでこんなものでしょう。小6算数は計算問題のまとめ。次回からは学校の教科書内容の先取りです。計算のルールは理解できているので精度と速度を上げていきます。

中1は国語の漢字テストできちんとしている子とそうでない子の差が見え隠れしています。緑SKが小テストの合格率が高く良い家庭学習の形跡を感じます。学校が始まりペース配分がきちんとできていない子が気になり、ルールを守ることの重要性について話しました。中2は少々手抜きがあったので久しぶりに喝を入れられている子がいました。家庭学習を出来ないと高校生になってからを非常に案じます。中3は国語でとんでもない結果が出ました。近大付属高校の過去問で歴代ワーストを下回る子が数名発生。また、トップでも過去の特進生の平均以下です。わかってはいましたが、ここまで顕著な数字が出ると危機感が更に募りました。例年、公立国語対策は早くても12月からですが、今年は大幅に前倒しして対策中です。

中1は来週の月曜日から部活動に本入部する中学があるので、火曜日より予定通り10時終わりの時間割にする予定です。まだ体は小学生なので余り延長をせず、10時30分まで残すのはGW以降を目安にする予定です。恒例の春の高校進学説明会は6月3日金曜日夜7時30分鶴見区民センターにて実施予定で、対象は全中学生及びその保護者の方です。

2022年4月8日金曜日

最近の出来事

 今日、小中学校は始業式でした。新鮮な環境の始まりに似つかわしい晴天で良かったです。ところで、卒業生の高卒後の進路を聞きました。自己分析をして良い選択肢をした子が多かったです。同志社大学に2名・立命館1名・関西大学3名・済生会看護4名・佛教・京都女子・同志社女子に1名ずつ進学しました。合格実績ではなく、進学結果です。指定校推薦やAOで自分の立ち位置を正しく理解して頑張った結果を嬉しく思います。

授業では中3数学が平方根が終了。次回より二次方程式の導入です。全員の数学は久しぶりの担当ですが、緑IAの理解力・暗記力の上昇に舌を巻いています。基本の定着は非常に重要なので、しっかりやっています。出来る子には退屈なことがあっても完全定着を図って次の内容に進むようにしています。進度は過去最速に近く、深度は特進クラスに近い状態で展開しています。

中2社会は近畿地方の話をしました。地理は楽しく話して暗記をしっかりしてもらうと決めているので、話を聞いてその土地を訪れたいと思ったり、興味の対象として覚えてくれたらとても嬉しいです。中1社会は暗記と解説。領土問題について日本の見解が掲載される教科書になりました。みんなには外国人と会話するときに自分の意見を言える人に慣れるよう知識・見聞を広めていくお手伝いをします。もちろん!テストで好結果をおさめるのは前提です。

明日は足立と共に卒業生の結婚式にするので、少し足りないものを買いに行くので早めに引き上げます。

2022年4月4日月曜日

最近の出来事

今週、小中学校の入学式を控え、ここ数年よりは桜が散っていないのかとハラハラドキドキしながら公園にある桜を見ています。

さて、授業の出来事です。小5は小数×小数を終わらせて「合同」の導入をしました。対応する辺は順番が大切なのですが、頭の中で図形を動かす作業が必要なので完全定着出来ない子が続出する単元です。体験授業の参加者がいると実感するのが既存生のスピードの速さ。全てにおいて速いです。でも、みんな当初は「遅い、遅い」とプレッシャーをかけられ努力してきた成果なので、既存生の成長を嬉しく思います。

小6算数は分数÷分数の導入をしました。同時に小数÷分数も教えたので、小学生で習う計算問題は習得したことになります。勿論、これから毎回の小テストを経て計算問題の速度と精度を上げていきます。新入生SUはようやく基本が定着してきました。6年生の学校のテスト結果が楽しみです。

中1国語は文法をしています。主語・述語について導入しました。外国人に日本語を教えることの半分以下しかやりません。それでもなかなか理解できないのに、日本語を習得する外国人との差は間違いなく「意識の差」ですね。東南アジアなど英語を母国語としていない国でも義務教育の3年間でほとんどの子が英語を話せると聞いたとき、日本との差を痛感しました。7,8年前に留学生と日本人学生がいる場での雑談で「日本人の先生は『ワン・ツー・スリー』と発音する』と笑っていたのが今では改善されたとはいえ、色々感じることが多いです。

中2国語も文法をしています。動詞について色々教えていますが、定期テストは基本問題で模試や入試では応用問題しかでないのがやっかいな単元です。五ツ木模試では正答率10%前後の文法問題も出題されているほどです。社会は九州・中国・四国地方の導入をしました。テスト前や入試で覚えていて欲しいことが異なるので普段は興味付けを意識した授業をしています。楽しく、そこに行きたくなるような授業を心掛けています。

中3数学は平方根が春期中に終わりそうです。例年よりも快調に出来ているのはみんなの頑張りでしょう。まだ厳しいことを言いますが、間に合わなくなったら何も苦言を呈しません。そうなると手遅れなので「言われるうちが華」と思って、簡単な公式や基本的な暗記の努力を継続してくださいね。

2022年3月29日火曜日

3/29の出来事

 今日は中3がメインの日でした。夕方、計算特訓に呼ばれた緑MR、鯰江TRは少しのミスで済みました。緑KYSKは少々間違いが多かったです。制限時間アリの場合は正答率が低く、間違い直しでは出来ていました。一般的にはやり方は理解できている、と言われるレベルですが実践で正解できないということはテストで力を発揮できないということです。スピードと精度を上げていきます。3時に緑IMが早々に表れて黙々と課題を見つけて自己解決していました。テスト前以外でもこういう姿勢で臨めるのは非常に今後が心強いです。授業では文字を用いた証明問題をしました。高校生に以降に重要な単元ですが、難しい話なので結果は特進レベルの子に望みます。できれば全員理解して書けるようになって欲しいところです。

中2国語は文法で「動詞」についてやりました。しばらく長文ばかりしていたので文法で少しクールダウン(?)しました。そんなに難しくないのですが、模試や入試は例外ばかり狙い撃ちされ、忘れた頃に解くのが厄介です。読解力はともかく、語彙力はそんなに悪くないものがあるのでこのあたりの単元は楽しくできます。

2022年3月28日月曜日

3/28の出来事

 久しぶりに小学生の算数の授業をしました。先週は祝日で、先々週は卒業旅行の引率で代講だったので3週間ぶりです。そんな小5算数は小数の導入と小数×小数の話をしました。新たな小数点の移動の話になります。足し算のひっ算は小数点を真下に下ろすだけで答えになりましたが、掛け算は「整数×小数」の計算でそのやり方で解くと「小数×小数」でつまずくのでルールをしっかり教えています。YA、THは順調にクリア。ME、MSは何とかクリア。TMはスピードに課題を残したので完全理解は次週に持ち越しです。それでも積極的に参加している姿勢は良いですね。

