2018年1月31日水曜日

新方針(ボツになったチラシ用原稿)

ボツになったチラシ用~塾長からの一言~
 OneSelfは入塾テストがありません。それでも中学入学時よりお預かりした全生徒平均点が過去最高の449点になり途中入塾生(300点未満)の全生徒平均で127upという子どもたちの頑張りを誇らしく思っています。入塾テストなしで大手塾に負けない全生徒平均を嬉しく思うと同時に、面倒見の良さをご信頼いただきお預けいただいている責任を改めて感じています。

 ところで「ワンセは宿題忘れや授業態度・礼儀について厳しい塾だ」と聞いていただき、お子様の意向ではなく保護者の方主導で入塾された場合、示しのつかない言動が続くことが年に若干名発生することがありました。これまでは「お預かりした限りは塾の責任で指導」と考え、それなりの対応をしていましたが「月に3回のさぼり、または故意の宿題忘れ」で退塾勧告させていただくことになりました。注意され続けることは本人のストレスにしかならず、周囲への示しのつかなさからの新方針となります。入塾前の成績で区別することはありませんが、学校平均点は塾内順位がほぼ一番下からのスタートになります。一番大切なのは、そのような環境で入塾しても上を目指して頑張ろうという「気持ち」を持ってきていただくことです。

 

2018年1月28日日曜日

週末の出来事&卒業生へ~贈る言葉④~

 金曜日は小4算数。新入生が多く、躾期間中の学年です。今日は1名の宿題忘れがいました。まだまだ完璧に宿題をできないようです。どこかで手抜きしようとしているのでしょうね。大人は決して見逃さないですよ。

 受験生はまだまだ基本の徹底を図らなくてはいけない子と、プラスアルファのためにできることを増やさなくてはいけない子に二極分化されています。どちらにしても最後まで気を抜かずに勉強させようと思います。特進クラスの過去問結果では公立国語ではトップ鯰江SRKCが同点。公立数学では満点の茨田MHに茨田KC,茨田北ISが続きました。満点は素晴らしいですね。土曜日の清風国語の過去問ではトップタイに鯰江SRと緑NYが並びました。日曜の標準数学ではトップノギー、2番タイが緑SKMAでした。国語では緑TSがトップ、門真7中NK、茨田MHが続きました。日曜日の特進国語では四天王寺の過去問にチャレンジ。トップは茨田北NMで茨田北SY、緑MKが続きました、では、好評の贈る言葉第4弾
 
 緑TS

 入塾時、ワンセルフ生として卒業できるのか非常に案じていた。宿題や提出物において甘さがあったからだ。いつからか、勉強から逃げることを諦めて、前向きに取り組むようになった。同時に塾友とも随分馴染み始め、プラスアルファの勉強も手をつけた。

 受験生になり自分との葛藤と戦いつつ、ようやく形になりそうな状態まで来れた。高校生になったら進学校に行ったことを自覚して精進して欲しい。
 

 

 

2018年1月25日木曜日

最近の出来事&贈る言葉③

 今週は人と会う予定が多くて、朝から少々バタバタしております。受験生はいよいよ私立高校へ願書を出しに行く時期となりました。ところで、第2回進路希望調査を見て感じたこと。ブログ内のおススメ度と競争率がほぼ相関していたということです。宣伝が下手でも中が良い学校は正しい評価を、宣伝だけが上手で中身のない学校も然り。みんなに正しい情報を持っていただきたいと思っています。

 さて、授業内容は小3算数から。体験の子もいたのですが、THの成長が非常に目につきました。9月から12月までにMTと随分差がついたと思っていたのに急速に差を埋めてきました。逆にMTは油断からかミスが少々気になりました。体験に来た子たちもそれぞれに感じる課題があって、良い雰囲気になりそうな予感です。小学生の低学年をこれだけ力を入れてやっている塾はそんなにないでしょう。

