2022年6月1日水曜日

高校レポート③~常翔学園高校~

 今日は常翔学園高校に訪問しました。早速レポートです。校風3.5授業態度3.5教授力4お勧め度3.5。昨年まで気になっていた教授力ですが、今年は素晴らしいと思った先生が数名いました。ちなみに1名いたら良いほうです。昨日、興国高校が頭3つ飛びぬけていると書きましたが、2番手グループの本命になるかもしれません。更なる質の向上があれば大阪国際の背中が見えてきます。

5/31(火)の出来事

 今年の受験生は例年以上に志望校について決まっていない子が多いので、みんなの顔を思い浮かべながら高校訪問してどの子が各高校のイメージに合うかを考えています。そんな火曜日は中3特進数学から。先日、円周角と三平方の定理を終わらせているので、いよいよ教科書範囲を終わる日が近づいてきました。C問題になって7年目。ワンセはしっかり進化しています。北野高校の合格平均点がC問題受験生平均点になる日も遠くない手応えを感じています。原動力は7年前の残念な結果に終わった子です。指導力を磨くことに精進しています。もう二度と誰もあんな思いをさせたくありません。今年は旧大和田・近高・関北・開明の過去問にチャレンジする予定です。時おり、桐蔭・四天王寺・清風の問題も解こうと思っています。中1から緑SSがかなり進化し緑IM、IRが努力の継続で出来ることを着実に増やしています。ここにきて緑MRも数学のセンスが磨かれおり、最後の伸びが楽しみです。新入生緑ISがどこまで食らいついてこれるのかも然り。波の荒い緑YJKTはモチベーションが高めで安定したら強いですね。ちなみに授業は相似の証明について解説しました。高校訪問での授業を参考に自分の授業も進化しないといけません。

その後、中1はテストの振り返りと歴史。飛鳥時代までを解説。満点を取れた緑NH、NYの表情が非常に生き生きとしていたのが印象的でした。ちなみに緑ISSHは今日だけで2教科も満点報告がありました。頑張った結果が良かったことに安心しています。ただ、油断すると下がるので次回は今回よりも上げるつもりで頑張らせます。


2022年5月31日火曜日

高校レポート②~興国高校~

 今日は少しバタバタしていました。早速レポート。校風4授業態度3教授力4.5お勧め度4.5。おそらくこの数値は今年最高になると思います。今がピークだと思って何年経ったのでしょう。成長をここまで続けている高校は全盛期の大阪桐蔭以来のような気がします。私の見ているポイントは「先生の熱量」「生徒の充実度」です。逆に施設・設備は全く見ません。美しい体育館や図書館は、あれば良いですがそれを含めて全て「ヒト」で決まります。生徒の熱量・先生の熱量は興国が頭3つ分飛びぬけています。ちなみに教授力の過去最高は旧国際大和田で、こんな授業をされ続けたら塾はいらないと危機感を覚えたほどです。おそらく、あの域で授業できることは時世を鑑みてないように思います。

2022年5月30日月曜日

5/30(月)の出来事

 5/30(月)は緑・菫・横堤中のテスト返却日でした。緑中3の国語が記述に力を入れた良問になっていました。それでも先生が優しいので、採点基準をもう少し厳しく設定してもらえたらと思います。全員の中でも半分ほどしか返却されていない中で、中3は緑KTが数学満点でした。中1は英語でNY、NHが満点、緑MYが数学で満点報告。満点よりも1問間違いの報告が圧倒的に多いことが複雑な気持ちにさせられます。

中2は絶賛中だるみの真っ最中です。最低限度のことはしてきますが、「しっかりと」勉強の形跡を感じさせる子がいません。全体的にぬるいです。ただ、経験上この時期のムチを入れると受験前に気持ちが切れてしまう子が出てくるので片目を瞑って小言で済ます時期だと歯がゆく感じています。

中1は例年通り悪くない出来栄え。満点報告も倍以上にはなるでしょう。勉強していた分、嬉しい思いを出来ていることが私も嬉しいです。あとは今回の成績を基準にどれだけ上げていけるのかが課題。卒業生で中1の最初が自己ベストになる子は少数派で過半数はじわっと上がっています。

小6算数は「比」という難しい単元をしています。中学受験の定番問題でもあるので全員に完全理解を望める範囲ではありません。それでもTTやUMは良い発想で問題に取り組めています。小5算数は小数÷小数が終わりました。小学生は引き算や割り算の文章問題を解くと「大きい数÷(ー)小さい数」を無意識に書く習慣がある子が多いです。しっかり考えて欲しいので、考えることの重要性を説いています。同時に国語力の低下(これはワンセのみならず全体の問題)が非常に嘆かわしいレベルなので、思考力と表現力も磨いていこうと思っています。

高校レポート①~常翔啓光学園~

 今年の第一号は常翔啓光学園へ来訪。卒業生で通学している生徒が最も多い部類です。入れ替わり多くの先生方とご挨拶をし、多くの情報交換をしました。先生が変わる度にウチの卒業生の現況を詳しく教えて頂き、本当にありがたかったです。校長先生は直接指導に携わっていないのにたくさんの現状報告をしていただき、先生間の連携を感じました。ただ、どちらの学校もそうですが、卒業生の良い話を探して教えてもらっています。本当は課題や悪い点を指摘していただけたら、有難いと同時に安心感にもなります。では、レポート。校風→学校全体の雰囲気の良さ。授業態度→生徒の授業態度(集中度合)。教授力→先生の指導力(教え方・生徒の反応)。数値はいずれも5が最高。