小6算数は分数×小数・分数の導入をしました。5年生から何度も何度も耳にタコができるほど言い続けている約分が定着しません。偶数同士を見たら2で割れるとか、一の位が5か0なら5で割れるとTT、MO、UMは無事クリアできました。少し定着の甘かったSUは水曜日に補習です。計算は速度と精度の両立が出来て初めて理解したことになります。計算は小学生の最重要項目です。

夜は中3数学と国語。数学は因数分解が終わり、展開公式の利用という応用問題の解説でした。緑TNが数字のセンスがあるので良い感じ。課題は精度ですね。緑SSは安定の出来。ここにきて緑IMに数学の力がついてきて見える問題が増えてきています。こちらの想定以上に伸びているので今後が楽しみです。反面、国語は一部中学の読解力を嘆いてる現状に変化が見えず、少々焦りを覚えています。文章が読み取れて、端的な表現で答えを書くことができるよう1年間鍛えていきます。

2022年3月23日水曜日

最近の出来事

  進路の決まった卒業生たちの報告が増えてきました。今年の卒業生も無事全員合格したことと重なり、吉報の連続に頬が緩みすぎてたるんでいます(笑)先日、誕生日を迎えお祝いの連絡を多数いただいたお礼を申し上げると共に、この年になっても礼服を着る機会が慶事ばかりなのを嬉しく思っています。大学などの学校の先生が真っ先に「恩師」となるところが、中学生時代の塾の先生を呼んでもらえることは非常に感慨深いです。

 授業については中3から。数学は毎授業新単元に進み続けて複雑な因数分解が終わりました。入試に出題される可能性がある最も易しい単元ですが、パズルのようなもので、素早く閃くよう問題演習をこなす必要があります。これを出来るまで待つと、入試で致命傷になるのでほぼ全員計算特訓モードに入ります。計算問題を早々に終わらせて特進・S特進用の問題に導入していきたいです。緑TNが数字の閃きは良いもののミスの多さが玉に瑕。こちらも致命傷になる可能性があるので、スピードと精度は兼ねられるようしていきます。「C問題に強い塾」の看板に偽りがないようにするには一朝一夕には成り立ちません。

 中2社会は日本地理の沖縄九州地方について導入。鯰江MSはくじの商品で大分旅行を引き当てた超強運の持ち主だそうです。大分といえば別府・湯布院の温泉の質が私史上ナンバーワンです。ちなみに次点は有馬温泉で、一度は「くさ~つ~良いとこ一度はお~い~で~」の草津温泉(群馬)に訪れたいと思っています。九州は鹿児島の肉(牛・馬・くじら・鶏)など自然と食べ物の魅力満載ですね。呼子のいかを食べたかったのに閉店で食べれなかったことを思い出しました。佐賀の吉野ケ里遺跡は楽しかったです。

 中1は国語の読解問題を何度か解き、みんなの国語力をある程度把握しようと努めてきました。結果として、この学年は教科書内容を多めに演習する学年にしました。長文読解は夏期や冬期講習会でしていこうと思います。

2022年3月17日木曜日

公立・私立高校受験者全員第一希望合格!!

 朝一番でHAから合格の吉報!!約束通り10時1分までに連絡をくれました!続けてMSからも廻し合格なしでの合格報告!そしてOA・MAからも吉報が!最後にMYが喜びの報告!!大手前2名、天王寺・東理数・芦間各1名ずつ無事受験者全員合格しました!! 私立高校では特待生が初めて7割超え(特待生制度及びそれに類する制度受験者対象)でした。公立高校では6年連続文理学科全員合格、5年連続公立・私立不合格者なしです。ワンセっ子の努力は素晴らしい!!

2022年3月10日木曜日

3/10の出来事

  昨日、公立高校入試が終わりました。最速でMSが疲れ切った顔で手応えを報告。受験終了後わずか30分未満です。その後、OA・MY・HAが揃って来塾。想像以上に表情が明るく、達成感が溢れていました。人事を尽くした結果でしょう。17日の天命を待ちます。

 今日は新中1国語の授業でした。私が国語をするのは実質初めてなのでみんなの読解力を手探りしている感じ。緑MSSKが良い思考の答えをしていました。緑MYと鯰江MKはテクニックで解こうとしてやや読み取りが甘かったものの読解力としては悪くなかったです。

 新中3社会は時事ネタであるロシア・ウクライナ問題について。社会主義や軍国主義、戦争する理由を知っておかないと世間の事情がわからなくなってしまいます。この手の話は集中力が増す子と、そうでない子に分かれるのですが、中1中2にほぼ同じ話をしたときと比べ最もリアクションが薄いクラスでした。

 新中2国語は入試問題にチャレンジ。物語の記述に注目していました。どれぐらい読解できているのか興味津々でしたが、少しショックを受け今後の対応をしっかりしないといけないと思いました。

2022年3月9日水曜日

入試前夜

  いつもは感傷的な気分になりワイン片手に浸りたくなる日です。でも、今年はそんな気分になりません。どちらかというと晴れ晴れしい気持ちです。こんな年は初めてで、自分の心境にビックリです。HAは声に出して笑うことが多く、その雰囲気にみんなが吸い込まれた感じ。ただ、笑顔の奥で何を考えているのか模索している状態が続き、自分の言動がどう影響するのかを意識していました。どこまで強引に引っ張っていくか匙加減に最も悩んだクラスでもあります。

 私事ですが、厳しい先生を演じず、素の状態で授業していた初めての学年(私立後)かもしれません。このクラスでは柔和な表情でいることが多かったように感じます。単純に教科的なことを教えるだけで済む良い子ちゃんたちだからでしょう。最近は齢を重ねたこともあり、あまりみんなと長時間の雑談をすることはなかったのですが、久し振りに色々楽しく話せた学年でもあります。公立メンバーに感じたのはもっと上手に甘えたらいいのにということです。

 勉強面では明日に照準を合わせて人事を尽くしてきました。想定通りに出来たのは数学と国語の読解です。B問題なら8割以上全員取れるほどには実力をつけました。MSはC問題でも点数が取れるようになり、OAは問題の取捨選択が上手になり良い意味でも諦めと、出来そうな問題を「出来る問題」に変えていきました。MYは私立前後でメンタル面を心配していましたが、3月上旬から再び復活し実力を発揮できるようになっています。MAはアウエー感が漂う中での勉強を申し訳なく思いましたが、本当に切磋琢磨し良い刺激を受けていました。

 最後に、中1から中2まで「鯰江中の子たちは~」という枕詞で括られた彼女たちが最も精神的な成長を遂げたように感じ、そのことを非常に嬉しく思っています。

2022年3月8日火曜日

卒業生へ~贈る言葉ファイナル~

  緑HA

 歴代ナンバー1のストイックな子。オリンピック出場した子よりも究めたい願望が強い。もう少し肩の力を抜いても大丈夫。無意識に自分を基準に考えるとしんどいこともある。

 1を聞いて10を知るタイプで努力の天才だ。いつも笑顔で秘めた気持ちが出さない分、どこでストップをかけたらいいのか卒業までわからなかった。「あの子は賢いから」と第三者に言われる度、努力が凄いと訂正してきた。

