2020年9月28日月曜日

高校レポート⑥~上宮高校~&最近の出来事

  月曜日は上宮高校にご訪問。ではレポート。授業態度2教授力2校風3.5予備校不必要度1.5(プレップコースは除く)お勧め度3。プレップコースと呼ばれる関関同立の推薦枠が非常に多いのが魅力の学校。その他、校舎がきれいな点を除けば特筆すべき点はありません。先生方の人柄は良いのですが、「良い人」=「良い先生」にはなりません。関大北陽・近高同様システムに魅力を感じ、その他の部分では公立並みです。

 日曜日の夜の出来事ですが、唐突に「私(たち)、わかる(覚えてる)?」と言う声が廊下から聞こえました。2期生などのヒントをもらい3回目ぐらいに正解することが出来ました。女性はメイクで変わる+マスク姿で分かりづらかったと言い訳しておきます。過日、卒業生の名前を出していただいたのにその子の学年を3歳ほど勘違いしたことに軽くショックを覚え、それ以来、マメに卒業生名簿を見るようにしています。今回のように来てくれたのに覚えられていなかったら来てくれたことが台無しです。もちろん、名前を言ってもらえれば思い出せますが、見ただけで分かって欲しいですよね。

 授業は小4算数から。四則混合で計算の順番を確認しました。そろそろノートの書き方を見やすくしてもらうことを心掛けています。「=」の真下に「=」を書き視認性を上げる。ひっ算などの計算は右ページを使用し、途中式が見苦しくない、などです。自分の思ったことをそのまま書くのが低学年。それを定着させると見やすくなります。逆にここを緩く見逃すと全てにおいて、適当で自己流を貫きがちです。そうならないようにしっかりと指導します。

 小6算数は先週の続きで反比例の導入。片方が2倍3倍になったら2分の1、3分の1になるパターンです。分かりやすいのではお誕生日ケーキ(ホールケーキ)分ける数が多いほど、一つ当たりは小さくなります。また、同じ100kmの距離は徒歩、自転車、車(信号なしの前提)なら時間は短くなることなどです。まだ小学生なので頭を使うために概念の話を中心にしています。

 夜は中2社会。こちらはテストを意識して小テスト三昧。問題は中1数学。久しぶりに見ましたが、悲惨な結果でした。点数以上に気になる授業態度に喝を入れました。解説中に頭を使っていない子が散見したからです。比較的悪くない点数を取ってきた子たちなので慢心以外にありえません。一見すると顔を上げて真面目に聞いている風ですが、頭は真っ白か全然違うことを考えていたようです。癖になっていそうだったので、超久しぶりに雷を落としました。

 受験生へのお電話はまだ半分程度しか終わっていません。今週末に再びお電話する予定です。また、水曜日の5時以降7時までもかける機会があればかけます。今週は高校訪問中で、事務所到着も比較的遅く、お電話がつながりにくく申し訳ありません。

 

 

 

2020年9月27日日曜日

最近の出来事

  週末はendless兼五ツ木対策、そして合間に懇談会でした。ここ数年、近高に行きたいというお声が非常に多いです。そして高確率で勉強を手抜きしてきた子たち。現状を伝えても勉強を始めず、むしろ雑なところが目立つことが多く指導に時間がかかりました。なぜかわかりませんが、定期テストで400点前後の子が口にすることが目立ちます。すぐにでも勉強をスタートしないと厳しい現状を伝えても始めてくれません。残念ながら、力業で勉強させるレベルの高校ではなく本人の強い自覚が必要です。

 高校にも申し出ていますが、改善点を指摘しても自覚がないと改善されることはありません。頑張ると言えば応援したいのが親心。それを裏切られ続けても期待してしまうのも然り。私も同じ気持ちです。近高は大阪府の私立高校で最も多くの不合格者が出ます。その数、専願者でも300名前後。

 何より、勉強を頑張らずに志望校を高めに言うのはワンセの方針ではありません。言った限りは口に出した責任を果たしてもらいます。それが高校に卒業生をお願いする姿勢だと思っているからです。「ワンセの子は真面目に勉強してきた」そう評価され続ける塾でありたい。一人の例外が塾の全てになることもあります。ウチが常々口にする「お預かりした全てのお子さま」へのこだわりは本気です。

