2014年9月6日土曜日

今日の出来事

旧ホームページの一番人気だった今日の出来事を復活させます。今日の出来事は

昨日、予約した花火を買いに松屋町に行き諸口へ出社。対象は難関高校を希望している子たち。夏休みには緑M・M、緑F・N、茨田W・R、茨田T・Yが毎日のように数学特訓を受けていました。元々塾内ではトップではなかったのですが、みんなトップクラスになるまでに成長し嬉しく思っています。志望校が現在の偏差値では足りない

ので始めた補習でしたが、実のあるものになったようです。次は中間テスト対策終了後に小論文対策と文理学科対策数学の補習が決まっています。志望校に全員合格するためのラストスパートですね。

6時からかっしーの補習で中1茨田T・Aと茨田北N・Mが数学を頑張っていました。その後、中3特進数学補習。線分比の応用で開明高校の定番問題です。今日、初めてこのような問題に触れる緑N・Tや茨田O・Hは頭を捻っていましたが、これがすらすらわかるようなら文理学科に塾なしでいけてしまうレベルです笑 入試からの逆算ですから、本番でできるようになるために今やっているのです。日進月歩で構いませんよ。

正規の授業では先日解いた四天王寺国語H13の解説。トップは茨田T・Yで、今福鶴見との総合トップは緑K・Jでした。小中学生にはテクニックで解いてほしくないので読解に重点を置いていますが、茨田北A・Rは語彙力不足を除けば良い感受性を発揮していました。

その後の近高数学では茨田北N・Nが安定のトップ。ここに誰が割り込んでくるのか楽しみです。特進の授業の流れを受けて「比」の単元を中心にしましたが、全体の半分がついてこれないと思いきや、諦めても良いといったにも関わらずよく喰らいついて話を聞いていました。例年よりも早く受験生の雰囲気が漂い良い雰囲気となっています。

さて、外は雨ですが明日の花火をするまでにやんでくれることを祈っています…今福駐輪場6時半前集合、またはジャンボ公園6時45分集合です。雨天延期ですが、ツイッターにて最新情報をタイムリーにアップします。








2014年9月5日金曜日

情2

今日は花火を買いに松屋町のお店へ行きました。年1回買いに行くのですが、今日は初老のオーナーさんと雑談。いつも若いお兄さんから買っているので、あまりやり取りはありませんでした。それでも「塾の先生でしたか」とお声掛けいただき、その記憶力にびっくり。神大の理系に通うお子さまの話や合格祈願に行った四方山話を教えていただきました。待ち時間に飴ちゃんもいただきました笑

こんなやり取りって和みますね。独立したとき、地元経済に貢献したくて少々割高でも顔が見える人とのやり取りをしようと思っていました。個人商店は大手と違いシステマチックになっていないので、触れ合う機会が多いです。お店が忙しい場合は多少の行き違いもあります。それでも、その人の人柄でおつきあいをしているケースが多かったです。

ただ、金額が大きい商店さんほどルーズなことが多く、クレームを出すのも嫌なので「今回は何か事情があったのだろう」と言い聞かせていました。結果、我慢をする機会が増えて、安さを優先しネットショップとのおつきあいしているのが現状です。それでも、文具や名刺、看板、花火などは馴染のお店とのおつきあいが継続しています。また、新規で何か購入や導入する場合でもお店ではなく「ヒトから買う」のだと思っており、見積もりを数件とっても一番安いところよりも2番目に安くて人柄の良さそうな方とのご縁を大切にしています。

翻って塾。子育てに模範解答は存在しないのと同様に、同じことをしてもメンタルや状況によって効果的かどうかわかりません。その中で、私が考える最善策を講じているのですが、それがベストだったかどうかわかりません。ただ、子どもたちひとりひとりを思って言葉はかけているつもりです。性格や状況によって変えています。大手塾にありがちな杓子定規的なことはしません。

全員に同じことを望むのは「平等の不平等」だと思っているからです。例えばワンセタイムという復習テストがあったとして、私は家庭学習をどれぐらい時間をかけてきたのかを重要視しています。間違えた数でその子がどれぐらい時間をかけたのかわかります。学年トップクラスの子が2問間違えれば手抜きだと思い、2回続けば注意します。新入生が課題の多い中、3問間違いで納まれば褒めます。