 どの道を選んでも究めるだろうが、自分の身体の限界を早く知って欲しい。無茶はしても無理をしてはいけない。

 緑MS

 無茶ぶりで特進数学に当初より参加していた。周囲より理解が鈍いときに悔しい思いをすることもあった。それでも常に上を見て特進クラスでやり遂げた。

 果たして文理学科合格レベルの数学力までの伸びることが出来たのは努力の賜物だ。数学が超得意でなくてもここまで伸びるという証明を嬉しく思う。得意でないことも人一倍の努力によって出来ることを増やした。

 そのことは今後の勉強・社会経験に置いて無二の糧となる。諦めず努力すれば追い越せるこは多い。努力を継続できる人は少ない。

 緑OA

 おっとりしてマイペース。私立専願組が卒業してからは知らなかった一面を見ることが多く新鮮な驚きが多かった。

 まあ、いいか。で積極的に様々なことに取り組んでいなかったが、誘われたら行動するので勉強面では周囲に引っ張られて頑張っていた。学生の間に受け身ではなく、夢中になれる何かを模索し続けよう。

 それが見つかったときに時間を忘れて取り組み、これだけは人には負けないと胸を張って言えるものにして欲しい。一心不乱に取り組む姿勢がみたい。

 緑MY

 志望校の決定が最も遅く、スパートがかからないことを案じていた一学期。寒くなる時期には焦りを案じていた。自信の無さが気になることもあった。

 謙遜は日本人の美徳だが、過剰になるといけない。自分に限界を決めず様々なことにチャレンジする。失敗が許されるのは学生の特権だ。周囲を傷つけないこと、努力すること、ルールを守れること、これらができるのは充分な長所だ。

 長所が多く、人当たりも良い。ここに経験値を重ねると魅力的な大人になる。過小評価せず、知的好奇心を旺盛にしていこう。

 四條畷MA

 親が知り合いで気遣いしたり板挟みになることもあっただろう。折々の参加で刺激を感じることはたくさんあった。

 ワンセの子にはあまりない独創性が素晴らしい。独特の思考が出来るのは大きな魅力だ。皆と同じ正解や考え方が良いわけでない。そんな兆候はないが、独創が過ぎると唯我独尊に至ることもあるので心に留めて欲しい。

 価値観の多様性を認めることは肝要で、短期間だが感じただろう。多種多様な価値観に触れ、良い取捨選択をしよう。


2022年3月7日月曜日

最近の出来事

 いよいよ公立受験が来週水曜日に近づいてきました。いわゆるC問題を解いていますが、文理学科受験予定者は安定して天王寺高校の合格目安点はクリアしています。ミスが重ならなければ安心なのですが、そのミスが一番怖いところ。B問題では各々が志望校の合格目安点はクリアしていることのほうが多い状況です。時おり国語の論述でタイトルや条件と相違したことを書くのが玉に瑕ですが、本番でミスしないように練習で色々やらかして「減点されること」を覚えてくれたらと思っています。HAは全教科満点を取ったことがあり、最も多いのは数学です。MYは国語数学で満点を取っています。MAは安定して8割以上を取れているのがポジティブ要素。MSは得意な数学で大きく稼いで欲しいところ。OAは国語の論述であったり苦手分野を少しずつ埋めています。

 新中3はすでに数学の授業を終え、それなりに進んでいます。7月を目安に教科書内容を終わらせて受験体制に入る予定です。学年末速報では鯰江MHが学年トップ。実力を発揮してきてくれました。学年トップが450点を超えないテストは久しぶりですが、入試を意識した良問です。近隣で最もレベルが高い中学は伊達ではありませんね。緑中はまだ未返却教科が多いですが、数学のみ若干減点気味で他教科は現状維持以上してきてくれそうです。敢えての苦言は社会の結果に大きな差がついていることです。更なる向上を期待します。

 新中2は新入生茨田SKが予定通りぐらいのアップ、ホップステップジャンプの「ホップ」をクリアしました。鯰江KYは復活気配。旭東MTは点数以上に出来ることが増えている手応えがあります。緑中は全体的に褒められる教科とそうでない教科の差が激しく、手抜きが激しい子はほぼいません。中2の1学期中間では全体的に上げてきてくれるでしょう。

 新中1は社会の授業でロシアとウクライナ問題について話しました。社会主義と資本主義の違いや戦争が起こる理由を知らないと歴史を理解することはできません。まだ時間にゆとりがあるので日本の歴史問題や領土問題の理由についても話しました。社会を知識として暗記するのではなく、興味を持って知識を増やして欲しいと思っています。ちなみに授業態度はとても良かったです。2時間連続の授業で終わった瞬間に達成感を覚える子が多かったのが印象的でした。

2022年3月2日水曜日

最近の出来事

 1日から新学年になりました。初日はオリエンテーションで各種諸注意。特に新中1にはテスト対策など様々なスケジュールについて話しました。みんなで成長していきましょう。

 新中2、中3は緑中以外がテスト返却中です。鯰江新中3のテストはなかなか高得点が取れない良問です。それでも最低点は400点にしてほしいところ。新中3菫MNは頑張って高めで現状維持した1年間でした。新中3茨田MHはようやく努力(時間)と点数が結びつき始めています。出来ることが増え要領が良くなってきました。新中2は軒並み2学期期末より上昇。一学期の結果に近いです。平均点は下がっていると思われるので、校内順位が上がっているはずです。旭東MT、菫OM、鯰江KYが悪くない状態で中1を終えれたので、今後の伸びに期待です。

 受験生は最後の調整中です。人事を尽くして天命を待つ、と言いたいところですが、まだ国語の論述対策で出来ることが残っているので直前までしっかり解き続けようと思います。緑HAは国語数学の過去問で満点を取る機会が増えました。緑MSは数学の難問でも対応できるようになっています。緑OAはじわりと全体的に点数が取れりようになってきました。緑MYはミスの多さにドキドキしていましたが、ようやく本来の実力を発揮し、国語では満点の答案用紙を見る機会も増えました。入試国語の満点は凄いと思います。

2022年2月22日火曜日

2/22の出来事

 中2では緑STや茨田MHの成長が著しい。スピードが速くなり要領が分かり始めてきたようです。それを結果に出せるようこのテスト期間を頑張ってもらいたいです。同様に緑HAも集中力と持続時間の成長を感じます。暗記に費やす時間もずいぶん短縮できました。上手にアウトプットできれば大幅な成績上昇につながるでしょう。努力の鑑でS特進に在籍している緑IMはそれが実ろうとしています。閃きに欠けるのを努力で補っていましたが、ようやくハイレベルなものが「見え」初めてきました。「見える」はワンセ(私)の造語で数学の難問で解き口が分かったり、図形の解説を頭で理解できたときに用いています。難問解説時のオリジナル用語で「見える」=数学凄いです(笑)「見えた」ら気持ち良いですよ。

