2017年2月28日火曜日

足立より 贈る言葉&月曜日の出来事


2月27日(月)今福鶴見→諸口浜

 2月最後の月曜日は、小5・小6英語の最終日でした。小6英語では、一人一人のノートを丁寧に見てアドバイスし、それから閉めのテストを行いました。今期の小6英語も例年に劣ることなく、レベルの高い内容まで終えました。テスト対策中の中2生が後部座席にいましたが、驚きであったかもしれません。小5英語もテストで終えました。親御様にお願いしたい。宜しければ息子・娘らの英語のプリントをご覧ください。お宅のお子様は、こんな英文を読み、その意味を理解しています。「たくさんの英単語を読めて、意味が分かる」が目標の1年でしたが、ハードルは高く超えてくれました。字学年は英文法を学びます。

 

●贈る言葉

諸口浜のYSは、私の熱視線を長々無視できる鈍さを持つ。ドシャっと雷を落とすと萎えそうに見えていたので、猛烈に注意をしたことはないが、最近に、龍神にも「人の話を聞かない1等賞」のように言われているのを知って、ぼんやりは癖なのだなと苦笑いした。ちょっと聞いてまあまあ理解する器用さから推し量れば、もったいないことだ。全部を聞いてバッチリ理解すればよろしいのに。

MYは大人しく、真面目なので注意をせねばならない要素は一見ないが、視野の狭さがあきまへん。人に交わるのが苦手だね、でもね、交じらんまでも、もっと見るようにはなさい。他者と比べて自分を知ることは、大事なことなのです。他者とは、自分がどうあるべきかを判断する情報なのです。君は良い子だから、こう君に贈る言葉の意味に君が頷く日の来ることを願いたい。

NSは、賢い女の子だ。私には、いい顔をし続けた。休まず、勉強し、よい生徒を貫いた。体のしんどい日も、気分の乗らない日も様々あっただろうに、私には、甘えや泣き言を感じさせなかった。立派だと思う。気が強いと思う。ストレスの吐き場所や甘え先はちゃんとあるのでしょうが、大きく貯めたものを相手に一度にぶつけるのは気をつけなさいね。意地を張りすぎるのも気をつけなさいね。何事もコントロール。賢いあなたには分かりますよね。

KMは大人びていると、皆思っている。(今は切っちゃったけど)黒髪のストレートロングヘアーにすらりと背が高いこともそう見える要因の一つだろう。実際、自己コントロール力はあって、遣るべきことを遣り、テスト結果はみるみる伸ばした。カッコいい女子は好きです。割り切って背伸びして大人の階段を行くあなたもいいけど、ニッコリ笑ってはこぼれる幼い印象のあなたもいいですよ。ゆとりをもって歩いてください。

最近の出来事

 今年は例年以上に塾業界のCMを見かけます。その中で大阪府で上場に成功している某大手塾のキャッチコピーがかつてワンセで放映したものと被っていたのでyou tubeにアップしてみました。https://youtu.be/3mS4r0mfEtM https://youtu.be/_5hr1HVMJag https://youtu.be/34GA0qjty0I

 さて、今週で現体制から新体制へと移行します。新年度の準備を授業の合間にしようと思ってもendlessでは12時間コースの授業があり、なかなか事務処理を行う時間がありません。そろそろ事務処理を全て引き継げる事務員さんを募集しようかと真剣に検討中です。

 授業では小学生が全学年今年度の授業を終えました。手短なコメント。小3はMKがここ最近できることが急増中。夏までにあった緊張が良い具合にほぐれた様子。新入生のYSも体験の日と随分違った良い集中力を発揮。本当に子どもは環境で変わるのだと実感しました。小4は人数が増え集団授業らしいことができるようになりました。新入生SNの伸びが目立ちます。でも安定して成長を続けたIMに更なる飛躍の予感。小5は女性上位で頑張る子たちが揃っているというワンセカラーそのままの学年。ルールをしっかり守っているので授業も楽しいです。先行きが楽しみですね。小6は非常に珍しい男子が多い学年。と言いつつ中学卒業時には女子のほうが多くなるという王道パターンのような気も…

 中学生は少し気になっていることがあります。受験生に一つの部屋を提供し、教え合っても良い部屋にしていたのを下級生が見て、自習中に教え合っても良いと錯覚しているような気がしているのではないかということです。果たして、少し集中力が欠け、雑談をしてしているように見える機会を見かけるというワンセらしくない環境になっています。真面目に勉強している子の邪魔をしているという認識を持ってほしいと思います。

 明日は緑鯰江以外のテスト報告と「贈る言葉ファイナル」をアップしようと思います。

2017年2月25日土曜日

足立より 2/24


2月24日(金)諸口浜

 茨田北と門真7はテスト明け。今日はオフ日です。どうだったのかなぁ…さあ、茨田生は追い込み、追い込み、頑張りましょう。

 中3の授業はいよいよ残り数回になりました。英語は英作文の練習中です。英作の前に、日本文の仕度をすることを勧め、それが書けたら手を挙げろと言ってもシーン……課題に対して3,4文で自分のことや考えを表現するのが、下手っピです。ここ2度ほどはIYが果敢で、彼のものを題材にすることが続きました。上達していると思います。女子は言葉のセンスが豊かで、YSKMKSには伝わってる感があります。

 

●贈る言葉

諸口浜SRは幼くて困った。それは純情で純真も帯びていて、彼に伝える言葉を選ぶのに迷うことが多かった。正直にワンセは役不足ではないかと突き放したこともあったが、ワンセで頑張りたいのだと言い通した。真面目を貫いた。この頃は背もグンと伸びてきて、成長期だ。君の高校での成長こそ私は見たいものだ。

ある日、YKがポツリと言った。もっと、ちゃんとすればよかったかなって――部活を終えた感想だった。悔いに思うことが大きかったようだ。塾ではすうっと真面目だが、やんちゃ系だとは分かる。何となく、どうしたことに悔いが残るのか想像がついた。でも、それこそが魂を揺さぶるよい経験だったのだよ。二の舞はするな、高校では、正規の道を正当に行ってほしいものだ。勉強力、あります。

