2017年9月29日金曜日

高校レポート⑦

 水曜は大和田高校へ行ってきました。市外で下町にある学校です。良い意味で近代化されておらず、人(先生)と人(生徒)との交流を感じる学校です。ただ、在校生のレベルアップに現場の先生の対応がついていけるのかどうかが今後の大きなターニングポイントになりそうです。校風4.5教授力4CP4おススメ度4.5アニマル度1。木曜日は色々はしごしてきましたが、成蹊女子から。女子高だけあって非常に若くてイケメンな渉外の先生にびっくりしました。非常に物腰柔らかい営業マンですが、心の内はオブラートに上手包まれていました。校風4.5、教授力3、CP4.5おススメ度4.5アニマル度1.5。金曜日は開明中高に行きました。中学生の卒業生の子は移動教室のようで、少し遠くて本人かどうかわからなかったのが残念。高校生は1年生と3年生がいて同じようなリアクションで微笑ましかったです。校風3.5教授力4.5CP3.5おススメ度4アニマル度1.5。

 高校訪問を受けて大阪高校に二度目の訪問をしに行きました。私は自分の感想を率直に述べます。オブラートにも包みません。最も良かった学校と悪かった学校は聞かれれば答えます。ブレません。個人や会社に同じこと絶対しませんが、学校という独特の組織は別です。外部からの意見がなければ改善されないからです。さて、大阪高校を評して太成や旧樟蔭東に似た雰囲気があるとしましたが、その修正と詳細レポートをします。今、学校は団塊世代の大量引退問題があり、新陳代謝が大きな課題です。そんな中で大阪高校は若手先生の比重が大きいです。これは決して悪いことではありません。単純な教え方や経験値はベテランに勝てるわけありませんが、若さゆえの勢いはベテランは勝てません。一長一短です。私の感じた違和感は現代の若者の凝縮されたもののようでした。子どもたちに伝え切れないもどかしさで葛藤している姿です。良い先生になるため儀式のようなもので通過点。それを現代若者の共通点である、創造性の乏しさと自分からコミュニケーションを上手に取れないから苦しんでいる姿でした。そこに渉外担当の方のストレスが加わって、私の目にはギクシャクしている組織?という印象から、過日の訪問日の夜遅く個人的に現場の先生の意見をお聞きしまし、色々なことが解決できました。ただ、今年の受験生が減少するのは否めません。渉外担当の言動は受験者数に直結するということですね。

2017年9月26日火曜日

改:高校レポート⑥&最近の出来事

 月曜日は近大付属高校に行ってきました。超マンモス校で体育大会ですら予選があるほどです。大学がついており、ITを筆頭に様々な最先端を地でいっております。学校レポートは非常に難しいです。なぜなら進学(大学進学前提)科の子たちとその他で大きく校風が異なるからです。ということで、進学コースのみの校風をカッコ内で併記します。校風4.5(3)教授力4(3)CP4(4)おススメ度4。アニマル度1.5(2.5)火曜日は大阪国際学院滝井高校に行きました。両校に共通しているのは泰然自若なところ。私立なのに生徒募集にがっついておりません。そのまま落ち着いた校風につながっています。校風4.5教授力3CP3おススメ度4アニマル度1.5

 小学5年生は久々の授業。算数ではかれこれ1ヶ月ほど約分について口うるさく言っています。分数の計算で約分の確認をしないのはトイレに行った後手を洗わないようなものだといい続けても、ばっちりなのはHANKぐらいで、8割は「あ!」と困った顔をすることがあります。困った顔をするのは私のほうですよ…国語では現在最も大切な表グラフの読み取りをしています。読み取ったことをどうやって相手に伝えるのかが肝要。最近、LINEやツイッターの流行の副作用で主語・述語・目的語(修飾語)をまともに書けない子が急増中です。表・グラフから読み取ったことを書く問題なのに「昼食」の1語のみで全く伝わらない答えを書いている子がいました。指摘してもまだ伝わらず、語彙力不足を嘆いています。核家族化の影響で祖父母と同居する家族が減り、会話の減少に起因しているように思われます。小学6年生の算数は前回のプレテストと宿題の解説で大半が終了。残った時間で非常に気になった計算特訓をしました。得点能力はあるのに問題を取捨選択ができずに失点が多いのは大いなる反省点です。

 中1特進数学は過去問解説。緑中の文章問題に課題が大きく残りました。横堤OSは間違い直しをやっていることがわかり少し安心です。修正能力の高さからすると欲のなさが玉に瑕です。茨田中学は体育大会の予行のためテスト返却がなく週明けに楽しみが延びました。今回、テスト対策が1ヶ月あるので授業内容をどうするのか悩む日々ですが、結局大は小を兼ねる(使い方が違う)というので、範囲を広めにして多めにみんなに勉強をつきあってもらってます。結果が楽しみです。