 中3国語は徐々に仕上がってきています。書き物は時おり再提出になるので本番ではそうならないようにtry&tryあるのみ。残り16日で16本は確実に書き上げます。緑MSがようやく書けるようになってきたのが少し安心材料です。

 茨田中1,2はテスト初日で国語が終わりました。中1SKは国語の手応えがあり90点以上と言っていたのでとても楽しみにしています。 

2022年2月21日月曜日

2/21の出来事

 いよいよ年度末です。緑中学のテスト時間割がようやく分かったので来週の予定が立てられます。

 中3国語の仕上がり具合が良くなってきました。昨日はHA、MY、MAの3名が満点、MSも一問間違いという状。ようやく例年なみになってきたと安堵しています。今日の書き物ではMYが初の満点。全員が再提出なしという素晴らしい状況でした。再提出ナシは7割以上が目安なのでどこの高校でも合格目安点は上回れるでしょう。

 中2は五ツ木模試が返ってきました。緑YJは理科満点で緑SS、菫MNは数学が一問間違い。数学理科英語は比較的点数が取れていました。5教科でも全員平均で偏差値60を超えていたの悪くないです。ただ、予想通り緑中の子の国語が…。なかなか修正が厳しいですが、入試には間に合わせなくてはいけません。道のりは遠いです。C問題でもそれなりの点数が取れるようにしていきます。

 小5算数は復習モード。MOが成長著しい。TTUMも細かい部分では心配なところもありますが、比較的順調です。SUは小数点の計算がやや怪しいので来週以降補っていきます。中1は鯰江KYが落ち着き始め、成長の跡が見えます。今後の巻き返しが楽しみです。菫OMは元来センスはあったのに宝の持ち腐れ状態だったのが、今回は良い状態でテストを受けられそうで結果が楽しみです。そういえば、中2緑MRやSTには成長の跡が見える旨を伝えたところ、2人共嬉しそうな顔をしていました。明らかにレベルアップしていますから、今手抜きせずストイックに頑張れば見返りは非常に大きいですよ。

最近の出来事

 土日はエンドレスがありました。コロナ禍で時短エンドレス実施中です。塾内で食べるのは禁止中のため1時から10時前までです。以前との違いは集中力でしょう。12時間のときは最後まで集中力が継続できる子と3時過ぎから目に見えてなくなる子がいました。今は最低6時間集中して勉強し、その後は自主性に任せています。塾内で見る限りは申し分ない状況ですが、帰宅後の状態に一抹の不安が残ります。

 430点までなら色々強制させて管理する勉強でも取れます。安定して450点を超える子は自分で考える力を持っているので、必要以上に課題を与えません。本来、私は全員共通の宿題を出し続けることもペナルティも嫌いです。ただ、それをしないと勉強しなくなるのも事実です。ちなみに中3は受験期になると宿題は出しません。自分で課題を見つけて勉強をする必要があり、無駄な時間を費やすことになるからです。

 難しいのは宿題や課題の量の線引き。中1は勉強の仕方がわかっていませんから色々な方法を教えるため、できるだけ指示を多く出します。エンドレス中の自習時間が少なくなるわけです。学年末になるとやり方が分かり始めているので自習時間が増えます。そこそこのボリュームがある課題を出すので、家でする習慣がない子は溜め込んでしまう傾向があります。自習時間でやっているのは課題だけになり、そこからのプラスアルファを始めず時間を過ごして達成感を得る子です。ワンセでは最低限度の量があり、それだけで400点ぐらいは取れます。そこからの上積みには「自考力」が必要になるのですが、前提は基礎学力の定着と「引き出し」をたくさん持っていることです。それらを欠いた子に自習時間を与えても何をしてい良いのか分からないという状況になります。

 それでも思考力向上のため、自分で考える時間を増やすことと引き出しを増やすことは大切なのでやらせる量とのバランスを常に試行錯誤しています。

2022年2月18日金曜日

2/18の出来事

 今日も中3は3時から通塾。連日国語三昧です。HAはついに記述で満点を取れるようになりました。どんなお題でも高得点を取れるでしょう。6年前から国語の出題傾向が大幅に変更され、作文や小論文は出題されなくなりました。新傾向として自分の考えを書く(ワンセでは記述・論述と呼んでいます)ものが出題されています。大は小を兼ねるということで作文テイストも小論文ルールも全て練習して何が出題されても大丈夫なように仕上げる予定なので、残り約20日間で20本以上は書き上げる予定です。12月までは5教科の中で国語の占める割合は1割程度。年明けから一気に国語モードというのが例年です。書き物の再提出三昧で書く方も添削する方もなかなかハードです。

 夕方、中2緑IMがいつものように早く通塾。昨夜にテスト対策プリントを珍しく所望しなかった理由を尋ねると、勉強の優先順位を考えた結果ということらしいです。相変わらず質問は最も多く食らいつく姿勢は随一で、主体性を持って勉強しているのは強いですね。良い成長の軌跡を見せてくれています。

2022年2月17日木曜日

2/17の出来事

  一段と寒さを感じます。卒業旅行の打ち合わせがほぼ終わり最終工程も決まりました。ナガスパ・ディズニーシー・ディズニーランドでテーマパーク三昧、直営ホテルのディズニーセレブレーションホテルに宿泊します。3年連続で同じ場所になりますが、今年も無事行けるかどうかが気がかりです。

 授業では小6には天皇の起源や奈良・平安時代の話をしました。MKの姿勢がどんどん良くなっています。中学生になってからの成長が非常に楽しみです。小4は最終単元の直方体と立方体の導入。彼らの非常に良いところは指名されたら必ず答を何か言うところ。逆に小6では間違えてもいいから発言することの重要さについて話した直後でしたので、積極的な姿勢が目立ちました。

 夜は中2社会。テスト直前の菫・茨田・鯰江を中心に確認しましたが、かなり不安がのこる状態でした。今後の追い込みに期待しています。中1は緑IHが480点宣言をしていたので結果報告が非常に楽しみです。

 昨日、書き忘れましたが緑SEISが公立問題にチャレンジしその後、2人揃ってお手伝いをしてくれました。とても助かりました。ありがとう。

2022年2月16日水曜日

2/16の出来事

  今日は中3が懇談会で早く来れるので4時から開始。国語社会数学C問題チャレンジ。久しぶりに緑SE、ISも参加していました。歴代最強問題の数学平成29年度で緑HAは7割超え。当時の大手前文理学科ですら30点台続出で20点台や10点台まで多数存在した難問です。これを意識して中1から特進数学をしてきたのですが、私の想定をはるかに上回る成長に舌を巻いています。授業後は笑い声が絶えず、楽しくハイレベルな勉強ができているのが良いですね。受験生独特の緊張感もありつつ集中して長時間頑張っています。

 中1数学は過去問チャレンジ。中1最大の山場である図形です。予想よりも悪くない結果でしたが、若干名が公式を覚えていなかったので軽く注意しました。作図はやり方を知っているだけで書けるものは出来て欲しかったのですが、少し怪しかったのでこれを週末までに出来るようにしようと思います。旭東MTが色々成長の跡を見せており、菫OMは少し危機感を覚えているのか以前よりも前向きに取り組んでいます。