FYのゆらぁ~りした感じが羨ましい。頑張りますと言っておいて、ほどほどだ。それでも、まあまあな結果を出してくる。手抜きだが、ポイントをつかむことには長けていて、省エネ。どんな状況でもうまくやっていく処世術をもう身につけている。ぎすぎすやがむしゃらは苦手で、ぬるい世界がお好きなようだが、若いうちは、頑固に何かに向かっていくのもいいと思うよ。突破力、あります。

TR、あなたには難儀しました(笑)根は細々と見えるのに、うらはらな頑固さがある。学校では今時の風潮に乗っからざるを得なかったのでしょうけど、最近のあなたは、中1、2の頃とは違って、十分に強くなっていますよ。人の意見や動向を気にせずに、あなたという魅力を確立し始めて見えますよ。考えて、賢い選択をしてほしいものです。

 

2017年2月24日金曜日

卒業生へ~贈る言葉Ⅱ~

HA・H

 センスは抜群なうえ、知的好奇心は人一倍強い。入塾後学年トップになり、最も表彰され、もらった物の数もトップ。でも、私が感じる課題もトップ。一つクリアしてもまた新しい課題が増える。気づくと年相応以上にできることが増えた。それでも、期待値に追いつかない。できるからこそ課題が増え続ける。ずっと応えて欲しい。

鯰江NE

 塾でお預かりした3兄弟3男坊。兄2人に続いて理系だ。理系は良いが好きな教科だけして嫌いなものはしなくてよいわけではない。興味のあることとないことへの差がそのまま姿勢の差になった中学生時代。高校生になったら将来の可能性を拡げるるために、今まで興味がないから避けてきたことを取り組もう。


2017年2月23日木曜日

2/22最近の出来事

 2/22はニャンニャンニャンの日、つまり猫の日ですね。我が家のウサギは猫タイプで、私がいない日中から冷暖房完備、寝室は真冬でも冷暖房はないのにあまりの超箱入り息子状態です。溺愛しても見返りはなく「撫でさせてやる、ありがたく思え」ぐらいの俺様状態。

 さて、公立特別選抜が終了し最後の公立一般入試まで約15日となりました。まずは受験生の近況から。水曜日は約1名を除き今福全員揃いました。このメンバーで教室が埋まるのも今週の金曜日が最後。感慨深いですね。授業前にマイケル・MK、AY、MY、茨田北KFがお手伝いしてくれました。授業のお手伝いは緑中の2人のH・Hがしてくれています。今年、多忙ながらも昨年ほどストレスを感じないのは彼らのおかげです。本当に感謝しています。中でも緑HA・HMKは高校生スタッフに負けない事務処理能力で厚い信頼をしています。嫌がらずにお手伝いしてくれる人がいる環境が幸せです。あれ、受験生の近況でないですね笑 ここにきて志望校が決まり焦りがありつつ明るい受験生がいます。先日も来客がドアの向こう側にいらっしゃたのに気づかず授業していると定番のボケ役緑NSがノリにノッて干支を何回言っても飛ばしまくって「申(さる)」を連発。世間一般では怖いイメージしかないワンセですが、普段の平和な日は楽しい授業だと知ってもらえる良い機会になったのではないでしょうか笑

 中2数学は文句を言いながらもクラス平均点が上がっています。特に図形の証明では例年以上の結果です。心配なのは新入生組の点数が充分ではないこと。横堤菫蒲生中がテスト期間で実力を十分発揮できているのか案じれること。水曜日の過去問では鯰江HKSRが悪くない感じ。菫NYも悪くありませんが、テスト前日ということを勘案すればもう少し欲しいです。

 中1数学は図形が佳境に入り悪戦苦闘中。イメージできないものは理解できるわけがないので全員完全理解は諦めている単元です。でも今年の中1はよくついてきます。緑SHAKを筆頭に緑MHの姿勢がとても良いです。そこに新入生コンビの緑OA、YSが良い刺激になっています。中2同様、新入生が少々苦戦していますが、新年度の1学期中間には間に合いそうな手応え。全生徒平均でも420点以上例年あるので、それを全員超えて欲しいと思っています。

贈る言葉は明日復活予定です。

2017年2月20日月曜日

足立より 2/17.18の出来事


17日(金)諸口浜
 中1・2年生は、茨田北先行で学年末テスト対策に突入。デビュー間近の牧野が段々と講師の形になってきて、助かることが増えました。今日は、中2の茨田北と門真7中の英語と理科を任せっきり。「どうでした?」と尋ねると、「よくできることに驚きました」と返ってきました。そうでしょうとも。彼女らは私の自慢の生徒ですから。姿勢も努力もピカイチで、最近は結果もついてきています。
中1は、新入生を2人抱えているので、私がお相手しました。「何書いてんねん!ペンもつな!」「話し聞くことが最優先!前見ろ!」「始まったばかりでもう集中力ないんか!」吠えまくりです。自習勉強にて後列にいた中2MHIN、中3FYNSには申し訳なかったかも……です。
中1KSにファーストあだ名が付きました。「はみご」(笑)
 さて、学年の節目たるテストです。
 
18日(土)諸口浜
 晴れました。寒さまし。これはもう、と、愛バイクにて出勤。
 中3生は今福鶴見に出向いておりませんので、今日のテスト対策は中1・中2ごった煮で1Fに集め、私一人でやっています。菫・蒲生・横堤の中2生も呼びつけました。
中2理科はどの学校も「電流回路」「熱量」が中心で、難易度は高めです。朝から過去問演習をしました。ツッカーがスムーズじゃないと分かり、集中砲火を浴びました。逆にFSの仕上がりのよさには感心です。お!MHの出来もいい感じ。 そうそう、茨田北の女子5人で、学校の上位5番までを占めてくる約束をしました(笑)でも、本当にそうなったらイイなあ(妄想中)
 中1とは、英語の教科書内容を確認しました。FYは近距離でキツク私に責められるお初。「単複があまいッ!」さて、来週が本番の茨田生が頑張りに来ています。MMなどは朝から。WSは昼一から。ドラちゃんもやってきました。今期の1年生たちの意識が上向いてきました。嬉しいですね。
「よい勉強をして、一つでも二つでも賢くなって帰ってください。」(←機嫌がイイときの足立のセリフ)「金出してまでもの習いに来といて、結果出す勉強せんでどーすんねんッ!!」(←機嫌が悪いときの足立のセリフ)皆さん、親孝行です。そして、当然自分の人生のためです。
 お昼休みと長休憩の賑やかで楽しいこと。ツッカーがくるくるペン回しをしていました。「それは龍神先生の影響?」と聞くと「いえ、小学生のときから…」「小学生のときから龍神だったの?」教室は爆笑。 HMに何気に質問をするとその返事は…ああ、それってボーイフレンドと結婚相手に望むことは別って考えね。 中1生はプッチョのおまけで大盛り上がり。INMMがひときわ楽しそうでした。どらちゃんには勝ったときにうまみのないゲームには参加しないという、意外とクールな一面があると知りました。
 もうすぐ6時。諸口浜は解散です。夜は今福鶴見です。頑張れ、頑張れ。

