2021年12月30日木曜日

最近の出来事

  全く実感なく今年も終わろうとしています。志望校合格に向けて受験生がラストスパートの真っ最中です。そんな彼らの現状。

 小4算数は12月に「小数」「分数」の計算問題を導入しました。この一年で成長を感じる彼ら。YAは日進月歩、出来ることを増やしています。THは瞬発力が秀でているのに早合点するのが玉に瑕で、それが少し気になった年でした。MSは男の子らしい(?)大雑把さが見え隠れした年。MEはスピードが課題だったのですが、とても速くなりました。学校では充分困らいないレベル。集中力の維持が来年の課題ですね。

 小5算数はTTの勉強に取り組む姿勢が全体に良い影響を与えてくれています。MOは色んな意味で強くなり始めています。夢の具現化の第一歩ですね。UMは色んな波の荒い年になりました。来年は高い位置で安定するのが課題です。新入生SUはワンセのハウスルールの洗礼を受け、色々試行錯誤しています。早く慣れてくださいね。

 小6は珍しく増減が少なかった学年です。平均値は高いものの数学的センスに秀でた子がいないので、しっかり鍛錬を重ねて出来ることを増やしていきます。中学生に向けての課題は復習をすること。今までは宿題を丁寧にしてきて、小テストに向けての勉強をしていればもんだいありませんでした。中学生になると「定着」を望まれるので復習する重要性を説いて、実行してもらいます。

 中1は少し落ち着きました。ようやく宿題・課題を全員真面目にやるようになっています。「全員真面目に」やる環境を創ることは重要であり、非常に困難です。ここに「静かで集中できる自習室」が揃うワンセの環境はとても良いと自画自賛しています。例外を出さないこと、がうちの最大の目標の一つですから全員ついてきてください。緑IHができることを少しずつ増やしています。緑OYも同様。一言多い子がちらほらいるこのクラス。ね、旭東MT、緑TH、横堤WS

 中2は色々ある学年です。こちらは後日、詳細を書きたいと思っています。今年最も伸びたのは緑SS。数学では歴代トップレベルに成長。来年も同レベルで伸びたらとても良いですね。緑IZMの勉強に対する取り組みはピカイチで良い刺激になっています。緑IRも努力を継続中。来年に向けて楽しみが増えています。

 中3はここにきて緑MYの国語、緑HAの数学がかなりの成長を見せています。そこへ緑MS、ISの数学力が上昇。緑SEも悪くありません。また、茨田FNが全体的に飛躍。高校でどれだけ伸びるのか楽しみです。年末年始の休みを最後に受験生は受験まで休みはありません。

2021年12月15日水曜日

最近の出来事~特進~

  今回は特進数学について。公立C問題を強く意識してやり始めたのは現中3生が2年前中1だったときからです。緑HAが文理学科を表明していたため、そこ(北野)に照準を合わせて開始。緑MYと緑MSと3人でした。MYはやや手こずりながら、MSはとても手こずりながら頑張っていました。中2からは関数・図形の発展問題を解きこなしていましたが、HAはしっかりついてきて2人は必死の努力を維持。そして、この時期になり全員が歴代文理学科及び難関私立トップ合格の子たちの平均点を軽く上回っています。色んなものがよく見え、解説も簡単な説明で理解できている姿に目を細めています。

 中2は緑SSが完全に覚醒。新入生緑IZMが加わった当初は全くスピードについていけませんでした。その代わり、歴代の誰よりも愚直な努力を維持しています。スピードが最大の課題だったIZMはそれさえも努力でクリアしようとしています。緑YJはセンスは申し分ないもののモチベーションの波が激荒でした。志望校を決めた頃から高めで安定しています。

