2026年8月25日火曜日

講師紹介⑤

 今年、新たにスタッフの一員になってくれた泉は、もちろんワンセの卒業生。初めて見たのは中2のこの時期。入塾前の定期テストが480点超えと聞いていました。これはしっかりと鍛えて学年トップ争いを塾内でしてもらおうと思って体験授業の日を一日千秋の思いで待っていました。新入生補習で初めて数学を見たとき、理解度と定期テストの点数が一致しません。取りこぼし量が多かったです。つまり、定期テストは試験範囲が限られているものなので究極の努力で稼いでいたのです。定期テストや通知票の結果、人柄は最上級なので勉強ができない悩みを持っていながら「よくできています」という先生や他塾の評価にモヤモヤしていたらしいです。課題を保護者の方と共有し、出来ることが増え、実力もつきました。それでも入塾前の定期テストの点数を超えられませんでした。ひとえに、入塾前の本人の努力の甚大さを物語っています。

 かつてオリンピックで陸上競技に出場した先輩や京大主席の先輩もいますが、その誰よりもストイックです。努力できる才能と保護者の寄り添いの賜物でしょう。私は古風なので講師に「背中の美しい人」であって欲しいと願っています。実直で、できれば、努力家で、やるべきことは自己管理で出来る人であってほしいです。そんな思いでワンセの教壇になって欲しい人を探していますが、歴代でもトップクラスに教壇に立ってもらいたかった人です。西村に始まり、鳴海、原、井川、佐々木と続いている卒業生の系譜。自分の人生に対して真摯に取り組んできた人の言動には言霊があります。子どもを動かす原動になるものです。勉強に対してストイックに臨んだトップとして、良い見本になると信じて教壇に立ってもらっています。

 先日、宿題のルーズな子に対して一喝していました。自分自身がきっちりやってきた人でないと言えない重さをひしひしと感じました。頼もしいです。子どもたちはそういう姿を敏感に読み取ります。原以降の新しいワンセを更に発展させてくれる良き人物です。

2026年8月24日月曜日

事務所

 授業前後、事務所ではスタッフ間で子どもたちの情報共有に暇がありません。話題になっているのは「最近よく頑張っている子」と「最近少しモチベーションが下がっている子」です。後者の大半は教科的ではなく、どの教科(先生に)も満遍なく案じられていることが多いです。時おり、教科的に後回しにしがちというケースはあります。

 私たち講師は、教えていると親に近い感性になります。提出物がルーズになったり、理由の曖昧な遅刻・欠席、何よりは補習を休まれると講師のその子へのモチベーション低下に直結します。時間の対価で働いているのではなく、本気で向き合っているからこそ様々な感情に揺すぶられます。授業を集中して聞いてくれない状況が続くと「〇〇への気持ちが折れました」と愚痴られることもしばしばあります。時には子どもたちにダイレクトに「次に△△してこなかったら知らんで」みたいな言い回しをしていることもあり、そんな言葉を聞くと私はドキッとします。でも子どもたちには常々、どんな言動が先生の気持ちを冷まさせるのか諭しています。直接警告することもしばしばあります。

 残念ながら子どもたちに伝わらないときもあります。まぁ親の言葉を毎回に素直に耳を傾けて聞いて、反省する子なんていないでしょう。当然塾も同じです。それでも、モチベーションが下がっていた子が良い兆候になったとき、本当に嬉しそうに話す井川や佐々木、泉を見て、嬉しさと、本当は見放していなかったことに対する安心感に包まれます。親を筆頭とする家族を中心に、これだけ多くの人から愛情をもらいながら勉強できる環境をもらっている彼らは、もっと親に感謝すべきだと思います。

 お金で解決する塾なら何も気にする出来事ではありません。「管理」という名目で月に5万円請求するだけです。私は、子どもを動かすのは言霊だと考えています。だからワンセでは「情」を一番大切にしており、一度冷めた気持ちは戻ることが難しい、と子どもたちに伝えています。なので、マニュアルで「こういうときはこう言いなさい」というものは存在しません。

 性格は十人十色で、同じ子でもメンタル状況でかける言葉も変わってきます。それをマニュアル化できないからです。出来るなら子育てなんて楽ですよね。自分の言動一つがどのように感じられていて、どう伝えるのがベターなのか常に考えています。そんな話をスタッフと共有し、子どもを動かすことができたらとても嬉しく思い、逆のときはどこのスイッチを押せばやる気オンになるのか試行錯誤しています。

 


