2016年9月8日木曜日

高校レポート&9/8の出来事

朝からブッキングした高校説明会に行きました。正直、塾対象の説明会に食傷気味です。現場にいない人が出てきて淀みなく話す内容と現場が一致しないことが多いからです。特に校長先生が全く現場を知らず美辞麗句を述べているのは退屈です。昼から咲くやこの花中学高校に行きました。保護者会で公立高校のお奨めを聞かれて唯一応えられるのがここです。

教授力3-※先生の授業力
校風3-※子どもたちの温度差が非常に激しい
CP3+※予備校、塾なしで大学に行けそうか

平凡な数値に感じるかもしれませんが、公立高校でバランス良い学校はほとんどありません。何より先生方の人間力が最も高い部類です。また、9月30日に夜7時40分から高校の総合学科について説明会をしていただけます。中学部門の説明もありますのでご興味のある方はぜひご参加ください。

市内を忙しく移動し諸口到着は3時半過ぎでした。4時半前にTKがやって来てわからないところを聞いていました。また漢字テストの勉強もバッチリ。加えて夏期講習中の自習参加率が小学生部門でトップだったので賞品(Quoカード2000円)をもらえました。信賞必罰を実感し良い笑顔で帰って行きました。これからもその調子で頑張ってくださいね。

中3は茨田北が修学旅行のため茨田中のみ。久しぶりに教科書内容の万葉集をしました。恋愛がらみの和歌が多くNTはテンションが上がっていました。茨田中のみになると程よいリラックスで展開できます。

中2国語は枕草子の解説。「美しい絵」の理解度がイマイチで少々残念でした。教科書内容を楽しく解説しているとこちらも楽しくていいですね。外交で気疲れした分が良い癒しになります。

9/7の出来事

朝からうさぎを病院に連れて行くと10時半から2時間以上待ちました。介護生活はなかなか大変です。昼からは高校の先生方と様々なアポを取っていました。9月30日に芦間高校の説明会をするのは決定です。咲くやこの花中高や今宮、東高校にも声をかけようと思いますが、外交に積極的なところとそうでないところに分かれます。外交の熱心さと学校の良さはまったく比例しませんので、ただの愚痴です。

さて夕方小6TNと過去問解説。今日は勉強の仕方について話しました。昨日の出来事に書いたようにここからは自主性が求められます。間違えた問題を次に絶対間違えないという気持ちで家で復習することが何より大切、という中3の子たちにするのと同じ話をしました。今後の伸びを楽しみにしています。

S特数学は緑HA・Hと桐蔭過去問にチャレンジ。歴代大手前に合格した子たちと比較しても良い状態になっています。国語も鍛え甲斐がありそうなので、過去最速で鍛え上げている結果がどのように出るのか非常に楽しみです。

夜は中3数学で公立過去問。トップは緑HA・Hでその他は全員及第点に至りません。9月になり自覚が全ての時期になりました。授業前に志望校について話しましたが若干名かなり努力が必要な学校の名前を出している子がいました。充分すぎるほど差し出してきた両手(補習)。早く掴んでくださいね。最近、じわりと伸びているこも若干名おり褒めたいところですが、まだ現状に満足してほしくないので敢えて名指しでは言いません。頑張りはしっかりと伝わっていますよ。

最後は中1数学。比例の応用問題をしました。久々の中1の授業でしたが、終始和やかに終わるのかと思いきや、終了間際に集中力が途切れたのか話しを聞いていなくて注意された子がいました。点数が取れない子の共通点は話しを気かなけれべいけないタイミングで聞けていないことですね。

2016年9月7日水曜日

学校レポート&9/6の出来事

朝から信愛中学高校に行きました。熱心なキリスト教系列であることと女子高、制服で選択肢から外れることが多く、小中学校においてあまり良い話を聞いたことがありませんが全て伝聞形。しっかり方針を聞き校内の様子を見て来ました。

教授力4+
校風4
CP4−

想像以上に良かったです。ただ評価型入試対策で現場は大変だとおっしゃっていたのが印象的でした。色々情報交換できて良かったです。良い学校でオススメ度は高いのですが、冒頭のイメージしだいですね。

