2016年9月29日木曜日

9/28.29の出来事

朝から上宮高校に行ってきました。去年より少し落ち着いた雰囲気になっており、プレップコースは300数十人中100位以内に入れば関関同立が見えてくる、というのが同等レベルの公立高校ではありえない私立らしさが伺えます。教授力3、校風3+、CP3-おススメ度3

夕方、諸口へ行き中3茨田北中3と国語テスト対策。短歌を急ぎ足でしました。40分ほどで何とか解説を終えて、初の小5の授業。算数を中心にして分数と小数の計算の仕方を確認しました。初々しくて非常に新鮮でした。

その後、今福へ移動して中1の授業は数学の宿題解説から。方程式の文章題をできるようにしっかりと仕込んでいかなくてはいけません。緑AKが変わらず順調です。ほんの少し勉強法を変えれば成果が随分上がるだろうと思える鯰江SAと緑MHに期待しています。旭東MCは努力を継続して定着しているのがいいですね。

中3は教科書内容の確認をしました。万葉集の解説をしましたが、放出YHや緑KMがツボにはまって爆笑。横堤YRは慣れてきたのか様々な本領を発揮してくれるようになっています。最近控えめなマイケルにクラブ引退後、期待しています。話題に上ることが少なかった緑YRが久しぶりに注目を浴びていました。女性上位の雰囲気なクラスですが男子の更なる活躍を楽しみにしています。

29日は今福で雑務をこなした後、諸口へ移動。ちなみに個人事業主にありがちな消費税を使い込まないように毎月納税準備積金をしているのですが、1年ものにしたため春まで手をつけられず別に準備する必要ができました。次回からは半年積立にしなくてはいけません。ところで雨が降り続いていますが、明日の体育大会は無事に開催されるのでしょうか。中学・高校の移動で時間がかかります。

昼から諸口で中2茨田北・菫連合で数学をしました。点数は悪いものの菫NYが悪くない仕上がり。逆に快調に見えていた茨田北の子たちは基本に忠実な問題はできるもののほんの少し応用したものは極端に出来が芳しくなくなりました。理解力は良いので結果に期待しています。SYFSISは今日のテスト結果に自信ありと言っていたので楽しみです。それでも茨田北の上位ベスト10にほとんど入っている彼女たちですら、応用が怪しいことに一抹の不安を覚えます。ふと気づくと、菫中も茨田北中も女子しかいないのですね。進学塾は女子が多いという新説は真実だと思います。かつては逆だったのに時流は速いです。そうえいば3年KFも結果に自信ありと言っていたので期待しています。

夜は中3数学で五ツ木の過去問にチャレンジ。茨田中だけですが、トップIYSMが続きました。茨田北中学生との平均点差がかなりあるので精進させなくてはいけません。解説だけで軽く10時を超えて気になる問題があれば聞きにくるよう言いましたが、誰も来なかったのは残念です…

2016年9月28日水曜日

9/27の出来事

久しぶりに朝から予定がなかったので散髪に行っていました。テスト対策の準備をして小6の受験対策をしていると待望の五ツ木が到着。茨田北KFが学校トップ。緑HA・HNRがベスト5には入っています。両中学の上位5人中2人がワンセの子たち。ん~、少々物足りないです。次回はもう少し上位独占できるように鍛えていきたいと思います。ただ2週間前と比べると緑中の2人は間違いなく実力がついています。茨田北は今回が初の結果で良くてもフロックと言われかねないので高得点はキープしつつ、納得できない結果だった子は次回頑張ってもらいます。最重要なのは11月の五ツ木と実力、公立組はプラス評定です。

TNと2回分の過去問解説をしましたが国語力がついてきたと感じます。清風は国語も算数もそこそこ難しいのですが国語は8割超えでした。他方、算数は…

中3特進数学はようやく形がついてきました。8名参加ですが、半分は家庭学習(復習)をしている形跡がなく座っているだけです。今は女子が多く今福生のみでしています。でも、諸口から数名が合流すると一気に置いていかれるでしょう。ハイレベルな問題をすると安定して緑HA・Hがトップ。二番手以降は及第点以下で割愛。が一番なのは勉強時間とモチベーションです。私(僕)はついていけないかも…と言って未だに勉強を始めていないのは一番ダメですよ。

中2は大量の宿題とワンセタイムの解説でタイムアップ。一次関数と連立方程式の簡単な応用問題ができていない現状が気がかり。定期テストの過去問レベルで6割程度では心配です。最近の子たちは初見の問題に弱い傾向があるので、文章題を解けるようにする必要がありますね。

2016年9月27日火曜日

9/26の出来事 完成版

今日は朝から大阪産大附属中高に行きました。最近は地元併願人気が高いことをお伺いし、人気が出てきているのだと思いました。先週に行った大商大高校の後に見た後なので特に良く感じました。教授力2+校風3-CP2+おススメ度3-。前回のご訪問時と比べると中学生が随分良くなっていました。前回は地元緑中よりも自由度の高い授業風景で私立中学のメリットについて考えさせられるものでしたが、「地元中学には絶対行きたくないけれど中学受験の勉強をしてきていない」という子にはいいのかもしれません。

夕方、小3の授業は算数で新単元の重さについてしました。km,m,cmの概念についてから解説。重さも同様にt,kg,gの話をしました。1tは1000kgというのはクラスの全員の体重+先生方の体重と説明すると、なんとなくわかりやすいようです。また今福鶴見から蒲生4丁目や横堤駅までも1kmなのでイメージしやすいですね。身長で考えると130cmは1m30cmといえるのでこちらもイメージしやすいです。ただ、小数点への単位変換は全員完全理解するには時間がかかる単元です。