2026年8月16日日曜日

盆休み

 終戦から81年が経ちました。昭和・平成・令和と移り変わり日本は平和になった反面、経済・教育は後退したように感じます。ちなみに、広島の原爆ドームは令和になってから訪れました。日本の歴史を知るうえで、小学生が修学旅行で訪れるのはとても良い機会だと思います。

 そんなお盆休みの最終日である本日、自習室解放と共に緩んでいる自分の気持ちを仕事モードにするためにお昼からやってきました。自分の中では今日から仕事始まり。「サザエさん症候群」という日曜日のサザエさんを観ると次の日から始まる仕事がおっくうになるという現象は私には当てはまりません。「逆サザエさん症候群」ともいえ、気力が非常に充実しています。若手の大手塾時代は、連休最終日は敢えてオールナイトで神経を研ぎ澄まして仕事全開モードにしていましたが、さすがにそこまでの気力はありません。それでも雑務を片付け、スケジュール調整しながら勉強しに来ている彼らを見ていると日常に戻っていきます。

 ところで、自主的に来た子と、宿題が終わるかどうか微妙だったので呼ばれ子が頑張っていました。今回のお盆休みは長かったので、気持ちが離れていくのが案じられました。来年以降はカリキュラムを見直して、連続休日を減らすようにしようかと検討中です。宿題等の自己管理を苦手としている新入生が若干名いており、彼らを自己管理できるようにしていかなくてはいけないと考えています。大人の本気で、しっかり引っ張っていかないといけません。後半戦も気持ちを引き締めて頑張ります。

 

2026年7月29日水曜日

最近の出来事

 ワンセは入塾テストがありません。それでも地域一番の全生徒平均点だと自負しています。入塾前は基本が全くできていない子もいます。みんなが伸びている教室の空気感。

 ところで、私はよく勉強をざるに例えています。例えば、中2で数学の連立方程式が試験範囲のテスト結果が30点未満だったとします。それを連立方程式の対策をしても、小学生内容が怪しい可能性が高いので効果はありません。一番基礎になる「ざるの穴」を発見するところからです。そして、どこまで遡って補習すればよいのか考えて授業外で呼んでいます。小学生でもサポーターを入れています。費用は発生しません。それを意気に感じてもらえる子がワンセ向きの子。そんなプラスアルファの補習を受けたくない子は個別か補習のない集団塾向きなのでしょう。そして、ワンセの補習は講師の愛情(気持ち)で成り立っています。自己都合で個別補習を何度もキャンセルすると講師の気持ちは冷めます。また、講師との約束を守ってくれないときも同様です。一度失った愛情(信頼)は取り返すのにはかなり時間がかかります。

 そんな時代遅れの情を大切に、子育てのお手伝いをさせていただいていると考えています。ワンセを選んでくれた人の信頼を裏切りません。

 ー閑話休題ー

今日も中学生の内容から。中1は初の塾リンピックや少し応用問題をしています。宿題や課題の質をもあげています。「全員の底上げ」が根幹ですから、今夏にレベルアップします。緑KHと鯰江FTが良い感じ。安定して学習奨励賞(480点)の常連になってください。

 中2は最も中だるみの時期なので半分仕方ないですが、それでも最低限度のことを頑張ってもらいたいという気持ちに変わりはありません。特に新入生が軽い気持ちで補習を受けていたので色々と話しました。ようやく出だしが揃いつつあります。大人が諦めると子どもはそれを感じ取ります。ワンセでお預かりする限りは放置しません。

 中3は過去問演習に取り掛かっています。大阪国際数学では緑HRMがトップでIYが続きました。関大北陽数学では菫MHが歴代トップタイ。IYはここでも2位。近高数学では楠根ASがトップでまたまたIYが2位。五ツ木でもHRMMHが悪くない仕上がり。近高国語ではトップが菫MHで緑NYが8割超えで良い感じでした。

老害

 程々に齢を重ねています。SNSをしていると切り取った情報を基にうざがらみしてくるのは例外なく高学歴の高齢(元)教育者です。切り取った発言で情報操作するところは大手マスコミのよう。そんな人ほど昔の知識を素人に披露し感謝されて優越感に浸っているようです。また、現場に立ったことがあるなら言ってはいけないことを平気で誰でも見れるところに書きます。正直、現場にいたときはかなり嫌われてSNSでしか相手にされないのでしょう。

 そんな私は、老害の第一歩は「親切の押し売り」から始まると考えています。大阪人ならではの距離感とジェネレーションギャップを感じながら接しないといけません。SNSで親切心からアドバイスをしてあげて、実は誤った情報だったにそれを認められない。結果、攻撃することで自分を守ろうとし、間違えた知識を「私が知っている情報はこれだ。だからお前の(経験として)話していることは間違えている」という謎理論。つまり自分のネットや少数から得た知識を世間の常識として披露するわけです。

