2018年1月31日水曜日

新方針(ボツになったチラシ用原稿)

ボツになったチラシ用~塾長からの一言~
 OneSelfは入塾テストがありません。それでも中学入学時よりお預かりした全生徒平均点が過去最高の449点になり途中入塾生(300点未満)の全生徒平均で127upという子どもたちの頑張りを誇らしく思っています。入塾テストなしで大手塾に負けない全生徒平均を嬉しく思うと同時に、面倒見の良さをご信頼いただきお預けいただいている責任を改めて感じています。

 ところで「ワンセは宿題忘れや授業態度・礼儀について厳しい塾だ」と聞いていただき、お子様の意向ではなく保護者の方主導で入塾された場合、示しのつかない言動が続くことが年に若干名発生することがありました。これまでは「お預かりした限りは塾の責任で指導」と考え、それなりの対応をしていましたが「月に3回のさぼり、または故意の宿題忘れ」で退塾勧告させていただくことになりました。注意され続けることは本人のストレスにしかならず、周囲への示しのつかなさからの新方針となります。入塾前の成績で区別することはありませんが、学校平均点は塾内順位がほぼ一番下からのスタートになります。一番大切なのは、そのような環境で入塾しても上を目指して頑張ろうという「気持ち」を持ってきていただくことです。

 

2018年1月28日日曜日

週末の出来事&卒業生へ~贈る言葉④~

 金曜日は小4算数。新入生が多く、躾期間中の学年です。今日は1名の宿題忘れがいました。まだまだ完璧に宿題をできないようです。どこかで手抜きしようとしているのでしょうね。大人は決して見逃さないですよ。

 受験生はまだまだ基本の徹底を図らなくてはいけない子と、プラスアルファのためにできることを増やさなくてはいけない子に二極分化されています。どちらにしても最後まで気を抜かずに勉強させようと思います。特進クラスの過去問結果では公立国語ではトップ鯰江SRKCが同点。公立数学では満点の茨田MHに茨田KC,茨田北ISが続きました。満点は素晴らしいですね。土曜日の清風国語の過去問ではトップタイに鯰江SRと緑NYが並びました。日曜の標準数学ではトップノギー、2番タイが緑SKMAでした。国語では緑TSがトップ、門真7中NK、茨田MHが続きました。日曜日の特進国語では四天王寺の過去問にチャレンジ。トップは茨田北NMで茨田北SY、緑MKが続きました、では、好評の贈る言葉第4弾
 
 緑TS

 入塾時、ワンセルフ生として卒業できるのか非常に案じていた。宿題や提出物において甘さがあったからだ。いつからか、勉強から逃げることを諦めて、前向きに取り組むようになった。同時に塾友とも随分馴染み始め、プラスアルファの勉強も手をつけた。

 受験生になり自分との葛藤と戦いつつ、ようやく形になりそうな状態まで来れた。高校生になったら進学校に行ったことを自覚して精進して欲しい。
 

 

 

2018年1月25日木曜日

最近の出来事&贈る言葉③

 今週は人と会う予定が多くて、朝から少々バタバタしております。受験生はいよいよ私立高校へ願書を出しに行く時期となりました。ところで、第2回進路希望調査を見て感じたこと。ブログ内のおススメ度と競争率がほぼ相関していたということです。宣伝が下手でも中が良い学校は正しい評価を、宣伝だけが上手で中身のない学校も然り。みんなに正しい情報を持っていただきたいと思っています。

 さて、授業内容は小3算数から。体験の子もいたのですが、THの成長が非常に目につきました。9月から12月までにMTと随分差がついたと思っていたのに急速に差を埋めてきました。逆にMTは油断からかミスが少々気になりました。体験に来た子たちもそれぞれに感じる課題があって、良い雰囲気になりそうな予感です。小学生の低学年をこれだけ力を入れてやっている塾はそんなにないでしょう。

 小6算数は体積・容積の問題をしました。応用問題中心なのですが、基本的な応用問題はみんなそれなりにできていました。やや気になるのは宿題になったとき、もう少し考えたら答えがわかりそうな子が「わからない」という理由で白紙の解答になっていることです。ほんの少し時間をかけて考えてくれたら更に良いのに、と感じました。

 中3はようやく全員が復帰。前代未聞の欠席率の高さに驚きと心配をしていましたが、体調が戻ってきたので「この時期で良かった」と思うことにしておきます。好文学園の数学過去問にチャレンジすると鯰江HKと緑SKが満点でした。易しい問題でもノーミスは素晴らしい。平均点も80点を超えており少々安心しました。