小4算数は桁数の多い割り算をしました。理解度や正答率は悪くないのですが、欲を言えば少しスピードが遅いのが気がかりです。最近NK算数で良い伸びを示しています。小5算数は小数と分数の混じった計算問題の導入。口をすっぱくして言い続けてきた約分のし忘れがようやく落ち着いてきました。10月17日から下半期の時間割になり、国語の漢字テストに向けての意識の低さが気になるので5年生は国語を持とうと思います。

夜は中3数学。公立過去問の結果、トップはお初の緑MK、二番手横堤MMそしてどさんが続きました。ようやく最高点が8割超えになり受験生らしい結果を取れるようになっています。緑NRは夕方からやって来て小学生の後ろで黙々と自習をしていました。受験生らしい風物詩ですが、半そでの時期にやって来るのは2年ぶりです。

最後は中1国語。漢文の導入で文字の読み方についてやりました。文字は上から順番に読むのが決まり(当たり前ですね)なのに鯰江TKは四苦八苦していました。相変わらず良い味を出してくれています。

2016年9月26日月曜日

宿題・課題

卒業生たちや既存生に宿題に関するアンケートを取ったことがあります。「非常に多い」「やや多い」「普通」「やや少ない」「非常に少ない」から選ぶのですが、非常に多いは0人。やや多いが1人で1%未満。その他99%以上が普通、またはやや少ないという返答でした。また卒業生によると自分のペースで勉強できる時間が多くいのが良かったという意見が目立ちました。

レギュラー時間は中1・中2が週7時間で中3は同8時間です。現高1の子たちは秋以降平均で30時間以上塾で過ごしていました。全員がクラブを引退すると、早めに晩御飯を済ませて自習しに来る子がほとんどでした。

ところで、子どもたちは気にもかけないのですが、親としては晩御飯を何時に食べるのかは大切な問題です。男の子だと「やっぱりいらない」となると残る量が非常に多くなるので毎日毎日気を揉んでいます。女の子だと「やっぱり今日は食べない」などと言うとご家庭でのやり取りが想像され、非常に恐縮に思います。

話がそれました。高校生になってから自分で勉強できるようになって欲しいという思いが年々強くなっています。かといって小中学生に自主性に任せて勉強させたら9割の子は何もしないのは火を見るより明らかです。だから授業はいつもどおりにこなした上で個々に課題を与えて自分なりの勉強法を見つけて欲しいです。また、最近同じぐらい気になるのが前回の授業内容を復習してこないことです。何をやったのかノートや問題集をほんの少し見直してくれば次の授業はとてもよくわかるようになります。わずか数分で済むことで効果は絶大。その習慣ができれば学生の間、困ることはないでしょう。

大手塾では講師の技量不足を宿題の量でごまかします。そして成績が上がらなかったときの言い訳として宿題をきちんとしてこなかったと言うわけです。そういうマニュアルを作成していました。最近ではその傾向は減少しつつあり、その代わり「自己責任」に全て押し付ける形となり一番上のクラス以外は…という状態です。少量の宿題を徹底的に丁寧にやらせることを定着させるのは永遠の課題です。

エンドレスの出来事

週末は諸口でエンドレス。土曜日は朝から茨田北中2国語で徒然草と漢字の読みについてしました。先週末にほぼ同じことを茨田中2にしたら見事に授業で話した内容が抜けており、少々テンションが下がり気味だったのですが、彼女たち(全員女子)は違いました。FSIS、NM、MA、SYは良い子ちゃんたちです。学校の授業をしっかりと聞いているのがいいですね。授業態度を良く見せかけるだけで本当は話を聞いていない子が学校現場でも急増しているらしく、彼女たちの真面目ぶりを嬉しく思いました。今福からは中2鯰江SR、菫MH,蒲生HMTYがやって来て勉強を頑張っていました。

土日ともに緑中3NRHA・Hが受験勉強。はここまで9/12から14連勤ならぬ14連塾。私のいるところにいつも現れます笑 そんな子は10年ぶりです。それに引っ張られるようにクラブを引退したRもスパートを駆け始めました。過去問を解いていますが、2人とも過去の大手前四條畷受験者の平均点を超えています。ただ、大手前合格者平気点よりも残念な結果に終わった子たちの平均のほうが高いので油断は禁物。彼女たちの姿に触発される子たちがドンドン増えて欲しいです。「賢いから」と自分の努力不足を棚に上げて言い訳するのはみっともないです。志望校が決まり合格目指して頑張っている子と、志望校が決まらずモチベーションが上がりきっていない子がいますが、ここから全員前を向いて頑張っていきましょう。

日曜日は中3茨田北の子たちと社会をする予定でした。でも受験生にもなってテスト4日前で試験範囲すら知らず、課題・提出物が手付かずの子が多い状況を見てそれらを優先させることにしました。

2016年9月24日土曜日

9/23の出来事

長い一日がようやく終わりました。朝は四天王寺高校の説明会を聞きに行きました。実績は抜群で、基本的には自主性を尊重する公立タイプですが環境に恵まれています。ただ、進路指導などは学校に任せず、自分で調べていく必要があります。おススメ度は4+です。昼から大商大高校に行き校長と情報交換をしました。「かつての卒業生は母校だと恥ずかしくて言えない」という旨のことを申し出て、OBが誇れる学校にしてほしいと言いました。その返答は「OBと言えないのは隠し事をしていて人間性を疑う」という趣旨の発言でした。唯我独尊で他者への思い遣りがなく、言行不一致の自覚がないことからしばらく縁が遠いかと実感。皮肉を込めて「私は子どもたち全員のケアをできるジェネラリストになりたいし、それを目指し続ける」と言いました。ちなみに緑中や鯰江中のほうがずっと授業風景や先生の授業に対する姿勢も良いです。教授力1校風1+CP1+おススメ度1+。その後近高に行ってプロジェクターやIT化に関するものを見せていただきました。電子黒板やプロジェクターは避けて通れないようになっています。それがいつになるのかですね。