 全学年共通で、私は国語社会特進数学を担当しています。今は様々な仕事があり授業・補習に割ける時間を全て捧げていても、前後の時間はその他業務に追われている状態です。最も下手な説明をしているのは特進数学です。それすら意識して問題演習をこなして私をフォローしてくれる彼らは非常に頼もしい存在です。例年、受験生は五ツ木の模試が終わるこの時期から伸びを感じます。HAは国語社会数学全てMYは数学社会、MSは数学の急成長と国語のスピードアップ、緑SE・ISは数学で出来る問題を大幅に増やしています。

 中2は特進から更に選抜したS特進と名付けたクラスで頑張ることにしました。数学にプライドを持てることがS特進と特進の差です。そして、それが来年には非常に大きな数学的センスの差になるでしょう。数学を(で)楽しむというコンセプトの特進生。気持ちを持っている子たちの相手を務めるのはこちらも楽しいです。その他業務の間の清涼の時間です。

2021年12月11日土曜日

最近の出来事

  ようやく受験生全員が志望校を決定しました。ワンセでは勉強せずに志望校を高めに設定することを良しとしていません。勿論、それに見合う努力をするなら偏差値が10上の学校でも全力でサポートします。また、懇談会も佳境を終えました。お子さまへの期待を糧に授業・補習にまい進します。

 期末テストがほぼ返却されました。中1、中2は全体の8割が点数アップ。中間テスト比較で約20点アップです。また、中2では緑中は半数以上が100点を取ってきました。中だるみになりがちな時期という点を考慮すれば、悪くない結果。それでも満足は全くしていません。ちなみに中3は前回比±0ぐらいという平均点でした。継続して勉強しているので大幅な上昇はさすがにありません。

 中2は新入生が躍進中。緑SKが入塾後初のテストで134点up。緑IGMは安定して120点以上upを継続中。緑TNは大台まで数点届かずも50点以上の上がり幅。緑IZMは英数満点。ノーミスは素晴らしいです。既存生では緑SSが500点に迫ってきました。緑YJは1学期期末以来の学習奨励賞です。

 中1は緑IHが自己ベスト更新。この時期に1学期中間テストを超えられるのは素晴らしい。緑OYは1学期中間に若干届かず。学校平均は下がっていると予想されるので順位では上がってそう。

 ちなみに中2数学は今週から数学を3クラス編成にしました。S特進・特進・標準です。初の特進クラスは金曜日に実施。このクラスは数学を楽しみつつ応用力を養うという設定です。新鮮で良い緊張感のある授業で楽しかったです。ちなみに数学的センスで一番のビックリ(良い意味で)は緑TNでした。


 

2021年12月4日土曜日

愛情

  ワンセの補習は愛情で出来ていると冗談めかしてよく申し上げています。半分冗談で半分本気です。子どもたちの成績を上げたい、志望校に絶対合格して欲しいと本気で思っている講師陣。そのために空き時間を見つけて補習しています。費用はいただいていません。

 ただ、報酬は欲しいです。報酬はお金ではなく、講師の教えたい・できることを増やしたいという気持ちに応えるお子さまの努力です。例えば、英語の新入生補習は中3でも中1の導入まで戻って行います。せっかく文法を理解出来ても単語を覚えていなくてはテストの結果には表れません。数学では公式を覚えていないと出来ない問題もたくさんあります。だからこそ、たった一つ二つの公式は覚えてから補習に臨んでいただきたい。

 こちらの教えたいという気持ちより、子どもたちが出来るようになりたいという気持ちが弱い場合、感情を持った「人」なので冷めます。一度二度ではそんなことはありませんが、度々続けば必然です。また、その子のことを考えて組んだ補習のお誘いを理由もなく断られ続けたら、空いた時間を他の子に使うことを考えます。ワンセの先生たちは子どもたちのために時間を惜しみません。でも、お声掛けをして裏切られ続けたらその子への期待値は下がります。講師がそう思うことを止めることは無理です。

