2019年4月24日水曜日

最近の出来事

 今回は学年毎に名前を挙げていこうと思います。

 まず中3。新入生緑MRは暗記が得意とのことで、実際覚えるのが速い。あとはいかに忘れていかないかどうかですね。新入生KSはストイックに自分を追い込みつつ入塾してきましたが、もう少し砕けてくれても良いのではと思っています。新入生緑YAは物怖じせずに少しずつ馴染んできています。中間テスト何点取ってきてくれるの、と聞くと笑顔で500点と答えてくれました。非常に期待していますね。

 中2は新入生の大半が男子という珍しい状況で、緑UTが健闘しています。同時期に入塾した緑MS、緑IHも良い刺激を受けて頑張っています。ただ、緑HY、緑FR、緑T・HAはもう少し奮起を促したい。期待値ほどには頑張っているように見受けられず、少々歯がゆいです。

 中1は安定の緑HAに緑SMの健闘が光ります。鯰江SNはセンスは抜群なのに好き嫌いが激しいのが玉に瑕。茨田HKと菫NTは色々強くなりましたね。来たときのメンタルからすると大きな成長です。新入生緑OAは地道に頑張り、同時期に入塾した緑MYは集中力にムラはあるものの積極的に授業に参加しています。

 小6は新入生FKがようやく慣れてきて笑顔が増えました。できることが増えてきたのはMHIR、茨田MH、OA、MNは英語を意欲的に積極的に取り組んでいます。女子パワーに押されつつも頑張っているのがMS。学校のテストが高得点だったことを嬉しそうに報告してくれます。ワンセは女子比率の高い塾で、男子が目立ちにくい傾向がありその典型の学年です。SSを筆頭に余力を残している子に今後の伸びを期待しています。

 小5はTHNYが最近良い感じ。MTはやる気の波が激しいのですが、今は小康状態で頑張っています。通塾期間によって出来ることが増えて強くなっていきますね。継続は力なりです。

 小4はなかなか短いコメントができないクラス。集中力や理解力は悪くないクラスですが、HUは性格的なものか積極的に発言してくれないのが玉に瑕。わかっていても言わないことが多いです。逆はMY。積極的に参加するものの詰めが甘い。TMはマイペースながら理解力あり。ただ、マイペース過ぎて自分の世界に入ることが時おりあります。新入生ISは少し慣れてきたかな、という感じ。まだお互い手探りです。

 コメントを全員分したいぐらいですが、超長文になるので少しずつ書いていこうと思います。

2019年4月23日火曜日

 私は塾業界にいながらこの業界、特に塾長と呼ばれる人が嫌いです。世間知らずで、社会人に成り立てのころから先生、先生とチヤホヤされ人柄以上に敬われます。同時に嘘はばれなければ良いという思想もそう。犯罪も立証されなければ犯罪ではない、と会社(塾)で研修を受けた大手塾新入社員にいたっては閉口しました。私の眼前で自分(他塾)の生徒が犯罪行為を犯し、現任したので注意したときの台詞です。

 ところで、自己顕著欲に満ちている人が多いのはこの業界の特徴。過日、文理学科について問い合わせいただき、ご説明をし損ねた点があるのでこちらで補足させていただ、注意喚起を促したいです。まずC問題対策はかなり教材研究に長けた人材が必要です。かつ、その人が教壇に立っていないと話になりません。個人塾や地元密着塾にそのようなノウハウや教授力がるところを知りません。だから「文理学科対策できますか」と聞いて「できます」と即答する塾は信用してはいけません。中学受験同様、本人のモチベーションが何より重要です。

 4年前そして11年前に出した大手前高校不合格者への思いは一生消えません。反省と後悔です。志望の意思表示を示したからには絶対合格してもらいたい。そのためのカリキュラムを準備することはできます。それをやりきる自信が本人あるのかどうか。それを知らずして「できます」など軽々しく口にできません。

 私はデータ派です。客観的なデータに裏打ちされたものでないと信用しません。冗談のような塾があり「うちの塾は大学附属高校と特別なコネクションがあり~」とチラシに書いて、高校から直接指導されました。また、ここ数年で文理学科を不合格になった子の出身塾一覧を作成しています。つまり、合格者数ではなく合格率ですね。現在の高校2,3年生の子のデータでは2桁以上受験して合格率30%未満の塾があります。そして、その塾の謳い文句は「全員合格」です。志望者全員合格ではなく、私立高校には合格しているので「全員どこかの高校」には合格しているということです。