トイレに行く間もなく今福に着くとすでに4時過ぎ。小6算数は反比例を終えて体積や容積の問題をしました。新入生SSが来てにわかに男子色が強くなり雰囲気が明るくなっています。新鮮味もある新入生に既存生が良い刺激を受けて、相乗効果もあります。国語では短歌・俳句の解説をしましたが、ここ最近の授業は背景の説明に力を入れています。高校の先生方と話したときに「日本人留学生は嫌われる」ということを聞きその通りだと思いました。それは外国人は日本に興味があるのに日本人は自国に興味がなく答えられないのでコミュニケーションが図れないからです。着物や寺やお城といった日本独特の文化について何も知らないのです。せっかく四季があるのにその理由も風土も説明できません。習っていないし興味ないからです。日本史を知識として応えられても議論はできません。なぜ幕府が興隆を極めたのか、その他様々な背景です。私は昭和と平成を知り、戦前戦後のことを先人より伝播されたことを授業を通じて文化継承していきたいと思っています。

その後、中1中2が入り混じって数学の補習プリントにかかっていました。最近、自分流の勉強方法を探せるよう問題演習と復習を自分でする時間を設けています。1から100まで懇切丁寧にやりすぎると依存率が高くなりすぎて自分で考えた勉強をしなくなるからです。本当はとてもとても口を挟みたいのですが、敢えて見守る時間を作っています。当然、普段の授業は管理しておりワンセタイムでマメに理解状況をチェックしています。敵もさることながら(?)私の思惑とは別に上手に及第点を取りますが、本来の目的である基礎学力の定着ではなく、合格が目的になっている部分が少し不安です。だから他の日に呼んで問題と数値だけ書いた答えを用意して、できなければ他の日にも呼ぶという見せムチを用意しながらやらせます。自覚で勉強できる子は見守るだけです。もちろん、自力で出来ない問題はしっかりと解説します。

ところで、去年もブログに書きましたが「成績上位者には手厚く下位には…」という口コミ評価をいただいたのは未だに考えさせられます。おそらく中2までは成績下位者のほうが圧倒的に呼び出され、話し込みもされています。それを中3の夏まで続けて、両手を差し出し(補習への参加呼びかけ)続けて、秋冬になっても手をつかんでくれないなら諦めています。勉強から逃げ続けてもかなり追いかけます。とても労力が要ります。真面目に頑張る子に補習をするより数倍疲れます。それでいて思いが届かないなら、手を差し出さないほうが楽だとも思います。宿題忘れやルーズなことに少し目をつむれば楽しくわかりやすい授業が展開できます。…でも、やはりできないことが気になるのです。どんな熱心な学校でも勉強する意思のない子を引っ張っていってくれません。道を踏み外しそうになったら真剣につきあってくれるのが一番面倒見の良い学校だと思います。だからこそ最後まで諦めない大人が1人位いてもいいと思うのですが、誰にも良い結果にならないなら考え直さなくてはいけないのかと様々な思いが頭をぐるぐる駆け巡ります。

2016年9月22日木曜日

9/21の出来事

朝から某学校の説明会に行って来ました。おススメ度1の学校で教授力、校風ともに2以下ですので名前は控えさせていただきます。学校説明会の詳細が決まりましたのでご参加いただける人はお待ちしています。

9月30日(金)
19時芦間高校
19時40分咲くやこの花高校
20時10分咲くやこの花中学

10月7日(金)
19時近畿大学附属高校、大阪高校
19時40分大和田高校、好文学園高校
20時10分東高校
※各校30分程度

例年9月は比較的落ち着いており、10月から少しずつ入試色が強くなるのですが過去最速のペースで入試問題に取り掛かり、肉付けをしています。今年は必ず志望校に全員合格です。流れで中3数学から。公立過去問をしました。トップは初の緑MKかと思いきや採点ミスが発覚しトップはマイケル、2番にMK、そして横堤MMという順番になりました。ただ点数としてはかなり物足りない結果。トップで6割ちょいはいただけません。今後の伸びに期待ですね。

最後は中1数学。緑AKが課題テストで学年トップだったと嬉々と報告に来てくれました。課題テストは表彰の対象外ですが、何か考えようと思います。彼の努力は素晴らしいですね。ワンセタイムで2学期中間の過去問をしました。トップは緑AK。それでも点数は及第点に至りません。他の子たちは少し中学生活に慣れて気が緩みがちです。さてどうやって引っ張っていくのか…

久しぶりにワンセのアルバムを見ていたのですが、10年ほど前までの分が5冊あります。年に一回の遠足と卒業旅行は恒例化しましたが、単発でいろんなところにみんなと行っていました。色んな遊びのイベントを企画しようかと思っています。アクティブラーニングが流行りですので、ここは子どもたち主導で意見をまとめたいと思います。


2016年9月21日水曜日

9/20の出来事

台風が近畿にも上陸し大きな影響を及ぼしました。茨田中学はテストが延期となり、エンドレスが一日増え、こちらも時間割の大幅な変更を余儀なくされてドタバタしました。

夕方TNがやって来て受験対策。ようやく安定して国語算数は7割を超えられるようになりましたが、社会の暗記の遅さが気になります。春先にはほぼなかったミスが少し出ているのも懸念材料の一つです。これからしっかりと追い込んでいこうと思います。

その後、五ツ木自宅受験組がやってきて4時間ノンストップでテスト。なかなか疲れた様子でした。それでも終わってからそのまま五ツ木書房会社に持って行ったようです。回復が早いですね。

