2020年12月31日木曜日

2020年の出来事~2021に向けて

  今年はコロナに世界が振り回されています。ワンセも例外ではありません。受験前に休校になり、大きく様々な影響を及ぼしました。その後、春に緊急事態宣言が発出され自粛ムードに世間は偏向。数カ月間に及ぶ自粛生活で世間の学力は大幅に低下。ワンセでは勉強を止めず過去最小の休日数でした。イレギュラーな休みがあると完全に心が勉強から離れる子も出てくると思ったからです。募集を一時見合わせ内部の充実に力を割くことにしました。果たして、退塾者は過去最小レベルの反面、入塾者も過去最小。それでもコロナ対策を守れない可能性がある新規の入塾者を受け入れる余裕はなく、来年・再来年の経営的な不安はあります。

 そんな中でも高校進学説明会をオンラインで実施したり、学校別の説明会も蜜を避けて実施しました。ただ、受験生の士気が上がらず、いつまでも中1・2のような雰囲気が学校では続いています。ちなみに塾内での勉強時間も例年より短い状態で家庭学習の徹底で補おうとしています。2年前から掲げていた「やらされる勉強」から「自分で考える勉強」へのシフトが一気に進んでいます。

 2021年は更に充実した家庭学習の徹底をテーマに考えています。大手塾のような大量の宿題を全員に課すシステムは大多数の子にとって時間の無駄です。課題の質を上げて「管理しながら自主性を促す」システムの構築を模索しています。演習ノートと呼ぶ間違い直しノートの質を上げることが最大の課題です。これは講師の手間が恐ろしくかかるのと面倒くさがりな先生には向かないのでウチでしか出来ないと思います。やるだけなら可能でしょうが、子どもは大人の顔色を見て手抜きをします。こちらがあまりチェックしないとわかると途端に手抜きしてただ「答えを写すだけ」の作業になります。

「厳しい塾」ではありますが「怖い塾」からは脱却しようと思います。ただ、子どもたちがしてはいけないことをしたときにはきちんと注意できる塾ではあり続けたい。悪いことをしたときに注意できないようになったら教壇から下りるべきだという考えは変わりません。

 いつからか子どもに距離を取る風潮になって久しいです。親以外の大人から叱られる経験が激減しているようにも感じます。開校時より「勉強を通じてお子さまの子育てに参加させていただく」という考えは不変。親だけで教えるよりも複数のほうが教育的にも良いと思います。

 お預かりした全てのお子さまに愛情を注いで全力で対応する、全員合格・全員成績大幅アップにこだわり続ける塾であり続けますので今後とも宜しくお願いいたします。


最近の出来事

  では中学生編です。

 中1は緑SSが最も伸びたように感じます。中学生になり少し勉強に対して欲やプライドが芽生えたようです。鯰江MHは努力で安定の好位置をキープしています。着実にできることを増やしているエネルギーの源は探究心でしょう。ここに緑IRが続こうとしています。要領が良くないのが課題ですが、それは経験で補えるもの。人から言われたやり方ではなく自分で試行錯誤して身につけたものは強いです。緑YJはムラっ気があるのですが「ゾーン」に入ったときの集中力は素晴らしい。

 中2は安定の緑HA。負けず嫌いの権化のよう。特進クラスで鍛えられ続けて緑MYMSが彼女に引っ張られて伸びています。意識の差が最も開いていた学年で長い長い中だるみもありあました。ようやく成績アップを全員が目指せそうなクラスの雰囲気です。ようやく小学生から中学生になったのかなという雰囲気です。

 中3はここに来て緑FHが上昇中。緑SKも悪くない位置です。緑THAは数学で少しセンスを発揮し始めています。また緑UTが男子ならではの瞬発力を数学では発揮しています。同様に緑IHも好きな教科からですが勉強を始めています。緑YAは変わらぬ努力で出来ることを着実に増やして素晴らしい。

 

最近の出来事

  コロナ禍での2021年が終わろうとしています。そんな今、冬期講習会真っ只中でバタバタしています。年賀状を城東郵便局のポストに入れたのはいいですが、誤って「年賀状以外」のほうに投函してしてしまいました。もしかしたら年内に到着するという不細工なことがあるかもしれません。

 では、小3から現状報告。3年生は色々な差が激しい学年で、集中力・持続力・スピードなどが顕著です。ただ、春先にはワンセのスピードについてこれなかった子が急成長を見せています。逆に理解力はあるな、と感じていた子がそれに頼り「わかった気」になりしっかり考える習慣が身につかなかったケースもあります。それでも小学校レベルで困ることはないでしょう。THが理解力と点数に最も差が有ります。語彙力も算数のセンスもあるのに詰めが甘く失点が多いのが玉に瑕です。次いで同じ課題なのがMSKKは自信のなさがもったいない。KYは積極的に取り組む姿勢が成長に繋がっています。YATH同様に詰めが甘いのが非常に気になります。男の子ならではの瞬発力を発揮することがある反面、雑さが気になるときもあります。MEは最も成長を感じた一人です。出来ることもスピードも入塾前とは比較できないほどレベルアップしています。

 小4はKKの表情が11月ぐらいから明るくなりました。それに伴い自信を持って取り組んでいることが奏功しています。UMは少しずつですが丁寧に解き始めています。ただ、更なる丁寧さは必要です。MOはスムーズに解いているときは良いのですが、少し難しい問題になると思考回路が停止し今までできていたものまで出来なくなるのを改善するのが今後の目標です。

 小5は全体的に悪くありません。応用問題の正答率は最も高く中学になってからの伸びが楽しみです。出来る問題を確実に正解できたり、漢字や英単語など努力で満点を取れる単元で「しっかり勉強する」習慣が少ないのが気になります。受験はミスをしなければ合格できる確率が一気に高まりますが、逆も然りです。

 小6は珍しく男子が多い学年です。例年だと男子が多い学年は手がかかる事が通例ですが、前を向いて中学生を迎えようとしています。しっかりと育てて学校で良い位置を確保してもらおうと思います。春先と比べ、注意されることが減りました。教科的には他学年同様計算ミスが目立っていたのですが、冬休みの計算特訓で正答率の改善が見られます。

次回は中学生編です。



2020年12月12日土曜日

買い物

  私事ですが車を買い替え、クラッシックカーと呼ばれるほどの30年以上前のものに手を出してしまいました。中古屋さんとお話する中でこのお店(人)から買いたいと思えるところは10件に1件ほど。安いお店は安かろう…モード。お金よりもお店(人)にこだわると欲しい車がなかなか見つからず、車検切れという諸事情もありましたが、先に乗っていた車を売り妥協せずに欲しいものにこだわりました。結局購入したお店は府内ではないところ。一人で切り盛りしていて本当にクルマが好きなのだとわかる人柄。一人で全てやっているので小さいミスはたくさんありました。でも、その全てを払拭してくれる人柄でこのお店のクルマを買いたいと思いました。大手や中堅なら必ず行う価格相談も全くしていません。請求金額よりも気持ちを乗せてお支払いしました。長いお付き合いになりますし、職人さんでもあります。それを値切るのは失礼に当たると考えます。

 逆に近隣にある業界最大のディーラーは未だにマスク着用せず、鼻マスクの人も大量にいました。本当に気分悪く話しかけられることに覚える嫌悪感。購入する気で訪れたのに真逆の感情が芽生えました。

 府外のお店の人とはウマが合い、数分で購入を決定。自分の直感は大切にするほうなので信じてお任せしようと考えています。お金を使うなら地元か「真水」で効果のある小規模なお店と決めていました。それでも全ての経営者が全うな経営をしているとは限りません。何度も見ミスをされるうちにクレームを出せば対応してくれる大手に頼む機会が増えました。

 翻ってワンセルフ。件の府外のお店のように小さいミスはしてしまいますが、信頼される塾であり続けないといけないと実感しました。クルマでいえば「書類や行き違いなどのことは事後修正で全然OK。でも、クルマに関することは職人さんにお任せするので応えて欲しい」ワンセなら「子どもの勉強や教育に関することは応えて欲しい」と思っていただけるような信頼関係を構築すること。こんな塾には預けられない、と思われないよう精進しないといけないと改めて感じています。

2020年12月4日金曜日

最近の出来事

  小学生の無料冬期講習会をしようと決めた大きな理由は計算ミスの多さです。例年以上の多さに本当に危機感を覚えます。コロナ禍で居残りやお呼び出しに躊躇(ちゅうちょ)しているのも悪かったのでしょう。GW恒例の計算特訓も充分にできていなかったのも痛かったです。進学するにあたり当該学年の計算問題はしっかりとクリアしてもらわないといけません。そこでこれまでの復習と計算特訓をメインにした冬期講習会を実施する運びとなりました。「ケアレスミス」と軽く考えているのが非常に気になるので「1問間違いにつき1時間相当の問題演習」を課します。これで少し懲りてくれたら…

 受験生はようやくほぼ全員が志望校を決定しました。ただ、五ツ木の偏差値が非常に甘い。こちらの手応えよりも偏差値6程度高いです。今回は上位層も受けて変わるかと思いきや、変化はありませんでした。つまり今の中3生は総じて勉強不足で平均点が低いということです。感覚では10点低い。ということはワンセ生は例年通りなので見映えの偏差値が上昇したのでしょう。ただ、例年の偏差値60と今年のものではレベルがかなり異なるので高校側の注意が必要です。数値を鵜呑みにすると「あれ、あれ、あれ」と先生側が違和感を覚えている間に受験に失敗します。高3の5月に浪人生と同じ模試を受けて初めて本当の力を知るわけです。そこからスイッチが入っても国公立大学には間に合いません。だから高1の初めから過去の生徒との比較ができる同じ問題を解かせて現実を数値で思い知らせてほしいと強く願います。高校の進学実績のためにも。

 期末テストの総評は全体的には前回よりやや上昇した感じです。学校平均点の高さに助けられて部分もありますが、落としてこなかったのは大きなプラス要素です。ただ、満足できる結果ではないので個々の能力アップに努めていきます。

 

2020年12月1日火曜日

期末テスト速報

  まずは中1から。すでに全教科返却された菫中はMNが順調に点数を上げ続けて大台到達。緑中からはSYが数学国語HRは数学とOYは英語が満点という報告がありました。SSが連続480点超えで学習奨励賞ゲット!前回450点台の子たちは無事に今回もキープできそうな勢いです。400点台の子たちも同様ですが、微妙なラインの子も若干名います。1学期の定期テストは易しいので2学期中間で若干下がるのは想定内ですが、今回は全体的にほんのり点数が上がっているのが素晴らしいです。

 中2緑はHAが理科満点の報告。その他教科はオール1問間違いという結果。嬉しさと悔しさですが490点超えは好結果。MYは満点報告こそなかったものの480点超えで学習奨励賞ゲット。MSは未返却教科があるものの自己ベスト更新できるかどうか。その他特進組は順調にチラシ平均点の472点を超えれそうです。AKも入塾後の自己ベストを更新しました。その他メンバーは踏ん張っている感じで前回より10点以上下げた子はいない状況です。

 中3緑はFHTHAがそれぞれ単教科で学年トップらしいです。二人のTHが共に良い感じで期待値に近い結果。YA、KHは安定して頑張れています。IHがここにきて伸びてきました。男子ならではの伸びに期待です。中3は明日の五ツ木返却でやきもきが続きます…

2020年11月29日日曜日

師走からの新年

  コロナ禍での1年が過ぎようとしています。実は長文で「来年度」について書いた原稿をアップせずに見送りました。中学生を現行の週3日から週4へ、中3を週5日にする草案をまとめていたのです。パンフやHPには週3日6時間と書かれていますが、現実としてそんな時間で済んでいる子は一人もいません。すでに中3はほぼ週7日体制、中1,2は平均して週4日以上は通塾しています。そんな中で授業外の在り方の見直しを進めています。

 「勉強のやり方」を教えるのが目的です。今までのワンセは良くも悪くも1から10まで手を差し出し続けてきました。家庭学習のやり方は伝えつつも、出来ないときには即お呼び出しが通例。これを「自分で考えて勉強する」方向へシフトチェンジしようというものです。

 ただ、私は中学生が積極的に自分で課題を見つけて勉強することに懐疑的で、自主性を尊重すると何もしない子が続出するでしょう。そこで、ワンセらしく「管理しながら勉強させる」ことを強く意識した時間を設けようかと思案中です。それが単発なのか継続するのか手探りですがようやく方向性を打ち出せるようになりました。

 何でもかんでも叱るという昭和理論は通用しません。しかし、子どもは大人の本気を試します。こちらが何となくシステム化したものをやらせようとしても失敗するのは目に見えています。みんなのことをしっかり見ているからね、という強いメッセージを継続して送れる性格の講師が必要です。来年は足立・原・私がメインなら実行できるだろうと思います。また三好・福島もなかなか根気強いです。詳細は授業を通じて伝達し頑張ってもらう予定です。

 ところで私のモチベーションは「ワンセ(私)にお願いします」というスタンスでこられることです。期待していただいたなら全力で応えようと思います。反面、同じようなお願いなどを他にして、優先順位が低いなら私も全力では応えられません。情で人は動くものだと認識しています。「ワンセで」という強い思いを感じたらしっかりとそれに応えます。ワンセの補習は愛情で出来ている、というのは半分本気です。

2020年11月19日木曜日

最近の出来事

 水曜日、お昼に週に数回はお世話になっている定番のマクドに行きました。混んでいる店内で後ろにはバカップルが足跡マークを無視してすぐ近くで大声でマスク着用せずに話しています。その脇で4歳ぐらいの子が4人ほど走り回っています。両方ともにイラっとしましたが、後ろのバカップルは眼力で威嚇して距離を取ってもらうことに成功。少し悩みましたが、子どもにはやはり注意が必要だと思い優しく注意しました。とても困惑した表情でしたが、店内で走ると注意されるという経験で覚えて欲しいと思います。最近、雷親父は死語です。悪いことしたら地域の人々から怒られることはなくなっていますが、それが良いことなのかどうか疑問符です。よく言われるのは逆切れされて刺されたらどうなのという意見。至極全うで同意見です。でもね、教育者を名乗っている人が諦めたら日本はどうなるのだろうと危惧します。人にはそれでいいと言いつつ私は注意する大人であり続けようとも思います。

 -閑話休題ー

 受験生にとって非常に重要な実力テスト&五ツ木の模試が終わりました。いよいよラストスパートの体制に入りましたが、今年は意識の差が激しいです。最低限度の量が多いワンセですが、家で出来ない子は塾でやらせる、というスタンスが今年は取れません。コロナ対策で密を避けるため積極的な居残りは自粛中です。間違いないのはご家庭での学習時間がないのは勉強時間がほぼ0ということです。塾では過去問演習などを通じ弱点を発見し、それを個々で補うのが本来の勉強です。塾で問題を解いて解説を聞いただけでは知識は定着しません。ワンセに来ているだけで安心してもらっては困るのです。今年も本当の志望校に廻し合格なしで全員合格してほしい。そのために浮かれている子たちの気持ちを締めなくてはいけません。もちろん、多数の受験生は真摯に取り組んでいますが、性分でどうしても出来ていない子が気になります。全員笑顔で15の春を迎えられるよう全力を尽くします。

 そんな中3は緑SKYA、T・HAが実力テストで納得の成績を修めてきました。今回の実力の結果は見事に普段の努力に比例しています。若干の成績下降者は残念ですが、モチベーション通りです。

 中2はHA・Aの仕上がり具合がいつも通り順調。緑MY、SE、MSKN悪くない状態。その他は今後の追い込み次第ですが、提出物や課題は比較的順調のようです。溜め込む前に片付けていきましょう。

 中1は安定の鯰江MHに緑SSが追随している感じ。特進数学組はそれなりに気持ちが入っているようです。例年だと中だるみする頃ですが、その気配は今のところありません。新入生の緑NRは毎日に勉強についていこうと必死に頑張っています。

2020年11月11日水曜日

徒然なるままに…

  最近、本当にご縁があって久しぶりの卒業生の近況を聞く機会が多いです。進路の相談であったり、報告であったり。何にしても節目で思い出してくれるのが本当に嬉しいです。修学旅行のお土産は過去最高に多かったです。それも結構な金額を遣ってくれています。金額もそうですが、何よりは旅行中でもワンセのことを思い出してくれていることへ頬が緩みます。また結婚・出産の吉報が多い一年です。コロナ禍で参列できなくなりましたが、おめでたいことに変わりはありません。

