2022年7月30日土曜日

最近の出来事

 全国学力テストの結果、大阪府は全国ワーストの汚名を完全に払しょくすることはできませんでした。これは、毎年小6、中3の国語・理科・数学(算数)を対象に行っているものです。ただ、沖縄に次ブービー争いを続けていた頃よりは少しマシです。それでも小学生理科がワースト、その他教科も下から数えて数番目なので大阪の学力の低さは目立ちます。政令都市(人口50万人以上の市)のデータでも大阪市は小学生の3科目合計でワースト、中学生は辛うじて北九州市に次ぐブービーの可能性が高いです。学力が際立って低い区があることが大きな原因です。また、府内でも学力差が激しく著しく低いエリアによって平均点を下げられています。

かつて、橋下政権下で学テを内申資料にした年があり、その年だけ大きく平均点が上がりました。つまり、モチベーションで点数は大きく変動するということです。過去問を解いていても気持ちが入っていないとミスや復習不足が目立ち、それを注意するとその次のテストでは平均点が10点ほど上がります。宿題や課題もこちらが細かくチェックしいてるときは丁寧にしてきますが、少し管理の手を緩めると子どもたちはすぐに手抜きします。

さて、今日は受験生の出来事が中心です。ここにきて緑SSがようやく悪くない結果を納められるようになってきました。数学の演習ノートは緑KTが最も良いです。天狗になったのか、土曜日の過去問結果は歴代平均を下回ったのは彼らしいところ。緑OYが着実で出来る問題を増やし、力をつけています。地道な努力の継続が実を結んでいる真っ最中です。数学では緑MR、鯰江TRの解答用紙に良いものを感じる機会がしばしばあります。まだ結果には出ていませんが、今の姿勢を継続したら11月ぐらいには良い思いを出来そうな子も目立ちます。


2022年7月27日水曜日

最近の出来事

 暑い熱い夏期講習会の真っ最中です。夕立(?)はあるものの暑さにやられそうです。そんな中、ワンセの講習会も真っ盛り。

まずは小学生。5年生は小数点の移動があやふやになる時期です。小数同士の割り算を習うと小数点のルールがぐちゃぐちゃになっている子が非常に多いです。計算特訓をすると、それが顕著にわかります。掛け算・割り算が混じり、四捨五入・あまりのどちらでもとめるのかを考え、使いこなせないと間違います。1回目は正答率が半分を切る子もいましたが、後半では10問中1問間違えるかどうかまで正答率が上がりました。5年のこの時期に頭でしっかり理解できていないと6年生以降で大きくつまずくきっかけになります。厄介なのは学校は単元ごとのテストなので、その時々では悪い点数にならず、高学年になってから「小学生のときはできていたのに」となるパターンです。

6年生も同様に計算特訓中です。7/27(水)からTTの要望により(?)計算のレベルをあげることにしました。中学受験レベルで難問ですが、TTは初日から全問正解がありました。このレベルのノーミスはかなり立派です。全3回中TTUMがノーミスがありMOはしり上がりにミスが減りました。短期ですが、講習会の手応えを5年生同様感じています。

中1は方程式の文章題をしました。数学では( )の使い方についてよく話します。小学生の頃は( )の中を先に計算することしか習いません。使いこなすことによって、解法の解説や証明では非常に有効的です。逆に数学が理解できていない子ほど( )のことを意識しません。「答えは同じだからあってもなくてもいい」と思っているのでしょう。どうしてその式を導いたのかを相手に伝えるときにシンプルで便利なものです。ちなみに緑ISは常に意識しているようで今後の伸びが楽しみです。あとは上手に説明できれば完璧ですね。「なぜ」を大切にしてきた子には当たり前でも逆の子には難しい話です。使いこなせたときに役立つのは高校生や大学生になってからですが。

中2特進数学を夏から開講し関数の応用問題をしています。緑IHOYは順調に出来ることを増やしてきたようなので、これからは応用・発展へとつなげていってください。緑TSは姿勢も集中力も努力も申し分ないので、あとは結果を出すだけです。社会では良く話を聞けています。小テストの結果も悪くありません。上を目指すと物足りないですが「最低限度」のレベルは高いところでクリアできています。