 小6算数は体積・容積の問題をしました。応用問題中心なのですが、基本的な応用問題はみんなそれなりにできていました。やや気になるのは宿題になったとき、もう少し考えたら答えがわかりそうな子が「わからない」という理由で白紙の解答になっていることです。ほんの少し時間をかけて考えてくれたら更に良いのに、と感じました。

 中3はようやく全員が復帰。前代未聞の欠席率の高さに驚きと心配をしていましたが、体調が戻ってきたので「この時期で良かった」と思うことにしておきます。好文学園の数学過去問にチャレンジすると鯰江HKと緑SKが満点でした。易しい問題でもノーミスは素晴らしい。平均点も80点を超えており少々安心しました。

 では、卒業生へ贈る言葉第3弾です

茨田KY

 3月からと付き合いは長くない。勉強をする・しないで自分のやる気スイッチのオン・オフの切り替えが激しかった。自分の心と戦っているように思えた中学生時代。本当にやりたいことに出会えず力を持て余した。

 高校生になったら多くの経験を積極的に積み、取捨選択できる知識を身につけ、本当にやりたいことに出会うために全力で精進してほしい。

鯰江IS

 真面目な頑固者。頭が固すぎ、もう少し柔らかい発想をしないと様々なギャップに悩まされることが続くだろう。同時に勉強面でもそれが邪魔をした中学生時代。

 ただ、それを上回る努力で少しずつ現状打破した。壁にあたったとき、愚直な対応で乗り越えたのは大きな糧となったはず。高校生になっても愚直な努力を忘れず、かつ柔軟な対応ができるように常に意識しよう。

茨田NM

 興味があることとないことへの思い入れの差が激しい。いや、無関心なことが多すぎるのかもしれない。それが自分に関することであってもだ。ケ・セラ・セラは適度なら良いが、過ぎたるは及ばざるが如し。

 高校生になったら、もう少し視野を拡げてできることを増やそう。セーフティゾーンの内側にいるだけの学生時代はつまらない。

2018年1月23日火曜日

卒業生へ~贈る言葉②~

 菫NY

 非常にマイペースで独特の価値観がある。個性の範囲である今は問題ない。学生時代に自分の個性や価値観が世間一般とどれだけの乖離(差)があるのかを強く意識し、社会人になるときには周りをしっかりと見えているようにしよう。
 
 授業後の誰も見ていないときのゴミ集めや、誰も見ていない場面での駐輪場の整理など誰からも何も言わていない場面での様々な忖度は多少の雑さを吹き飛ばす大きな長所だ。

 茨田北MA

 個性の表現の仕方に悩んでいた中学生時代。友人との距離の置き方も然り。悩んだとき、自分を隠す選択をしつつ、時折出る中学生らしい自己表現やアピール。その度に周りからの評価を気にしていた。

 これからはアイデンティティを大切に、もう少し上手な自分らしさの表現の仕方を覚えよう。本当の友人は決して小さなことでは離れていかない。

 緑HY

 女性のように優しい思い遣りの心を持っている。それは近しい人を安心させたり幸福にする力がある。年齢以上にあどなさが残っているのは少し幼いのかもしれない。素直だということだ。時には空気が読めない言動があるのもそのせいだろう。

 短所を打ち消す優しい心は不変。優しすぎる心を、時には心無い言動で傷つくこともあるだろう。それに染まらず、身近な人の痛みを感じ、緩和させる方法を増やして欲しい。

 多種多様な方々と会っていますが、経営者・営業職にある人はコスト意識が高いです。私も一応経営者の端くれですのでコスト意識は世間一般の人よりも高いつもりです。コストパフォーマンスの情報交換は非常に有意義に感じるのですが、一点だけ誰と話しても大きく異なる点があります。それはヒトに対する考えの違いです。

 多くの経営者は今を意識して労働改革に乗り出し、雇用者と労働者の関係で、より充実した労働環境を目指す。ヒトはお金で動くものだから、福利厚生や働きやすさが大切だ、と考えています。営業職は数値が何よりも大切ですからそれを追いかけます。それは世間の常識だと思います。