 中2特進は一次関数の利用。実は例年よりも理解度は悪くありません。期待値が上がってしまいます。ただミスの多さはいただけません。最近小言を言われることがめっきりなくなった2年生。本来なら中だるみを嘆きたくなる時期ですが、そこまで酷い中2病者はいないので、点数に関して多少目を瞑る、程度です。しっかりとしごいていきます。

2017年9月23日土曜日

高校レポート⑤&最近の出来事

 常翔中学高校に行ってきました。早速ですが校風4教授力4CP3.5おススメ度4アニマル度1.5。ここ数年で校風がじわじわ良くなっています。現場の熱気も上昇中です。本当に最近学校間格差が激しく、口コミや塾説は全くあてにならないと実感しています。保護者の方はご存知だと思いますが、私は高校を大きく3つに分けています。「お勧めできる高校」「行っても後悔しない高校」「行っては行けない高校」です。「行ってはいけない」高校を理由つきで解説したいのですが、流石にやりすぎなので自粛します。

 さて、最近の出来事を学年毎に。まずは小3算数。MTは少し雑さがあり、軽く注意されました。勉強の理解度は悪くないのですが、正答率の低さ(85%程度)が若干気になります。理解している問題の正答率は95%は欲しいところ。小4算数は四則混合をしました。途中式を大切にしているのでイコール(=)の左辺と右辺が等しくない式を書いていたり、適当な暗算をしていると全てダメだし。居残りで完全理解を図りましたが、想定以上に早く終わりました。解説中は細かいノートチェックはできませんが、授業後に個別にやり方を説明するとあっさりクリア。普段、大雑把な式を書いているのが露呈されました笑 大雑把といってもそこまで酷くはありませんが等号(=)の意味は考えて書いて欲しいものです。

 小6算数はプレテストを意識して常翔啓光中学の問題にチャレンジ。悲惨な結果となりました。一桁が数名で一番マシだったのがTKでした。二番手以降は書くに値しない点数だったので割愛です。

 中1は茨田中のテストの一部が返却。OTはこのペースで全教科返却されれば自己ベストの学年順位になりそうです。ATも同様で成績がほんのり上昇気流に乗っています。中2茨田はデータが少なすぎてコメントに困りますがKSは授業の手応えとして自己ベストになる感触。YM、WSは現状維持という感じ。まあ中2のこの時期は下がるのが普通なので若干でも上がっているので良しとしましょう。中3茨田は問題の易しさに助けられ(?)平均点が上昇しそうな気配。NMMHが悪くない結果になりそう。少し頑張りすぎたKCは体調不良の影響が案じられます。茨田中は男女比率で男子のほうが多いので久しぶりに青字が目立つ彼らの頑張りを嬉しく思います。普段からブツブツ言い続けている分、結果が出て少々安心しました。

2017年9月21日木曜日

高校レポート④

 9/21にアポなしで興国高校に訪問しました。説明会の勢いは大阪で一番でしょう。虚勢なのか実勢なのかが興味津々でした。校風4.5教授力4CP4.5おススメ度4.5。アニマル度は1.5(低いほど授業中落ち着いている)でした。その後、関大北陽に移動。校風3.5教授力3.5CP4.5おススメ度4アニマル度2です。ちなみに興国高校の数値は今年一番です。高校関係者の方で評価に対する疑問や再評価をご希望される場合は忌憚なくおっしゃってください。

 OneSelfがお勧めできる高校だけの説明会は10/18(水)夜より鶴見区民センターにて行います。参加予定高は興国・常翔啓光・関大北陽・大和田その他となっております。

2017年9月20日水曜日

高校レポート③

 昼から常翔啓光学園に行きました。昨年度は最もお勧め度の高かったのですが、行事直後という浮つく条件が揃っている中での見学でした。校風4教授力4CP4おススメ度4.5今回よりアニマル度を新たに加えます。5→アニマルパラダイス!授業中や休み時間かわからないor立ち歩き。4→立ち歩きはないが先生を無視して個々でのしゃべりが目立つ。3→授業中なのにところどころでしゃべっている。2→おしゃべりはないが集中力はなく寝る子が目立つ。1→寝る子がクラスに1割程度いる。0→ワンセ並み。全員顔が上がって同じことをしている。では遡って点数化します。

アニマル度(低いほうが良い)→好文学園女子1.5。上宮高校2.5 大阪高校3.5 大阪産業大高校3常翔啓光1

続くかも

2017年9月19日火曜日

高校レポート②&高校選びの基準

19日火曜日、共学高校の一押しだった大阪高校に行きました。来月の「OneSelfがおすすめできる学校だけの高校説明会」にご参加をお願いする予定でしたが、急きょ保留。旧樟蔭東や太成・明浄に似た雰囲気を感じました。校風2.5教授力3.5おススメ度3。補足しておくと先生方の子どもへの熱意は同等レベルの高校の中では最も熱く感じました。一部の子にはとても合っている高校だと思います。