 週末は受験生中心でしたので、良い報告を。緑MKは五ツ木数学過去問で偏差値60。ノーミスでした。全員模範とする解答用紙です。難しい問題を正解させるのではなく、わかる問題を確実に解き、理解できなくとも地道な努力で取れる単元で稼ぐ。非常に良かったです。継続してくださいね。その上位互換でトップは緑UT。理数はメキメキ力をつけています。地道な努力を求められる社会では緑女子の健闘が目立ちます。FH、OM、THAが良い追い込みを見せています。社会が好きなのに「ウサギとカメ」のウサギ休憩モード中の人は目覚めて欲しいところ。今日だけでは困りますが、緑NHも数学で良いものがありました。受験生は中間テスト、五ツ木、実力と様々なテストが続きますが人によって重要度の優先順位は異なりますので各々がすべきことを考えて勉強できる環境を創ろうと思います。

2020年9月26日土曜日

高校レポート⑤~興国高校~

  金曜日、ここ数年来のイチオシである興国高校へご訪問。では早速レポート。授業態度2~4、教授力2~4、校風4.5予備校不要度3.5お勧め度4.5。私が広告を推している一番の理由は無理な目標を立てないことです。勉強の苦手な子から頑張りたい子、アスリートを目指す子まで全てに学校の本気を感じます。スポーツ系のクラスはどの高校に行っても推して測るべしな状況。勉強をさせると決めたクラスにどれだけ熱量があるのかを見ています。昨年、ピークと感じて熱量は維持されていました。レポートに2~4とあるのはクラスによってあまりにも違っているため、このような表記になりました。この偏差値の授業は、寝ている子が目立つのが普通です。それでも授業妨害しないからマシ、という感じで見ています。寝ている子が少ないのは充分プラス材料です。

2020年9月24日木曜日

高校レポート④~大阪国際大和田~

  旧帝国大和田の末期から共学になり平成の最後まで一押しの高校でした。ではレポート。授業態度4教授力3.5校風4予備校不必要度3.5お勧め度3.5。過去最多の国公立大学を輩出した今年度大学入試結果。私の評価は真逆で過去20年来でワーストです。かつて進学校でなかった時代は先生方が生き生きと輝いていました。今は授業が死んでいます。マンネリ化です。上のクラスのモチベーションは国公立大学を狙う授業ではありません。数値は悪くないですが、消去法で残る学校になってしまった現実がとても悲しい。先々代校長が築いたものを先代校長が食い潰し、数値は最高、中身はヤバい状況で就任された新校長の手腕が唯一のプラス材料。進学説明会にお声かけする予定でしたが、再考します。

 

2020年9月21日月曜日

卒業旅行中におもふ

 19日深夜より、延期に延期を重ねていた現高1の子たちの卒業旅行中です。入場制限中であるディズニーシーではタワーオブテラーですら30分待ちで自由に乗れたようで、充分に満喫。2日目のディズニーランドも同様で乗りたい乗り物に待ち時間を気にせず乗れるのは良かったです。初日はディズニーシーで小雨、2日目のディズニーランドは暑くも寒くもなくと良い気候でした。明日のナガスパは最高気温26度で曇りの予報。二転三転して最終的に決まったのは8月末でしたが、結果的にいつも通りになりました。

 引率は仕事の中で最も疲れるものです。寝ても入浴しても気が休まる時間が全くありません。ただ、今年は人数が少なく、時間にルーズな子もいないので例年よりは気が楽です。ところでホテルは担当の方が変わり、少し話し込みました。コロナ禍の中で企業のあるべき姿勢について再考させられました。企業は倒産しないように営業しつつ、利益はない状態というところは多数あります。

 翻ってワンセ。正直、新規の募集について考える精神的な余裕がありません。今年は大量の受験生、換言すると卒業生が控えています。にもかかわらず補完を無視するのは近い将来(2,3年後)には危機的な状況になる可能性があるということ。それでも変わったことをするつもりはありません。今まで通り「お預かりした全てのお子さまの成績アップにこだわる」だけです。独立したときから決めていた根幹を変えることはありえない。その結果、ワンセが継続できなくなっても卒業するまで面倒を見ることで責任は果たせるのではないかと考えます。