endlessの出来事

 土日は今福でendless。各学年の出来事をつらつらと書きます。

 まずは中1数学から。過去問結果は80点台が緑AKSHのみ。ほぼオール図形でテスト1週間前になっていないことを踏まえればぼちぼちな結果で決して悪くはありません。それでもAKは結果に傷心で涙目になるほどでした。練習でそこまで落ち込まなくてもいいのにと思います。それが君の良いところでもありますけどね。新入生緑YSは解説終了後、納得のいかない問題ををピンポイントで聞きに来ていました。過去問結果は平凡でしたが、中2の1学期中間では学年トップ争いに食い込んでくれると思います。クラブ活動でヘロヘロになり珍しく弱音を吐きながら登場した緑FHMH。過去結果は微妙な結果のFHとミスの目立ったMH。身体の披露具合から何も問い詰めたりしなかったのですが、自分結果の悪さからMHはやり直しのために同じプリントをもらいにきました。ここ最近勉強に対する姿勢はとても良いですね。

 中2は全員で漢詩の解説をすると、諸口の子たちの普段の姿勢の良さが目立ちました。その中でも茨田北SY、FS、ISは土曜日夜、諸口から今福へ移動し10時まで、日曜日も12時間コースで頑張っていました。数学では図形と確率という超重要項目で数学的センスが問われる単元。20人を超える子どもたち教室にいるのに男子は1割以下。女子は典型的な努力型文系で閃き分野では分が悪いですね…来年、入試数学の苦労が見えます。前回のテストでは入塾後間もなく、思ったほどの結果を出せなかった菫NMに人一倍の期待を込めて見ています。国語の課題提出では1割ほどがゲットできる二重丸(完璧)でした。是非結果に反映してほしいと思います。また初対面から良い味を出ししてくれるに違いないとビビッと感じた緑SHは少しずつ慣れてきて笑顔が増え、みんなの笑顔も増やしてくれています。

 中3は無事に私立中高志望校全員合格。この勢いで公立全員合格に続いてほしいところ。過去問結果では緑IHが国語で初トップ。数学では茨田北HK、緑NRが満点でした。点数にはしっかりと反映されていないものの放出YHが急成長中。社会では緑HA・Hがまだまだ伸びています。授業でネタは珍答続出。マイケルは「フィヨルド」を「フィEルド」と書いていました。緑NRは「カルテル」を「カクテル」を書いていました。お酒の名前は入試に出題されません。定番の「イエズス会」を「イエスズ会」と書いたり「ねじれ国会」を「ゆがみ国会」ならぬ「いがみ国会」と書いたり真面目にネタを提供してくれる貴重なキャラです。国語の添削や雑務に追われる日々ですが、授業が一番楽しいですね。そういえば「鎖国」が新教科書から「対外政策」に名称変更されるのですが、緑HA・Hはそのことを知っていて時事ネタについていけることにびっくり。

 雑談の中で「父親みたい(な愛情を注ぐ)」と形容されました。言い得て妙ですが、中学生でそれを感じ取れる感受性にびっくり。卒業生で講師をしてくれた人たちには「私より愛情を注いでくれる人が(結婚の)基準」と言っているのですが、異口同音に「無理」と言われます。無償の愛を親以外が提供してくれることは普通ないですね。子どもたちを預かり、勉強を含めて多大な成長をしていてても「あれもできてほしい、これもできてほしい」と成長欲求は留まることを知りません笑 一つの課題ができれば次の課題を用意します。半永久的ですね。応えてくれるならどんどん成長してほしいと思いますよね。

2017年2月18日土曜日

卒業生へ~贈る言葉Ⅰ(一部補足)~

KC

入塾して2年。ずっと言われ続けてきたのが「わからないときは聞きに来ること」君専用の時間や専属先生を何度用意しても来なかった。ようやく来たのは最近だ。ただ、継続は力なり。それでもワンセで卒業できた精神力は誇っていい。これからは嫌なことを後回しにせず「同じするなら先にする」を心掛けて行動しよう。

NR(希望により補足)

感受性が極めて独特だ。非常に秀でている点もその逆も然り。平均と自分を客観視し、そのずれを認識することが肝要だ。その上でアイデンティティだと思えるなら構わない。その全てを無視して自己表現するなら唯我独尊になる危険性がある。ルールは守る、それ以外は気分次第、ではいけない。周りを見て意思決定・表示しよう。

HY・H

様々なズレに敏感になろう。言われたことを自己流に解釈して言動し続けると思わぬトラブルを巻き起こす。勉強も同じ。言われたことを言われたとおりにするところから始める。基礎が定着したら自己流を出していい。学生の間は手本を「モノマネ」できることが何より重要だ。手順を絶対に間違えてはいけない。


2017年2月17日金曜日

足立より 今日の出来事&贈る言葉後編


2月16日(木)今福鶴見

 お陰様にて、私立には全員が志望校に合格してくれました。喜ばしいことです。公立が本命の生徒たちは、また演習三昧の日々に浸っています。

 バレンタインにたくさんのチョコをいただきました。これも嬉しいことです。

昨夜、授業後に、前原とバレンタイン談義。「今年は生徒たちから貰えてうれしい、去年は受験で数が最も少ない年だった」と言うンです。「ずいぶんモテてきたような口ぶりだな」とツッコむと、中学生期の吹奏楽部も高校期のバレー部も女子が多い部だったので、いわゆる義理チョコをたくさん頂いたということでした。で、ホワイトデーには「3倍返しが基本」というのが母の教えだと言います。(え~!!そんなこと早くに言ってくれよぉ~知ってたら、君に10万円分のチョコを用意したのにぃ~)

