2022年10月14日金曜日

理想の学校

 今年もいよいよ高校選びは佳境になっています。そんな私の思う理想の進学校をつれづれなるままに書きます。興国高校の勢いと、好文学園のシステム、大阪国際大和田(敢えて旧名)の担任力、常翔啓光の熱量がある高校です。逆説的に言うとお勧めできる進学校がありません。理由は授業が下手くそだからです。今年、秋の高校訪問の度に愚痴っているのが教授力。毎回、廊下を歩かせていただいておりますが、先生の話を真剣に聞いている生徒の割合は3割あれば高いほうです。先生は教えることの職人さんです。でも、時流からか授業を真剣に聞いて欲しいと思っている先生を感じる機会が年々減っています。正直、予備校なしで現役国公立大学に行けると思う学校はほぼ存在しません。今年、国公立大学の合格率が高くなった大阪国際大和田高校は予備校の通塾率が上がったことと正の相関関係があります。

 私が自称進学校に希望するレベルの高い要求は一点。授業を聞く雰囲気が出来ている教室作りです。本当は予備校なしで大学に合格させられない高校に目指して欲しいです。授業を聞かせる雰囲気作りは手間暇はかからず先生の熱量で決まります。

 ちなみに勉強が全てだとは全く思っていません。最も大切にしていることはいじめなどの有事があった際、真摯な対応をしてもらえることです。そして、できるだけ子どもたちに寄り添っていただき、何かありそうなときに一声かけて頂ける先生が多いところです。逆は隠匿体質な高校です。証拠がなければごまかせると思っている人が上に立っているところは嫌悪感がします。