 では、卒業生へ贈る言葉第3弾です

茨田KY

 3月からと付き合いは長くない。勉強をする・しないで自分のやる気スイッチのオン・オフの切り替えが激しかった。自分の心と戦っているように思えた中学生時代。本当にやりたいことに出会えず力を持て余した。

 高校生になったら多くの経験を積極的に積み、取捨選択できる知識を身につけ、本当にやりたいことに出会うために全力で精進してほしい。

鯰江IS

 真面目な頑固者。頭が固すぎ、もう少し柔らかい発想をしないと様々なギャップに悩まされることが続くだろう。同時に勉強面でもそれが邪魔をした中学生時代。

 ただ、それを上回る努力で少しずつ現状打破した。壁にあたったとき、愚直な対応で乗り越えたのは大きな糧となったはず。高校生になっても愚直な努力を忘れず、かつ柔軟な対応ができるように常に意識しよう。

茨田NM

 興味があることとないことへの思い入れの差が激しい。いや、無関心なことが多すぎるのかもしれない。それが自分に関することであってもだ。ケ・セラ・セラは適度なら良いが、過ぎたるは及ばざるが如し。

 高校生になったら、もう少し視野を拡げてできることを増やそう。セーフティゾーンの内側にいるだけの学生時代はつまらない。

2018年1月23日火曜日

卒業生へ~贈る言葉②~

 菫NY

 非常にマイペースで独特の価値観がある。個性の範囲である今は問題ない。学生時代に自分の個性や価値観が世間一般とどれだけの乖離(差)があるのかを強く意識し、社会人になるときには周りをしっかりと見えているようにしよう。
 
 授業後の誰も見ていないときのゴミ集めや、誰も見ていない場面での駐輪場の整理など誰からも何も言わていない場面での様々な忖度は多少の雑さを吹き飛ばす大きな長所だ。

 茨田北MA

 個性の表現の仕方に悩んでいた中学生時代。友人との距離の置き方も然り。悩んだとき、自分を隠す選択をしつつ、時折出る中学生らしい自己表現やアピール。その度に周りからの評価を気にしていた。

 これからはアイデンティティを大切に、もう少し上手な自分らしさの表現の仕方を覚えよう。本当の友人は決して小さなことでは離れていかない。

 緑HY

 女性のように優しい思い遣りの心を持っている。それは近しい人を安心させたり幸福にする力がある。年齢以上にあどなさが残っているのは少し幼いのかもしれない。素直だということだ。時には空気が読めない言動があるのもそのせいだろう。

 短所を打ち消す優しい心は不変。優しすぎる心を、時には心無い言動で傷つくこともあるだろう。それに染まらず、身近な人の痛みを感じ、緩和させる方法を増やして欲しい。

 多種多様な方々と会っていますが、経営者・営業職にある人はコスト意識が高いです。私も一応経営者の端くれですのでコスト意識は世間一般の人よりも高いつもりです。コストパフォーマンスの情報交換は非常に有意義に感じるのですが、一点だけ誰と話しても大きく異なる点があります。それはヒトに対する考えの違いです。

 多くの経営者は今を意識して労働改革に乗り出し、雇用者と労働者の関係で、より充実した労働環境を目指す。ヒトはお金で動くものだから、福利厚生や働きやすさが大切だ、と考えています。営業職は数値が何よりも大切ですからそれを追いかけます。それは世間の常識だと思います。

 ただ、私は「綺麗事で世の中を渡っていきたい」という思いから塾屋をしています。いつか、不徳の致すところで給料以上の働きをしてもらわなければいけないことが発生したとき「いざ鎌倉」の精神(昔の恩を今こそ返す)になってもらえるような関係を理想としています。例えば、残業や労働時間の申請は短めにする人ほど多めにつけます。また、計算ミスをする可能性もありますから「気持ち分の上積み」をするようにしています。それ以上に微力な私の支えでできることがるなら、できる範囲内でします。そのような情に対して情で応えてくれるような職場環境を理想としています。

 何かするとき、損得関係から動く人間関係を築きたくないのです。それが生徒であってもです。私は月謝(レギュラー授業)以上に子どもたちを見ている自信があります。新規の問い合わせがあっても授業を優先しているような状態です。補習やプリント作成で私のできる範囲内のことをするので、彼らも簡単なお掃除やお手伝いなど無償でしてくれます。それに対して深い感謝の気持ちはあります。でも、お礼にお菓子を渡すぐらいはありますが、報酬目当てではなく基本的にはお互いの気持ちで動いているのだと勝手に解釈しています。「先生が大変そうにしているから私のできる範囲でできることをしよう」そう思ってくれる子たちがいる嬉しさはあります。