 

●贈る言葉

今福鶴見HHは「イマドキの女子」もしくは「大阪の女子」代表。飄々と明るい。でも、流行ものなら何でもというのではなくて、自流が明確。意外と派手ではないのが分かる。怖いものは無さげに見えて小心者。性根の優しさが感じられる。今は「今」しか目に見えぬようだが、「先」を思った行動や決意ができるようになってほしいものだ。

NSは、落ち着きがない。姿勢や態度が悪いという意味ではない。脳みそがそうなンだろう。早合点や早とちりを多く感じる。このことは実は頭の回転がいいからだと思う。エネルギーに溢れているからでもある。物事は、よく噛んでじっくりと味わってみてはどうか。違う世界が見え、今までとは違う結果を得られるよ、きっと。

 

2017年2月14日火曜日

最近の出来事

 まずは私立高校の受験結果から。最も受験者数が多い大和田高校は成績優秀で学費全額免除の特待生で4人合格を筆頭にほぼ全員が第一希望の学科で合格!近高附属高校も同様に回い合格なし!!常翔はほぼ特進以上で合格!産大高校は全員が第一希望の学科で廻し合格なしで合格!好文学園、大阪高校もた多数の成績優秀特待生で合格!合格したみなさん、本当におめでとう!!過半数が専願でしたが、公立受験組はこれからが本当のスパートですね。

 さまざまな行事が重なり多忙がピークを極めております。受験生に負けないモチベーションで仕事をこなそうと思います。連日、お問い合わせや体験をしていただき非常に嬉しく思っているのですが、内部生のケアを最優先していると雑な対応になっているのが心苦しいです。授業や子どもたちの管理はしっかりしていますので、信じてお預けいただけるなら精一杯の愛情を込めて面倒をみさせていただきます。

 さて、小3国語は体験の子がいました。好奇心旺盛なのは良いのですが、早くワンセのカラーに染めたくなりました。ところで、明日はバレンタインデー。授業の中で「馬」を用いた慣用句・四字熟語・ことわざの紹介をしました。その中で「馬に蹴られる」という話題をふり、人の恋路を邪魔したら馬がパカランパカランやってきて蹴られるという話題で盛り上がり、それならFSがやられてしまうという話題になりました。誰の邪魔をしたのでしょうね…OSから凝った手作りフレークをいただき、おいしくいただきました。ありがとう。

 小4ではその流れを受けて「横恋慕(他人の恋路を邪魔すること)」して「馬に蹴られてしまう」というのが正しい用い方だと説明。ゲストの子に、姉に使ってみるよういいました。新入生SNは良い読解力のセンスを持っています。解いている数が少ないのが玉に瑕で、これから解き慣れていった結果が楽しみです。NKは良いセンスを持っているのにそれを磨かず、少し好ましくない要領を覚えつつあります。中だるみはダメですよ。TRがここにきて急激な成長を見せています。一気に落ち着いてきました。また、国語の読解問題ではやや時間はかかるものの、とても良い答えを書きます。保護者の方に見せたいほどです。前述のNKからもおいしい手作りチョコをいただきました。ありがとう。

 小6算数は前回に続き計算特訓。1問間違いにつき1枚のプリントを別日程でお呼出される例のアレです笑 新入生MTは、先週かなり大量に間違えたものの今日は先週よりレベルが上がったのに正答率が抜群に上昇。間違えた数より、短期間で出来る問題を増やしている姿勢が良いですね。TNは中受を経験し学力以外に忍耐力や精神力をつけ努力が報われることを実感し、本当に良かったと思います。SSOSは共通の課題があります。それは男子独特のムラです。良いときは本当に素晴らしい集中力を発揮するのに、時おり目が点になるような手抜きを見せます。

 小5はMHが課題であった時間アップができています。FH、THは授業前後は華やかですが、授業や宿題・課題はしっかりとこなしています。けじめをつけて塾を楽しむのは模範的で良いですね。THは自分の課題がわかっており、それを乗り越えようと努力しているのがよくわかります。全力でケアするので一緒に頑張りましょう。HYはまだまだ慣れないようですが、少しずつ笑顔が柔らかくなってきました。早く完全に馴染んでほしいです。体験の子が3時間目の途中からみるみる集中力が欠けていきつつも自制しているのがよくわかりました。そう、3コマ連続でこんなに集中力が持続できるほうが普通でないのです。でも、それが普通の環境として周りに馴染めるのは非常にクラスが良い雰囲気だということですね。

 小学生ではTN・E姉妹からチョコをいただきました。手作りは消費期限の兼ね合いで早めにいただくので、もう少し先にいただきますね。中3HA・Hからは手作りチョコをいただき「妹と母が作りました」とわざわざ添えられました。あなたからの愛はないのですね笑 先着30名にホワイトデーに超特製手作りお菓子を添えて返す予定です。

 中2は蒲生HMから何種類もの凝った手作りお菓子をいただきました。チョコの中にラムレーズンが入っていたのは驚きでした。美味しかったです。緑AYからはチョコパイ風のものを美味しくいただきました。年々レベルが上がりますね。来客などでなかなか出来ていなかった個別面談をじっししました。自分の考えを言って志望校について熟考する良い機会になったと思います。

 ところで今月はチラシ月間で大量のチラシを作成しております。その中で悩みつつアップにしてもらったのが中1鯰江TK。ムードメーカーでムラっ気の多い彼を最優秀な子たちと同格にして、気分を乗らせる作戦です笑 やや奏功しているようなので今後の持続とがく年末に期待していますよ。

2017年2月11日土曜日

足立より~贈る言葉⑦&今日の出来事~


2月10日(金)諸口浜

 私立の受験日です。毎年のことながら、気が気でない。眠れなくて、早くから活動し始めました。気を紛らすのに、馴染みのバイク屋さんに行って、小一時間ほど世間話してから出勤しました。