 それが通じるコミュニティは家族ぐらいです。家族という限られた中でのみ通用します。あ、縦社会で過ごしてきた高齢者もそういう傾向があるでしょう。常識を教えてこられなかった勉強だけできる人は特に気を付けたほうないと、老後周りに人がいなくなるでしょう。そんな人は男性に多いというデータを見ました。人の振り見て我が振り直す…

2026年7月25日土曜日

最近の出来事~中学生~

 酷暑の中、あっという間に夏期講習です。例年よりも少し大変で、塾リンピックや課題の精査で日々追われています。では、各学年の出来事。

 中3は五ツ木が返却。各中学校の上位5人の中にはワンセ生がいます。それでも少し物足りない数値でした。菫MHが北野A判定。出だしは順調ですね。また、関大北陽数学でも歴代トップタイの90点でした。この学年は不勉強気味だったので、例年よりも五ツ木対策を多めにした結果、早い時期に仕上がりつつある子が出現してきました。数学・理科では緑HRMが飛び抜けてきました。五ツ木社会では緑HRTが過去問ではなかった高得点。全体的に五ツ木対策が奏功している手応えを感じます。

 中2は塾リンピックの結果が芳しくない子や新入生組の手抜きが少し気になったのが先週。全体に向けて話をしたら、木曜日の結果は悪くないものになっていました。ただ、新入生は入塾時「補習は無償でするけれど、単語の覚えこみ等の努力はしていただく」旨を説明していたのに2回続けて適当な子がいました。膝を突き合わせてこんこんと諭すと、ようやく伝わったようです。ワンセでは色々なことが「情」で繋がっています。講師との信頼関係を崩す行為を繰り返して補習してもらえるというのはありえません。宿題忘れや単語の努力を怠ったり、補習の約束を休まれたりは講師の心を折ります。

 中1は少しずつレベルの高いことをできるようにしていこうと思っています。ようやく基本問題が終わったので、応用問題に取り組める時期です。まだ仕方ないのかもしれませんが、説明を聞いて理解した気になったところで終わっており、アウトプットができていない状態。これからは小テストを通じて理解の定着をしっかりと図っていこうと思います。

 ワンセの集団授業のレベルはそこそこ高いです。「普通」をクリアすると近高、関大北陽、東理数レベル。そこに至らない子を引っ張り上げ、同時に上のレベルも引き上げることを実践。入塾前は学校平均前後の子もいますが、彼らにはワンセの授業についていけるようになるまで補習があります。入塾前に「うちの子は大丈夫でしょうか」と聞かれることが多いです。逆に「うちで大丈夫(気持ちで負けない)でしょうか」と聞いています。定期テスト前のルーティンや日々の小テスト、自習室での様子を知ったら「あれだけ頑張ってたら成績上がるよな」となります。誰でも大丈夫な塾ではありませんが、勉強で良い思いをした子にはとても良い環境だと思います。

2026年7月16日木曜日

地頭

 過日、実家に行ったとき地頭の話題になりました。地頭が良いから、良くないから、という話です。頭の回転と言い換えれば良いのかもしれません。

 私は、両親の意見にあまり異を唱えません。良い年齢になった人たちへ意見するのは抵抗があるからです。

 勉強が苦手だから地頭が悪い、というのは違います。競走馬と同じで、脳には早熟型と晩成型があるというのが持論です。早熟型は言葉や知識の習得が早いので勉強学科得意になりがち。逆に、晩成型は幼少期から小学校低学年まで覚えるのに時間がかかったりして勉強へのコンプレックスや苦手意識が芽生えがちです。そんな話を両親にしましたが、やはり言わなければ良かったかと思いました。

 15歳ぐらいから伸びる可能性を充分秘めているのに勉強を諦めてはもったいない。晩成型でも幼少期から中学生にかけて脳に刺激を与えれば急成長できることがあります。これを「覚醒」と私は呼んでいます。勉強が苦手、と思っている子に晩成型が少なくありません。だからこそワンセでは、暗記や理系的な思考、読解や空気の読み方に力を入れているのです。

 覚醒の予兆を感じたとき、私はとても嬉しくなると同時に人生でも「今」しかない、代替の効かない時間に焦りもできます。そんなときに手抜きをするともったいない、という気持ちから厳しくなることもあります。うざがられたり、自分が嫌われるだけで出来ることが増えるなら本望です。