私立高校受験を振り返って

 今年は昨年達成できなかった「第一希望学科で全員合格」を果たせました。これで過去4年中3年は達成しています。また、成績優秀特待生は過去最大の7割以上です。ひとえにみんなの努力を嬉しく思います。高校は大学と異なり行き直すことが難しいところです。偏差値で選んだり、自分の学力の偏差値10上を目標にして公立選びをすると高校合格がゴールになってしますこともあります。だからこそ進路指導にはかなり力を入れています。ご家庭の教育方針と何よりは本人の意思が重要です。大学進学で公立に行きたい学校がないなら特待生で私立高校の上野の学科に入学し、必要なら予備校に行けるよう準備しておくのがベターだと思っています。

 名前で高校を選ぶと何もしてくれないのでがっかりすることもあります。顕著なのが清風や明星でしょう。入口の偏差値は高いですが、面倒見は公立並みです。また、上の学科だけ力を入れているところが大半で、下の学科で面倒見が良い学校はごくわずかです。偏差値60なら有名高校の下の学科より高校としては1ランク下でも特進クラス級に在籍し面倒見の良さを享受するほうが良いと思います。

 もちろん、本人の希望が一番なので例えば看護師になりたいから看護科のある高校を選んだり、農芸高校のように特色の強い高校に行きたいのであれば全力でそれをバックアップします。一番ダメなのは何となく公立高校の普通科を選ぶことです。最も何も伸びない選択肢になるでしょう。

 だからこそワンセではみんなの性格やご家庭の方針を充分把握し、様々な情報を提供した上で決定してもらいたいと考えています。今年の私立高校結果はそんな観点からも満足に近い結果でした。足りないのは全員が特待生レベルになれなかったことです。

2022年2月15日火曜日

2/15の出来事

  中2ではチームAという英語理科の自習形式の復習時間があり、例年プラスアルファの自由参加で足立が管理しています。毎年区切り毎にテストをしており、トップレベルの子はもれなく参加しているものです。その結果が切磋琢磨しており面白い状況。前回は英語で緑IMがトップ。文理学科合格レベルの子たちを上回り、今回も一問差でトップ緑YJに次いで2位。理科では緑MRがトップで、2番はこれまた成長著しい緑AA。数学ダントツトップの緑SSは両方4位でした。彼が出来ていないというより底上げが凄いというべきでしょう。私は、全生徒平均が気になるので上から下まで見るのですが、最下位レベルが過去の文理学科合格レベルの子と遜色ない仕上がりなのが喜ばしい。足立によると、それでも中1のほうがクラスの理解度は良いみたいなので今後の伸びが楽しみです。

 中3は毎日国語の書き物をしています。記述対策ですが、緑HAはほぼ及第点を取れる状況。ちなみに緑MYと並び公立過去問国語満点でした。数学でもMYは満点、HAが一問間違いでした。ここ最近元気のなかったMYは私立高校合格で少し柔和な表情をするようになりました。緑OAは素晴らしい記述力を発揮し場を盛り上げてくれました。緑MSは記述と暗記の追い込みに余念がない状態です。

 

2022年2月14日月曜日

2/14の出来事

  今日はバレンタインデー。皆様ありがとうございました。何人かはメッセージもつけてくれていました。直筆の文字は温もりがあって幸せな気持ちにさせてくれますね。また、鯰江KNは敢えてコーヒーのプレゼントで女子力向上に舌を巻きました。覚えたのはメイクだけではなかったようです(笑)

 授業は小5算数から。ここ最近MWが急成長しています。落ち着いて考えられるようになり、かつ課題であったスピードもかなり速くなりました。TT、UMも良い感じで安定しています。みんなの出来を実感し新入生SUは少し焦りを感じているようです。

 ちなみに3連休は受験生が勉強三昧。緑OAが初めて国語でトップになりました。緑HAは悪くない状態をキープしています。緑MYは少しリラックスして取り組むことが必要です。焦りすが空回りして更に自分を追い込んでいるように見えます。過去問結果や私立高校の結果も素晴らしかったのですから、もう少し頑張っている自分を褒めてあげましょう。緑MSは得手不得手がかなりはっきりしているので得意教科は取りこぼさず、伸びしろが残っている教科を1か月で仕上げていきましょう。

 月曜日の夜は中1国語。先週に続き「少年の日の思い出」をしました。最近、国語では緑OYが良い読解力をしています。国語以外でも発想が良くなってきています。しっかり頭を使い続けた成果ですね。

2022年2月13日日曜日

続・私立高校合格速報

  2/13朝10時緑HAから無事吉報が到着!!その後、昨日より一日千秋の思いで待ち焦がれていた吉報が緑MYから!!いずれもが成績優秀特待生で進学校でのそれは文理学科受験でも上位の実力があることを意味し、偶然ではなれません。その後、鯰江KN、緑SEからも吉報!!大阪府私立高校は無事全員廻し合格なしで合格できました。昨年は若干名の廻し合格がありましたが、過去4年中3年は廻し合格なしでの朗報です。また、成績優秀特待生は過去最高の7割を超えています。卒業の挨拶に何人か来られて最高の笑顔が見れ、今までの苦労が吹っ飛ぶほどの充実感があります。

 先日、卒業生に「生活がマンネリ化しないのはどうしてか」と聞かれました。少し返答に悩みましたが、その答えは「子どもたちとの出会い」だと気づきました。その卒業生も母となり子育て奮闘中です。きょうだいがいればわかりますが、子どもの性格はみんな違います。同じように育てても性格は異なり、模範解答は存在しません。教えることも人相手なので同じです。集団授業ですが、ひとりひとりを見て解答を探っています。縁がありワンセに来てもらえたなら全力で応えるつもりです。

 しんどいことも多いワンセでみんなと共有した思い出はプライスレス。手がかかる子が多いですが、面倒くさい子は好きなので日々喜怒哀楽があり楽しんでいます。「やりがいがある仕事」と言うには言葉が軽すぎるので、好んで使いません。普段はやりがいよりも思い通りに全員の成績が上がらないストレスのほうが圧倒的に大きいです。それでも合格報告の笑顔は全てに勝ります。今も、3連休長時間ここで受験勉強をしている彼らを横目に、全員合格&高得点に頬を緩めています。

 怖い先生を演じて数十年が経ちました。「先生」という仮面を外せば争いを好まない好々爺に近づいています。スタッフやOBには父とおじいちゃんの間のような感覚です。引退の時期の一つの目安が「子どもたちはしてはいけないことをしたときに叱れなくなったとき」というのがあります。コロナ禍で自分のモチベーションの低下を案じていましたが、時流に乗りつつ厳しい先生・塾であり続けたいと再認識しています。全力で指導した先に最高の笑顔が待っているのですから。

 

