2021年1月21日木曜日

卒業生へ~贈る言葉③~

 緑FS

 勉強において伸びしろを生かせなかった責任を重く受け止めている。部活にかける割合が大きく、勉強ではない方面で頑張ると決めた。

 もちろん、学生の間は勉強から完全に背を向けることはできない。高校生になったら両立をして欲しい。余った時間で無理のない勉強するのではなく、限られた時間を有効的に使って自己錬磨してほしい。

 義務教育ではなくなる高校生。自分で決めたことを勉強でもその他でも最後までやり抜く強い意志を持って臨もう。

 緑YY

 身体は大きいのに精神的には学年以上に幼い。視野は狭いが、自分の弱さを知っいるので人に優しくできるのは長所だ。

 また、人の和の中心にいるのも長所の一つ。そんな長所を伸ばすためにも自分の視野を拡げて出来ることを増やそう。一つのことしか見えないのは意識しないと改まらない。目の前のことだけではなく様々な確認をする。

 自分の言動の結果、どういう影響があったのか常に意識すれば少しずつ周りが見え始める。意識した言動をすれば良い成長を続けられる。

 緑MS

 中学生の間では根幹となる考えや将来の決定には至らなかった。流されやすいのかと思いきや少し頑固な一面もあった。

 高校は自分でやりたいことを決めて臨む場所だ。やらない選択肢もあり、それを選んだときに止めてくれる人はいない。どんな選択をしても強い意志で決定する必要がある。そして首尾一貫で臨む。

 後悔しないためには選択するときに自分なりの理由を見出すことだ。目的意識を持って取捨選択をしよう。

 

2021年1月17日日曜日

卒業生へ~贈る言葉②~

 緑TK

 良くも悪くもマイペース。良く言えば動じない、悪く言えば周りを見ない。興味のある分野については色々惜しまない。

 これまでは視野が非常に狭かった。好奇心を刺激される機会が少なかったのだろう。それは周囲を見えていなかったことに起因する。視野を拡げると選択肢が大幅に増える。学生時代の経験はなおさらだ。

 社会人になったときの糧のために、高校生になったら自分の意志で周りを見て、言動の取捨選択をしよう。

 横堤HS

 勉強癖のない状態から入塾して、ずいぶん出来ることが増えた。定期テストでも大台を突破できた。が、期待値には至らない。

 集中力の持続が大きなテーマだったが、かなり改善されてきた。その結果が高得点に結びついている。反面「このぐらいでいいや」という性格が様々な影響を与えてきた。ややもすると無気力と思われる。

 卒業が近づくにつれ、力が入ることが増えてきた。それに伴い充実感も得ているようだ。出来る喜びを糧に力をつけていこう。

 鯰江MH

 極度の人見知りで感情や思いを伝えるのが苦手で避けてきた小中学生時代。齢を重ねるうちに少し緩和されてきたようだ。

 それでもやりたい仕事を自分の性格と向き合って仮の結論を出せたのは素晴らしい。言葉に出せないながらも馳せる思いを大切に出来ることを増やそう。もし、道のりの途中で気持ちが変わっても構わない。

 出来た目標に対して真摯に取り組めば問題ない。失敗や進路修正は若者に許される特権だ。少しだけ勇気を出して交友関係も広めよう。

追伸:贈る言葉はある法則性によって書かれています。気づいた人はラインか口頭で伝えてください。先着1名様限りにですが、ささやかな品を用意しています。

2021年1月14日木曜日

卒業生へ~贈る言葉①~

 緑FR

 自分の中に強い価値観があり、ややもすると排他的になることもあるが、直接見える範囲のことは気を遣おうとする。

 基本的に諦めるのは早いが、こだわりのあることは継続できる。良くも悪くも子どもらしい。つまり周りを見ない行動がある。中学生だとそれでも良いが、どこかで周りを見て行動できるようにならなくてはいけない。

