2015年3月11日水曜日

今週の出来事

ご無沙汰しております。今週のピックアップは何といっても受験生なのですが、結構ナーバスになっているので割愛します。最後の最後まで勤勉に努めていますので、こちらもしっかりつきあっています。

まずは小学生たちの総括。今福小学2年生TEは時計の問題をしていますが、極めて順調。この年齢で時間の概念がしっかりあるということはご家庭でそれなりのことをしてきたのでしょう。小3は学校内容を先取って解説中心でしたが、実は私も久々の団体授業形式の低学年。これぐらいならついてこれるかな、という速さで教えていたのですが、どうも速すぎたようで調整しながら教えていました。最終的には許容範囲ギリギリのところの理解度で終了。怪しければ春休みにお呼び出しですね。4年生はTTが二度目のインフルでダウンのためAYのみ。少し確認しておきたかった3年生内容の計算問題を中心に徹底を図りました。小5はまだまだ計算特訓の続きでSKが授業後のラストチャンスにミスをしたので残念ながら木曜日のお呼び出し決定。でも、これを続けた成果で学校のテストが良い結果になっているので本人は悔しがっていましたが苦にはなっていないようです。小6は学校の内容を快調に先行しています。予告通り4月には小学校で習う全ての計算問題を終わらせて課題の多い単位変換をやろうと思います。ちなみにこの単元は学校の1月に習うものです。体験の子が来るたのですが、そのときに既存生の出来の良さに改めて感心させられます。決して体験の子ができないわけでなく普通なのですから、子どもたちに望むレベルが少しずつ上がっているのですね。

中学生部門は最近急増した新入生たちの躾期間です。まだまだ宿題や課題がルーズです。学校や他塾では答えを埋めていれば宿題をしてきたことになったのでしょうが、うちでは丁寧さと最低限度の復習をしているのか確認されます。最低限の復習とは数学であれば公式を覚えて使いこなせることです。にもかかわらず、新入生で数学が中途半端にできる子ほど悪い癖がついており、なかなか細かい作業を丁寧にしてくれません。「やらぬならやらせてみせようホトトギス」ですね。私は負けませんよ!

諸口では新中1国語。2か月前と比べると新しい子のほうが多い環境です。つまり授業態度や家庭学習の習慣を徹底させる大切な時期です。今は受験生の次に気を遣っている学年。初めが肝心ですからいい加減なことは許しません。本当に転塾組の「塾からの放置プレー」に辟易とさせられます。そうならないよう今が肝心です。

中2は茨田SRが数学の授業を理解してついてきているようで安心しました。ずっと耳にタコができるほど言い続けてきた家庭学習がようやくできつつあるのかとうれしく思っています。ただ!油断すると上手に手を抜くのが中学生なのでこれを続けられるようにしていきます。

中3もここ最近は落ち着いて家庭学習が定着しているようです。今は国語だけのお付き合いですが、このままで終わることはないのでその時期が来れば与えられた教科をしっかりとこなしていこうと思います。

2015年3月6日金曜日

3/5 今日の出来事

授業の少ない木曜日は雑務をこなす予定でしたが、結局夕方の授業終了後から10時半まで個別面談をやってすっかり遅くなりました。

夕方、今福で小6英語の初授業。大文字の紹介でしたが、書き順と発音にはうるさい私は、みんなでしっかりと正しい発音をしました。最近の中では最も発音が上手で大きい子たちです。大学で留学生と日本あるあるについて話したとき、日本では英語の先生が「C]をシー「Z]をゼット発音し、「two」をツーと発音するというネタで盛り上がりました。つまり指導者が正しい発音を教えられないということですね。その話題を日本人大学生が聞いてもピンとこなかったぐらい日本ではおかしな発音が横行しているということです。それでも最近「トゥー」と発音する機会を耳にする機会が増えました。少しずつ日本の発音も国際化されるのでしょう。英語でも主人公はNY。最近活躍が目覚ましい彼はHの発音で魅せてくれました。まあ想像通りですね。NHも塾に慣れてきたようで、花粉症で大変だと言っていました。その後の算数ではSAが順当。理解するのも速く、できることも多いのですが、時間内に計算問題を解かせると精度が落ちてしまいます。焦るのでしょうか。そんな彼女は学校の家庭科のテストが100点だったと嬉しそうに報告してくれました。NYも同様らしいです。また、NHARは学校の算数テストが100点だったと教えてくれました。久々だったらしくとても嬉しそうに言っていました。入塾して良かったですね。MCは診断テストで1問間違いだったことを悔しそうに言っていました。そう、その気持ちが大切です。1問しか間違えてなかったよ以前は言っていたのが、今ではそのような発言になり頼もしく感じます。授業後に安部からのお土産のおすそ分けをしたところ、NYは「これ、おいしそうやから母にもあげたい。どうやったら持って帰れるかな」としきりに言っていました。残念ながら個別包装でないので無理でしたが、その気持ちを知れば充分お母さんも嬉しいと思います。