 この神経が全く理解できません。合格発表の日には胃がキリキリしながら速報を待っています。残念な結果に終わった子がいれば何年経っても覚えています。チラシを見て「私は落ちたのに」という2次被害が絶対に起きるでしょう。少なくとも「思い遣り」はありません。そんな人が塾長になる先に絶対に子どもを預けたくありません。

 ですので、問い合わせ時には文理学科単体の受験者と合格者数を是非聞いてください。そして、必ず今年だけではなく、2,3年遡って聞いてみてください。その数値が平均競争率と比較して高いか低いかがポイントです。また、進路指導をウリにしているのであれば評定(内申)がどれぐらい当日のテストに影響するのか聞いてみてください。「あまり影響しません」「影響します」ではなく、評定1の違いに対して当日のテストで何点影響するのか聞いてみてください。

 口や勢いだけは上手な人が多いので、お気をつけください。最後に、他塾と検討されている場合はワンセを一番最後にお問い合わせ頂ければ遠慮なく、ご質問にお答えします。

2019年4月15日月曜日

目的と手段

 週末、卒業生のESを添削しながらテレビをつけていると林修氏と東京の校長の対談がありました。「宿題の廃止」「定期テストの廃止」など現在の中学校教育を真正面から否定しているのかと思いきや真逆でした。

 「宿題の廃止」これは理解を深めるための宿題以外の廃止、という意味です。正に大手進学塾の宿題が全否定されたわけです。元大手塾出身で各種マニュアルを作成していた立場として大量の宿題の意味を解説します。端的に言うと「講師の未熟さを大量の宿題でごまかし」ているのです。
説明が下手な先生(大半)→成績下がる→クレームor退塾
これを避けるために大量の質の低い宿題を出すのです。そしてトップクラス以外から宿題に対する不満がでたときに「宿題をしていないから成績が上がらない」と塾の講師の質の低さをごまかすのです。マニュアルを作成していた私が言うのだから間違いありません。ちなみにテレビ番組のいう宿題の廃止とは「宿題を厳選して必要なものだけ出す」という意味です。これはワンセと同じです。1教科当たり平均15分から20分程度の宿題を出しています。後述しますがペナルティは宿題ではありません。ただの罰です。

 「定期テストの廃止」これは広い単元のテストを廃止する代わりに1単元終了ごとに確認テストを実施するということです。また、希望により再テストも受験できるとのこと。これまたワンセと同じ。確認テストを小マメに実施することによりみんなの理解・定着を図っているのです。「大切だから覚えておいてね」で勉強してくれる子などほとんどいません。テストがあるから勉強するのです。

 というのがテレビを観た感想。これを踏まえてタイトルの「目的」と「手段」について。ワンセは小テストが多いです。今年度よりワンセタイムという名称はなくなりましたが、テストの自由度を上げるためです。毎回30分でするのではなく前週の内容によって自由にテストの時間を設けるのです。おそらく、テストに費やす時間は変わりません。ただ、質は非常に上がります。時間を決めてテストをすると、時間を過ごすためだけのものを用意することもあります。枠を自由に用いることによって、より有効活用できます。

 テストの不合格者には「補習」「プリント演習」「ペナルティ」が課されます。理解が不足していれば解説のために補習、公式は暗記しているが問題演習が不足していると感じればプリント演習、暗記の努力を怠って来ればペナルティです。ペナルティとはその名の通り罰です。とんでもない量を課されることによって、そんなに書くぐらいなら始めから勉強しておけばよかったと気づいてもらうのがペナルティを課す本来の目的です。テスト不勉強だったからペナルティをして来い、とは違うのです。あくまでテストに向けて勉強させるのが目的です。これが悪循環に陥るとペナルティや宿題忘れを居残ってやるのが免罪符になる手段になっていくのです。例年、そんな子が1割程度出ます。すると、ワンセはペナが多い、宿題が多いと言われます。実際、内部で宿題に関する調査をして「多い」「やや多い」「普通」「やや少ない」「少ない」で聞くと「普通」「やや少ない」が98%になります。つまり、宿題や課題をしてこない子を追いかけてやらせることによって、彼らが「宿題多い」「また怒られた」というのです。