昼からは開明中学高校に行きました。気心が知れているので忌憚のない意見を申し上げています。勢いだけなら大阪の私立でトップクラスです。

教授力4+
校風4-
CP5

昨年感じた一番の教授力は文化祭前ということもあり少々辛口評価です。ちなみに昨年トップ評価で5-です。

台風の影響で4時半前から豪雨でした。そんな中3緑MYが実力前なので自習に来ていました。小学生で宿題が雑だった子も呼ばれていました。今後、宿題が雑だったりしていない子は即お呼び出しすることにします。プラスαで来る子とお呼び出しの子が入り混じって勉強しています。

小6TNは今後どれだけ間違えた問題の見直しと覚え込みができるのかが合否を分けるポイントになりそうです。受験生の自覚ですね。

中3特進数学は大和田過去問。最低35点で最高50点台。歴代大手前合格者の点数とほぼ一緒です。これからどれだけ実力をつけていけるのかですね。トップは緑HA•Hでした。いしきさがそのまま結果になっています。

久々の中2はワンセタイムから。昨日の中1同様、ワンセタイムの勉強に不満があることを伝えました。ただ先週の時点で個別に注意をしていたので酷い手抜きはなかったです。これからはきちんと勉強してワンセタイムに臨んでくださいね。


2016年9月5日月曜日

9/5の出来事(更新)

様々な情報交換を各種関係者とさせていただく中で、大阪における高校入試情報の錯綜を嘆いています。特に教育現場から発信される情報に「ガセネタ」「ずれた情報」が急増中です。不思議なもので活字になったり、学校の先生の言葉には重みがあります。

現中3から大学入試で実施される「評価テスト」は活用型問題とも呼ばれるものですが、中学校の現場関係者からは小中学生における導入に否定的な意見しか聞きません。何よりは「大阪府」は全てにおいて採点基準が独特です。旧作文では原稿用紙の正しい使い方に沿って書くと減点対象となるケースもあります。大阪独特のハウスルールを知らずに書店で「小論文の書き方」「活用型対策」という本を読んでも結果に繋がらないのは大手塾の文理学科対策の失敗を見れば明らかです。

私はできるだけ現場の先生方の意見を聞きます。旧小論文の採点基準は高校によって大きく異なり、それを授業内で画一的に指導などできるわけありません。志望校を直接子どもたちから聞き、教科指・添削もしているのでかなり点数差をつけられる結果となり、平成27年度公立前期(大手前文理など)入試では50点満点で平均43点で40点未満が1人(20人中)だけという結果でした。(40点は大手前文理の合格平均点をクリアする数値です)

大阪府公立高校入試では、採点基準の異なりを充分、理解・認識し過去の前例や間違っても他府県の入試情報をあてこまないこと。またそう言ったガセネタを聞く機会があれば情報を鵜呑みにしないことです。

授業は小3算数から。宿題の○付けから新単元の小数を導入しました。あまり時間をかけられなかったのですが、あっさり理解できたようで安心しました。TEが順調でミスが減ってているので、この調子で頑張ってください。小4は先々週に解説した四捨五入がごっちゃになっている子がいたので進む予定が復習モード。それでも完全理解の手応えは微妙。NKは出来た者帰りがなぜか気に入ったようでやらいたがっていました。来週は小数の計算問題でしましょうね。小5算数は分数のまとめ。約分が定着せずし忘れる子がチラホラ。それでもTHYMは良い感じでした。

2016年9月3日土曜日

9/3の出来事

朝から美容室に行き、さっぱりしてから昼ご飯を食べようとすると、モスバ→吉野家→ココ壱→マクド→ラーメン屋と軒並み人が多くセブンでサンドイッチを買うことになりました。土曜日は高校生が多く、ファーストフードはなかなか空きませんね…

昼から小中の受験生が集まりそれぞれ入試対策。小6TNは開明過去問でようやく算数国語ともに7割超え。それでも失点が気になるぐらいだったので順調に出来る問題が増えています。中3は来週に五ツ木テストを控えて対策をしました。国語は両校舎トップ緑HA・Hで緑NRと茨田KMが二番手タイ。ただ偏差値70だったので欲を言えばもう少しほしいところ。数学では緑NRがトップ緑HA・H、MKが続きました。緑MKは社会の入試問題の過去問でトップでした。ただ、見てのとおり女子の活躍が目立ち、男子が目立ちません。ここ数ヶ月の頑張りが一気に結果になっているようです。気持ち負けしないよう頑張ってくださいね。

9/2の出来事

最近随分さぼってしまっているのですが更新します。9月になり高校との渉外活動が一気に増えます。例年だと落ちついているはずの9月から中間テスト対策が始まるとはまさに晴天の霹靂です。