2022年2月12日土曜日

私立合格速報

 2/12(土)吉報の第一号は緑IS。上の学科で順当な合格報告!!次は鯰江SM。当日順位10%以内合格の成績優秀特待生です!続いて緑NM。こちらも同じく当日上位10%以内の成績優秀者!!その後、緑NW、AK、NRからも第1希望の学科で合格報告がありました!!更には鯰江FIからも成績優秀特待生の吉報!!午後は緑MSが第一希望学科での朗報!更には緑OAが成績優秀特待生の吉報!!過去最高の成績優秀特待生(名称は高校によって異なる)になりそうな予感がする幸先の良い日でした。ここまで特待生制度がある高校受験者の特待生率は8割弱です。もちろん、廻し合格なしです。

 ちなみに、2月に入り卒業生から披露宴のお誘いや出産報告など明るい報告をたくさん受けて、嬉しさを感じる日が多いことに幸せを感じています。

2022年2月9日水曜日

2/9私立入試前夜

  明日のために鍛え続けてきました。勉強への姿勢を最も注意された学年でしたが、受験生になってからは放っておくといつまでも勉強していて私を返してくれない子たちになりました。最も手間のかかった学年かもしれません。鯰江中学の子たちは一括りにして何かと話題になることが多かったです。そんな鯰江中の子たちの精神的な成長ぶりに本当に目を細めます。スタートを切るのが遅かった分、ラストスパートはよく頑張っていました。

 ワンセは例年通り胸を張って「全員中学生の間は全力で勉強を頑張った」と言えます。10年経ち20年経ってお母さんになっても「お母さんが中学生のときは勉強めっちゃ頑張ったんやで」と子どもにドヤ顔で言えることでしょう。コロナ禍でも勉強を止めずに最も休みが少なかった昨年、そして志望校決定が遅かったことから早めに多くの話をした今年。11月の五ツ木が終わってからの伸びが今年は素晴らしい。それなのに客観的なデータとしては出てこないのが残念です。みんなに「トップ合格してきてね」と声掛けをしましたが、割と本気です。王道で上位になってきて欲しい。

 ちなみに今年の専願率は75%です。明日からは公立対策ががっつり始まり国語の時代が始まります。そう、書き物三昧です。最低毎日1本のペースで書く予定なので、公立入試は書きもので差をつけます。

頑張れ!受験生!!

2022年2月8日火曜日

2/7.8の出来事

  私立高校入試を控えて嬉しいことがありました。まず、卒業生の来訪。甲子園出場を果たしたKSが進路の報告をしに来てくれました。爽やかで落ち着いた雰囲気に目を細めました。もう一つは28年前の教え子が縁あって知り合いと私の話題になったことです。すでにアラフォーで、私が授業したのは短期講習会の数回のみ。わずか数回した授業していないのに覚えてくれていたことがとても嬉しいです。先生と呼ばれるようになった頃に心掛けていたのは「あの国語の先生」と呼ばれ、名前を忘れられるようにならない授業をすることです。若手講師時代で週20コマこなすことに必死だったので、覚えてくれていたことに喜びもひとしおです。

 さて、月曜日は小5算数から。復習モードに突入です。立体のイメージはこの学年には難しい。ただ、先週「方眼紙で組み立てたらイメージしやすくなるよ」と言ったことを実践してくれた子がいなかったのは残念です。理系に進む子はこの言い方でチャレンジしますから。その後、中1国語で「少年の日の思い出」のあらすじ確認でした。未だに「不思議な宝物の蝶を盗まれて破損された被害者が悪く書かれ、盗みを犯し、謝罪して冷淡に接され加害者が可哀そう」という視点で書かれていることに違和感を覚える話です。合間に中2の一部の子と個別に少し話しました。緑IRは褒めました。塾ではあまり褒めらることがなかったのですが、彼女の姿勢(性格)は本当に素晴らしい。そんな話をしました。

 火曜日は受験生と私立前最後の国語。伝えることはある程度伝えてきたので少し感傷的な気持ちです。この学年は勉強以上に精神的な成長を感じる学年です。そういう点ではワンセで良かったね、と思います。「ルールを守る」「周りを見る」「空気を読む(気遣いをする)」「全力で勉強を頑張る」ことに例外を出さずにやって来れた彼らは社会に出てから大切なことを鍛えられました。コロナ禍で勉強を止めず、気持ちを切らせることなく努力してきたことはこのご時世、非常に重要なこと経験したと思います。


2022年2月6日日曜日

卒業生へ~贈る言葉③~

 緑AK

 塾ではあまり目立たない存在だった。志望校が決まり自分なりの努力は継続できている。悪くない。それでも物足りない。

 言われたことはそつなくこなし、はみ出したこともしない。ネガティブすぎることはない。2年間通塾し期待値ほどの伸びがあったのか、自問自答し答えはわからない。

 高校では勉強の計画を自分で立てなくてはいけない。周りがしていなくても自分の意志で勉強をするのか案じられる。受け身なので「課題」に対しては問題ないが「問題探究」することを強く意識してほしい。

鯰江SM

 言動のボーダーに個人差があることで葛藤する時期もあった。小学生までは思ったことを何でも話して許されることも多い。

 中学生は微妙な年齢で精神的年齢の差が大きい。ストレートに言動すると無用のトラブルに巻き込まれることもある。様々な経験から習得したものがある。学生に許される特権は失敗しても良いことだ。

 失敗から多くのことを学べる。自分の性格で嫌なところを感じたら、それは成長のチャンスだ。自覚があれば何でもできる。

鯰江FI

 生真面目な正義感はレールの上を走っている間は安全で頼もしい。若気の至りでレールにヒビがあっても突っ込むこともある。

 大切なのは正しい軌道に戻ることだが、大人でも難しいこともある。また、自分の中の正義が世間に認められないときもある。そこで取捨選択しベターな言動を模索する。模範解答はなく、相手やシチュエーションによって対応は異なる。

 多感な時期に感じたことは大きな財産だ。された嬉しかったことは伝播し、嫌だったことは反面教師にしよう。

 緑NR

 マイペースで周りが見えにくくなることもあった。言霊があり、何気ない言動が相手に思いもよらない結果になることもある。

 それは価値観の相違があり、意識できる年齢にかなりの個人差があることに起因する。価値観は千差万別で相手を否定しない。自分の価値観が通じないこともグローバル社会では翌る出来事だ。

 違和感レーダーを敏感に発動させ、検知したら分析する。そのためには多くの人と接触し、考えることが肝要だ。

 緑SE

 純粋で受け身。頼まれたら嫌と言いづらい。勉強よりもそのことを強く案じた。Noと言えるよう成長してもらいたかった。

 果たして私には言えるようになった。他の人にどれだけ自分の意思を言えるのかは非常に重要だ。上手に自分の説明できず自分の言葉を探してるいる間に押されても「No」はきちんと伝える。

 それだけ出来るようにずっと願っていた。これからは直接成長を見れない。だから、忘れず意識して欲しい。


 


