2025年7月18日金曜日

1学期定期テスト

 学年毎に振り返っていきます。中間テストでは450点を超えていた全生徒平均点。今後は、学校平均点との差(乖離)と素点で判断していきます。素点は見映えの数値で分かりやすいですが、乖離は学校順位と比例するのでこちらのほうが実力に近いです。ちなみに中1は乖離が下がった子が一人で全体平均点としては21点アップです。例年通りの出だしです。

 中2は、中1の一学期中間テストの乖離比較で下がった子が2名、全体としてはほぼ全員が上がっています。ただ、素点では一年生の頃と比較して微減の子がちらほらいており、いわゆる中だるみ状態です。今年の目標は「微増の継続」です。

 中3はこの時期でも全生徒平均450点クリアしています。ワンセの自慢の一つでもある「全生徒平均へのこだわり」で1学期期末テストの最低点が410点です。ちなみに出席率9割以上で平均点462点になります。一般的に言われている中1の一学期委中間が自己ベストになる子はほぼいない状況です。

 では、満足しているのかと言うと、まだまだ物足りません。及第点は中2緑HRMと中2菫MHのみ。次点で中1緑TFでしょうか。中1は数学力と暗記力が課題です。中2は全体的な学力向上が課題。新入生は軒並み大幅に上げていますが、中2全体では気になる子が数名います。しっかり引っ張っていきます。中3は実力テストと定期テストの差が100数十点開いています。これは、実力テストが悪いのではなく、実力テストが本来の点数で、範囲が決まっている定期テストは努力で点数をとっているのです。毎年、11月の実力・五ツ木を第一のピークに持っていき、入試で完璧な状況に仕上げることを想定しています。3学期に五ツ木模試を受験すれば2学期より大幅に上がっている自信があります。12月は自由参加にしていますが、受験者はしっかり上昇しています。

国語数学社会で教科書範囲が終了。数学は大阪国際の過去問にチャレンジしました。今年初めてということもあり、結果は微妙でした。歴代平均点を上回った子が少々、逆に上位になれる点数を取った子がいませんでした。これからしっかり鍛えていこうと思います。

2025年7月15日火曜日

決意

 酷暑の中、懇談会にお越しいただきありがとうございます。私の一番モチベーションは保護者の方のお子さまへの思いを感じることです。懇談会では充分なエネルギーを頂きました。指導への糧とします。

唐突ですが、 ワンセを始めたのが25年前。最初のキャッチコピーは「平均点の君をトップ校へ」でした。当時より、入塾テストは行っていませんでした。今より全生徒平均点は高くなく、学校平均点前後の入塾者が多かったです。そこで、学習塾業界で先駆けて入塾後にどれだけ上がったのかアピールし、全生徒平均上昇点をチラシに掲載していました。顔写真・上がった点数を載せていましたので、偽りようがありません。他塾もワンセを真似て点数アップを載せるのが「常識」となりました。イニシャルだけや合格者数のみの掲示は怪しいですよね。

ー閑話休題ー

 開講時は裏通りにあり「どこにあるの」とよく言われました。「駅前に移転する!」「TVCMして知名度上げる!」一年目、誰に言っても本気にされず笑われていました。4年目に移転し、10年目にTVCM初出稿、延べ4本撮影・放映。当初、2年に1つ新しいことに取り掛かると決めていました。それが、英会話部門・音楽部・新校舎移転です。

 同時に年収~万円になりたいという野望はもちろんありました。でも、ある時期に「その年収になる手段はわかった。でも、それをすると自分はプレイヤーからマネージャーになる必要がある。自分の望まない人生になる」ということに気づきました。

 自分が教壇に立つ限りは教育者でいたい、子どもたちがしてはいけないことをしたときに「だめ」と理由付きで説明できる大人でありたい。ただ「塾」なのだから、当然成績を大幅に上げて、どこにも負けない結果を出してから言わないと相手してもらえない、という強い決意はありました。

 今もその方針は変わりません。眼前で子どもがしてはいけないことをして、注意できなくなったり、腕が縮こまったら教壇から降りるときだと思っています。例えば、学級崩壊を起こす先生は、うるさくなってから注意します。逆はクラスの中のキーになる子が横を向いた瞬間に注意できる先生です。

 ところで、昨今の流行りの集団塾は「楽しい塾」だと子どもたちが言っています。雑談が多く、自習室ではスマホを触れ、学校よりも私語が多い塾が良いらしいです。ちなみに、大手塾では最上位クラス以外は「お布施」にすることが多いです。実際、大手進学塾出身の私は学力の低い生徒に補習をしていたら「そんな無駄なことはするな」と補習禁止令を出されました。最上位クラスの実績につながるものはいいらしいです。

 独立にあたって、反面教師になったのは言うまでもありません。自信を持って言えるのは、ワンセはお預かりしている全てのお子さまに全力で全スタッフが向き合っているということです。誰の教え方が上手いだとか、下手だとか二の次。子どもたちに情を持って教えられるかどうかです。そういえば、過日、ワンセ卒業生ではない人を講師希望で面談したのですが、目を見て話せない・自分の授業のミスを補習できないとのことで、ご縁はありませんでした。

  生涯教育者であると決めたあの日から、ブレることはありません。いつまでも子どもたちに全力で対応していきます。