2021年10月15日金曜日

最近の出来事

  今日(10/15)で長いテスト対策期間がようやく終了。テスト対策と受験対策・平常授業の全てが並行して行われ、なかなかハードでした。受験生は過去最大に重要な五ツ木模試を終え、実力テストが控えています。そんな中、修学旅行に行ったり行く予定があったりします。この1年半、様々な我慢を強いられた彼らにとって本当に良かったと思います。

 そんな受験生は進路を決め、ラストスパートの段階です。勉強のやり方もある程度わかっている彼らですから、全力で駆け抜けてくれるでしょう。国語では緑MYが、数学では緑HAが悪くない仕上がりです。今後C問題対策を深化させ、入試で助けてくれる教科にしていきます。理科社会は家庭学習や独学で追い込める範囲なのでそこをしっかりすればゴールは近い。逆に社会の仕上がり具合は全体的に甘いです。5教科型受験の人たちの家庭学習の中心は社会理科であってしかるべき。コロナの影響で通塾時間が一昨年までよりも短くなった分を家庭学習で補う必要がります。

 緑中以外は少しずつテストが返却されています。中2鯰江は全生徒平均436点、菫は平均90点で450点超えペース(未返却教科あり)中1の緑中以外の平均点は431点(未返却あり)程度となっています。中3は受験生として恥ずかしくない結果を修めてくれるでしょう。ここ最近急増した中2の新入生がどれだけ点数を上げてくるのか期待と不安が半々です(緑中なので全教科未返却)

 小学生は6年生がプレテストに備えて入試問題にチャレンジ。全員かつてないほどの点数を取りました。学校でのテストは毎回90点超えが普通になり、少し天狗になり始めた鼻を折るのが目的なので何点取って来ても文句は言いません。ただ、できれば1桁や10点台は避けて欲しいというのは切な願い。小5は新入生のTTがとても頑張り屋さんでした。初回の宿題が「はじき」と呼ばれる速さの文章題の応用問題でした。かなり難しいのにそれを独学で四苦八苦しながら全部解いて来ただけではなく、確実に自分のものにしている状況。正直、かなり舌を巻きました。初回の感想は、ハイペースなワンセの授業についていけるのかどうか不安だったのですが、本当に大したものです。今後の成長が楽しみです。

高校選び

  受験生の志望校選びは佳境に入りました。ほぼ全員が2,3校に決定しており、今後は中1中2が少しずつ将来について考え始めてくれたらと思います。再来週の高校進学説明会を控えて、高校選びの基本のお話です。

 まずは公立か私立かを決めるところから始まります。ちなみにワンセでは公立と私立の比率は2:8ぐらいです。昭和の時代は何も決まっていなかったらとりあえず公立普通科、という流れでした。今は希望者全員が大学に入学できる「全入時代」に突入しています。何を学んだか、どこで学んだか、も重要です。

 大学進学希望が前提として、公立高校からは原則予備校が必要です。また文武両道(笑)を合言葉に部活が熱心で「4年生高校」と揶揄される(浪人して予備校に通う必要がある)高校は多数存在します。公立には文理学科を筆頭に非常にブランド力のある高校があり、志望校にする人は早期に決めている人が大半です。

 もし、私立高校を本命にした場合、やはり費用が公立と比較するとかなり高額になります。その費用を保護者の方が納得して捻出する「理由」が必要だと思います。「面倒見」「大学付属」「施設設備・部活」がその理由でしょうか。

 「面倒見」については単純に予備校なしで大学合格できるかどうか「大学付属」こちらは2択で近畿大学付属か関大北陽からの選択。次点で行き易い高校として帝塚山学院の関学コース、初芝立命館などです。「施設設備・部活」は主観で感じ方が大きく異なるので各学校のHPでご確認ください。

 最も不可能な保護者の方からの要望は「私立進学校で部活も頑張り、残った時間を勉強しつつ、高校生活を充実させて関関同立ぐらいにには行って欲しい」というものです。つまり勉強せずに関関同立ということですよね。関大北陽に入学できても希望者の9割しか関大に進学できません。

 保護者の立場で我が子が高校生活を楽しませたいのか、勉強できる環境を整えるのかをまず決定していただければ高校をお薦めしやすいです。予備材料なしで「どこの高校がいいですか」と聞かれると「何を基準に良い」とお考えかわからないのでお答えに困ってしまうことがあります。

 まずは本命が公立なのか私立なのか、私立ならば大学付属の高校か、勉強ガリガリコースか、部活・施設設備で選ぶかを決定するとこからです。

続く

2021年10月10日日曜日

新endless

  ワンセ名物の一つ「endless」は形態を変えようとしています。土日12時間拘束から土曜日は解説中心で13時~19時。日曜日は自習中心で13時から19時に変更しました。勉強への温度差が激しいのはいつの時代も変わりません。向上心のある子はスタイルの変化に変わりなくストイックに勉強します。やはり気になるのは成績が上がってこない子たち。かつてのスタイルにおける彼らの課題はワンセで学校や塾の提出物をして勉強した気分で終わっていること。つまり問題演習をしただけで実のあることはしていない子の成績が上がりませんでした。