 周りを顧みず突き進むのは中学生男子の特徴でもある。周りを見る努力を始めれば、自然に周りに人が増え、多くの刺激を受けられるようになる。


YA

 面倒見の良い姉御肌。努力は当代1位だ。それでも超えられない壁があった。ただ、その壁が見えていたことに大きな意義がある。

 自分に厳しい分、他人にも同じことを望み妥協をしてきた中学生時代。そこでもやはり同じことをしても出来ることは千差万別だと気づいた。そこで起こった感情の落としどころを暗中模索していた。 

 達観するには早すぎるが、多くの刺激を得た。自分の限界や周囲との差を中学生で気づけたことが糧になる。これからも多種多様な経験を積み重ねて欲しい。

TK

 中学生代時代の最後は自分の身体との相談が長かった。体力や様々な持久力の限界など自分の知らない世界にいた。

 みんな最初は自分の限界を知らない。少し無茶をしてそれを知る。知ってからどのように自分の身体と付き合うかは自己判断だ。労わるのか、無茶を繰り返すのか、過保護にするのか、色々試すのか。

 しっかり相談しながら少しずつ出来ることを増やそう。歩みはゆっくりでも止めなければ成長し続ける。

受験間近

 高校入試第一弾まで10日を切りました。冬期講習会では、上位陣は変わらぬ顔ぶれ緑SK.FH.YA.THA.THI.KHでした。彼女たちが飛び抜けて出来ていると感じたことは失礼ながらあまりありませんでした。努力型なので数学的センスは微妙だったので難問に対応できるとは一年前に全く思いませんでした。

 それでも諦めずにチャレンジし続けて難関私立や公立C問題も悪くない手応えになりつつあります。繰り返しになりますが、彼女たちは努力型です。ワンセルフ生らしく泥臭い地道な努力を継続しています。

 勉強が得意で頑張ることより、得意ではないのに努力を継続できるのは何にも変えられない糧になり財産になります。そして、就活時など人から評価されるときには大きなポイントになるでしょう。

 勉強しても敵わぬ上がいて、努力で勝っても試験では劣る経験をして来た子たち。間違いなく私の誇りです。塾内には2年生のHA.1年生のMHという究極の努力型がいます。反面、彼女たちを「賢い」と言う子は努力で不足があり、聞くたびに残念な気持ちになります。

 例年以上にモチベーションの差がある状態は卒業まで続くでしょう。それでも中学生の頃は本気で勉強したと十数年後に言えるようラストスパートを駆け抜けます。

 次回より恒例の卒業生へ贈る言葉の開始です。

2021年1月4日月曜日

2021年の出来事

  1月3日は仕事始め。ついでに自習室を開放すると中3緑FHと茨田北MMだけが参加。彼女たちの目があると思うと集中力が増してエネルギーが充電され始めました。1月4日から冬期後半の開始。まずは小4の授業から。大量の宿題を出しており、丸付けと解説だけでおしまい。大きな数の単元で最大値や最小値に関する応用問題が少し理解が甘いように感じました。5年生になる前にクリアしておかないといけません。その後、小6も解説に時間の大半を費やしました。単位変換で「分」を「秒」にする問題では3秒は何分か、といういつもの逆をなかなか理解できない子もいました。OMは計算問題のときは嫌そうにしていましたが難問に取り組むときは生き生きとしていたのが印象的でした。中学生になるにむけてモチベーションを上げていこうと思います。

 受験生は数学国語にチャレンジ。国語の長文読解がかなり厳しい子がいる現状を憂いていますが、受験までには必ず間に合わせて足を引っ張る教科ではなく、助けてくれる状態にまで仕上げます。ちなみに、公立対策の長文記述では例年に比べて「時間内に書けない子」がいないのが救い。書けない子は書けるまで書き直しなので、今後は国語メインで頑張ってもらいます。数学社会に力を入れてきましたが、公立組は「国語」の時期が到来しました。