 ところで、高校の先生方と話していると期待する学校には難題を申し上げることがしばしばあります。保護者の方は「ウチの子をしっかり見てください」とは言いにくですが、私はハッキリと引っ張っていただきたいと申し上げています。細かい細かいお願いもしています。自信を持ってお勧めした高校に大切な子たちをお預けしたのですから、先生方には言行一致の責任は求めます。ご都合主義なら二度とウチの子たちを受験させません。

 そんな姿勢を崩すことがなく20年が過ぎようとしています。お預かりした子どもには熱い思いをかける保護者の方がいます。そこに子どもの入塾前の成績は関係ないので、その思いに応えなくてはいけません。また、私を、ワンセを、信頼いただいたなら絶対に裏切ってはいけないと思っています。

 感情論で塾屋さんをするのは死語のようです。集団授業で多数の生徒を集め、オプションで高額の費用を請求するのが慣例の業界話を聞くと複雑な思いに駆り立てられます。未だに講習会費のご請求をするときは胸が締め付けられ、このご時世に余分な出費をお願いする申し訳なさと、金額以上のことをしなくてはいけない気持ちになります。

 翻って進路相談について。私は進路のジェネラリストになりたいと思っています。高校受験だけではなく、進路相談全てを専門にできるようになりたいです。大学・就職・結婚その他全般です。例えばお医者さんは身体についての専門家で、足元にも及ばない博識です。でも、特定の人、つまりお預かりしている子どものことなら誰よりも理解していたい。親御様には敵(かな)わなくとも知ってはいたいです。

 そのためには本格的な勉強も必要でしょう。近年できた国家資格である「公認心理士」のための大学には大きな興味があります。10年前に大学を卒業し多種多様なやりたいことができましたが、少し絞られました。その後には弁護士も見据えたい。「弁護士もできる塾の先生」なら相談しやすそうじゃないですか。それだけに大変な勉強ができるのかと問われれば「yes」の返事です。地元中学の教壇に立ちたい(生業ではなく)という夢だけのために教員免許を取りに行こうとしたぐらいです。ただ、出身中学でなければ希望中学に行けないので諦めました。あ、まだその夢の実現は全く諦めていません。

 やりたいことだらけの人生ですが、折り返し地点を終えてコロナを通じ見えてきたのは理想の教育の完遂です。私がワンセをやめると決めた過去の決意は「やりたいことができなくなったら」「子どもに媚を売るようになったら」「売り上げを先に考えるようになったら」「新型インフルエンザの罹患者がワンセで発生したら(当時学校は全校一斉休校の中で授業)」もちろん、今年の春先に授業をし続けたときもワンセが先陣を切ってコロナ罹患することがあればその覚悟は決めていました。

 駄文が続きましたので〆を。

 ミスが多い私を信じている人だけは裏切ってはいけない。それは、子ども・保護者・学校関係者・業者さん・スタッフ全てです。逆にワンセを軽んずる相手には容赦するつもりはありません。特に権力を持つ人には全力で向かいます。残念ながら「声が大きいものが勝つ」世の中です。強いものはとことん強く、弱者には最大の気遣いができる人になりたいと思っています。

 


最近の出来事

  ようやく志望校も決定してきました。例年よりも遅かったですが、上位合格目指して頑張って欲しいです。私立高校は合否ではなく特待生になれるのかどうか、なれたなら高校3年間特待生として恥ずかしくない過ごし方をしてもらわなくてはいけません。

 ところで、最近卒業生やその保護者の方と接する機会が増えました。偶然ばったり出会うことと連絡をもらって話し込むことが半々です。今年は不精をして卒業生名簿をあまり見ておらず、現在の年齢が即答できなくなっていることを反省しています。もちろん、名前を忘れることはなく思い出話はできます。それでも顔を見て「今○○歳だね、その後どう」と声を掛けられなくなった自分にがっかりです。これからはマメに復習してみんなのことを思っていますので、いつでも連絡や来訪を待っていますね。

 受験生はここにきて緑THIが上昇中。一時期は心配していましたがもう大丈夫と思いたいところ。緑YAもやるべきことをしっかりできていて自分に必要な勉強を取捨選択できています。緑FHは数学に伸びを感じます。英語理科は元々問題なかったのですが、数学的発想が閃くようになり理科も伸びているようです。緑OMは社会に覚醒中。ただ数学への期待もあります。

 ちなみに過日の遠足では中3のバスに同乗していました。帰りのバスの中では自発的に歴史の年号クイズで盛り上がっているのは流石受験生。活躍していた緑IHに良いところを見せてもらおうと社会の授業で指名すると…。そんな受験生は秋が終わり冬になっても「春」は四季を問わずやってくるようです。今年ほど恋の病に苦しめられた年は初めてかもしれません。

 中2は特進数学がようやくその名に恥じないレベルになってきました。英語では足立に文句を言われても数学では全員に及第点が上げられます。点数以上の実力アップを感じるのが緑HA。色々(数学的に)見えるようになりました。緑MSはしっかりとくらいついてきています。脳を使い続ければ必ず開花しますよ。社会では鯰江中のこたちがかなりやばい状況だったのでテスト3週間前である先週から覚え込み開始。今週も社会の暗記に時間を費やしてもらう予定です。自習中に各々の課題を自主的にやることが多かったですが、今回は社会を中心にやってもらいます。必然的に課題を自分でやる必要があり、塾内の勉強時間では全く追いつきませんので家庭学習は今までより必要になります。

 中1特進数学は初回の授業で叱責されてからは良い意識で参加できています。今後の展開が楽しみです。国語や社会は学校の教科書内容や学校毎の覚え込みをしています。社会に興味を持って欲しいので解説を中心にするとどうしても集中できない子がいるので、特に地理は覚え込みをしっかりとしています。

2020年11月3日火曜日

11/3の出来事

  11/3は受験生のみでした。五ツ木過去問にチャレンジし、国語トップYAで社会トップは緑OMでした。ただ、社会の仕上がり具合が甘く、昼から自宅でオンライン勉強をしました。高校生になったらワンセはありません。自分で勉強しなくてはいけないので少しずつ慣れて欲しいという思いと、Zoomで管理しながら少しは見られている意識で頑張れると思ったからです。教室では特進数学が行われ開明と桐蔭の問題にチャレンジ。開明数学では緑FHが90点、SKは80点と悪くない結果。その後更に桐蔭数学は最難問の時代のものにチャレンジ。いくつかの新たな発想を身につけてもらいました。ここからはいよいよC問題と解くための知識・思考を養っていこうと思います。ちなみに大和田高校は同等レベルの問題が出題され、常翔啓光も難化が予想されます。ラストスパート中ですが、少し浮かれている子たちが案じられます。

2020年11月2日月曜日

11/2の出来事

 大阪都構想は否決という結果で終わりました。残念なことは投票率が前回よりも低かったことと反対派の理由です。反対派の理由は「名前が嫌」「大阪都になるのが嫌」という感情論とネガティブキャンペーンに背中を押されたからというものです。市民としてもっと活発な議論をして欲しかったところ。立場上、偏った意見を言ってはいけないのでコメントできないのも残念です。これが他府県なら気にせずあれこれ言えるんですけどね…  

 さて、五ツ木模試の結果は全体的に良かったです。ただ、素直に喜べないのはその数値ほどの実力が伴っているかどうかは疑問が残ること。昨年より受験者が2割減り、その大半が上位層です。つまり、偏差値60以上が昨年よりも出やすくなっているわけです。それでも受験なので相対的にレベルが下がり、ワンセの子が下がっていないなら入試では有利になります。11月の模試は最多受験者数になるのは間違いないでしょうから、真価が問われるの場になりそうです。

 そんな五ツ木模試の数学過去問では緑SYがとても良い結果を出しました。非常に嬉しかったのでクリスマスロトくじを大奮発。2年前は龍神賞で重い重いお菓子袋を持ち帰った再現があるのでしょうか。

 小4算数は最も進度が遅く学校のよりやや早い程度で「長方形・正方形の面積の応用」をしました。先週欠席したKKは公式の暗記も含め自宅学習をきちんとしていました。その心意気は非常に重要ですね。UMは張り切って参加していますが時おり空回りすることもあります。それでも前だけむいて取り組み続けて欲しいですね。MOは応用問題は少し手こずりますが、出来ることをコツコツ増やしています。

 小6算数は一部小学校が既に教科書の最終章の導入を控えているようでびっくりです。11月半ばに教科書内容を終えたら残りはどうするのでしょうか。そんな6年生は空間図形の少し応用問題にチャレンジ。もう少しつまずくのかと思いきや、理解できていることは期待以上にあったようです。

2020年10月26日月曜日

受験生の出来事

  10月の各種テストが終わり、ほぼ全員私立高校は志望校が決定しました。例年よりも遅くなりましたが、ようやくです。公立高校受験予定者はもう少し考える時間があるのでこれからですね。そして、3月から言い続けていた最重要なテストである11月五ツ木、実力テストが控えています。ようやく受験生らしい雰囲気になってきました。コロナ禍でもあり、自習室に関しては真面目に利用できる人に限定しての開放にしています。

 また、今週より秋の高校訪問ラストスパート中です。過日、夕陽丘学園の先生が校長が変わり是非見に来て欲しいというお話を頂戴しゼロベースでご訪問しようと思っていました。アポ電を掛けると非常に歯切れが悪い。実は内情は変わらず隠匿体質は変わりありません。真摯に子どもと向き合わない学校で、トラブルが起こってもなかったことにしようとします。私の進路指導の根幹は「自分のこどもだったら行かせたいか」です。絶対に行かせたくない高校をお勧めすることはありません。

 受験生は各種テストを控えて対策三昧。週末に行われた上宮数学ではトップに久々緑THI、そして緑KH、THAと続きます。大和田国語ではトップ緑FRで緑THA、FHが続きました。関北社会では緑YAが突出。他は仕上がり具合が悪い状態です。ちなみに五ツ木過去問ではトップ緑KH、2番タイに緑FH、YA、SKが並びました。

 志望校を早々に決めている子が順調です。また、ここに来て一部男子に上昇の手応えを感じます。まだ名指しで褒めるには時期尚早なので、もう少し頑張りが続けばそうしようと思います。

 

2020年10月21日水曜日

勉強とダイエット

  私は勉強とダイエットは似ていると思います。類似点は今までサボっていたことを頑張ると最初は効き目が大きく、どこかで頭打ちすること。違いはダイエットはキープすると評価されるのに勉強はキープでは褒めてもらいにくい点です。入塾後100点以上成績を上げた子はキープするのに甚大な努力が必要です。親がそれを褒めずにずっと成績が上昇を続けると思い、伸び悩んでいるなどと叱咤すれば子どもがヤル気をなくすことにつながります。

 また、子どもたちには話しますが、テストには400点の壁、450点の壁、460点の壁、470点の壁、480点の壁があります。後半の壁は見えない子の方が多く、理解を得られにくいです。450点取っても「普通」「良くなかった」と言うのは嫌味な自慢ではなく実感でしょう。もう少し高いところに目標を置いているのです。

 逆のケースで中1に多いのが「ワンセで勉強したから家ではゆっくりさせて」と言う子。今年はコロナの影響でテスト前の通塾時間は例年の7割程度です。プラスアルファの大半を宿題や課題しかしていない子も残念ながらいます。そんな子ほど「ワンセで~」という気がします。480点を取れる子ほど課題・提出物はテストのかなり前に終わらせています。課題を終わらせてからが本当の勉強だと知っているからでしょう。課題は本来自宅でやるべきことをワンセでしているだけです。ワンセ以外の子は自宅で終わらせているのです。それをしただけで勉強した気分になっている子がいつまでも400点前後を推移します。

 ダイエットも体重が減ったときに「終わった」と思ってそれまでのような生活になると増えるのは必然です。つまり、勉強もダイエットも向上心と努力の持続が肝要だということですね。

高校レポート⑩~常翔学園~&近況

  実は前回ご訪問したときはタイミングが悪くテスト直前で授業している自習の教室が多く、レポートが難しく再訪問しました。午前中の大阪産業大学付属高校からのはしごです。最高の授業を見た後なので評価が辛口になります。授業態度3.5教授力3.5校風3.5お勧め度3.5。スーパー以外は施設設備が整っている公立高校。ただ、旧大阪工業大学高校ですので大工大への進学しやすいのは大きな強み。大工大は有名ではありませんが、阪神淡路大震災以来、天災後の復興ニーズによる就活に強い大学です。関関同立に行けないなら、頑張って大工大にいくほうが将来は明るくなる可能性が高いでしょう。

 中学生の近況は極めて個人差が激しいです。特進生の全生徒平均点は475点で悪くありません。クラス分けの基準は定期テストを目安にしています。中1は数学95点以上、または英数合計190点以上です。ただし、少し点数が足りなくてもそれを補う気持ちを持って来てくれるなら特進クラスへ参加可能です。逆に積極的に参加できないのであれば標準クラスへ降下してもらいます。

 昨日に続きテスト総括。被る内容もあります。中1は緑SSYJ、鯰江MHが480点以上getで学習奨励賞。惜しくも470点台が緑HR、OY。その中でもSSOYは前回よりも上げているのが素晴らしい。菫MNも前回より上げています。緑IRは数学特進に前向きな気持ちを持って参加したいとの申し出があったので特進クラスで頑張ってもらいます。

 中2は緑HAは安定の学習奨励賞(480点以上or学年トップ)。ここに自己ベストを更新した緑SE、高め安定の緑MY、必死で特進についてきている緑MSがいます。鯰江はKNがほんのり上昇気味です。

 中3は緑YA、KHの地道な努力の継続が素晴らしい。鯰江OM、MHは受験生なりの勉強跡を感じます。緑FHが数学社会では伸びを感じます。浮ついている男子たちは勉強に身が入らない状況からなかなか卒業できないようです。

 ところで、コロナの陽性反応が出てからの対応が随分変わってきました。公立学校では消毒を実施するのみで休みにはしない方向で、私立もそれに追随するところが多そうです。少し意外だったのは私立高校と公立高校における感染者数は私立高校生のほうが割合でいくとかなり多いこと。積極的な部活動に原因があるのかという分析をいただきました。

 

高校レポート⑨~大阪産業大学付属高校~

  水曜日の朝、大阪産業大学付属高校へご訪問。灯台下暗し、驚嘆の学校に変わっていました。授業態度3.5、教授力3、校風3.5お勧め度3.5。数値的にはあまり高くありませんが、とにかく先生の熱量が凄い。興国・常翔啓光を称賛していましたが、異次元の凄さです。本来、手抜きをしがちな下のクラスでも先生の熱量が半端ないです。非常勤が専任かわからない授業を展開する高校はここだけです。また、電子黒板(プロジェクター)の使い方が非常に生徒主体に考えられています。私もipadを利用した授業をしているのでわかりますが、生徒を見る意識が強くないとあの授業はできません。ICTの先端である近高や常翔啓光の授業とは比較にならないレベルです。ここ数年で最も衝撃を覚えた授業です。大阪桐蔭高校の兄貴分の学校ですから、上位層へのノウハウもあるはず。数値が高くない理由は「学力層が中途半端」だからです。特進でも関関同立は厳しい。下のクラスだと勉強の部分では厳しい。つまり、おすすめする層が存在しないのです。校長先生には最大限の賛辞を送ると共に、本気で関関同立を目指すクラス、国公立を目指すクラスを創設していただければ、イチオシの高校になることも伝えました。ただ、現校長先生が変わったらどうなるのかという大きな課題は残っていますが。

2020年10月20日火曜日

高校レポート⑧~開明高校~&最近の出来事

  月曜日は区民センターで高校説明会がありました。ご参加いただいた高校関係者の皆様方、ご来場いただいた全ての方に謝意を申し上げます。コロナ禍で手探りの説明会でかなりバタバタし、ご迷惑を多方面にお掛けしました。ただ、高校の先生方に感触をお聞きすると一様に熱い反応だったと喜んでいただけたのは幸いです。

 では開明高校のレポート。開明予備校と私は揶揄しています。教育に注ぐ力の90%を京都大学入試に偏らせた感じの学校です。授業態度3.5教授力4校風4お勧め度3.5予備校不必要度2。私語や居眠りはありません。でも、生徒は先生の話を聞いている雰囲気が感じられないのです。授業に参加している熱量が最も感じられたには中1でした。ただ、一番の課題は京都大学至上主義。他大学を希望しても半強制的に受験させる結果公立並みの30%前後が毎年浪人します。恰好つけて言うと志望校合格目指して浪人ですが、実態はただの実力不足です。