その後は入れ替わり立ち代わりで面談。特に新中2の子たちに時間を割きました。新入生は暗記の宿題や課題に対する意識の低さが気になっていたので、勉強方法について詳しく話しました。歯課題の基本はテストで満点取ってくる勉強を家でしてくることです。でも、ワンセに免疫のない子たちはテスト勉強を10分から20分して来れば勉強した気持ちになっているらしく、その心構えではいつまで経っても成績が上がり切りません。10点そこそこの上がり幅では申し訳ないですし、困ってしまいます。親御様にも伝えていますが、子どもたちには点数のプレッシャーはかけます。サラリーマンのノルマのように言います。もちろん達成できなかったからといって何かあるわけではありません。いや、子どもたちにとって最も避けたい私との個別面談はあります笑 今回の失敗を次に活かさなければいけないからです。テスト直しにしても学校のものは間違えた問題と答えを写せば宿題終了です。おかしくないですか。字の練習して勉強した気になられたら困惑です。新入生の子たちは学校と同じような答え写しをしようとしていたのではっきり言いました。全く同じ問題を再テストしたときに100点を取れると思える状態にすることが本当の勉強だと。その心構えで勉強することですね。また、既存生で数学が悪い子が多く、非常に気になっていました。内容もですが、その点数を見てどう思ったのかです。普段90点以上取っている中で70点前後を取った時、「○○よりも上だから」「平均点はあるし」などど本気で思っているなら点数は上がりません。上記のようなコメントをし子と話しましたが、皆の前で本音で悔しがることをできなかったというのを聞き安心しました。次のテストは期待していますよ。

2015年3月5日木曜日

卒業生へ~贈る言葉、今福鶴見3~

横堤中TK

最古参組の一人で勉強では良いセンスを持っているにも関わらず、中学校では出し惜しみをしていました。君の良さはおおらかな心です。ただ、他人に寛大な分、自分にも甘えがあった塾時代でした。思春期独特の羞恥心や見栄が見え隠れしていましたね。高校生になったらしっかり自分と向かい合って、長所を伸ばし短所を補ってください。

緑MA

前期試験無事合格おめでとう。競争率と前日までの状況を鑑みてドキドキしながら吉報を待っていました。君の長所は他人に対して攻撃的にならず、守れることです。今はまだ、守れる範囲が狭いですが、これから多くの事にチャレンジし経験値をしっかり増やして他人を守れる強さを身に付けてください。人に傷つけられたとき、反面教師にすればいいのです。

緑MM

当初、体力的な部分を案じていましたが、年相応のものは身に付きましたね。勉強では全く欲がなくやきもきしていましたが、入試を通じて成長しているのがよくわかります。君の長所は天真爛漫なところです。ただ、年相応に周りが見えるよう気をつける必要はあります。周囲をしっかり見て気遣いの出来る大人になってください。

鯰江SF

クラブ引退後、随分学力が伸びました。志望校以上のところにも充分合格できる実力になっていましたね。君の長所は人柄の良さです。でも、騙されないように善悪を見分ける力を養うことも大切です。世の中には人の良さにつけこむ悪い人もいます。きれいな心を持ったまま10年後に笑顔で友人と過ごせるよう、良い経験を積んでください。

3/4 今日の出来事

公立高校後期まで12日です。今日は、昼過ぎからずっと諸口でした。今福鶴見の時とは違い、仕事がはかどります笑 事務処理に追われているとあっという間に夕方の受験生の時間。今からは社会と小論文に力を入れていきます。専願や前期で卒業したWRやTYシホヤマは頑張って勉強しています。またお手伝いもしてくれ、私も非常に助かっています。卒業したと思っていた子の顔を見れると嬉しい気持ちになりますね。

夜は中1国語。あっと言う間に急増して教室にいっぱいの子どもたちになりました。新たに躾からと思っていたのですが、先日、塾で最もハードな(?)足立の授業を2時間半聞き続けるという洗礼を受けても平然としてた茨田北SYを筆頭に明るい顔が目立ちました。茨田YYMHは小学生の時よりも笑顔の数が増えたのがいいですね。人数の増加に伴って「(先輩として)恥をかきたくない」「自分だけ間違えたくない」という心理になっているのがよくわかります。新鮮味のある中間テストまではこのままいけそうです。

次は新中2国語。テスト結果は芳しくなかったので、今福新中2同様、最も管理の目を厳しく光らせている学年です。新入生茨田北SYは今までにいないタイプの子です。いきなり存在感を発揮していました。少しずつ馴染んでいってくださいね。