 その全ての基本は「情」であり、それを端的に表す言葉が「ありがとう」と「ごめんなさい」だと思います。ヒトは失敗するもの。それに対して正直に接すれば、相手もそのような対応をしてくれる。それが私の教育者としての持論です。性善説で成り立ち、裏切られることもありますが、変わることはありません。教育に携わるものが「ヒトを見たら泥棒と思え」の精神で子どもたちに接するの悲しく寂しいじゃないですか。

2018年1月22日月曜日

1/22の出来事

 東京で大雪らしいです。日本のテレビ局やNHKがいかに役立たずかよくわかりますね。大和川決壊の際は全くニュースにならずごく一部の人にしか関係ない選挙測速報をしていたかと思えば東京以外の面積ほうが圧倒的に多いのに東京の天気ニュースばかり流す。民法はともかくNHKは駄目でしょう。大阪ではインフルエンザが大流行し、学校現場では大変なところも出てきています。

 さて、夕方小6の授業は国語の漢字テストから。さすがにこのレベルで目に見える手抜きをしてくる子はいなくなりました。ただ、計算問題の速度と精度が微妙なので、今後しっかりとスキルアップしてもらいましょう。HMは漢字・計算共に唯一のパーフェクトでした。ノーミスは素晴らしいですね。

 小5は算数で新単元の多角形の導入。教科書内容と少し変えて図形の概念の話をしました。思考は大切ですが、頭を使うことが何より良い刺激になります。今までにない発想をするのはとても良いです。好きなこと(勉強)だけ夢中になってするもの悪くないですが、この時期に普段使っていない脳を使うのは一生の財産になるでしょう。授業ではKN、SNHKを筆頭に積極的な挙手が増えており、明るく楽しく展開できました。

 夜は中2の授業。こちらも思想を中心に解説。本当は授業中に伝えたかったのですが、時間がなく言えなかったのでここで書きますね。プラスアルファの勉強をするうえで肝要なのは「学びてときにこれを習ふ」こと。つまり、先生に習ったことは復習して自分のものにしよう、ということです。復習せずに前回の授業で何をしてきたのかすら覚えていない中で授業を受けても定着度は悪いですよ。学年トップになる努力型の子は復習することによる学力の定着を知っており、非常に重要視しています。

 小中共通ですが、授業は本当に水物で毎回雰囲気や手応えが違います。共通しているのは喝を入れられた後はしばらくピリッとし「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で数か月すればまた油断して喝を入れられることの繰り返し。大切なことは大人が諦めないことで、気づく度に注意することだと思っています。注意されなければそれが「常識」として成長して大人になるということですから。「贈る言葉」第2弾は明日アップします。

2018年1月21日日曜日

進路

 卒業生が続々と進路の報告に来てくれています。決まったことと、報告にきてくれることがダブルで嬉しいです。

 相談の過程で第三者の意見を募るために某知恵袋などの掲示板で質問することがあるようです。そのこと自体は賛成。ただ、最大公約数の意見が自分に当てはまるとは限りません。性格や様々な状況を排除した意見だからです。

 そんな話を卒業生としつつ、高校生の子たちは早々に将来の仕事を決めていることへの安心と中学生時代に話していた将来の仕事についてのことをしっかりと覚えていたことへの感動ですね。異口同音に中学生時代の話を参考に決めた言っていることへ、この仕事を選んで良かったと実感。

 就活の時期は小論文対策に戻ってくる子もしばしばいます。人生を賭けた相談をしにくるわけですから、こちらも全力であたります。高校受験よりも遥かにハードルが高い国家総合職を筆頭に大学の推薦入試までありますが、ここ数年は流れができています。3月→高校受験終了→春→公務員対策小論文→秋→大学の推薦などの小論。大変ですが、非常に嬉しく力が入ります。

 私を頼ってきた人は何人たりとも全力で接すると決めています。いくつになっても初めてあったときのイメージから変わらないので可愛い子たちなので、報酬は笑顔で充分です。ただ、こちらだけが全力なのは困るので、相談者も常に全力でいてほしいとは思います。高校生以上になって、私を頼ってきたなら、しっかりと問題が解決するまでついてきてください。途中で寄り道や浮気の虫が出てきたら、中学生とは違って引き留めません。

 いつまでも卒業生がやって来てくれて、頬が緩むことが非常に嬉しく現役受験生の指導への糧になっています。これを読んだ卒業生が更に来てくれると喜びの連鎖となりますね。