 そこで今回は予め上記の目的を話しました。また、学校の提出物を塾でするのは禁止。ただし、一度解いた問題を解き直したり、配布されたプリントの覚え込みに時間を使うのはOKというルール。特に学校の課題をさせないことが懸念材料でした。最優先である学校のことを終わらせられるのか。終える日(テスト前週の土曜)を設定し、未到達者は日曜日の通塾禁止にしました。塾に来なくて良いとサボる子ができるのか思いきや、今まで以上にきちんと問題に取り組んできた形跡があります。

 中2では新入生が国語の問題集の提出で手抜きをしている男子が目立ちます。答えを配布しているので面倒くさそうな記述の問題は模範解答から少しだけ変えて写しているものです。空白にして赤で書くだけにしていないのはマシですが、これは「字の練習」をしているだけとワンセでは揶揄されます。どれだけ解いても間違い直しや覚え込みをしなければ知識は増えません。結果400点を取れないことになってしまいます。「そんなことをするとそういうことをする人だと思われる。つまり信頼がなくなる」という旨の話を新入生を中心に中2緑菫連合に話しました。

 セコイことをやるとバレたときに「そういう子なんだ」と私は思います。一度は懇々と話をしますが「バレなければ良い」「次はもっと上手くごまかそう」と思われたり、そもそも何を注意されているのか分からない子は指導のしようがありません。ごまかすテクニックが上達するという本末転倒になります。そんな話もしました。中学生、特に男子なら他人への気遣いが無頓着な子は多いです。時代としてそういうことを指摘されなくなっている風潮は嫌ですね。教壇に立つのだから、その限りは小うるさい頑固親父でいようと思っています。

 ところで中2は緑NRFRの勉強の跡がとても良かった。良い成長をしているようで嬉しいです。「北風と太陽」で北風モードから太陽モードへ少しモデルチェンジしている最中で奏功事例は安心材料になります。

2021年10月6日水曜日

秋の高校レポート①~大谷高校~

  今年はほとんど訪問予定がありません。そんな中、月曜日に大谷高校の先生がご来訪。アポ取りされてから来られるのは珍しいです。非常に好印象な先生で、ご招待いただいたので行きました。校風3授業態度1.5教授力1.5お勧め度2。まずは校長先生にお話しいただきました。人の話を聞かない人です。言行不一致で責任転嫁と言い訳が非常に印象的でした。新たに校長力という項目をつけるなら1です。清風OBとお聞きし納得しました。

 言行不一致①→「コロナ対策は万全」

 現実→ノーマスクの状態で密で大声で話す生徒たち

 言行不一致②→「予備校不要で現役国公立大多数合格」

 現実→舌の根も乾かぬ直後「ただ数学など単科受講はしている」

 言行不一致③→「難関国公立大学合格を具現化目指し、できない目標は立てない」

 現実→「現役で神大・大阪公立大受験をする(だけ)」

 責任転嫁・言い訳①→「私立の学び舎として勉強をさせる」

          →「質の良い生徒が来ないから成績が伸びない」

 責任転嫁・言い訳②→「学び舎として朝終礼を通じて指示している(だけ)」

          →「何もできていないのは現場の努力不足」

 言い訳③→「関関同立の指定校推薦の多さがメリット」私「高校生から入学した下のクラス人数の25%の関関同立の指定校枠があれば「多い」目安です」校長「その他の大学を考慮すれば定員よりも多いです。女子高でそこまでは…」(大学は既に定員割れで希望すればどこかには入学できる状況です)

 この人が校長の任期を務めている間はウチとは縁のない学校でしょう。何より現場の先生方の授業への熱量の低さにがっかりでした。久しぶりに体育科以外のクラスで大量睡眠・前後左右を見ながらの雑談している風景を見ました。また、生徒を見て授業している先生がいなかったことも印象的です。黒板とにらめっこしていては何も見えません。ただ、個々の先生方の質や思いの潜在能力は非常に感じました。つまり、これは管理職の言動に大きな問題があるということです。お近くにある夕陽丘高校のいじめ隠匿とは違った意味で「ない」学校です。

 重ねて先生個人個人の能力の高さを感じたことを付け加えておきます。

 

2021年10月5日火曜日

withコロナにおける現状

  昨年のこの時期は受験生としての意識の低さを嘆き続けていました。今年は例年通りぐらいでほぼ全員が方向性の目途がついたので、高校訪問は今後ほぼ行きません。志望校合格に向けてラストスパートです。

 各学年の現状です。中学生はテスト対策の在り方を模索中。今までは長時間軟禁して勉強漬けにしていました。ご飯を塾内で食べることはまだNGにしており時短でのendlessが続いています。かねてより課題であった「endless中、学校と塾の課題だけやって勉強した気分になっている子への対処」についてです。確かに塾内では集中して手は動いています。でも、それは本来自宅学習ですべききものをしただけで、そこから間違い直しや覚え込みをするのが勉強です。

