2021年5月13日木曜日

最近の出来事

  ようやく各中学校の中間テストについて情報が出揃いました。決行:緑・今津・茨田、中止:鯰江・菫・横堤・旭東です。

 意外だったのは今津中学。すでにテスト1週間前を切っているので試験範囲の狭さから中止かと予想していました。ちなみに中1は初のテスト対策なので勉強の仕方を教えるところから。いや、それ以前に学校の授業態度を指導するところからですね。例年、自分の中学の試験範囲を知らないのは普通で、今日の授業でした内容を言えないのも普通。社会であれば、何でも良いから一単語学校でやったことを教えて、と言っても覚えていない・聞いていない子が一定数います。塾での様子をみていれば「さもありなん」というところです。とにかく自分で考えて行動できないのが最近の子の特徴かもしれません。言われたことの一部はやる、という感じです。指示待ちで、気づきを促しても待っていたらテストが終わり、入試が終わってしまうので様々な声掛けをします。

 中1はGWの宿題を期日までにまともに提出できた子は若干名。大半は修正して提出。それでも問題ない子は半分ちょいです。残りは適当が目立ちました。試験範囲と異なるところを再提出させても仕方ないので、これについては先送りです。ウチの子たちの平均点が高いのは出来る子を集めて授業しているからではなく、細かく丁寧に指導している結果だと思っています。放っておいたら勉強しない子たちのほうが多いですから、何とか目的意識を持って机に向かってもらうようにしています。目的意識を持ってもらえないなら具体的にやることを指示して管理します。正直、この管理が卒業後に無くなったらどうなるのかという心配はします。それでも、すべきことを伝えるだけ、とかヒントだけ与えて本人の自覚に任せるという指導方法で全生徒平均が430点前後になるとは思いません。

 中2は緑SSYJ鯰江MHが頭一つ抜けてきました。差を感じます。数学ではまだもう少し多い人数で授業していますが、そのほかの子には差を痛感して追いつく努力をして欲しいと思います。

 中3は緑SEに奮起を促します。今、頑張れるか・ふわふわするのかの大きな分岐点だと感じます。期待しています、というかこれ以上がっかりさせないでください、というか両方本音です。

 愚痴が多くなっているのは、本当に嫌だった昨年のコロナ禍における勉強意欲が低下しているのに自覚がない雰囲気が全く同じ状態になりつつあることです。更に受験生は高校についてまだまだ他人事で考えていません。7月の懇談会の時点では専願か併願は決定していてほしいです。そんな思いから私が一番焦っているのかもしれません。

2021年5月7日金曜日

最近の出来事

 コロナ禍のGW明け、昨年は祝日返上で分散授業を実施していました。みんなの気持ちが緩んでいたからです。健康で感染拡大防止に努めるのが最大の目的だった昨年は家でダラダラしていてもゲームばかりしていても黙認する状態でした。受験生は全く自覚なく、冬まで勉強する雰囲気はありません。仕事上、最も嫌だったのはみんなの気持ちが前を向かいことでした。今年はそんなことにはならないと思っていた矢先…
 
 去年と受験生の雰囲気はそっくりです。志望校や将来について考えていません。昨年から気をつけて色々話をしてきたつもりですが、非常に悲しい気持ちになりました。公立・私立を決めている子が若干名で、まだ決めていない、というか、進路について他人事で考えていない子が大半なのだとわかりました。今までは全力で引っ張っていきましたが、これからはやる気が重要です。志望校の無理を言わないなら構いませんが、この仕事を生業として選んだ者からすると、物足りません。受験期は頑張ったと自信を持って語れるように過ごして欲しいと心から願っています。木曜日にご家庭で将来についてしっかり話して欲しいと言いました。是非、家族会議を開いて色々話してください。
 
 小4算数は角度について導入。円は360度であることを知っていたのはTH。当然ですが、360度が最も大きい角度でそれ以上の概念はなかったようです。多角形の内角の和などではそれ以上の角度が出てくる話をするとYAと共に興味深そうに聞いて、授業後に「楽しかった」と言っていました。そのように考えたり感じたりしてくれるのはこちらも嬉しいです。MEは頭の回転がドンドン速くなっており成長を感じます。
 