 ただ、私は「綺麗事で世の中を渡っていきたい」という思いから塾屋をしています。いつか、不徳の致すところで給料以上の働きをしてもらわなければいけないことが発生したとき「いざ鎌倉」の精神(昔の恩を今こそ返す)になってもらえるような関係を理想としています。例えば、残業や労働時間の申請は短めにする人ほど多めにつけます。また、計算ミスをする可能性もありますから「気持ち分の上積み」をするようにしています。それ以上に微力な私の支えでできることがるなら、できる範囲内でします。そのような情に対して情で応えてくれるような職場環境を理想としています。

 何かするとき、損得関係から動く人間関係を築きたくないのです。それが生徒であってもです。私は月謝(レギュラー授業)以上に子どもたちを見ている自信があります。新規の問い合わせがあっても授業を優先しているような状態です。補習やプリント作成で私のできる範囲内のことをするので、彼らも簡単なお掃除やお手伝いなど無償でしてくれます。それに対して深い感謝の気持ちはあります。でも、お礼にお菓子を渡すぐらいはありますが、報酬目当てではなく基本的にはお互いの気持ちで動いているのだと勝手に解釈しています。「先生が大変そうにしているから私のできる範囲でできることをしよう」そう思ってくれる子たちがいる嬉しさはあります。

 その全ての基本は「情」であり、それを端的に表す言葉が「ありがとう」と「ごめんなさい」だと思います。ヒトは失敗するもの。それに対して正直に接すれば、相手もそのような対応をしてくれる。それが私の教育者としての持論です。性善説で成り立ち、裏切られることもありますが、変わることはありません。教育に携わるものが「ヒトを見たら泥棒と思え」の精神で子どもたちに接するの悲しく寂しいじゃないですか。

2018年1月22日月曜日

1/22の出来事

 東京で大雪らしいです。日本のテレビ局やNHKがいかに役立たずかよくわかりますね。大和川決壊の際は全くニュースにならずごく一部の人にしか関係ない選挙測速報をしていたかと思えば東京以外の面積ほうが圧倒的に多いのに東京の天気ニュースばかり流す。民法はともかくNHKは駄目でしょう。大阪ではインフルエンザが大流行し、学校現場では大変なところも出てきています。

 さて、夕方小6の授業は国語の漢字テストから。さすがにこのレベルで目に見える手抜きをしてくる子はいなくなりました。ただ、計算問題の速度と精度が微妙なので、今後しっかりとスキルアップしてもらいましょう。HMは漢字・計算共に唯一のパーフェクトでした。ノーミスは素晴らしいですね。

 小5は算数で新単元の多角形の導入。教科書内容と少し変えて図形の概念の話をしました。思考は大切ですが、頭を使うことが何より良い刺激になります。今までにない発想をするのはとても良いです。好きなこと(勉強)だけ夢中になってするもの悪くないですが、この時期に普段使っていない脳を使うのは一生の財産になるでしょう。授業ではKN、SNHKを筆頭に積極的な挙手が増えており、明るく楽しく展開できました。

 夜は中2の授業。こちらも思想を中心に解説。本当は授業中に伝えたかったのですが、時間がなく言えなかったのでここで書きますね。プラスアルファの勉強をするうえで肝要なのは「学びてときにこれを習ふ」こと。つまり、先生に習ったことは復習して自分のものにしよう、ということです。復習せずに前回の授業で何をしてきたのかすら覚えていない中で授業を受けても定着度は悪いですよ。学年トップになる努力型の子は復習することによる学力の定着を知っており、非常に重要視しています。

 小中共通ですが、授業は本当に水物で毎回雰囲気や手応えが違います。共通しているのは喝を入れられた後はしばらくピリッとし「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で数か月すればまた油断して喝を入れられることの繰り返し。大切なことは大人が諦めないことで、気づく度に注意することだと思っています。注意されなければそれが「常識」として成長して大人になるということですから。「贈る言葉」第2弾は明日アップします。

