2021年12月30日木曜日

最近の出来事

  全く実感なく今年も終わろうとしています。志望校合格に向けて受験生がラストスパートの真っ最中です。そんな彼らの現状。

 小4算数は12月に「小数」「分数」の計算問題を導入しました。この一年で成長を感じる彼ら。YAは日進月歩、出来ることを増やしています。THは瞬発力が秀でているのに早合点するのが玉に瑕で、それが少し気になった年でした。MSは男の子らしい(?)大雑把さが見え隠れした年。MEはスピードが課題だったのですが、とても速くなりました。学校では充分困らいないレベル。集中力の維持が来年の課題ですね。

 小5算数はTTの勉強に取り組む姿勢が全体に良い影響を与えてくれています。MOは色んな意味で強くなり始めています。夢の具現化の第一歩ですね。UMは色んな波の荒い年になりました。来年は高い位置で安定するのが課題です。新入生SUはワンセのハウスルールの洗礼を受け、色々試行錯誤しています。早く慣れてくださいね。

 小6は珍しく増減が少なかった学年です。平均値は高いものの数学的センスに秀でた子がいないので、しっかり鍛錬を重ねて出来ることを増やしていきます。中学生に向けての課題は復習をすること。今までは宿題を丁寧にしてきて、小テストに向けての勉強をしていればもんだいありませんでした。中学生になると「定着」を望まれるので復習する重要性を説いて、実行してもらいます。

 中1は少し落ち着きました。ようやく宿題・課題を全員真面目にやるようになっています。「全員真面目に」やる環境を創ることは重要であり、非常に困難です。ここに「静かで集中できる自習室」が揃うワンセの環境はとても良いと自画自賛しています。例外を出さないこと、がうちの最大の目標の一つですから全員ついてきてください。緑IHができることを少しずつ増やしています。緑OYも同様。一言多い子がちらほらいるこのクラス。ね、旭東MT、緑TH、横堤WS

 中2は色々ある学年です。こちらは後日、詳細を書きたいと思っています。今年最も伸びたのは緑SS。数学では歴代トップレベルに成長。来年も同レベルで伸びたらとても良いですね。緑IZMの勉強に対する取り組みはピカイチで良い刺激になっています。緑IRも努力を継続中。来年に向けて楽しみが増えています。

 中3はここにきて緑MYの国語、緑HAの数学がかなりの成長を見せています。そこへ緑MS、ISの数学力が上昇。緑SEも悪くありません。また、茨田FNが全体的に飛躍。高校でどれだけ伸びるのか楽しみです。年末年始の休みを最後に受験生は受験まで休みはありません。

2021年12月15日水曜日

最近の出来事~特進~

  今回は特進数学について。公立C問題を強く意識してやり始めたのは現中3生が2年前中1だったときからです。緑HAが文理学科を表明していたため、そこ(北野)に照準を合わせて開始。緑MYと緑MSと3人でした。MYはやや手こずりながら、MSはとても手こずりながら頑張っていました。中2からは関数・図形の発展問題を解きこなしていましたが、HAはしっかりついてきて2人は必死の努力を維持。そして、この時期になり全員が歴代文理学科及び難関私立トップ合格の子たちの平均点を軽く上回っています。色んなものがよく見え、解説も簡単な説明で理解できている姿に目を細めています。

 中2は緑SSが完全に覚醒。新入生緑IZMが加わった当初は全くスピードについていけませんでした。その代わり、歴代の誰よりも愚直な努力を維持しています。スピードが最大の課題だったIZMはそれさえも努力でクリアしようとしています。緑YJはセンスは申し分ないもののモチベーションの波が激荒でした。志望校を決めた頃から高めで安定しています。

 全学年共通で、私は国語社会特進数学を担当しています。今は様々な仕事があり授業・補習に割ける時間を全て捧げていても、前後の時間はその他業務に追われている状態です。最も下手な説明をしているのは特進数学です。それすら意識して問題演習をこなして私をフォローしてくれる彼らは非常に頼もしい存在です。例年、受験生は五ツ木の模試が終わるこの時期から伸びを感じます。HAは国語社会数学全てMYは数学社会、MSは数学の急成長と国語のスピードアップ、緑SE・ISは数学で出来る問題を大幅に増やしています。

 中2は特進から更に選抜したS特進と名付けたクラスで頑張ることにしました。数学にプライドを持てることがS特進と特進の差です。そして、それが来年には非常に大きな数学的センスの差になるでしょう。数学を(で)楽しむというコンセプトの特進生。気持ちを持っている子たちの相手を務めるのはこちらも楽しいです。その他業務の間の清涼の時間です。

2021年12月11日土曜日

最近の出来事

  ようやく受験生全員が志望校を決定しました。ワンセでは勉強せずに志望校を高めに設定することを良しとしていません。勿論、それに見合う努力をするなら偏差値が10上の学校でも全力でサポートします。また、懇談会も佳境を終えました。お子さまへの期待を糧に授業・補習にまい進します。

 期末テストがほぼ返却されました。中1、中2は全体の8割が点数アップ。中間テスト比較で約20点アップです。また、中2では緑中は半数以上が100点を取ってきました。中だるみになりがちな時期という点を考慮すれば、悪くない結果。それでも満足は全くしていません。ちなみに中3は前回比±0ぐらいという平均点でした。継続して勉強しているので大幅な上昇はさすがにありません。

 中2は新入生が躍進中。緑SKが入塾後初のテストで134点up。緑IGMは安定して120点以上upを継続中。緑TNは大台まで数点届かずも50点以上の上がり幅。緑IZMは英数満点。ノーミスは素晴らしいです。既存生では緑SSが500点に迫ってきました。緑YJは1学期期末以来の学習奨励賞です。

 中1は緑IHが自己ベスト更新。この時期に1学期中間テストを超えられるのは素晴らしい。緑OYは1学期中間に若干届かず。学校平均は下がっていると予想されるので順位では上がってそう。

 ちなみに中2数学は今週から数学を3クラス編成にしました。S特進・特進・標準です。初の特進クラスは金曜日に実施。このクラスは数学を楽しみつつ応用力を養うという設定です。新鮮で良い緊張感のある授業で楽しかったです。ちなみに数学的センスで一番のビックリ(良い意味で)は緑TNでした。


 

2021年12月4日土曜日

愛情

  ワンセの補習は愛情で出来ていると冗談めかしてよく申し上げています。半分冗談で半分本気です。子どもたちの成績を上げたい、志望校に絶対合格して欲しいと本気で思っている講師陣。そのために空き時間を見つけて補習しています。費用はいただいていません。

 ただ、報酬は欲しいです。報酬はお金ではなく、講師の教えたい・できることを増やしたいという気持ちに応えるお子さまの努力です。例えば、英語の新入生補習は中3でも中1の導入まで戻って行います。せっかく文法を理解出来ても単語を覚えていなくてはテストの結果には表れません。数学では公式を覚えていないと出来ない問題もたくさんあります。だからこそ、たった一つ二つの公式は覚えてから補習に臨んでいただきたい。

 こちらの教えたいという気持ちより、子どもたちが出来るようになりたいという気持ちが弱い場合、感情を持った「人」なので冷めます。一度二度ではそんなことはありませんが、度々続けば必然です。また、その子のことを考えて組んだ補習のお誘いを理由もなく断られ続けたら、空いた時間を他の子に使うことを考えます。ワンセの先生たちは子どもたちのために時間を惜しみません。でも、お声掛けをして裏切られ続けたらその子への期待値は下がります。講師がそう思うことを止めることは無理です。

 保護者の方は我が子が補習に誘われたかどうか全て把握するのは困難です。endlessの日曜日や五ツ木対策の一部が全員対象ではなくなりました。結果、ごく一部の不参加者がいます。私は、全員に参加して欲しいと思ってお声掛けしていますが、無理矢理やらせるスタイルをコロナ禍によって方向転換しました。歯がゆい気持ちでいっぱいです。全生徒平均は前回よりそこそこ上がりそうで、下がった子はほぼいません。おそらく数値だけならどんな塾にも負けないものにはなっています。でも全く満足していません。むしろ、物足りなさを感じます。

 頑張って欲しいと思う気持ちが非常に強いですが、裏切られ続けるとやるせない気持ちになります。性格的になかなか諦められない性分なので、子どもたちとは沢山話して話して裏切られ続けて、それでも信じて自分の力不足でどうしようもないと感じたら諦めます。そこに至るまで、かなり葛藤があり、先生と呼ばれる人の中では最後まで諦めない努力をします。

 必死になって熱い気持ちを冷ましてから、お子さまの努力なしで保護者の方から補習のお願いをされても簡単に気持ちは戻りません。感情移入しながから教えるスタイルの大変さから、もう少しドライになろうと思って数年経ちました。目の前にお子さまがいる限り、それは不可能だと気付きました。

 最近、入塾説明で「私は(子どもへの思いが)重いですよ(笑)」と言うこともあります。子どもだから無意識に裏切るのは当然だと思います。でも「いつまでもあると思うな、愛と○」

 


2021年12月1日水曜日

教育のAI化

  塾のチラシで「AIによる最適な問題演習」というフレーズを見ました。AIは最大公約数を求めるための最適解を教えてくれます。換言すると個々に適した答えを示してくれる点では保護者の方を筆頭に、常にその子のことを考えている「人」には永久に勝てません。

 私は、自分の指導教科であれば一つの問題に対して誰が解けて誰が解けないかという個々のレベルを把握しています。AIは最大公約数を教えてくれますが、個々への最適解を求めるのは苦手です。Yahoo!知恵袋の回答が質問者の性格を考慮せずに「常識」を押し付けているのと同じ。そんなAIは使いこなすものであり、頼るものではありません。その道の職人技に工業製品は勝てません。素人には勝てても職人さんには勝てないのです。私は、お預かりした全てのお子さまの最適解を常に模索する職人であり続けます。

 以上、推敲前の次回チラシの塾長からの一言でした。こちらには続きを。

 過日「NOCC教育検査」のモニターとして中学生にモニタリングを行いました。結果は想定上に子どもたちの個性を捉えており驚嘆中です。ただ、ストレス項目は全くあてにできません。また、モニタリングを実施した一時的な感情や状況に大きく左右されるという側面もあります。その点を考慮しても「有料でも実施したい」と感じました。

 私にとっては自分の知っていることの中の一部を文章化された感覚です。普段、抽象的に感じていたことが文字によって再認識させれる良い機会でした。あくまで補助的なものとして使えるものです。私にとっては知識の一部でも個別塾や大手塾の校長レベルなら知らなかったことを教えてくれる貴重なアイテムになるでしょう。はい、皮肉です。

 私は、全てのお子さまの個性を考えています。「10」伝えたいとき「100」言わないと伝わらない子がいれば「8」言えば伝わる子もいます。「10」伝えることが私の中の正義なので、人によって言い方(注意の仕方)は大きく異なります。それを子どもたちには「キャラだから」と言っていますが、常に手探りなので時には言葉を誤ることもあります。次の機会があれば謝ったり、異なるアプローチをすることができます。子育てを均一化することなど出来るわけありません。同じ言葉でも時によって感じ方は大きく異なります。

 だから個性や「今」を把握するため出来るだけ授業前後に声をかけるようにしています。勉強以外に一言を全員にかけられたらと思いつつ完遂できることは少ないです。それでも意識はしています。子どもをクラス(大勢)の中の一人と思ったことはありません。

 AIやシステムに私は絶対負けません。繰り返しになりますが「頼る」ものではなく「使いこなす」ものです。

2021年11月27日土曜日

最近の出来事(11/26.27)

  週末はendless。方向性を試行錯誤していますが、少し手綱を緩めるとすぐに手抜きするのが子どもだなと実感しました。1学期は学校の提出物に関して最優先にして管理すると、塾の課題が後回しになり疎かになる子がいたかと思えば、今回は学校のものは口頭確認程度にすると宣言すると、学校のものがおざなりになって手つかずの子がいたり。基本的に昼開始になったendless。日曜日は真面目な子だけをターゲットにすると宣言した舌の根も乾かぬうちに、やはり管理は必要だと痛感しています。毎日毎日勉強するように伝えてきたつもりですが、言うだけでは行動しない一部の子が気になります。

 日曜日の午前中は勉強の状況が悪い子の管理に努めることにしました。午後からは受験生の懇談会があるため、あまり相手をできないので午前中にしっかり確認する予定です。また、言うだけではダメな子たちに向けて確認テストの頻度とその対処について練り直します。ただ、どんな熱心な私立高校に行ってもワンセほどの面倒見は期待できません。逃げる子を追いかける高校を知らないからです。卒業後が案じられます。

 ところで、本当は土日のどちらかで受験生の数学をする予定でしたが、懇談会が想定以上に時間がかかりそうで時間を取ることができませんでした。12月4日からも懇談会でしばらくお相手出来る時間が減るので少し焦り始めています。

