2020年11月29日日曜日

師走からの新年

  コロナ禍での1年が過ぎようとしています。実は長文で「来年度」について書いた原稿をアップせずに見送りました。中学生を現行の週3日から週4へ、中3を週5日にする草案をまとめていたのです。パンフやHPには週3日6時間と書かれていますが、現実としてそんな時間で済んでいる子は一人もいません。すでに中3はほぼ週7日体制、中1,2は平均して週4日以上は通塾しています。そんな中で授業外の在り方の見直しを進めています。

 「勉強のやり方」を教えるのが目的です。今までのワンセは良くも悪くも1から10まで手を差し出し続けてきました。家庭学習のやり方は伝えつつも、出来ないときには即お呼び出しが通例。これを「自分で考えて勉強する」方向へシフトチェンジしようというものです。

 ただ、私は中学生が積極的に自分で課題を見つけて勉強することに懐疑的で、自主性を尊重すると何もしない子が続出するでしょう。そこで、ワンセらしく「管理しながら勉強させる」ことを強く意識した時間を設けようかと思案中です。それが単発なのか継続するのか手探りですがようやく方向性を打ち出せるようになりました。

 何でもかんでも叱るという昭和理論は通用しません。しかし、子どもは大人の本気を試します。こちらが何となくシステム化したものをやらせようとしても失敗するのは目に見えています。みんなのことをしっかり見ているからね、という強いメッセージを継続して送れる性格の講師が必要です。来年は足立・原・私がメインなら実行できるだろうと思います。また三好・福島もなかなか根気強いです。詳細は授業を通じて伝達し頑張ってもらう予定です。

 ところで私のモチベーションは「ワンセ(私)にお願いします」というスタンスでこられることです。期待していただいたなら全力で応えようと思います。反面、同じようなお願いなどを他にして、優先順位が低いなら私も全力では応えられません。情で人は動くものだと認識しています。「ワンセで」という強い思いを感じたらしっかりとそれに応えます。ワンセの補習は愛情で出来ている、というのは半分本気です。

2020年11月19日木曜日

最近の出来事

 水曜日、お昼に週に数回はお世話になっている定番のマクドに行きました。混んでいる店内で後ろにはバカップルが足跡マークを無視してすぐ近くで大声でマスク着用せずに話しています。その脇で4歳ぐらいの子が4人ほど走り回っています。両方ともにイラっとしましたが、後ろのバカップルは眼力で威嚇して距離を取ってもらうことに成功。少し悩みましたが、子どもにはやはり注意が必要だと思い優しく注意しました。とても困惑した表情でしたが、店内で走ると注意されるという経験で覚えて欲しいと思います。最近、雷親父は死語です。悪いことしたら地域の人々から怒られることはなくなっていますが、それが良いことなのかどうか疑問符です。よく言われるのは逆切れされて刺されたらどうなのという意見。至極全うで同意見です。でもね、教育者を名乗っている人が諦めたら日本はどうなるのだろうと危惧します。人にはそれでいいと言いつつ私は注意する大人であり続けようとも思います。

 -閑話休題ー

 受験生にとって非常に重要な実力テスト&五ツ木の模試が終わりました。いよいよラストスパートの体制に入りましたが、今年は意識の差が激しいです。最低限度の量が多いワンセですが、家で出来ない子は塾でやらせる、というスタンスが今年は取れません。コロナ対策で密を避けるため積極的な居残りは自粛中です。間違いないのはご家庭での学習時間がないのは勉強時間がほぼ0ということです。塾では過去問演習などを通じ弱点を発見し、それを個々で補うのが本来の勉強です。塾で問題を解いて解説を聞いただけでは知識は定着しません。ワンセに来ているだけで安心してもらっては困るのです。今年も本当の志望校に廻し合格なしで全員合格してほしい。そのために浮かれている子たちの気持ちを締めなくてはいけません。もちろん、多数の受験生は真摯に取り組んでいますが、性分でどうしても出来ていない子が気になります。全員笑顔で15の春を迎えられるよう全力を尽くします。

