2020年12月31日木曜日

2020年の出来事~2021に向けて

  今年はコロナに世界が振り回されています。ワンセも例外ではありません。受験前に休校になり、大きく様々な影響を及ぼしました。その後、春に緊急事態宣言が発出され自粛ムードに世間は偏向。数カ月間に及ぶ自粛生活で世間の学力は大幅に低下。ワンセでは勉強を止めず過去最小の休日数でした。イレギュラーな休みがあると完全に心が勉強から離れる子も出てくると思ったからです。募集を一時見合わせ内部の充実に力を割くことにしました。果たして、退塾者は過去最小レベルの反面、入塾者も過去最小。それでもコロナ対策を守れない可能性がある新規の入塾者を受け入れる余裕はなく、来年・再来年の経営的な不安はあります。

 そんな中でも高校進学説明会をオンラインで実施したり、学校別の説明会も蜜を避けて実施しました。ただ、受験生の士気が上がらず、いつまでも中1・2のような雰囲気が学校では続いています。ちなみに塾内での勉強時間も例年より短い状態で家庭学習の徹底で補おうとしています。2年前から掲げていた「やらされる勉強」から「自分で考える勉強」へのシフトが一気に進んでいます。

 2021年は更に充実した家庭学習の徹底をテーマに考えています。大手塾のような大量の宿題を全員に課すシステムは大多数の子にとって時間の無駄です。課題の質を上げて「管理しながら自主性を促す」システムの構築を模索しています。演習ノートと呼ぶ間違い直しノートの質を上げることが最大の課題です。これは講師の手間が恐ろしくかかるのと面倒くさがりな先生には向かないのでウチでしか出来ないと思います。やるだけなら可能でしょうが、子どもは大人の顔色を見て手抜きをします。こちらがあまりチェックしないとわかると途端に手抜きしてただ「答えを写すだけ」の作業になります。

「厳しい塾」ではありますが「怖い塾」からは脱却しようと思います。ただ、子どもたちがしてはいけないことをしたときにはきちんと注意できる塾ではあり続けたい。悪いことをしたときに注意できないようになったら教壇から下りるべきだという考えは変わりません。

 いつからか子どもに距離を取る風潮になって久しいです。親以外の大人から叱られる経験が激減しているようにも感じます。開校時より「勉強を通じてお子さまの子育てに参加させていただく」という考えは不変。親だけで教えるよりも複数のほうが教育的にも良いと思います。

 お預かりした全てのお子さまに愛情を注いで全力で対応する、全員合格・全員成績大幅アップにこだわり続ける塾であり続けますので今後とも宜しくお願いいたします。