 さて、ようやく中間テストの結果がほぼ出揃いました。480点以上の学習奨励賞は常連の緑中2HA、緑中1SSYJ鯰江MHです。中1は緑HRにまだ希望が残っています。1点不足でしたが緑SEも自己ベストを更新しました。今回の敢闘賞です。緑中2MYや菫中1MN緑中1OY高得点を更に微増してきました。緑中1KWは大幅に上げて大台突破。中3は緑SK、YA、FH、KHが悪くない結果。普段の頑張りがそのまま点数に表れました。褒めたい子と叱咤したい子が半々です。

 


2020年10月3日土曜日

高校レポート⑦~近畿大学付属高校~&最近の出来事

  金曜日、近畿大学付属高校にご訪問。ではレポート。授業態度2.5。教授力3。校風3.5.予備校不必要度1.5(近大内部進学以外)お勧め度3.5。熟成を極めつつあるオール3の学校。全ての面で公立より上。頑張っている私立より下。先生方には勝者の貫録(余裕?)。ICTの大阪旗手も、後発の成長度を見ずにウサギとカメのウサギさん。油断している間に最先端は他校へ。人気は抜群で、切磋琢磨する雰囲気とは無縁。それでも近大に進学できるシステムは超魅力的。ただ、定期テスト400点あるかないかのレベルでは届きません。定期テストで数回400点を取ったことがある子は届かない学校です。

 ところで、定期テスト数日前のため自習や問題演習が多かったです。少し残念だったのが自習や問題演習のクラスは熱量が凄く、勉強している感満載だったのに対し、先生が普通の授業をしているクラスは集中力のない子は目立っていたこと。ある意味、近高らしかったです。

 今週は久しぶりに中1、中2で数学をしました。テスト前なので過去問を解いて現状チェック。悲しいほどにミス連発だったので一喝しました。すると次のテストでは平均点が上がります。それも20点ほど。学校平均点との差なので問題の難易度の差はありません。自分の意志で集中して解く習慣を身につけて欲しいですが、現実は引っ張っていく必要があります。練習で出来ないことは本番ではできませんので集中させて演習することは大切です。

 受験生の私立相談を例年この時期に電話でしています。数分で終わることが大半でしたが、今年は話し込むことが多く予定より時間がかかって申し訳ないです。また、3者面談を実施する機会もここに来て急増しており、明日終了は厳しいかもしれません。来週はテスト週間のため、昼間から稼働するためより時間に追われそうです。ただ、進路相談は全てに優先しますので、何かあれば迷わずお電話ください。

 

2020年9月28日月曜日

高校レポート⑥~上宮高校~&最近の出来事

  月曜日は上宮高校にご訪問。ではレポート。授業態度2教授力2校風3.5予備校不必要度1.5(プレップコースは除く)お勧め度3。プレップコースと呼ばれる関関同立の推薦枠が非常に多いのが魅力の学校。その他、校舎がきれいな点を除けば特筆すべき点はありません。先生方の人柄は良いのですが、「良い人」=「良い先生」にはなりません。関大北陽・近高同様システムに魅力を感じ、その他の部分では公立並みです。

 日曜日の夜の出来事ですが、唐突に「私(たち)、わかる(覚えてる)?」と言う声が廊下から聞こえました。2期生などのヒントをもらい3回目ぐらいに正解することが出来ました。女性はメイクで変わる+マスク姿で分かりづらかったと言い訳しておきます。過日、卒業生の名前を出していただいたのにその子の学年を3歳ほど勘違いしたことに軽くショックを覚え、それ以来、マメに卒業生名簿を見るようにしています。今回のように来てくれたのに覚えられていなかったら来てくれたことが台無しです。もちろん、名前を言ってもらえれば思い出せますが、見ただけで分かって欲しいですよね。

 授業は小4算数から。四則混合で計算の順番を確認しました。そろそろノートの書き方を見やすくしてもらうことを心掛けています。「=」の真下に「=」を書き視認性を上げる。ひっ算などの計算は右ページを使用し、途中式が見苦しくない、などです。自分の思ったことをそのまま書くのが低学年。それを定着させると見やすくなります。逆にここを緩く見逃すと全てにおいて、適当で自己流を貫きがちです。そうならないようにしっかりと指導します。

 小6算数は先週の続きで反比例の導入。片方が2倍3倍になったら2分の1、3分の1になるパターンです。分かりやすいのではお誕生日ケーキ(ホールケーキ)分ける数が多いほど、一つ当たりは小さくなります。また、同じ100kmの距離は徒歩、自転車、車(信号なしの前提)なら時間は短くなることなどです。まだ小学生なので頭を使うために概念の話を中心にしています。

 夜は中2社会。こちらはテストを意識して小テスト三昧。問題は中1数学。久しぶりに見ましたが、悲惨な結果でした。点数以上に気になる授業態度に喝を入れました。解説中に頭を使っていない子が散見したからです。比較的悪くない点数を取ってきた子たちなので慢心以外にありえません。一見すると顔を上げて真面目に聞いている風ですが、頭は真っ白か全然違うことを考えていたようです。癖になっていそうだったので、超久しぶりに雷を落としました。

 受験生へのお電話はまだ半分程度しか終わっていません。今週末に再びお電話する予定です。また、水曜日の5時以降7時までもかける機会があればかけます。今週は高校訪問中で、事務所到着も比較的遅く、お電話がつながりにくく申し訳ありません。

 

 

 

2020年9月27日日曜日

最近の出来事

  週末はendless兼五ツ木対策、そして合間に懇談会でした。ここ数年、近高に行きたいというお声が非常に多いです。そして高確率で勉強を手抜きしてきた子たち。現状を伝えても勉強を始めず、むしろ雑なところが目立つことが多く指導に時間がかかりました。なぜかわかりませんが、定期テストで400点前後の子が口にすることが目立ちます。すぐにでも勉強をスタートしないと厳しい現状を伝えても始めてくれません。残念ながら、力業で勉強させるレベルの高校ではなく本人の強い自覚が必要です。

 高校にも申し出ていますが、改善点を指摘しても自覚がないと改善されることはありません。頑張ると言えば応援したいのが親心。それを裏切られ続けても期待してしまうのも然り。私も同じ気持ちです。近高は大阪府の私立高校で最も多くの不合格者が出ます。その数、専願者でも300名前後。

 何より、勉強を頑張らずに志望校を高めに言うのはワンセの方針ではありません。言った限りは口に出した責任を果たしてもらいます。それが高校に卒業生をお願いする姿勢だと思っているからです。「ワンセの子は真面目に勉強してきた」そう評価され続ける塾でありたい。一人の例外が塾の全てになることもあります。ウチが常々口にする「お預かりした全てのお子さま」へのこだわりは本気です。

 週末は受験生中心でしたので、良い報告を。緑MKは五ツ木数学過去問で偏差値60。ノーミスでした。全員模範とする解答用紙です。難しい問題を正解させるのではなく、わかる問題を確実に解き、理解できなくとも地道な努力で取れる単元で稼ぐ。非常に良かったです。継続してくださいね。その上位互換でトップは緑UT。理数はメキメキ力をつけています。地道な努力を求められる社会では緑女子の健闘が目立ちます。FH、OM、THAが良い追い込みを見せています。社会が好きなのに「ウサギとカメ」のウサギ休憩モード中の人は目覚めて欲しいところ。今日だけでは困りますが、緑NHも数学で良いものがありました。受験生は中間テスト、五ツ木、実力と様々なテストが続きますが人によって重要度の優先順位は異なりますので各々がすべきことを考えて勉強できる環境を創ろうと思います。

2020年9月26日土曜日

高校レポート⑤~興国高校~

  金曜日、ここ数年来のイチオシである興国高校へご訪問。では早速レポート。授業態度2~4、教授力2~4、校風4.5予備校不要度3.5お勧め度4.5。私が広告を推している一番の理由は無理な目標を立てないことです。勉強の苦手な子から頑張りたい子、アスリートを目指す子まで全てに学校の本気を感じます。スポーツ系のクラスはどの高校に行っても推して測るべしな状況。勉強をさせると決めたクラスにどれだけ熱量があるのかを見ています。昨年、ピークと感じて熱量は維持されていました。レポートに2~4とあるのはクラスによってあまりにも違っているため、このような表記になりました。この偏差値の授業は、寝ている子が目立つのが普通です。それでも授業妨害しないからマシ、という感じで見ています。寝ている子が少ないのは充分プラス材料です。

2020年9月24日木曜日

高校レポート④~大阪国際大和田~

  旧帝国大和田の末期から共学になり平成の最後まで一押しの高校でした。ではレポート。授業態度4教授力3.5校風4予備校不必要度3.5お勧め度3.5。過去最多の国公立大学を輩出した今年度大学入試結果。私の評価は真逆で過去20年来でワーストです。かつて進学校でなかった時代は先生方が生き生きと輝いていました。今は授業が死んでいます。マンネリ化です。上のクラスのモチベーションは国公立大学を狙う授業ではありません。数値は悪くないですが、消去法で残る学校になってしまった現実がとても悲しい。先々代校長が築いたものを先代校長が食い潰し、数値は最高、中身はヤバい状況で就任された新校長の手腕が唯一のプラス材料。進学説明会にお声かけする予定でしたが、再考します。

 

2020年9月21日月曜日

卒業旅行中におもふ

 19日深夜より、延期に延期を重ねていた現高1の子たちの卒業旅行中です。入場制限中であるディズニーシーではタワーオブテラーですら30分待ちで自由に乗れたようで、充分に満喫。2日目のディズニーランドも同様で乗りたい乗り物に待ち時間を気にせず乗れるのは良かったです。初日はディズニーシーで小雨、2日目のディズニーランドは暑くも寒くもなくと良い気候でした。明日のナガスパは最高気温26度で曇りの予報。二転三転して最終的に決まったのは8月末でしたが、結果的にいつも通りになりました。

 引率は仕事の中で最も疲れるものです。寝ても入浴しても気が休まる時間が全くありません。ただ、今年は人数が少なく、時間にルーズな子もいないので例年よりは気が楽です。ところでホテルは担当の方が変わり、少し話し込みました。コロナ禍の中で企業のあるべき姿勢について再考させられました。企業は倒産しないように営業しつつ、利益はない状態というところは多数あります。

 翻ってワンセ。正直、新規の募集について考える精神的な余裕がありません。今年は大量の受験生、換言すると卒業生が控えています。にもかかわらず補完を無視するのは近い将来(2,3年後)には危機的な状況になる可能性があるということ。それでも変わったことをするつもりはありません。今まで通り「お預かりした全てのお子さまの成績アップにこだわる」だけです。独立したときから決めていた根幹を変えることはありえない。その結果、ワンセが継続できなくなっても卒業するまで面倒を見ることで責任は果たせるのではないかと考えます。

 綺麗事で塾をしたい。そんな甘い考えで始めたワンセ。やはり考えは変わりません。権力に忖度しない、ひたすら教育を追及する。そのための探究心は失わない。そんな職人気質の塾であり続けたいとディズニーランドを背に改めて誓いました。

 明後日からは台風の影響による大雨が案じられますが、再び進路指導を中心に活発に行動します。数名、3者面談を実施しましたが、基本的には10月は電話による私立高校を中心としたご相談です。対面を希望される方はおっしゃってください。


2020年9月17日木曜日

高校レポート③~常翔啓光学園~

  本日は常翔啓光へご訪問。では早速レポート。授業態度4.5教授力4校風4.5お勧め度4.5予備校不要度4。新たな項目で予備校不要度を導入しました。5であれば現役で国立大学へ予備校なしで導いてくれるシステムと先生が揃っている。4.5なら国公立。4なら関関同立または一部教科のみ予備校頼み。3.5で関関同立への体制はあるが校風としてガリガリ勉強するものではない。3はカリキュラムはあるが本人任せで引っ張ってはくれない。2.5はカリキュラムはあるが勉強する雰囲気ではない。2以下は高校そのものに大学へ行かせる教授力はない。ちなみに各高校の一番上のクラスのみが対象です。一昨日の好文学園女子は予備校不要度4.5。関大北陽は1です。

 今年は例年以上に高校での滞在時間が長いです。卒業生のことやコロナ対策、受験について聞きたいことが多いからです。コロナ対策と進路指導は比例しているところが多いです。私も実感しているのですが、今年の受験生は志望校の決定が随分遅いです。現時点で専願・併願が未定なのは初めてです。この事態を受けて今年の秋の進学説明会は中1中2も強制参加に決めました。もちろん、当日の授業はありません。

2020年9月16日水曜日

高校レポート②~関大北陽~&今日の出来事

  今日は関大北陽をご訪問しました。授業態度2教授力1.5校風2.5お勧め度3.5。やはり関大の付属であるのは何よりの魅力です。逆に高校に過度な期待はしないほうが精神衛生上良いです。昨日の好文学園のほうが偏差値20低いのですが、授業態度や校風は逆でした。繰り返しになりますが、それでも関大へ希望者の93%が進学できるのは非常に魅力的です。ちなみに卒業生の子たちを見ましたが、元気そうで良かったです。元気過ぎるのも複雑な気持ちになりますが。

 授業は中2特進数学から。ここ最近は難しい証明をしています。緑HAが良い理解度でその他のメンバーは相手に伝える工夫を常に考える必要があります。ところで緑SEは随分明るくなりました。入塾からしばらくはうつむき加減というイメージでしたが、今は笑い声が最も聞こえる子です。その後、中1国語は問題演習。実は問題集の答えを配っているのですが、意外と見てきていないようで少し安心しました。授業後、特進数学。いつも楽しくやっていました。そう、過去形です。珍しく特進で叱られている声が響きました。理由は説明中に話を聞いていないことが続いたからです。

 私は結果が良ければ全て良しとは全く思っていません。むしろペーパーテストが良い子ほど、注意されていることは多いです。学年トップで学校で優等生と言われていても授業態度が悪いと指摘されることもしばしばあります。油断が発生したら気が緩むのは子どもなら必然です。それを普段の素行が悪くないから、見逃し続けるのはその子のためにならないと考えるからです。そうならないのは中2HAぐらいでしょう。歴代でも彼女だけです。子どもはそこまで強くありませんから。

 最近悩むのは保護者の方にどこまで現状を正しく伝えるのか。原則として塾で起こったことは塾の責任と考え、子どもに指導します。良くない現状報告をして、ご家庭では注意していただきたくないときもあります。それは充分に子どもに伝わっていてダブルで注意されると逃げ道がなくなることもあるからです。親が子を叱るときのルールの一つで逃げ道を用意することです。そういう因果も含めてご説明しても知ってしまうと注意したくなるのが親の性(さが)ですからね…

2020年9月15日火曜日

高校レポート①~好文学園女子~&今日の出来事

  恒例の秋の高校訪問第1弾です。女子高の好文学園女子にお邪魔しました。授業態度3教授力4校風4お勧め度4。まだ比較対象がないのでこの数値が分かりづらいかもしれませんが、高い数値です。進路指導する中で一番頭を抱えるのが五ツ木偏差値50少しで大学進学を希望されたとき。まず関関同立は厳しく、進学校であれば下のクラスになるので面倒見に期待できません。高校での伸びしろを考慮し「この高校でダメなら他の学校でも伸びなかっただろう」と思える学校になると思いました。高校生から預け、予備校なしで現役国公立大学3割程度行っているのは大和田に次ぐのではないかと思います。入学時の偏差値を鑑みれば驚嘆です。あとは昔のイメージをどこまで保護者世代が気にするのかですね。ただ、校長先生と話している中で現役校長の中では最も生徒情報を持っています。この校長がおられる間は一押しです。ちなみに看護でお世話になった卒業生は済生会病院の専門学校に進学し、現在2年生3年生の子もコース内でトップクラスを継続しているようで安心です。

 今日の出来事は中3数学社会から。近高数学はトップ緑THAで緑SK、緑FHが続きました。でも昨年の平均点並みなのが少し悲しい現実。社会はトップOMで緑YA、THA、FHが続きました。解説中、島根県の大社は、という質問に緑SKは元気よくシジミと答えてくれました。また、それがある湖は浜名湖や洞爺湖とダメ押しをしてクラスの雰囲気を和らげてくれています。授業後には「ちゃうねん、ちゃうねん」と質問の意図が分からないことをアピールしていましたが友人に「わかるし」と一蹴されていました。これからも期待しています。