 そんな中3は緑SKYA、T・HAが実力テストで納得の成績を修めてきました。今回の実力の結果は見事に普段の努力に比例しています。若干の成績下降者は残念ですが、モチベーション通りです。

 中2はHA・Aの仕上がり具合がいつも通り順調。緑MY、SE、MSKN悪くない状態。その他は今後の追い込み次第ですが、提出物や課題は比較的順調のようです。溜め込む前に片付けていきましょう。

 中1は安定の鯰江MHに緑SSが追随している感じ。特進数学組はそれなりに気持ちが入っているようです。例年だと中だるみする頃ですが、その気配は今のところありません。新入生の緑NRは毎日に勉強についていこうと必死に頑張っています。

2020年11月11日水曜日

徒然なるままに…

  最近、本当にご縁があって久しぶりの卒業生の近況を聞く機会が多いです。進路の相談であったり、報告であったり。何にしても節目で思い出してくれるのが本当に嬉しいです。修学旅行のお土産は過去最高に多かったです。それも結構な金額を遣ってくれています。金額もそうですが、何よりは旅行中でもワンセのことを思い出してくれていることへ頬が緩みます。また結婚・出産の吉報が多い一年です。コロナ禍で参列できなくなりましたが、おめでたいことに変わりはありません。

 ところで、高校の先生方と話していると期待する学校には難題を申し上げることがしばしばあります。保護者の方は「ウチの子をしっかり見てください」とは言いにくですが、私はハッキリと引っ張っていただきたいと申し上げています。細かい細かいお願いもしています。自信を持ってお勧めした高校に大切な子たちをお預けしたのですから、先生方には言行一致の責任は求めます。ご都合主義なら二度とウチの子たちを受験させません。

 そんな姿勢を崩すことがなく20年が過ぎようとしています。お預かりした子どもには熱い思いをかける保護者の方がいます。そこに子どもの入塾前の成績は関係ないので、その思いに応えなくてはいけません。また、私を、ワンセを、信頼いただいたなら絶対に裏切ってはいけないと思っています。

 感情論で塾屋さんをするのは死語のようです。集団授業で多数の生徒を集め、オプションで高額の費用を請求するのが慣例の業界話を聞くと複雑な思いに駆り立てられます。未だに講習会費のご請求をするときは胸が締め付けられ、このご時世に余分な出費をお願いする申し訳なさと、金額以上のことをしなくてはいけない気持ちになります。

 翻って進路相談について。私は進路のジェネラリストになりたいと思っています。高校受験だけではなく、進路相談全てを専門にできるようになりたいです。大学・就職・結婚その他全般です。例えばお医者さんは身体についての専門家で、足元にも及ばない博識です。でも、特定の人、つまりお預かりしている子どものことなら誰よりも理解していたい。親御様には敵(かな)わなくとも知ってはいたいです。

 そのためには本格的な勉強も必要でしょう。近年できた国家資格である「公認心理士」のための大学には大きな興味があります。10年前に大学を卒業し多種多様なやりたいことができましたが、少し絞られました。その後には弁護士も見据えたい。「弁護士もできる塾の先生」なら相談しやすそうじゃないですか。それだけに大変な勉強ができるのかと問われれば「yes」の返事です。地元中学の教壇に立ちたい(生業ではなく)という夢だけのために教員免許を取りに行こうとしたぐらいです。ただ、出身中学でなければ希望中学に行けないので諦めました。あ、まだその夢の実現は全く諦めていません。

 やりたいことだらけの人生ですが、折り返し地点を終えてコロナを通じ見えてきたのは理想の教育の完遂です。私がワンセをやめると決めた過去の決意は「やりたいことができなくなったら」「子どもに媚を売るようになったら」「売り上げを先に考えるようになったら」「新型インフルエンザの罹患者がワンセで発生したら(当時学校は全校一斉休校の中で授業)」もちろん、今年の春先に授業をし続けたときもワンセが先陣を切ってコロナ罹患することがあればその覚悟は決めていました。