2020年12月31日木曜日

2020年の出来事~2021に向けて

  今年はコロナに世界が振り回されています。ワンセも例外ではありません。受験前に休校になり、大きく様々な影響を及ぼしました。その後、春に緊急事態宣言が発出され自粛ムードに世間は偏向。数カ月間に及ぶ自粛生活で世間の学力は大幅に低下。ワンセでは勉強を止めず過去最小の休日数でした。イレギュラーな休みがあると完全に心が勉強から離れる子も出てくると思ったからです。募集を一時見合わせ内部の充実に力を割くことにしました。果たして、退塾者は過去最小レベルの反面、入塾者も過去最小。それでもコロナ対策を守れない可能性がある新規の入塾者を受け入れる余裕はなく、来年・再来年の経営的な不安はあります。

 そんな中でも高校進学説明会をオンラインで実施したり、学校別の説明会も蜜を避けて実施しました。ただ、受験生の士気が上がらず、いつまでも中1・2のような雰囲気が学校では続いています。ちなみに塾内での勉強時間も例年より短い状態で家庭学習の徹底で補おうとしています。2年前から掲げていた「やらされる勉強」から「自分で考える勉強」へのシフトが一気に進んでいます。

 2021年は更に充実した家庭学習の徹底をテーマに考えています。大手塾のような大量の宿題を全員に課すシステムは大多数の子にとって時間の無駄です。課題の質を上げて「管理しながら自主性を促す」システムの構築を模索しています。演習ノートと呼ぶ間違い直しノートの質を上げることが最大の課題です。これは講師の手間が恐ろしくかかるのと面倒くさがりな先生には向かないのでウチでしか出来ないと思います。やるだけなら可能でしょうが、子どもは大人の顔色を見て手抜きをします。こちらがあまりチェックしないとわかると途端に手抜きしてただ「答えを写すだけ」の作業になります。

「厳しい塾」ではありますが「怖い塾」からは脱却しようと思います。ただ、子どもたちがしてはいけないことをしたときにはきちんと注意できる塾ではあり続けたい。悪いことをしたときに注意できないようになったら教壇から下りるべきだという考えは変わりません。

 いつからか子どもに距離を取る風潮になって久しいです。親以外の大人から叱られる経験が激減しているようにも感じます。開校時より「勉強を通じてお子さまの子育てに参加させていただく」という考えは不変。親だけで教えるよりも複数のほうが教育的にも良いと思います。

 お預かりした全てのお子さまに愛情を注いで全力で対応する、全員合格・全員成績大幅アップにこだわり続ける塾であり続けますので今後とも宜しくお願いいたします。


最近の出来事

  では中学生編です。

 中1は緑SSが最も伸びたように感じます。中学生になり少し勉強に対して欲やプライドが芽生えたようです。鯰江MHは努力で安定の好位置をキープしています。着実にできることを増やしているエネルギーの源は探究心でしょう。ここに緑IRが続こうとしています。要領が良くないのが課題ですが、それは経験で補えるもの。人から言われたやり方ではなく自分で試行錯誤して身につけたものは強いです。緑YJはムラっ気があるのですが「ゾーン」に入ったときの集中力は素晴らしい。

 中2は安定の緑HA。負けず嫌いの権化のよう。特進クラスで鍛えられ続けて緑MYMSが彼女に引っ張られて伸びています。意識の差が最も開いていた学年で長い長い中だるみもありあました。ようやく成績アップを全員が目指せそうなクラスの雰囲気です。ようやく小学生から中学生になったのかなという雰囲気です。

 中3はここに来て緑FHが上昇中。緑SKも悪くない位置です。緑THAは数学で少しセンスを発揮し始めています。また緑UTが男子ならではの瞬発力を数学では発揮しています。同様に緑IHも好きな教科からですが勉強を始めています。緑YAは変わらぬ努力で出来ることを着実に増やして素晴らしい。