2023年10月26日木曜日

秋の高校レポート⑨~浪速高校~

 大阪市の最南端にある浪速高校にご訪問してきました。担当の方と思いがけず、接点があり長居してしまい恐縮中です。では、レポート。校風3.5授業態度2.5教授力2お勧め度2。

 授業中に生徒が校舎から飛び降りるという出来事から7年。一般的にそのような事件が起こると緊急下校するのですが、通常通り授業を行い厳しいかん口令を敷きました。そのことについて質問しても「そのような案件はない」という返答で酷い隠匿体質を感じており、良い印象はありませんでした。実際には自由な校風で、先生も生徒も楽しそうだったのがとても印象的です。職場としてなら良いな、と感じました。私の学校をお勧めする一つの基準が「挨拶」なのですが、先生も生徒も誰も挨拶をしていません。開明のように教育を放棄して授業に全振りするわけではなく、今風の自由に楽しく通学するのが一番の目的なら良い学校だと感じました。授業に期待してはいけませんが、楽しく過ごせる雰囲気の学校でした。

2023年10月21日土曜日

今週の出来事

 鶴見区民センターでの説明会へのご協力・ご参加ありがとうございました。ようやく受験生の志望校が決まりつつあります。例年通りチャレンジャーもいますが、志望校の名前を出した限りは尽力して合格してもらわなくてはいけません。緑OYが安定成長し、鯰江MSが志望校決定から良い感じです。緑IH、MRも日進月歩、成長中です。

 中2はテストが終わり小休止モードです。自己ベスト更新者は3割程度で、残り6割はほぼ現状時です。志望校決定などの要因が重なれば上積みに期待できそうです。数学は直角三角形の合同やn角形シリーズの復習をしました。証明問題は今後の数学において、自分の理解できるていることを端的に説明する練習ができる単元なので、特進向けには力を入れてやっていきます。

 中1数学では比例・反比例の基本の確認。色々感じることがありましたが、詳細は後日アップしようと思います。緑INは自称リア充に一番近い女らしいです。ノリが良いのは関西人的に楽しくて良いのですが、大切なことを忘れるのが玉に瑕です。

 ここ数年間、臨場感のある授業の出来事を書いていなかったのですが、久々に復活させようかと思案中です。

2023年10月16日月曜日

中間テスト結果

テスト結果がほぼ出揃いました。中1は緑UMが自己ベスト達成。ちなみに緑・茨田中学生は一学期中間テストと期末テストにおいて、学校平均点との差(一般的に校内順位とほぼ比例し、指標として重視されます)で下がった子が一人もいませんでした。そこから更に現状維持は出来ています。欲を言えばキリはありませんが、世間一般で一学期中間テストが最も良くなると言われている中で健闘しています。でも、まだまだ取れた気しかしません(笑)

 中2は中1同様、一年の一学期中間テストが自己ベストだった子はほとんどいません。ジワリと上げていくのがワンセの子たちの特徴です。緑SKが470点以上を安定して取れるようになりました。チームRAでは緑OK、SHの演習ノートが良かったです。

 中3は茨田SK、緑MRが自己ベスト更新。まだ伸びしろは残っているので今後の伸びに期待です。実力では緑OYが上昇中。緑IHも悪くない上昇を見せています。ようやく志望校が決まり始めてきたので、勉強の時間と濃度を上げて、全員志望校トップ合格を決めてきて欲しいです。苦言を呈しつつもようやく悪くない受験生になりつつあります。

2023年10月6日金曜日

物足りなさから感じること

 昨日のブログで「物足りなさを感じる」と書いたことへの反応があったので、その詳細について書きます。近年、気持ち悪いほど「寄り添う」という言葉を聞きます。それってただの甘やかしで、我慢できる人は我慢をし、そうでない人は傍若無人にふるまうことを許容することを強要している社会になっている怖さを感じています。

 例えば、子どもに寄り添って言うことを全て肯定的に捉えることが本当に良い結果につながるのでしょうか。親以外の大人は責任を取らなくていいので軽く考えられるから「寄り添う」が流行しているのでしょう。

 以前、スタッフ紹介で特殊能力について触れていました。私の特殊能力は、少し(1回)見れば勉強の課題がわかることと、教えていれば覚醒期(成長期)がわかることです。殊に覚醒期は人生の間でもくるかこないかという確率なので、前兆を感じると絶対にこの時期を逃していはいけないという気持ちになります。時に厳しい要求をするのは正にこれが理由です。

 今の高1の子に厳しく接した最後の学年だと伝えました。今は、他の子の迷惑になることには厳しく、自分のことだけなら以前ほどには伝えていません。少し気になったら授業前後に個別で話しています。 果たして、自分に甘くなる子が増えました。提出物の締切や内容が疎かになる子が2.3割います。換言すると、7割以上はきちんとできているのですが、性分なのできちんと出来ていない子が気になります。

 私は、彼らが社会に出たときのことが非常に案じられます。勉強≒仕事とすると、任されたものを少ししただけでやりましたアピールする人や、ミスが多い人、もっと単純な、時間を守れない人、息を吸うように嘘をつく人は学生時代に癖になっているので、並大抵の努力では改善されません。そうならないように当たり前のことを当たり前にできる習慣を中学卒業までに身につけて欲しいと真剣に思っています。