中3特進数学では大和田の過去問。トップは緑HA・H。二番手以降は昨年度平均点以下なので割愛します。約10名いる中で実際に大和田志望者が多いのですが、できなかった問題をどれだけの子が復習しているのか疑問です。順調に成績が上がっている子と何度しても点数が上がらない子に二極分化されます。よくいう危機感と自覚の差ですね。トップのHA・Hは先週末からの3連休全て諸口に来て勉強していました。彼女がトップなのは成績ではなく、勉強に対する努力と知的好奇心の豊かさです。気持ちで負けないようについてきてください。

中3社会も緑HA・Hがトップ。二番が横堤OSMM。この序列も最近安定してきています。覚えこみができているかどうかは今後わかりますので、名前の挙がってきていない子たちのスパートに期待しています。

夜は中2国語、数学。数学では証明の仕方をしました。菫中学がテスト8日前に迫っているのにエンドレスがクラブの試合により全く参加できないことがわかり、危機感を覚えています。中2は現状維持が大変な時期でもあり、心が勉強から離れる時期でもあります。最近、中3を筆頭に低学年になるにつれ、授業中に解説を集中して聞けない子の割合が急増しています。もちろん高レベルなことを望んでいるのですが、頭を使い慣れていない、鍛えていないということですから抜本的な対策を検討中です。最近、横堤SYの意識が上がり、それにつれてYYもじわりとやる気上昇中。鯰江SRも悪くないのですが、わからない問題が出てきたときすぐに聞く習慣は良くないです。もう一歩調べてから聞くという姿勢を身に着ければ大きく成長できると思います。

ようやく最新版の高校偏差値一覧が完成したので配布しました。この表は五ツ木の模試データを基に合格者平均偏差値を掲載しています。公立高校では合格最低点の発表はないのでその他のデータ複合的に推定していますが、誤差は700点満点で3点前後だと思います。また、合格最低点や入りやすさから推定する偏差値一覧表は配布しておりません。懇談会やお電話などでお聞きください。

2016年9月18日日曜日

高校を見ておもうところ

今年は例年より多くの学校を訪問しています。公立高校を訪問しいていて殊に痛感するのは先生方の向上心のなさ。授業に対しても、子どもたちに対しても、現状をより良くしようと姿勢に大きく欠けています。それでいて自分たちは「やっているつもり」なだけ。自称「面倒見の良い学校」は「質問に来たら授業後でも対応します」と喜色満面のドヤ顔で言われました。同時に質問に来ない子は何もしないとも言っていました。ついていけない子には聞きにくるよう呼びかけている(だけ)です。某元公立トップ高校の校長が勘違いした理由がよくわかります。教授力3、校風3-、CP3-おススメ度3です。全ては本人の自覚に任されます。自覚で勉強できる子は大手前に行った子の中でも半分はいません。適正な時期に予備校や塾に行くことを強く勧めています。独学(高校の勉強だけ)で国公立大学に合格した子はいません。逆に公立高校で残念な結果に終わった子たちの現状を聞き、よく見ていただいているなと本当に実感します。同時に全員が半年間でかなりの成長をしていることを知り非常に嬉しく思っています。

私立中学校高校の説明会では知り合いの塾関係者が多く来ます。きれいなホテルや設備のある場所で行われ、年々個性がなくなっています。そんな中で有名高校でも行ってはいけない高校リストの上位にある学校は存在します。大手塾では好んで受験させる学校の説明会で知人に「どれぐらいここを受けるのか」と聞かれ即答で「受けさせません」と答えました。知人は校長などに挨拶され優越感に浸れるから勧めているようです。上司が部下に接するような態度で高校関係者にも「上から」でした。多くの受験者という虎の威を借りる狐です。「課長島耕作」という漫画で引退後の社長の元へ誰も年賀の挨拶に来なくなったという場面が過ぎりました。木を見て森を見ず、の典型で高校についても知ってるつもりです。情報は上書きが大切なのでしっかりと収集に努めようと改めて思いました。

ところで、ウチで預かっている子が積極的に自覚を持って勉強できない性格のとき、どこを勧めればよいのか頭を痛めます。模範解答のない答えをベストに近づけられるよう個々の顔を思い出しながら合いそうかどうか考えています。また、どんな熱心な私立高校でもやる気がない子を全力で引っ張っていってくれる学校は存在しません。

でも、小中学生はそれではいけないと思うのです。情熱や愛情、人情という言葉は流行りませんが、それでも私は気持ちで全力で引っ張っていく塾でありたいと思っています。さらに勉強はもちろん、性格的な部分でも成長してほしいですし、そのお手伝いをしたい、しなくてはいけないと強く感じる今日この頃です。



2016年9月16日金曜日

9/15の出来事


朝から好文学園女子の説明会に参加し、学校の様子を見させていただきました。旧福島女子でバブル期の評判は決して良いものではありませんでした。ただ、いち早く女性教育に力を入れており学校の雰囲気はとても良かったです。近年、進学にも力を入れ、国公立大学を目指す特進コースは17名という少人数で非常に面倒見の良い学校です。入学時から卒業時の偏差値上昇率が秀でています。魅力的なのは特進に入学すると学費負担が公立以下になることです。
教授力3-
校風5
CP5
おススメ度5

昼からは大阪高校に行き、長い時間情報交換していました。私立高校の中では最も改革が遅かった学校ですが、その分変わってからは速かったです。男子校の興国、女子高の好文学園と並び伸び率の高い勢いのある高校です。非常に残念なことは高3における茶髪率が高かったことでイメージが大きく損なわれます。他の部分が良く、すぐに改善できることなので今後に期待しています。特進に入学すると、大阪府の就学援助が満額あるご家庭であれば交通費のみで通学できるケースもあります。
教授力3-
校風4-
CP5-
おススメ度4