 夕刻5時から中1新入生のKSの補習。6時前には中2MYが自習勉強に現われ、6時50分には、30分前勉強でWSがやって来、同刻には中2NMも姿を見せました。やる気満々だね。定時少し前に、中1新入生FYがニコニコ現われました。今日から宜しくね。そして、今日は中3はいません。それで、中2理科の補習を行い、「電磁誘導」を話しました。のぎーがふむふむと頷く姿が目につきました。

 

●贈る言葉                                                                                                                     

 今福鶴見KCには困っていた。無口で大人しいに尽き、私との距離は大きかった。どう接してやるべきか、その答えは、そっとしておいてあげることだったので、甘え上手な女子とは格差ができていた。それでも全てを了解したように、彼女はいつもニコニコと微笑んでいた。実は何もかもを見透かしているのでは、と思えるような笑顔。とても印象強く残っています。

 MAはいつから弄られキャラにおさまったのか。去年の春先には、真面目で姿勢も整った生徒だったのに、道産子さんが定着してからは軟らかくなる一方。先々どんどんお気楽になってしまわないかと、私は不安だと忠告申し上げる。勉強力はあるが、雑な理解だ。もう一度基本を見直して、力強く「あゆみ」なさいな。

 私と似たMYを注視していた。彼女が私に信頼を寄せてくれているのが伝わっていた。だからって、私に近づきすぎることもなく、上手に距離を置いていた。勉強はそう器用ではないが、「止めない」努力が結果に繋がっていた。頑張り屋さんだ。だからって、力の抜きどころも心得ている。ようは賢いのだ。そんなあなたがお気に入りです。

2017年2月10日金曜日

足立より~贈る言葉⑥&受験前日の出来事~


2月9日(木)今福鶴見

 中2理科を終えました。教科書改訂後のこの数年は、教えねばならないことが増えて、週一で展開する授業に焦らされています。でも、今日、どうにか形をつけましたので、予定通り3月1日から中3理科に入れます。諸口浜はちょっと無理かな…ううう…

 中3生全員との最後の授業でした。昨日の諸口浜同様に、過去問を解いて、急ぎ解説して、点数を出して、一人一人の名前を呼んで報告させました。龍神から訓示を受ける彼らの雰囲気が、(龍神も言ってましたが)受験前日とは思えない明るさで、不思議でした。誰ですか? 持ち物の諸注意のときに、おやつ代の話をしたのはッ? おもしろすぎだッ!

 

●贈る言葉                                                                                                         

 MYよ、君は根はいい奴なんだが、わきまえが足りない。それは君が世界の大きさに無頓着すぎるからだ。まずは、もっと背筋を伸ばして、もっと目を大きく開くべきだ。世の中の細やかさにも人の複雑さにも触れた経験をするべきだ。君は責任のある立場なんだから、もっと大きくなって、母をきょうだいを大切にしないとね。もっと勉強しろ!

 MM君、告白します。ずっと(くまのプーさんみたいだ)と思ってました。穏やかな表情、逞しい系の体、人が自然と集まるやすらぎ感。物語のプーは結構どんくさいんだけど、そう感じる天然系の遣り取りや素直すぎる返事が授業中にしばしばあって、君の好物はハチミツに違いないと思っています。高校では、クリストファーのような親友やピグレットのような彼女を得てほしいものです。

 OSは、他からの刺激に過敏で、お年頃にあり得る怒りや鬱憤といった感情のコントロールが難しそうだった。正義の心が大きい人ほど、こうしたことに陥りやすい典型に見えていた。今はまだ小さな器量がそうさせるだけだから、慌てずに、あなたらしく成長して、カッコいい女になんなさい。

 AYは、大人っぽくて、勉強もできて、人の嫌がることには加担しない正当性があって、クラスの女子の人気者。危険なことや面倒なことには近づきたくないという考えが、その正体なのだろう。賢い判断とも言え、すり抜けるのが上手いだけで冒険心に欠けるとも言える。あなたには人を寄せる魅力がある。自分を磨いて応えられる魅力であってほしい。

 私が持ち合わせないものばかり持っているのはMKだ。実に女の子。流行に敏感でかわいいものが大好きで、お身を飾ることがお上手。ハイスペック彼氏と甘い恋をして、タワーマンションに住むのです。そうなる女道も、なかなか茨の道だよ。いい女には気合も根性も必要だ。努力を惜しまれますまいよ。

2017年2月9日木曜日

受験前日

 今日は私立高校受験前日。まずは諸口で前日諸注意。前日らしくみんな固い表情で話を聞いていました。軽い冗談を言いながら緊張をほぐしつつ、合格消しゴムとカイロをプレゼント。昨年はインフルエンザの状態で受験したらり、各停しか止まらない駅が目的地なのに特急に乗ったり武勇伝(?)のに事欠かない年でやきもきしていました。今年は専願だけで募集人数を上回る学校いくつかあり、その中に近高・関西創価があります。また、常翔も1.5時募集をする方向だったのが想定以上に応募者数が多くなくなりました。合格通知が届くまで心が落ち着くことはありません。その後、今福鶴見へ移動し同じく前日諸注意。ただ、諸口と雰囲気が対照的で不思議なテンションでアゲアゲでした。何をしても言っても笑う笑う、扱いに困るほどのナチュラルハイ。まあ明日実力を発揮してきてくれれば何でもいいです笑 頑張れ!受験生!!