さて、夕方小6の国語から。夏期テキストから普段使いの問題集に戻りました。レギュラー授業で採択している問題集は中学受験をしない中では最も難しいものです。それを彼らはかなり速く解き正答数も多かったです。わずか2ヶ月弱の講習会の成果は想像以上でした。特にSKが良かったです。IMも漢字が満点で自信満々で授業を受け、できることが一気に増えて非常に良いです。算数では新単元の比例をしました。気持ち良いぐらい快調です。学校レベルの問題はあっさりクリアできるほど基礎学力が定着しているのですね。本当に中学生になってからが楽しみです。

中3は国数が教科書内容が終了。入試問題モードに突入です。S特進としてマンツーマンで鍛えられた緑HA・Hが五ツ木を解いても大和田の過去問を解いても無双。決して数学的センスに恵まれているわけではありませんが、2ヶ月前まで同等レベルの子たちだった子たちとの差が歴然です。努力は裏切りませんね。3年前に大学を卒業しましたが、勉強って本当にいいなと思いました。時間に比例した結果が出て良い気分になれるからです。気持ち負けしている子たちが気持ちで勝てるよう切に願います。

2016年9月2日金曜日

方針

最近、少々悩んでいることがあり、少し結論が出つつあるのでつれづれなるままに書こうと思います。

10年一昔と言いますが、ゆとり世代の次世代になり時代の変化を実感しています。まず、他人に無関心になりつつあるということです。他人のしていることに無関心で、自分が他人に対してどうお思われているのか無関心になりつつあると感じています。

果たして現場では2極分化が進んでいます。「自覚」がベースになり課題に対する認識が緩くなる子と、ごく一部の意識の高い子です。感覚的に8:2の割合でしょうか。ワンセでもその傾向は顕著です。例えば「宿題」と言えば全くやってこない子はほぼいません。手抜きや時間不足を感じることは多々ありますが…逆に「課題」として与えたことに対して手抜きする子が急増しています。小テストをしたときに満点ではなくマイナス2,3になることが多いのです。つまり、塾に来る直前に「パラ見」してきただけで満点を取る勉強をしてきていないのです。「間違えたらペナをすればいい」という意識になっています。

実は、私はペナルティを出すのが嫌いです。テストをした結果満点でなかったり、誰かに負けてしまったとき「悔しい」「もう一度すれば満点取れるのに(負けないのに)」といった思いやプライドが傷つけばいいと思っています。実際にはそんなことを思えるのはごく一部の子だけなので仕方なくペナルティという「見せ鞭(ムチ)」を用いているのですが、前述のように満点を取らなくては、という意識の低下につながっています。これは他人のしていることに無関心で、自分が他人にどう思われているのかを意識しなくなった結果の副作用だと思っています。

結果、子どもたちは物事を「がさつ」にするようになりました。悪い意味で大雑把な欧米化していいっているのでしょう。自己責任、自覚という名のもとに子どもたちに正面から向き合って「子育て」「教育」をする意識が教育現場からどんどん薄れていってしまっています。

考える力は非常に重要だという考えは大賛成です。でも、それに特化し勉強するのどうかを自己責任で任せるという欧米式には疑問です。宿題を出してもやるのかどうかは本人任せというのが欧米の発想ですが、一部の上位層には極めて有効的な反面、多くの脱落者を出すシステムです。日本は識字率(文字を読める人口割合で基礎学力の定着率の高さの目安になる国際的な基準)がアメリカ、イギリス、スイスよりも高く、落ちこぼれを出しにくい「すくい上げる教育」を実施しているというメリットがなくなる可能性があるのです。

親以外は子育てから排除する風潮も影響していると思います。つかず離れずの上手な距離を取るのが良いという風潮です。これって単に自分の言動の責任から逃げているだけだと思っています。基本学力の定着には多大な労力が必要です。小1でひらがなの読み書きが怪しければ親が必死になって教えると思います。それが自分への評価であるように感じたこともあるかもしれません。私は、ワンセを教育だと思っているので勉強の定着から自己責任という言い訳のことばで逃げたくありません。塾として最大限の努力をしたうえで、他のご家庭にご迷惑になる状況が発生したら諦めます。その手段として叱るケースを減らし「呼び出し補習」をするのが今のファーストベターなのかという仮結論になりました。子育ては難しいですね。