 駄文が続きましたので〆を。

 ミスが多い私を信じている人だけは裏切ってはいけない。それは、子ども・保護者・学校関係者・業者さん・スタッフ全てです。逆にワンセを軽んずる相手には容赦するつもりはありません。特に権力を持つ人には全力で向かいます。残念ながら「声が大きいものが勝つ」世の中です。強いものはとことん強く、弱者には最大の気遣いができる人になりたいと思っています。

 


最近の出来事

  ようやく志望校も決定してきました。例年よりも遅かったですが、上位合格目指して頑張って欲しいです。私立高校は合否ではなく特待生になれるのかどうか、なれたなら高校3年間特待生として恥ずかしくない過ごし方をしてもらわなくてはいけません。

 ところで、最近卒業生やその保護者の方と接する機会が増えました。偶然ばったり出会うことと連絡をもらって話し込むことが半々です。今年は不精をして卒業生名簿をあまり見ておらず、現在の年齢が即答できなくなっていることを反省しています。もちろん、名前を忘れることはなく思い出話はできます。それでも顔を見て「今○○歳だね、その後どう」と声を掛けられなくなった自分にがっかりです。これからはマメに復習してみんなのことを思っていますので、いつでも連絡や来訪を待っていますね。

 受験生はここにきて緑THIが上昇中。一時期は心配していましたがもう大丈夫と思いたいところ。緑YAもやるべきことをしっかりできていて自分に必要な勉強を取捨選択できています。緑FHは数学に伸びを感じます。英語理科は元々問題なかったのですが、数学的発想が閃くようになり理科も伸びているようです。緑OMは社会に覚醒中。ただ数学への期待もあります。

 ちなみに過日の遠足では中3のバスに同乗していました。帰りのバスの中では自発的に歴史の年号クイズで盛り上がっているのは流石受験生。活躍していた緑IHに良いところを見せてもらおうと社会の授業で指名すると…。そんな受験生は秋が終わり冬になっても「春」は四季を問わずやってくるようです。今年ほど恋の病に苦しめられた年は初めてかもしれません。

 中2は特進数学がようやくその名に恥じないレベルになってきました。英語では足立に文句を言われても数学では全員に及第点が上げられます。点数以上の実力アップを感じるのが緑HA。色々(数学的に)見えるようになりました。緑MSはしっかりとくらいついてきています。脳を使い続ければ必ず開花しますよ。社会では鯰江中のこたちがかなりやばい状況だったのでテスト3週間前である先週から覚え込み開始。今週も社会の暗記に時間を費やしてもらう予定です。自習中に各々の課題を自主的にやることが多かったですが、今回は社会を中心にやってもらいます。必然的に課題を自分でやる必要があり、塾内の勉強時間では全く追いつきませんので家庭学習は今までより必要になります。

 中1特進数学は初回の授業で叱責されてからは良い意識で参加できています。今後の展開が楽しみです。国語や社会は学校の教科書内容や学校毎の覚え込みをしています。社会に興味を持って欲しいので解説を中心にするとどうしても集中できない子がいるので、特に地理は覚え込みをしっかりとしています。

2020年11月3日火曜日

11/3の出来事

  11/3は受験生のみでした。五ツ木過去問にチャレンジし、国語トップYAで社会トップは緑OMでした。ただ、社会の仕上がり具合が甘く、昼から自宅でオンライン勉強をしました。高校生になったらワンセはありません。自分で勉強しなくてはいけないので少しずつ慣れて欲しいという思いと、Zoomで管理しながら少しは見られている意識で頑張れると思ったからです。教室では特進数学が行われ開明と桐蔭の問題にチャレンジ。開明数学では緑FHが90点、SKは80点と悪くない結果。その後更に桐蔭数学は最難問の時代のものにチャレンジ。いくつかの新たな発想を身につけてもらいました。ここからはいよいよC問題と解くための知識・思考を養っていこうと思います。ちなみに大和田高校は同等レベルの問題が出題され、常翔啓光も難化が予想されます。ラストスパート中ですが、少し浮かれている子たちが案じられます。

