2014年7月14日月曜日

進路指導

今福鶴見の懇談会は終盤へと向かっています。今回は、諸口浜校舎は全員参加で今福鶴見校も欠席2名という高い参加率でお子さまへの愛情の深さを感じています。ところで、懇談会の折、当ブログをご覧いただき公立志向が強い塾だと書かれてあるというご指摘がありました。これは私の文章力の稚拙さからだと思われますが、強く否定いたします。進学説明会で申し上げたように進路先の50%が私立(専願)前期が40%後期が10%です。

私立・公立後期試験は延べ13年間のトータル不合格者数がそれぞれ1・若干名、前期試験でも競争率1.1倍で受験者総合格率は約97%なっております。これらのことから合格率が非常に高く、私立公立への進学比率がほぼ1:1の偏りのない進学指導をしているという自負があります。

ただ、私はこの数値がとても不満で積極的にアピールする気になれません。昨年度は私立公立前期後期全員合格を嬉しく思いアピールしましたが、今年度は公立前期で本命高校に行けなかった子が一人いました。関係者と会談するとその少なさを驚かれますが、チラシには何と書けましょう。数10人受けても一人しかだけしか…そんなこと絶対に思えませんし、言えません。その一人の子や親御様がチラシを見たらどう思うのか。それを考えると積極的にはアピールしようと思いません。他人の合格率が何%であったとしても「我が子」の結果が親には全て。期待を裏切ってしまった申し訳なさのほうが先にあります。

高校選びは大学と違い取り返しが効きません。一生を左右する大きな選択です。もちろん私立高校は公立高校よりも学費が高く、全員に気軽に薦めることはできません。ただ、事情が許すなら私立高校のほうが面倒見の良い学校が多いのは事実です。

2014年7月5日土曜日

勉強の仕方

過日は進学説明会に160名以上もの多数のご来場いただきありがとうございました。締めの足立からの話の繰り返しになりますが「従う(勉強のやり方)」を伝えるのは簡単なようで難しいです。

教科毎に勉強の仕方は存在しており、伝えるのは容易です。ただ、それだけでは家庭学習のやり方を伝えことにはなりません。まず、勉強の第一歩は「先生の教えをまねる」ことです。成績上位者はほぼ例外なくできています。ところが、中途半端な点数を取るお子さまほど早合点をして我流を貫こうとします。小学生の低学年であれば修正も早いですが、中学生にもなるとなかなか悪癖は抜けません。

この「まね(従う)」をできれば次のステップです。ここからが応用でもある「メモの取り方」「家庭学習の仕方」になります。「メモの取り方」は、説明を聞いて自分がわからなかったところ、書いておかなければ忘れてしまうであろう箇所を素早く書き留めることです。一般的なサラリーマンの大多数はメモを取る習慣があるでしょう。「メモの取り方」を教えてくださいと言われれば困ってしまいます。これは主観であり、自分にとって必要だと感じたことを書き留めるものだからです。そこまで手とり足とり教えることは個別でも無理でしょうし、するべきではないと思います。自覚が芽生えないからです。

そして次のステップが家庭学習です。メモを取る習慣が備わっていればメモを読み返せばできますが、メモを取る習慣がないと家庭学習と言われても何をすればよいのかわかりません。家庭学習の仕方は基礎であるメモを取ることができていないと「何をしたら良いのかわからない」となってしまいます。根幹は「従う(まねる)」ことができていないところにありますので、勉強の仕方がわからない、自宅学習で何をすればよいのかわからない、となってしまうのです。

つまり良い勉強の基本は「従う≒まねる」ところにあるわけですね。