2021年9月29日水曜日

コロナ禍における受験生の現状

  鶴見城東区で特に爆発的に増えた9月上旬。今までで1番ピリピリしていました。最優先はコロナ感染拡大防止への最大限の努力。次に、その中でも勉強時間を出来る限り確保すること。補習・居残りも厳選しました。

 そんな中で受験生の意識の差は過去最大に広がっています。ワンセの方針は放置しないこと。ただし、受験生が伸びるにはやらされる勉強から卒業して自覚を持って取り組んでいただくことが肝要という方針は中1の頃より伝えており、その時期に入っています。

 中2までは管理を厳しくし、無理にでもやらせるスタンス。受験生の今は自覚で頑張る時期。もちろんカリキュラムは準備していますし、声掛けもしています。

 正直な感想を述べます。宿題や課題を疎かにする子はコロナ対策の根幹である手指消毒など基本的なことを守ってくれないケースが多いです。注意してみていないとしなかったり、見ていてもしないことがとても気になります。かなりうるさいワンセでそうなら、よそで守っているとは思えません。同時に積極的に補習にも声を掛けづらいです。宿題忘れなどとは違うベクトルで他の方にご迷惑を掛けることになるからです。

 それゆえに、補習の重要性は話しても絶対参加とは言えない環境があります。この夏休みは受験生全員に向けて家庭学習における理科社会の重要性を何度も話しました。それが響いたのは緑HA、MYのみ。7月から五ツ木模試の重要性を毎週毎週伝えています。それでも五ツ木対策補習に参加したのは緑HA、MY、MS、IS、SE、NRのみです。懇談で親御様にも話し、志望校合格に向けてやる気があるなら参加してください、と伝えても不参加だった子もいます。申し訳ありませんが、私の今の力では志望校合格に向けて偏差値が足りないのにやる気がないお子さまを引っ張っていけません。

 また、その度注意しているのに話を聞かず課題をやらないお子さまへ無償の休日出勤や特別扱いもできません。有償の補習は全く考えていません。ワンセルフの補習は愛情で出来ています。子どもたちが強い意志で頑張りたいと言えば必ず講師は付き合います。何度も何度もお声掛けをスルーされたり、課題を伝えてやってこないことがある状況で保護者の方からプラスアルファの補習をお願いされてもできかねます。

 同時に、私は口約束だからこそ守らなくてはいけないことがあると思っています。高校の先生方には親目線で厳しい要望を出したり、ご無理申し上げでいることもあります。その代わり、私の、ワンセルフのプライドにかけて全力で子どもたちに頑張ってもらいます。進路相談で社交辞令や空約束はしません。頑張りそうにない子は率直に申し送りします。

 今まではワンセルフの課題をこなせたと胸を張って申し送りしていました。ウチを卒業できたことは充分な頑張りだと自信を持って言えました。だからこそ例年ほぼ100%進路相談していました。今年は状況が異なり、補習への参加がなかったり、何よりコロナ対策をおざなりに考えてきた子の進路相談は躊躇します。ちなみに、高校の先生方には12月に詳細な申し送りをしたいので、少し時間を長めに頂くかもしれません。

 中1.2生や小学生について書くには長文になり過ぎました。今後に向けての決意表明と共に近々アップしようと思います。

2021年9月1日水曜日

新型コロナ感染拡大防止について

  鶴見区城東区内でも10代の感染者が急増中で、どこかで休校している学校がある状態です。現時点で塾内で感染者がいないのは幸いですが、予断は許しません。そんな中で当塾の対策は今までは下記の通りでした。

①通塾時、手指洗い

②退室時、机椅子消毒

③ドア全開放

④出来るだけ入室から退室まで机椅子以外触らない

⑤退室時3人ずつ

上記に加えて

①授業中もできるだけ窓開放

②登下校時の大声禁止

③不織布マスクの推奨

④トイレ使用時着座及び使用後消毒の協力

⑤授業中の生徒への指名・発音の自粛

今後も出来る限り対面での授業をする方向で考えています。ただ、新たな授業形式を模索するためオンラインでの実験や演習方法を試し、フィードバックしていきます。対面授業と比較すると定着率は低下しますが、量でカバーし勉強面で影響が出ないことを前提に進めます。ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

