2017年12月30日土曜日

2017年度末

  久しぶりに授業に追われ続ける冬期講習前半がようやくひと段落しました。29日は恒例の大掃除に加えて、大幅な模様替え。今福鶴見の事務所は全ての配置が変わり、そのお手伝いを中3の子たちがしてくれました。非常に助かりましたよ、ありがとう!

 小学生は新入生が多いため、計算問題や暗記系が雑なので、徹底期間に入っています。つまり補習が多いということですね。また、全てが遅いことをマイペースというマイルドな言葉で表すのは簡単ですが、みんなと同じことができないならば学生のうちに修正してほしいです。もちろん、こちらもそのつもりです。中には頭は非常にキレるのに勉強する上での性格で大きな修正を必要とする子もいます。「やればできる子」は「やるタイミングがなければやらない子」です。可能性を伸ばすためにはしっかり引っ張っていかなくていけないと思っています。特に小学生はタイミングと出会いで多種多様な可能性を秘めています。

 懇談会をしていて感じるのはもっともっと個人個人をしっかり見ないといけないということ。自分が感じ取れていなかったことを教えていただく度にそう思います。一クラス数名のクラスでも20名を超えるクラスでも意識しています。授業前後に、できれば1人3回声をかけたいと思っています。万歩計を持っているのですが、あの狭い塾の中だけで毎日2000歩歩いているのは、空いている時間があれば色々な部屋に入り声掛けをしているかからです。

  個人を知らなければ自信を持った指導はできません。自信を持った指導・授業には言霊が籠ると思っています。その本気さに子どもたちは動くものです。そんなことを年末にしみじみと感じていました。

 講習会中はご飯を食べる時間がないほど過密スケジュールになっており、平常授業に戻れば今日の出来事を書きます。また、大好評の「卒業生へ、贈る言葉」も1月以降随時アップしますので、乞うご期待!

2017年12月23日土曜日

最近の出来事

 息つく間もなく冬期講習会に突入しました。とはいうものの授業しかない冬期講習会は今までよりも楽です。授業だけでいいのですから。むしろ授業が少ない日のほうがストレスを感じていました。雑務に追われるからですね。楽しい授業をすると身体は疲れても精神的にはすっきりします。

 さて、たまには上の学年から。中3特進数学は大和田過去問にチャレンジ。トップは緑IM(久々)で鯰江HK、茨田NMが続きました。ブツブツ文句を言い続けている彼らですが、日進月歩な成長は感じられます。国語も大和田過去問でトップ鯰江SR、緑NK、鯰江HKが続きました。ただ、国語における長文の答え方のルールをいまだに意識していない子たちに軽く渇を入れました。その後に初の文理学科数学にチャレンジ。果たして及第点は茨田NMのみ。辛うじて緑NKが最悪ではない点数でした。自分の年齢以下はさすがにダメですよ。中3標準社会では常翔の過去問にチャレンジ。トップ緑TSで緑HY、茨田KYが続きました。

 中2数学は新単元の確率の導入。まずは超定番のさいころとじゃんけんの問題についてしました。さすがにこのあたりの問題は比較的理解が良かったです。まだ応用問題に入っていないのですが、今後の出来が楽しみです。その後、特進数学は一気に難易度があがり、等積変形の導入と確率の概念や見方について解説。特進では理論と過程を大切にした授業を展開しています。それでも理解できない場合は詰め込みになりますが。緑SHはここにきて数学的センスが急激に養われているのがよくわかります。国公立理系に通用するところまで後一歩です。

 中1は数学で空間図形の導入。正直、非常に難しいです。何が難しいかというと立体を頭の中でイメージできない子のほうが多いのに解説しなくてはいけないことです。電子黒板でデジタル教材を用いて簡単に表現できれば授業効率が格段に上がりますが、今後の大きな課題ですね。

 小6算数はまとめに入っています。前回新入生の計算問題がルーズさが気になったので改めて途中式の大切さについて説明。ようやく全員が理解できたかな、という感じ。これからは精度の上昇がテーマですね。

 小3算数は魔方陣の問題をしました。初めての問題は自分で解き口が思い浮かばないようですが、一度説明するとあっさりと理解していました。少し進度にゆとりがあるので難しい文章題にもチャレンジしていこうと思います。