 小6算数は文字式についての導入。その中で( )について話しました。本来、特進クラスでしか話さないのですが、大学入試や大学生になったら自分の考えた式を採点者に分かりやすく伝えるために非常に有効的だという話です。みんな興味深そうに聞いていました。数学担当として嬉しい反応です。
 
 中1は宿題について目を光らせ続けた結果、ようやく悪くない状態になりました。元々性格的に爽やかで「良い子」が多いクラスなので授業自体は楽しく展開できます。社会では出来た者帰りを実施していましたが菫KNや旭東MT、茨田WSは面倒見良く、自分が終わった後も残って丸付けを手伝ってくれていました。

 中3は熟字訓ノーミスで緑HAと緑MYがビンゴ一つクリア。漢字累計7本合格でHAと緑SE、MSがクリアしました。ちなみに20周年謝恩会の景品の一つでノイズキャンセリングと外部音が取り込めるワイヤレスイヤホンを用意しました。



  
 
 
 

2021年4月30日金曜日

最近の出来事

  今回は授業の様子から。

 中3特進数学は流石に前向きで快調です。2次方程式の計算問題まで終わりました。今年はC問題及び難関私立数学に特化するとかなり前から決めていたので本気です。緑HAがクラスを引っ張っています。緑ISは発想が良く、緑MS、MYはついていくのに必死です。このペースについていくだけで凄いんですけどね。残念なのは特進への呼びかけに応えてくれなかった子たち。ずっと両手を差し出し頑張ろうと呼び掛けてきましたが、つかんでくれないのは仕方ありません。一方通行の愛(補習の呼びかけ)は寂しいので諦めます。「もったいない」とは思いますが、プラスアルファのことをするのに「気」がないと伸びませんから。それでも福島によってGWも鍛えられるので、頑張ってもらうしかありません。

 中2特進数学は鯰江MHがセンスを見せた解き方をしていました。空間図形以外は大丈夫そうなので、得意分野を究めつつ、苦手分野も克服してください。緑SSは実力が高めで安定してきました。横堤OSは悪くない数学センスを持っているのに鍛えてこなかったのですが、ここにきて少し成長の兆しを感じます。中2歴史は江戸幕府の導入をしました。興味付けから入っているので、テスト前以外は楽しく解説しています。ようやく提出物や課題の遅れがなくなったので良い雰囲気の授業が続いてるので、こちらも楽しいです。緑KWは学校の先生と塾前でニアミスしたことを30分ほどずっと語っていました。そんなに気になるのでしょうか。国語の漢字では彼女と菫MN、緑KMが7連続ノーミスでビンゴの課題をクリアしました。緑YJは計算・漢字共に一問間違いが多く、なかなかクリアできないのはもったいないです。

 中1もようやく課題の溜め込みという負の連鎖を全員脱出出来ました。ペナルティはその名の通り「罰」なので時間をかけてやっても賢くなりません。小テストの勉強をして来ずに臨むととんでもない量のペナになるのは新入生あるあるです。それを乗り越えて自己管理できるようになっていきます。中学生の階段を上り始めたのですね。長かったような短かったような気分です。今津KRや緑GRは出来ることが急増中。このまま成長を続けて欲しいところです。緑NYや菫KNは努力に対して成果がまだ充分ではありません。何とか中学校のテストには間に合うようしっかりと鍛えていこうと思います。男子はとても雑な子が多いのはある意味普通なのでしょう。少しずつ出来ることを増やしてけるよう鍛えます。中1は最も手間暇かかる時期ですね…



2021年4月21日水曜日

最近の出来事

 まずは小学生から。小4算数は大きな数をしています。例年、ここで時間を費やす子が一定数発生するのですが、今年は順調です。ただTHは理解力と比べるとミスの多さが玉に瑕。MEは理解力やスピードに課題があると1年前に感じていたのに、今は驚くほど成長しています。この時期にきちんと勉強させることは本当に大きな財産になりますね。