2018年1月21日日曜日

進路

 卒業生が続々と進路の報告に来てくれています。決まったことと、報告にきてくれることがダブルで嬉しいです。

 相談の過程で第三者の意見を募るために某知恵袋などの掲示板で質問することがあるようです。そのこと自体は賛成。ただ、最大公約数の意見が自分に当てはまるとは限りません。性格や様々な状況を排除した意見だからです。

 そんな話を卒業生としつつ、高校生の子たちは早々に将来の仕事を決めていることへの安心と中学生時代に話していた将来の仕事についてのことをしっかりと覚えていたことへの感動ですね。異口同音に中学生時代の話を参考に決めた言っていることへ、この仕事を選んで良かったと実感。

 就活の時期は小論文対策に戻ってくる子もしばしばいます。人生を賭けた相談をしにくるわけですから、こちらも全力であたります。高校受験よりも遥かにハードルが高い国家総合職を筆頭に大学の推薦入試までありますが、ここ数年は流れができています。3月→高校受験終了→春→公務員対策小論文→秋→大学の推薦などの小論。大変ですが、非常に嬉しく力が入ります。

 私を頼ってきた人は何人たりとも全力で接すると決めています。いくつになっても初めてあったときのイメージから変わらないので可愛い子たちなので、報酬は笑顔で充分です。ただ、こちらだけが全力なのは困るので、相談者も常に全力でいてほしいとは思います。高校生以上になって、私を頼ってきたなら、しっかりと問題が解決するまでついてきてください。途中で寄り道や浮気の虫が出てきたら、中学生とは違って引き留めません。

 いつまでも卒業生がやって来てくれて、頬が緩むことが非常に嬉しく現役受験生の指導への糧になっています。これを読んだ卒業生が更に来てくれると喜びの連鎖となりますね。

卒業生へ~贈る言葉①~

 茨田北NM

 諸口浜最後の入塾生。志望校選びでは紆余曲折を経て決定。優しそうな表情とは裏腹に意思は強い。勉強ではこだわりを感じることがあまりなかったようだ。もう少し早い時期に縁があればもっと多くのことを伝えられたのに、と感じる。

 高校では得意分野で更にプライドをもってレベルを上げると共に「独創性」にこだわり自分にしか表現できないセンスを養って、その後に大いに活かして欲しい。

 緑IM
 
 早い段階で高校で勉強をする道を選択。公立なら文理学科設置校を充分狙える位置にいたが、良い選択をした。勉強を継続することを案じたことはない。

 今後、多くの出会いがある中で自分の経験したことからの価値観と異なる価値観の人と対峙したときに対応に悩むことがあるだろう。そのときは相手を外国人だと思い、異なる文化の持ち主でだとわりきり、認めるところからの出発。それができれば更に視野が広がりできるとも増えるだろう。

 茨田北RY

 異郷の地へやって来て異なる文化を受け入れることに大変だった中学生時代。それでも成長速度の素晴らしさに舌を巻く。入塾時に感じていたスピードの課題はすでにクリア。12月、志望校の先生に多くの申し送りをしたが、その大半は既に杞憂に終わっている。

 人の数倍、気を遣い、頭を回転し続けてきた中学生時代。その経験は何も変えられない糧になる。次のステップは失敗を恐れず、積極的に友人と話し込むことだ。萤火虫的成功

2018年1月19日金曜日

最近の出来事

 さて、受験生で体調不良が急増中です。クレベリンの効果に期待しております。

 木曜日は小6算数。宿題の解説からしましたが、少~し宿題が雑な子が見受けられました。全員がもう少し丁寧にしてくるよう中学生になるまでにしっかりと躾けようと思いました。小3も少し慣れると「マイルール」に従いがちです。そして、途中式やノートが雑になります。全体的に良い雰囲気だ、と思っていても平和な日が続くと油断して緩んでくるのは定番であり永遠の課題ですね。金曜日の小4算数は分数の計算問題。新入生MNは少し慣れてきた様子。逆にSYはまだまだ表情が硬いです。宿題に取り組みの差かもしれません。