2017年12月19日火曜日

改:最近の出来事

 師も走る師走。ワンセでもいよいよ気を抜けない季節となりました。受験生は課題ばかりが目に付き、長所を見落としがちになってしまいます。緑NYは社会や国語は順当に伸び、他教科でも頑張りを見せてくれているので今後の急成長が楽しみです。鯰江SRや茨田北SYはブツブツ文句を言ってきたのが奏功した(?)したのか、ここにきてじわりと上昇している手応えを感じます。努力が結果に結びついていないことが心配な子もいますが、焦らずに頑張っていれば結果はついてきます。

 さて、週末は過去問三昧。特進数学は公立の過去問でトップ鯰江HK、2番手に茨田北RY、3番手に茨田北SYが続きました。公立文理学科国語ではトップ鯰江HK、2番手に茨田北RYは変わらず3番手に茨田MHが続きました。関大北陽社会ではトップ茨田KCで緑NY、茨田北SYが続きました。

 小学3年生はTHが先週よりもスピードが一気にアップ。良いことだと思っていると、正答率が下がっていてがっくり。速くても精度が落ちれば意味はないので気をつけて欲しいところです。MTの成長が逆に目につきます。小4算数は冬休みの宿題について話題をふるとOSTEが嬉しそうにいっぱい出してほしいと言うので、かなり大量のものを用意しました。男子はその声を恨めしそうに聞いていましたが笑 小5は割合という国語力が要求される単元でしたが、いよいよ理解できる子とそうでない子の差が出てくる時期となりました。難問なので、今している単元が理解できなくても仕方ないと思っています。それよりも複雑な計算問題の徹底のほうが肝要です。小6はNNNKがようやくワンセ生らしく家庭学習をしてくるようになりました。漢字テストや英単語などの小テストは満点が基本。そうなれるようにしっかりと勉強して来なくてはいけません。ただ、計算問題のミスが多いのは比較的最近入塾した子たちばかりで、今後の課題も浮き彫りになりました。

 中1国語は文法で名詞について解説しました。左手がとんでもない状態になっていた茨田ATは頑張って通塾し少し感動しました。緑IAは最近慣れてきたのか表情が豊かでいいですね。同様のことを緑YRにも感じます。既存生の緑SSも少しずつ興味の対象が好きな教科以外に移ってきたようで悪くありません。授業後の特進数学では扇形の面積の応用問題をしましたが、緑IA、YR、緑SS、FSが良い発想をしていました。横堤OS、緑OAはあと一歩の発想が欲しかったです。授業後、直方体や立方体の切り口の発想のために発泡スチロールカッターを用いて実際に切ると実験をしているようで軽く盛り上がりました。菫NMは学童で電熱線を作り発泡スチロールカッターを自作したらしいです。なかなか凄いですね。

 中2数学では最後の図形のまとめをしました。例年以上に特進数学で特進らしいことをしています。特進数学の証明では緑SHAKが良い独創性を発揮。目立ちませんが、緑YSや鯰江SAも悪くない発想をしていました。中1同様、特進では問題の切り込み方について考えられるのがいいですね。

 火曜日は諸口で受験生三昧。特進も標準も昼から呼ばれているのに10名が22時まで残って勉強していました。特進数学は大和田の過去問にチャレンジ。トップは安定の鯰江HKで茨田北FSが出来る問題が増えて2番手、茨田KCが続きました。国語では緑NKがトップ、茨田北MA、鯰江HKが続きました。社会では近高にチャレンジすると逆紅一点、緑NYがトップで緑FR、茨田北FSが続きました。前述の茨田北SYは数学で一番最初に名前が呼ばれました…標準では特進と同じ近高社会トップが茨田KYで緑TS、茨田MHが続きました。ただ、特進の平均点にも満たなかったのは複雑な心境です。常翔国語ではトップ茨田NK、茨田北NM、緑MAが続きました。

2017年12月12日火曜日

12/12の出来事

 昨日・今日は電話がとても多かったです。師走を実感します。火曜日は諸口で受験生三昧の日。標準クラスでは大和田高校の社会と国語にチャレンジ。国語ではトップが緑FSで2番手以降に緑
HYMAが続きました。社会ではトップが緑HYで緑TSFEが続きました。特進と共通問題でしたが、国語はFSがトータルトップ。