 小5算数は体積・容積の導入をしました。ここでヤマ場の一つ「単位変換」があります。1リットル=1000㎤など馴染みがなく覚えにくいものが登場し、イメージしにくいので定着率が極めて悪い単元です。はい、半分諦めています。直方体を切ったりくっつけたりしている体積を求める問題は難易度が高いのですがMOは積極的に取り組みUMが引っ張られている感じで良い雰囲気です。

 小6は少し大人しいのが気になるクラスでした。真面目に取り組んでいるので問題はありませんが、大阪人としてリアクションが小さいのは面白くありません(笑)課題に対しては比較的真面目に取り組む学年なので、中学生になってからの成長は期待しています。授業では、小学生で習う全ての計算問題を終わらせました。教科書とは順番は異なりましたが、その後線対称と点対称について導入。ここまでは大きな問題なく進めています。ただ、やはり計算ミスの多さが気になります。去年から急に計算ミスが目立つのはコロナの影響でしょうか。

 中1は小学生から少しずつ中学生になっていこうとしています。横堤WSと緑IS、菫KNと緑NYが良い刺激を受け合って出来ることを増やしています。緑THTSも小学生の頃の課題が少しずつクリアできています。ただ、小テストや宿題に対する認識がやや甘いのが気になります。コロナ禍でendlessの在り方について頭を抱えています。例年中1は自習室で話そうとします。それを厳しく注意して中1の後半には静かな自習室が出来上がり。コロナ禍の今年は叱りながら出来るのを待つ余裕がないかもしれません。そうなると、心苦しくも真面目に自習室を利用できない子は、使用禁止といわなくてはいけません。Zoomによる監視の下、課題をこなしてもらうスタイルになるでしょう。これは他学年も同様です。日曜日のendlessはオンラインまたは通塾にし、宿題・課題が出来ていない人は自宅でしてもらう予定です。

 中3は温度差が激しい学年です。私は国語社会と特進数学を担当しており、今は若干社会に力を入れています。勉強時間がダイレクトに結果につながるのは社会・理科だからです。木曜日は久々に特進数学をしました。平方根なのでまだまだ大したことは出来ませんが、数的センスを緑ISは発揮。今後の伸びが非常に楽しみです。緑MY、HA、MAも正常進化を感じます。例年の特進よりも良い手応えなのでこれから着実に力をつけられるよう鍛えてます。

 中2は新入生組が少しずつワンセルールを守れてきました。宿題・課題に対する認識が甘かったのですが、ようやくスタートラインに立てた感じです。このままテスト対策まで乗り越えられるよう鍛えていきます。

2021年4月20日火曜日

教育現場

 「教師生活25年~」の名キャッチフレーズの産みの親、町田先生(ど根性ガエル)を思い出しました。それを観ていた頃は25年も先生してたら大ベテランだよなと思っていました。25年を軽く10年程超えても自分がベテランだとは思いません。時流の変化についていきつつ、不変は守らないといけません。

 そんな私が読解力の低下を実感したのは20年前です。年々、通じる言葉が(語彙力)が減っています。まず、ことわざは通じません。そしてコーチング理論が流行り始めた10年前からは思考力の低下を実感。とどめにここ最近の他人に干渉しない風潮。雷親父や近所で子育てするのは今や昔。見て見ぬ振りが正義の世の中。

 果たして、頭を使わない(考えない)ことまでも個性として認めてあげようという世の中になっています。そして、注意されたことのない子が急増中です。親や家族以外に向き合って叱られたことのない子が増えています。親だけが躍起になって色々教えても馬の耳に念仏、聞いていない子が多く、勉強を含む様々なやり方・ルールを守れない、または徹底でいない子が本当に増えています。

 中学生に話したのは「勉強・宿題を仕事と置き換えて考える。仕事はグループワーク(なことが多い)グループ内に仕事(宿題)を適当にしたり、期日を守らない人がいるとそのチームの評価は下がる。そんな人と仕事をしたいと思うか。また、自分が社長ならそんな人を雇いたいと思うか」そんな内容です。極論ですが、勉強や学校におけるルールをきちんと守れるかどうかで社交性を育むのだと思っています。協調性なく、自分の好きな事だけやって通用させたいなら大学教授を目指すしかなくなるのではないかとも言います。現実的にはもっと選択肢あるものの、ルールを守れないことは仕事の選択肢を減らすことだと思います。