 中3社会は全員で公立過去問にチャレンジ。トップは茨田KCで2番が緑NY、茨田北FS、鯰江HKが並びました。数学では近高にチャレンジ。トップタイに茨田北IS、NM。共に初の数学トップです。2番手は社会同様茨田KCSK、茨田北RY、鯰江HKが並びました。SKは名前が挙がる位置にくるようになりました。受験生は点数がじわりと伸びている子と逆の子が共に目につきます。一番の問題はモチベーションなので、声の掛け方が非常に難しい時期だと例年のように感じています。

2018年1月17日水曜日

最近の出来事

 阪神淡路大震災より23年が過ぎました。あの強烈な縦揺れと阪神高速の橋桁・大火災は後世に伝播していかなくてはいけないと思っています。

 ところで火曜日は諸口で受験生三昧、のはずが前代未聞の欠席率の高さとなり、急遽居残り自粛令を出しました。中学生の欠席率の高さから通塾規制を考えています。補習の時短などです。ちなみに特進では近高国語・数学にチャレンジ。国語はトップが茨田北NMで二番手に茨田SKが続き3番手が緑NKでした。水曜日に実施した公立数学ではトップ茨田NMで茨田KC、茨田北NMが続きました。ようやく及第点クラスの子が出てきたのは喜ばしいことです。

2018年1月16日火曜日

今日の出来事

 確定申告。自営業者にとって避けて通れぬイバラの道。今年はそこそこマメに入力してきたつもりでも溜まっている未入力の数々。そんな月曜日は多くの学年が入れ替わり立ち替わるバタバタの日です。

 まずは小学5年生から。先週から正式に入塾したSDは体験のときの不安を一掃する集中力と宿題の丁寧さを見せてくれました。集中力が散漫な子はスペックを持て余しているだけのケースもあります。今後の伸びが楽しみです。国語では宿題に漢字をしっかり調べて来た子と、そうでない子の差が出ました。来週は全員しっかり調べてくることを期待しています。並行して小4のSYFWの補習。それぞれ欠席などで抜けていた単元の確認です。SYは三単元分を一気にやり、終了時には疲れ果てていました。よく頑張りましたね。

 小6は漢字と計算の日。漢字の勉強は全員してきた手応えありで、計算は差が激しかったです。ちなみに前回までは大量に出した冬休みの宿題の解説に追われました。そろそろ算数を全部終わらせて理科や社会の話をしていきたいと思っています。一時期は案じることがあったTRTS.YKは良い状態になりつつあり、ひとまず安心です。全員がベストな状態で中学生になってほしいと思っています。

 中学生は2年の数学のみ。確率と等積変形の話をしました。例年、特進の子にしかしない話を全員にしましたが、想定以上についてきます。緑NN茨田WSも良い発想をしていました。緑AK、SH、CH、YS鯰江SAは安定してできていますね。

 授業後、ガールズトークを炸裂していた受験生たち。唐突に「私可愛いですか」と本気で聞かれて返答に一瞬困ってしまいました。どんな芸能人や女優さんよりもみんなの笑顔のほうが数倍素敵だと思っています。また、鯰江SRは足立に大好き発言をストレートど真ん中にして、返答に困らせていました。

2018年1月14日日曜日

最近の出来事~受験生~

 受験生が勉強のピークを迎え、入試まで休みはないと宣言しております。ところで、昨年より秋以降特進と標準で完全にクラスをわけており、成果も出ているという実感はあります。ただ、例年以上にモチベーションの差を感じます。クラスを問わず、中だるみに近い惰性の勉強をして点数を下げている子が数名いました。個別に呼び出して渇を入れると例外なくそこから点数が伸びています。気持ちの差がそのまま点数に大きくつながるということです。今までこのような学年はなかっただけに新鮮ですが、毎年受験生らしくない状態の子が増えている(ワンセ以外の子でも)感触はあります。受験生でも半分程度の子は勉強していないように感じます。
 