2021年8月7日土曜日

夏期講習の出来事

 オリンピックもいよいよ閉会式を迎えようとしています。創立20周年謝恩抽選会では元五輪陸上選手にプレゼンターをお願いしました。彼との思い出は尽きないです。さて、そんな酷暑の中での講習会です。長時間の授業に自分の体力の衰えを感じた最初の1週間。その後は少しずつ上手に体力を使えるようになりました。

小4は大きな数の割り算と復習をしています。MEの理解力の伸びに本当に舌を巻きます。同時に思考力は決して悪くないのに計算ミスの目立つTHにはもったいなさを感じます。小5は復習モードです。マメに確認しないとついごっちゃになってします「小数点の掛け算割り算」は、小数点の位置に要注意です。やはり最初は勘違いしているところがありましたが、徐々に思い出して基礎が定着できて良かったです。後半は倍数・約数・通分・約分をしっかりと見直していこうと思います。小6は少し複雑な計算問題の精度は上がってきましたが、□を求める応用問題の正答率が低いです。一度途中式の雑なことを注意された以外は比較的楽しい授業が続いています。

 中1はまだまだ基本的な計算の定着が出来ていません。ただ、かれこれ半年間計算を中心にした演習をしてきたので今後は文章題や応用問題を解いていく予定です。理解度では菫OMが悪くない。思考力では緑OY。ミスの少なさや確実性は緑ISに分があります。長い長い基礎は終わり、いよいよ文章題を解けます。

 中2は国語は公立入試問題にチャレンジ。国語では突出した結果は出ていません。解答用紙を見ていると、数学とは異なり緑NRMKの記述に目を惹かれることがありました。地理は復習、歴史は第1次世界大戦まで解説しましたが、全体的によく聞いています。特進数学では緑SSYJが頭一つ飛びぬけてきました。文理学科or難関私立特待生を狙うと姿勢は本気です。緑KTSYIRは自分の意志で標準数学も参加しレベルアップを図っているのは頼もしいです。

 中3は社会の一部を除き国語・特進数学は教科書内容終了。過去問演習に入っています。国語では緑MYが安定して得点を重ねています。社会では彼女と緑HAが夏の課題を着実にクリア。数学は四條畷MAも参戦し三つ巴。ここに長い間特進数学で苦しみながらついてきた緑MSが良い状態。努力は裏切りませんね。入塾時では想像できなかった数学が一番の点数源になっています。緑SEもミスが出来る問題を増やしていることがわかりました。

2021年7月31日土曜日

創立20周年謝恩抽選会

 無事に終わることが出来ました。全ての人に感謝の気持ちをお伝えしたいです。

コロナ禍でのイベントは一年以上かけて計画したものが変更につぐ変更でした。当初、ほぼ決めていたのは「大人キッザニア」で18歳以上を対象にしたキッザニア貸切プランです。二番手候補が海遊館貸切、それらがコロナによる貸切不可能となり区民センター貸切プランを企画しました。こちらも延期ばかりですが、何とか実現できました。

 やや余った時間で参加スタッフの紹介をしようかと思いましたが、記念撮影にしました。壇上での歓談はコロナへの一抹の不安はあるものの盛り上がっていたようです。スタッフの周りに多くの笑顔を見ていてとても嬉しい気持ちになりました。新旧様々な在塾生と卒業生が上がってくる姿はとても感慨深かったです。見ているほうが好きなので、奥からしっかり見せてもらいました。

 マスク越しでは誰か分かりにくいのが難点でした。また、せっかく1人で来ていただいたのに充分話せなかったり、多忙にも関わらず仕事後に駆けつけていただいたのに充分にお構い出来ず非常に心苦しかったです。

 足立が冒頭でしていた紹介を私もしたかったのですが時間が足りず割愛しました。ここでその代わりをしたいと思います。東佳弘は諸口の一期生。数学のセンスがあるものの一番頑固でした。その信念が有ればこそのオリンピック出場だったと思います。勉強も陸上もストイックに極めていました。倉悠貴は天然キャラです。コメダ珈琲でバイトしていたとき、床に落ちたゴミをスッと拾った心遣いに感動しました。いつでも変わらぬ愛すべきキャラとして接するので、芸能界に疲れたらいつでも連絡ください。

