2021年1月25日月曜日

最近の出来事

  コロナ禍での入試は第1弾の高専特別選抜が終わりました。この後は私立高校、そして公立高校へ続きます。受験生は連日勤勉に努めており、人事を尽くすまで駆け抜けている真っ最中です。

 さて、たまには受験生以外の出来事。

 小3は計算特訓が終わり復習モード兼教科書内容を終わらせにかかっています。出来ていないことが気になる性分ですが、振り返ればわずか10か月とは思えない成長を見せた学年だと思います。小4は精神的な成長が大きい学年です。もちろん勉強での知識は増えましたが、強くなったと感じる機会が増えました。小5は基本問題の理解度はバッチリ。応用問題の手応えも悪くない。ただ、計算問題の精度と発展問題が次年度の課題です。6年生は中学生に備えて多種多様なことを伝えています。しっかりと育ててトップ争いできる子たちにしようと思います。

 中1は落ち着いてきました。安定してできるレベルが高くなっています。中学生進学時に卒業できるか案じていた子たちも、周りに良い意味で流されて出来ることがしっかり増えており安定してきました。クラスの状態としてこんなに落ちついた中1は久しぶりです。特進数学では文理学科や超難問数学の前哨戦。思考力を養う時期としては悪くないです。センス型の子はいないので、初見の問題には弱いですが、努力でねじ伏せてくれそう。

 中2は中だるみを脱出し、課題の多かった1年前よりも良くなりました。次の課題は志望校を早めに決定し、合格目指した勉強を始めることです。特進数学では既に発展問題に備えた段階で空間図形を強く意識した授業を展開しています。中1は特進同様、思考力を問う問題をしているときにしっかりと脳が回転しています。ここに閃きが加われば無敵なのですが…

 中3は真のラストスパート。特に公立組と国語の論述対策に少しずつ力を入れ始めています。今から取れるのは論述と社会理科。国語は最終的に必ず助けてくれる教科になるれるよう仕上げます。今年も全員合格は最低限、廻し合格なしと特待生合格を一人でも多く出せるよう精進の日々です。

2021年1月24日日曜日

卒業生へ~贈る言葉④~

  緑THA

 様々な分野においてセンスがある。本気でやればそれぞれの道で指導者になれるレベルだ。惜しむらくは「本気」にならないこと。

 重い腰を上げるのはギリギリになってから。ただ、そこからの追い込みは期待を裏切らない。「もったいない」を何度言ったか数えきれない。興味を持った分野でも「これぐらいでいいや」が優先してきた。

 学生時代に一つで良いので自分の意志で決めた何かを追求してほしい。頑張っている姿は最も素敵だ。

 茨田北MM

 入塾前は嫌なことから避けていた。それが許される環境ではない塾で卒業できるのか案じていた。

 ようやく志望校を決め、部活を引退してからは努力を始めた。遅くはあるが、可能性の先送りができたことに少し安心した。勉強しなくてはいけない学校を選び、最も大切に見てくれる高校を進学先にしたからだ。

 勉強では苦しむ姿を見ることが多かった。苦労して努力した人にしか見えない壁の向こう側を是非見て欲しい。蛍雪の功だ。

 

2021年1月21日木曜日

卒業生へ~贈る言葉③~

 緑FS

 勉強において伸びしろを生かせなかった責任を重く受け止めている。部活にかける割合が大きく、勉強ではない方面で頑張ると決めた。

 もちろん、学生の間は勉強から完全に背を向けることはできない。高校生になったら両立をして欲しい。余った時間で無理のない勉強するのではなく、限られた時間を有効的に使って自己錬磨してほしい。

 義務教育ではなくなる高校生。自分で決めたことを勉強でもその他でも最後までやり抜く強い意志を持って臨もう。

 緑YY

 身体は大きいのに精神的には学年以上に幼い。視野は狭いが、自分の弱さを知っいるので人に優しくできるのは長所だ。

 また、人の和の中心にいるのも長所の一つ。そんな長所を伸ばすためにも自分の視野を拡げて出来ることを増やそう。一つのことしか見えないのは意識しないと改まらない。目の前のことだけではなく様々な確認をする。

 自分の言動の結果、どういう影響があったのか常に意識すれば少しずつ周りが見え始める。意識した言動をすれば良い成長を続けられる。

 緑MS

 中学生の間では根幹となる考えや将来の決定には至らなかった。流されやすいのかと思いきや少し頑固な一面もあった。

 高校は自分でやりたいことを決めて臨む場所だ。やらない選択肢もあり、それを選んだときに止めてくれる人はいない。どんな選択をしても強い意志で決定する必要がある。そして首尾一貫で臨む。

 後悔しないためには選択するときに自分なりの理由を見出すことだ。目的意識を持って取捨選択をしよう。

 

2021年1月17日日曜日

卒業生へ~贈る言葉②~

 緑TK

 良くも悪くもマイペース。良く言えば動じない、悪く言えば周りを見ない。興味のある分野については色々惜しまない。

 これまでは視野が非常に狭かった。好奇心を刺激される機会が少なかったのだろう。それは周囲を見えていなかったことに起因する。視野を拡げると選択肢が大幅に増える。学生時代の経験はなおさらだ。

 社会人になったときの糧のために、高校生になったら自分の意志で周りを見て、言動の取捨選択をしよう。

 横堤HS

 勉強癖のない状態から入塾して、ずいぶん出来ることが増えた。定期テストでも大台を突破できた。が、期待値には至らない。

 集中力の持続が大きなテーマだったが、かなり改善されてきた。その結果が高得点に結びついている。反面「このぐらいでいいや」という性格が様々な影響を与えてきた。ややもすると無気力と思われる。