足立より ~贈る言葉⑤&今日の出来事~


2月8日(水)諸口浜

 中3全員との最後の「英語」の授業は、公立の過去問の解説と、私立に向けた最終調整で書きかえのプリントを猛スピードで復習しました。短い休憩時間に記念撮影をしました。茨田男子は応接間で撮りました。ソファーにNT、あいこ、IYYSが並んで座ったその膝の上に、Rが寝そべりました。みんないい笑顔のいい写真です。茨田女子SMYSTAKMKSは教室でじゃれ合っているところを撮りました。まったくもう、YSは凶暴でSMの頭をよくはたく。茨田北男子MTNTKFMYKKYKIKTMMY達も教室で、先輩のなおや君と一緒に撮りました。君たちのテスト対策の仕度は、ほとんど彼が担当してくれました。感謝だね。なおや君は、サッカー部の先輩でもありますね。そして、茨田北女子のTRFYMSNSは、自分たちの最も思い出の場所で撮りました。ずばり、トイレ!いっつもそこに溜まってましたよね(笑) 「理科」は、公立の過去問を1つ解きました。解説はそこそこに、点数をすぐさま出して報告をさせました。全員の名を順に呼ぶ最後でした。

では、「吉報を待ってるよ。美しい人生を歩みなさい。」

 

●贈る言葉

 SMとの付き合いも長い。小学生のときも今も変わらぬ印象は「煮え切らない」である。勉強力はあるのに、どう誘ってものらりくらりが続いた。自分がナマケモノだと認識しすぎだッ!なんともったいない…。高みをギュっと睨みつけて、チョー焦ってチョー必死こくあなたを見たかった。そうしてあげたかった。高校ではしなよ、 やっぱり嫌か?

 あいこはいつもキョトンとしている。周りに左右されない。というよりは周囲がどんな状況でも気にならないトボケぶり。勉強ではとやかく言わねばならなかったが、地は真面目で遅れてでも遣り切るスタンスだった。君のずっと先を妄想するに、いつも笑顔で家族を見守る人のいいお父さん像が、幸せそうなのが、私には浮かぶんだ。

 NTは、難しいお年頃。おふざけキャラでもあり、クールな一面もあり、やってることはまったく子供じみているが、勉強には芯が感じられて、迷走して見える。自分中心の行為行動を慎んで、人を1番にするといいよ。人の繊細さを知るべきだよ。人間が成長するからね。私は、君はカッコいい路線でも大丈夫と思うのだけど。どうかな?

 KFが体験で初めて来た日のことをよく覚えている。聞けば、英語以外の塾経験はないが、持ち点が既に高いことから自己管理力も意識もあると分かっていた。一発お見舞いしたいと思って授業をした。知識欲が大きく、私の展開する英語と理科との相性はとてもよかったのだろう。最後の実力テストの英語は100点、理科は99点で終えて、「感謝している」と言葉をもらった。君のような生徒のいることは、教師冥利なのです。高校でも先生方に愛されよ。子供っぽい判断と阿呆なことはもう卒業しろ。

2017年2月8日水曜日

卒業生へ~贈る言葉⑤~

贈る言葉の前半が今日でおしまいです。

横堤MM

区内中学の自由選択制度を利用し校区外の横中を選択し、多くの出会いと共に社交性をほんのり身につけた。ただ、見かけより打たれ弱く自信を失うと少々時間を要した。真の自信は経験値で得るもの。裏打ちのない自信はただの自意識過剰に終わる危険がある。学生時代により経験値を増やして更に幅を拡げてほしい。

放出MM

非常にマイペース。漢は黙って背中で勝負、のはずが井の中の蛙だったと気づいた中学生時代。気づいてからも愚鈍な努力を継続した。「井の中の蛙、大海を知らず。されど天の蒼さ(深さ)を知る」一つのことを突き詰めれば職人になれる。努力を継続して何かの道を究めるための助走期間で「何か」を見つけてほしい。

横堤OS

心身ともに気持ち負けすることを案じていた中学生時代。限界を勝手に低めに設定してはいけない。全てにおいて継続することはエネルギーがいる。その見返りに成長がある。まだまだできることを知っている。君の能力(限界)は自分が思うよりずっと高い。自分で決めたことを自分で裏切らない精神力を学生時代に身につけてほしい。

横堤YR

最も印象的な卒業生の1人。中2のGW時期に入塾し、復習に大幅な時間を割いた。その過程で復習不足を指摘され注意されることもしばしば。普通は逃げ出し退塾する選択肢を取るだろう。でも逃げなかった。成績以上に精神的に大きく成長し、努力する大切さを学んだ。歴代でも最も評価している一人。それを糧に更に成長してほしい。

足立より~贈る言葉④+火曜日の出来事~


2月7日(火)諸口浜

 新しく中1にKSを、中2にNKを迎えて、少し空気が変わりました。「ワンセでがんばる」と覚悟したことを、貫いてください。

 中2の勉強の意識とレベルがぐんぐん上がっている手応えがあります。私は、もう「受験生」と呼んでいる彼ら。いい感じです。今日は、ワンセタイムで不規則動詞の単語テストを行いましたが、KCISNMの満点合格よりも、不合格ながらその間違いの少なさと、居残りで再テストをしたときの出来の良さに感動です。特に、MYSM。頑張れています。2人して「はい、OK」と満点を告げると「ひゃあ、ヤッタ!」と声をあげて喜んでいましたが、私もよっぽど嬉しいですよぉ~

 

●贈る言葉

 人には様々個性があるのは誰もが承知していることだが、今福鶴見NRのそれは、才を放って異色だ。当人を前に「脳の回路がなぁ…」と散々に言っているので、ここで改めて書きはしない(笑)でもね、あなたの何も気にしなさ過ぎはダメです。願わくば一点、自分が女の子であることはもっと意識してほしいよ。

 R。いつかでいい、でもどうか、自分がいかに幸せか、考える日を得てほしい。母の愛と友だちの理解。直近の大人の赦免が愛情であること。君が誰かしらからもらったものは、誰よりもたくさんだったことを。もらったものはちゃんと受け取った?いつかは誰かに君もあげることがでればいいね。

 MM。勉強のセンスも気力も人以上にあるもんだから、どんなに高い山でも登れると思っていただろ?センスは磨かねば輝き続けないし、気力も鍛えねば小さくしぼんでしまうものだ。この中3は、高を括って見えていたぞ(パンチ!)心を逞しくして、次もまた大きな峰を目指しなよ。

 YRさん、あなたの努力に拍手です。不器用で、見ていると、ハラハライライラしましたが、とにかくあなたにはマイペースに進む心持ちがある。あなたの努力が器用に変りますように。そして、もっと自信をお持ちなさい。人に頼らずとも、あなたは自分の足で立てていますよ。