 と、ここまでは昼過ぎに書きました。9時まで多くの子を残したところ、終了時はいつもより明るく楽しい声でした。つまり充実感が疲労感に勝ったということですね。久しぶりに(コロナ禍で)ennless終了後に楽しそうな声を聞きました。短時間よりも長時間のほうが色々効果はあったように思います。

2021年11月25日木曜日

今日(11/25)の出来事

  今日は鯰江・菫・横堤中がテスト中なので2時に通塾。中2鯰江は社会の問題数の多さとが記述にてこずったと嘆いていました。大阪は完全に乗り遅れていますが、全国的に単純暗記から脱却し考えて答えさせる問題が流行りです。暗記から思考を問われるテストを作成してもらえるのは大賛成です。

 中1菫OMは理科が満点の手応えがあったようで興奮気味にアピールしてくれました。期待していますよ。本気にしましたからね。そんな彼はここ最近で落ち着いてきたように感じます。要領は悪くなかったのですが、少しあった穴が小さくなっているようです。今の勉強に対して少し身がはいっているようで今後の伸びに注目しています。

 その後、小4算数はロトくじをかけて計算問題をしました。見事に全員「1億×1億」の計算や「大きな数」が怪しくなってることがわかり、悲しかったです。小学生は冬期講習会がありません。それでも他塾で実施するボリューム×2の量を冬休みでこなすことを決めました。MEが良い時と不調の時の差が激しいのですが、今日は件の計算以外は順調。良い気分で終われたことでしょう。YAは最も無難にできることを増やしました。THは相変わらずの早合点はありましたが、着実にできました。

 小6算数も計算問題をしたところ、時間の計算や分数・小数の混じったものの考え方が定着していないことがわかりました。しっかり解説して復習の重要性を解きました。中学生になると間違い直しこそ肝要で、次回までに自分のものにしてくる復習習慣をつけさせることを強く意識して残りの小学生算数を過ごそうと思います。残念ながら計算及第点は一人もいません。ただ、喜ばしいことに恒例の漢字テストでは初めて全員合格となり算数担当としては複雑な気持ちです。

 夜は中2の授業。テストが来週の緑・茨田連合で社会・国語の確認をしました。歴史の確認では緑TNの健闘が印象的。緑SSは学校で先生の話を聞けていることがわりました。国語の読解力では緑IRが今日は少し調子が悪かったです。また、緑IZMが良い発想を披露してくれました。この二人はいつも早くにやって来て黙々と勉強しています。授業後にはと緑YJが残っていて志望校について前向きな話ができました。少しスイッチが入ってくれることを期待しています。全体的に中だるみが終わり、前を向き始めた印象です。

2021年11月23日火曜日

最近の出来事

  例年の秋の遠足の代わりに行った木下大サーカス。それでもアウトドアには連れて行ってあげたいとずっと思っています。勉強だけではなく、たくさんの経験や思い出を残してほしいです。紅葉の季節を非常に混雑するので、少し遅らせて冬の伊勢神宮参拝&食べ歩きなどはどうかなと思案中。中3もずっと勉強勉強ですから、息抜き&思い出作りに合格祈願を兼ねていこうかと思っています。

 さて、今回は小学生の出来事から。小4は「分数」の導入をしました。足し算・引き算をしましたが、帯分数の計算で少し頭が整理できていない子がいましたが、年内には完全定着をしたいと思っています。学校のテストでは100点報告が多いのですが、文章題の応用が課題です。小5は新入生TTMTUMを引っ張ってくれています。宿題でわからないところも考える時間が増えました。共通の課題であったスピードもすこしずつ速くなっています。小6はプレテストを受験し、予想通りの結果。国語がもう少し点数を稼いでほしかったところ。詳細は懇談でお伝えしようと思います。

 中学生の課題は全学年共通で勉強する雰囲気に乗り遅れた少数派の子たち。ずっと差し出し続けてきた両手ですが、どうしても勉強から離れたい気持ちが強くなるならば、どこかで片目を目をつぶっていく必要があるのかもしれません。

2021年11月21日日曜日

最近の出来事

 ようやく受験生の志望校がほぼ決まり、実力をつけていくのみになっています。コロナ騒動は小休止の様相ですが、安心はできませんのでワンセとしてはあまり変わらぬ対応となっています。

 中3はほとんどの学校で最も大切な実力テストを終え、五ツ木の模試も天命を待つのみです。緑HAMYがツートップで独走している状態です。クリスマスロトくじが過去問トップの子にプレゼントしておりHAが毎日数枚持って帰る状態です。少し気になるのが私立専願を決めて油断しているように見える子。専願だから絶対合格できるわけではないので最後の追い込みをかけていきます。この二人に続くのが緑SEMS。最後にしっかり実力をつけて欲しいところです。

 中2は緑SSが独走状態。ここに数学は特進と標準に分けていましたが、テスト後には「C問題及び難関私立特待対策」「特進」「標準」に3分割する予定です。最近緑FRが前向きな姿勢を見せているのが嬉しいところ。緑KJや鯰江SYは少し慣れてきて勝手がわかり始めたようです。今後に伸びに注視しています。

 中1は中だるみ状態。良い状態の子はいなくて悪くないのが緑OYIH。特進数学はレギュラーではなく、補習扱いでの開講となりました。読解力に課題を感じる学年だけに、文章題で苦労しています。努力しても即結果に出ず、モチベーションの維持に苦しんでいる子もいます。世界の王貞治さんの台詞です。「努力しても報われないことがあるだろうか。たとえ結果に結びつかなくても、努力したということが必ずや生きてくるのではないだろうか。それでも報われないとしたら、それはまだ、努力とはいえないのではないだろうか。」名言です。

 endless改革の真っ最中で、12時間強制で勉強させることを止めて1年半が過ぎました。それまでは集中力が途切れたり不勉強の子を叱咤して勉強させていました。全員を引っ張るには悪くない方法です。それでも「集中できる自習室」にこだわっており、手が休まることが周りに見える影響を考えるようになりました。今は、真逆の「やる気がある子だけテスト直前の日曜日の自習室利用OK」に変更しました。学校の提出物や塾の課題が終わっていない子は、まず最低限度のことを自宅で終えてきてください、という趣旨です。中1が誰もいない自習室で私語をして雷を落とされるのはかつての風物詩でしたが、警告を与えて次回からは自習室使用禁止令にしています。

 また、コロナ禍でご飯を食べることを避けたく13時始まりで19時終了にしています。この時間だけでは全く足りません。学校の提出物と塾の課題だけでおしまいです。午前または帰宅後の家庭学習が必須です。前回の中間テストでは家庭学習をしていなかった報告を受け、テスト後に話し合いました。「喉元過ぎれば…」にならないよう月曜日にしっかりと釘を刺しておこうと思います。

 ところで、口内炎が出来て3日ほど経ちます。厄介なことに一度できて大きくなるとしばらく治りません。かつて1センチ以上の大きな口内炎ができたときは1か月以上治りませんでした。ショコラBBも塗り薬も貼る対応のタイプのも全く効きません。唯一効果があるのは初期にイソジンうがいをすることぐらいです。少し話すのも痛むので明日からの授業に戦々恐々としています。昨日・今日機嫌が悪く見えたかもしれませんが、痛みで顔が引きつっていただけで機嫌は良いです(笑)

2021年11月15日月曜日

秋の高校レポート⑧~明浄高校~

  早速レポート。校風2、授業態度2、教授力1、お勧め度1.5。1にならなかった理由は迷惑行為をする人がいなかったからです。しかし、今年見た中では居眠りしている率は一番高くて2割程度。これを上回る(?)学校は大商大ぐらいです。先生方に全く眼力を感じず、生気がないのが最も気になりました。一部の部活のみ魅力がありますが、お勧めできる理由が何もありません。ただ、校長先生だけが諦めていないので良い方向へ引っ張っていってくれればと感じました。

2021年11月4日木曜日

秋の高校レポート⑦~大阪高校~

 今日で今年最後のご訪問になるかもしれません。大阪高校です。校風2.5授業態度2教授力2お勧め度3。数値は決して高くないですが、高校への希望は十人十色です。偏差値が高めの高校だと勿論授業の濃さがポイント。逆の場合は退学率の低さを注視します。大阪府の退学率は例年3%前後。この数値は偏差値に比例します。文理学科や進学校で2%あれば危機的高さ。偏差値40前後の高校では3%で及第点。1%台なら驚異的に良い学校。2%でも充分良い学校です。この基準から大阪高校は充分良い学校です。

 大阪高校は主体性を重視する新しい学力観の先駆者です。探究コースでは先生方が試行錯誤してより良くしてやるという強い意志が伝わりました。主体性を重視すると授業に参加しなくなる子は一定数発生します。その代わり抑えつけられていないので、迷惑行為をすることは少ないです。全員を振り向かせる授業は厳しいですが、そんな中での授業風景として良かったです。

 高校に目的意識はないながら何かを探したい、というニーズに応えられる学校です。他の高校同様、少し元気がなくなっていたのが気に留まりました。

2021年10月26日火曜日

秋の高校レポート⑥~大阪産業大学付属&関大北陽~

  昨日、朝から大阪産業大学付属高校に行って来ました。信愛に「産大返しの門」があったのは「今は昔」です。そんな産大附属は校風3.5授業態度3教授力3お勧め度3。弟の大阪桐蔭と比較すると「良い人(先生)」が多いです。大阪桐蔭はどこまで本当か常に腹の内を探り合う感じ。本当に落ち着いた高校になってきました。惜しむらくは「私立ならではの良さ」という点で決め手に欠けること。関関同立に特化した学科があれば非常にお勧めできる学校です。

 昼からは関大北陽に移動。男女比2:1でワンセの逆です。一部男子のみのクラスもあります。そんな関大北陽は校風4.5授業態度4教授力3お勧め度4。予備校なしでの関大以上の大学進学は厳しいですが、以前ほど男子のイメージが強くなくなりました。何より希望者の9割が関大へ内部進学できるシステムは魅力的です。

 関北は卒業生がそれぞれの学年でお世話になっている高校です。テスト結果が良く、トップグループを維持できているようで何より。現在3年生の子がまだ決まっていないのが案じられます。1年生のKHYAは塾内よりも明るく素敵な笑顔だったのが印象的です。3年のOMも精神的な成長をとても感じます。充実した高校生活を過ごしているのは本当に嬉しいです。

2021年10月21日木曜日

秋の高校レポート⑤~常翔啓光~

 校風4.5授業態度4教授力4お勧め度4.5。教授力はほぼ最高評価の4.5か迷うほどでした。大半の先生が授業をしっかりしている姿は今年一番の感動です。しっかり授業をしている姿は全然当たり前ではなく、先の近高では40クラス近く見た中で3人でした。それでもマシな方です。ちなみに4になった理由は一番若い先生が最も年寄り臭い授業をしていたからからです。そして成長の余地を感じず、それが啓光の行く末と軽くかぶりました。もちろんそんなことはないと信じたいところ。若手から向上心を感じない点以外は今年一番。ちなみに昨年一番は興国でした。何より良い意味で明るい(雰囲気の)学校を見たのが今年初めてです。勝手に決める今年の「一番勢いのある高校」で、昨日の大和田と比較し「陰と陽」という雰囲気。学校を出た瞬間、寂寥感なのか爽快感なのかですね。パワーを頂きました。

 ところで、先日、高校訪問中に研修を受けている先生を見ました。初々しく微笑ましい光景、と言いたいところですが大きな疑念が生じました。指導する先生が生徒役で模擬授業をするという超定番内容ですが、ずっと教材か片手に朗読しているだけ。ワンセには超少量の講師マニュアルがあり、教材を持って授業することは禁じています。なぜなら教材が気になり生徒を見なくなるからです。授業する前に「台本」を叩き込んでおくことは「イロハのイ」。つまりこの先生は授業準備を怠り、研修の前の練習をしている状態です。その学校の授業に対する意識の低さがわかった瞬間でした。授業には期待できないことが続くのでしょう。

 

2021年10月20日水曜日

秋の高校レポート④~旧大阪国際大和田高校~

  校風3授業態度3.5教授力3お勧め度3。極めて平均的な高校になりました。かつての大和田を知っているだけに非常に残念で寂寥感があふれています。先生の熱量がかつての数分の1。ここしか知らなければ落ち着いた高校と評しました。校長が「落ち着いた学校でしょう」おっしゃったので「悪い意味で落ち着きました」とお応えしました。15年程前に感じた「こんな(素晴らしい、かつ個々を見る)授業をする学校ばかりになったら予備校はいらなくなる」と震撼した授業は栄枯盛衰なのでしょうか。新校に向けて新校舎以外のプラスが全く感じられません。

 先日より大谷に始まり、近高・興国・大和田にご訪問させていただきましたが、いずれの学校の先生も元気がありませんでした。「疲れていますか」と聞きたいぐらいお疲れモードです。間違いなくコロナで現場が疲弊しているのでしょう。それが子どもたちに伝播しないわけがありません。「人の振り見て我が振り直せ」と言いますので私は、ワンセはアクセルを緩めずに理想を追及しなくてはいけないと実感しました。