2/6の出来事

  今日は私立前最後の日曜日。このメンバーでする私との最後の数学が終わりました。近大付属校の過去問で結果は緑HHISが満点。緑MY、MS、SEが一問間違いでした。1時半に始まり6時には解説が終了。その後、いつ帰宅してもいいのですが止めるまで誰も帰りません。この学年は最も退塾勧告者が多かったです。その理由は自習室での私語、宿題のルーズさ等でした。復習して自分のものにする習慣がなく受験生になった彼ら。

 例年以上に案じていたのに、いつの間にやら歴代でも最も長時間自習室を利用する学年に成長しました。果たして近大付属高校の過去問での高得点は嬉しさ以外の何物でもありません。復習の大切さを懇々と解き続けました。懇切丁寧な解説は一部の子にとって思考力の低下につながることに気づき、避けています。するとテストが終わると勉強の話が聞こえてくる機会が増え、解説が終わると理解できた子が先生役になってみんなに教えるワンセスタイルが継承されています。人に教えることで自分の頭の中が整理できるのでwin-winの関係になっています。

 今日のブログは「コロナ禍で頭を使わなくなった子どもたち」という内容にするつもりでした。そんなことを差し置いて受験生の成長ぶりが本当に嬉しく思っています。

2022年2月5日土曜日

卒業生へ~贈る言葉②~

  緑IS

 数学的な閃きはあるもののそれを使いこなす語彙力に欠ける。口下手で自分の思いや考えを伝えることが上手にできない。

 受け身気質がそうさせているのかもしれない。ただ、何かを始めるにはモチベーションが必要だ。そのためには自分で試行錯誤するところから始める必要がある。指示されたことを実践できるのは素晴らしい。

 でも、自分の考えで決めたゴール目指して紆余曲折を経て得れる経験値はかけがけのないもになる。

 鯰江KN

 最も精神的な成長をした一人だ。因果応報を良くも悪くも経験した。善行は称賛され悪行は千里をを走る。良い経験だ。

 大人になってから振る舞いを間違えると注意はされずに人が離れていく。学生の間は気づかなくても「卒業」の度にリセットされ新たな人間関係からスタートできる。つまり、やり直しができるチャンスが多い。

 多くの約束をし、無事にワンセを卒業する。中学生の間に気づいて成長できたことは人生において非常に大きな財産だ。

 緑NW

 様々な変化と戦った中学生時代。やりたいことを充分に出来ないもどかしさを充分に感じた時代でもある。

 やりたいことを実践するには心身共に健康であることが必要な場合が多い。自分の身体は自分で気をつけて労わらなくてはいけない。世間の最大公約数が自分にあてはまるとは限らないからだ。

 高校生になったら視野を拡げてやりたいことを探そう。そして、一つのことに絞って探究して何かを究めよう。

 茨田FN

 中3の冬になって覚醒し、出来ることが飛躍的に増えた。その一つが集中力の持続だ。高校生になってから大きな武器となる。

 今と同じ努力を継続したら、3年後には将来なりたい仕事を具現化する最良の進学先を手に入れられるだろう。遠路はるばる今福まで通塾してくれたのだから、それなりの成果を出さないと申し訳もたたない。

 努力を継続できたら今まで見れなかった新しい景色がストレスの向こう側に見えてくる。努力した人にしか見えない「向こう側」だ。

 

最近の出来事

  いよいよ私立入試5日前になりました。例年だと緊張感があふれるのに今年は程良い緊張状態が継続しています。ここに来て茨田FNが急成長しています。トップ合格が現実味を帯びるレベルです。ちなみに中1中2は五ツ木の過去問をチャレンジ。中1数学は緑IHが暫定トップ。暫定…そう名無し君がいました。名無しは0点なのですが、もし名前を記入していたら最後に名前を呼ばれるはずだった緑TH…ちなみに先週行った国語では緑OYがトップでした。来週は社会にチャレンジする予定です。中2数学は緑SSがトップ。1問間違いで満点ならず。

 小学生は6年生にもう少し目の輝きを期待しています。少し惰性で過ごしている感じがするので来週は少し将来について色んな話をしようと思います。強制させられる勉強ではなく主体的な勉強をして欲しいです。ただ、ワンセには勉強しないという選択肢は存在しないので、最低限度の課題はきちんと与えて管理します。

 この後、贈る言葉シリーズがあるのでこの辺で…

2022年1月31日月曜日

最近の出来事

  オミクロン株が猛威を奮う中、様々な議論を呼んでいます。近隣でも塾内でクラスターが発生していますが「感染対策をしていたのに」と言い訳していて苦々しく感じています。ワンセではコロナに感染しているかもしれない、でも感染拡大防止に尽力するという方針を掲げて変更していません。また、一番最初に対面授業を止めない方針を掲げたのも然り。当初はワンセで第1号の感染者が出れば廃業する覚悟でした。今でも絶対にクラスターを発生させてはいけないと強く感じています。学校の給食でも思うのですが、子どもたちに小さいルールを守らせることが出来ないのに大きなルールや面倒な事を徹底できるわけありません。隣席で短時間の一緒にいただけで感染したと聞きにわかには信じがたいです。

 さて、最近の小学生。4年生はできることが着実に増えたものの、忘れていることもあるので適度な復習と共に最後の単元に入ろうとしています。4年生は算数が「得意・好き」から「わからない」への転換期。「大きな数」「小数点・分数の計算」など単元毎では理解できてテストでは悪くない点数を取っていても、定着せずにルールがごちゃごちゃになりがちです。適宜復習することで定着を図ります。

 小5はいよいよ最終単元の「立体」である円柱などについて導入。展開図から出来上がりをイメージするのは中学生でも難しいです。正直、この単元は分からないと言われたら「仕方ないよね」と答えています。イメージできないものは努力では何とも難しいです。方眼紙などで実際に書いて組み立てるのが一番早いことを説明しました。家で実際に切ってくる子は将来理系選択をする確率が高いです。

 小6は基本の定着が終わり、いよいよ中学生になろうとしています。2月からは少しずつ中学生内容の導入をしていきます。今年は地理・歴史から少しずつ興味付けの授業をしていく予定です。中学生になってからのことを強く意識して学習習慣の定着が最大の課題です。

 中1は落ち着きました。ようやくです。勉強のレベルアップのみを図れるようになっています。そろそろ特進数学の再開を視野に入れており、学年末ですが自己ベスト更新が何人出るのか楽しみです。

 中2は全体的に落ち着きを見せ、できることを増やしたい子たちが集まっている状態です。補習も楽しそうに参加し上位の結果も緑IMがトップになったり刺激的な状況になっています。授業後には苦手な社会も98点を超える宣言。緑YJは学年トップを虎視眈々と狙っています。まあ、若干名の乗り遅れが少々気がかりではありますが…

 中3は後日詳しくアップします。

 

2022年1月25日火曜日

最近の出来事

  今は授業後。いつものように笑い声と共に教え合っている姿が見えます。思い起こせば中3の2年前はルール遵守ができないことが多い状態でした。自習中に雑談をして大雷を落とされたたり、小テストの満点への道のりが遠かったり。そんな彼らも受験生になり休憩時間を忘れて黙々と勉強している姿が日常です。こちらが止めなければいつまででも勉強している雰囲気です。