中3は勉強している組とそうでない組の差が日増しについています。復習と間違い直しの重要性を説いても全員には伝わっていません。今までは間違い直しの確認(演習ノートのチェック)はしないと言っていましたが、大人気の関大北陽やとんでもないレベルの公立を志望校している人が多いので、管理することにしました。数学は出来てきたので、明日からは社会の演習ノートの提出も義務化しようと検討中です。菫MNを数学で褒めようとした日に国語でとんでもない点数をとったので±0でしょうか。緑OYが高めで安定した結果を出しており、ここにきての成長を感じます。ちなみに数学の演習ノートは意外なことに(?)緑KHがダントツで良い勉強結果を残しています。

2022年7月25日月曜日

高校レポート~前半を振り返って~

 一学期に訪問させていただいた学校は良い学校ばかりです。数値も安定して3以上のところでした。9月からはお勧めしていない学校にもお邪魔し、改善されてるかどうか見てきます。

そんな高校レポート総括です。今年は大阪国際(旧大和田)の成果が目立った年でした。反面、高校レポートでは触れていない(固有名詞では書きにくい)こともあり、まとめてアップしようと思います。コーチング理論が自己責任という言葉を耳にする機会が増え、先生の立ち位置について考えさせられることが多かったです。子どもを指導できない環境・先生になりつつあるのでしょう。

責任を持って自分の仕事をすることを放棄している教育(学校)現場ってどうなんでしょう。成績が伸びないのは勉強しない生徒の責任、和を乱したり、協調性がないのも然り。それどころか、挨拶をしない先生までいます。先生から勢いが消え、授業をするとき生徒を見ず、アンケート結果と体裁を取り繕うことを大切にし始める状況。もちろん、全先生がそんな状態ではありません。でも、先生に問いたい。「どうして先生になりたいと思ったのですか」妥協して賃金のために働く人でいてほしくありません。何より、授業に誇りをもてるよう常に最新の知識と教え方を考える存在でいてほしいです。

どんな進学校の授業を見ても刺激は全くありませんでした。少なくとも塾にとって脅威になる授業をしている学校や近い将来そうなる可能性がある学校もありません。かつての大阪国際大和田や啓光学園で感じた「こんな授業をする先生が増えたら塾業界はいらなくなってしまう」と強い危機感を覚えたのと対照的です。

魅力のある授業を目指さず(行わず)「主体性」「コーチング」「自己責任」という言葉を聞くと寂しい気持ちになります。うちは大学生であっても自分の担当教科の成績は責任を持っています。社員はもちろん更になる責任を持って指導しています。最終責任者の私は「志望校全員合格」「絶対全員成績アップ」にこだわり実現できないのは塾の恥だと思って指導しています。授業にプライドを感じる先生が高校現場から非常に減ったことを憂います。反比例して高校生の通塾率が上昇しているのでしょう。私立高校で予備校なしの現役進学を本気で目指す高校の出現を待っています(今はない)。

2022年7月20日水曜日

最近の出来事

 梅雨明け宣言は早すぎると思っていましたが、海の日前後は雨が多いというのは変わりありません。そんな中でも新型コロナが最速で拡大しており対応にバタバタしています。先週末は地元で縁日が開催され賑わっていたようです。お祭りは心が躍りますね。大半の子が行ってきたようで、思い出が作れて良かったです。

さて、小学生の出来事から。小5算数は約分までを終えて復習モードに入ります。小数÷小数は鬼門で、マメに復習しないと小数点の移動のルールを間違えてしまいます。夏休みは復習のために5年生の一学期までの内容を三周したいと思っています。ここまで勉強以外が楽しくなり始めたMEが少し勉強に向かい始めました。小6算数も同様に計算特訓&復習モード。例年ならほとんど全員が正解する10分10問の計算問題の正答率が低いのが気がかりです。図形はそこそこできるのにミスが多いのは、入試で大きな問題になります。今夏で何とか精度を上げていきたいところです。