2021年10月19日火曜日

秋の高校レポート③~興国高校~

  昨夜以来、トイレの水問題が発生しています。応急処置を施して仮使用可能な状態です。

 今日は興国高校に行って来ました。校風3.5授業態度4教授力4.5お勧め度4.5。授業態度及び教授力はスポーツクラスや推薦組は除きます。これは全校共通です。先生の熱量が今年見た中では一番でした。プロジェクター普及により黒板(ホワイトボード)を注視して授業し生徒の方を見ていない先生が9割以上です。例えば常翔高校のトップクラスの授業でも生徒を見ずに話を続けていました。ちなみに記憶にあるワンツーは旧啓光学園高校と3年前までの大和田高校です。

2021年10月18日月曜日

秋の高校レポート②~近畿大学付属高校~

  昨日から突然寒くなり、壊れたスマホの買い替えにバイクでヨドバシに行くと冬を感じました。そんな月曜日は近畿大学付属高校へ。少しチャレンジして裏道を走ると、やはり一方通行だらけで却って時間がかかりました。中央環状から行くのが遠回りですがダントツで速いです。

 そんな近高レポート。校風3.5授業態度2.5教授力2.5お勧め度3.5。お勧め度とその他の数値がリンクしない絶対無比な近畿大学に進学できるからです。近高以上の大学進学を考えると予備校が必須に近いので、くれぐれも慎重に決めたもらいたいところ。ただ、今年初めて授業を見て「おっ!」と思える先生が3人いました。熱い授業をする先生を見れたのは収穫です。全体の1割以下ですが…近畿大学進学以外の多くを求めてはいけません

2021年10月15日金曜日

最近の出来事

  今日(10/15)で長いテスト対策期間がようやく終了。テスト対策と受験対策・平常授業の全てが並行して行われ、なかなかハードでした。受験生は過去最大に重要な五ツ木模試を終え、実力テストが控えています。そんな中、修学旅行に行ったり行く予定があったりします。この1年半、様々な我慢を強いられた彼らにとって本当に良かったと思います。

 そんな受験生は進路を決め、ラストスパートの段階です。勉強のやり方もある程度わかっている彼らですから、全力で駆け抜けてくれるでしょう。国語では緑MYが、数学では緑HAが悪くない仕上がりです。今後C問題対策を深化させ、入試で助けてくれる教科にしていきます。理科社会は家庭学習や独学で追い込める範囲なのでそこをしっかりすればゴールは近い。逆に社会の仕上がり具合は全体的に甘いです。5教科型受験の人たちの家庭学習の中心は社会理科であってしかるべき。コロナの影響で通塾時間が一昨年までよりも短くなった分を家庭学習で補う必要がります。

 緑中以外は少しずつテストが返却されています。中2鯰江は全生徒平均436点、菫は平均90点で450点超えペース(未返却教科あり)中1の緑中以外の平均点は431点(未返却あり)程度となっています。中3は受験生として恥ずかしくない結果を修めてくれるでしょう。ここ最近急増した中2の新入生がどれだけ点数を上げてくるのか期待と不安が半々です(緑中なので全教科未返却)

 小学生は6年生がプレテストに備えて入試問題にチャレンジ。全員かつてないほどの点数を取りました。学校でのテストは毎回90点超えが普通になり、少し天狗になり始めた鼻を折るのが目的なので何点取って来ても文句は言いません。ただ、できれば1桁や10点台は避けて欲しいというのは切な願い。小5は新入生のTTがとても頑張り屋さんでした。初回の宿題が「はじき」と呼ばれる速さの文章題の応用問題でした。かなり難しいのにそれを独学で四苦八苦しながら全部解いて来ただけではなく、確実に自分のものにしている状況。正直、かなり舌を巻きました。初回の感想は、ハイペースなワンセの授業についていけるのかどうか不安だったのですが、本当に大したものです。今後の成長が楽しみです。

高校選び

  受験生の志望校選びは佳境に入りました。ほぼ全員が2,3校に決定しており、今後は中1中2が少しずつ将来について考え始めてくれたらと思います。再来週の高校進学説明会を控えて、高校選びの基本のお話です。

 まずは公立か私立かを決めるところから始まります。ちなみにワンセでは公立と私立の比率は2:8ぐらいです。昭和の時代は何も決まっていなかったらとりあえず公立普通科、という流れでした。今は希望者全員が大学に入学できる「全入時代」に突入しています。何を学んだか、どこで学んだか、も重要です。

 大学進学希望が前提として、公立高校からは原則予備校が必要です。また文武両道(笑)を合言葉に部活が熱心で「4年生高校」と揶揄される(浪人して予備校に通う必要がある)高校は多数存在します。公立には文理学科を筆頭に非常にブランド力のある高校があり、志望校にする人は早期に決めている人が大半です。

 もし、私立高校を本命にした場合、やはり費用が公立と比較するとかなり高額になります。その費用を保護者の方が納得して捻出する「理由」が必要だと思います。「面倒見」「大学付属」「施設設備・部活」がその理由でしょうか。

 「面倒見」については単純に予備校なしで大学合格できるかどうか「大学付属」こちらは2択で近畿大学付属か関大北陽からの選択。次点で行き易い高校として帝塚山学院の関学コース、初芝立命館などです。「施設設備・部活」は主観で感じ方が大きく異なるので各学校のHPでご確認ください。

 最も不可能な保護者の方からの要望は「私立進学校で部活も頑張り、残った時間を勉強しつつ、高校生活を充実させて関関同立ぐらいにには行って欲しい」というものです。つまり勉強せずに関関同立ということですよね。関大北陽に入学できても希望者の9割しか関大に進学できません。

 保護者の立場で我が子が高校生活を楽しませたいのか、勉強できる環境を整えるのかをまず決定していただければ高校をお薦めしやすいです。予備材料なしで「どこの高校がいいですか」と聞かれると「何を基準に良い」とお考えかわからないのでお答えに困ってしまうことがあります。

 まずは本命が公立なのか私立なのか、私立ならば大学付属の高校か、勉強ガリガリコースか、部活・施設設備で選ぶかを決定するとこからです。

続く

2021年10月10日日曜日

新endless

  ワンセ名物の一つ「endless」は形態を変えようとしています。土日12時間拘束から土曜日は解説中心で13時~19時。日曜日は自習中心で13時から19時に変更しました。勉強への温度差が激しいのはいつの時代も変わりません。向上心のある子はスタイルの変化に変わりなくストイックに勉強します。やはり気になるのは成績が上がってこない子たち。かつてのスタイルにおける彼らの課題はワンセで学校や塾の提出物をして勉強した気分で終わっていること。つまり問題演習をしただけで実のあることはしていない子の成績が上がりませんでした。

 そこで今回は予め上記の目的を話しました。また、学校の提出物を塾でするのは禁止。ただし、一度解いた問題を解き直したり、配布されたプリントの覚え込みに時間を使うのはOKというルール。特に学校の課題をさせないことが懸念材料でした。最優先である学校のことを終わらせられるのか。終える日(テスト前週の土曜)を設定し、未到達者は日曜日の通塾禁止にしました。塾に来なくて良いとサボる子ができるのか思いきや、今まで以上にきちんと問題に取り組んできた形跡があります。

 中2では新入生が国語の問題集の提出で手抜きをしている男子が目立ちます。答えを配布しているので面倒くさそうな記述の問題は模範解答から少しだけ変えて写しているものです。空白にして赤で書くだけにしていないのはマシですが、これは「字の練習」をしているだけとワンセでは揶揄されます。どれだけ解いても間違い直しや覚え込みをしなければ知識は増えません。結果400点を取れないことになってしまいます。「そんなことをするとそういうことをする人だと思われる。つまり信頼がなくなる」という旨の話を新入生を中心に中2緑菫連合に話しました。

 セコイことをやるとバレたときに「そういう子なんだ」と私は思います。一度は懇々と話をしますが「バレなければ良い」「次はもっと上手くごまかそう」と思われたり、そもそも何を注意されているのか分からない子は指導のしようがありません。ごまかすテクニックが上達するという本末転倒になります。そんな話もしました。中学生、特に男子なら他人への気遣いが無頓着な子は多いです。時代としてそういうことを指摘されなくなっている風潮は嫌ですね。教壇に立つのだから、その限りは小うるさい頑固親父でいようと思っています。

 ところで中2は緑NRFRの勉強の跡がとても良かった。良い成長をしているようで嬉しいです。「北風と太陽」で北風モードから太陽モードへ少しモデルチェンジしている最中で奏功事例は安心材料になります。

2021年10月6日水曜日

秋の高校レポート①~大谷高校~

  今年はほとんど訪問予定がありません。そんな中、月曜日に大谷高校の先生がご来訪。アポ取りされてから来られるのは珍しいです。非常に好印象な先生で、ご招待いただいたので行きました。校風3授業態度1.5教授力1.5お勧め度2。まずは校長先生にお話しいただきました。人の話を聞かない人です。言行不一致で責任転嫁と言い訳が非常に印象的でした。新たに校長力という項目をつけるなら1です。清風OBとお聞きし納得しました。

 言行不一致①→「コロナ対策は万全」

 現実→ノーマスクの状態で密で大声で話す生徒たち

 言行不一致②→「予備校不要で現役国公立大多数合格」

 現実→舌の根も乾かぬ直後「ただ数学など単科受講はしている」

 言行不一致③→「難関国公立大学合格を具現化目指し、できない目標は立てない」

 現実→「現役で神大・大阪公立大受験をする(だけ)」

 責任転嫁・言い訳①→「私立の学び舎として勉強をさせる」

          →「質の良い生徒が来ないから成績が伸びない」

 責任転嫁・言い訳②→「学び舎として朝終礼を通じて指示している(だけ)」

          →「何もできていないのは現場の努力不足」

 言い訳③→「関関同立の指定校推薦の多さがメリット」私「高校生から入学した下のクラス人数の25%の関関同立の指定校枠があれば「多い」目安です」校長「その他の大学を考慮すれば定員よりも多いです。女子高でそこまでは…」(大学は既に定員割れで希望すればどこかには入学できる状況です)

 この人が校長の任期を務めている間はウチとは縁のない学校でしょう。何より現場の先生方の授業への熱量の低さにがっかりでした。久しぶりに体育科以外のクラスで大量睡眠・前後左右を見ながらの雑談している風景を見ました。また、生徒を見て授業している先生がいなかったことも印象的です。黒板とにらめっこしていては何も見えません。ただ、個々の先生方の質や思いの潜在能力は非常に感じました。つまり、これは管理職の言動に大きな問題があるということです。お近くにある夕陽丘高校のいじめ隠匿とは違った意味で「ない」学校です。

 重ねて先生個人個人の能力の高さを感じたことを付け加えておきます。

 

2021年10月5日火曜日

withコロナにおける現状

  昨年のこの時期は受験生としての意識の低さを嘆き続けていました。今年は例年通りぐらいでほぼ全員が方向性の目途がついたので、高校訪問は今後ほぼ行きません。志望校合格に向けてラストスパートです。

 各学年の現状です。中学生はテスト対策の在り方を模索中。今までは長時間軟禁して勉強漬けにしていました。ご飯を塾内で食べることはまだNGにしており時短でのendlessが続いています。かねてより課題であった「endless中、学校と塾の課題だけやって勉強した気分になっている子への対処」についてです。確かに塾内では集中して手は動いています。でも、それは本来自宅学習ですべききものをしただけで、そこから間違い直しや覚え込みをするのが勉強です。

 そこで今回、テスト前週の土曜日までに塾・学校の課題を終わらせること。出来ていない場合、日曜日はZoomによる家庭学習。日曜日はプラスアルファの課題を個々に応じてするスタイルにしています。その代わりに早めに学校・塾の提出物をしているのかどうか確認・管理。塾で長時間座っていてもやっていたのは最低限度の課題のみ、ということがないようにしています。テスト直前に自分にとって有意義な勉強を出来るようになってほしいという願いを込めて。

 高校生になったとき、1から10まで手取り足取り用意されたものはありません。自分で考えて勉強できる高校時代であって欲しいです。ちなみにコロナ禍でなければ長時間勉強を継続していたと思います。withコロナだからこそチャレンジする新たな「ワンセスタイル」の模索。「全生徒の点数にこだわる」「放置しない」という根幹は崩さずに高得点をキープしつつ、指示待ちにならない指導を並立させたいです。と言いつつ、今回で結果でが出なければ以前のスタイルに戻すかもしれません。

 

2021年9月29日水曜日

コロナ禍における受験生の現状

  鶴見城東区で特に爆発的に増えた9月上旬。今までで1番ピリピリしていました。最優先はコロナ感染拡大防止への最大限の努力。次に、その中でも勉強時間を出来る限り確保すること。補習・居残りも厳選しました。