 土曜日に補習で注意された子がいます。帰宅直前になぜ叱るのかについて諭しました。どうでも良い子には何も言いませんし、補習にも呼びません。叱るよりも見逃すほうが私にとってストレスになりません。叱ると、その夜や翌日まで自分の言い回しが正しかったのか葛藤し、答えが出ず悶々としています。言わないほうが間違いなく楽です。叱ることでストレス解消などできません。「龍神先生」は演じているもので、素の私は平和主義で、口論になるぐらいなら何も言わない、我慢する主義です。先生1年目は感情から叱るのではなく「叱らなくてはいけない」→「アドレナリンを出そう」→「叱る」この流れでしたから、声は大きくてもとても冷静でした。今でも楽しく授業できる中学受験のクラスはとてもまったりしています。勉強する意識がある子たちしかいないクラスは、単純に教えることに専念できるからです。わからなければ授業前後に聞きに来る姿勢はとても素晴らしく中3にも習わせたいです。爪の垢を煎じて飲め、というところですね。

 叱ることすら勉強させる手段の一つのなっているのが悲しいです。たとえ受験直前でも気が緩むとミスを連発し、実力通りの点数を取れません。受験生だから信頼して勉強管理を任せると、」どこかで緩む時期がきます。それを一喝するだけでクラス平均が10点上がるのです。自主性に任せて全員が前向きな気持ちで勉強するのが理想ですが非現実的です。

 でも、保護者の大半は引っ張っていってほしいと思っているのでしょう。少し横道にそれても導いてくれることを期待しているでしょう。懇談会などで子どもに対する思いを聞くと、絶対に裏切ってはいけないという気持ちになります。自分が嫌われ役になって叱るという手段を用いて勉強してくれるなら、成績をあげるという目的が達成できるので構いません。

長文になったのでこの辺りで筆を置きます。

2019年4月13日土曜日

今週の出来事

 いよいよ学校も新学年になりました。塾では躾期間が終わりつつある学年と、もう少し時間のかかりそうな学年の差が激しいです。

 まずは小3算数は復習モードに徹しました。先週、補習で怪しい部分を補いましたが、基礎の定着ができていないので、3年生内容は少し後回しにする予定です。今は人数的にそれでも成り立ちますが、増えてきたときの対応がポイントです。

 4年生は角度の応用問題。三角形の角度をしましたが、センスの必要な単元なので、すぐに理解できる子と少し怪しい子に分かれました。男の子たちが比較的あっさりクリア。HUは塾ではあまり積極的ではないので、自信がないと挙手しません。それでも挙手したときの理解度と定着率は抜群です。

 5年生は比較的順調です。だいたい4年生がターニングポイントで基本的な学習習慣のできている子とできていない子の差が出てきます。まあできていない子のほうが多く、注意されることが多い学年になりがちなのですが、彼らは4年生のときから優秀でした。今は単純に学力の向上を目指して鍛えられます。

 6年生は円の面積の公式の導入。円周率を3.14で計算しなくてはいけないので、なかなか面倒です。導入は基本の確認で易しいですが、宿題は応用問題を中心に難問を出しました。かなり難しい問題も出したので、次回は宿題の解説だけで終わるかもしれません。今週と来週の計算間違いを基にGWの宿題の量が決まります。

 中1社会はアジア州の導入。その前に雨温図の見方や気候帯の確認をしましたが、少し怪しい子が見受けられました。ただ、基本事項を暗記して始めて図の読み取りができるのに、覚えずにテストをしても悲惨な結果にしかなりません。中1はまだまだ宿題・課題に対する認識が甘いので徹底していきたいと思います。

 中2は4月より国語も担当しています。教科書内容を解説。新入生もいるので答え方の徹底が最重要項目です。例年受験生に嘆いていますが、国語力の低下は本当に顕著です。どこかで手を打たなくてはいけませんが、特効薬がないので地道にいきます。過日、お問い合わせで国語力の向上のためにポイントに線を引かせる指導方法の有効性を問われました。正直、それを伝えて通じるには極めて一部です。算数の2行程度の文章読解すらできない子はかなりいます。400点取れる子でも、です。まずは本読みからですが、そこまでの時間はありません。

