2022年11月16日水曜日

就活

 まずESや履歴書を提出します。企業の立場で考えると、まずは面接して会ってみようと思っている会社と、ある程度絞ってから会う人を決めたいと思っている会社があります。前者は中小・零細・ベンチャー企業に多いと感じます。後者は人を選べるホワイトな大企業が多いでしょう。そんな大企業は説明会に参加するところから始まるところもあります。

 ワンセですら書類審査だけで会えない人も多数います。こちらの知りたい情報を伝えなかったり、年齢相応の最低限度の常識を知らなかったりする場合です。面接しても採用に至るケースはわずか数%。ウチは零細ですが、大手以上に人材に求めることは多いです。まずは生徒に手を出さないこと、お金に手を出さないこと、この2点で9割の人が落ちます。対照的に大阪最大手の塾で講師が生徒に手を出して警察沙汰になったり、クビにして闇に葬られたりしている事件が多発しています。この秋に顕在化したケースが目立ち、一部はマスコミ沙汰になりました。お金なら内々の問題で済みますが、生徒に何かあったら償い方がありません。

 ちなみに書類審査でお祈りメールがくる人は、期日を守らなかった・必要書類を提出していなかった・書類不備があった等々です。書類不備は応募者が書けているつもりでも募集者の望むことを書けていなかったら意味がなく、相手のことを考えて行動できない人だと判断されます。期日遅れ、必要書類未提出は圏外ですね。

 卒業生を含むワンセ生が将来無事に働いているのかどうか本当に案じられます。私は職業差別意識がありません。他人に迷惑をかけず真面目に働いて、笑って過ごせる日々を送って欲しいと切に願っています。どんな仕事でも良いので働いていて欲しいですが、福利厚生が整っていない会社は避けて欲しいです。近年、お子さま扱いが普通になり、叱られる機会がないまま大人になっているケースすらあります。件の履歴書のように就職までに身についていない知識があれば、高学歴でも面接にすらたどりつけない世の中に既になっています。就活までに知識はもちろん、一緒に働きたいと言ってもらえるように有意義な学生生活を過ごして欲しいです。