 綺麗事で塾をしたい。そんな甘い考えで始めたワンセ。やはり考えは変わりません。権力に忖度しない、ひたすら教育を追及する。そのための探究心は失わない。そんな職人気質の塾であり続けたいとディズニーランドを背に改めて誓いました。

 明後日からは台風の影響による大雨が案じられますが、再び進路指導を中心に活発に行動します。数名、3者面談を実施しましたが、基本的には10月は電話による私立高校を中心としたご相談です。対面を希望される方はおっしゃってください。


2020年9月17日木曜日

高校レポート③~常翔啓光学園~

  本日は常翔啓光へご訪問。では早速レポート。授業態度4.5教授力4校風4.5お勧め度4.5予備校不要度4。新たな項目で予備校不要度を導入しました。5であれば現役で国立大学へ予備校なしで導いてくれるシステムと先生が揃っている。4.5なら国公立。4なら関関同立または一部教科のみ予備校頼み。3.5で関関同立への体制はあるが校風としてガリガリ勉強するものではない。3はカリキュラムはあるが本人任せで引っ張ってはくれない。2.5はカリキュラムはあるが勉強する雰囲気ではない。2以下は高校そのものに大学へ行かせる教授力はない。ちなみに各高校の一番上のクラスのみが対象です。一昨日の好文学園女子は予備校不要度4.5。関大北陽は1です。

 今年は例年以上に高校での滞在時間が長いです。卒業生のことやコロナ対策、受験について聞きたいことが多いからです。コロナ対策と進路指導は比例しているところが多いです。私も実感しているのですが、今年の受験生は志望校の決定が随分遅いです。現時点で専願・併願が未定なのは初めてです。この事態を受けて今年の秋の進学説明会は中1中2も強制参加に決めました。もちろん、当日の授業はありません。

2020年9月16日水曜日

高校レポート②~関大北陽~&今日の出来事

  今日は関大北陽をご訪問しました。授業態度2教授力1.5校風2.5お勧め度3.5。やはり関大の付属であるのは何よりの魅力です。逆に高校に過度な期待はしないほうが精神衛生上良いです。昨日の好文学園のほうが偏差値20低いのですが、授業態度や校風は逆でした。繰り返しになりますが、それでも関大へ希望者の93%が進学できるのは非常に魅力的です。ちなみに卒業生の子たちを見ましたが、元気そうで良かったです。元気過ぎるのも複雑な気持ちになりますが。

 授業は中2特進数学から。ここ最近は難しい証明をしています。緑HAが良い理解度でその他のメンバーは相手に伝える工夫を常に考える必要があります。ところで緑SEは随分明るくなりました。入塾からしばらくはうつむき加減というイメージでしたが、今は笑い声が最も聞こえる子です。その後、中1国語は問題演習。実は問題集の答えを配っているのですが、意外と見てきていないようで少し安心しました。授業後、特進数学。いつも楽しくやっていました。そう、過去形です。珍しく特進で叱られている声が響きました。理由は説明中に話を聞いていないことが続いたからです。

 私は結果が良ければ全て良しとは全く思っていません。むしろペーパーテストが良い子ほど、注意されていることは多いです。学年トップで学校で優等生と言われていても授業態度が悪いと指摘されることもしばしばあります。油断が発生したら気が緩むのは子どもなら必然です。それを普段の素行が悪くないから、見逃し続けるのはその子のためにならないと考えるからです。そうならないのは中2HAぐらいでしょう。歴代でも彼女だけです。子どもはそこまで強くありませんから。

 最近悩むのは保護者の方にどこまで現状を正しく伝えるのか。原則として塾で起こったことは塾の責任と考え、子どもに指導します。良くない現状報告をして、ご家庭では注意していただきたくないときもあります。それは充分に子どもに伝わっていてダブルで注意されると逃げ道がなくなることもあるからです。親が子を叱るときのルールの一つで逃げ道を用意することです。そういう因果も含めてご説明しても知ってしまうと注意したくなるのが親の性(さが)ですからね…