校風4授業態度3.5教授力3.5お勧め度4。期待値を込めてお勧め度4になりました。先生毎の授業への熱量の差が激しいのと「良い授業」の定義が自己満足で完結している先生がいたのがマイナス材料でした。教育実習生よりも課題の多い先生が3年生担当だったのが案じられます。それでも改善へ向けて校内一丸なることへの期待で数値は高め(甘め)です。


2022年5月25日水曜日

5/24の出来事

 昨夜10時過ぎに塾の外で奇声に近い大声があり、急ぎ外に出ました。他塾生の中3男子4人組がワンセから出てきた中3女子に声をかけ、その後も執拗に絡んでいました。その男子はその後も奇声を発し続け、内環状線を南下して行きました。もし、当塾生ならン十年ぶりに体罰解禁しなければいけないと思うほどの奇声でした。眼前での出来事に日本の将来が不安になりました。

ただ、ここ最近授業終了後のワイワイした声が気になっていたのも事実。コロナ禍で抑制されてきたものを少しぐらい解消できるならと複雑ながら片目を瞑っていましたが、そろそろ注意しようと思っていた折の出来事です。25日(水)には中学生の全学年に注意喚起を行いました。駐輪場で長時間話していた子には太い釘を刺しました。

個別に呼んで注意するときに話したのは、犯罪ではなくても迷惑行為はしてはいけないということです。そして、罪に問われなくても大人の常識を疑われます。つまり塾や保護者です。未成年者は責任を取れないので、大人が代わりにならなくてはいけません。同時に駐輪場のマナーについても指導しました。私の肩書は「塾長」ですが、一番偉いのではなく一番責任が重いと自負しています。

OneSelfがあることによって近隣住民の方々にご迷惑をお掛けしたことを謹んで深くお詫び申し上げます。また、今後このようなことがあればご連絡いただけると幸いです。その折には日付・時間帯・男女を教えて頂けると対応がスムーズになります。

2022年5月22日日曜日

最近の出来事

 6月3日の高校進学説明会を控えて、少しバタバタして来ました。例年、正月休みを取ってから春分の日ぐらいまで止まらずに動き続け、4月からGWまで休める日はしっかり休んでいます。GW明けからテスト対策が始まり、進学説明会準備と高校訪問が始まります。充電期間を経てエネルギッシュに動く時期になりました。そんな中、中学生の近況です。

中3は緑中学で実力テストが返却されました。こちらが思っていたよりも全体的に点数が良かったです。コロナ禍でも勉強を止めずに継続してきた成果でしょう。ただ、若干名気になる子がいました。受験生らしい雰囲気にはまだなっていませんが、例年よりも早く自習室の有効活用者が増えています。筆頭が緑IM。入塾以来、常に早めに来て復習に余念がありません。分からないところは直ぐに聞きに来る姿勢も素晴らしい。元来、勉強への姿勢が良かった緑IRが引っ張られ、緑SSや緑MRにも良い影響を与えています。IMMRは成長著しく、出来ることが増えています。SSは数学・社会が伸び続けており、最終的にどこまで伸びるのか楽しみです。IRは地道な努力を継続できるのが強み。ワンセで集中力や精神力もかなり培われおり、最も成長している一人です。そんな彼らの背中を見て切磋琢磨している教室の雰囲気が好きです。勉強するにはとても良い環境です。空間を与えられているだけはなく、周りが全員集中して勉強していることに大きな意義があると思っています。

中2は楽しそうに勉強しています。国語社会担当しては詰めの甘さを嘆いていますが、全体的には可もなく、不可もなく、ある意味中2らしい雰囲気です。誰かが引っ張ってくれている感じではありませんが、「勉強は好きではないけど、みんな頑張っているし頑張ろう」という感じ。点数はさておき、鯰江KYの勉強の質の向上が目立ちます。社会が最も出来・不出来の差が激しく、再テストの結果では緑IHと緑OYに悪くない勉強の形跡がうかがえました。ただ、国語担当として文章力や表現力が他の力と比べると一段劣るのが気がかりです。練習の段階から「正しい文」を作れません。「は・が・を・に」の用い方や守護・述語が合っていないのに気づかない子が多いです。何となく問題を解いて、間違えていても確認できていないことと、解説中に耳にタコができるぐらい言っている「自分の答えと模範解答の異なる、他の人の解答とどうずれているのか考える」習慣が定着できていないことに起因するのでしょう。私の力不足です。

中1は一から百までやることを決めてやらせる姿勢を改めています。復習の仕方や勉強の仕方を伝え「自分にとっての引き出し」を増やしてブラッシュアップできるようにしました。量より質を目指していますが、復習具合や真面目に問題に取り組んでいる様子は中2よりも良いです。ただ、初の自習室の利用の仕方で注意される子が出るのは恒例行事。そんな中でも緑SKがいち早く良い姿勢を見せています。先輩のように「良い姿勢」で周りの模範になっていっている雰囲気を頼もしく、微笑ましく見ています。ワンセでは珍しい仲良しの友だちがいるクラスで、傷のなめ合いを案じていました。中学生になった頃はそんな雰囲気もありましたが、テスト前になってようやくワンセらしい「友だちだけど勉強はライバル」という空気になっています。