2021年4月3日土曜日

足立より4/2

 4月2日(金)

 近頃はお客様がひっきりなしです。「終わり」と「始まり」の春は、大切な節目です。いろんな報告に卒業生が来ます。

今春は、20周年記念イベントへの参加を呼び掛けていることもあって、3年ぶり、5年ぶりもやって来てくれます。「こんばんは」の声に振り返っても、すまないことに誰だかわかりません。マスク越しの上、大人になっていらっしゃるので。

 先週末は心が熱くなる再会がありました。諸口浜校舎で小5から高校受験までを付き合ったNTが、お母さまを伴って来てくれました。卒業してからも、彼は欠かさず年賀状をくれており、元旦に彼のシンプルな近況を知るのは毎年小さな喜びでいます。「学校が楽しい」「部活が厳しい」「目標ができた」「会いにいきます」そして、先週にやっと顔を見れたわけです。聞けば、学業の場を東京に移し、もうすぐ大阪を離れると言います。それが、足をワンセに向かわせる一番の理由のようでした。

 短い時間に、聞きたいことを一挙に聞きました。言葉も達者になっていて、ようよう分かる話しぶりでした。それから、情熱に溢れた感謝を語ってくれました――あのころの僕は、本当にいろいろと分かっていないことが多くて、出来ないことが多くて、先生にたくさんご迷惑をかけた、恥ずかしい。あのころ先生の言ってくださったことが、今はよく分かる――

 そんなふうに感じているのか?

私は彼に言いました。ワンセで預かる年齢の小中学生の時期は、成長の度合いがまったく様々で大きな開きがあるのだ、小5でできる子もおれば、同じことが中1になっても出来ない理解しない子もいるのだ、あまりにも努力が足りないのは論外だが、子供時分の成長差は個性であって、今、立派になった君が幼かった自分を恥ずかしいなんて思う必要はまったくない、個々を集団の1個として指導するには、想定する平均をやや高めに置かねばならないので、成長が緩やかだったのだろう小5の、中1の君が理解に物足りないことがあったとして、それは恥ではない、ましてや学業を続けることでとっくに解決しているのだから、もはや当時の自分を客観的に見られるほどになっているのだから、と。

お帰りの際に、お母さまもご一緒に並んで撮った写真は、スマホに数ある写真の中でも大事な一枚になりました。

今日は今日で「○○が来てくれると連絡がありました」と、懐かしい名前をいくつも聞きました。6月4日が楽しみでなりません。