諸口へ移動して4時過ぎに到着するとすぐにIKが到着。9月に入り彼の成長ぶりは目を見張るものがあります。先週は夏期講習中の優秀賞で表彰され、副賞のQuoカードを使ったと嬉しそうに教えてくれました。一つの勉強のストレスの壁を乗り越えようとしていることを嬉しく思います。

夜は中3社会で第2次世界大戦以後をしました。流れだけではなく、背景を中心に話すことを心がけました。日本史を外国人に話せ、議論できるようになってほしいと思います。最近、受験生なのに雰囲気が良い意味で柔らかくなっており、授業していて少し楽しいです。ただ、9時過ぎに終わると残って勉強する子はなく全員帰宅したのが残念…

その後、中2数学・国語。過去問の結果茨田北ISが満点。基本に忠実な問題は強いですね。国語では徒然草を解説。テスト対策なので解説中心の授業になっています。平和な一日でした。

2016年9月15日木曜日

高校レポート&9/14の出来事


清風中学高校の説明会に参加しました。非常に良い話をたくさん聞き、説明会の後には良い情報交換もできました。ただ、典型的な言行不一致を実感しました。高校部門からお預けした子たちにはあまり興味がないようで、現場でしていることと教育方針に随分な差を感じます。学校の中を見ていないので校風などはわかりませんが、お勧め度は3-です。

夕方からはTNと受験対策。解説は終わり実力をつけていく時期です。今後どれだけ実力をつけてミスをなくせるかが最大のポイントです。並行して小3小4の補習を実施。

夜は中1数学から。先週同様、授業中の集中力の散漫や課題に対する意識の低さが少し気になりました。聞く姿勢が充分とは言えません。最近の子たちは特に乱れたことをしない分、話を聞いていないことを見抜きにくくなっています。解説をしているとき、顔を上げて真剣な顔をしているだけで全く話を聞いていない子が急増中です。小学生は見抜きやすいのですが、中学生は巧妙に話を聞いていません。かなりこまめにチェックをしていく必要がありますね。

最後は中3数学解説と公民の解説。数学は大本命の一次関数を表から読み取る問題でした。最後の山場で公立数学AB問題における出題率は過去20年以上100%です。これからは演習と解説を繰り返す授業になります。少しやり残した歴史の復習は9月に公民が終わったらやろうと思います。

2016年9月14日水曜日

高校レポート&9/13の出来事


帝塚山中学高校の話をスイス南海ホテルで聞いた後、今宮高校に移動する道中ミナミのど真ん中にある「くら寿司」に行きました。堺にできた1号店で1100円でお寿司を食べられる感動を思い出し、感動に浸っていました。100円ならネタがシャリから落ちていても全く気にならず、今は競争原理が働き100円でもスシローやはま寿司と比較される時流を感じます。帝塚山中学高校は学校を見ていないのでお話した内容からおススメ度4+です。関学コースはおススメ度5です。

次に今宮高校に行きました。教頭先生は本当に素晴らしい人格の方です。でもそれが学校全体としての教授力につながりません。
教授力2-
校風2
CP2
お勧め度2+

 

夕方、今福では何人かのお呼出しと補習。メインは小6TNの受験対策。昨日解いた過去問解説がメインでした。これからの時期は自覚による復習(間違い直し)が極めて肝要で、今日解けなくて解説を聞いてわかった問題を次回解けることが一番の目標です。それをやり続けていれば3カ月でまだまだ伸びるでしょう。

 

その後、中3特進数学。横堤MMが急上昇中です。できることが毎日増えており、男の子独特の瞬発力を実感し嬉しく思っています。ただ特進の補習は7時半前に終わっているのですが、その後自分の意志で残ったり特進以外のメンバーが自習に来ることはありませんでした。9月になりモチベーションが上がった子は数名、まだ取り残されている子が半分ほどいます。受験生らしい雰囲気をクラス全体に拡充させていきたいと思います。

 

夜は中2の授業。実は10月からの時間割編成を毎日考えている中で、現在の国語数学担当から数学を外そうと思っていました。叱らなければいけないことが多いと思ったからです。今まで数厳しい意見を述べることが多かった彼らですが、急に落ち着いた良い雰囲気になりました。この状態ならクラス全体でレベルの高い授業を展開できそうです。足立と家庭学習の不足を嘆くことが多かった彼らの急成長を嬉しく思っています。

高校レポート中間報告

今年は初めて訪問する高校が多く、今までご縁のなかった公立高校にも積極的に足を運んでいます。公立高校を一括りにはできませんが、先生方とお話していると共通している事柄があります。それは現状に満足して向上心がなく、周りをみていないことです。廃校の危機になっても焦りはなく、良い取り組みをされている他校を参考にしない。正直、預けたくない高校のほうが圧倒的に多いです。いや、預けたい学校がほぼないと言っても過言ではありません。個人的に総合学科を普通科よりもお勧めしているのは選択の幅が広いからです。でも、現場の管理職ですら他校比較や客観的な評価をできていないのです。そして判で捺したように「ウチは○○な学校です。それで良ければ来てください、というスタンスです」とおっしゃいます。つまり積極的にウチの子たちを欲しいわけではないのです。公立だから当たり前なのに私立中心に見ていると全てが受身なのだと実感させられます。勉強に積極的で自分の意思でやれる子でないと大学勉強はかなり厳しくなるということでしょう。