最後は新中3国語。先述のように内申のシステムが大きく変更の可能性のある現状では詳細なことを伝えられません。国語担当として今年の受験生の国語力が大幅に飛躍しなかったことに危機感を覚えており、この学年から対策を変えます。数学は過去最高レベルまで仕上がったのに国語で思ったほど取れないのは初めてのことで、私の思っている以上に全員の国語力が落ちているのでしょう。もちろん、今の受験生も残り12日の中で長文対策は怠りません。茨田MSが素敵な髪形で現れたのであだ名がつきそうです。入塾後、初テストだった茨田SK、TMは少し点数アップ。難易度が急上昇したテストで上げてきたのは次につながります。

2015年3月3日火曜日

3/3 今日の出来事

今日はひな祭りです。男兄弟しかいない私には縁のない行事ですが、女の子たちに聞くと大半の子がちらし寿司を食べていたようです。やはり日本人はイベントを大切にするのですね。

さて、まだまだ新旧入り混じってバタバタが続いています。そんな中、新小6の授業。まずはオリエンテーションからですが、唯一メンバーの増加がない学年で極端な変わりはありません。英語についての所信表明後、国語は長文読解。横一線の状態でした。算数は6年生範囲の計算問題をするとNYがここに来てスイッチが入ったようでスピード精度共にトップ。このままいけば、学校で6年生になってからのテストが楽しみです。MCは日進月歩ですが、自分で理解しようと必死のなのが伝わってくるのがいいですね。NHは細かいチェックを散々入れられたのが奏功しており、しっかりした途中式を書けるようになってミスが減りました。ARがまだ不慣れでてこずっていますが、4月には慣れてくれると思います。SAは理解力は問題なく、あとはミスを減らすだけですね。

夜は受験生国語。作文や過去問の答案用紙から気持ちを感じられない子がいるのが非常に気がかりです。残り2週間を切ったので、ここからは自分との戦いです。しっかりと引っ張っていくのが全力でついてきてください。

新中2は数学が悪くて注意しました。というか、ほぼ全員を対象に木曜日個別面談を行い今後の課題と今までの反省を促します。

最後は新中3数学。これから授業は快調に進む予定です。今日は体調不良による欠席者が気になりましたが、中3内容の導入をしました。悪くない出だです。緑中のゲストの子がいましたが、なかなかワンセ向きの子で、良いキャラしてました。450点を取りたいらしく、しっかりその思いに応えようと思います。

3/2 今日の出来事

言わずと知れた公立前期合格発表の日。2時過ぎと同時に電話が鳴りやみません。4本の電話が同時に鳴ったりしてかなりせわしい状態。大手前文理、市岡、芦間、扇町、淀川工科の合格報告がきました。緑FNやHKMAが合格の嬉しい報告を直接しに来てくれました。残念なことに茨田北組の合格報告に来てくれた時間帯は小学生のオリエンテーションで全く構うことができませんしたが、本当におめでとう!

夕方、新小2~4はまずオリエンテーション。持ち物の確認や宿題のやり方、ルールの確認の後、小2は新単元の「表とグラフ」の読み取りのを教えました。一番の年少ですが、落ち着きぶりは4年生と比べてもそん色ありません。小学校入学前から知っているの、色々身構えていましたが、想像以上に成長しており、嬉しく思いました。小3NFは出来る問題でも少し慎重にやりすぎているように感じました。速度も精度も両方大切なので両立できるようにします。小4TTは急にやり方をど忘れすることがあり、こちらをぎょっとさせます。まめに復習を挟む必要を感じました。AYは初見の問題は強くありませんが、ミスが少ないのが強み。これから出来る問題を増やしていきましょう。

新小5算数はオリエンテーション後だったので計算特訓。新入生は、まずワンセのスピードについていくことからです。丸付けのスピードも学校の倍以上だと思います。それでいてお友だちと交換して丸付けをしてもらうので、見ているのは必然的に他の子のもの。それを悠然としていると答えを聞き逃して何をしているのかわからなくなります。私は、他人に迷惑をかけているという実感が大切だと思っています。自分のことだと気にせず過ごせますが、他の子に迷惑をかけると申し訳ない気持ちになり気をつけるようになります。また、ノートや問題集を見てもらうことによって、「他人に見せられる字」を書くようになります。これは字の雑な子ほど有効的で、ミミズが這うような文字の子も答えをわかりやすく書きます。同級生に恥をかきたくないという気持ちが先立つのでしょうね。新入生は途中式がでたらめだったので、約束通り×にしました。すると2回目からはちゃんと書けていました。やはり集団のほうが伸びやすいですね。