2020年9月12日土曜日

9/11.12の出来事

  高校主催の塾説明会が佳境を迎えていますが、例年よりも出席者は少ないようです。生徒対象の説明会やオープンスクールも少なそうなので、ワンセの子たちにはそれないの機会を設けられない模索中です。

 さて、金曜日の出来事から。中3緑NHがノートを買いに来ました(1冊40円で2冊購入)。「80円だからこれしかありませんが」と言いつつ差し出した手には50円玉2枚と100円玉1枚。50円玉2枚、または100円玉1枚で足りるよ!?どういう勘違いをしていたのでしょうか…勘違いと信じています。

 授業は中2国語が長文読解。次回より教科書内容の解説をする予定です。中1社会はテスト対策モード。ワークの覚え込こみに入りました。土曜日の中3は五ツ木対策国語。偏差値80弱の緑SKがトップ。緑THA、緑KHが続きました。五ツ木の国語は文法が難しい。完全理解できていないと解けない問題になっています。入試もそうですが、出題される文法問題は応用や例外が大半で基本知識を問う設問はありません。久しぶりに文法の解説をしていると付け焼刃的に暗記していいただけで実践向きの勉強はできていないと実感。次回五ツ木までにはもう少し上積みをしていこうと思いました。

 また、金曜日より受験生と高校の相談を個別に開始しています。2学期実力テストの結果が出てきたのでようやく数値を見た話ができています。志望校を確定させてラストスパートです。

2020年9月10日木曜日

9/9.10の出来事

  今回は授業の出来事だけ。水曜日は特進数学。三角形の証明についてしました。標準クラスでは丸をもらえる書き方について解説し、完全理解はできていなくても部分点狙いの解説をします。特進の授業は自分が理解していることを相手(採点者)に正しく伝えられる練習です。前提は基本が理解できていることですが、やや不安のある子は前回に補習がありました。悪くない答えが緑HAで、緑MSも姿勢は悪くないです。ただ、全員こちらの望むレベルには達していないので残り2回の授業でしっかり頭を回転させる訓練をしていきます。中1国語は教科書内容である「字のないはがき」の解説。宿題に本読みを出しましたが、学校とは違うので内容理解できているのかの確認があります。結果、学校で音読をしてきたはずの緑HAが水際での及第点でした。国語社会をしていて少しずつテストに対する準備(時間など)が短くなっているのが気がかりです。そんな話を前回の社会と今回の国語の授業中にしました。その油断が最終的に大きな差になります。

 木曜日は小3算数から。今日は4桁×1桁の掛け算の導入。内容自体は易しいのですが、方眼ノートのマス目をきちんと守れているか。ページと番号を正しく書く習慣を身につけさせられるかが課題です。○×だけではなく細かいルールの徹底を心掛けています。授業では小5算数はそれでも計算特訓。あまりにも約分や通分でのミスが目立ちます。理解できているのにできないのは算数数学では最も危険なこと。かなり時間をかけていますが見切り発車はしません。

 夜は中3に社会の解説。ここまで社会オタクは発生しておりません。緑YAや緑UTがその候補にです。元来は緑FRが強かったのですが努力が如実に点数に表れるのが社会です。ちなみに今日は緑FHがたくさん指名して欲しいと(目で)言ったので主役になりました。すると緑THAが「私も」アピールを(目で)強くしてくれたので、その意気を買って活躍してもらいました。今日の出来事ではないですが千葉県の東に隣接している県は、と聞くと「アメリカ」とかなりびっくりな答えを出した緑SKがいました。

2020年9月9日水曜日

高校選び~行ってはいけない高校~

  コロナ禍で、例年参加できる限りは参加していた塾対象の説明会はほぼ不参加です。と、いうのは口実で塾説に行ってもいつもあまり内容が入ってきません。かつては現場の先生方が上手ではなくとも一生懸命に話される姿から学校の雰囲気を見出すことが出来ました。近年は美しいプロモーションをされる学校が大半ですが、言霊がありません。渉外担当の人を雇用する機会が増えた結果、勤務先の学校の事情を知らない人が急増中です。少なくとも私よりは学校の歴史について知ってから話されて欲しいと思います。

 今年も恒例の秋の高校訪問の時期になりました。昨年までは印象の良くない高校も変化を期待して足を運びましたが、今年はここ数年(十年来)悪い意味で変化がなかったり、悪化した高校へのご訪問は自粛します。コロナ対策と学校の雰囲気は比例するからです。塾でも宿題やルールに対して雑な子はコロナ対策もいい加減で、指導するのに時間がかかりました。逆説的にいうと、コロナに対してきちんとできない子は例外なく、宿題・提出物はルーズです。比較的厳しいワンセでもそうなのですから、緩い高校に行くと状況が推し量れます。

 では、具体的にお勧めできない高校を理由付きで書きます。まずは清風高校。イメージだけ良いので大手塾が勧めています。進学校とは言えない受験対策はひとえに教授力のなさです。浪人生が多く、近隣の予備校に対して「今年はたくさんの生徒を預けたのだから合格実績を出せ」とはっぱをかけるのはここぐらいです。つまり自校には大学に導く力がない。でも合格実績は出さないといけないからしっかり清風出身者を見ろ、という意味です。ちなみに一番下のクラスである文理はレベルが年々下がっており、信愛高校を追随する勢い。また、清風高校で教壇に立っていた人が塾行脚をしてるいるのですが「内部から見て良い点は何ですか」という質問に何一つ答えられませんでした。

 そして私立の大阪夕陽丘学園。私が感じていた良い先生がどんどん辞めていくのは理由があるのでしょう。高校選びの一つの指標にしているのが「いじめ対応」です。ないのが一番ですが、どこの学校でも起こり得ます。そのときにどういう対応をするのかが大切だと考えています。現実に起こったいじめを校長自ら否定し逆切れし揉み消すスタイルは受け入れられません。

 また、旧樟蔭東であるアナン学園は根本的な体制が崩壊しています。テストの日に連絡不備で実施されなかったりいじめは完全に放置したりの状態でした。この情報は数年前なのでやや古いですが、大幅に改善した話は聞いていません。

 その近隣にある大阪商業大学高校は授業の質がワーストレベル。授業中の居眠り率が推定30%を超えるクラスばかり。それでいて自慢気に「ウチは完落ち(完全に机に伏せて寝ている状態)が少ない」と嬉々と語っていたのが印象的です。子どもたちに常々言っていますが「自覚のあることは何でもできる(直る)可能性があるが、自覚がないことはできない(直らない)」現場の先生方が現状を訴えても生徒数だけが増えている状況で自己満足する理事により改善は見込まれません。

 大成学院大学高校は授業が成立しづらいのとモチベーションが極めて低い先生が多いのでどうしようもない状態が続いています。中学校を創設したころは先生方も生き生きとしており、良い学校として紹介していたのが今は昔、になったのが非常に残念です。

 その他たくさんありますが、少しずつ書いていきます。関係者のかたから「今のうちはそうではない」というご意見がありましたら、必ずご訪問し間違いがあれば謝罪と共に正しい情報をこのブログ上等で公開します。

2020年9月8日火曜日

9/8の出来事&「方向性」

  教育現場は多感な子どもたちの集まりです。そして教育に臨まれることは年々変化しています。この流れについていきつつ根幹は変えないという方針を独立したときから決めていました。ワンセの根幹はお預かりした全てのお子さまの成績を大幅に向上させること。そこにブレはありません。

 最近、塾経営者の意見で「集団授業をしている限り全員の成績を上げることなど不可能だ」というものを見ました。彼の本音でしょう。だからこそ個々に必要なプラスアルファが必要なのです。つまり補習です。受験生の授業時間数は週8時間。例年部活引退後の平均通塾時間は35時間前後。その差は志望校別や能力別の時間です。本当に全員を合格させようと思えば時間がかかるのは必然です。中2でも英数では特進・新入生(理解未到達者)というふうにプラスアルファの課題があります。レギュラーの授業だけで全員の成績を上げることは確かに不可能ですが、本当に全員をしっかり見れば可能です。成績が下がって授業料を頂くのは非常に忍びない気持ちでいっぱいになります。何より、親心としての歯がゆさを考えるといたたまれません。

 時間と気遣いは必要ですが、全生徒の志望校合格と成績アップを諦めたことなく、この目的は不変です。ただ手段は年々変わります。今までは「厳しさ」「怒られる」などが中心でした。かねてより、このスタイルの変更を考えていましたが、少し早めに「自主性の尊重」を重視するようにしています。ワンセの考える自主性は「何を勉強するのか考えて実行する」「実行できない、考えられない子はこちらの課題を与えて管理する」です。勉強しないという選択肢を与えるつもりは毛頭ありません。

 長くなりそうなので続きはまた…

9/8は受験生だけの日。本日は五ツ木過去問解説でした。ちなみに数学はトップ緑THAで緑OM、緑SKが続きました。社会ではトップ緑YASK、緑FRが続きました。数社共に偏差値60を平均にしたいのですが、そこまで点数がよくありません。まだまだミスが多いなと感じます。計算ミスは致命傷になるので目立つ子は次回から計算特訓モードに入ろうと思います。

2020年9月7日月曜日

今日の出来事9/7

  タイムリーな今日の出来事です。コロナ禍の中で、考えてもどうしようもないことをが頭の中をぐるぐる回ることが増えました。少しずつ人数を緩和しようか葛藤しています。ただ、未だに募集に対しては二の足を踏んでいる状況です。現在、受験生以外は定員の7割~8割なので座席のゆとりはあります。ソーシャルディスタンスを守ること、新入生に守らせることetc…もしコロナに対して意識の低い子が来てしまうと手遅れになることもありえます。それなら積極的な募集はまだ控えておこうとチラシの自粛延期を決めています。秋も募集チラシは出しません。コロナに対する充分な対策とお預かりした子の成績を上げることに尽力します。

 小4算数は新単元の特別な平行四辺形の導入。中2特進生で理解できるレベルなので、なかなか難問です。さすがに一度で全員がイメージできるようになるものではありません。ところで、今まで課題が目についたKKですが、新入生がくると成長の軌跡を感じられます。半年前の入塾時と比べて頭の回転も理解力も大幅にアップしました。これはMOも同様です。冷静に成長を見ないといけません。

 小6算数は比例の導入。初回は易しい問題だったのであっさりクリア。ただ、例年以上に計算ミスが多い彼らが非常に案じられます。また、例年参加しているプレテストをどうするか思案中です。今年は自由参加にしてもいいかと思っています。

 授業外で某君が「弟が産まれてから自分には姉が冷たい」「仲良し弟のポジションを奪われて寂しい」という話題になり色々感じるものがありました。かつて、弟ができると聞いた幼少時の私は「扇風機で飛ばす」とか意味不明な発言をしました。ケンカしながらも互いを思い遣れるようになるのがきょうだいだと思います。

 中2社会は明治維新の導入。幕末の志士に興味がある人は多いでしょう。今日はやや余裕があるので、現代社会の政治と絡めて話しました。数学を持っていないので教科担当しては少し気が楽ですが、責任者としては意識差の広がりに終止符を打ちたいと強く思っています。先週から始まった足立の補習で流れが良くなることを期待しています。

 先週の出来事ですが、土曜日の夜の自由参加の五ツ木対策社会。ソーシャルディスタンス問題もあって人数を絞る予定でしたが、想定以上に多かったのは嬉しいやら少し困ったやら…。叱咤激励や説諭、様々な方法でみんなを最後までしっかりと引っ張っていこうと思います。

 


 

2020年9月5日土曜日

最近の出来事

  コロナ禍が落ち着くまではブログ更新を自粛する予定でしたが、先行きが不透明なのでwithコロナ対応の一環としてそろそろ書き始めようかと思っています。保健所にコロナ対応を問い合わせるとかなり基準が緩くなってきました。保健所の指示よりは少し厳しめにしていますが、塾の営業自粛は全くされていない現状がある中で自宅待機の基準は緩めます。今後、原則としてPCR検査の対象となった場合のみ自宅待機とし、その他は通塾可です。もちろん、陽性反応が出た場合は2週間の待期期間となります。

 さて、最近の中学生の出来事から。中3は5日の土曜日に五ツ木対策社会をしました。トップは緑YAで緑THAUTが続きました。ただ、鯰江MA、緑FHがここにきて社会の勉強の跡が見られます。ちなみに実力テストでは8割の子が成績を上げてきました。500点満点中20点以上下げてきた子は皆無です。さすがに勉強時間を鑑みると当然の結果ですね。クラス編成も再考慮します。

 中2は特進数学が復活。緑HAが頭2つ分ほど飛び抜けてきました。英検2級もこの時期に合格し、努力に見合った成果が出ています。足立からは少し気になる子というメンバーでの補習も開始。期待値ほどに頑張ってくれていない子を引っ張るというのが目的の一つです。教室の雰囲気も良く、今後の展開に期待しています。

 中1も特進数学が復活。ようやく特進の名にふさわしいことを出来る単元になりました。メンバーは鯰江MH、緑SSHR、YJというメンバーで開始。楽しくレベルの高いことをしていきます。特進に必要なものは気持ち。これが欠けるなら点数が高くても参加不可です。逆に気持ちさえあればウエルカムです。今後、特進生の位置づけを明確にしなくてはいけませんが、進学実績から文理学科受験者・私立難関校を特待生で合格を目指すクラスですね。


 小学生、中学生の全体についてはまた次回。

 

2020年8月8日土曜日

最近の出来事

  超ご無沙汰です。長丁場の懇談会が終わりました。足立が授業の現状をアップしているので私はその他諸々から。

 コロナ禍が全く落ち着きません。鯰江・菫・鶴見南小で教職員の陽性反応が出ました。今後の塾の取り組みとしてはPCR検査の対象となった同居人がいる場合は陰性結果が出るまではオンラインまたは補習対応となっています。

 授業とコロナ対策と進路指導で余力なしの状況です。コロナ休校中にモチベーションが下がった子もいます。また、明らかに集中力が継続しない子もいます。例年以上に子どもたちに話を集中して聞かせることに躍起になっています。

 そんな中で期末テストはほぼ全員が学年末よりも点数が大幅にアップ、または高得点維持。満点賞も過去最多。480点以上の学習奨励賞も過去最多。五ツ木テストに限っては緑中学の上位10人中8人がワンセルフ生。数字だけ見れば十分な結果です。受験生における過去問結果も過去最高だった昨年の子たちの数値を少し上回る子も出ており、こちらには良い報告が多いです。

ただ、高偏差値ほどの手応えがありません。コロナ禍で周りが下がったから相対的に順位が上がったのではないかと懐疑的です。これは私自身の精神的なゆとりのなさから冷静に判断出来ていない可能性もあります。私が思っている以上にみんな頑張っているということです。

 コロナに感染させてはいけないという強い危機感からゆとりがなく、授業後に残して見るよりも除菌やソーシャルディスタンスを保っているかを優先させなくてはいけない状況です。それゆえ、居残り必須の受験生以外の数学や英語は任せています。数学英語講師は子どもたちと対峙しているので、直接指導していない部分での不安もあります。withコロナの時代で再び学校が長期休校になったときの対策も考えています。気づくと考えこんで手が止まっている機会が急増中です。事務方のミスや時間割についてご迷惑をお掛けしている現状を非常に申しわけなく思っています。

 ただ、お預かりしている子どもたちのことをしっかり見るという根幹だけは絶対に変わりません。何があっても卒業までしっかりと責任を持って指導します。明日、日曜日は受験生の補習がありますが明後日からは1週間の休みです。受験生にとっては最後の長期休暇となりますので少し休息をしてください。


 

 

2020年7月17日金曜日

続・期末テスト速報

 中1は100点ラッシュでした。延べペースで2人に1人は100点getです。易しいとはいえノーミスは素晴らしいです。480点超は緑HARと鯰江MH。あと1問で達成できたのが緑SSIR。小学生の頃負けていた子に勝つ、という一つの目標は達成できました。中2は緑SEも満点の報告。特進満点率は75%です。その名に恥じない結果ですね。また、緑NWが良い感じで努力をして伸びています。緑HAが480点超。中1と共に学年トップの可能性充分です。それでも本人はミスが悔いられるようで、その向上心が素晴らしいです。中3は緑SKがまだまだ上昇中です。C問題対策に本格的に入るのは8月お盆明けぐらいですが、それまでに基本は確立できそうです。ここにきてモチベーションに大きな差が出来ています。昨日、急きょクラス分けを決定し上のクラスと下のクラスの比は1:2のなりました。前回中学生で習う公式の一覧表を配布し、それを用いる小テストの結果でクラス分け。英語理科も同一にする予定でしたが、アンバランスなのでほぼ半数になるように異なる編成にしました。国語数学社会はいつでもクラスが上がれるように考慮した内容にします。レベルの差ではなく意識の差の結果、点差につながっている感じです。