 そんな中で受験生の意識の差は過去最大に広がっています。ワンセの方針は放置しないこと。ただし、受験生が伸びるにはやらされる勉強から卒業して自覚を持って取り組んでいただくことが肝要という方針は中1の頃より伝えており、その時期に入っています。

 中2までは管理を厳しくし、無理にでもやらせるスタンス。受験生の今は自覚で頑張る時期。もちろんカリキュラムは準備していますし、声掛けもしています。

 正直な感想を述べます。宿題や課題を疎かにする子はコロナ対策の根幹である手指消毒など基本的なことを守ってくれないケースが多いです。注意してみていないとしなかったり、見ていてもしないことがとても気になります。かなりうるさいワンセでそうなら、よそで守っているとは思えません。同時に積極的に補習にも声を掛けづらいです。宿題忘れなどとは違うベクトルで他の方にご迷惑を掛けることになるからです。

 それゆえに、補習の重要性は話しても絶対参加とは言えない環境があります。この夏休みは受験生全員に向けて家庭学習における理科社会の重要性を何度も話しました。それが響いたのは緑HA、MYのみ。7月から五ツ木模試の重要性を毎週毎週伝えています。それでも五ツ木対策補習に参加したのは緑HA、MY、MS、IS、SE、NRのみです。懇談で親御様にも話し、志望校合格に向けてやる気があるなら参加してください、と伝えても不参加だった子もいます。申し訳ありませんが、私の今の力では志望校合格に向けて偏差値が足りないのにやる気がないお子さまを引っ張っていけません。

 また、その度注意しているのに話を聞かず課題をやらないお子さまへ無償の休日出勤や特別扱いもできません。有償の補習は全く考えていません。ワンセルフの補習は愛情で出来ています。子どもたちが強い意志で頑張りたいと言えば必ず講師は付き合います。何度も何度もお声掛けをスルーされたり、課題を伝えてやってこないことがある状況で保護者の方からプラスアルファの補習をお願いされてもできかねます。

 同時に、私は口約束だからこそ守らなくてはいけないことがあると思っています。高校の先生方には親目線で厳しい要望を出したり、ご無理申し上げでいることもあります。その代わり、私の、ワンセルフのプライドにかけて全力で子どもたちに頑張ってもらいます。進路相談で社交辞令や空約束はしません。頑張りそうにない子は率直に申し送りします。

 今まではワンセルフの課題をこなせたと胸を張って申し送りしていました。ウチを卒業できたことは充分な頑張りだと自信を持って言えました。だからこそ例年ほぼ100%進路相談していました。今年は状況が異なり、補習への参加がなかったり、何よりコロナ対策をおざなりに考えてきた子の進路相談は躊躇します。ちなみに、高校の先生方には12月に詳細な申し送りをしたいので、少し時間を長めに頂くかもしれません。

 中1.2生や小学生について書くには長文になり過ぎました。今後に向けての決意表明と共に近々アップしようと思います。

2021年9月1日水曜日

新型コロナ感染拡大防止について

  鶴見区城東区内でも10代の感染者が急増中で、どこかで休校している学校がある状態です。現時点で塾内で感染者がいないのは幸いですが、予断は許しません。そんな中で当塾の対策は今までは下記の通りでした。

①通塾時、手指洗い

②退室時、机椅子消毒

③ドア全開放

④出来るだけ入室から退室まで机椅子以外触らない

⑤退室時3人ずつ

上記に加えて

①授業中もできるだけ窓開放

②登下校時の大声禁止

③不織布マスクの推奨

④トイレ使用時着座及び使用後消毒の協力

⑤授業中の生徒への指名・発音の自粛

今後も出来る限り対面での授業をする方向で考えています。ただ、新たな授業形式を模索するためオンラインでの実験や演習方法を試し、フィードバックしていきます。対面授業と比較すると定着率は低下しますが、量でカバーし勉強面で影響が出ないことを前提に進めます。ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

2021年8月7日土曜日

夏期講習の出来事

 オリンピックもいよいよ閉会式を迎えようとしています。創立20周年謝恩抽選会では元五輪陸上選手にプレゼンターをお願いしました。彼との思い出は尽きないです。さて、そんな酷暑の中での講習会です。長時間の授業に自分の体力の衰えを感じた最初の1週間。その後は少しずつ上手に体力を使えるようになりました。

小4は大きな数の割り算と復習をしています。MEの理解力の伸びに本当に舌を巻きます。同時に思考力は決して悪くないのに計算ミスの目立つTHにはもったいなさを感じます。小5は復習モードです。マメに確認しないとついごっちゃになってします「小数点の掛け算割り算」は、小数点の位置に要注意です。やはり最初は勘違いしているところがありましたが、徐々に思い出して基礎が定着できて良かったです。後半は倍数・約数・通分・約分をしっかりと見直していこうと思います。小6は少し複雑な計算問題の精度は上がってきましたが、□を求める応用問題の正答率が低いです。一度途中式の雑なことを注意された以外は比較的楽しい授業が続いています。

 中1はまだまだ基本的な計算の定着が出来ていません。ただ、かれこれ半年間計算を中心にした演習をしてきたので今後は文章題や応用問題を解いていく予定です。理解度では菫OMが悪くない。思考力では緑OY。ミスの少なさや確実性は緑ISに分があります。長い長い基礎は終わり、いよいよ文章題を解けます。

 中2は国語は公立入試問題にチャレンジ。国語では突出した結果は出ていません。解答用紙を見ていると、数学とは異なり緑NRMKの記述に目を惹かれることがありました。地理は復習、歴史は第1次世界大戦まで解説しましたが、全体的によく聞いています。特進数学では緑SSYJが頭一つ飛びぬけてきました。文理学科or難関私立特待生を狙うと姿勢は本気です。緑KTSYIRは自分の意志で標準数学も参加しレベルアップを図っているのは頼もしいです。

 中3は社会の一部を除き国語・特進数学は教科書内容終了。過去問演習に入っています。国語では緑MYが安定して得点を重ねています。社会では彼女と緑HAが夏の課題を着実にクリア。数学は四條畷MAも参戦し三つ巴。ここに長い間特進数学で苦しみながらついてきた緑MSが良い状態。努力は裏切りませんね。入塾時では想像できなかった数学が一番の点数源になっています。緑SEもミスが出来る問題を増やしていることがわかりました。

2021年7月31日土曜日

足立より ~創立20周年謝恩抽選会~

 

7月31日(土)

 夏、真っ盛り。今日の暑さもたまりません。

 昨晩は、OneSelfの20周年記念イベントで「大同窓会」と「抽選会」にお越しいただきまして本当にありがとうございました。

 コロナ禍ですから、会場にはあえていす一つ並べませんでした。おくつろぎいただけるということはございませんでした。ごめんなさい。

 さて。20年の間に科学は大きく進み、教育現場にも人類叡智の機器は多々入り込んでいます。ワンセでも講師はタブレットと電子白板で授業することが定着してきました。時にオンライン授業もやっています。けれども、私のOneSelfはアナログが持ち味でいいじゃないか思っている次第。対面であることが小中学生には刺激であり、感情のふれあいが日々に成長を促す小爆発を起こしていると信じています。

 だから、昨晩のイベントの抽選箱と抽選券は手作り。半月前に生徒たちの手を借りて支度しました。駆け付けてくれた元講師たちとも久しぶりです。打合せはLine、リハーサルなんかできるわけなく、バタバタ始まって、グダグダと終わりました。舞台から見た会場はホットでしたが、お楽しみいただけたでしょうか。

 私にはとても楽しい一夜でした。まったくもって幸せなひとときでした。帰宅してもしばらくは興奮冷めやらぬことでした。ありがとうございました。

 たくさんの卒業生と話せました。

一期生に会えました。20年ぶりです。マスク越しの面構えは十分な大人で、あの時手を焼いた少年たちと敬語を使い合って話すのが新鮮でもあり、こっぱずかしい心持ちでした。諸口浜校舎を卒業してくれた今は大学生の彼らと話しました。勉強力がありました。よくのびてくれました。きっちり国公立に進学していました。誇らしい気分になりました。社会人2年目という彼女と話しました。充実しているかと聞くと渋い顔をします。「何?もう社会のにがみを経験したの?」と軽く茶化すと、「たっぷりと」と言っていました。何があったのかは分かりません。でも、消化はでき始めているのでしょう。そして「大人の階段」ってのを1段上ることでしょう。

それぞれに仕事や子の世話のやり繰りをして集まってくれた元講師たちにも感謝です。さすがによう動いてくれますし、あちこちでホスト役をこなしてくれました。

東くんと倉くんにも感謝です。

東京2020オリンピックの陸上を応援しましょう。

「夏、至るころ」は、「大人になるとは」「幸せとは」をテーマに、卒業間近の高校生の心のひっかかりが描かれています。お勧めです。

 

20年、ありがとうございました。これからもOneSelfをご贔屓ください、お願いします。足立の張り切りスイッチはОNです。

創立20周年謝恩抽選会

 無事に終わることが出来ました。全ての人に感謝の気持ちをお伝えしたいです。

コロナ禍でのイベントは一年以上かけて計画したものが変更につぐ変更でした。当初、ほぼ決めていたのは「大人キッザニア」で18歳以上を対象にしたキッザニア貸切プランです。二番手候補が海遊館貸切、それらがコロナによる貸切不可能となり区民センター貸切プランを企画しました。こちらも延期ばかりですが、何とか実現できました。

 やや余った時間で参加スタッフの紹介をしようかと思いましたが、記念撮影にしました。壇上での歓談はコロナへの一抹の不安はあるものの盛り上がっていたようです。スタッフの周りに多くの笑顔を見ていてとても嬉しい気持ちになりました。新旧様々な在塾生と卒業生が上がってくる姿はとても感慨深かったです。見ているほうが好きなので、奥からしっかり見せてもらいました。

 マスク越しでは誰か分かりにくいのが難点でした。また、せっかく1人で来ていただいたのに充分話せなかったり、多忙にも関わらず仕事後に駆けつけていただいたのに充分にお構い出来ず非常に心苦しかったです。

 足立が冒頭でしていた紹介を私もしたかったのですが時間が足りず割愛しました。ここでその代わりをしたいと思います。東佳弘は諸口の一期生。数学のセンスがあるものの一番頑固でした。その信念が有ればこそのオリンピック出場だったと思います。勉強も陸上もストイックに極めていました。倉悠貴は天然キャラです。コメダ珈琲でバイトしていたとき、床に落ちたゴミをスッと拾った心遣いに感動しました。いつでも変わらぬ愛すべきキャラとして接するので、芸能界に疲れたらいつでも連絡ください。

 井川明依香は素直で明朗活発。説明の上手さは高校生レベルるではなく、大手塾なら校長レベルです。山口彩愛は努力家であり、責任感が伴い頑張ってくれています。できればワンセで教壇に立ってもらいたいです。

 原一未は自分の能力を客観的に判断し、少し力を残しておくセンサーと興味がある分野における探究心が秀でています。牧野楓はワンセでは珍しい大学生事務スタッフですが、彼女なしにはワンセは回りません。唯一無二の存在です。

 西壅尚哉は人が集まり、可愛がられるタイプです。努力家でもあり、どんな世界でも上手にやっていけるでしょう。三好真央は初志貫徹で継続した努力ができ、向上心があります。優しさと厳しさがあります。

 福島凪佐は初代英検をチーフとして完全に任せました。新部門を立ち上げて任せて大丈夫な大きな逸材です。幸田樹音は継続した作業をコツコツこなす能力に長けており、非常に献身的です。少し謙遜心が強すぎます。

 結縄光平は勉強の虫です。ガリガリやり続けたのは凄い。長時間勉強できるのは立派な才能です。また色んな意味でスマート。前原太陽は輪をかけた勉強好き。趣味が勉強。好奇心とチャレンジ精神が旺盛。途中で辞めていないのが素晴らしい。

 安部光はワンセ卒業生ではありません。マイペースですが面倒見良く、多くの人に可愛がってもらえるタイプ。中塚由加里の事務処理能力は高校生にして経理事務を任せられるほどで、知的好奇心と向上心の塊です。

 西村栄美は常にリーダーシップを取れ、抜群の気遣いセンスを養い誰からも憧れられる人。最高最強のお母さんでもあります。大鹿氏を見て先生になりたいと思った人がたくさん出るほど根っからの良い先生です。

 最後に足立は私の人生に最も影響を及ぼした人です。人ってこんなに深く物事を考えて言動しているのだと知りました。

 特に今回のスタッフは私の強い要望(ワガママ)で強引にお願いしました。来てくれないと寂しくて嫌だからです。

 私自身が話したいのと、何よりはこんな未熟な私をサポートしてくれている感謝の気持ちは一生変わりません。大人になると何か機会がないと改まって感謝の気持ちを伝えるのは難しいです。本日ご来場いただいた全ての方々、スタッフ、祝電をいただいた方々に心より感謝申し上げます。