大手塾では贔屓だと非難されます。時間の概念も同様で授業を1分早く終われば「お金を頂いてるのにとんでもない!」と激怒されました。ウチでは「いつもいつも補習や延長が多い中、たまに3分程度早く終わるのはいいんじゃない」と思っています。親心でもそうだと思うからです。いつも再テスト、やり直しなどで残される中、早く終われば「今日はがんばったんだな」となるでしょう。

真心や誠実さが流行る時代ではないかもしれませんが、サービス業ではなく本当に親御様と一体となって子どもたちを育てられたらと思います。

2014年8月22日金曜日

独立当初、恩師に「きれいごとで世の中渡りたい」と言ったとき「そんなことは安定した収入を得られるようになってから言え」とアドバイスいただきました。その通りだと思います。でも私は未だに当初の考えを変えていません。恩師の言葉のほうが正しいのはわかっていますが、それでも14年やっていけているのは「きれいごとでやっていけている」と思っています。

巷ではブラック企業という言葉が流行っています。その定義に当てはめれば私が新入社員当初に所属していた大手進学塾はブラック中のブラックです。「残業手当は20時間まで。超過分は支給しない」と書かれてあり、300時間の時間外も20時間分しかありません。また、初任給20万円と書かれてある就業規定でしたが月手取りは13万円で年間200万円(税込)あるかどうかの金額でした。非常勤でいればその倍以上の金額を3分の1の労働時間で手に入れられました。

現在でも私はその会社(塾)をブラックだと思っていません。新人の社会人など、誰もが上司の助けなしでは何もできません。社会の常識をお金を頂いてご教示いただいたと思っています。そのうえお金をもらえるとはありがたく、当時の研修官には恩義しかありません。

翻ってOneSelf。大鹿氏、中塚氏はウチを経て公務員になりました。副業規定のためバイトすることはできません。それでも両氏は「元教え子のために(無償でも)教えたい」「事務仕事で(私が)追われているならいつでも(無償で)助けたい」と思ってくれたり、言ってくれたりします。学生である鳴海や生田は何も言わなくてもお金にならなくても就業後にゴミ出しをしてくれます。それに対して私は感謝の念と、気遣いができることを微笑ましく思っています(鳴海・生田は卒業生でもあります)。彼女たちがしてくれている心遣いは家族に対して無償でする家事やゴミ出しと同じでしょう。少しの気遣い・労力で喜んでくれたり感謝されるからしてくれているのだと思います。

働くのはお金のためかもしれませんが、少なくとも私にとってはウチにいる全員欠かすことのできない逸材です。昨年度の大学忘年会で「経営者として一番大切なものは何か」と聞かれ即答で「従業員の安定した生活」と返答しました。自分の生活よりも大切なものだと思っています。そんな私をみんなが自分のできる範囲で助けてくれて(いると思って)います。

世間一般の会社のように大きくなれなくてもいいから、自分の周り(働く仲間・子どもたち)の人たちとはずっとそんな関係でいたいです。

2014年8月21日木曜日

補習

OneSelfは補習の多い塾です。私の行っているすべての補習は無償で、気持ちで動いているのです。今夏、中2中3の希望者にほぼ毎日昼間補習を行っています。対象者は「さらに上を目指している子」です。常々感じているのは、週1回の授業で知識を得ても使いこなす場が不足してるということで、これは上位を狙う子ほど該当します。インプット(暗記)した知識データをアウトプット(使いこなす)ことが肝要で、宿題は基礎学力の定着(定期テスト8割)を目指しています。

大手進学塾出身の私は無駄な宿題の量の多さや、課題の多さを知っています。むしろマニュアルを作る側で「宿題をこなさないから成績が上がらないのです」という言い訳のために多量の宿題を出していました。現在は自主学習・予習学習が代替しています。これをやった子は成績が上がっている、やらないから上がらない(うちに責任はない)という論法です。

ところで、コーチングを導入した塾もあります。コーチングとは本人の自主性を重視し、叱らず、自分で課題を見つけて自分でクリアする力を養うことです。つまり先生は最低限度の指導しかしないのです。桜宮高校でも実践されています。コーチング理論には賛成ですが、それを13歳から15歳の子に導入することは反対です。小中学生は圧倒的にインプットの時期であると考えるからです。基礎がないのに応用はできません。また、この時期の子どもたちに自分で考えて勉強するならしてね、しないなら仕方ない、という論法は通じないでしょう。小中学生のお子さまがいらっしゃるならご家庭ならおわかりだと思います。宿題ですら覚束(おぼつか)ないのにプラスアルファの勉強を自主性の尊重をするなど、結果は火を見るより明らかです。