 そんな伝播を継承して中1もまた授業後に教え合う姿が増えています。同級生のワンセ歴の長い先輩が新入生に色々ルールや勉強を教えるのは定番です。受験生もですが、勉強が終わった後の笑顔がとても良いなと感じています。その雰囲気はテストが終わった瞬間の達成感とは少々異なり、どちらかというとテーマパーク帰りの笑顔に近いです。

 チラシの塾長からの一言に書きましたが、ワンセの自習室の充実具合は本当に素晴らしいと思います。そこにいる全員が集中して勉強している姿は壮観です。コロナ禍の影響でendlessの開始時刻を昼からにし、夜休憩も廃止。終了時刻は空腹または集中力の限界がきたらということになっています。それでも前述のように止めない限り勉強している姿が見えます。

 そろそろ終わろうとかと思ったけれど、周りが集中して頑張るからもう少し頑張る。そんなワンセの伝統が進化しつつ継承されている雰囲気を嬉しく思っています。

2022年1月22日土曜日

卒業生へ~贈る言葉①~

  鯰江NR

 三姉妹の末っ子。初めて見た日から様々なことを案じて来た。それでも卒業できることをとても嬉しく思う。

 理性と野性のバランスでどちらが勝つのか意識しなくてはいけない中学生。楽なほうに流されたくなり、誘惑に負けそうになったり愚痴ってみたり。それでもワンセで最後まで在籍し努力を継続したことは大きな糧となる。

 ルール遵守に厳しいコミュニティはどんどん減少している中で、社会に出ると非常に大切なことを会得した。その経験を社会に出てからも覚えていて欲しい。

 茨田北KM

 ワンセ歴が最も短い。コロナ禍でみんなが試行錯誤する中、吹奏楽部で皆を鼓舞してきた。引退は最も遅く再始動は最も早い。

 引退後は勤勉だ。部活で推薦をもらえると油断する子が多い中で自分を追い込み努力する姿は非常に頼もしい。自分に厳しくできる人はこれからも成長できる。目的意識を自分で探せたこも素晴らしい。

 唯一心残りなのは会話した時間が最も短く、性格や思考において未知なことだ。もっと上手に甘えれば良かったのに。卒業してもいつでもふらりと来たり連絡して色々教えて欲しい。

 緑NM

 6年生で初めて見たとき、年齢以上の幼さを感じた。補習の多さにくじけないか常に気にかけていた。

 いつから敷かれたレールを決められた通りに歩むことから、少しずつ自分のペースを探すように成長した。勉強では出来ることが増えた。志望校選びでは勉強を前提とした将来を考えている姿に目を細めた。

 高校生になると本気で勉強しろと誰も言ってくれなくなる。何か道を踏み外しそうになっても然り。今まで叱ってくれた人がどんなことでそう言いったのか、時には思い出して欲しい。

2022年1月14日金曜日

オミクロン株

 保健所の方と連携し、独自の感染拡大防止に努めています。連日、過去最高感染者数を更新していますが、保健所の方曰く「オミクロン株の初期症状は喉痛・発熱・咳」とのことです。比較的軽症者が多いらしいですが、デルタ株も同時流行しており検体検査が追いつかなくなり始めているとのことです。既に小中学校の濃厚接触者認定は学校内で実施することになっています。予想通りきちんとヒアリングして濃厚接触者認定している学校と、きちんと行っていない学校に分かれています。

 そんな大変な状況で苦言を呈したいことがあります。最も感染拡大の可能性が高い「マスクなしで飲食と同時に会話をすること」に対して指導できないことに対してです。給食中、先生がいない状況の学校もあります。先生がいるのに平気で会話する子に対しては厳しい措置を取って欲しいです。陽性者が給食中にマスクなしで離れた席の子と会話していても濃厚接触者なしにしている現状はいかがなものかと思います。

 濃厚接触者なしと軽々と発表する事の重要さを重く認識していただきたい。校内感染が拡がれば家庭にも大きな影響を及ぼします。飲食店のみにならず様々な業種において死活問題になることもあるのです。濃厚接触者に認定されるとPCRが陰性でも家族も自主隔離2週間を勧告されます。「勧告」は勧められるという意味で法的拘束力はありません。ただ、自主隔離を決めると仕事や学校を2週間休むことになり家族にとって大きなことです。ちなみに、潜伏期間が3~4日と言われるオミクロン株で2週間の隔離は既に現実に即さない方法で、吉村大阪知事は国に5日間を提唱しています。そして、このブログを打っている最中に国は10日間に短縮することを発表しました。

 最近はルールを守らない・守れないことすら個性として認める「お子さま主義」が目につきます。小さいことを見逃してきたので、大きなこと(コロナ感染拡大防止協力)ができないのです。「わがままを言えば」「泣けば」「ゴネれば」妥協する世の中(大人)にしてはいけないと実感しています。子どもは常に大人の「本気」を見ています。

 

2022年1月4日火曜日

謹賀新年

 今年もよろしくお願いします。

 ワンセは創立21年を無事に終えようとしています。以前、上沼恵美子さんがおっしゃった『「ありがとう」の反対語は「当たり前」』という言葉が反芻(はんすう)されます。好きなことを仕事にできているのは幸せであり、ありがたいことだと感じています。これが「当たり前」と感じたら天狗になっているということなのでしょう。

 子どもにとって「ご飯が用意されている」「着る服がある」「塾に行かせてもらえる」ことは当たり前ではなく、感謝の対象です。かつて、親の子への愛は無償であり無尽蔵だと思っていました。過去形です。我が子でも、我が子だからこそ、愛情に対する感謝の気持ちを持たず当たり前と感じる姿を見せられ、反抗期という名目で罵詈雑言されれば親の気持ちもいつかは切れます。

 普段は反抗しても強い愛情で守られる子ども。ところで、母性の不満はグラスに例えられます。子どもから受けた良くない言動に対する強い耐性が母にはあり、それがグラスの容量です。感謝の言葉や心遣いを受けるとグラスの容量は更に増えます。一方で、傷つけられると不満がグラスに溜まり続けます。そして、ついに溢れると元には戻りません。ごめんなさいの一言で容量は少しだけ増えますが、リセットされないのが特徴。子どもはごめんなさいでリセットされたと勘違いしがちです。あくまで、容量がほんの少し増えただけです。

 いつまでもわがままが許される理由はありません。気がついたときに受けた情を返さなければ、後悔する結果になることもあります。小中学生は金銭的なお返しはできないので、言動のみです。感謝の言葉を口に出す、普段頼まれる家事などを言われる前に行う、などでしょう。カップルでも夫婦でも共通です。

 いて当たり前と思わずに言動で表すのが大切ですね。「ありがとう」と「ごめんなさい」を誰にでも直ぐに言えれば大きなトラブルになる可能性は低くなります。言霊とは良く言ったものです。