 井川明依香は素直で明朗活発。説明の上手さは高校生レベルるではなく、大手塾なら校長レベルです。山口彩愛は努力家であり、責任感が伴い頑張ってくれています。できればワンセで教壇に立ってもらいたいです。

 原一未は自分の能力を客観的に判断し、少し力を残しておくセンサーと興味がある分野における探究心が秀でています。牧野楓はワンセでは珍しい大学生事務スタッフですが、彼女なしにはワンセは回りません。唯一無二の存在です。

 西壅尚哉は人が集まり、可愛がられるタイプです。努力家でもあり、どんな世界でも上手にやっていけるでしょう。三好真央は初志貫徹で継続した努力ができ、向上心があります。優しさと厳しさがあります。

 福島凪佐は初代英検をチーフとして完全に任せました。新部門を立ち上げて任せて大丈夫な大きな逸材です。幸田樹音は継続した作業をコツコツこなす能力に長けており、非常に献身的です。少し謙遜心が強すぎます。

 結縄光平は勉強の虫です。ガリガリやり続けたのは凄い。長時間勉強できるのは立派な才能です。また色んな意味でスマート。前原太陽は輪をかけた勉強好き。趣味が勉強。好奇心とチャレンジ精神が旺盛。途中で辞めていないのが素晴らしい。

 安部光はワンセ卒業生ではありません。マイペースですが面倒見良く、多くの人に可愛がってもらえるタイプ。中塚由加里の事務処理能力は高校生にして経理事務を任せられるほどで、知的好奇心と向上心の塊です。

 西村栄美は常にリーダーシップを取れ、抜群の気遣いセンスを養い誰からも憧れられる人。最高最強のお母さんでもあります。大鹿氏を見て先生になりたいと思った人がたくさん出るほど根っからの良い先生です。

 最後に足立は私の人生に最も影響を及ぼした人です。人ってこんなに深く物事を考えて言動しているのだと知りました。

 特に今回のスタッフは私の強い要望(ワガママ)で強引にお願いしました。来てくれないと寂しくて嫌だからです。

 私自身が話したいのと、何よりはこんな未熟な私をサポートしてくれている感謝の気持ちは一生変わりません。大人になると何か機会がないと改まって感謝の気持ちを伝えるのは難しいです。本日ご来場いただいた全ての方々、スタッフ、祝電をいただいた方々に心より感謝申し上げます。

2021年7月29日木曜日

最近の出来事

  夏期講習会が始まっています。ところで、講習会ってボーナスに似ていると思いました。普段足りないところ(お金・勉強)を補えるからです。出来ることを考えながら計画的に有効活用しなくてはいけません。

 そんな夏期講習の出来事です。4年生は大きな数から復習していますが、少々怪しい箇所があったので来週以降宿題の量を増やす方向で調整中です。質の高い宿題を出して基本の定着を図ります。学校で困らない程度の基本は全員クリアしていますが、100点を安定して取れない取りこぼしが気になるのです。

 5年生はゆっくり進んでいます。基本の定着に時間をかけているからです。例年なら計算をしてからの約分に時間を費やしている時期ですが、まだ約分と通分の徹底しています。基本を疎かにして進んでも良い結果にはまりません。それでも過去最遅な進路は少しこちらが焦っています。

 6年生は計算特訓中です。基本的な計算問題はそこそこ正答率は高いですが、中学入試レベルの計算になると少々正答率が下がるのが気になります。ここで徹底しておかないと中学生の数学で伸び悩むのでしっかりやります。

 毎年様々な課題がある中1ですが、今年は計算の正答率が低いというのがネックです。例年、計算の出来た者帰りは月1のペースで行っています。ただ、計算緊急事態宣言中の今年は毎週行っているのにお呼び出し率が8割という結果に…ちなみに漢字テストや社会の小テストはギリギリ及第点の結果です。全く勉強をしていないわけではありませんが、450点を安定して取るには心許ないです。と書いたのが、月曜日。実は火曜日の計算テストで初めて全員合格という快挙です。