 さて、明日からの懇談会に備えて準備がほぼ終わりました。急ではありますが、ご希望があればオンライン懇談も承りますのでおっしゃってください。

2020年7月15日水曜日

期末テスト速報

 中1は緑YJが英数理の3教科返却でオール満点のパーフェクト。その他、緑HAR、HOR、KM鯰江MHTRから満点報告。緑SYFKOY、SS、FR、IRはここまで満点はないものの450点ペースの結果。小学生の頃負けていた子に勝つ、のキャッチフレーズに偽りがない結果を喜ばしく思います。緑中は最低点が62点です。最低点の高さも誇りの一つ。鯰江中はほとんど返却されていないので詳細なコメントはまた後日。ただ、緑鯰江ともに学年トップの可能性は充分ありそうです。茨田中は明日以降の返却が楽しみ。中2は緑HAが480超えペース。緑NW、MYからと共に満点報告がありました。こちらも学年トップが現実的です。新入生のAKは大幅アップで大台に届きそう。
 中3は緑SKが数学満点。通塾歴の最も長い彼らの秀でた点は1年の1学期中間が自己ベストだった子がほぼいない点。400点以上450点前後がボリュームゾーン。2年生になってから自己ベストを更新し続ける子が多かったです。学年トップ経験者も在籍している彼らへの期待は大きく、それを勘案すると少々物足りない結果。キープはできているものの上昇とまではいきません。途中入塾生は上げ続けてはいないということ。受験生なのでここからは本人の自覚を促したり刺激したりしてもう一伸びしてもらえるよう追い込んでいきます。
 

2020年7月13日月曜日

最近の出来事~頑張っている子~

 今週末からの懇談会に備えて、高校の先生方と話す機会が増えています。七夕に行われた校長会では私立高校も入試問題の出題範囲を大阪府のガイドラインに沿って作成するとが確認されています。これを受けてワンセルフ生が受験する可能性がある高校側から有益な話をたくさん聞くことが出来ました。デリケートな問題なので子どもたちにはしっかりと伝えていきますが、こちらでは書きません。例年、高校についてのご質問は外部の方にも包み隠さずお伝えしています。それでも学校別の出題範囲についてはお応えできませんので悪しからずご了承ください。もちろん、ワンセルフ生に聞かれた場合は何でも答えます。

 さて、withコロナの渦中で最近頑張っている子たちについてつらつらと書こうと思います。小学生では4年生全員親御様に教えていただいているのがよくわかります。このご時世なのでご協力に感謝です。小5は全体的に頑張っているのですが、継続した努力という部分では個人名が浮かびません。波が激しく、手抜きがあるのもこの学年の特徴。小6は今後に期待している状態です。

 中1は安定の鯰江MHを筆頭に緑HR、緑SS、MKもジワリと意識向上中。中でも緑SYが絶賛覚醒中。全てが成長しています。また、今までは苦言を呈すことが多かった緑KAがここにきて成長期を感じます。そこに出遅れていた緑YJが入ってきました。中2は安定の緑にHAに緑SEが続き、テスト前ということもあり緑MS、NRも勤勉。中3は安定の緑THI、KH。地道な努力の継続が芽を出し始めている緑YA。ここにきて受験を意識した勉強を感じるのが緑FHに、初めて(?)褒められる緑IH、NH。男子が瞬発力に秀でているのは間違いないので今からスパートすれば偏差値10以上の大幅な上昇も見込めます。

 コロナ禍でまったりした雰囲気からようやく勉強する雰囲気が出来てきました。懇談会ではwithコロナ時代の勉強方法の模索についてご相談させていただければと思っています。

2020年7月10日金曜日

今週の出来事

 いよいよ中学生の期末テストが近づいてきました。ようやく独特の緊張感が出ています。また、中3は受験生らしい雰囲気になってきました。少し勉強から離れた生活から現実的な世界が見えてきたようです。

 今回は中学生の現状。中1は菫MNが孤軍奮闘のテスト対策中です。なぜなら菫中のみテストが約1週間早く、すでに金曜日には終わっているからです。全体的に社会の仕上がり具合が芳しくありませんが、テスト当日までに仕上げてくれることを期待しています。土日のエンドレスでは覚えこみを徹底する予定です。過去問演習をしていてもミスが目立ちなかなか満点が出ません。わからない問題がなければ確実に点数をとれる勉強をしていかなくてはいけません。緑SYはできる問題が急激に増えています。ここまでの努力が結果となってテストで実れば自信をつけて更なる飛躍が期待できそうです。

 中2は中だるみから少しは抜け出しつつあるのでしょうか。緑HAを追いかけ、緑MSや緑SEが過去問演習では悪くない結果となっています。4人しかいない特進と標準の子たちの差が少しずつ少しずつ広がっているのが複雑な気持ちにさせます。高校を沢山の中から選べるようにこの一年間努力してもらいたいと思います。

 中3は緑YAと緑SKの努力が実りつつあります。ここに緑KH、THIが続きます。次点は緑FHFRでしょうか。まだ結果には表れていませんが緑NHの積極的な姿勢はとても良いです。実力テストの結果はほぼ想定どおり。高校選択の判断基準は実力テストや五ツ木、評定です。定期テストは通知表のためには必要ですが、私立入試には影響しない高校が大半です。これからしっかりと追い込んでいきます。

 ところで、卒業生が出産したというのでお邪魔しに行きました。やはり赤ちゃんは可愛いですね。小さな身体でありながら、全身を使って様々なことをアピールします。目尻を垂らせながら癒しの時間をもらいました。この歳になっても慶弔ではお祝い事続きなのが嬉しいです。良縁が周りにあるのは私自身幸せな気持ちになれます。1つの夢である親子で「親子でワンセルフ生」を実現させたいです。

2020年7月6日月曜日

withコロナ&7/6の出来事

 コロナ禍の中で新しい勉強スタイルの模索中です。これまでのワンセは管理型。宿題や課題を与えて。手抜きせずにして来たかを確認するもの。そして、手抜きが発覚したら子どもの性格によって注意の仕方を使い分け、全員に手抜きを認めない。

 ここまで自分で書いておきながら、活字にするとコロナ前と大きく変わっていないことに改めて気づきました。大きな変化は、コロナ後は叱られる機会が激減したことです。かねてよりの考えであった「怖い塾」からの脱却時期が前倒しされた感じです。厳しい塾ではあるけれど、怖い塾ではなくしていこうと思っていました。
 
 昨年までendlessは全員がいかに集中して勉強する時間をキープするのかを考えていました。一日12時間勉強するにあたって集中力の短い子をいかに引っ張っていくのか。withコロナの今回は、まず塾内での飲食は見合わせています。長いランチタイム・夜休憩になりました。結果、10時になっても集中できている子が多いです。昨年までは夜8時以降何時に帰宅しても良いというシステムでしたが、休憩が長い分原則夜10時を目安に9時半ぐらいから時差下校しています。

 中1は朝から19時まででしたが、自分の意思で残る子も多かったです。中2、中3は原則自宅で勉強、オンラインで実況という状況でした。それでも自宅で集中できないと判断した子は通塾して勉強していました。今までの「行かなければいけないから行く」という意識から「集中してやるために行く」という雰囲気に変化。中2の若干名以外は落ち着いた状態です。先生の目がないときにだらけることもほとんどありません。

 私の命題は全員の更なる意識向上。文理学科を目指す子はその点では楽です。やるべきことを指示すれば良いだけですから。不可欠なのは目的意識のない子を導いていくこと。誰かが敷いたレールではなく、自分で興味のある何かを探す・考えるようにすること。多くの塾ではそれを「自立型学習」という名前で生徒を放置し、自己責任ということばで終わらせています。

 1クラスの中でやる気maxの子もいれば、そこまでではない子もいます。放っておくと手抜きするけれど、最悪な手抜きをする子はいません。だからこそ、一人ひとりを見極めるために目を光らせる必要があります。ただ、しばらく親御様とお話ができていないのでwithコロナの状況が完全に把握できていません。懇談会ではwithコロナの中でどのようにしていくのかご相談できればと思っています。

 からの最近の出来事。小3は学校が始まってから良い雰囲気です。休み時間は少し声が大きくなり注意するほどですが、子どもはそれぐらいが自然で良いと思います。できることも着実に増えています。その中でもMEがじわりと成長中。来てから3か月少しですが、スピードは数倍速くなり集中力もついてきました。YAは入塾時は借りてきた猫のように大人しかったのですが、今は明るくハキハキしています。

 小4は四捨五入の導入。切り捨て・切り上げは理解出ても○○の位まで、と△△の位で四捨五入の違いを理解できない子が学校にはかなりの割合でいます。この単元がすっと理解できるかどうかは大きなポイント。小4は「大きな数」「がいすう」がここまでの二大分かれ道です。完全理解を目指します。

 小5算数は公倍数と公約数の文章題が終わりました。理解は悪くなく、できることを着実に増やしています。英語の単語やテストは授業前に覚えたことを聞きに来るこが少しずつ増えています。「自主性」と「管理型」を融合した塾というコンセプトは根付いてきたなと実感しています。勉強を考えて出来る子にはそれを刺激し促す。基本や学習習慣が定着していない子は徹底する。そんな塾ですね。

 小6は計算特訓モードに入っています。6月初旬にした計算ミスの多さにかなりビックリしたからです。コロナとの関係はないと思いますが、集中力が緩慢でした。今は少しずつ最悪ではない状態です。ただ、算数が好きではない子が嫌がる図形の問題などは積極的に考えていたので今後の伸びが楽しみです。

2020年7月4日土曜日

endless

 コロナ禍の中で新スタイルのエンドレスを模索中です。中1は自学自習など出来ませんので、先生がついて解説や課題を具体的に指導しています。学校の提出物や塾の課題を日々やっていき溜め込まない習慣を身につけさせる時期です。例年だと10時から22時まで12時間缶詰ですが、この時期なので塾で食べることを避けています。土曜授業の日は昼から10時まで。ただし、中3は分散登校で半分ずつ入れ替えました。来週テストがあるのは菫中だけなので、まずは覚え込みや提出物からです。

 日曜日は中1のみ朝から通塾。他学年はオンラインで過去問解説や自習モード。自宅で集中してできない人は通塾です。昼からは中1、中2がやって来て課題提出物をかたす予定。ちなみに中3が最も自習に慣れているので、課題を与えてオンラインで確認するようにしています。ただ、家では集中できない子はやはり通塾するようにしてもらいます。今まで(コロナ前)以上に管理や予定を組むのが大変になりました…コロナ対策をしたうえで限られた時間を有効活用するための方法は…


 第2波がきたときに勉強を止めず、より効果的な方法は何なのか。ずっとそのことばかり考えています。もちろん、拡大感染防止に努めるのは大前提です。今までは様々な方面に攻めの一点でしたが、初めて守りに入っています。コロナ対策は当然として、今はお預かりしている子どもたちをしっかり見ること。それだけです。

 ところで、久しぶりに行った整骨院の先生に「右脳を使いすぎ(創造力・経営判断)」と言われました。答えのないこと(コロナ対策・効果的な勉強法)ばかり考えて頭がオーバーヒートしたようです(笑)



2020年6月29日月曜日

行事予定

 しばらく書いていませんでした。夏期講習会やテスト対策、懇談会、卒業旅行その他行事について決めなくてはいけないことが一気に襲ってきています。

 ほとんど仮決定ですが、それぞれについて現時点で考えていることを書いていきます。まず中学生夏期講習は例年通り7月20日始まり8月30日終了。夏休みは8月10日から16日(小学生共通)。祝日ですが7月23.24日は授業があります。中3週5日、中1中2は週4日で7時半から10時。小学生は無料の夏期講習会を算数のみ実施しようかと検討中です。お盆明けの3日間連続で1時間30分程度を予定しています。

 懇談会は7月23日から1週間を予定しています。現在の高1の卒業旅行は9月22日から24日の秋のGW真最中に行く予定で最高値の旅費に頭を痛めつつ、有意義なものになるよう計画中です。

 今年は夏期講習会のチラシを出さないことに決めました。中3は定員にあと1名、中1中2もは定員の8割から9割在籍しているので、お預かりしている子たちをコロナ対策をやりつつ大切に育てようと思います。小学生は普通に募集中です。

 創立20年を受けて、紹介キャンペーンの内容は既存生・卒業生への感謝の気持ちを込めて1か月分の月謝をキャッシュバックします。ごきょうだいで通塾の場合は月謝の高いほうの金額をキャッシュバックします。入塾者は入学金無料、妹弟さまの場合は下のお子さまの1か月分月謝無料です。携帯会社のような新規優遇はせず、既存生や卒業生をこれからも大切にしていきますのでよろしくお願いします。

2020年6月16日火曜日

6/15.16の出来事

 学校が通常になりコロナ禍は少し落ち着いたかに見えます。そんな中で月火の出来事。

 月曜日は大和田の先生がご訪問。卒業生について色々教えてくれました。ご挨拶だけ来られて、卒業生のことはおろか学校のこともパンフレット以上に知らない渉外の方もいらっしゃる中で勤勉ば担当の方でした。

 小4算数は先週に続き分度器について。難しくはないのですが、非常に時間がかかる単元で正直学校で丁寧に指導していただけるので少し流しています。勉強そのものよりも器用さが要求されます。授業では長針と角度の関係について話しましたが、アナログ時計を見る機会が最近の子は減っているのでしょう。イメージしづらいようでした。小6は様々な堆積について。これは発展力が必要なので説明してもわからない子が出ます。半分諦める単元ですね。ただ、計算問題は必須なので来週から毎週計算問題をします。例年はGWぐらいからしていたのですが、居残りを自粛していたので次週から基本の徹底です。

 中2は国語から。長文読解に力を入れると決めているので、宿題も演習もしばらくこればかりです。最近の子たちはまとめるのが下手で、冗長が多く本文の引用が目立ちます。ここからまとめる力をつけていくのですが、まだまだ道のりは険しいです。私は、その原因が接続語なしで会話が成り立つSNSだと思っています。ちなみに社会は歴史の室町~鎌倉の復習&出来た者帰り。9時半終了予定だったので10時には全員が帰れるという快挙(?)期末テストを意識した授業に変えていきます。

 中1は勉強の意義について小一時間話しました。今後、AIが活躍する中でヒトとして何ができるのか、将来正社員が減っていく中で選ばれる何かを学生の間に身につけられるのか、勉強を通じてルールや課題を守れるようにならなければならない、などです。本当に不安に感じています。自己管理ができない子が正常進化してできるようになるのか。中学生で無理ならその後は厳しいのではないでしょうか。だからこそ、中学生の間にしっかりと身につけてもらいと思っています。

2020年6月15日月曜日

ワンセの集団授業で出来ること

 学校がいよいよ通常通りの時間割になりました。と言ってもwithコロナの新生活スタイルでまだまだかつての状態には遠いです。中3は分散登校ですが、対面の集団授業(ワンセ限定)で出来ることについて考察してみました。

 まずは競争心をわかりやすく刺激できること。わかる(わからない)問題が自分だけなのか、みんなそうなのかを常に意識できることですね。文理学科・私立上位の特待生狙いの子はみんな周りを意識しています。そこを刺激することによって良い効果があがります。

 次に、何が良い・悪いがわかりやすくなること。周りが褒められることも注意されることも見ているので空気を読むようになります。新入生には自己紹介のときに塾のマイルールで一番最初に言われるのが「どこまでが本当でどこからがネタなのか見抜く力は重要である」ということ。これはアスペルガーの子を意識しているからです。アスペの子が冗談を理解できないというのは誤りです。正しくは冗談を冗談と教えないから理解できないのです。吉本のお笑いについて横から解説してくれる人はいないでしょう。今の笑いのポイントは…とか、そんな面倒なことはしません。私はそれが理解できるよう諦めません。