続いて新中1のオリエンテーション。実はこの子たちに結構期待しています。やんちゃんな気配の子もいたのですが、軽く注意するレベルでみんなとても姿勢良く授業を聞くからです。第一印象のやんちゃさは今まで注意されたことがないだけなのでしょう。実はそう感じる機会が急上昇中です。本当に最近の「お子さま主義」な世の中に嘆きを感じます。根は素直な子たちなのだから周囲の大人が少し注意するだけで多くの知識やルールを覚えられるはずです。ところで、今日印象に残ったのは宿題の量をみんなに聞いたとき(多い・やや多い・普通・やや少ない・少ない)半数がやや多いと答えたことです。去年、全中学生に聞いたときは1名のみやや多い、その他全員がやや少ないか普通だったのです。確かに小学生のほうが自由な時間が多いので安定した量の宿題を出していますね。教材会社の人にも「このボリュームの問題量は凄い」とよく言われます。まあ中学生のほうが宿題は少ないような気がします。クラブの時間を考慮すると厳選していますので。

最後は受験生と公立対策。のこりちょうど2週間なので個別にやるべき教科と内容を伝えました。他の子はみんな卒業したので、これからは同志のみでみっちり頑張りましょう。

2015年2月27日金曜日

2/26 人間力

あと3日で今年度授業終了です。早いものですね。最近、嬉しいことに毎日お問い合わせの電話が鳴っています。その中で、このブログの話題をされるとほおが緩みます。でも、外部生の方が読まれても内輪受けする話ばかりで恐縮ですね。元々ホームページを開設したのも親御様に授業の様子を伝えたかったからです。

さて、今日の出来事を書こうと思ったのですが、ずっと書きたかった「人間力」について書きますね。何のことかというとウチの塾のキャッチフレーズの候補の一つです。

最近、他塾のチラシを見ていて思うのが教授力のある人不足です。本当にいないのだと実感します。だからこそ人に左右されないシステムに頼るのです。何度か書いた「コーチング理論」「や「自考力」を掲げるのは、教授力がないからです。「お子さま主義」で過保護なまでにちやほやされている環境の中で何ができるのでしょう。まずは取捨選択できる基礎力をつけてからです。経験値の必要な善悪の判断はできない子どもの方が多いでしょう。いや、それができる素地を作ってあげる時期だと思います。

入塾のお話の際、定型句のように「頑固親父と小姑(のような先生たち)」という言い回しをするようになっています。文字の書き順やノートの取り方、授業を聞く姿勢にいちいち突っ込むことはなかなかに面倒臭いことです。でも、私は気になるから言います。時間の管理や宿題の管理も同様です。学生講師に宿題の丸付けやわからないところを解説する方法もかなり細かく伝えます。御幣を恐れずに書くなら、新入生の子たちはある種、みんなざるのようなものです。どこから水(勉強の知識)が漏れているのかわかりません。修繕するためにどこが底なの見極め、必要なところまで戻って復習します。学校平均点以下の子は家庭学習に問題があるケースが大半です。せっかく補習で理解しても必要な復習をせずに忘れてしまうことがあります。すると、そこから変えないといけないわけです。でも丸付け一つでも学生講師は丸付けとその場限りの説明しかできません。だから細かく伝えるのです。子ども(生徒)ごとのポイントと教え方があるのです。


これを学生や新入社員やまともな社会経験のない講師ができると思いません。マニュアルに頼る講師には絶対身につかない力です。個別塾では子どもがわからない、と言った問題を優しく解説します。そして「同じことを3回聞かれても笑顔で教えます」と平気でチラシで書けるのです。それは3回とも費用をいただいているからでしょう。本当に成績を上げたい、みんなに追いつかせたいと思うなら同じことを3回聞かなくてもすむ方法を考えます。少なくとも私はそうです。

それが子どもにとってストレスを伴うケースもあります。ストレス耐性をつけるためにも甘やかすことはしません。「ウチの子は打たれ弱いので…」なら打たれ強い子にしたいです。打たれ弱いから過度に守りすぎると大人になってからどうなるのでしょう。一般的に親(大人)は子よりも先にいなくなります。その日に備えて後ろ姿で引っ張っていくのが親や先生の務めだと思うのです。

でも、そんな思いで塾の講師が教壇に立つのでしょうか。99%の人は無理ではないでしょうか。ここを定期的にチェックしている関係者が心の声に従えば否定できないはず。

かつて生徒が急増したとき、自分の器が見えました。拡大展開は難しいということです。それなら子どもの数を制限してワンセに通っていただける子どもたちに真摯に取り組もうと決めました。私やワンセの先生は子どもたちにとても感情移入します。深い愛情を持って接します。だからこそ、手厳しい言葉をかけることもあるのです。

「子育てのお手伝いを勉強を通じてさせていただく」このフレーズが一番ワンセの特徴を端的に表していると思います。各講師が本気で子どもたちに接し、磨いていく人間力はマニュアルの中からは絶対に生まれません。コピー(マニュアル)は本物を超えられません。

次はウチの先生紹介(自慢)をしようと思案中です。