 中2は新入生が急増し、少し雰囲気が変わりました。特進数学は少し授業のスピードを速め今後の応用発展問題に突入。緑SSYJが健闘中。緑KTも悪くありません。その他女子は色々なものと戦っています。数名が標準への変更を希望してきたのは残念ですが、今後復帰して来る日を待ちます。あ、新入生の緑IMが謝恩抽選会の商品で欲しいものに「キャベツ」をリクエストしたので5個追加しました。

 中3は入試問題チャレンジ中。社会の不出来を嘆いていましたが、緑HAが実力発揮。流石の追い込みを見せています。ただ、実力を勘案するとその他に及第点の子がいないのも事実。全員に対してこの夏は理科社会だと言い続けてきたので、結果を信じています。無理やりやらせて伸びる時期は終わりましたから。そうは言っても諦めきれないのでちょくちょく口を挟むとは思います。

2021年7月20日火曜日

最近の出来事

  昨日から夏期講習会が始まりました。授業が空き時間なしの4時間連続は体力的に大変だと実感しています。懇談会や高校の先生方・業者さんとの折衝など止まっていた時間が一気に動き出した感じがします。

 そんな中で人と会って様々な話をするのは自分を客観視するうえで非常に役に立ちます。また、エネルギーのある人との会話は充分なモチベーションにもなります。コロナ禍で人と接する機会が減っており刺激を受ける機会が減っていましたが、新たに知り合った人との会話は新鮮で充分に刺激的です。殊に頭の回転の速い人との会話は非常に楽しく感じます。

 さて、今年はイベントが多い年です。春先の進学説明会は当初予定の6月から3月、再び6月、最終的に7月2日に行われ変更の準備に追われました。同時に変更続きで各関係者にご迷惑をお掛けしたことをお詫び申し上げます。恒例の中学生の秋の遠足は小学生も参加可能な「木下大サーカス」に決まりました。小学生も一緒なのは初めてです。無事に匠の技や動物のパフォーマンスを楽しんで来ようと思います。

 各学年の出来事は明日より少しずつ書いていきます。

2021年7月8日木曜日

最近の出来事

  テスト対策と高校進学説明会が終わり、懇談会シーズンとなりました。再来週からは夏期講習会、月末に創立20周年イベントがありしばらく全力で駆け抜ける時期となります。ちなみに9月になると入試対策で更に密なスケジュールになるのは確定です。

 では、久しぶりに授業の出来事。小4算数は平行と垂直についてしました。三角定規を用いて平行・垂直の確認ができるかどうかが肝。分度器・コンパスの使い方同様に手先の器用さが要求される単元で、スッと出来る子と時間をかけて出来るようになる子の差が非常に激しく、集団授業でやるのはなかなか大変な単元です。小5算数は倍数・約数の導入が終了。いよいよ何故か完全徹底に時間がかかる「約分」の導入が近づいています。例年、約分の意味や、やり方は分かっていても忘れずにできるようになるまで時間がかかる単元で戦々恐々としています。小6算数は最近雰囲気が良く、課題への勉強も申し分ありません。円の面積の応用問題も自力で解ける問題が多くビックリです。残念なことは男子全員計算ミスが目立ったことですね。ただ、今後の成長へ期待が高まります。

 中1数学は例年よりも1か月ほど進度が遅いです。計算の徹底が出来ておらず、まだまだ基本の完全定着が終わっていません。出来た者帰りを本格化してお呼び出しも増やします。しばらく基本の徹底で、夏期講習会中盤あたりから少しずつ応用問題へも挑戦していく予定です。中3まで安定して90点以上を取れる土台を確立していきます。

 中2は特進数学のみの授業でした。期末テスト終了後、一次関数の導入。標準よりも1.5倍から2倍の速さで展開しています。概念や理論も話しているのでこちらは楽しいです。緑IRKWは自分の意思で標準の授業も参加して頑張っています。そのような姿勢が大切ですね。

 中3は五ツ木過去問チャレンジ。国語では緑MYが2連続偏差値70超で良い感じ。数学ではトップ緑HAで2番手がMYでした。数学社会で緑SEがほんのり活躍しています。