 中3は色んな思いをこめて近々アップしたいと思います。そろそろマメにアップしないと…

2019年4月7日日曜日

今週の出来事

 今週、中受と中学生の春期講習会が終わりました。新入生がたくさんいるので補習の調整がなかなか大変です。では、各学年の出来事。

 まずは小学3年生の算数。時刻と時間をしました。独特の計算の仕方なので、一回でクリアできず、翌日補習にお呼び出し。計算の徹底のためです。九九や一桁の足し算引き算は1秒かけると遅いと言われます。ゆっくり言ったり、言い直したりではテストのときに役立ちませんのでアウトです。また、3年生ではないですが、足し算の単元だから文章問題は2つの数字を足すだけ。引き算の単元だと大きい数字から小さい数字を引くだけ。つまり、頭を使わず適当に当て物をしているだけなのです。それでも学校のテストは90点前後が取れるので実力が測れません。

 続いて小学校4年生算数。こちらも新単元の角度の導入。分度器の使い方を押しましたがなかなか時間がかかる子もいました。理解できていても手先の器用さで時間さがずいぶん出る単元です。決して難しくはありませんが、例年思い通りに進まない単元です。学校でやる頃には全員完全理解できていると思います。

 次は小学校6年生の算数。今回は、点対称な図形の導入。イメージするのはできても書くことを徹底するのに例年同様てこずっています。こちらも小学校でやる頃には完全理解できていると思いますので片目をつぶらなければいけない単元です。

 中一の数学は1学期の中間テストの内容は終わり期末テストの内容を半分ぐらい終えています。計算のルールの徹底を図っていますが、途中式のいい加減な子が目立つのが気になります。もちろんそういう子たちは追加のプリントや補修ペナルティー等があります。ゴールデンウィークの宿題はオール計算の予定です。またクラスを分ける予定でしたが2週間はあえて分けずに理解の徹底を図るために授業後に残すことにします。本格的な特進としての授業はゴールデンウィーク前後に稼働する予定です。とは言う物のゴールデンウィーク明けるとすでに中学校のテスト対策になるので実際いつからできるのか未定です。

 中学2年生は新入生の男子3人組が奮闘しています。当初は店のルールがよく理解できておらず、中途半端な状態でしたがいろんな先生に注意されることによって丁寧にやる習慣ができています。入塾当初授業態度や姿勢が感じられましたが、今となっては既存生との指が全くわからないほどです。次回テストの結果がとても楽しみです。

  中学3年生は1番物足りません。怒られるようなこともしない代わりにお勉強に対して前向きな姿勢を見せている子がほとんど見受けられません。新入生の3人はとても前向きなのに既存声はそれを見て刺激を受けないのでしょうか。来週からは個別に呼んで少しお話をしてみようと思います。

2019年4月2日火曜日

4/1の出来事

 新元号は零和に決定しました。日本の古典からの出典だったことを嬉しく思います。少し聞き取りにくいですが、初めだけでしょう。平成のときは天皇が崩御され、外出も控えて色々なものが自粛ムードだったのとは対照的なお祝いムードです。今日はエイプリルフールでもあったので、元号ネタとともに四方山(よもやま)話をしました。

 授業は中授から。今日は国語と地理と算数の復習。都道府県名の確認をしましたが、中学生よりも覚えられていました。最近、HFが全教科絶好調。成長期到来ですね。TEも引っ張っられるように伸びています。楽しそうに頑張っているのも良いですね。

  小5算数は容積の導入。やや理解の難しい内のりの問題も比較的順調にクリア。ただ、難敵である単位変換の宿題がどこまで出来るのかドキドキです。みんなヤル気満々なので、注意されることなく楽しく授業できているのはこの時期珍しいことです。ちなみにエイプリルフールを四月バカと言えたのは全学年通じてMTだけでした。最近は死語なのですね。

 最後は中3。国語ではタイムリーな万葉集ネタと超久々の板書。表現技法についてまとめました。ところで、百人一首や花札は最近しなくなったと思いきや、1人だけおいちょかぶをしたことがある子がいました。伝統的な遊びとして継承するのは良いことだと思います。