 では、そんな受験生から。久々に順位の紹介。数学は関大北陽の過去問にチャレンジ。トップは安定の鯰江HKに菫NYがタイ。次も茨田KCと茨田北ISがタイでした。社会は開明にチャレンジ。トップは緑NYで緑FR、茨田北ISが続きました。国語は公立対策で記述にチャレンジ。一昨年よりA~C問題でそれぞれ形式が違います。まだ形式が安定していないので小論文風から自分の考えを書くものまで5パターンをやります。先週から始めましたが、すでに用意してあった200本分は消化し、次の400本分を用意しました。ブーメランで、みんなに書かせれば書かせるほど私の添削の負担も増えますが、これが今から最も即効性があり大幅な点数源になります。小論文時代よりワンセの子たちの点数は大手塾の平均を大幅に上回っており、合否に差をつけることができます。これからも妥協せずに書かせます!1回目はほぼ全員が点数なしだったのに4本目にして8割近く取れる子もいます。もちろん受験校によって採点基準が異なり、ほぼ忠実に再現しております。あ、「とある子」の添削中にあまりの文章に興奮して数年来経験したことのない大量の鼻血が出たのは秘密です。

2018年1月13日土曜日

最近の出来事~小学生~

 ご無沙汰しており失礼します。いよいよ受験生が佳境に差し掛かっており、最後の追い込み中です。最近、内外含めて多くの方々とお話しており、ここに書きたいネタが溜まっているのですが、1つだけ書きます。知人の運営している集団塾&個人塾が昨年まで100名以上在籍していた生徒が20名にまで減ったらしいです。現場では生徒と先生が雑談ばかりで授業はろくにせずカオス状態。ただ、それは決して珍しいことではありません。過日、某塾の(小学生の)授業中に行かなくてはいけないことがあり、目を丸くした経験があります。生徒たちが自由に立ち歩き、先生より子どもの声のほうが大きいのです。繰り返しますが授業中です。翻って軒の知人塾塾長の考え。「塾はサービス業であり託児所。預けているだけで親は安心する。成績は上がらなくても安心料である。宿題忘れなどをしても追い込まず、クレームを出さず楽しく通ってもらう」ことらしいです。果たして公立高校は過半数が落ちています。そういえば近隣塾でもまともな進路指導をしない(できない)塾は無理矢理文理学科設置校を受験させ、2年連続約半数以上泣いている子がいます。ちなみに知人は知人であって友人ではありません。

 ワンセにはない発想ばかりですが、それが個別塾(集団塾)の基本なんでしょうね。教育に燃えている人に会ったことは10年以上会ったことはありません。かつて、教えることに燃えていた人は今となっては過去の遺物かもしれません。あ、大鹿氏だけは未だに情熱が変わっていないみたいです。ちなみに私の考え「ワンセは教育業。勉強だけではなく様々なことを成長させたい。お預かりした限りは塾の責任。成績が上がらず、塾にいるだけなら親御様に申し訳が立たない。できる限り引っ張っていく」です。来年度から新方針として「月に3回のさぼりと宿題忘れで退塾」は決して私の熱い思いが変わるわけではありません。相変わらず、宿題忘れやさぼり、してはいけないことを故意にして私の中で「教育的指導をしなくてはけない!!」という気持ちが芽生えなくなれば教団に立ってはいけないと思っています。

 学年順に最近の出来事をアップします。まずは小3から。12月より復帰のTHは良い味を出して場の雰囲気を盛り上げてくれています。また、復帰当初は継続してたMTに正答率でもスピードでも大きな差がありましたが、急激にその差を縮めています。低学年時に貯金を作っておくと、それ以降が楽になりますね。いわゆる地頭を鍛えられるからです。おそらく英語が最も顕著な結果となっているよう感じられます。