 卒業が近づくにつれ、力が入ることが増えてきた。それに伴い充実感も得ているようだ。出来る喜びを糧に力をつけていこう。

 鯰江MH

 極度の人見知りで感情や思いを伝えるのが苦手で避けてきた小中学生時代。齢を重ねるうちに少し緩和されてきたようだ。

 それでもやりたい仕事を自分の性格と向き合って仮の結論を出せたのは素晴らしい。言葉に出せないながらも馳せる思いを大切に出来ることを増やそう。もし、道のりの途中で気持ちが変わっても構わない。

 出来た目標に対して真摯に取り組めば問題ない。失敗や進路修正は若者に許される特権だ。少しだけ勇気を出して交友関係も広めよう。

追伸:贈る言葉はある法則性によって書かれています。気づいた人はラインか口頭で伝えてください。先着1名様限りにですが、ささやかな品を用意しています。

2021年1月14日木曜日

卒業生へ~贈る言葉①~

 緑FR

 自分の中に強い価値観があり、ややもすると排他的になることもあるが、直接見える範囲のことは気を遣おうとする。

 基本的に諦めるのは早いが、こだわりのあることは継続できる。良くも悪くも子どもらしい。つまり周りを見ない行動がある。中学生だとそれでも良いが、どこかで周りを見て行動できるようにならなくてはいけない。

 周りを顧みず突き進むのは中学生男子の特徴でもある。周りを見る努力を始めれば、自然に周りに人が増え、多くの刺激を受けられるようになる。


YA

 面倒見の良い姉御肌。努力は当代1位だ。それでも超えられない壁があった。ただ、その壁が見えていたことに大きな意義がある。

 自分に厳しい分、他人にも同じことを望み妥協をしてきた中学生時代。そこでもやはり同じことをしても出来ることは千差万別だと気づいた。そこで起こった感情の落としどころを暗中模索していた。 

 達観するには早すぎるが、多くの刺激を得た。自分の限界や周囲との差を中学生で気づけたことが糧になる。これからも多種多様な経験を積み重ねて欲しい。

TK

 中学生代時代の最後は自分の身体との相談が長かった。体力や様々な持久力の限界など自分の知らない世界にいた。

 みんな最初は自分の限界を知らない。少し無茶をしてそれを知る。知ってからどのように自分の身体と付き合うかは自己判断だ。労わるのか、無茶を繰り返すのか、過保護にするのか、色々試すのか。

 しっかり相談しながら少しずつ出来ることを増やそう。歩みはゆっくりでも止めなければ成長し続ける。

受験間近

 高校入試第一弾まで10日を切りました。冬期講習会では、上位陣は変わらぬ顔ぶれ緑SK.FH.YA.THA.THI.KHでした。彼女たちが飛び抜けて出来ていると感じたことは失礼ながらあまりありませんでした。努力型なので数学的センスは微妙だったので難問に対応できるとは一年前に全く思いませんでした。

 それでも諦めずにチャレンジし続けて難関私立や公立C問題も悪くない手応えになりつつあります。繰り返しになりますが、彼女たちは努力型です。ワンセルフ生らしく泥臭い地道な努力を継続しています。

 勉強が得意で頑張ることより、得意ではないのに努力を継続できるのは何にも変えられない糧になり財産になります。そして、就活時など人から評価されるときには大きなポイントになるでしょう。

 勉強しても敵わぬ上がいて、努力で勝っても試験では劣る経験をして来た子たち。間違いなく私の誇りです。塾内には2年生のHA.1年生のMHという究極の努力型がいます。反面、彼女たちを「賢い」と言う子は努力で不足があり、聞くたびに残念な気持ちになります。

 例年以上にモチベーションの差がある状態は卒業まで続くでしょう。それでも中学生の頃は本気で勉強したと十数年後に言えるようラストスパートを駆け抜けます。

 次回より恒例の卒業生へ贈る言葉の開始です。

2021年1月4日月曜日

2021年の出来事

  1月3日は仕事始め。ついでに自習室を開放すると中3緑FHと茨田北MMだけが参加。彼女たちの目があると思うと集中力が増してエネルギーが充電され始めました。1月4日から冬期後半の開始。まずは小4の授業から。大量の宿題を出しており、丸付けと解説だけでおしまい。大きな数の単元で最大値や最小値に関する応用問題が少し理解が甘いように感じました。5年生になる前にクリアしておかないといけません。その後、小6も解説に時間の大半を費やしました。単位変換で「分」を「秒」にする問題では3秒は何分か、といういつもの逆をなかなか理解できない子もいました。OMは計算問題のときは嫌そうにしていましたが難問に取り組むときは生き生きとしていたのが印象的でした。中学生になるにむけてモチベーションを上げていこうと思います。

 受験生は数学国語にチャレンジ。国語の長文読解がかなり厳しい子がいる現状を憂いていますが、受験までには必ず間に合わせて足を引っ張る教科ではなく、助けてくれる状態にまで仕上げます。ちなみに、公立対策の長文記述では例年に比べて「時間内に書けない子」がいないのが救い。書けない子は書けるまで書き直しなので、今後は国語メインで頑張ってもらいます。数学社会に力を入れてきましたが、公立組は「国語」の時期が到来しました。