将来の選択肢を増やすための時期だと思っていますから、コーチング理論で勉強する子はそれで良し。その子たちが今夏見ている中2中3の一部の子たちです。なかなか難しいのは、それを聞いた親御様がうちの子も参加させたい、というケースです。得てしてそういったご家庭のお子さまは普段の宿題や課題が充分ではありません。プラスアルファの補習に来る前に最低限度をこなしてください、となるわけで優先順位の問題です。もちろん、ウチの方針である「本当に勉強させる塾」はガチですから、家庭学習がおろそかな子たちには塾でやってもらうようにしています。1教科15分を目途にしている宿題(夏期はもう少し多いです)をできないのならしっかり塾でこなしてもらおうと思います。補習の時間も先生もいつでもスタンバイしています。

ただ一講師として、スポンジのように吸収する時期に全身全霊を傾けて指導したいという思いは新人講師時代より変わっておりません。例年若干名がその志を持っており愛情を注いでいるわけです。

「新入生補習」「未達補習」「上を目指す補習」様々な種類がありますが、全ての補習に深い思いを込めています。これを打っている間に体験授業のお話をいただきました。曰く「一度ハードな塾も体験しておいで」とのこと。授業自体は楽しく笑いの多いものです。他塾との違いは宿題や課題をきっちり確認していることです。先日も数学の宿題で時間をかけずに手抜きをしてきた子がいて「こんな手抜き宿題をしてくるなんて残念だ」ということを伝え親御様にもその旨を伝えました。正答率だけなら悪くなかったですが、わかる問題をさっとやって少し時間のかかりそうな問題を手抜きしてきたように感じたからです。

これを厳しいといわれるなら、そうなのでしょう。でも当たり前のことを当たり前に望み、信賞必罰にしているだけです。また、取ってもらいたい点数が個々にありそれに達しないと思えば補習があるわけです。

朝から数回に分けて打っているのでまとまりがなくなりました。駄文で申し訳ないですが、最もお伝えしたかったことを結びとします。

ウチの補習は愛情でできています。ずっと差し出しつけてきた手(補習)を払いのけ続けられると心が折れます。ただ、教えた分をありがたいと感じ、勉強を頑張るという姿勢で返してくれる子には無尽蔵に応援したくなります。

2014年8月13日水曜日

夏期講習会前半を振り返って

13日より休みが始まり18日から後半が始まり8月末日まで続きます。諸口浜校舎の小学生は19日以降平常時間帯の4時45分から6時15分に戻ります。

今年の夏休みは課題(英単語・漢字・計算)を増やしていたので管理が大変でした。台風で休講にするのかどうか悩みましたが現場サイドとしてはしたかったです。結果的にはしても問題なかったのですが、雨風の強い中で登下校してのリスクを考慮するとやむを得ない判断をしたと思うしかありません。今後もこのような展開では勇気を持って休講として、後日調整(補習)することになるでしょう。

ところで、小中学校の現場の先生方とお話をしていると「宿題をする子が少ない」と嘆いておられることが多いです。これは私も強く感じます。宿題に対する意識が以前とは明らかに変わってきています。「決められたことは守る」ということへの意識低下でしょう。また、宿題は決して多くなく1教科あたり15分程度が目安ですが、夏期講習中は時間があるので増やしています。週あたり時間数も増えていますので、負担は多いはずです。ただ、講習会中のほうが宿題忘れは間違いなく減ります。宿題に対する認識が強くなっているからでしょう。

それでも「課題」に対する意識は低い人の方が多いのが現状です。「この問題は次回も必ず出すから復習しておくように」という言い回しで伝わらない子が3割います。ウチの子たちで3割ですから世間一般の平均値なら7割超えになるでしょう。受験生ですら自主的な数学の補習に来た子は少なく、特進数学に至っては今福鶴見校からは女子3名の参加です。また復習英語理科の希望者を募っても意識の差は明確です。