2020年11月2日月曜日

11/2の出来事

 大阪都構想は否決という結果で終わりました。残念なことは投票率が前回よりも低かったことと反対派の理由です。反対派の理由は「名前が嫌」「大阪都になるのが嫌」という感情論とネガティブキャンペーンに背中を押されたからというものです。市民としてもっと活発な議論をして欲しかったところ。立場上、偏った意見を言ってはいけないのでコメントできないのも残念です。これが他府県なら気にせずあれこれ言えるんですけどね…  

 さて、五ツ木模試の結果は全体的に良かったです。ただ、素直に喜べないのはその数値ほどの実力が伴っているかどうかは疑問が残ること。昨年より受験者が2割減り、その大半が上位層です。つまり、偏差値60以上が昨年よりも出やすくなっているわけです。それでも受験なので相対的にレベルが下がり、ワンセの子が下がっていないなら入試では有利になります。11月の模試は最多受験者数になるのは間違いないでしょうから、真価が問われるの場になりそうです。

 そんな五ツ木模試の数学過去問では緑SYがとても良い結果を出しました。非常に嬉しかったのでクリスマスロトくじを大奮発。2年前は龍神賞で重い重いお菓子袋を持ち帰った再現があるのでしょうか。

 小4算数は最も進度が遅く学校のよりやや早い程度で「長方形・正方形の面積の応用」をしました。先週欠席したKKは公式の暗記も含め自宅学習をきちんとしていました。その心意気は非常に重要ですね。UMは張り切って参加していますが時おり空回りすることもあります。それでも前だけむいて取り組み続けて欲しいですね。MOは応用問題は少し手こずりますが、出来ることをコツコツ増やしています。

 小6算数は一部小学校が既に教科書の最終章の導入を控えているようでびっくりです。11月半ばに教科書内容を終えたら残りはどうするのでしょうか。そんな6年生は空間図形の少し応用問題にチャレンジ。もう少しつまずくのかと思いきや、理解できていることは期待以上にあったようです。

2020年10月26日月曜日

受験生の出来事

  10月の各種テストが終わり、ほぼ全員私立高校は志望校が決定しました。例年よりも遅くなりましたが、ようやくです。公立高校受験予定者はもう少し考える時間があるのでこれからですね。そして、3月から言い続けていた最重要なテストである11月五ツ木、実力テストが控えています。ようやく受験生らしい雰囲気になってきました。コロナ禍でもあり、自習室に関しては真面目に利用できる人に限定しての開放にしています。

 また、今週より秋の高校訪問ラストスパート中です。過日、夕陽丘学園の先生が校長が変わり是非見に来て欲しいというお話を頂戴しゼロベースでご訪問しようと思っていました。アポ電を掛けると非常に歯切れが悪い。実は内情は変わらず隠匿体質は変わりありません。真摯に子どもと向き合わない学校で、トラブルが起こってもなかったことにしようとします。私の進路指導の根幹は「自分のこどもだったら行かせたいか」です。絶対に行かせたくない高校をお勧めすることはありません。

 受験生は各種テストを控えて対策三昧。週末に行われた上宮数学ではトップに久々緑THI、そして緑KH、THAと続きます。大和田国語ではトップ緑FRで緑THA、FHが続きました。関北社会では緑YAが突出。他は仕上がり具合が悪い状態です。ちなみに五ツ木過去問ではトップ緑KH、2番タイに緑FH、YA、SKが並びました。

 志望校を早々に決めている子が順調です。また、ここに来て一部男子に上昇の手応えを感じます。まだ名指しで褒めるには時期尚早なので、もう少し頑張りが続けばそうしようと思います。