2021年7月29日木曜日

最近の出来事

  夏期講習会が始まっています。ところで、講習会ってボーナスに似ていると思いました。普段足りないところ(お金・勉強)を補えるからです。出来ることを考えながら計画的に有効活用しなくてはいけません。

 そんな夏期講習の出来事です。4年生は大きな数から復習していますが、少々怪しい箇所があったので来週以降宿題の量を増やす方向で調整中です。質の高い宿題を出して基本の定着を図ります。学校で困らない程度の基本は全員クリアしていますが、100点を安定して取れない取りこぼしが気になるのです。

 5年生はゆっくり進んでいます。基本の定着に時間をかけているからです。例年なら計算をしてからの約分に時間を費やしている時期ですが、まだ約分と通分の徹底しています。基本を疎かにして進んでも良い結果にはまりません。それでも過去最遅な進路は少しこちらが焦っています。

 6年生は計算特訓中です。基本的な計算問題はそこそこ正答率は高いですが、中学入試レベルの計算になると少々正答率が下がるのが気になります。ここで徹底しておかないと中学生の数学で伸び悩むのでしっかりやります。

 毎年様々な課題がある中1ですが、今年は計算の正答率が低いというのがネックです。例年、計算の出来た者帰りは月1のペースで行っています。ただ、計算緊急事態宣言中の今年は毎週行っているのにお呼び出し率が8割という結果に…ちなみに漢字テストや社会の小テストはギリギリ及第点の結果です。全く勉強をしていないわけではありませんが、450点を安定して取るには心許ないです。と書いたのが、月曜日。実は火曜日の計算テストで初めて全員合格という快挙です。

 中2は新入生が急増し、少し雰囲気が変わりました。特進数学は少し授業のスピードを速め今後の応用発展問題に突入。緑SSYJが健闘中。緑KTも悪くありません。その他女子は色々なものと戦っています。数名が標準への変更を希望してきたのは残念ですが、今後復帰して来る日を待ちます。あ、新入生の緑IMが謝恩抽選会の商品で欲しいものに「キャベツ」をリクエストしたので5個追加しました。

 中3は入試問題チャレンジ中。社会の不出来を嘆いていましたが、緑HAが実力発揮。流石の追い込みを見せています。ただ、実力を勘案するとその他に及第点の子がいないのも事実。全員に対してこの夏は理科社会だと言い続けてきたので、結果を信じています。無理やりやらせて伸びる時期は終わりましたから。そうは言っても諦めきれないのでちょくちょく口を挟むとは思います。

2021年7月20日火曜日

最近の出来事

  昨日から夏期講習会が始まりました。授業が空き時間なしの4時間連続は体力的に大変だと実感しています。懇談会や高校の先生方・業者さんとの折衝など止まっていた時間が一気に動き出した感じがします。

 そんな中で人と会って様々な話をするのは自分を客観視するうえで非常に役に立ちます。また、エネルギーのある人との会話は充分なモチベーションにもなります。コロナ禍で人と接する機会が減っており刺激を受ける機会が減っていましたが、新たに知り合った人との会話は新鮮で充分に刺激的です。殊に頭の回転の速い人との会話は非常に楽しく感じます。

 さて、今年はイベントが多い年です。春先の進学説明会は当初予定の6月から3月、再び6月、最終的に7月2日に行われ変更の準備に追われました。同時に変更続きで各関係者にご迷惑をお掛けしたことをお詫び申し上げます。恒例の中学生の秋の遠足は小学生も参加可能な「木下大サーカス」に決まりました。小学生も一緒なのは初めてです。無事に匠の技や動物のパフォーマンスを楽しんで来ようと思います。

 各学年の出来事は明日より少しずつ書いていきます。

2021年7月8日木曜日

最近の出来事

  テスト対策と高校進学説明会が終わり、懇談会シーズンとなりました。再来週からは夏期講習会、月末に創立20周年イベントがありしばらく全力で駆け抜ける時期となります。ちなみに9月になると入試対策で更に密なスケジュールになるのは確定です。

 では、久しぶりに授業の出来事。小4算数は平行と垂直についてしました。三角定規を用いて平行・垂直の確認ができるかどうかが肝。分度器・コンパスの使い方同様に手先の器用さが要求される単元で、スッと出来る子と時間をかけて出来るようになる子の差が非常に激しく、集団授業でやるのはなかなか大変な単元です。小5算数は倍数・約数の導入が終了。いよいよ何故か完全徹底に時間がかかる「約分」の導入が近づいています。例年、約分の意味や、やり方は分かっていても忘れずにできるようになるまで時間がかかる単元で戦々恐々としています。小6算数は最近雰囲気が良く、課題への勉強も申し分ありません。円の面積の応用問題も自力で解ける問題が多くビックリです。残念なことは男子全員計算ミスが目立ったことですね。ただ、今後の成長へ期待が高まります。

 中1数学は例年よりも1か月ほど進度が遅いです。計算の徹底が出来ておらず、まだまだ基本の完全定着が終わっていません。出来た者帰りを本格化してお呼び出しも増やします。しばらく基本の徹底で、夏期講習会中盤あたりから少しずつ応用問題へも挑戦していく予定です。中3まで安定して90点以上を取れる土台を確立していきます。

 中2は特進数学のみの授業でした。期末テスト終了後、一次関数の導入。標準よりも1.5倍から2倍の速さで展開しています。概念や理論も話しているのでこちらは楽しいです。緑IRKWは自分の意思で標準の授業も参加して頑張っています。そのような姿勢が大切ですね。

 中3は五ツ木過去問チャレンジ。国語では緑MYが2連続偏差値70超で良い感じ。数学ではトップ緑HAで2番手がMYでした。数学社会で緑SEがほんのり活躍しています。

2021年7月2日金曜日

最近の出来事

 今週は高校説明会があり、懇談会の準備もありでバタバタしていました。そんな本日は進学説明会へのご来場ありがとうございます。では、テスト結果報告。

 たまには中3から。びっくりしたのは国語と数学の平均点の高さです。塾内平均が高い順位数学・国語・理科・英語・社会という並びは初めてです。前回ミスをして非常に悔しい思いをした緑HAはリベンジこの時期に自己ベストを更新。数学国語満点でトータルの間違い数が4問。緑MY、NW、MSからも数学満点報告です。緑NWは中1の一学期中間超え緑OA、IS、鯰江SMは自己ベストやそれに準ずる成績でした。
 中2は緑SSが安定してできることが増えてきました。緑YJと共に学習奨励賞(480点超え)ゲットです。前回学習奨励賞受賞者の緑SYは少し足りませんでした。新入生の緑IMは140点ほどupして高得点をキープしています。菫MNは中1よりも出来ることが増え450点超えが実力のように感じる機会が増えました。緑HRはあと1点に泣きました。前回大幅アップで大台に乗った緑KTNRは今回少し落としたのが残念。トータルでは入塾前より上がっていますが。 

 中1は学習奨励賞が出なかったのが残念。一番易しい中間テストよりも点数を上げてきた緑OYが敢闘賞ですね。緑IHが理科以外は良かったのにそこが玉に瑕です。ギリギリ及第点の400点をぼぼ全員がクリアできたのが少し良い材料。これからキープするのが大変なのですが。「ほぼ」ということで約1名の未達成者には夏休みを中心にしっかりと頑張ってもらおうと思います。

 ちなみに中3は五ツ木過去問を解いて悲惨な結果でしたが、解説を聞く雰囲気はしっかり受験生でした。本日嘆いていた昨年緒の受験生より早い時期から受験生にらしくなってきました。本日の説明会で「6年前残念な結果に終わった子の報告を聞いたとき、心が修羅場だった」と話しました。その後に「私のほうが力不足で申し訳ない気持ちでいっぱいなのに、それを抑え込んで励まさなければいけないこと(が修羅場の原因)」と伝えたいところを省略して「残念な結果を聞いたことそのものが修羅場」と捉えられたなら修正します。

 さて、明日からの懇談会に備えて英気を養います。

2021年6月25日金曜日

高校レポート番外編~常翔啓光&大阪国際(旧滝井&大和田)

  月曜日に常翔啓光学園にご訪問しました。本来ならばレポートをするところですが、テスト直前で自習が多かったため掲載を見送ります。9月に再度訪問予定ですので、お待ちください。ただ、こともあろうか私がアポの時間を勘違いし時間に遅れるという社会人としてありえないことをして非常に申しわけなく思っています。

 色んな先生方と話をしていて私の体感は少数派なのだと実感することが多いです。経営者の視線で全く塾を見ていないので、常に効用(満足度)の最高を目指しています。子どもにとって、保護者のかたにとって。そのために短期的に塾にとって損になる(可能性がある)からといって思ったことを言わなかったり、手が縮こまることがあってはならないと思っています。経営者として、上司として世間の過半数の意見に属していなくても効用追求の思考は変わらないと改めて思いました。してはいけないことを子どもたちがしたとき、自己防衛や諦めで注意できない先生になったり、そのような感情が芽生えなくなたら教壇から降りるときだという思いも変わりません。

 金曜日は合併される大阪国際大学高校(現大阪国際滝井・大和田)に訪問しました。一昨年まで大阪国際大和田が大阪府のイチオシだったのは事実です。果たして入学時偏差値は最高・国公立の進学者数も最高、それでも私の評価は過去10年で最低です。その心は入学時の偏差値からの伸び率に満足のいく結果になっていないということです。昨年まではそれでも数字は悪くないので、大和田よりも上の高校のほうが少ない、と紹介してきました。

 感情を伏せ、まず、新校の教育方針を伺ったところ、社会に出てから役立つ人材教育に力をいれるとのことです。この方針は同意です。私もその通りだと思いますし、ことある度に社会情勢や社会からのニーズ、そのために中学生がしなくてはいけないことを伝えています。非常に重要なことだと認識しています。ただ、前提があります。それは結果を出していること。つまり合格実績や定期テスト結果です。それを出さずに1コマの時間を費やして将来について語っても「そんな暇あるなら授業しろ」というお叱りの声が届くでしょう。学校現場でも授業の質を低下させて理想や夢だけ語られたら困惑や怒りになります。清風高校はスーパー5(?)と名づける学年上位5人程度まで(上位1%未満)に世界水準の帝王学もどきを授け、その他大勢は興味ないという旨の発言をされたのと被りました。

 理想の社会人像を語る前に、先生自身が教授力や教材研究を真摯に取り組んでいただきたい。担任なら自分のクラスに興味をもってもらいたい。私は全ワンセルフ生の成績を把握しています。何も見なくてもある程度細かい話はいつでも出来ます。また、自分の担当教科の数学では解説しながら、たった今の言葉を誰が理解出ていないか把握しています。ある程度プライベートなことも知っているつもりです。その旨の発言をし「それは教員にとって(できていて)当たり前」とおっしゃったときに全く現場が見えていないのだとわかりました。

 大和田に限らずそんなレベルで生徒を把握している先生は皆無です。好文学園女子や常翔啓光ならありえるかもしれません。大切なのは出来ていないことが見えているかどうか、です。子どもたちやスタッフにも言いますが、自覚があることは勉強であれ性格であれ仕事であれ成長・改善される。でも、自覚がなかったり他人からせっかく指摘されても自分には関係ないと思うと一生成長できません。

 某文理学科の元校長に「生徒の質に頼った授業で教授力なし・教員の頑張りなし」と伝えたところ「ウチの先生は頑張っていた」との発言を聞いたとき、その高校の成長は止まると確信しました。第3者が当事者についてダメ出しをしたのに頓珍漢に「いや、うちはみんな頑張っている(いた)」では、教員の向上心など芽生えるわけはありません。ダメな状態を褒めて現状で満足している現場の出来上がりです。

 かつて、自信を持ってお勧めしていた学校である太成学院大学高校が数年で超ダメな高校になりました。良くなるのも悪くなるの速いです。私の進路指導の根幹は(学力・性別は関係なしで)自分の子どもなら預けたいかどうかであり、不変です。アンビバレント(愛情と憎悪は表裏一体)ですね。憎悪はありませんが失望はあります。

2021年6月21日月曜日

足立より6/21

 

6月21日(月)

 先週の水曜日、最後の授業はとてもしんどくて、帰宅してすぐに就寝しました。翌朝、辛さは拭えておらず、検温すると38°でした。市販の解熱剤を飲み、水分を取り、ひえピタを額に貼りと、できることは何でもしてみましたが、出勤前の熱に変化はなく、龍神に相談して休むことにしました。

 かかりつけ医に行きましたが、発熱を理由に門前払いでした。致し方ありません。コロナに対して警戒していらっしゃるのです。それで、ググって見つけた発熱外来をやっておられるクリニックにPCR検査の予約をしました。