中学生は国語の長文に力を入れていきます。とはいうものの、時間に対して結果が一番伴わない教科です。でも、本当に今の子は文章を読む力と書く力が大幅に低下しています。SNSの普及により、接続詞がない美しくない日本語ばかりを見ているのと、相手に見られる文章を書いてこなかった結果です。読解問題をしていても文章を読むのではなく、設問と似ているフレーズの単語を探す作業をしているだけで頭を使っていない子が急増しています。中1では考える力を養うために解説に割く時間を大幅に増やし、詳しく説明しています。受験生のようにテクニックを教えるには至らない読解力のため、ここまで噛み砕いた説明をしないといけないのか、と実感しています。ただ、解説中のみんなの頭の中は見えません。しっかり考えている子は受験生までに大きく伸びると思います。考えずに聞いているだけの子には何のプラスにもならないでしょう。できるだけ授業に参加してもらうため、指名や挙手は多めにしています。どれだけ理解力が増えていくことやら…。

受験生は過去問チャレンジ中。数学力は本来あるはずなのにトップ層が軒並み例年の平均点を取ることに苦戦している最中です。ここまで解いた中では緑IM、IRという二人のIのみが及第点を一回ゲット。その他はミスが多すぎて実力を考慮すれば全くダメな結果が続いています。例年よりも早めに入試対策に入れたので、これからしっかりと力をつけていってもらいます。数年ぶりに標準数学を見ていますが、次回予告したわずか1つから3つの公式を確認して来ずに問題が解けない子がるので、こちらも塾で復習をしてもらうようにします。


2022年7月9日土曜日

最近の出来事

 今日(これを打った日)は七夕です。雨の日が多い7月7日ですが、今年は無事に会えそうですね。ただ、非常に暑い…そんな中、ワンセでは絶賛懇談会の真っ最中です。今年の受験生はエスカレーターで上がれる付属高校が大人気。その代表である関大北陽と近畿大学付属ですが、なかなか簡単ではない高校です。ワンセに通塾しているだけでは成績は上がりません。これから本格的な努力が必要です。11月までの五ツ木・実力テストで結果が出ない場合は残念ながら志望校のチャレンジ権を失ってしまいます。部活の引退と同時に本格的なラストスパートが必要で、既に言われてやる勉強期間は過ぎています。全員に共通で出す宿題の量は中1、中2の半分になっており自分で考えてする時期です。しかし、家庭学習の不足を感じる子が非常に多く、間違い直し(演習ノート)をきちんとしてる形跡があるのは緑IM、IRの2人程度。あとは手抜きが気になります。少し早いですが、強制自習の時間を増やす方向で考えています。志望校を現在の実力以上の高校に設定している人はそれに見合った勉強を必ずしてもらわないと困るので、しっかり追いかけます。

そして、途中から書けず今は金曜日。安倍晋三元首相が襲撃されるというとんでもない事件が起こり、色々考えさせられることになりました。

前述の受験生は気になることが多かったので木曜日の夜に説諭しました。中2の授業時間が短くなったことを猛省しています。この借りは夏期講習でしっかり返そうと思います(有難迷惑説もありますが)。

木曜日の夜に説諭の流れで金曜日の授業に備えて確認しておいて欲しい公式とポイントを説明し、公式を覚えてこないと久しぶりに空気が悪くなるから、と予告して迎えた金曜日。久しぶりに落雷でした。一番人気の関北ですが、壁は高いことを説明したにも関わらず特進英語に参加していなかったり、公式すら覚えて来ずという子がチラホラいました。課題を伝えて主体性に任せようと思って数か月。待てど待てどモチベーションが上がらない子が多かったです。それどころか、ワンセに在籍していれば賢くなり、特待生で合格できるという根拠のない自信を持つ子もいます。これ以上、やる気が起こるのを待つと志望校合格に間に合わない時期になりました。

家庭学習(復習)の不足を非常に感じるので、これからは塾でやる時間を増やすことにします。今まで足立の教科である英語理科で週4日呼ばれているので遠慮していましたが、もうしません。標準数学は全員月木金は授業早めに来て復習、授業後は毎回強制居残り10時半まで。土曜日は例年よりも早く勉強三昧になってもらいます。自習のやりかたがわからないと言った子には演習ノートを徹底的にやってもらいます。同時に歴史の復習をこなしていってもらいます。家庭学習できる子はそれでいいですが、出来ない子は平日早めに来てスパートを駆けてもらいます。大切な11月の五ツ木・中学実力に向けて全力で引っ張っていきます。

中1中2はエンドレスの時間短縮を伝えています。受験生のようにならないか不安ですが、家庭学習できるようになることは大切なのでお試しです。2学期は様子を見て、テスト前に勉強をしてくれないようなら再考します。