 そして、笑いの共有。やはり関西人として笑いのない授業は耐えられません。淡々と大学の講義のように解説するのではなく、ひな壇の芸人のように番組(授業)に参加して欲しいと思っています。笑いがワンセの授業のベースです。そしてエッセンスが小鳥のさえずりでしょうか。

 集団授業とは少し関係ありませんが、将来について考える機会が多いのも特徴でしょう。ワンセは勉強マシーンを作る塾ではありません。多種多様な刺激を受けてもらえる塾であり続けたいです。

 要約すると、社会性を身につけることです。基本的なルールを守らないマイペースな子はただの自己中。協調性がないと社会に出たときに困ることが多いです。勉強を通じて学んで欲しいです。ペーパーテストだけできて周りが見えない子はワンセには向いていません。勉強養成ロボット塾のほうが向いているでしょう。大手前に行ける子はワンセでも大手塾でも行けます。ウチにしかできないことは心の成長です。善悪の基準を中学生までに身につけることは大切。親以外の大人に注意されるのも然り。ただ、進学塾なので成績が上がっているのは大前提。成績を上げずに精神論を唱えるのは本末転倒です。高校合格がゴールにならず、重要な一つの通過点だと認識しつつ将来のビジョンがボンヤリとでも見える、そんなことが出来る塾です。

 

2020年6月12日金曜日

今週の出来事

 ようやく来週から学校が平常に戻ります。新生活スタイルはどれほど影響あるのでしょう。ちなみに東京都は関係代名詞と三平方の定理、中3の漢字を入試に出題しないことを発表しました。大阪府が追随する可能性は低いでしょう。また、私立高校は例年通りで出題する前提で授業しないと大変なことになります。学校現場も初めてのことだらけ、かつ上からの急な決定事項が下りてきてやりにくいことこの上ないでしょう。前例のないことしかない現状ですが、子どもたちにとって良い方向へ導いていけるよう試行錯誤の日々です。

 前回のブログでも書きましたが、笑い声と笑顔が増えました。それに伴い授業のメリハリもついています。課題や小テストに対する意識づけも少し手応えを感じています。例年通り手抜きをしようとする子もいますが想定内。丁々発止ができるほど平常に近づいています。みんなが前を向いて将来を考えることができるようになりました。一ヶ月前は将来が見えないほどコロナ禍に巻き込まれていたところから脱出出来て嬉しいです。

 中3は初めてZoomによる入試問題解説をしました。正直、リアルタイムオンラインで集中して聞けるのは中3だけだと思います。ある程度自覚がないとオンライン中に違うことをするでしょう。意外と手応えが良かったので、今後本格的な受験期になったときのプラスアルファ用の良い手段となりました。失敗を重ねて有効的なものを探れそうです。金曜日は数学と社会の解説を前半後半に分けてしましたが、やはり1回目の前半は下手くそで2回目のほうがマシな解説が出来ました。ふと思ったのが、部活動がないからか体力が残っており眠気と戦っている子がいないこと。これからラストスパートをかけるための暖気は充分整いました。

 中2特進数学は一次関数が終わりました。しかも大半が発展問題。例年以上にC問題を意識して進んでいますが緑HAが充分ついてきています。このままいけば文理数学に対応できそうです。そこに残りのメンバーが引っ張られています。近年学力低下が激しい国語は長文読解に力を入れています。宿題をやや増やして文章を何本か読んで読解力を養っていきます。

 中1は家庭学習の個人差が激しいです。小テストを予告したとき、勉強している子とそうでない子の差が激しいです。例年のことですが、テストは満点取れることを前提に作っているので真面目に勉強してくれば取れます。反面、してこないと悪い結果になり補習や再テスト、お呼び出しになります。宿題はすることが決まっているので出来ても、満点取るために勉強は上限がありません。そのため手抜きをする子が一定数発生します。全員をしっかりと引っ張っていこうと思います。ただ、結果が一番良い鯰江MHが最も質問に来る機会が多いのは複雑な気持ちになります。

 

2020年6月10日水曜日

最近の出来事

 先日、ブログ上で高校説明会の反省をつらつらと書きました。終わった直後は反省点ばかりで実施しないほうが良かったのではないかと思っていました。そんな中でプレ中間テスト後中2と話をしていたときのことです。小テストの合格率が最も悪かった子が家庭学習をしっかりやってきたので理由を尋ねると、高校説明会の話を聞いてやらなければいけないという気持ちにになったとのこと。良い影響を与えてくれたのだととても嬉しく思いました。

 中学生は少しずつ日常に戻りつつあります。休み時間に少し笑い声も聞こえてくるようになりました。コロナの影響で感情が高ぶることも低くなることもなかった日々からの脱出です。惰性で繰り返していた勉強もメリハリがついてきました。今までのような手抜きは認めないと中学生全員に宣言もしました。叱っている声も聞こえています。それでも教室は明るいです。

 来週からは、ようやく今年度初の平常用時間割に入ります。分散登校までの時間割時は1週間毎に変わっていました。平常用時間割になっても同じ時間割が1ヶ月続くことはほぼありません。平常→テスト対策→平常→講習会→平常の繰り返しだからです。ところで、中2には個別お呼び出しの中で一部の人には伝えましたが、コロナ中に勉強から遠ざかった人たちと差をつけて欲しいです。逆に差をつけられなければワンセの存在価値が問われると思っています。

 ただ、コロナ期間中は多くのことに目をつぶってきました。数学は初めて模範解答を配布し、宿題は自己採点、間違いは全てルーズリーフに書いてやり直す、というルールを設けていました。コロナ感染拡大防止の時期的な問題で回収したり眼前でのチェックは自粛。正直な感想はもっとさぼると思っていたのに意外ときちんとやる子が多かったということです。それでもきちんとする子とそうでない子は如実に開いていきました。また、日を重ねるにつれて手抜きを始める子もが出てきました。悪目立ちしたのが中2です。

 だから中2の8割の子を呼んで話しました。同じ点数、手抜きでも人によって掛ける言葉は千差万別です。感受性の豊かな子には叱咤激励はしません。アンビバレンツ(愛情・期待値と憎悪・怒りの感情は表裏一体)について話しました。こちらが期待していること。ただ、期待値を勝手に上げているには私の一方的な押し付けだということ。応えてくれなかったことを寂しく悲しく思っていること。それでもこちらの期待は変わらないこと。期待(愛情)があるから裏切られたら複雑な感情になること。中学生のバカップルのような重さですね笑 ここまで期待値が高かったのに裏切られ(勉強しないことを続け)たので期待を下げる努力をしたことや色々です。もちろん、単なる腑抜けを一喝して気合を入れただけの子もいます。OneSelf生である限り大切な子どもの一人ですから何とかしようと思っています。

 中3は入試必須の二次関数の導入をしており最後の妥協を許さない単元。復習を怠り公式を忘れてきたりすると即、雷コースです。今から習う単元は全て入試頻出で全員理解が求められます。同時にケアにも努めており、授業後に少しお話をする子が増えました。今、厳しい言葉をかけているのは間に合うからです。秋になり、長袖を着る季節になると間に合わないので何も言いません。それまでは諦めずに手抜きを咎める、という内容です。

 一般的に中1は最も自発的な勉強ややり方がわからない学年です。ある程度のレールを敷いて基本的なことができるようになってから自分の勉強方法をわかるよう道筋をつけている時期でもあります。そして子どもは大人の本気を探り、ほどほどの手抜きをする存在でもあるのです。そんな時期にコロナで多めに見てきたことを正常化している最中です。しっかりと出来ることを増やしていきたいと思います。

 現在、中3を除き定員までの空き枠はあります。ただ、コロナ第2波がきたときに再び自覚で勉強してもらわなくてはいけない時期がやってくることを想定し、今年は新規募集をある程度絞る方向で考えています。小学生はまだゆとりがあるので大丈夫ですが、中学生はマスクをつけ忘れる子や見ていないところでルール(マスク装着・手洗い・除菌)を守れない子は必ず宿題や社会的ルールにもいい加減なのでご遠慮いただく方向で考えています。

2020年6月6日土曜日

高校説明会

 6/5は高校説明会でした。当日までバタバタでご迷惑をおかけしました。まずはZoomにログインできないというアクシデント。ここ数日、Zoomがかなり不安定でIDが正しくても間違えていると表示されたり、パスワードが正しくても間違えていると表記されたり、また画面が飛ぶという症状もあり見苦しかった思います。また、声の問題もあり今後の糧にさせてただくと同時にお詫び申し上げます。結果としては反省の要素が圧倒的に多く、課題が山積みとなりました。秋には高校説明会がありますが、どのような形でもある程度の成果を出せるよう様々なプランを考えようと思います。

 対面とオンラインの併用は授業でかなり難しいと感じていましたが、説明会では如実でした。また、このような形でご参加頂いた常翔・関大北陽・開明・常翔啓光の先生方に改めて深謝の限りです。

 今後、テスト対策がある中でオンラインを併用した有効的な勉強方法を模索していきますが、対面授業があっての補完的なものだという認識です。

 
 

2020年6月4日木曜日

最近の出来事

 明日の高校説明会は初のオンライン併用型です。前例のない中で、ご協力いただく開明・常翔啓光・常翔・関大北陽の関係者の方々に深謝の限りです。

 さて、いよいよ学校も始まろうとしている中で授業の様子。新3年生は例年スピードが課題です。塾と学校では感覚的に3倍ほどの差があり、集中して聞かないと聞き逃すことが多々あります。スピードを上げることによって集中力をつけるのが目標です。小学生のつまづきの大半は先生の話を聞いていないことによる不理解。逆にきちんと聞けば理解できることのほうが多いです。授業のスピードを上げることによって子どもたちの集中力をつけていっている最中ですが、順調です。小4は少しゆっくり進み分度器について導入予定。ここまで大きな数について定着を図るため無理せず丁寧に進んできました。学校が再開されるのでそろそろ進度を早めていくつもりです。

 小5算数は順調です。小数の掛け算割り算を終わらせました。単元毎だと大丈夫でも油断するとやり方がごちゃごちゃになるので、今後は毎授業計算の確認テストをする予定です。10分で10問、間違えたら最大7時までは残す予定です。小6算数は少し応用問題をしていました。図形の発想などですが、自力ではわからなくても解説聞いて理解出来たら充分だと思いつつしています。

 中1は例年通りの感じ。最初は緊張感から真面目にやり、少し慣れてくると手抜きし、中注意されてまた始める、というループ中です。プレ中間は個人差が激しかったですが、来月の期末テストはしっかりとやり込んでもらう予定です。最も中だるなのが中2。コロナの影響で手抜きがひどくなった子がちらほらいます。そんな中2は水曜日より順次お呼び出しで喝を入れている最中です。中3は入試が例年通りになったことを受けて受験を強く意識してもらっています。今までのように定期テストだけを意識した勉強では入試は太刀打ちできません。基本から実践へと進む段階です。

2020年6月3日水曜日

プレテスト国数社速報

 私事ですが、乗り物酔いがひどくて車だと今福鶴見の交差点からラウンド1まででリバースしたこともあるほどです。また、学生時代には教習所にて自分の運転する車で酔いました。そして、最近自分で運転するバスで酔いました。それでも運転は好きです。

 さて、まずはプレテストの速報。中1国語は鯰江MHがトップ、茨田MH、緑IRと続きました。前述の3人はもちろん、次の緑HOR,SSも勉強の形跡が見受けられました。ちなみに鯰江MHは全科目トップでした。数学は菫MN、緑SSが続き、社会は緑HAR、菫MN、緑SSが続きました。

 中2国語は緑HAがトップ、緑SE、MA、緑SMが続きました。数学は緑HAがトップ、MA、緑NRが続きました。社会はMAがトップで緑HAが続きました。努力の結果ですね。

 中3国語は緑YAがトップ、緑FH、緑SKが続きました。数学は緑UTがトップ、緑KHTHIが続きました。社会は緑OMがトップ、緑YA、AKが続きました。

2020年5月28日木曜日

5/28の出来事

 まずはプレ中間中2国語速報。トップは緑HAMYSEが続きました。中3社会は緑OMで緑YAが続きました。中1はまだ出揃っていないので明日アップします。

 授業は小5国算数。小数のかけ算・割り算のまとめをしました。例年よりもできることが速いです。KY、NHの正答率が高かったです。MKは文章題は得意なのに少し計算ミスが目立つのが玉に瑕。5年生は最も順調な成長をしている学年です。小3算数は表やグラフの読み取り。今日はIRの集中力が光りました。少しずつできることが増えていきますね。SAも悪くない手応えでした。KYは積極的に授業に参加しできることを増やしています。始まって3か月が過ぎようとしていますが、低学年の雰囲気から中学年ぽい雰囲気になっています。THはきょうだい譲りの(?)ムラッ気がありノリノリのときとそうでないときの差が激しいです。語彙力や雑学はとても良いものを持っています。波を高め安定させるのが今後の課題ですね。

2020年5月27日水曜日

最近の出来事(5/25~)

 止まっていたものを一気に動かしています。水曜日はプレ中間を実施。まずは中2の国語数学を採点しました。緑HASEに勉強の形跡あり。トップはMAで先述の二人が続きます。国語の答案用紙からほぼ勉強せずにテストに臨んだのが鯰江中軍団だと分かりました。なかなか自分のためのお勉強は始めてくれないようです。

 ちなみに中3は数学のみ全員採点が終わり、トップは緑UTで緑THI、KHが続きました。全体的にミスが目立ったのが気になります。中2よりは基本がは出来ていましたが、若干名は入試で全く点数が取れない内容となっており計算猛特訓が必要です。

 ところで、鶴見区民センターより6月5日の使用OKが出ました。当日会場では2席以上空けて、マスク着用・手洗いのご協力をお願いします。Zoomによるオンラインも並行して行いますが、中1は当日授業を予定しておりそのまま教室でオンラインを聞いていただこうかと思案中です。更に無期延期中だった卒業旅行2020は秋のGW真最中の9/20~22に行こうかと計画しています。もちろんコロナ禍が収まっているのが前提です。ハイシーズンなので正式な料金が出るのが怖いです…卒業旅行2021は3月14日~16日で仮決定です。

 

2020年5月22日金曜日

5/21.22の出来事

 来週のプレ中間に備えて明日はendless。初の自宅endlessはオンラインで確認しながら行います。合間には通塾もあるので管理しながらの自習を実践します。中1はまだまだ小学生の延長なので「自分のためになる」勉強を考えてすることは難しいです。なので、自主性は尊重しますが何をどれだけどんなふうに勉強をしているのか確認してより良い勉強ができるように導いていこうと思います。

 先週末から少しずつ渉外活動も行っていますが、今年の第一弾は大和田高校へ訪問。新校長に変わられて期待値が最も高いですが、裏切られていることが多いので要注目です。いくつかのお願い事をしてきました。私は学校を子どもたちや保護者の方にお勧めするとき「自分の子どもだったら」行かせたいかどうかで判断するようにしています。性別や偏差値は関係なしです。そんな大和田高校はここ数年飛躍的に伸びました。今の新大学1年生がピークで今後実績が下がるのではないか、という話を3年前からお伝えしています。残念ながらその兆候はあります。国公立大学を狙える偏差値62以上の層が急増し、ピークあたるのが今年の大和田高校卒業生。3年前の挨拶で国公立90名が最低ボーダーとおっしゃっていましたが達成できていません。でも、数値だけ見れば国公立過去最高です。つまり、初めから優秀な生徒が集まった結果です。また、予備校通学者と国立合格者に見事な相関がありました。理系は予備校に頼った生徒が多かったということです。

 それでもその大和田高校を超える実績の学校はありません。データの出し方は、高校生から入学した生徒がどれだけ国公立大学へ現役合格できたか、です。来年再来年は無理ですが常翔啓光がかつての大和田の勢いがあります。教材研究の好きな先生が多いので、今後の展望が明るいです。

 今回のコロナ禍でオンラインにしろ他の方法にしろどれだけ早期に勉強をさせていたのかで高校の勉強への取り組みがわかります。指を加えて周りを見て判断している学校は置いて行かれるでしょう。

 高校説明会がどういう形になるのかわかるのは6月1日のため忖度なしの高校紹介を何らかの方法でお伝えしようかと検討中です。

2020年5月20日水曜日

5/20の出来事

 朝から中3の授業を終わらせて欲しくもない税金の納付書が届いたので昼休みに銀行へ行くとまさかの「昼休み」でシャッターが閉まっていました。

 そんな今日の出来事。中3は二次方程式の応用問題をしています。緑T・HI、SKが悪くない感じ。それに緑YA、KH、T・HAが続きました。嘆き続けた特進数学ですが、しっかり応えてくれることを楽しみにしています。国語ではKHの読解力が悪くなかったです。あとは点数に反映されるよう演習を増やすだけですね。

