2021年4月30日金曜日

最近の出来事

  今回は授業の様子から。

 中3特進数学は流石に前向きで快調です。2次方程式の計算問題まで終わりました。今年はC問題及び難関私立数学に特化するとかなり前から決めていたので本気です。緑HAがクラスを引っ張っています。緑ISは発想が良く、緑MS、MYはついていくのに必死です。このペースについていくだけで凄いんですけどね。残念なのは特進への呼びかけに応えてくれなかった子たち。ずっと両手を差し出し頑張ろうと呼び掛けてきましたが、つかんでくれないのは仕方ありません。一方通行の愛(補習の呼びかけ)は寂しいので諦めます。「もったいない」とは思いますが、プラスアルファのことをするのに「気」がないと伸びませんから。それでも福島によってGWも鍛えられるので、頑張ってもらうしかありません。

 中2特進数学は鯰江MHがセンスを見せた解き方をしていました。空間図形以外は大丈夫そうなので、得意分野を究めつつ、苦手分野も克服してください。緑SSは実力が高めで安定してきました。横堤OSは悪くない数学センスを持っているのに鍛えてこなかったのですが、ここにきて少し成長の兆しを感じます。中2歴史は江戸幕府の導入をしました。興味付けから入っているので、テスト前以外は楽しく解説しています。ようやく提出物や課題の遅れがなくなったので良い雰囲気の授業が続いてるので、こちらも楽しいです。緑KWは学校の先生と塾前でニアミスしたことを30分ほどずっと語っていました。そんなに気になるのでしょうか。国語の漢字では彼女と菫MN、緑KMが7連続ノーミスでビンゴの課題をクリアしました。緑YJは計算・漢字共に一問間違いが多く、なかなかクリアできないのはもったいないです。

 中1もようやく課題の溜め込みという負の連鎖を全員脱出出来ました。ペナルティはその名の通り「罰」なので時間をかけてやっても賢くなりません。小テストの勉強をして来ずに臨むととんでもない量のペナになるのは新入生あるあるです。それを乗り越えて自己管理できるようになっていきます。中学生の階段を上り始めたのですね。長かったような短かったような気分です。今津KRや緑GRは出来ることが急増中。このまま成長を続けて欲しいところです。緑NYや菫KNは努力に対して成果がまだ充分ではありません。何とか中学校のテストには間に合うようしっかりと鍛えていこうと思います。男子はとても雑な子が多いのはある意味普通なのでしょう。少しずつ出来ることを増やしてけるよう鍛えます。中1は最も手間暇かかる時期ですね…



2021年4月21日水曜日

最近の出来事

 まずは小学生から。小4算数は大きな数をしています。例年、ここで時間を費やす子が一定数発生するのですが、今年は順調です。ただTHは理解力と比べるとミスの多さが玉に瑕。MEは理解力やスピードに課題があると1年前に感じていたのに、今は驚くほど成長しています。この時期にきちんと勉強させることは本当に大きな財産になりますね。

 小5算数は体積・容積の導入をしました。ここでヤマ場の一つ「単位変換」があります。1リットル=1000㎤など馴染みがなく覚えにくいものが登場し、イメージしにくいので定着率が極めて悪い単元です。はい、半分諦めています。直方体を切ったりくっつけたりしている体積を求める問題は難易度が高いのですがMOは積極的に取り組みUMが引っ張られている感じで良い雰囲気です。

 小6は少し大人しいのが気になるクラスでした。真面目に取り組んでいるので問題はありませんが、大阪人としてリアクションが小さいのは面白くありません(笑)課題に対しては比較的真面目に取り組む学年なので、中学生になってからの成長は期待しています。授業では、小学生で習う全ての計算問題を終わらせました。教科書とは順番は異なりましたが、その後線対称と点対称について導入。ここまでは大きな問題なく進めています。ただ、やはり計算ミスの多さが気になります。去年から急に計算ミスが目立つのはコロナの影響でしょうか。

 中1は小学生から少しずつ中学生になっていこうとしています。横堤WSと緑IS、菫KNと緑NYが良い刺激を受け合って出来ることを増やしています。緑THTSも小学生の頃の課題が少しずつクリアできています。ただ、小テストや宿題に対する認識がやや甘いのが気になります。コロナ禍でendlessの在り方について頭を抱えています。例年中1は自習室で話そうとします。それを厳しく注意して中1の後半には静かな自習室が出来上がり。コロナ禍の今年は叱りながら出来るのを待つ余裕がないかもしれません。そうなると、心苦しくも真面目に自習室を利用できない子は、使用禁止といわなくてはいけません。Zoomによる監視の下、課題をこなしてもらうスタイルになるでしょう。これは他学年も同様です。日曜日のendlessはオンラインまたは通塾にし、宿題・課題が出来ていない人は自宅でしてもらう予定です。

 中3は温度差が激しい学年です。私は国語社会と特進数学を担当しており、今は若干社会に力を入れています。勉強時間がダイレクトに結果につながるのは社会・理科だからです。木曜日は久々に特進数学をしました。平方根なのでまだまだ大したことは出来ませんが、数的センスを緑ISは発揮。今後の伸びが非常に楽しみです。緑MY、HA、MAも正常進化を感じます。例年の特進よりも良い手応えなのでこれから着実に力をつけられるよう鍛えてます。