 小4は男子が急増した学年。小学生の男子は女子よりも圧倒的にパワフルです。男女のお子さまがいらっしゃるご家庭ではよくわかると思います。宿題が雑になったり学校と同じようなことをして注意されています。でも、それなりに感動しているのは一度注意されたことの大半は守られているということです。今まで細かい注意を受けたことがないからでしょうね。学校やお稽古事が躾をご家庭に完全に任せきりになっていることに起因しています。12月の懇談会前は比較的落ち着いており、その旨を伝えてから新入生が増え、案じられることが増えていました。1月になって予想よりも早い段階で躾期間が終われそうです。ただ、大人が油断すると自由になりすぎるのが小学生なので手綱は上手にさばかなくてはいけません。

 小5は落ち着いてきて、勉強のことだけ教えればいいのでこちらとしては楽な学年です。それに比例してできることがしっかりと増えている学年でもあります。小6同様、中学生になったら学校でトップ争いをしてくれそうなメンバーで6年生の一年間かけて基礎を固められるのは大きいですね。中学生の途中入塾組との差は細かいことをできているのかどうか。その差は実力テストや入試で大きく出ます。また、将来に関する意識の違いです。この子たちも中学校を卒業する頃には自分の将来を見据え始めているでしょう。

 小6はかなり前に躾期間が終わり、中学進学に向けて順調にできることを増やしています。応用問題や文章題もこちらの指示通りに頑張ってやっています。1年半前まであれほど大変だった子たちですが、今ではいろんな意味で期待しています。先生を伸ばしてくれるクラスは過去3回目。彼らが良いからこそ、新人の先生を育ててくれると思います。元々ワンセの教壇に立つ人はそれなりの意識の高さを持っています。授業中にスマホを教室に持ち込む先生はいません。彼らがいるからワンセの明るい将来が見えます。

 今回はまず小学生までで…

2018年1月3日水曜日

2018年 新年のご挨拶

 あけましておめでとうございます。昨年は甚大なるご支援をいただき深謝の限りです。3月に18年目を迎えるOneSelfですが、開講以来の「全てのお子さまには熱い思いを注ぐ親御様がおられ、その期待に応える」という思いは全く変わっておりません。

 多分、私は「人好き」なのだと思います。情に弱く、頼ってくる人を断ることがなかなかできません。人と会う約束も基本的に断りません。お預かりしたお子さまは何があっても成長させる、その思い入れは変わりませんが、入塾テストを課さないワンセでは駆込み寺のようにお預けいただくケースもあります。果たして、注意される機会が増えて子どもにとってストレスにしかならないことも年に若干名います。そして塾を去ることがほぼ必然。
 
 ここ数年、ずっと悩んでいましたが本人に勉強する意思がないのに長居するのは周囲へのご迷惑にもなります。そこで新たな方針として「月に3回、宿題忘れまたはサボりがあれば退塾勧告」というものを付け加えることにしました。お預かりしているお子さまを辞めさせたいという意思は全くありません。これまで通り授業は楽しく、ルールを守れないときは厳しく、という根幹は不滅です。全力で子どもたちと対応し、彼らに対していつまでもアドバイスできるよう知識を増やし、また上書をし続けます。

 また、ここ数年高校訪問をさせてただいておりますが、一般的に高校は塾に対して「生徒を紹介してください」という立場に対して、私は対等な立場であり保護者の代弁者だと思っています。更には高校に対して「与党と野党の関係」で私は野党。専ら与党のすることに対して意見を申し上げると伝えてあります。高校に対してお世話になっているとは思いますが、預けっぱなしではなく卒業生がしっかりと見てもらえているのか確認しています。そんな独特な進路指導を今後とも変える予定はありません。今年は他塾生の保護者の方からのご相談を例年以上に受けました。来年度入試ではもう少し誰からでもご相談いただきやすい環境創りに勤しみます。

 今後とも宜しくお願い申し上げます。