 夕方、中2特進数学は一次関数の発展問題。なかなか手応えのある問題をMAは涼しい顔で解きます。中学受験の貯金が大きいですね。緑HA、MYも初見でわからなくても努力でカバーしています。緑MSがそこにくらいついてきており、良い雰囲気です。

  夜、卒業生が来て高校の制服を着た写真撮影。延期になっていましたが、ようやく実現できました。距離を保ちつつ久しぶりのメンバーで歓声が上がっていました。賑やかな教室は久しぶりです。でも、コロナ前はもっと賑やかでしたから早く日常が戻れたらと思います。

5/19の出来事

 今週より本格的に始動しています。休校当初は毎日コロナ対策に躍起で夢の中でもコロナと戦う日々で目覚めが悪かったです。その後、4月中旬からはコロナと授業に専念すると決めました。また、自分の免疫を高めるためストレスを溜めないことと早寝早起きを心掛けました。毎日ビックリするぐらい目覚めが良かったです。太陽が昇ってから午前中に出勤し日が沈む頃に職場を出る生活は生涯初めてです。子どもたちの多少の不出来には目をつむり、簡単な注意で終わっていました。それでも時間がある子どもたちの大半は言うことをきちんと守ってくれています。ただ、中学生の一部には集中力散漫が見受けられます。感情の起伏なく暮らしている副作用です。そんな彼らに対して妥協をしなくなったのは今週の月曜日から。身体は正直なもので寝起きも睡眠の質も悪くなったことを実感しています。冗談めかして言っていますが、私のストレスの主な原因は子どもたちの成績や勉強面です。これに比べたら事務作業や渉外活動など全く苦ではありません。

 来週末のプレ定期テストと高校説明会の準備に追われています。そんな中で地元中学の来週の予定が金曜日にならないとわからならいことが判明。つまり来週の時間割は金曜の夕方からしか組めません。小学生だけフライングして発表し、金曜の夜中にLINE@で速報します。新たに友だち追加されるかたは「oneself1719」をLINEで検索してください。高校説明会は最大5校を予定し、私立4校公立1校で進めています。現時点でお声掛けさせていただいたのは開明・常翔啓光・関大北陽・常翔です。いずれも快諾いただきありがたく思っています。今年はこんな状況なので春の渉外活動は自粛していました。先陣を切って今週末には大和田高校に訪問する予定です。大きく体制が変わったことと、期待値ほどの実績が上がっていないことの原因についてお聞きしてから今後の方向性をお伝えしようと思います。

 火曜日は中2の授業。プレテストに向けて国語は教科書の小さな手袋の解説をしました。ここにきて努力家の緑HAを追いかける緑MYと緑SEという図式が出てきました。今後の成長が楽しみです。プレテストの結果で数学の特進は決めるつもりです。ただ、特進数学は応用発展をしつつかなり先取りをしています。すでに一次関数の応用問題に入っているほど。このクラスへの編入者はそれなりの補習を準備するので、それをこなす覚悟が必要です。それでも公立C問題、近年それに匹敵する大和田の入試問題に対応しようと思うと今からそれなりのことをしないといけません。数学の問題を楽しめる子と過ごすクラスでありたいです。

2020年5月19日火曜日

5/18及び最近の出来事

 そろそろ気を引き締めて掛かる時期となりました。最も気が緩んでいるのが受験生である中3。コロナ禍の中で自分の将来のことを真剣に考えてほしいと伝えましたが、こちらの思いはあまり届いていないようです。そんな中3は基本の徹底という部分では悪くない状態。宿題も悪くない状態。中1,2だったら及第点ですが、受験生としては物足りないところが気になります。これは間違いなくコロナによる休日が増えたことで気がたるんでいるのです。受験が来年の夏になるなら良いのですが、通常の2月3月だと精神的に成長が必要です。中2は可もなく不可もなく、そつなくこなしています。叱られる子はなく、特進は特進生らしい努力を見せています。中1は課題や勉強に対する認識が甘い。換言すると非常に自分に甘く「まあこれぐらいならいいか」ということが何かにつけて多いです。そして、何よりは欠席率の高い子が目立ちます。ちなみにワンセでは月に2回で欠席が多いほうです。自分の気持ちが負けているように見えることもあります。これでまはコロナ影響もあり、片目をつぶってきました。これからは妥協せずに居残りお呼び出しを行います。それでも塾に及びだしするときは、自習ではなく家で勉強したことの確認テストを行うようにしようと思っています。

 さて、今日の出来事は小4から。資料の整理をしています。難しくはありませんが、根気強く「正」に字を書いて表にまとめるという地道な作業が必要です。MKは基本的にできることが増えていますが、ミスがちょこちょこ見え隠れするのが玉に瑕。KKは文章読解に少し課題がありますが、3月からの成長ぶりは決して悪くありません。

 小6算数は先週に続き円の面積の応用問題。期間限定のNAが良い発想を持っています。姉に教えてもらったというTHは着眼点が独創的な姉の影響で面白い切り口で解こうとします。それを磨けば良い武器になります。

 中3は算数(数学ではない)に大きな課題を感じた日でした。今まで、文章読解や図形を考えるのではなく、「何となく」かけざん・たしざんなどを用いていたようです。理屈で考えるのではなく「勘」です。易しい問題に対する正答率は悪くない。基本はある程度できる。入試は基本問題はほどんど出ません。二次方程式までの計算は文章や表・グラフの読解ができてから使うものであり、それだけでは点数にならないことが多いです。まして進学校の数学は難問が出題されます。それをできるようにしないと合格はありません。この2年間は全員第一希望の学科に合格できていますが、それは卒業生の努力の結果。今年も先輩に続くためには努力が必要。そろそろペースを上げてやっていきます。ただ、そんなレベルの高い愚痴は言っても、例年の受験生より各種小テストの結果は悪くありません。それだけに期待値が上がり、応えてくれないことが「今頑張れば伸びるのにもったいない」という思いに繋がっているのでしょう。

2020年5月16日土曜日

最近の出来事

 毎日毎日時間割作成から離れられません。全学校の登校日とにらめっこしつつ組んでいます。今は朝から夕方まで授業をしています。再会の流れになったので実行に移しませんでしたが、このまま休校が続くなら朝9時から夕方まで勉強させようと思っていました。

モデルプラン
朝9時半出席
目覚めのテスト(確認テストや定期テスト過去問・入試問題)2時間
ランチタイム
昼から通塾。解説と新単元の授業。簡単な復習を塾で済ます。
帰宅後、宿題と復習。自分で課題を探してする。
家と塾で集中して6時間勉強する予定でした。密かに楽しみにしていたのに残念です。午前と午後で来る日を交互に設けて、生活リズムをつけて、適度な緊張感を持たせることが目的です。ワンセに来ていない子たちの中には、毎日遅くまで寝て好きなときに好きなことをして寝る生活が続いて、たるんでいるのに課題がなく導きようもない、という嘆きを聞く機会が多かったので、ウチでお預かりしている子にはそうならないようにと色々なパターンを考えています。ただ、講習会よりも長い勉強時間で、いざ夏期講習会になって学校が始まったら時間が短くなったように感じられるのに料金は高くなるのが懸念材料でした。

 では、超久々に現状報告。ここまで小5英語がやや出遅れていること以外は例年より悪くないペースで進んでいます。

 小3は塾の進むスピードに慣れるのが最大の課題でしたが、さすがに子どもは環境適応能力抜群です。学校が始まったらやっている内容がずいぶん簡単に感じるでしょう。まだ、途中式や要領の良い勉強のやり方については課題が多いのですが、順調な出だしです。小4は大きな数を何とか乗り越えて、今は比較的安定して進んでいます。現在の課題は文章題の読み取り。文章読解の力を鍛えている真っ最中です。

 小5は快調です。全員宿題を丁寧にやっているので授業も解説をしっかりして、演習で定着させることができています。今日の宿題は難しいかな、と思いつつ出したものでも自力で解いていることに嬉しいビックリ。どこまでできる問題を増やしていけるのか楽しみです。

 小6は課題沢山の学年でした。そう、過去形なのです。課題や宿題に費やせる時間が増えたおかげで丁寧に取り組んでいます。他学年もそうですが、週に1回のお勉強なので集中している状態。5年同様、難しいかなと思って出した問題も比較的あっさりクリアしています。

 長文になりそうなので、中学生はまた次回にしますが、例年にない良い状態でスタートできています。早く学校が再開して、テストで満点やそれに近い点数を連発して成長を実感してもらいたいです。良い環境を作れているので中学生より新入生をスムーズに受け入れられます。

学校再開

 いよいよ大阪市は25日より中3生を優先的に授業再開することをほぼ決定したようです。できれば2m必ず1m離すとなるとなると前後左右を1席空ける計算です。学校は塾より広いのでそれだけ空ければ大丈夫でしょう。ちなみにワンセでは前後2席を空けるのをベースに無理なら前後1席を空けるように調整しています。

 コロナ禍で最も懸念しているのはみんなのストレス。今はコロナ対策をしっかりとしてもらうのが最優先なので細かい学習の徹底は多めに見ています。各学年の現状は別途報告しますのでここでは割愛。ただ、3月時点では家にあるのにマスク着用が徹底できていなかったり手洗いの仕方を全く知らない子が大半だったり、そういうことを教えて徹底させるのが最も大変でした。比較的体育会系のワンセですら苦労するのですから、学校現場や他塾ではコロナ対策を徹底させるのは現実的ではないと思えたほどです。

 5月になると無気力を案じています。家にいるとモチベーションがあがることも下がることもほとんどありません。ご飯があり、好きなだけ寝れてゲームができる環境に慣れ始め「このままでもいいか」となっている子の割合が増えてきました。大人も表情が緩んできた人が増えたように感じます。

 受験生は自分の立ち位置を全く理解できず志望校について有名な学校をとりあえず言っている子が多いです。例年以上に偏差値10以上の学校を口にする子が多く、勉強する覚悟がないのに返答に困ってしまいます。現時点で数学ではC問題に対応できる子は残念ながらいません。そこに届くモチベーションの子も然り。もちろん入試は5教科なので、数学が苦手な子は他教科で取り返しが効きます。それでも現状が見えず、志望校について考える機会が少ないことに不安を覚えます。

 かなり悩んだのですが高校進学説明会は6/5(金)鶴見区民センターまたはオンラインで実施します。例年だと私の話す時間が20分あったのですが、これをできるだけ短くして各高校の説明の時間を長く取る予定です。現時点で参加校は開明・常翔啓光・関大北陽が決定。のこりを2枠をどこにするのか調整中です。

 あとコロナ対策に無頓着な子は例外なく学習習慣も芳しくないです。どれだけ言っても机の下が消しカスや小さゴミがある子は宿題をきちんとできたケースがありません。これまでは怒る時期ではなかったので軽く説諭しただけですが、これからは少し平常運転に近づけます。また、今週より小テスト結果次第での居残り・呼び出しの自粛を緩和ています。具体的には一日3時間できれば2時間半で終わっていたのですが、午前中から来ている子は最大1時半、午後から来た子は最大6時間(7時を目安)に残します。また、これからは積極的に確認テストや補習の確認をしていきます。

 5月末にプレ中間テストを行います。定期テスト未経験の中1生にテスト勉強の習慣をつけていかなくてはと思っています。同時に受験生に客観的な立ち位置をしってもらうために五ツ木の過去問によるプレ実力テストを6月に予定しています。例年鶴見区民センターで表彰していたのは今春はありません。その代わりに満点賞・480点以上、中2・3には自己ベスト賞を設けて表彰する予定です。

 また、学校の夏休みの短縮に関わらずワンセでは例年と同じ量、またはそれ以上のカリキュラムを7月20日から8月31日で用意しています。なお、しばらく停止していた中学生部門の募集を再開します。ただし、コロナ対策としてマスク着用・手洗い・授業後の除菌のご協力をしていただける人のみとなります。受験学年は強い勉強意欲がないと内部生との差が埋められないのためお断りすることもあります。

 伝えたいこと・書きたいことは山のようにあるので、少しずつブログも更新していきますので宜しくお願い致します。

 

 

2020年4月26日日曜日

9月新学期説&近況

 子どもたちにはコロナ絡みの話を毎週しています。その中で新学年を9月にするよう政策提言するための論文を書くという話をしました。元々4月新学期は世界的に珍しくガラパゴス化しています。国際的に優秀な学生を日本に集めたり、競わせるために9月学年の切り替わりが望ましいという考えです。現実的に東大ですら計画倒れに終わりました。それほど4月が新年度という日本の固定観念は凝り固まっているのです。

 コロナの影響で今年なら9月新年度に移行しても大きなハードルである学校と会社の問題が解決されます。4月上旬に根回しを始めたのですが、専門家会議が開かれるほどになったので私ごときの出番はありません笑

 ワンセでは様々なケースを想定しています。
1.GW明けから学校が普通に再開(可能性低し)
2.5/11より時差登校、午前と午後で分ける
3.5月休校、6.7月より3月分の穴埋め、夏休み明けの9月新年度開始
4.5月期日未定で休校延期。以後ダラダラ様子見
2番本命、4番対抗、3番大穴と予想。ウチは個人塾なのでどれがきてもきっちり対応します。

 ところで受験学年に高校の話を少ししたところ、顔つきがかなり変わりました。これを受けて中止予定だった高校進学説明会をオンラインですることにしました。正直かなり準備に時間がかかり高校サイドにご無理申し上げることになります。現時点では開明高校と常翔啓光が参加予定です。

 今まではコロナの影響であまり厳しいことは言わずにいましたが、これからは質を更に上げていきます。最近の子どもたちを見ているとテンションが上がることも下がることもなく、このままでもいいやと子どもが感じているという意見も聞きました。これに強い危機感を覚えました。ストレス耐性がなくなりヒッキー、ニート化しか見えません。

 宿題や課題もほぼ全員がキチンとしています。全員の底上げは例年になく良い程です。今の心配は新入生が来たとき、差がつきすぎて埋めれなくなっているのではないかということです。そうなると人数は少なくても中1.2はこのまま新入生の募集を見合わせないといけないかもしれません。現在はGW明けまで新入生の受け入れは保留しています。ごきょうだいとご紹介、小学生はご相談ください。

2020年4月22日水曜日

オンライン授業

 先週より導入していますが、ネタレベルのものしか提供できておりません。塾内なら20分で終われることにその倍の時間を要します。一方通行にならないように呼び掛けるタイムラグがとてもあるからです。ただ、今までのように教室の定員の8割を入れる授業は現実的ではありません。

 まずzoomはウイルス対策がかなり脆弱でスマホやPC本体の乗っ取り報告を多く聞くので全員での導入見送り。ただし、こちらだけアカウント登録してURLを送って参加するタイプだと私以外は安全なので少人数クラスで試してみようと思います。続いてfacetimeというiphoneやipadなどapple製品で使えるものを試した結果、横向きのフル画面に欠点がり使えません。

 現在は、リモート授業やグループLINEを試行錯誤中です。最も使えそうなのはLINEのグループ通話機能。私は子どもたちが一方通行で聞くだけの映像授業を毎日観れるとは思いません。一部ではそんな子もいるかもしれませんが、大半はある程度管理されないと無理だと思っています。スマホの向こう側を意識しつつ、楽しく授業するには対面授業の数倍難しいです。一方的に大学のように解説するだけなら楽でしょうね。オンライン授業でも楽しさは追求したいです。

 ところで、現在の子どもたちの学力状況は悪くないです。いつもより宿題や課題を多くして細やかに確認テストを実施しています。ただ、もう少し集中力や瞬発力を上げていきたいですね。具体的にはGW明け以降にも休校が延長された場合、朝から定期テストや入試の過去問をして目覚めさせたいです。もちろん、授業とは別枠で基本的には家でしてもらいますが、家で出来ない子は塾で解いてもらいその様子をリアルタイムで流して臨場感を共有すれば手抜きは起きにくいでしょう。

 