2017年2月7日火曜日

足立より~贈る言葉③及び月曜日の出来事~


2月6日(月)今福鶴見から諸口浜

 とうとう2月です。小6英語は今日を数えてもあと4回のお付き合いとなりました。彼らの中学校での活躍を期待して、ハイレベルな展開です。よく付いてきます。近頃はMの前向き姿勢が気持ちよいです。

 諸口浜中3は本日が「チームA」の最終日。英語も理科も私立の過去問テストで閉めました。さて、私立の入試が目前となり、専願者たちとは、明日と明後日の授業が私との最後です。

 

●贈る言葉

 KKは、のほほんと優しそう見えるが、THE 男の子。見事に自分の好きな事にだけアンテナが動く。多くに関心が薄く、それが雑さとなって勉強にも影響しているゾ!もっと人を見ればいいのに。家族を、仲間を、先生を。君は人は良いのだから、人幅が広がるように、そうした目を養って、いっそう魅力を増すべきだよ。

 MYTHE 男の子。実のところ賢いし、ルックスもいいし、頼もしく見えるが、私には大ざっぱで強情に映っている。長く一人で努力してきたから、自己流が板についているのだろう。学ぶ道においては「従う」「真似る」は大事なんだけど、なかなかそうはしてくれなかった(苦笑)物事に関心を寄せるというのは自分を磨き豊かにする行為だよ。

TKは、面倒くさがり。遣ると決めて臨むのだが、長続きしない、ダラダラっとしてしまう。ヤバイと思うと集中もできる。一見大人しそうだがエネルギーには満ちていて、派手ではない性格が、不満や怒りのパワーを持て余させていた。そして、性根は真面目で優しい。あなたに精神力がつけば、あなたはそのパワーを正しく使いこなせるでしょう。

怒ることの大切さ

 「怒る」=「叱る」どの辞書にもそう書かれてあります。いつからか「怒る」=怒りという感情を野生に任せて放出する、という意味で用いるようになりました。感情的に「ムカつく」ことを全面的に押し出すのはもちろんダメでしょう。

 私は新人講師時代「怒るための練習」をよくしました。真の怒りの感情があるときは怒ってはいけない。注意しなくてはいけない場面では、まず自分のアドレナリンを沸騰させる。そして、それを言動で表す練習です。素で怖い先生は自分の人生に自信がある人で羨ましいです。足立などがそうですね。私はそこまで聖人君主になれないので怖い先生を演じられるよう努めています。

 でも、最近他人を怒れる先生(人)は間違いなく急減しています。まともな精神の持ち主なら怒った後、自分の言動を振り返り適正だったかどうか、もっと良い言い回しがなかったかこっそり反省します。そして怒ったほうが自分にとってストレスだったと気づくのです。だから怒る先生が減ったというのはあるでしょう。怒るというのはその子に対して様々な責任を持って言動することだと私は思っています。

 例えば宿題忘れを誰かが私に報告したら、その瞬間に私のオーラは怒りで包まれています。子どもたちは絶対に見えています。無言でも空気が一瞬で重くなります。みんな(子どもたち)ならわかりますよね笑 1回目なら約束通り次から気をつけるようにという注意だけ。2回目は次は怒るよ、と予告。3回目は…このご時世なので「何に対して怒っているのか」説明します。そして周りの空気を悪くしたことを反省しなくてはいけないことを伝えます。

  ただ、大前提は必要でしょう。まずは深い愛情があること。そして、怒る勇気をもって一時的に嫌われることを恐れず、貫徹すること。途中で人気取りしては絶対にダメ。ぶれるのは何よりダメ。最近の20代までは嫌われることを極端に避けます。果たして他人との距離が希薄になり、他人の言動に対して怒りの感情が湧いてこないのです。すると子どもたちは怒られないからどんどん野生化していき、大人もストレスをかけないよう間違った気遣いをすることによってストレス耐性ができなくなります。

 怒らせるようなことはしない。「私は君のした宿題忘れに対して怒っている。様々な悪影響がある。だからもうそんなことをしてはいけない」これでいいいと思うのです。大切なのは怒る基準がぶれないこと。自分の機嫌によって左右されるのはご法度。怒られたら嫌だ、恥ずかしい、周りに申し訳ないetec…そのような感情が起こるから気をつける。それって当たり前だと思うのです。怒られたことのない子を見たことがありますが、将来は不安しかありません。大切なものを知らずに育ったのだと思います。愛情が根底にあり、それに自信があるなら子どもに感情をぶつけるは決して悪いことではないでしょう。

最近の出来事~小学生を振り返って~

 木曜に私立高校受験を控えて真のラストスパート中です。例年専願率の高いワンセは過半数が卒業していきます。それでも現在の高1から公立後期試験が一本化され、3月でも受験生がそれなりにいます。それまでは安定の5人以下でした。

 ブログに単独で書きたいことは多いのですが、様々なことがピークを迎える今は余裕がありません。ただ、書きたいことの中でも筆頭にあるのが音楽教室に関する著作権使用問題。これはありえないですね。珍しくfacebookに近々アップしようと思います。


 さて、月曜日は小学生の日。小3国語は正答率には問題を感じませんが、スピードを求めたいところ。TEMKに特にそう感じます。来年度の課題ですね。来年度、といっても3月からですが私は小学生を算数担当で見ようと思っています。OSは自信のなさから答えを書かないのが玉に瑕。逆にFSは男の子独特の大胆さで、素早く良い答えを出す機会が多いものの、粗削りな答えが課題。

 小4はじわじわ人数が増えて雰囲気が少しずつ上級生らしくなったクラス。今年、最も成長を感じたのはNR。1年前の自信なさ気で怒られないかびくびくしていたのが嘘のようです。次いでIMも落ち着きました。授業では集中力について最も注意されている子ですが、この1年で2年分ぐらいは成長したように感じます。マイペースに成長してるのがFS。少しずつできることが増え、問題で空白を作らないよう頑張っています。入塾時はマイペースすぎることが案じられたNTはワンセの集団授業の速さについていけるようになりました。名前の出てこなかった子は来週書きますね。