 勉強は知識を増やすことはもちろん、ルールを遵守することも覚える機会だと考えます。だからこそ、基本を怠り適当に考えて○×で○だから良いという発想は否定的です。基礎を守ってこその思考力だからです

 最近出した結論は、知識を増やすことを前提として思考力やルールをしっかり守ることを覚えてもらいたいということです。それを結果が出いてない塾が言うと「絵に描いた餅に逃げて勉強すら教えてくれない」というレッテルを貼られますが、成績アップや合格に関しては負けていない自負のあるワンセなら言える(できる)と思うのです。

 教壇に立てる限りは理想を追求し、サービス業になるつもりはありません。ベストパフォーマンスを出せる期間を鑑みると、先生としての終活に差し掛かっています。この仕事に就くと決めた中学生から妥協せずに教壇を降りたいと思っています。

 根幹である「お預かりした全てのお子さまにいる保護者の方の期待を裏切らない」「感情移入しながら教える」ことを不変とし、教育現場の最前線に立つ間は精進し続けます。

2021年4月19日月曜日

コロナ禍の授業

  変異株はかなりの速さで感染拡大しています。医療現場の方々の努力に深謝の限りです。そんな中、大阪市の松井一郎市長は市内の小中学校を原則オンラインにする方針だと発表しました。https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF1944K0Z10C21A4000000/

 しかも対面の授業をオンラインでリアルタイムで流す方針とのことです。対面+リアルタイムオンラインは最も難しいです。ハッキリ言って若手の先生や頭の固い先生は無理なほど難しいです。画面の向こう側の子がどういう態度で聞いているのか常に意識しつつ、対面の子にも同じ意識を持たなくてはいけません。これができないなら置いてけぼりを食らうこと必至。

 私は普段の授業で「今、話した言葉を誰が理解しているのか」をとても強く意識しています。だから問題を見れば、誰が解けて誰が解けないか分かります。その予想が外れたら「子どもの成長」または「サボって低下」です。これをオンラインでやるのは対面の数倍難しい。同時に対面の子たちも意識すると軽く10倍難しいです。 

 研修で話している学級崩壊を起こす先生の特徴は「教室がうるさくなってから注意する」「黒板を見て(生徒を見ず)授業する」で、この2つが重なると高確率です。授業では誰かが横や後ろを向いた瞬間に注意しないと手遅れになります。眼前の生徒が見えない人は画面の向こう側なんか絶対に見えません。

 翻って、ワンセは良くも悪くも個人塾です。情報をいち早く手に入れるようアンテナを張っているつもりで、有効活用しようと思っています。昨年は様々な手段を模索し、考えられるパターンはほとんど試しました。明日の知事・市長の発表を待って対策を発表します。休校はしない方針らしいですが、万一休校になれば今年もGWの祝日は対面とオンラインを併用した講義を行います。時間割はかなり流動的になりますのでご容赦ください。

 恒例のendlessも対面とオンラインを併用します。例年、自習室での私語はかなり厳しく注意していますが、今年はその可能性がある時点でオンラインで学習し、教室内で食べる行為はしばらく禁止を継続します。水分補給は可能です。出来る限りトイレはご自宅で済ませて通塾をお願いします。

 

2021年4月13日火曜日

小中高クラブ自粛へ、休校時におけるワンセの取り組み

 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210413/k10012972611000.html

小中学校が休校時、中学生の時間割を下記のように実施する方向で調整します。

朝:Zoomによる点呼。服装は外出するときと同じ。その後、課題を解く。講師への質疑応答あり。

昼:対面授業、または教科によってオンラインとの選択可。小学生の授業時間帯までを目安に終了予定。小学生は大幅な時間の変更等なし。

睡眠リズムを含む生活リズムを狂わさなないことを第一に、1日6時間集中して勉強する状況を作ります。