 保護者の方は我が子が補習に誘われたかどうか全て把握するのは困難です。endlessの日曜日や五ツ木対策の一部が全員対象ではなくなりました。結果、ごく一部の不参加者がいます。私は、全員に参加して欲しいと思ってお声掛けしていますが、無理矢理やらせるスタイルをコロナ禍によって方向転換しました。歯がゆい気持ちでいっぱいです。全生徒平均は前回よりそこそこ上がりそうで、下がった子はほぼいません。おそらく数値だけならどんな塾にも負けないものにはなっています。でも全く満足していません。むしろ、物足りなさを感じます。

 頑張って欲しいと思う気持ちが非常に強いですが、裏切られ続けるとやるせない気持ちになります。性格的になかなか諦められない性分なので、子どもたちとは沢山話して話して裏切られ続けて、それでも信じて自分の力不足でどうしようもないと感じたら諦めます。そこに至るまで、かなり葛藤があり、先生と呼ばれる人の中では最後まで諦めない努力をします。

 必死になって熱い気持ちを冷ましてから、お子さまの努力なしで保護者の方から補習のお願いをされても簡単に気持ちは戻りません。感情移入しながから教えるスタイルの大変さから、もう少しドライになろうと思って数年経ちました。目の前にお子さまがいる限り、それは不可能だと気付きました。

 最近、入塾説明で「私は(子どもへの思いが)重いですよ(笑)」と言うこともあります。子どもだから無意識に裏切るのは当然だと思います。でも「いつまでもあると思うな、愛と○」

 


2021年12月1日水曜日

教育のAI化

  塾のチラシで「AIによる最適な問題演習」というフレーズを見ました。AIは最大公約数を求めるための最適解を教えてくれます。換言すると個々に適した答えを示してくれる点では保護者の方を筆頭に、常にその子のことを考えている「人」には永久に勝てません。

 私は、自分の指導教科であれば一つの問題に対して誰が解けて誰が解けないかという個々のレベルを把握しています。AIは最大公約数を教えてくれますが、個々への最適解を求めるのは苦手です。Yahoo!知恵袋の回答が質問者の性格を考慮せずに「常識」を押し付けているのと同じ。そんなAIは使いこなすものであり、頼るものではありません。その道の職人技に工業製品は勝てません。素人には勝てても職人さんには勝てないのです。私は、お預かりした全てのお子さまの最適解を常に模索する職人であり続けます。

 以上、推敲前の次回チラシの塾長からの一言でした。こちらには続きを。

 過日「NOCC教育検査」のモニターとして中学生にモニタリングを行いました。結果は想定上に子どもたちの個性を捉えており驚嘆中です。ただ、ストレス項目は全くあてにできません。また、モニタリングを実施した一時的な感情や状況に大きく左右されるという側面もあります。その点を考慮しても「有料でも実施したい」と感じました。

 私にとっては自分の知っていることの中の一部を文章化された感覚です。普段、抽象的に感じていたことが文字によって再認識させれる良い機会でした。あくまで補助的なものとして使えるものです。私にとっては知識の一部でも個別塾や大手塾の校長レベルなら知らなかったことを教えてくれる貴重なアイテムになるでしょう。はい、皮肉です。

 私は、全てのお子さまの個性を考えています。「10」伝えたいとき「100」言わないと伝わらない子がいれば「8」言えば伝わる子もいます。「10」伝えることが私の中の正義なので、人によって言い方(注意の仕方)は大きく異なります。それを子どもたちには「キャラだから」と言っていますが、常に手探りなので時には言葉を誤ることもあります。次の機会があれば謝ったり、異なるアプローチをすることができます。子育てを均一化することなど出来るわけありません。同じ言葉でも時によって感じ方は大きく異なります。

 だから個性や「今」を把握するため出来るだけ授業前後に声をかけるようにしています。勉強以外に一言を全員にかけられたらと思いつつ完遂できることは少ないです。それでも意識はしています。子どもをクラス(大勢)の中の一人と思ったことはありません。

 AIやシステムに私は絶対負けません。繰り返しになりますが「頼る」ものではなく「使いこなす」ものです。

2021年11月27日土曜日

最近の出来事(11/26.27)