 土曜日の午前中に検査は済み、陰性とわかりました。となると、この発熱や体の痛みや下痢は何なのか? 先生は食あたりだとご診断。お薬を頂戴して帰りました。

 コロナではなかったことにほっとしておりますが、どこかうかつな生活をしていたのだと反省しています。今日は授業のあった中1と中2には、共有の水場(お手洗い)の使用について、くれぐれも注意を払うよう話しました。

●小5国語:3週連続で、OMも漢字のテストを合格。この度の漢字シーズンを有終の美で終わりました。最近は、お話を読むたびに内容に理解があるか問いかけ、自分がこんな立場になったらどうかと話し合います。「会話力」も少しずつついてきたかに感じます。

今日は小学生の間でも流行りだという、あるゲームのことを聞きました。子供がそんなゲームに夢中なのかとがっかりしました。OMは興味のないゲームだそうです。

●中1英語:テスト対策にて、教科書内容を確認しました。さて、約束なので、書きます。「アキ子―ッ、『世界のW』的思考はダメですよーッ!」

●中2英語:教科書内容を確認。近頃はリスニングを意識した授業を増やしています。耳慣れている生徒とそうでない生徒は半々な印象です。自分のことを答える英作文にも注目しています。「ふむふむ」と聞いてくれる生徒は、4分の1ってとこですか。話にノレない生徒は、そも単語力不足が原因かと想像します。

2021年6月18日金曜日

高校レポート③~常翔学園高校~

 昨夜、4たびバイクのバッテリー上がりをやらかしました…1年で4度とは本当にダメダメ星人です。スマートキーになって最後にスイッチを廻し忘れているのです。

 そんな金曜日に常翔学園高校に訪問しました。早速レポート。校風3.5授業態度3.5教授力3.5お勧め度3.5。この数値は平均的に高いです。中でもスーパーの熱量はなかなか暑かったです。年々、教授力が上がり続けているのは先生方の努力の成果でしょう。同じ進学校でも生徒の質は非常に良いのに教授力不足で育てられない高校が大半です。

2021年6月15日火曜日

続・中1へ

  今日は10時になっても訓話が続きました。昨日のブログにも書いたことの説明と補足ですね。今年の中1は勉強について我流が目につきます。塾で厳しく言われているのは勉強の優先順位(学校の提出物・塾の提出物・宿題)問題演習の仕方(解く・溜め込む前にすぐ丸付け・間違い直し覚え込み)です。当たり前のことだと思っていますが、これが出来る子は安定して450点を超えて公立でも自覚で勉強できます。逆に問題演習しても丸付けしない・不正解でも○にする・間違い直しをせずに次の演習をしたりするのは非常に案じられます。

 授業後に話した内容は、上記のこと出来ないことを社会人の仕事にからめた例え話です。「丸付けをしないのは最後の詰めをしない→マクドの調理でラッピングせずにそのまま提供する」「一度間違え、模範解答を伝えても直後に5度繰り返し同じ間違いをする→提出書類で同じミスを続けてする」「適当に丸付けをする→書類を適当に書いて数値を何度も間違う」などです。

 雇う立場で考えてみると、仕事は出来ずフォローのために時間は費やした上で賃金を払わなくてはいけない。雇いたいと思うのか。同僚だったとして同じチームで働くと効率が下がり仕事の評価が下がり、賞与・給料が悪くなる。一緒に働きたいと思われるか。

 ここ最近、ずっと彼らについて案じていた内容をストレートにぶつけました。大人になってから誰からも注意されずに少しずつ距離を取られてようになってほしくないので、本音をぶつけます。今の時代、親以外の大人はなかなか叱ってくれたり本気の感情移入をしてくれません。まだまだ鈍い小中学生だからこそ、本気でぶつからないといけないと考えています。

 点数は悪くない、性格は良い、学校の先生からは悪い評価はされない子たち。だからといってこのままで良いはずはありません。その子の性格や状態に応じた成長をして欲しいという気持ちは不変です。

2021年6月14日月曜日

足立より6/14

 

6月14日(月)

 久しぶりに書きます。書きたいと思えるほどに濃厚な1日でした。

●小5国語:気分のいいこと。OMも漢字テストの満点が2週連続です。勉強の度合いが上がりました。長文の解説時には、話をよく聞いています。集中力がついてきました。

国語の授業を楽しんでくれているように感じます。うれしい成長が続くことを願っています。

●中1英語:手ごわい状況が続いていると思います。特に、中間テストがなくて、この期末テストが初の定期テストだという面々の、テキトー感は否めません。勉強方法も、課題の説明も、念を押す日々ですが、届きません。キャッチできないの?今日も雷を落とし、授業の終わりには、勉強をしない選択をした人生のことを問い、親の愛を語らねばなりませんでした。神妙な顔はしていました。

●中2英語は、理解のある者と何より基礎力にダメージのある者との差が開くばかりです。中2という学年の難しさに直面して見えます。いろいろお年頃の要因を想像しますが、今の社会の状況の影響も感じます。叱ってもなだめてもやりますよ、でもね、解決力を得て、自身をコントロールをするのは、自分なのですよ。うだうだは青春ですが、長く続けば受験というタイムリミットに間に合わないことは生じますね。 理科は今、「化学」を進行中です。鯰江の進度を思えば猛進したいところです。でも、化学を、さーっと進んでは絶対にダメだと知っています。ああ、じれったい……

 授業後、中2KTに「黒柳徹子」攻撃を食らいました。「ゆりあん」で返しておきました。

テスト対策の出来事

  中1は横堤WA、緑NYOY、菫KNが前向きに引っ張ってくれようとしています。また、面倒見が良いので授業後に他の子を助けている場面もよく見かけます。ただ、自習中の集中力の持続が厳しくなったときが課題ですね。隣を見て話し掛けたくなることもあるようです。当然、認めません。前回は緑・今津中のみが中間テストありで、他中はありませんでした。よって、鯰江・横堤・菫中の子たちにとっては初のテストです。

 テスト対策期間でしていることは学校の提出物・塾の課題。まだまだ自覚の乏しい1年生はこれらをして勉強した気分になっています。日・月と連続で注意されましたが、宿題・課題・提出物は勉強ではありません。解いた後、間違い直しをしたり覚え込みをするのが勉強です。「学びて時にこれを習ふ(孔子)」教えてもらったことを適宜復習して自分のものとする、という意味です。彼らに欠けているのは正にこの姿勢。一気に問題だけ解き丸付けや間違い直しを一切せず「終わりました」と平気で言う子。提出日を守れない子。

 本当にこれが仕事だったら社内のお荷物と思われる行為です。書類の締め切りを守れない、書式は適当、説明を聞かず、同じミスを何回もする。そんな将来が目に浮かびます。そうならないために課題をきちんと出来る訓練をしてもらわないといけません。適当・自己流が認められるのは仕事(基本)が出来てこそです。

 何よりワンセで長時間机に向かっているため、勉強している気持ちになっていることが怖い。塾でしているのは本来自宅でしなければいけないことだけでプラスアルファになる重要な勉強は出来ていません。ワンセでこれを「勉強」と認めていないのは自分で考えた課題ではないからです。400点は取れても450点を超えられない時間の遣い方になります。気持ちはあるので、「正しい勉強方法」についてしっかり伝えていこうと思いました。

2021年6月12日土曜日

最近感じること

 テスト対策期間に突入しました。前回のテスト結果は悪くなかったですが、平均点もそこそこ高かったので、今回は前回以上が目標になります。新入生は自己ベスト更新が大きな目標ですね。ブログの表現は「目標」実際の感覚はサラリーマンの「ノルマ」に近いです。達成に向けて頑張るのは全員共通。自分なりの確立されたスタイルがあるならそれを、ないならこちらですべきことを明示して頑張ってもらっています。私は自主性を尊重していますが、その中に「勉強しない」という選択肢はありません。集中できる時間と場所を提供するからきちんと頑張りましょうというスタイルです。

 ワンセの子たちの平均点の高さはどこの塾にも負けていないという強い自負があります。全生徒平均でも特進生の平均点でも。それは費やした時間の成果です。座って聞いているだけで賢くなりません。

 ところで、最近の子たちは集中することが下手くそになっているように感じます。脳をフル回転させて考えなくてはいけないときに顔を上げているだけで、脳はお休み中と感じる機会が多いです。受験生になるとしっかり授業に入ってきている感があるのに「聞く」ことはできても「(しっかり)考える」ことをしない・出来ない子が増えています。

 如実なのが国語。長文読解をさせると、文章から抜き出して考えて文末に「~こと。」「~から。」で結んでおしまいという解答が目立ちます。それでも学校の定期テストでは90点前後取れるので、長文が出来ないという実感が当人にないのかもしれません。だから厄介なのです…。自分の考えたことを相手にきちんと伝える習慣がほとんどないのかもしれません。親は無意識に理解しようとして解釈してくれるので、言葉不足だから工夫する経験の場がない、そこにSNSは短文で接続詞を省略してやり取りすることが拍車をかけていると推測しています。

 自分の考えを文・文章で書く経験の重要性を強く感じます。最近の子は友人と真面目な手紙のやりとりはほぼしません。恋文(ラブレター)も今どきは用いないことのほうが多いです。結果、文章で端的に伝えることも、逆に冗長や飾り言葉でユーモアや深く感じさせることもできない。受験生になり必要に駆り立てられると短期間で出来るようになるので、それまでは脳を真剣に働かせていないのでしょう。

 長文読解の設問解説では模範解答を書くことよりも、自分の文と模範解答の文を比較して何がずれていたのかを考えるように指導していますが、頭の中なのでどこまで実践してくれているのか確認のしようがありません。国語の指導者としての愚痴ですね…。定期テストでは5教科ワーストが続きます。それでも試行錯誤しながら公立国語では足を引っ張らず、助けてくれる結果にはなっている点だけが救いです。公立入試で点数を取らせる自信はあります。普段が…

2021年6月9日水曜日

最近の出来事

  久しぶりの授業の出来事。まずは小4算数から。分度器の使い方が終わり、小数点の導入をしました。ここまで順調だったMEが今週は珍しく集中力が欠けていました。少しお疲れモードだったのでしょうか。YAは数字について考える問題は出来ています。THは安定の理解度とミス…。MYも含め、集中力が去年よりも持続できるようになっています。小5はムラのある学年です。少し難しめの問題をあっさりクリアしたかと思いきや、比較的易しい問題で思考がフリーズすることもあります。課題はムラをなくしてモチベーションを高めでキープすることです。小6は相変わらず計算ミスが気になります。なかなか制限時間内で全問正解できません。今後の大きな大きな課題です。そろそろ本腰を入れて対策していきます(居残り&補習)

 中1はようやく基本的な学習習慣の定着の中盤戦に差し掛かろうとしています。注意される機会が激減しました。課題に対して非常に手抜きが目立っていたのですが、少しずつ改善中です。土曜日の自主的なお呼び出しも来る子の方が多く、良い雰囲気になりつつあります。同時に、勉強に対して前向きに取り組めない子への対応を模索中です。

 中2はテストの結果が悪くなかった子が多く、学校ではチヤホヤされる機会も多いでしょう。ほとんどの子へは不満がないですが、私は性格的に取り切れなかった子が気になります。中間テストで400点取れなかった一部の子たちと、新入生の大幅アップに尽力します。ちなみに特進数学は95点以上という基準点をクリアした子が対象です。緑IMはレベルが高く、標準クラスと掛け持ちで受けることになりました。良い心構えです。緑KTが良い思考をしていました。初見の問題の切り口は一番かもしれません。点数以上の伸びを感じるのは緑SS。貪欲さが良いですね。

 中3は受験に対する意識の差から、かなり実力に開きが出てきています。与えられたことをマイペースでこなしている子と、目的意識がある子の差です。例年よりも早い段階で将来について考える重要さを懇々と話してきました。それが響いている子とそうでない子の差です。まだ間に合うギリギリの時期なので、自分のために色々努力を初めて欲しいです。かつて文理学科で残念な結果に終わった子は志望校がブレているケースが多かったです。文理学科に合格する子は早い時期で意思表示をしています。ちなみに特進数学は二次関数の応用をしました。ここからはテスト対策と実力(五ツ木)対策、その後教科書を終わらせて夏休みが始まる頃には本格的に過去問モードに入ります。

2021年6月8日火曜日

高校レポート②好文学園女子

  今年第2弾は好文学園女子。バイクで颯爽と向かう途中、財布を忘れて引き戻し慌てて高速道路に乗ったのは内緒です。

 聞きたい話のトップクラスである卒業生の現在を校長先生が詳しく教えてくださいました。この心遣いが出来る人は本当に有難く、安心してお預けできると実感します。では、レポート。校風4、授業態度3.5、教授力4、お勧め度4.5。正直、授業態度と教授力はコース格差が激しいです。それでも、昼からの眠い授業で睡魔に負けない様子は、入学時の偏差値を鑑みると非常に優秀。今年も女子高イチオシはこになる可能性大です。