2016年9月12日月曜日

高校レポート&9/12の出来事

朝から明星高校に行って来ました。数少ない男子校の一つで国公立大学の進学数が多い反面、私立にしては珍しく浪人生も多いです。無難に良い学校ですね。、昼からは大阪市立東高校に行きました。咲くやこの花、東は公立高校として本当に無難な学校です。人柄の良い先生方がいらっしゃいます。大手前や天王寺にも共通していますが、基本的に自主性を尊重しますので「引っ張っていってほしい」「流されやすい」タイプのお子さまには向きません。本日、発表しますが今年度説明会は9月30日(金)7時芦間高校、7時40分咲くやこの花高校、10月7日(金)7時近畿大学附属高校7時40分大和田高校、8時10分東高校となっております。なお好文女子と大阪高校は日時未定ですが実施予定です。

東高校

教授力2+
校風3
CP3-
おススメ度3-

おススメ度の項目を新設したので先週レポートした高校も追記。信愛4+開明4+興国5桐蔭3-明星3

授業は小3算数から。先週に続き小数点の問題をしました。単位変換ではOSがやや心配な状態。次回に理解できていなければお呼び出しです。とはいうものの学校での2単元を先週にまとめてやっているのですから若干の不出来は仕方ありません。少しずつ理解を深めていきましょう。小4は当該学年で最もややこしい部類の「概数」について問題演習を繰り返しています。四捨五入して100000になる数の最小値と最大値を求める問題を初見で理解できるのはクラスで半分もいません。新入生TRは1週間で出来ることが増えました。姿勢が非常に修正され、予定よりも早い段階での成果を挙げる手応えを感じました。NKは同じ小学校で、色々塾のルールを教えてあげている姿は同級生なのに頼もしいお姉ちゃん、という感じです。5年生は分数の計算問題の精度が非常に低いことが気になります。約分を忘れて間違えるケースが多いです。また計算特訓をしなくてはいけません。

夜は中3数学で公立過去問解説。トップは横堤MMでダントツの43点(50点満点)。二番手にマイケルと緑HA・Hがタイで並びました。通称おっさんは先週末の過去問から悪くない感触です。それぐらいの集中力を今後も発揮してください。

中1国語は過去問解説から。あれほど徹底したのに過去問の答えかたが良くなかったのが残念。ところで緑AKは課題テストで英語が満点。緑MHは超悔しい99点だったらしいです。その反省からかメモする内容やタイミングはばっちりで今後の伸びに期待できますね。授業後、鯰江NYは熟女チュキとカミングアウト。愛があれば年の差さなんて、ですね。

2016年9月9日金曜日

高校レポート&9/9の出来事

朝から興国高校に行きました。現在、最も勢いのある高校です。伸びていく学校・会社独特の雰囲気で満ちているで、しばらく安泰でしょう。女性上位の昨今で、私が知らないデータを教えていただけました。それは公立高校の不合格者は男子の割合が多いと言うことです。なるほどと思わせるもでした。

教授力5-
校風5-
CP5

見事なオール5ですね。

ちなみに昼から桐蔭中高に行き様々な情報交換をしました。

教授力2+
中学校風3-
高校校風3+
CP3

大きくなりすぎた学校に現場が対応できていない現状があるようです。大手塾と同じですね。会社(学校)の成長に人材が追いついていないことが。

1週間雨続きで渋滞の市内を車で走っていると普段とは違った疲れがあります。営業の人の大変さの片鱗を見ました。

4時前にようやく今福に到着し電話を数件かけて小6の授業開始。国語では短文作りをしました。「かわいいものの例え」をしていたのですがNMは「私のお母さんはかわいい」と発言。ほっこりしました。男の子は照れがあるので、そんなことは言えませんからね。

夜は中3数学から。大和田高校の過去問を解きました。トップは緑HA・Hで1点差で横堤MM、緑NRが並びました。最高得点は少し物足りませんがボチボチな結果です。公民の授業は経済についてしました。お金の流れ全般ですが、日本の税金システムはおかしいと思います。例えば私の所得が年間110万だったとすると税金や社会保険関係を差し引かれると2,3万円しか手元に残りません。それに対し大企業の税金は安くなり、結果、国や地方は減収し選挙で票につながることをしているという日本に借金を残す政策をしているわけです。18歳になったら皆は選挙に行って、良い日本を創りましょう。

2016年9月8日木曜日

高校レポート&9/8の出来事

朝からブッキングした高校説明会に行きました。正直、塾対象の説明会に食傷気味です。現場にいない人が出てきて淀みなく話す内容と現場が一致しないことが多いからです。特に校長先生が全く現場を知らず美辞麗句を述べているのは退屈です。昼から咲くやこの花中学高校に行きました。保護者会で公立高校のお奨めを聞かれて唯一応えられるのがここです。

教授力3-※先生の授業力
校風3-※子どもたちの温度差が非常に激しい
CP3+※予備校、塾なしで大学に行けそうか

平凡な数値に感じるかもしれませんが、公立高校でバランス良い学校はほとんどありません。何より先生方の人間力が最も高い部類です。また、9月30日に夜7時40分から高校の総合学科について説明会をしていただけます。中学部門の説明もありますのでご興味のある方はぜひご参加ください。

市内を忙しく移動し諸口到着は3時半過ぎでした。4時半前にTKがやって来てわからないところを聞いていました。また漢字テストの勉強もバッチリ。加えて夏期講習中の自習参加率が小学生部門でトップだったので賞品(Quoカード2000円)をもらえました。信賞必罰を実感し良い笑顔で帰って行きました。これからもその調子で頑張ってくださいね。

中3は茨田北が修学旅行のため茨田中のみ。久しぶりに教科書内容の万葉集をしました。恋愛がらみの和歌が多くNTはテンションが上がっていました。茨田中のみになると程よいリラックスで展開できます。

中2国語は枕草子の解説。「美しい絵」の理解度がイマイチで少々残念でした。教科書内容を楽しく解説しているとこちらも楽しくていいですね。外交で気疲れした分が良い癒しになります。