 特進数学は伸び悩んでいます。計算ミスをしていない子のほうが少ない状態で過去問をする意味が甚だ疑問です。次回からはそういう子たちは特別メニューを実施します。及第点は鯰江HKのみです。特進社会ではトップ鯰江HKで緑NYが2番手で菫NYが続きました。社会は格差が激しいですが、上位層でも伸びしろは残っているので稼げる教科でしっかり稼げるようになりまししょう。

12/11の出来事

 冬期講習会の時間割がようやく完成。まずは小学生に配布しました。中学生は最終チェックがまだなので、今週後半から配布します。

 夕方、まずは小6に授業。新入生が漢字テストの勉強をしてこなかったので軽く注意しました。先週やり方まで説明したのに「知りませんでした」という返事があり、私の中では要注意マークがつきました。人の話をしっかり聞いたり、指示通りにできない習慣が身についているようです。TSは漢字テストの要領がわかりつつあるみたいで最近合格できることが増えました。OMは計算がこちらの想定以上に正答率が高くなっており良かったです。そうえいばFRは授業前、足立に英語の雑さで注意されていました。

 小5算数は割合の応用問題で比較的難しい問題の導入。「比べる量」と「基にする量」の意味が理解できない子は学校で半分ほどいるような気がします。1度説明しただけでほぼ全員がその意味を理解できたことに驚きました。クラス全体でできることが増えているのですね。来週の間違いの数で冬休みに使用するテキストを決めようと思います。ふと気づけばHKのスピードがとても速く、精度も高くなっていました。成長ですね。

 補習で小4NKが呼ばれ、これまでに習った計算問題の徹底をしました。一日では終われないと思っていたのですが、こちらの「できるまで終わらない」オーラを感じたようで、必死で集中してやった結果、普通に追いつけました。算数の計算では「やり方は知っているけど間違えた」が命取りになるのでミスは認めず、精度を上げてもらおうと思います。

 精度を上げるといえば、特に小学生は新入生と既存生の差が激しく出ます。計算問題に取り組む姿勢、課題に対する意識、集中力などです。新入生が来るたびに既存生の成長を実感できます。今日は各学年で新入生が上記のようなことに対する認識の甘さを注意されていました。早くワンセルフ生らしくなって欲しいと思います。

 中2数学は新単元の特別な平行四辺形の導入。緑A・Kは体調不良でキレが悪かったのに授業後には「体調が良くなりました」とのこと。それ自体はいいのですが、私の授業ではしんどそうで足立の授業を受けて元気になったのは複雑です。緑CHは何か心境の変化があったのか少し積極的になりました。良いことですね。

 中1国語は品詞についてしました。最も板書量の多い単元です。ということは覚える量も最も多いということですね。ところで、授業後に満点賞の写真撮影で緑IAは素敵な笑顔でした。男子と比べると写真慣れしているなと実感。今回の満点賞は生ケーキです。羨ましい!!

2017年12月10日日曜日

改:最近の出来事

 週末に懇談会が終わりました。ご多忙の中、ご参加いただきありがとうございました。土曜で終わった懇談会ですが、今回は良いご報告ができることが多く、嬉しく思いました。もうすぐ冬期講習会ですが、小学生は講習会がありません。それでも塾専用教材の冬期テキストを用いて復習はします。ただ、暦の巡りが悪くて10日間以上子どもたちの顔を見ない時間割になっているので、小4~6は冬休み中にどこかで補習という名目でお呼び出しする予定です。来年度のカリキュラムについて説明する中で中3は週4日になることを話すと「今年も週4回以上来てますよね」と言われました。一応レギュラー授業は週3回、そこに英数はプラスアルファの必要な子用の特進の授業と基礎の徹底のための補習の二本立てあり、ほぼ全員がどちらかに参加。更にチームAが稼働し週5回になる子も珍しくない状態です。そんな中で「来年からは週1回増えて4回になります」と言われてもピンとこないですよね。心の中で苦笑しました。だから、付け加えて補習はさらに今まで以上にあり、実質週6以上体制になります、と伝えています。