 だからこそ、基本的な習慣が身についていないことには口うるさかったです。少しずつ諫言を減らした結果、甘くなった子たち。一緒に働きたいと思われない、就活で選ばれないだろう子が増えています。 与えられた課題に対してどれだけ真摯に取り組めたのかが肝要で、手抜きをすると今は何もなくとも将来困ります。就活が上手にいった卒業生は想像通りの子たちが多いです。とはいうものの、周囲との比較で言えばまだまだ小うるさい塾です。

 身近な大人が本気で熱く接しないと子どもに伝わらないのでしょう。個別で見ていて、マイペースを認め過ぎて良い結果になったことがありません。'No Means No'「ダメなものはダメ」を私は心の中のキャッチフレーズにしています。時流がどう変わろうと、小学生になったら親以外の大人に注意される経験は大切だという考えは不変です。どうしても気になることがあって少し厳しい言葉で接した後、言葉のチョイスについてずっとモヤモヤすることが増えました。

 ただ、多くの高校の先生方と話す中で仮の結論が出ています。私は、嫌われることや鬱陶しく思われることに対して委縮することがありません。むしろ、自分だけがそう思われて誰かの成長につながるなら嬉しいことです。でも、トラウマになったり勉強そのものから嫌になったりすることは怖いです。ハラスメントに気をつけながら、必要以上に子どものご機嫌取りをせず気になったことはきちんと注意できる先生であり続けようと思っています。親以外に真剣に子育てに参加する大人が一人ぐらいいないと寂しいじゃないですか。

2023年10月5日木曜日

最近の出来事(授業・生徒様子編)

 長かったテスト対策がようやく今日で終わり、明日の緑・鯰江中学のテストを残すのみになりました。ちなみに茨田・茨田北中学はすでに全員の返却が終わり、全生徒平均点で452点でした。中3茨田SKはここにきて自己ベスト更新。中1茨田北MOも学校平均点との差で自己ベストになりそう。中1茨田TTは現状維持で課題をクリアして次回に期待です。

 中3は五ツ木の模試も上昇し気づけば全生徒平均偏差値約60まできました。緑OYは偏差値70オーバーが安定しつつあります。緑IHも日進月歩、上昇中です。緑TSは中3になり表情が明るくなり、積極的になりました。緑MRは出来ることが増えているのに対し、本人の気持ちがまだまだ前を向いているので更なる飛躍を遂げるでしょう。

 中2はチームRの初テスト。緑SHにプライドを感じました。次点は緑SKIS。つめが甘くなければもっと良い勉強になったのにと思います。時世を鑑み、今年から緩くなった(と思っている)ワンセ。結果は上々で、ほぼ全員が1年1学期中間テストよりも学校順位を上げています。物足りなさは感じるものの、結果はついてきているので複雑な気持ちです。

 中1は緑INが正常進化中。他の子たちも細かい部分で気になることはあるもののできることは増えています。英語・数学・理科はワンセの伝統として良い結果になっているので、全員が自己ベストをじわりと更新できるように勉強させていこうといきます。

 小6は全体の底上げを感じます。NRKSNSといった新入生組の成長が目につきます。競争意志がしっかりと定着しているのがクラスとして良い結果につながっています。小5YHはモチベーターで気持ちが大きく勉強に影響します。のっているの彼は無双するのに何かのきっかけでネガティブモードに突入することがあるので、上手にコントロールできるようになるのが今後の課題です。小4AHは色々な刺激を受けて勉強も精神面も成長できています。まだまだ上昇中なので今後が本当に楽しみです。

2023年10月1日日曜日

最近の出来事

 今年から4年ぶりのendless12時間コースが復活しました。中3はendlessベテランなので何をすれば効率的なのかよくわかっています。今までの1から100まで手取り足取り全てを指示するのではなく、主体的に考えられるように時間と場所を上手に使って欲しいと思っています。ようやく先輩の姿を見て中1も何をしようか考えて欲しいもの(単元ごとの問題プリント)を言いに来るようになりました。ここまでくれば受験生になっても自分で考えて計画的に勉強できるでしょう。一番早い茨田中学校のendlessが9日に始まり、私にとっても長い長い週末が続きました。

 ちなみに、五ツ木模試では緑中学の上位1位から5位の40%と、かなり久しぶりに過半数を切る結果となったものの、平均偏差値は約60で、70オーバーも散見できます。半年前までは考えられない成績上昇で、特に英語、次いで数学理科の躍進ぶりが素晴らしい。いずれの教科も中2までは過去の卒業生比較でぼろ負けしていたのに、歴代最高点をちょくちょく更新しており、継続した勉強の重要性と効果が本当に実感できます。

 23年前「平均点の君をトップ校へ」をキャッチフレーズに開講したワンセは、目標ではなく現実になりました。この結果はひとえにみんなの努力の賜物。テスト2週間前から計画的に勉強し、直前の一週間は何をすべきか演習をこなしてトライ&エラーを繰り返して出来る問題を増やすことを継続しているからこそです。

 私にとっては当たり前のことでも、世間の平均からすればとんでもない努力と結果です。塾内で厳しい位置にいた子が大阪産大高校を受験すればかなり上位で特待生になっています。お預かりしているお子さま全員の頑張りを非常に嬉しい限りです。

 一学期は個別準備、9月に入り高校訪問があり落ち着く暇もなく受験生のラストスパートの時期となりました。多くの人と色々なお話を聞かせていただき、時流を考えつつも、ワンセは勉強を頑張って結果を出す塾であり続けたいという気持ちは不変です。