 そこで今回、テスト前週の土曜日までに塾・学校の課題を終わらせること。出来ていない場合、日曜日はZoomによる家庭学習。日曜日はプラスアルファの課題を個々に応じてするスタイルにしています。その代わりに早めに学校・塾の提出物をしているのかどうか確認・管理。塾で長時間座っていてもやっていたのは最低限度の課題のみ、ということがないようにしています。テスト直前に自分にとって有意義な勉強を出来るようになってほしいという願いを込めて。

 高校生になったとき、1から10まで手取り足取り用意されたものはありません。自分で考えて勉強できる高校時代であって欲しいです。ちなみにコロナ禍でなければ長時間勉強を継続していたと思います。withコロナだからこそチャレンジする新たな「ワンセスタイル」の模索。「全生徒の点数にこだわる」「放置しない」という根幹は崩さずに高得点をキープしつつ、指示待ちにならない指導を並立させたいです。と言いつつ、今回で結果でが出なければ以前のスタイルに戻すかもしれません。

 

2021年9月29日水曜日

コロナ禍における受験生の現状

  鶴見城東区で特に爆発的に増えた9月上旬。今までで1番ピリピリしていました。最優先はコロナ感染拡大防止への最大限の努力。次に、その中でも勉強時間を出来る限り確保すること。補習・居残りも厳選しました。

 そんな中で受験生の意識の差は過去最大に広がっています。ワンセの方針は放置しないこと。ただし、受験生が伸びるにはやらされる勉強から卒業して自覚を持って取り組んでいただくことが肝要という方針は中1の頃より伝えており、その時期に入っています。

 中2までは管理を厳しくし、無理にでもやらせるスタンス。受験生の今は自覚で頑張る時期。もちろんカリキュラムは準備していますし、声掛けもしています。

 正直な感想を述べます。宿題や課題を疎かにする子はコロナ対策の根幹である手指消毒など基本的なことを守ってくれないケースが多いです。注意してみていないとしなかったり、見ていてもしないことがとても気になります。かなりうるさいワンセでそうなら、よそで守っているとは思えません。同時に積極的に補習にも声を掛けづらいです。宿題忘れなどとは違うベクトルで他の方にご迷惑を掛けることになるからです。

 それゆえに、補習の重要性は話しても絶対参加とは言えない環境があります。この夏休みは受験生全員に向けて家庭学習における理科社会の重要性を何度も話しました。それが響いたのは緑HA、MYのみ。7月から五ツ木模試の重要性を毎週毎週伝えています。それでも五ツ木対策補習に参加したのは緑HA、MY、MS、IS、SE、NRのみです。懇談で親御様にも話し、志望校合格に向けてやる気があるなら参加してください、と伝えても不参加だった子もいます。申し訳ありませんが、私の今の力では志望校合格に向けて偏差値が足りないのにやる気がないお子さまを引っ張っていけません。

 また、その度注意しているのに話を聞かず課題をやらないお子さまへ無償の休日出勤や特別扱いもできません。有償の補習は全く考えていません。ワンセルフの補習は愛情で出来ています。子どもたちが強い意志で頑張りたいと言えば必ず講師は付き合います。何度も何度もお声掛けをスルーされたり、課題を伝えてやってこないことがある状況で保護者の方からプラスアルファの補習をお願いされてもできかねます。

 同時に、私は口約束だからこそ守らなくてはいけないことがあると思っています。高校の先生方には親目線で厳しい要望を出したり、ご無理申し上げでいることもあります。その代わり、私の、ワンセルフのプライドにかけて全力で子どもたちに頑張ってもらいます。進路相談で社交辞令や空約束はしません。頑張りそうにない子は率直に申し送りします。

 今まではワンセルフの課題をこなせたと胸を張って申し送りしていました。ウチを卒業できたことは充分な頑張りだと自信を持って言えました。だからこそ例年ほぼ100%進路相談していました。今年は状況が異なり、補習への参加がなかったり、何よりコロナ対策をおざなりに考えてきた子の進路相談は躊躇します。ちなみに、高校の先生方には12月に詳細な申し送りをしたいので、少し時間を長めに頂くかもしれません。

 中1.2生や小学生について書くには長文になり過ぎました。今後に向けての決意表明と共に近々アップしようと思います。

2021年9月1日水曜日

新型コロナ感染拡大防止について

  鶴見区城東区内でも10代の感染者が急増中で、どこかで休校している学校がある状態です。現時点で塾内で感染者がいないのは幸いですが、予断は許しません。そんな中で当塾の対策は今までは下記の通りでした。

①通塾時、手指洗い

②退室時、机椅子消毒

③ドア全開放

④出来るだけ入室から退室まで机椅子以外触らない

⑤退室時3人ずつ

上記に加えて

①授業中もできるだけ窓開放

②登下校時の大声禁止

③不織布マスクの推奨

④トイレ使用時着座及び使用後消毒の協力

⑤授業中の生徒への指名・発音の自粛

今後も出来る限り対面での授業をする方向で考えています。ただ、新たな授業形式を模索するためオンラインでの実験や演習方法を試し、フィードバックしていきます。対面授業と比較すると定着率は低下しますが、量でカバーし勉強面で影響が出ないことを前提に進めます。ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。