 さて、木曜日に全体ミーティングを行いました。高校生スタッフと大学生の講師です。高校生スタッフの本分は勉強です。テスト2週間前からは仕事禁止で勉強してもらいます。また、模試の確認はしますので、さぼる環境になりにくいです。社会勉強もできて大金ではないですが自分でお小遣いも稼げて一石二鳥ですね。仕事覚えは悪くない彼らです。
 
 メインは講師ミーティング。新人講師にはデータを渡して担当生徒の志望校と当日取らなくてはいけない点数の確認をしてをしてから、必要な補習の計画を立ててもらいました。ほぼ誤差なく良い数値をはじき出していたの流石です。高めの志望校を言っている子には超特別メニューを考えるように指示すると「一日10時間塾で勉強させて家に帰ってから宿題1時間分出すのは可能ですか」と講師に聞かれました。これまた良い質問です。それができないと合格できる可能性は低くなるのですから勿論mustです。そして、金曜日からそれを本人たちに意思確認して実践中です。これがワンセルフでいうところの「(高めの)志望校を口にしたことへの責任(を本人たちが果たす)ということです。集団授業ですが、個別でもできない対応をしなくては全員合格などできません。

 授業では小4算数。新単元の整数×小数をしました。まだ新入生のレベルを完全に把握しきれていないのですが、早速数名が補習でお呼び出し。4年生までに習うことはしっかりクリアしてから新学年に進学してもらわなくてはいけません。

 夜は公立国語は茨田北NMがトップ緑NK、茨田北ISが続きました。近高数学は鯰江HKがトップ、茨田NM、茨田北SYが続きました。SYはこれまで課題の多かった数学でようやく納得の結果で努力が点数に表れて嬉しかったです。ところで、水曜・木曜は中学生の授業がなく、懇談会中心でした。授業はやはり楽しく、癒しになりますね。11日からは渉外活動が中心になりますので、夕方以降の授業を増やします。受験生は学校の懇談会で早い時間に来れますので現場の割合を増やせそうで鍛え甲斐があります。

2017年12月8日金曜日

12/6.7の出来事

 懇談会がピークになり各種外交と重なり疲れを感じますが、それでも間違いないのは懇談が私にエネルギーを与えてくれているということです。保護者の方より様々なお話をしていただき、まだまだ子どもたちの細部が見えていなかったと反省することが多く、それを糧により一層熱い視線で子どもたちに向き合えています。今、ワンセは17年目にして各学年の状態が最も良い時期かもしれません。不満よりも期待のほうが大きいのは初めてです。小学生が急増しているのにクラスの状態が悪くならず、切磋琢磨して更に良くなっているのが実感できます。受験生は別格として、小4~6、中1特進、中2特進の状態は本当にそれぞれ非常に良いのです。今回は各学年の自慢をします。

 小4はスピードと集中力が春先の課題でしたが、今は達成できており良い雰囲気を体験に来た子や新入生が感じて更に良くなる状態です。小5は勉強に前向きで注意されることもなく、良い雰囲気になっています。宿題・課題がばっちりなので楽しく授業ができており、授業中も笑顔が多いです。小6は久々に先生を育ててくれるクラスで打てば響く、言いつけはしっかり守る申し分のない子達です。

 中1はようやく全員が前を向いて取り組むようになりました。ここまでに1年弱かかりましたが、来年度からはレベルの高い争いができそうで非常に楽しみです。クラス平均が1学期中間よりも上昇しているのは特筆です。中2はチームAが稼動しましたが、喰らいつきが歴代最高です。受験時には久しぶりにこきつかわれそうです。

 ちなみに木曜日の小3の授業は夏休みに参加していたTHが参加。既存生MTとマンツーマンで過ごした3ヶ月での成長を実感しました。夏休みにはほとんど差はなかったのにスピード・精度・理解度共にMTが圧勝。負けず嫌いが発揮されTHの急成長の予感ですが、クラス内で切磋琢磨していくのが本当に楽しみです。来週からはHNも復活するのでどんなクラスになるのか楽しみです。

 小6は前回のブログで少々辛い目のコメントをした新入生ですが、前回まで苦々しく感じていた勉強への雑さが改善されているのに舌を巻きました。それでも人数が増えた分、子どもたちの細かい動作を見逃さないよう全力で気を遣っています。