 ところで、比較的面倒見が良いと世間で言われている高校で、昨年度「お預けした○○(固有名詞)をくれぐれもよろしくお願いします」と言った反応です。大阪国際大和田高校→完全スルー、常翔啓光→1度目スルー、2度目で生徒呼び出し形式的な訓話、常翔→担任から本人へ「勉強してくれないと困る(と懇願)」常翔ではサラリーマン風の上司から部下へのノルマのような感じで受け止めていました。それでも充分熱意のある先生方がいらっしゃる3校です。その他は推して測るべしです。

 真にお勧めできる高校は、現状を悲観し、お願いしに行かなくても大丈夫な高校です。そんな高校をたくさん紹介できるようになればいいと願っています。

2021年6月3日木曜日

大阪国際高校(旧大阪国際大和田・滝井)・大阪薫英&高校レポート①樟蔭高校

 ここ15年間、ずっとイチオシだった大阪国際大和田高校。数年にわたり特待Aに選抜された卒業生を数名お願いしています。果たして、入学時よりも成績が下がった子のほうが多い状況。国公立大学合格者数は右肩上がりですが、入学時の偏差値はもっと右肩上がり。つまり、高校での伸び率は低下しています。成績も努力も申し分ない子をお預けしたのに導いてもらえないケースが近年急増している現状に繋がります。高校在学時より何度かお願いしましたが、現場には全く届きませんでした。中学生のときに偏差値65オーバーの真面目優等生の進学先を聞いたときは驚きました(通称Fラン)。なぜ、そんな進路指導になったのか未だにモヤモヤが晴れません。せめて、今預けている子たちはしっかりと見ていただきたいと切に願います。15年前に大手前の併願として受験を勧めたときは「なぜ大和田(偏差値が当時は低かった)に」という意見も多数いただきました。それでも指導力と熱量は当時の啓光学園と並び素晴らしかったです。そう、過去形です。あの頃の指導力・熱量に戻ることはないのでしょうか。

 ちなみに薫英も栄枯盛衰。一時期は1年間留学しても帰国後に勉強三昧で関関同立へ導いてくれました。学校の先生方も一丸となって、風通しも良かったです。今年度から渉外担当になられた某公立上がりの元校長は、アポなし訪問でソーシャルディスタンスのため間隔を開広めに取っていたのに敢えて詰めてこられた上、椅子は出したまま。椅子を引くよう指導する立場の人がそれではダメだろうと実感しました。昨年度、コロナ禍の真っ最中に取材依頼に来られた日日新聞の偉い人がマスクずらして鼻をほじったこと(2回)と同じぐらいの衝撃でした。

 では、樟蔭高校のレポート。校風・教授力・授業態度・お勧め度を5段階で報告します。参考までに四條畷高校で「3」です。3.5以上でお勧めできる高校になります。校風4、教授力3、授業態度3.5お勧め度3。毎年、初めの学校は評価に悩みます。でも、ここを最初に見れたのは良かったかもしれません。平均的な面と、それ以上の面が見れたからです。通称「学園通り」と呼ばれるほど近隣に私立高校が固まってる立地。近畿大学付属高校・大阪商業大学高校・東大阪敬愛・アナン学園があります。ちなみに公立の布施高校・布施工もあります。その中で授業態度の良さはダントツでした。落ち着いた名門女子高の雰囲気ありです。近高には近大にいけるという大きなアドバンテージがりますが、その点を除けば「学園通り(公立含む)」の中で樟蔭高校がイチオシです。

 

志望校の選び方

  昨年、受験生のエンジンのかかりの悪さを嘆いていました。やっと受験生らしい雰囲気になったのは年を明けてから。チャレンジテストも問題の難易度から推して、平均点がとても低かったです。つまり今の中2・中3はとてもレベルが低いということです。いつも通りだったワンセの子たちは周りが下がった分、相対的に順位が上がり評定が想定以上に良く「5」が連発していました。当該学年では上の方に行くでしょう。このツケは大学入試で浪人生との争いになったとき顕著になります。それを危惧して、できることをしなくてはいけないと焦っています。

 余談が長くなりましたが、高校の選び方です。

1.(国公立・関関同立など著名な)大学進学するのどうか

2.進学するなら公立高校+予備高校か、私立高校か

※文理学科でも予備校は国公立で高2夏、私立なら高3から通塾必須

3.私立高校選択なら更に3択

(1)大学附属で普通に過ごせば大学進学が保証(関大北陽・近大付属高校)

(2)指定校推薦の多い高校を選択

(3)勉強をガリガリできる環境

 ちなみにとりあえず公立高校とお考えの場合は、今は普通科ではなく総合学科の時代です。また、どんなに面倒見の良い私立高校でも勉強する前向きな気持ちがない場合は置いていかれます。開明・桐蔭・大阪国際大和田のように入学時の偏差値がそこそこ高くても、在籍するだけで国立に行ける雰囲気を妄信(洗脳ともいう)し、現実に気づくのが高3の冬になるとどうしようもありません。

 もし、私立高校(専願)をお考えの場合はお子さま自信がどういう高校生活を送りたいのか明確なビジョンを持って受けてください。公立高校の場合は勉強は高校に頼らず、予備校(塾)に行き、勉強をやり始める時期を明確に決めてください。保護者の方へのお願いは「ブレない方針」です。一番避けていただきたいのは「部活等プライベートも充実させ、勉強も頑張って欲しい。大学は関関同立ぐらいは…」関大北陽以外へ進学した場合、最も非現実的になります。部活をする場合は余った時間は勉強に費やす・引退の時期とそこからの追い上げは必須です。

 

2021年5月28日金曜日

中間テスト速報

  緑・茨田中のみですが9割以上返却されました。学習奨励賞対象の480点以上は中3MY、中2SSYJSYが達成。中3HA、中2OYは僅差で逃しました。満点は中1FHIH中2SSIRMTKT中3HA、SE、MYから報告がありました。未返却があるので増える可能性はありです。中1はサービス問題なのでこれを維持できるのかが最大のポイント。中2はこの時期でもSSOYYJNRが自己ベスト更新してきました。1年の1学期よりも上げてきたのは立派です。中3はMYが自己ベスト更新の勢い。

 先ほど、Twitterにアップしたのですが、昨年度入塾した中学途中入塾生の全生徒平均点282点に対して今回123点アップしたのは凄い!ちなみに200点台で入塾した全員が400点を超えています。最低点が394点なので頑張りを褒めたいです。

 そして特進生の全生徒平均点は473点です。未返却があるため参考記録ですが、全生徒平均点でどこの塾にも負けないようみんなの頑張りを維持していきます。


 昼間に樟蔭中学高校の先生が来られお招きいただいたので、来週から高校レポートを開始します。忖度なしの高校レポートに乞うご期待。


2021年5月24日月曜日

足立より5/24

 

5月24日(月)

 コロナ禍が原因で多くの人が嘆き苦しんでいます。

 幸いなことに私の周囲には、感染の連絡も仕事を失ったなどの報告もありません。

 私自身ももちろん感染はありませんし、今現在ワンセルフは稼働しているのですから、生活の基盤を絶たれてしまったということはなく、過ごせております。

 でも、でも、でも、でも、6月4日の進学説明会と20周年の謝恩会が、緊急事態宣言の延長の是非の前に空前の灯にあり、いや、まことに堪えています。塾の行事を取りやめにするのは簡単なことですが、私の胸にはすんなりとは消化できない悶々たる思いが湧いています。怒りにも似た感情だと察知しています。

 この一年、もっとはるかに辛い目に遭い、悲しく、巨大に怒ってこられた多くの方々を、今頃になって思っています。

 中止が決定的になりましたときは、課題ビンゴに取り組んできた生徒たちには代替え案を示したいと思っています。

 ところで、(龍神もよく嘆きますが)子どもたちの様子にもコロナ禍の影響は間違いなくあります。大人の右往左往が社会や生活自体に強くシフトされてしまったので、単純なことに、大人の情が子どもたちに注がれる量が減ったのでしょう。大人の目がなければ子どもがだらしなくなるのは、己を顧みても知れたことです。塾生たちは、勉強はもうは頑張らなくてもいいとまでは思っていないけど、自然と緩めてしまったように映って見えます。

 お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、これはこれで危機です。子供たちの性根こそ未熟なのですから、今の情勢が晴れたとて、じゃあ今日からめちゃくちゃ頑張るわとは、ならんです。

 私には、塾では、勉強面からのお構いしかできませんけれど、全身全霊で塾生を愛さねばならないと実感中です。

 ちなみに、本日中2英語はそうした思いがベースになって、張り切り過ぎました?

最近の出来事

  6/4の高校進学説明会&創立20周年イベントは緊急事態宣言が延長された場合、原則中止とします。もし、鶴見区民センターが開館される場合は高校進学説明会は開催する方向で検討中です。卒業生と久しぶりに会える日をとても楽しみにしていたので非常に残念です。このイベントにかける思いが強かったため、モチベーションアップの機会を探さないといけません。

 コロナ禍で、ワンセの在り方を模索し続けています。昨年までのエンドレスは10時から10時が普通でしたが、塾内での飲食を避けるため(飲むのはOK)朝はオンラインまたは通塾、1時から通塾で原則20時まで、延長も21時を目安に終了しました。夜は空腹の限界を超えて残る子が多く、健康面に配慮したことが大きいです。短時間になったので要領良く勉強してもらいました。ちなみに、最も大きく変わったのは提出物の雑な子への対応です。かつてはお呼び出しを続け、強制勉強をさせていました。ただ、コロナ禍の昨今は感染拡大防止対応が大前提になります。彼らへ個別対応する時間や空間の提供が難しく「宿題・提出物は家でする」「塾ではプラスアルファのことをする」ことを今回のテーマに掲げていました。どうしても出来ていないことが気になってきたこれまでですが、今回は中間層に照準を合わせました。課題に対する取り組みなど目に見えにくい部分での手抜きを認めない方向で管理することに注視。手応えは今までよりも良いかもしれません。

 これまで「お預かりした全てのお子さまをしっかり見る」ことを根幹に指導してきましたが、手のかかる子に割く時間が長過ぎたのかもしれないと思っています。期末テスト対策では宿題・課題は自分で管理してでき、プラスアルファをする体制で臨みます。それが出来ない子は2週間前からZoomなどで家庭学習を管理する予定です。「放置しない」塾ですので、そこは不変です。

 ちなみに現在数学は中1と中2・中3は特進のみ教えています。中2中3の数学から一歩引いたのは公式を覚えてこない・基本的な途中式のルールを疎かにする子が気になりすぎたから。最低限度のことができない子は非常に気になるので時間を費やし過ぎた反省からです。

 その時間を中間層以上の子に割り振り、できることを増やそうと考えています。ワンセでは「間違い直し」「覚え込み」を重視していますが、問題演習をするのが目的になり復習が充分でない子、単純暗記が出来ても問題に生かせない子がいます。これらの課題がクリア出来たら全生徒平均450点も見えてくると思っています。いつまでも全生徒430点前後の平均点から脱出させたいです。

 最終目標は志望校全員合格です。今年は志望校選びがかなり遅いので危機感しかないところに加え、高校進学説明会も開催が危ぶまれています。代替会場も検討しましたが、緊急事態宣言下で移動距離が長くなることを懸念し断念しました。中止になったときのための資料を明日から作成します。

 タイトル違いになってしまいました。各学年の出来事は近々アップします。

2021年5月20日木曜日

足立より5/20

 

5月20日(水)

 本日、中1THに「やっぱり禰豆子やー」 頂戴しました !(^^)!  もうせんでー

●小4・小5国語:ビンゴの課題の一つ「文字制限しりとり」の本番でした。先週に2回練習をして、宿題の答え合わせでは普通名詞を意識しながら解説し、授業が終わる寸前にテストという運びでしたが、残念なことに誰一人クリアーならずでした。さて、今日から漢字週間に入りました。満点、当たり前がワンセ流です。お勉強不足を感じたら、補習とします。頑張ってほしいものです。

○授業後、久しぶりにじゃんけんを挑まれました。小6の5人を相手しました。2勝3敗でした。勝ったMYNHSKは大喜びです。ピアノの先生に叱られるんじゃないかと心配になるほどのはしゃぎようでした。

●中1英語:今日の皆さんはダメダメですよ。理由はわかってますよね。よい状態を続けられていたことが、英語という勉強をナメてかかる結果になったのですよ。ずっと「アーイム・エリナ」のレベルな訳ないでしょう。精度の高い勉強をして満点合格はIHだけ。がっかりです。レベルの高い授業をする必要はなさそうですね。次回のテストで熱のあることを見せつけてほしいものです。

2021年5月19日水曜日

足立より5/19

 

5月19日(水)

Wow!!!!  GッキーHのGんと結婚ですってーッ!!!!   