9/7の出来事

朝からうさぎを病院に連れて行くと10時半から2時間以上待ちました。介護生活はなかなか大変です。昼からは高校の先生方と様々なアポを取っていました。9月30日に芦間高校の説明会をするのは決定です。咲くやこの花中高や今宮、東高校にも声をかけようと思いますが、外交に積極的なところとそうでないところに分かれます。外交の熱心さと学校の良さはまったく比例しませんので、ただの愚痴です。

さて夕方小6TNと過去問解説。今日は勉強の仕方について話しました。昨日の出来事に書いたようにここからは自主性が求められます。間違えた問題を次に絶対間違えないという気持ちで家で復習することが何より大切、という中3の子たちにするのと同じ話をしました。今後の伸びを楽しみにしています。

S特数学は緑HA・Hと桐蔭過去問にチャレンジ。歴代大手前に合格した子たちと比較しても良い状態になっています。国語も鍛え甲斐がありそうなので、過去最速で鍛え上げている結果がどのように出るのか非常に楽しみです。

夜は中3数学で公立過去問。トップは緑HA・Hでその他は全員及第点に至りません。9月になり自覚が全ての時期になりました。授業前に志望校について話しましたが若干名かなり努力が必要な学校の名前を出している子がいました。充分すぎるほど差し出してきた両手(補習)。早く掴んでくださいね。最近、じわりと伸びているこも若干名おり褒めたいところですが、まだ現状に満足してほしくないので敢えて名指しでは言いません。頑張りはしっかりと伝わっていますよ。

最後は中1数学。比例の応用問題をしました。久々の中1の授業でしたが、終始和やかに終わるのかと思いきや、終了間際に集中力が途切れたのか話しを聞いていなくて注意された子がいました。点数が取れない子の共通点は話しを気かなけれべいけないタイミングで聞けていないことですね。

2016年9月7日水曜日

学校レポート&9/6の出来事

朝から信愛中学高校に行きました。熱心なキリスト教系列であることと女子高、制服で選択肢から外れることが多く、小中学校においてあまり良い話を聞いたことがありませんが全て伝聞形。しっかり方針を聞き校内の様子を見て来ました。

教授力4+
校風4
CP4−

想像以上に良かったです。ただ評価型入試対策で現場は大変だとおっしゃっていたのが印象的でした。色々情報交換できて良かったです。良い学校でオススメ度は高いのですが、冒頭のイメージしだいですね。

昼からは開明中学高校に行きました。気心が知れているので忌憚のない意見を申し上げています。勢いだけなら大阪の私立でトップクラスです。

教授力4+
校風4-
CP5

昨年感じた一番の教授力は文化祭前ということもあり少々辛口評価です。ちなみに昨年トップ評価で5-です。

台風の影響で4時半前から豪雨でした。そんな中3緑MYが実力前なので自習に来ていました。小学生で宿題が雑だった子も呼ばれていました。今後、宿題が雑だったりしていない子は即お呼び出しすることにします。プラスαで来る子とお呼び出しの子が入り混じって勉強しています。

小6TNは今後どれだけ間違えた問題の見直しと覚え込みができるのかが合否を分けるポイントになりそうです。受験生の自覚ですね。

中3特進数学は大和田過去問。最低35点で最高50点台。歴代大手前合格者の点数とほぼ一緒です。これからどれだけ実力をつけていけるのかですね。トップは緑HA•Hでした。いしきさがそのまま結果になっています。

久々の中2はワンセタイムから。昨日の中1同様、ワンセタイムの勉強に不満があることを伝えました。ただ先週の時点で個別に注意をしていたので酷い手抜きはなかったです。これからはきちんと勉強してワンセタイムに臨んでくださいね。


2016年9月5日月曜日

9/5の出来事(更新)

様々な情報交換を各種関係者とさせていただく中で、大阪における高校入試情報の錯綜を嘆いています。特に教育現場から発信される情報に「ガセネタ」「ずれた情報」が急増中です。不思議なもので活字になったり、学校の先生の言葉には重みがあります。

現中3から大学入試で実施される「評価テスト」は活用型問題とも呼ばれるものですが、中学校の現場関係者からは小中学生における導入に否定的な意見しか聞きません。何よりは「大阪府」は全てにおいて採点基準が独特です。旧作文では原稿用紙の正しい使い方に沿って書くと減点対象となるケースもあります。大阪独特のハウスルールを知らずに書店で「小論文の書き方」「活用型対策」という本を読んでも結果に繋がらないのは大手塾の文理学科対策の失敗を見れば明らかです。

私はできるだけ現場の先生方の意見を聞きます。旧小論文の採点基準は高校によって大きく異なり、それを授業内で画一的に指導などできるわけありません。志望校を直接子どもたちから聞き、教科指・添削もしているのでかなり点数差をつけられる結果となり、平成27年度公立前期(大手前文理など)入試では50点満点で平均43点で40点未満が1人(20人中)だけという結果でした。(40点は大手前文理の合格平均点をクリアする数値です)

大阪府公立高校入試では、採点基準の異なりを充分、理解・認識し過去の前例や間違っても他府県の入試情報をあてこまないこと。またそう言ったガセネタを聞く機会があれば情報を鵜呑みにしないことです。

授業は小3算数から。宿題の○付けから新単元の小数を導入しました。あまり時間をかけられなかったのですが、あっさり理解できたようで安心しました。TEが順調でミスが減ってているので、この調子で頑張ってください。小4は先々週に解説した四捨五入がごっちゃになっている子がいたので進む予定が復習モード。それでも完全理解の手応えは微妙。NKは出来た者帰りがなぜか気に入ったようでやらいたがっていました。来週は小数の計算問題でしましょうね。小5算数は分数のまとめ。約分が定着せずし忘れる子がチラホラ。それでもTHYMは良い感じでした。