  週末はendless。方向性を試行錯誤していますが、少し手綱を緩めるとすぐに手抜きするのが子どもだなと実感しました。1学期は学校の提出物に関して最優先にして管理すると、塾の課題が後回しになり疎かになる子がいたかと思えば、今回は学校のものは口頭確認程度にすると宣言すると、学校のものがおざなりになって手つかずの子がいたり。基本的に昼開始になったendless。日曜日は真面目な子だけをターゲットにすると宣言した舌の根も乾かぬうちに、やはり管理は必要だと痛感しています。毎日毎日勉強するように伝えてきたつもりですが、言うだけでは行動しない一部の子が気になります。

 日曜日の午前中は勉強の状況が悪い子の管理に努めることにしました。午後からは受験生の懇談会があるため、あまり相手をできないので午前中にしっかり確認する予定です。また、言うだけではダメな子たちに向けて確認テストの頻度とその対処について練り直します。ただ、どんな熱心な私立高校に行ってもワンセほどの面倒見は期待できません。逃げる子を追いかける高校を知らないからです。卒業後が案じられます。

 ところで、本当は土日のどちらかで受験生の数学をする予定でしたが、懇談会が想定以上に時間がかかりそうで時間を取ることができませんでした。12月4日からも懇談会でしばらくお相手出来る時間が減るので少し焦り始めています。

 と、ここまでは昼過ぎに書きました。9時まで多くの子を残したところ、終了時はいつもより明るく楽しい声でした。つまり充実感が疲労感に勝ったということですね。久しぶりに(コロナ禍で)ennless終了後に楽しそうな声を聞きました。短時間よりも長時間のほうが色々効果はあったように思います。

2021年11月25日木曜日

今日(11/25)の出来事

  今日は鯰江・菫・横堤中がテスト中なので2時に通塾。中2鯰江は社会の問題数の多さとが記述にてこずったと嘆いていました。大阪は完全に乗り遅れていますが、全国的に単純暗記から脱却し考えて答えさせる問題が流行りです。暗記から思考を問われるテストを作成してもらえるのは大賛成です。

 中1菫OMは理科が満点の手応えがあったようで興奮気味にアピールしてくれました。期待していますよ。本気にしましたからね。そんな彼はここ最近で落ち着いてきたように感じます。要領は悪くなかったのですが、少しあった穴が小さくなっているようです。今の勉強に対して少し身がはいっているようで今後の伸びに注目しています。

 その後、小4算数はロトくじをかけて計算問題をしました。見事に全員「1億×1億」の計算や「大きな数」が怪しくなってることがわかり、悲しかったです。小学生は冬期講習会がありません。それでも他塾で実施するボリューム×2の量を冬休みでこなすことを決めました。MEが良い時と不調の時の差が激しいのですが、今日は件の計算以外は順調。良い気分で終われたことでしょう。YAは最も無難にできることを増やしました。THは相変わらずの早合点はありましたが、着実にできました。

 小6算数も計算問題をしたところ、時間の計算や分数・小数の混じったものの考え方が定着していないことがわかりました。しっかり解説して復習の重要性を解きました。中学生になると間違い直しこそ肝要で、次回までに自分のものにしてくる復習習慣をつけさせることを強く意識して残りの小学生算数を過ごそうと思います。残念ながら計算及第点は一人もいません。ただ、喜ばしいことに恒例の漢字テストでは初めて全員合格となり算数担当としては複雑な気持ちです。

 夜は中2の授業。テストが来週の緑・茨田連合で社会・国語の確認をしました。歴史の確認では緑TNの健闘が印象的。緑SSは学校で先生の話を聞けていることがわりました。国語の読解力では緑IRが今日は少し調子が悪かったです。また、緑IZMが良い発想を披露してくれました。この二人はいつも早くにやって来て黙々と勉強しています。授業後にはと緑YJが残っていて志望校について前向きな話ができました。少しスイッチが入ってくれることを期待しています。全体的に中だるみが終わり、前を向き始めた印象です。