 小5は夏以降女子が増えてワンセらしい女性上位のクラスになりつつあります。夏までの最大の課題が漢字テストの不勉強ぶり。それまで算数担当だったのですが、課題徹底のために国語を担当。ようやく漢字テストでもほぼ全員が満点、時おり誰かが2問程度間違えるという許容レベルになりました。暗記が好きではない男子コンビも本人なりの努力をし、TSは語彙力を嬉しそうに披露してくれています。また随分空気を読んだ言動ができるようになりました。TTは課題をこなしているので楽しく授業を受けられる機会が増えました。入塾時は頑張りすぎで案じ、2学期末には手抜きを案じ(笑)ていたYAは今が良いバランスで勉強できています。宿題が雑だった彼らがワンセ基準の高いレベルで宿題をきちんとできているのがうれしいです。

 小6はここにきてKRMYが頑張っています。小学生なので頑張りはすぐ結果に反映され、満点
を取る機会が増えて良い気分になり、安定して頑張るという好循環です。IMは入塾当初に色々案じられた子ですが、ここまで激変して頑張れるとは感無量です。6年生は最も課題が多い子のいるクラスだったのに成長をしっかり実感できるクラスとなりました。

 小学生の総括ですが、入塾時に親御様から「やっていけるのか(継続できるのか)心配だ」という声がたくさん聞かれ、実際に注意されることが例年以上に多かった気がします。それでもこの一年を振り返ると安定したクラスになっています。思うに、大人が諦めない、許さないというスタンスを崩さなかったのが奏功したのではないでしょうか。いつの世も子どもは大人の顔色を見ます。ややもすると「お子さま主義」になりがちで言った者勝ちな昨今。自己責任という言葉で子どもたちに責任転嫁するのではなく、子どもだからこそ教育しなくてはいけないと思っています。その一環として挨拶の大切さを説いていますが、子どもたちが実践していることを体験授業に来られた親御様に褒めていただく機会が急増し、非常に嬉しく思っています。単純に子どもらしい実直なあいさつをされたら大人として心を洗われたような新鮮な気持ちになれますね。良い挨拶をしてくれる学校の子は例外なく先生方指導力が優れている良い学校です。ワンセもそれを意識しています。「小さなことができない人は大きなことはできない」私の持論です。子どもの挨拶はそれに通じるものがあると思っています。


2017年2月5日日曜日

卒業生へ~贈る言葉④~

AY

友人&家族に良い気遣いができる。無意識に自分に対してもそれを望み、周囲が自分と同じ精神年齢に達しておらず傷つくことがあるかもしれない。それゆえ、必要以上に身構えているように感じる。失敗を恐れずに人間関係でも新たなチャレンジでもすればいい。そうすると今まで見えなかった新しく高いところからの景色が見える。

MK

天真爛漫だ。辞書には「飾らず自然のままの姿が溢れ出ていさま。純真で無邪気」とある。その姿に周囲は笑顔をもたらす。ただ、齢を重ねて大人になると無邪気すぎる言動は思いがけないアクシデントを招く。純真さを失わず、傍若無人にならぬ立ち振る舞いを学生時代に会得しよう。そうすれば10年後も大勢の友人の中心で笑顔でいられる。

MY

中学生時代は自分の身体との付き合い方に悩まされた。人より苦労し心無い言葉に傷ついただろう。思春期にそのような経験をしたことは糧にできる。同じ立場にある人の気持ちがわかりよい言葉をかけられる。乗り越えられる人にしか試練は課さない。これからの人生の困難に対して持ち前の積極性で乗り越えてほしい。

2017年2月3日金曜日

卒業生へ~贈る言葉③~

マイケル

気の良いお調子者。体育大会で「マイケル~」と多数の黄色い声援が飛び交っていたのが最も印象深い。マイペースながら人の嫌がることをしない。空気を読むのは微妙なのに自己犠牲の精神は持ち合わせている。今でも充分ナイスガイ。これからも他人が避けることを積極的に受け入れ自己練磨を続けてほしい。

MA

自称「みんなのこと好きなんでしょ」思春期独特の愛情欠乏症で誰かからの愛情を確認したい衝動に駆り立てられる。確認しなくても皆から愛されるキャラをしている。ただ、自分への自信のなさがチャレンジ精神のブレーキになっているのが玉に瑕。失敗を恐れずに多種多様なことをしよう。そうすれば更に性格美人になれる。


あ、そうそう私の「贈る言葉」の法則性に気づいた人は当ててください。先着1名様限り良いものプレゼントします。

足立より ~贈る言葉②~


2月2日(木)今福鶴見

 今日は授業後にお客様の予定があるので、ワンセタイムの不合格者を居残りさせられない。だから、演習問題を解き、解説を入れた。出来のよろしい人を表彰。-1でHKがトップ。これは想定内。-2でNMが理科の初タイトルをゲットして、これは喜ばしい。

さて、中2新入生、ワイドルール君と初対面。TSの連れ。気のいい奴っぽい。よろしくね。

 

●贈る言葉

 今福鶴見の通称お嬢を、私は博物館に飾っておきたい。タイトルは、天然…いや、「純真乙女」こうも綺麗なハートがよくもここにあるもんだと思う。昨今に望まれる協調性からははみ出て見えるところどころもあるが、それを周囲に許容させる佇まいは、本当は強硬なのだと思う。小さな傷を周囲に悟られずに消化する強さがあるのだろうね。お嬢流のマイペースが私も好きです。

 AH。勉強のことは隅に置きっぱなしだったが、君の、人としての成長はとても気持ちよく見てきたよ。小学生の頃から、皆の和みという役割をどこか承知していた。君にはよく助けられた。いつも笑顔で穏やかで、気遣い上手で、案外男ぶりもある。だから、やっぱもう少し勉強に力を入れてくれていたらなあと、そこんとこが惜しくてならんので、最後に愚痴を贈るよ。

 マイケルはいい奴。マイケルは女子っポイけど、結構男の子。マイケルはときどき図に乗るけど、小心者なので小さなノリに終わる。マイケルはこんなにも皆に愛されているのに、今の自分にあまり自信がない。マイケルの世界はまだ狭くて、経験が少ない。でも、マイケルは器用で賢いので、世界をどんどん大きく広げていく。マイケルはずっと爽やかなままに進む。マイケルはいい奴からいい男に転じる。その頃のマイケルに会いたい。