2016年9月3日土曜日

9/3の出来事

朝から美容室に行き、さっぱりしてから昼ご飯を食べようとすると、モスバ→吉野家→ココ壱→マクド→ラーメン屋と軒並み人が多くセブンでサンドイッチを買うことになりました。土曜日は高校生が多く、ファーストフードはなかなか空きませんね…

昼から小中の受験生が集まりそれぞれ入試対策。小6TNは開明過去問でようやく算数国語ともに7割超え。それでも失点が気になるぐらいだったので順調に出来る問題が増えています。中3は来週に五ツ木テストを控えて対策をしました。国語は両校舎トップ緑HA・Hで緑NRと茨田KMが二番手タイ。ただ偏差値70だったので欲を言えばもう少しほしいところ。数学では緑NRがトップ緑HA・H、MKが続きました。緑MKは社会の入試問題の過去問でトップでした。ただ、見てのとおり女子の活躍が目立ち、男子が目立ちません。ここ数ヶ月の頑張りが一気に結果になっているようです。気持ち負けしないよう頑張ってくださいね。

9/2の出来事

最近随分さぼってしまっているのですが更新します。9月になり高校との渉外活動が一気に増えます。例年だと落ちついているはずの9月から中間テスト対策が始まるとはまさに晴天の霹靂です。

さて、夕方小6の国語から。夏期テキストから普段使いの問題集に戻りました。レギュラー授業で採択している問題集は中学受験をしない中では最も難しいものです。それを彼らはかなり速く解き正答数も多かったです。わずか2ヶ月弱の講習会の成果は想像以上でした。特にSKが良かったです。IMも漢字が満点で自信満々で授業を受け、できることが一気に増えて非常に良いです。算数では新単元の比例をしました。気持ち良いぐらい快調です。学校レベルの問題はあっさりクリアできるほど基礎学力が定着しているのですね。本当に中学生になってからが楽しみです。

中3は国数が教科書内容が終了。入試問題モードに突入です。S特進としてマンツーマンで鍛えられた緑HA・Hが五ツ木を解いても大和田の過去問を解いても無双。決して数学的センスに恵まれているわけではありませんが、2ヶ月前まで同等レベルの子たちだった子たちとの差が歴然です。努力は裏切りませんね。3年前に大学を卒業しましたが、勉強って本当にいいなと思いました。時間に比例した結果が出て良い気分になれるからです。気持ち負けしている子たちが気持ちで勝てるよう切に願います。

2016年9月2日金曜日

方針

最近、少々悩んでいることがあり、少し結論が出つつあるのでつれづれなるままに書こうと思います。

10年一昔と言いますが、ゆとり世代の次世代になり時代の変化を実感しています。まず、他人に無関心になりつつあるということです。他人のしていることに無関心で、自分が他人に対してどうお思われているのか無関心になりつつあると感じています。

果たして現場では2極分化が進んでいます。「自覚」がベースになり課題に対する認識が緩くなる子と、ごく一部の意識の高い子です。感覚的に8:2の割合でしょうか。ワンセでもその傾向は顕著です。例えば「宿題」と言えば全くやってこない子はほぼいません。手抜きや時間不足を感じることは多々ありますが…逆に「課題」として与えたことに対して手抜きする子が急増しています。小テストをしたときに満点ではなくマイナス2,3になることが多いのです。つまり、塾に来る直前に「パラ見」してきただけで満点を取る勉強をしてきていないのです。「間違えたらペナをすればいい」という意識になっています。

実は、私はペナルティを出すのが嫌いです。テストをした結果満点でなかったり、誰かに負けてしまったとき「悔しい」「もう一度すれば満点取れるのに(負けないのに)」といった思いやプライドが傷つけばいいと思っています。実際にはそんなことを思えるのはごく一部の子だけなので仕方なくペナルティという「見せ鞭(ムチ)」を用いているのですが、前述のように満点を取らなくては、という意識の低下につながっています。これは他人のしていることに無関心で、自分が他人にどう思われているのかを意識しなくなった結果の副作用だと思っています。

結果、子どもたちは物事を「がさつ」にするようになりました。悪い意味で大雑把な欧米化していいっているのでしょう。自己責任、自覚という名のもとに子どもたちに正面から向き合って「子育て」「教育」をする意識が教育現場からどんどん薄れていってしまっています。

考える力は非常に重要だという考えは大賛成です。でも、それに特化し勉強するのどうかを自己責任で任せるという欧米式には疑問です。宿題を出してもやるのかどうかは本人任せというのが欧米の発想ですが、一部の上位層には極めて有効的な反面、多くの脱落者を出すシステムです。日本は識字率(文字を読める人口割合で基礎学力の定着率の高さの目安になる国際的な基準)がアメリカ、イギリス、スイスよりも高く、落ちこぼれを出しにくい「すくい上げる教育」を実施しているというメリットがなくなる可能性があるのです。

親以外は子育てから排除する風潮も影響していると思います。つかず離れずの上手な距離を取るのが良いという風潮です。これって単に自分の言動の責任から逃げているだけだと思っています。基本学力の定着には多大な労力が必要です。小1でひらがなの読み書きが怪しければ親が必死になって教えると思います。それが自分への評価であるように感じたこともあるかもしれません。私は、ワンセを教育だと思っているので勉強の定着から自己責任という言い訳のことばで逃げたくありません。塾として最大限の努力をしたうえで、他のご家庭にご迷惑になる状況が発生したら諦めます。その手段として叱るケースを減らし「呼び出し補習」をするのが今のファーストベターなのかという仮結論になりました。子育ては難しいですね。