 中2は新入生組が少しずつワンセルールを守れてきました。宿題・課題に対する認識が甘かったのですが、ようやくスタートラインに立てた感じです。このままテスト対策まで乗り越えられるよう鍛えていきます。

2021年4月20日火曜日

教育現場

 「教師生活25年~」の名キャッチフレーズの産みの親、町田先生(ど根性ガエル)を思い出しました。それを観ていた頃は25年も先生してたら大ベテランだよなと思っていました。25年を軽く10年程超えても自分がベテランだとは思いません。時流の変化についていきつつ、不変は守らないといけません。

 そんな私が読解力の低下を実感したのは20年前です。年々、通じる言葉が(語彙力)が減っています。まず、ことわざは通じません。そしてコーチング理論が流行り始めた10年前からは思考力の低下を実感。とどめにここ最近の他人に干渉しない風潮。雷親父や近所で子育てするのは今や昔。見て見ぬ振りが正義の世の中。

 果たして、頭を使わない(考えない)ことまでも個性として認めてあげようという世の中になっています。そして、注意されたことのない子が急増中です。親や家族以外に向き合って叱られたことのない子が増えています。親だけが躍起になって色々教えても馬の耳に念仏、聞いていない子が多く、勉強を含む様々なやり方・ルールを守れない、または徹底でいない子が本当に増えています。

 中学生に話したのは「勉強・宿題を仕事と置き換えて考える。仕事はグループワーク(なことが多い)グループ内に仕事(宿題)を適当にしたり、期日を守らない人がいるとそのチームの評価は下がる。そんな人と仕事をしたいと思うか。また、自分が社長ならそんな人を雇いたいと思うか」そんな内容です。極論ですが、勉強や学校におけるルールをきちんと守れるかどうかで社交性を育むのだと思っています。協調性なく、自分の好きな事だけやって通用させたいなら大学教授を目指すしかなくなるのではないかとも言います。現実的にはもっと選択肢あるものの、ルールを守れないことは仕事の選択肢を減らすことだと思います。

 勉強は知識を増やすことはもちろん、ルールを遵守することも覚える機会だと考えます。だからこそ、基本を怠り適当に考えて○×で○だから良いという発想は否定的です。基礎を守ってこその思考力だからです

 最近出した結論は、知識を増やすことを前提として思考力やルールをしっかり守ることを覚えてもらいたいということです。それを結果が出いてない塾が言うと「絵に描いた餅に逃げて勉強すら教えてくれない」というレッテルを貼られますが、成績アップや合格に関しては負けていない自負のあるワンセなら言える(できる)と思うのです。

 教壇に立てる限りは理想を追求し、サービス業になるつもりはありません。ベストパフォーマンスを出せる期間を鑑みると、先生としての終活に差し掛かっています。この仕事に就くと決めた中学生から妥協せずに教壇を降りたいと思っています。

 根幹である「お預かりした全てのお子さまにいる保護者の方の期待を裏切らない」「感情移入しながら教える」ことを不変とし、教育現場の最前線に立つ間は精進し続けます。

2021年4月19日月曜日

コロナ禍の授業

  変異株はかなりの速さで感染拡大しています。医療現場の方々の努力に深謝の限りです。そんな中、大阪市の松井一郎市長は市内の小中学校を原則オンラインにする方針だと発表しました。https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF1944K0Z10C21A4000000/

 しかも対面の授業をオンラインでリアルタイムで流す方針とのことです。対面+リアルタイムオンラインは最も難しいです。ハッキリ言って若手の先生や頭の固い先生は無理なほど難しいです。画面の向こう側の子がどういう態度で聞いているのか常に意識しつつ、対面の子にも同じ意識を持たなくてはいけません。これができないなら置いてけぼりを食らうこと必至。

 私は普段の授業で「今、話した言葉を誰が理解しているのか」をとても強く意識しています。だから問題を見れば、誰が解けて誰が解けないか分かります。その予想が外れたら「子どもの成長」または「サボって低下」です。これをオンラインでやるのは対面の数倍難しい。同時に対面の子たちも意識すると軽く10倍難しいです。 

 研修で話している学級崩壊を起こす先生の特徴は「教室がうるさくなってから注意する」「黒板を見て(生徒を見ず)授業する」で、この2つが重なると高確率です。授業では誰かが横や後ろを向いた瞬間に注意しないと手遅れになります。眼前の生徒が見えない人は画面の向こう側なんか絶対に見えません。

 翻って、ワンセは良くも悪くも個人塾です。情報をいち早く手に入れるようアンテナを張っているつもりで、有効活用しようと思っています。昨年は様々な手段を模索し、考えられるパターンはほとんど試しました。明日の知事・市長の発表を待って対策を発表します。休校はしない方針らしいですが、万一休校になれば今年もGWの祝日は対面とオンラインを併用した講義を行います。時間割はかなり流動的になりますのでご容赦ください。