 その後、アポなしでお隣の成蹊女子に授業見学をお願いしようと思いましたが、残念ながら文化祭の振替休日でした。その足で大阪産業大学高校に行きました。アポなしで行きましたが、年々質が上がっているように思います。校風2.5教授力2.5おススメ度3

 高校レポートの数値や選び方の基準について書きます。まず、大前提は自分の子どもだったとして、行かせたいかどうか、です。もちろん性別・偏差値は色々想定してのことです。教授力は偏差値35の学校と偏差値65の学校では見る基準が全然違います。子どもたちや保護者視線での「教授力」です。校風は茶髪や服装の乱れ及び授業態度です。授業態度は偏差値上位校では子どもたちが集中して、または積極的に授業に参加しているかどうか。偏差値下位校では寝ずに前を向いて話を聞いているかどうかです。

 高校選びで私が最重要視するのが「ウチの子たち」を見てくれるのか。自主性を尊重するだけの高校に行かせたいとは絶対に思いません。やる気がある子にはこんな凄いカリキュラムを用意しています、という高校も嫌です。某男子校はその「やる気」がある子は0.2%らしいです。残りの99.8%は自主性がないから勉強しなかった自己責任の子たちになるとのこと。それでいて私立です。そんな高校でも校舎がきれいだったり、全国的に有名な部活があればイメージだけは素晴らしい。塾説も煌びやかで昼食まで出せば馬鹿な塾長はイチコロです。私は自分の眼で見たものしか信用しません。または客観的な数値のデータは重宝します。恣意的なデータは全て精査してオリジナルを作成するようにしています。

 そしてお預かりしている子たちの個性(性格)や本人・保護者の方の考えを聞いて校風の合う学校をピックアップしてお勧めするよう心掛けています。進路相談のスペシャリストであり良きアドバイザーでいたいと思っています。高校は大学と違い行き直しが効かないので慎重にかつ、知識と情報の上書きに努めて、模範解答を追い続けています。

2017年9月14日木曜日

改:高校レポート①&最近の出来事

 秋の高校レポート第1弾。好文学園女子から。レベルは決して高いわけではありませんが、女性教育に力を入れており退学率の低さが際立っています。校風(茶髪率の低さ・授業態度)4教授力(先生の授業熱)3.5CP3おススメ度4。

 続いて上宮高校。先日の電話では塾業界への強いご協力の言葉を頂き、嬉しく思っていましたが、申し伝えがなく、言行不一致は不信感しかありません。校風3教授力3おススメ度3。

 台風が通過し多くの足跡を残していきました。被害の大きくならないことを切に願います。時系列は無視して学年順+エンドレスの出来事を書きます。

 まずは小3算数は割り算の確認。MTは夏休みとはうって変わって素晴らしい集中力です。ミスは微妙にありますが、多いというほどではありません。文章題の引っ掛け問題にやられず掛け算、割り算、足し算、引き算で何を使えばよいのかしっかりと考えているのが良いです。そこを更に刺激していこう思います。
 
 逆に4年生は計算問題の及第点0名。できることとミスしないことは全く別物。100点取れない子たちだということです。それなのにミスに対して認識が甘く「間違えちゃった~、テヘペロ」ぐらいの感覚なのが案じられます。

 小6算数はそろそろプレテストを意識しています。10月7日の大和田中、または10月21日の近大附属中学に参加予定です。意表をついて両方でもかまいませんが、期日が迫っており今から不安でいっぱいです。恥ずかしい点数を取ってこないで欲しいというのが切実な願いです。

 中学生は茨田中がテスト1週間前。茨田中学の特徴は男子が多いこと。つまり手抜きする子に気をつけないといけないということですね。宿題や課題の管理はうるさいほうだと思うのですが、それでも敵(?)も去るものでなかなか手ごわいです。ちなみに土曜日は諸口でエンドレス。久しぶりに1階も2階もフルメンバーで暑苦しい部屋でした。台風通過後の雨漏りが心配です。
 
 1年生は学校と塾の課題に追われています。計画的に物事を出来るようにならないといけません。学生の間に身につける必要があることの一つです。2年生は数学の過去問にチャレンジ。流石に一次関数はある程度仕込まれていて不安要素は少なかったです。欲を言えば9割を確実に全員超えて欲しかったところです。3年生は特進と標準の差が激しかったです。ミスをしないように全力で頑張ってもらわないといけませんね。