 本日、中1MRに「せんせー、それ、煉獄さんですよね♪」 頂戴しました !(^^)!   明日もやったんでー

●小5英語:「幼さからの脱却」を掲げ、小5英語と国語に力が入っています。書け、書け、読め、読めを押しまくっています。今日にはMOにもUMにも変化を感じました。字を書くスピードが上がっています。えんぴつを握る手に筋力がついてきたのでしょう。知っている言葉が増えてきたからでしょう。また、足立のまくし立てる授業に反応しています。よく聞いているので、よく頷きます。初めて知ったこと、納得のいったことに出くわすと、Uなどは目を大きく見開きます。でも、まだまだ。もっと賢くなろうな!

●中2英語&理科:授業前の再テストをふくむと、3時間半の長いお付き合いでした。お互い疲れました(?)長丁場のときは、集中力が持つようにときおり雑談をはさんでは笑いつつ進ませます。今日は皆さん妄想力が活発で、足立が可憐に踊る姿を思い浮かべたようです。 英語は「動名詞と不定詞の名詞的用法」&「接続詞」を勉強中ですが、文法的な難易度は高いです。基礎的な小テストをして様子を見ていますが、そもそもの理解が足りていないと感じる数名がいて気がかりです。 理科は「血液循環」を解説。でっかい心臓の絵をかいて説明しました。この頃はSSが「分かる」と大きく頷きます。MHIRもよく頷きます。他にはSYKTMN、ですか。こうして挙げてみると成績優良者ばかりですね。先生の話を聞くという当たり前のことが、お勉強には大事ということの良い証明ですね。

2021年5月13日木曜日

足立より 5/13

 

5月13日(木)

●小4・小6国語:次回にビンゴの課題の1つで「文字制限しりとり」を決行します。今日は、3分間で20個が書けるのか練習を2回しました。どちらの学年も1回目の練習後にワークの宿題の答え合わせをしながら、文章中に見られる「名詞」を囲んでみました。しりとりと言えば「ごりら→らっぱ→パンツ」と、見て触れてが可能なイージーな語を並べようとしがちですが、一文を読むだけでもさまざまな、レベルの高い名詞が入っているものだと意識させてみました。すると、2回目の練習では全員が1回目よりも数多く書けました。6年MYは3分以内に書き切って間違いもなし、合格!という初の生徒に輝きました。また、4年生たちの瞬発力と語彙力には今日も驚かされました。

○課題ビンゴの英語の「フラッシュカード・40」に、授業後4名がチャレンジしました。

小6MKKKSKがクリアー、小4YAがとても上手にクリアーしました。よしよし。

●中1は、ゴールデンウィークの宿題より、「理科」の課題テストでした。原先生、このためにお越しでした。中1は、お付き合いが始まったばかりで、誰がどんな努力の結果を見せてくれるのか楽しみでした。総合1位で英理キングになったのはOY。おめでとう!上位5名は1点2点の争いで、よい状況だと思いました。

 さて、中間テスト対策が始まっていますが、明日はR君と英語でマンツーマン。「足立先生と初デートだねー、シャンプー選んでねー」

最近の出来事

  ようやく各中学校の中間テストについて情報が出揃いました。決行:緑・今津・茨田、中止:鯰江・菫・横堤・旭東です。

 意外だったのは今津中学。すでにテスト1週間前を切っているので試験範囲の狭さから中止かと予想していました。ちなみに中1は初のテスト対策なので勉強の仕方を教えるところから。いや、それ以前に学校の授業態度を指導するところからですね。例年、自分の中学の試験範囲を知らないのは普通で、今日の授業でした内容を言えないのも普通。社会であれば、何でも良いから一単語学校でやったことを教えて、と言っても覚えていない・聞いていない子が一定数います。塾での様子をみていれば「さもありなん」というところです。とにかく自分で考えて行動できないのが最近の子の特徴かもしれません。言われたことの一部はやる、という感じです。指示待ちで、気づきを促しても待っていたらテストが終わり、入試が終わってしまうので様々な声掛けをします。

 中1はGWの宿題を期日までにまともに提出できた子は若干名。大半は修正して提出。それでも問題ない子は半分ちょいです。残りは適当が目立ちました。試験範囲と異なるところを再提出させても仕方ないので、これについては先送りです。ウチの子たちの平均点が高いのは出来る子を集めて授業しているからではなく、細かく丁寧に指導している結果だと思っています。放っておいたら勉強しない子たちのほうが多いですから、何とか目的意識を持って机に向かってもらうようにしています。目的意識を持ってもらえないなら具体的にやることを指示して管理します。正直、この管理が卒業後に無くなったらどうなるのかという心配はします。それでも、すべきことを伝えるだけ、とかヒントだけ与えて本人の自覚に任せるという指導方法で全生徒平均が430点前後になるとは思いません。

 中2は緑SSYJ鯰江MHが頭一つ抜けてきました。差を感じます。数学ではまだもう少し多い人数で授業していますが、そのほかの子には差を痛感して追いつく努力をして欲しいと思います。

 中3は緑SEに奮起を促します。今、頑張れるか・ふわふわするのかの大きな分岐点だと感じます。期待しています、というかこれ以上がっかりさせないでください、というか両方本音です。

 愚痴が多くなっているのは、本当に嫌だった昨年のコロナ禍における勉強意欲が低下しているのに自覚がない雰囲気が全く同じ状態になりつつあることです。更に受験生は高校についてまだまだ他人事で考えていません。7月の懇談会の時点では専願か併願は決定していてほしいです。そんな思いから私が一番焦っているのかもしれません。

2021年5月11日火曜日

足立より5/11

 

5月11日(火)

●小6英語:新課程を意識して、例年以上にプレッシャーをかけ、早期成長を目標にしています。基本的なこと、英語の長文を卒なく転写できるまでに仕上がってきました。リピートで読むことに抵抗がなくなってきました。書くスピードがついてきました。単語を覚える努力が自然になってきました。準備が整ってきましたから、そろそろ文法的な解釈に移ろうと考えています。 ところで、次週は長文転写のテストだから自分の転写に間違いがないか見て欲しい人は授業後に声をかけてね、と言ったところ、やってきたのはMKだけ。さびし~ ちなみに、彼女は「課題ビンゴ」のテストも受けにきて、自分の弱点の確認済んだわよッ!他はどうなってるの?

●中3理科:ゴールデンウィークの宿題より、課題テストでした。既に三好から英語科の50点分は聞いており、理科の50点分の合計で「英理クィーン」の決定となりますが…予測の範疇を超えないいつもの結果が待っていました。英語50点満点+理科50点満点、ようするに100点で総合1位のHA、おめでとさん。プライドを見せつけましたね。 さて、課題テストは宿題の習熟度を測るのが目的なので、テスト問題はほぼ宿題と同じです。8割以上の結果を及第点だと言い放っても甘い言いようです。このボーダーをクリアーできない明らかに不勉強の君は、今、何思う?

2021年5月10日月曜日

足立より5/10

 

5月10日(月)

 今日は、愚痴です。

 う~ん、まったく、もう、いろいろなことが不穏ですね。緊急事態宣言のこと、ワクチン接種のこと、オリンピックのこと。

世情も大人もわちゃわちゃのしっぱなしなんだから、傍で見ておる子どもたちがしゃきっとした気持ちで日常生活を送るはずがない、勉強と向き合ってくれるはずがない、のですかねぇ?ゴールデンウィーク中の宿題やその課題テスト、20周年記念の課題ビンゴから生徒たちを見ますと、意識の高さを感じられる数の少なさに、がっかりしています。

親御様、息子や娘にどうあることを望まれますか。御当人、自分のゆるさを知らなさすぎです。勉強の世界はこうも甘くはありません。鍛えずして成すことはありません。一夜漬けや三日坊主のような勉強は通用しません。努力が実を結ぶのは本当です。そうした輝かしい例を、それこそ私は20年以上見てきているのです。もっと励みませんか。お勧めします。

ワンセは、よい授業をしてますよ、こうすべきああすべきと正しい道を説いてますよ、情に篤いケアが毎日のように行われていますよ、すごい塾やないですか。一生懸命に打ってるのだから、響いてくださいよ。

●小5国語:熟字訓のテスト、満点合格なし。ようさんペナが出ました。忘れ物、多すぎですね。授業後に話しました。届きましたか?次週から始まる漢字テストに期待しますね。

●中1英語:課題テストの満点、NYのみ。まずはYを褒めるべきです、素晴らしいと!

他は?

●中2英語:難易度が高くなるよ、教わったことは復習して次限に臨めといいましたが、スルーの多いこと。こんなに手応えのない授業をしたのは久しぶりです。GW明け、一発目の授業は大嫌いです。

 

2021年5月7日金曜日

最近の出来事

 コロナ禍のGW明け、昨年は祝日返上で分散授業を実施していました。みんなの気持ちが緩んでいたからです。健康で感染拡大防止に努めるのが最大の目的だった昨年は家でダラダラしていてもゲームばかりしていても黙認する状態でした。受験生は全く自覚なく、冬まで勉強する雰囲気はありません。仕事上、最も嫌だったのはみんなの気持ちが前を向かいことでした。今年はそんなことにはならないと思っていた矢先…
 
 去年と受験生の雰囲気はそっくりです。志望校や将来について考えていません。昨年から気をつけて色々話をしてきたつもりですが、非常に悲しい気持ちになりました。公立・私立を決めている子が若干名で、まだ決めていない、というか、進路について他人事で考えていない子が大半なのだとわかりました。今までは全力で引っ張っていきましたが、これからはやる気が重要です。志望校の無理を言わないなら構いませんが、この仕事を生業として選んだ者からすると、物足りません。受験期は頑張ったと自信を持って語れるように過ごして欲しいと心から願っています。木曜日にご家庭で将来についてしっかり話して欲しいと言いました。是非、家族会議を開いて色々話してください。
 
 小4算数は角度について導入。円は360度であることを知っていたのはTH。当然ですが、360度が最も大きい角度でそれ以上の概念はなかったようです。多角形の内角の和などではそれ以上の角度が出てくる話をするとYAと共に興味深そうに聞いて、授業後に「楽しかった」と言っていました。そのように考えたり感じたりしてくれるのはこちらも嬉しいです。MEは頭の回転がドンドン速くなっており成長を感じます。
 
 小6算数は文字式についての導入。その中で( )について話しました。本来、特進クラスでしか話さないのですが、大学入試や大学生になったら自分の考えた式を採点者に分かりやすく伝えるために非常に有効的だという話です。みんな興味深そうに聞いていました。数学担当として嬉しい反応です。
 
 中1は宿題について目を光らせ続けた結果、ようやく悪くない状態になりました。元々性格的に爽やかで「良い子」が多いクラスなので授業自体は楽しく展開できます。社会では出来た者帰りを実施していましたが菫KNや旭東MT、茨田WSは面倒見良く、自分が終わった後も残って丸付けを手伝ってくれていました。

 中3は熟字訓ノーミスで緑HAと緑MYがビンゴ一つクリア。漢字累計7本合格でHAと緑SE、MSがクリアしました。ちなみに20周年謝恩会の景品の一つでノイズキャンセリングと外部音が取り込めるワイヤレスイヤホンを用意しました。



  
 
 
 

2021年5月6日木曜日

足立より5/6

 

5月6日(木)

 ゴールデンウィークはどのようにお過ごしでしたでしょうか。

私は、ガッツリ仕事し、普段にはほとんど見られないテレビ番組を堪能しました。それで、クイズ番組の多いことと、その解答者に東大の現役生や卒業生が重宝されていることを知りました。へぇと感心する頭の片隅で、(かしこ共よ、一体全体何やってんだ?クイズ作ったり解いたりするための東大じゃあなかろうよ、かしこはかしこにしかでけへん仕事せえよ!)と、思った次第 ”(-“”-)”

●小4&小6国語:「課題ビンゴ」から「熟字訓」のテスト日。「書け」ではなく「読め」なので、らくちんなオマケ課題と思っておりましたが、期待したほどの結果ではなくて残念です。小4はMEのみ合格。小6はHUISMKKKNHSKの6名が合格。

●中1英語:GW中の宿題の答え合わせからスタート。皆がしっかりと宿題をやり込んでいたので、気分よく授業を進ませることができました。「一般動詞」の導入時も鋭利なプレッシャーをかける必要のないよいムードが続き、足立の愛するS様やY様、J談義に至りましたが、これに関しては「好きです」をbe動詞だと答えたOのせいです(責任転嫁・笑)さて、次回は課題テストです。英語キングorクィーンをゲットしてください。

●中3理科:こちらもGW中の宿題の答え合わせからスタートです。授業は「イオン」から「電気分解」に移ってますが、宿題で「生殖・遺伝」の復習をしたのは、彼女たちにはプラスにはたらくことでしょう。今日は、うなずきっ子にNMSMがずっと私の目におりました。電池の話に興味ありでしたか? もちろん次回は50問テストですが、その勉強用に宿題と同じプリントを全員がおねだりしました。小喜び中です♪