 恒例のendlessも対面とオンラインを併用します。例年、自習室での私語はかなり厳しく注意していますが、今年はその可能性がある時点でオンラインで学習し、教室内で食べる行為はしばらく禁止を継続します。水分補給は可能です。出来る限りトイレはご自宅で済ませて通塾をお願いします。

 

2021年4月13日火曜日

小中高クラブ自粛へ、休校時におけるワンセの取り組み

 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210413/k10012972611000.html

小中学校が休校時、中学生の時間割を下記のように実施する方向で調整します。

朝:Zoomによる点呼。服装は外出するときと同じ。その後、課題を解く。講師への質疑応答あり。

昼:対面授業、または教科によってオンラインとの選択可。小学生の授業時間帯までを目安に終了予定。小学生は大幅な時間の変更等なし。

睡眠リズムを含む生活リズムを狂わさなないことを第一に、1日6時間集中して勉強する状況を作ります。

2021年4月6日火曜日

最近の出来事

 今日は中学校の入学式でした。ご入学おめでとうございます。残念なのは葉桜になっていて満開の桜との記念撮影ができなかったことです。反面、午前中は雨が降らなかったのは良かったです。ところで、懐かしい卒業生とのやり取りがとても楽しい。例年だと成人した男性なら飲みに、女性ならランチに誘うことが多いのですが、コロナ禍なのでままなりません。

 さて、最近の出来事は小5から。3月から春休み限定で引き受けていた国語は「答え方」の徹底と漢字テストへの取り組みの甘さが気になりました。春休みが終わると足立に委ねるので鍛えてもらおうと思います。算数では多角形の角度について解説。今週の内容はなかなか定着が良かったです。

 中1は例年通り快調に進み四則混合が終わったので、ほぼ中間テストの内容までは終了です。計算ミスの多さは気になりますが、月曜日の小テスト3本中全部不合格だった子がお呼び出しの対象となりました。鯰江KYが正答率の最も低かったテストが満点、単純計算問題が大量間違いという出来ているのか、そうでないのかよく分からない結果でした(笑)今日はおめでたい日なので、できるだけお呼び出しは避けるため多めにテストをし、基準も甘くしたのに残念です。理解度だと緑OYが良いのに小テストでは常にミスをし、追加問題やお呼び出しの対象になることが続いています。もったいない…。逆に菫OMは火曜日ノーミスで早々に帰れました。緑FHは春休みの予定が多いらしく、演習不足が少し懸念されます。頼もしいのは女子。姉が卒業生で、やっていけるか散々話し込まれて入塾した横堤WSはとても良い状態をキープしています。緑IHと共にしっかり頑張れています。頑張りだけなら前述のOYも悪くないのですが、もったいないやらかしが玉に瑕です。まあ、努力が一番大切なので、男子では最も及第点です。菫KNも同様でやる気はあるものの少々ミスが気になります。それでも丁寧に課題に取り組む姿勢は良いです。

 そろそろ学校が始まるので、ワンセの手綱は少し緩めていこうと思っています。3月から頑張っていた成果は必ず1学期中間テストで出しましょう。出せないときは私の責任ですから。

2021年4月5日月曜日

初代(今年36歳)~4代目卒業生(今年32歳)

 創立20周年に備えて、絵馬を見ました。久しぶりの名前を見たので、初代~4代目までを思い出してつらつらと書きます。

 第一号は通りすがりの看板を見て来られたOM。開校後、すぐに軌道に乗ると甘い夢を見て集まったのは中3TK、KK3名のみ。その後、GW前に小6TYが入塾。そんな「アイス好きな防空頭巾の子」も今は立派な社会人で新しい家庭を築いてます。本当に現実を思い知らされた苦しい立ち上げでした。今津中3人組が来て塾の雰囲気を明るくしてくれました。3代目は鯰江NKHRなど芸術肌の女の子と鯰江KY、緑TA、NYIM、USなど体育会系の子が入り乱れ、塾内でのカップルもチラホラ見られた時代。若さと勢いで走っていました。あれ、今と変わりません(笑)テストの日は朝6時から勉強したり、オールナイトで勉強したのも良い思い出です。開校1年目からの卒業生は格別です。初産と同じで、初めての子は「あれもこれも」とマックスを望み必死でした。2人目3人目の子になると可愛さは同じでも要領が分かってきます。

 そんなことを言いながら、レギュラー授業は減っているのに通塾時間は年々長くなるという現象が続きました。みんな同一カリキュラムをこなすことの不合理を感じたからです。今のように全員一斉授業はほどほどにして習熟度別に補習するほうが効果的です。試行錯誤を経て、今や受験生は週3,40時間通塾するようになりました。旧校舎は5年半稼働で、1年目に「ワンセってどこにあるかわからん」と言われ、「誰にでもわかる場所に移転する」と宣言したら笑われました。開校時にTVCMをする(ぐらいの塾になる)と言ったらやっぱり笑われました。でも、言ったことを諦めたことはありません。具現化したときは自己満足でいっぱいでした。夢は努力で実現するものですからね。

 思い出が止まらないのでこの辺で…