殊に受験生においては耳にタコができるほど中2のころから言ってきましたが、9月以降になっても強制しないとできないお子様は伸びない(間に合わない)ので叱りません。中3の夏まではどれだけ手(補習)を振り払われても差し出し続けますが、その時期は終わりました。数学で勝負せずほかの教科で勝負するメリットデメリットも言い続けての選択ですから、数学担当としては寂しいですが
他教科での頑張りを期待しています。

中1中2は例年以上に課題に対する管理を徹底しています。結果、宿題忘れは皆無でテスト勉強不足者が全体の1割前後で、換言すると9割の子がそれなりに勉強しています。(注、当塾の「それなり」のレベルは高いです)これは満足すべき数値でしょうが、残りの1割も何とかしたい。でないとその1割の子の親御様に対する申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

さて、週明けからは後期試験ですが、明日は夜に出社しようかと思っています。教室開放できそうでしたらHPまたはツイッタ―、ラインで連絡します。

2014年7月14日月曜日

進路指導

今福鶴見の懇談会は終盤へと向かっています。今回は、諸口浜校舎は全員参加で今福鶴見校も欠席2名という高い参加率でお子さまへの愛情の深さを感じています。ところで、懇談会の折、当ブログをご覧いただき公立志向が強い塾だと書かれてあるというご指摘がありました。これは私の文章力の稚拙さからだと思われますが、強く否定いたします。進学説明会で申し上げたように進路先の50%が私立(専願)前期が40%後期が10%です。

私立・公立後期試験は延べ13年間のトータル不合格者数がそれぞれ1・若干名、前期試験でも競争率1.1倍で受験者総合格率は約97%なっております。これらのことから合格率が非常に高く、私立公立への進学比率がほぼ1:1の偏りのない進学指導をしているという自負があります。

ただ、私はこの数値がとても不満で積極的にアピールする気になれません。昨年度は私立公立前期後期全員合格を嬉しく思いアピールしましたが、今年度は公立前期で本命高校に行けなかった子が一人いました。関係者と会談するとその少なさを驚かれますが、チラシには何と書けましょう。数10人受けても一人しかだけしか…そんなこと絶対に思えませんし、言えません。その一人の子や親御様がチラシを見たらどう思うのか。それを考えると積極的にはアピールしようと思いません。他人の合格率が何%であったとしても「我が子」の結果が親には全て。期待を裏切ってしまった申し訳なさのほうが先にあります。

高校選びは大学と違い取り返しが効きません。一生を左右する大きな選択です。もちろん私立高校は公立高校よりも学費が高く、全員に気軽に薦めることはできません。ただ、事情が許すなら私立高校のほうが面倒見の良い学校が多いのは事実です。

2014年7月5日土曜日

勉強の仕方

過日は進学説明会に160名以上もの多数のご来場いただきありがとうございました。締めの足立からの話の繰り返しになりますが「従う(勉強のやり方)」を伝えるのは簡単なようで難しいです。

教科毎に勉強の仕方は存在しており、伝えるのは容易です。ただ、それだけでは家庭学習のやり方を伝えことにはなりません。まず、勉強の第一歩は「先生の教えをまねる」ことです。成績上位者はほぼ例外なくできています。ところが、中途半端な点数を取るお子さまほど早合点をして我流を貫こうとします。小学生の低学年であれば修正も早いですが、中学生にもなるとなかなか悪癖は抜けません。

この「まね(従う)」をできれば次のステップです。ここからが応用でもある「メモの取り方」「家庭学習の仕方」になります。「メモの取り方」は、説明を聞いて自分がわからなかったところ、書いておかなければ忘れてしまうであろう箇所を素早く書き留めることです。一般的なサラリーマンの大多数はメモを取る習慣があるでしょう。「メモの取り方」を教えてくださいと言われれば困ってしまいます。これは主観であり、自分にとって必要だと感じたことを書き留めるものだからです。そこまで手とり足とり教えることは個別でも無理でしょうし、するべきではないと思います。自覚が芽生えないからです。

そして次のステップが家庭学習です。メモを取る習慣が備わっていればメモを読み返せばできますが、メモを取る習慣がないと家庭学習と言われても何をすればよいのかわかりません。家庭学習の仕方は基礎であるメモを取ることができていないと「何をしたら良いのかわからない」となってしまいます。根幹は「従う(まねる)」ことができていないところにありますので、勉強の仕方がわからない、自宅学習で何をすればよいのかわからない、となってしまうのです。

つまり良い勉強の基本は「従う≒まねる」ところにあるわけですね。