2020年4月18日土曜日

近況

 新型コロナが世界で猛威を奮っています。4月には1000平米以上の学習塾にも休業要請が出されました。そんな中でオンライン授業を試していますが、使いこなせればいいかもしれないと思っています。まず、一方通行の映像授業は現時点で導入予定はありません。遠い将来youtubeなどでの限定公開はあるかもしれません。今、ワンセが気をつけていることはもちろん新型コロナの感染拡大防止について。

 4月から入室前の手洗いを「協力」ではなく「義務」にしましたが、手洗いをできる子が皆無でした。今でこそあちこちの画像で爪や指の間をしっかりと洗うことを奨励していますが、その時は誰もでていませんでした。見ていないと手洗いを済まさずに入室しようとする子もいました。ソーシャルディスタンスという言葉が出る前で人と距離を取ることもなく小団体で駅前にいたときは指導の限界も感じました。ようやく全員が基本的な感染拡大防止をできるようになりました。比較的に体育会系で言われたことをできるウチでもこの状態ですから、学校の再開は程遠いと感じています。授業の最初に最新のコロナ情勢について話しています。メディアリテラシーの問題を痛感し、正しい情報を伝える必要性を強く感じています。

 ちなみに今週に入り子どもたちに言っているのは「家で平和に(楽しく)過ごすためにすること」です。家の精神的な大黒柱は母であることが多いです。母のストレスや機嫌は家族に直結するのは大抵の人が経験済みのはず(ですよね?!)。子どもは時間があるのだから、こんなときこそ普段言われている「お手伝い」をしっかりすること。そしてお手伝いを言われてからでは遅いので言われる前に言われそうなことをする、更に家事で出来ないことを今のうちに覚えることは将来とても役に立つ、という話です。

 こんなご時世なので最近ほとんど雷は落ちていません。その代わり説諭(話し込み)はいつも以上にしています。9割以上の子は宿題や課題をいつも以上にできています。クラスに1人いるかどうかですが、まだ宿題のいい加減な子がいます。そんな子に今までは全力で色々手を差し伸べ続けていましたが、そんな余裕がありません。同業者と話していると異口同音に「どこかで線引き(できない・やる気ない子は放置)しないと」と言われます。ずっとそれに反発してました。お預かりした限りは塾の責任、として全員の底上げを真剣に考えていましたが、残念な現実としてそんな子ほど、コロナ対策に無頓着です。今、真剣に新型コロナの拡大感染抑制に努めてもらえないとヒトの命に関わってきます。1度はしっかり注意しますが2度目からは通塾をご遠慮いただくしかありません。宿題がルーズなのは自分だけのことで済みますが、コロナはヒトを選んでくれないからです。

 子どもたちの空いている時間をプラスアルファの勉強や有効的活用しようと模索しています。まず、プレ中間テストを5月末に行います。中学校の過去問や理科や英語は塾オリジナルでテストを作成します。今まではエンドレスで塾でやる勉強に慣れていましたから、これをきっかけに自宅学習を考えてできる子にしたいです。そのための管理方法も模索中です。受験生は国語・社会・数学では8月末までに教科書内容を終えて、過去問モードに入れるようにします。夏期講習中は朝から夜まで集中して勉強できる環境を作る準備をしています。通塾時間は最短にしつつ、勉強時間と質は過去最高になるよう方策を探します。いつかは必ず収まるコロナ禍に備えてワンセとしてできるベストな道を探し続けます。

 

2020年4月14日火曜日

大阪府、幼稚園・小中高校生に図書カード2000円支給

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20200413/2000028168.html
上記を受けて、当塾では支給された図書カードと引き換えに2200円までのリストを配布しその中の教材をご選択いただけるようにします。2200円を超える教材をご希望の場合は差額を現金でご精算させていただきます。私に一任される場合は購入金額の目安と欲しい教科をおっしゃっていただければ現状のお子さまに必要なレベルのものを選びます。リストが完成次第配布しますが、図書カードや現金は後払いで結構です。

2020年3月20日金曜日

公立高校合格発表日

 最後の合格発表である公立高校。10時過ぎに現地に見に行った緑MRから吉報が!!その後、ネットで閲覧組の菫SSからも吉報!!しばらくヤキモキしながら連絡を待っていると緑KSからも第一希望の学科で合格出来たと嬉しい連絡!!最後に菫HAから無事合格との朗報!!

 昨年に続き公立私立高校廻し合格なしの第一希望校に合格出来ました。また、私立の成績優秀特待生に今年も半分選ばれました。少数精鋭で皆の頑張りを心から誇りに思います。高校生部門がないワンセは高校生になってからを案じます。親心に近いものですね。

 それはさておき、卒業後の制服写真撮影は笑顔で迎えられます。卒業旅行が延期になった分、何かみんなで盛り上がれる方法を思案中です。部活引退後はずーっと塾一筋だった彼らとお祝いしたいですね。

 毎年毎年、こんなに感情移入して教えるのは最後だと思いつつ、同じことをしています。新三年生もこの先輩たちに続けるようしっかりと勉強させます。ただ今宵は勝利の美酒に良いながら、思い出に浸り良い夢が見れそうです。

 今年度公立高校は四條畷2人、東理数、咲くやこの花1人ずつ合格できました。私立高校、府大高専に続き全員合格本当におめでとう!!

2020年3月14日土曜日

日本を憂う

 1億総中流と言われた昭和後半から終身雇用、年功序列賃金制度が崩壊した平成後半、そして令和時代。賃金格差・学歴格差の広がりが顕著です。様々なことが欧米化していっているように感じます。何でも裁判するところや他人に無関心なところ、子育ての責任を全て家庭に押し付け教育に責任を持たない社会。

 そんな中でも教育格差の広がりに非常に強い危機感を覚えます。お子さま主義になり、子どもに厳しく接する人は家族以外居なくなりつつあります。子どもは大人の本気を見抜くので、自分に真剣に接してくれない大人の言うことを本気で聞きません。果たして、醒めた子や、一見聞き分けはいいけど年齢相応の成長が伴っていない子が急増しています。

 それでもお子さま主義なので誰からも注意されず大人になる子たち。彼らが成長し、社会人になったとき、この人と仕事をしたい、任せたいと思える人になって欲しいと心底願っています。この子なら大丈夫と思う子が減り、案じられる子が年々微増しています。何よりは昔のヤンチャな子たちとは異なり、問題を起こさず成績も平均点だと課題を感じることが親子共にない場合もあります。

 ところで、私は例年中学生に最後の宿題を出します。学生の間にこれだけは絶対に負けないと胸を張って言える何かを見つけること。「友だちが誰よりも多い」「地道な努力を継続してできる」「一つのことに長期間夢中になれる」何でもいいからそれを見つけて磨いて欲しいです。

 勉強と仕事は個性というフィルターを通すと結果や周りに与える印象が似ていると思います。「時間にルーズ」「ミスが多い」「約束・締切を守れない」「要領が悪い」勉強だと問題は発生しませんが仕事だとそうはいきません。仕事は当然大変です。周りが10分で覚えられる英単語を1時間かかって覚えられたら褒められます。でも10分で出来る仕事を何回たっても1時間かかれば迷惑になることもあります。そして、同じミスでもその人の個性や普段の姿勢で相手の受け止め方は大きく異なります。

 課題を感じる人の子ども時代の特徴は過度なマイペースだったり周りを全然見ないこと。そんな子どもを見ると、何とかしなくてはいけないという強い衝動に駆り立てられます。根本的なことや性格的なことの場合は軽く指摘しただけでは通じません。ストレスになっても伝えたい、と思うこともあります。

 ただ、このご時世でそんなことは流行りではありません。それをどこまで踏み込むか。自問自答はずっと続いています。「わかってる。でも、今はまだ出来ないから」と自分と向き合わず楽な方に行こうする子にどう伝えていくのか。

 私の仕事を知らない人と話すと「塾は勉強だけ教えるところ」「塾の先生なんて子どものことをそんなに見ていない」と言われることがしばしばあります。曖昧な相槌を打つだけです。私は授業前後の雑談を通じて子どもたちの現況を知ろうとしています。ご家族の次に子どもたちの近況を知っていたいと思っています。色々な成長をしてもらいたい。将来、友人たちの輪の中心で笑っていて欲しい。信頼される人になって欲しい。そんな思いとは裏腹に危機感を覚える現状が今の日本にあります。

2020年3月12日木曜日

最近の出来事(3/12)

 コロナで世界が対応に追われていますが、ワンセではこの2週間、1クラスの平均人数を10名前後の少人数で実施しております。そのため、朝から授業があり生活サイクルが変わったことにようやく身体が慣れてきました。普段の講習会よりもハードな日々です。感染拡大防止に努めるため、躍起になっています。それでもピリピリし過ぎないようにするのと、ルール・マナーを徹底しないといけないのでその気持ちのバランスを保つのも大変です。休みにするのが正解だったのか、答えはわかりません。

 それでも少し勉強をしないと勘が鈍ってやり方をきれいに忘れるのが小学生。そのまま新しいことを習うと、その単元だけはできても過去の内容が定着していないので何も出来ないのが小学校高学年です。ただ、学校のテストでは80点取れるため、ご家庭ではつまづきやどこから理解できていないのか見抜けにくいかもしれません。新小6で久しぶりに分数計算をするとやり方が怪しい子がチラホラいました。それを訂正するのは数分で済みますが、確認をしなかったらと思うと怖さを感じました。授業自体は分数の計算問題で、制限時間内でノーミスで終わらせるのが最大の目標です。

 小5は整数×小数の導入。理解度はばっちりです。新入生NHは吸収力が速いですね。ISKKは順調。新入生YMはスピードについていくのが課題です。小4算数は大きな数の導入。この単元は4年生の最初にしてかなりの難関。ここで算数が嫌いになる子が多いです。「わかったつもり」で実は理解できていないからです。細かいことの徹底をしなくてはいけないので基本の定着を図ります。新小3は想定以上に集中力があります。あるというと褒め過ぎですが、学校ではまだ2年生なのを考慮すると充分でしょう。みんな楽しそうに授業に参加していました。

 中3数学は予定通りの進度で進んでいます。3クラスに分けているのが時間的になかなか大変ですが、定着具合がしっかり確認できていない不安はありますが、時間(補習)でカバーしようと思います。

 中2数学は最も悪くないスタート。ガラガラな教室が新鮮です。社会を中心とした暗記嫌い、いや地味な努力を嫌がる子が少しいるのが玉に瑕な学年です。

 新中1は最も課題が多いです。宿題や課題に対する意識を小学生レベルから中学生レベルまで成長させるのがテーマ。既に授業時間よりも補習時間の方が長い子がチラホラいます。ほんの少し集中力がついてきたのが成果ですね。

 中学生の一番の難点は細かいチェックが甘くなっていることです。通常、授業の最後は出来た者帰りで当日の授業内容が理解できているのかノートチェックをしています。それがコロナの影響で濃厚接触を避けるため並ばせていません。すると、きちんとできていないことを見抜けるのが次の授業や補習となりタイムリーに注意できません。結果、中1が例年以上に補習に呼ばれる事態が発生しています。

 昨日受験が終わり、菫SSが報告に来てくれました。意外と手応えがあったようで良かったです。彼らにとって1週間が一日千秋の思いでしょう。
 

2020年3月9日月曜日

受験生

 高校受験の最後、公立一般選抜が明後日に迫っています。コロナウイルスが繁殖する中で異例の状況下です。今回は受験生の現況です。

 公立高校受験生は4名。文理学科2名、総合学科1名、理数科1名です。文理学科組は例年よりも遅い受験勉強の開始となりました。男子2人ですが、男の子らしい見事なラストスパートを見せてくれています。私が担当している国語数学社会では2人とも北野高校の合格点を安定して超えています。数学で課題があった秋が嘘のような成長ぶり。案じていた長文の書き物も余程ミスしなければ大丈夫というところまできました。社会に至っては9割前後取れます。C問題であっても対応できる彼らの頑張りを誇りに思っています。理数科組は数学が伸び続け、最終的にC問題でも6割以上取れています。地道な努力は実を結びますね。文理学科組以上に書き物が苦手で、3月に入るまで制限時間内に書けたことがほぼなく、本番で白紙になることも想定しなくてはいけないと思っていたのに、ここ数日8割前後の高得点を取れています。総合学科組は心身共に健康な状態で受けられるかどうか案じていたのですが、12月までの状態より少し楽になっているようで安心。

 全員仕上がり具合は悪くなく、実力を出せば充分合格。1教科ぐらいなら少し、いやそこそこミスしても大丈夫なほどです。コロナウイルス問題で異様な雰囲気の中の受験ですが、信用して信頼しています。

 

2020年3月7日土曜日

最近…

 新型コロナの感染報告が各地で起こっています。そんな中で当塾の取り組みは下記の通りです。

・生徒・講師の健康チェック
・授業前後の除菌
・教室内の備品への接触禁止
・休み時間の着席
・少人数制
・教室定員の30%稼働または前後左右空席
・一部教科は家庭学習
・不足分は春期講習の時間延長で調整


 コロナについてはもう少し収束してから思いを書こうと思います。世間がコロナ騒動でストレスを抱える中、厳粛な体制で新年度が始まりました。急遽、中1中2は2クラス、中3は3クラスに分けて私の授業は1クラス平均で10名です。宿題や家庭学習を出していますが、休校になった1週間を顧みて宿題や授業に対する課題が浮き彫りになりました。

 いつからか、子どもたちの見た目のお行儀はとても良くなりました。授業参観に行っても眉をひそめるような子はいません。卒業式でも「荒れている」の定義が昭和・平成の前半とは大きく異なっています。それに反比例して人の話を聞いていない子が急増中です。メモしない、自己管理できない、嫌なことを後回し・やらない子たちです。学校では問題児でないのでスルーされがちですが、社会に出たときにルールや締め切りが守れないということですから危機感を覚えています。「叱っても良いが怒ってはいけない」と言い始めた頃から年々酷くなっています。私自身の考えは小学生になったら親以外の大人に怒られるのは大切だということです。怒られ方は性格が十人十色なので様々です。チクっと言えば分かる子、理解はできるがみんなの前で伝えるとへそを曲げる子、ガツンと言わないと伝わらない子。私の思う公平はその子にとって伝わる言い方です。

 肩書は塾長ですが、一番偉いという意味ではありません。最高責任者として塾内の全てに責任を負っているのです。例えば、講師に「テストの点が悪いのは先生の責任」と言っています。子どもたちのテスト結果は先生の結果であり、そして最高責任者である私の責任です。だから、テスト結果にとてもこだわっています。

 同時にサービス業ではなく教育業だと自負しており、子育てに参加させてくださいというスタンスでもあります。勉強をしっかり鍛えた前提で将来に良い影響を与えたい、自分の発信した何かが引っ掛かり将来話題にしてもらいたい、そう思っています。

 そんな私が読解力の低下が気になったのが20年前。今は集中力がない、自己管理ができない子が潜在的に急増しているように感じます。社会で例えるなら仕事を頼めない、任せられない子です。マニュアル通りに出来る、気遣いが出来る、独創性がある。どれかが出来れば社会に出たとき安心なのですが、案じられる子たちが増えています。それを塾がどこまで伝えられるのか。もちろん、現場にいる限り気づいたことは全て伝えようと思っています。子育ては深く、生涯探究ですね。

卒業生へ、贈る言葉〜ファイナル〜

 菫SS

 中3の秋から入塾した空気の読めるナイスガイ。バランスの取れた性格でオールマイティにそつなくこなし協調性も抜群。気遣い出来る中学生男子は非常に稀少た。熱いハートがあるのに持続できる。

 猫を被っているだけかもしれないが、もっと自分を出せば良い。一途な思いは良いが、固まるには早過ぎる。器用貧乏にならず、自分を枠に嵌め過ぎず、まずはチャレンジしよう。自分の出来ることが他人も出来るとは限らないことも知ろう。

 緑KS

 我慢強いのが長所だが、限界を超えることもある。そのタイミングをできるだけ早く気づけるようになろう。グラスに溜まった我慢というストレスはどこかでこぼれる。リセットされても容量はあまり増えない。

 無二の友人、つまり親友は一人という意味でもある。一人で良いから自分の全てを受け止めてくれる人をずっと大切にしよう。今後、無数の出会いがある中でそんな良縁がある。自分が信じた人を信じ続けよう。

 緑MR

 秘めた思いは大切だが、それをアピールすることも大切だ。大人になるとタイムリミットがある。自分のペースで周囲は動いてくれない。案ずるより産むが易し。まずはチャレンジしてみる。

 無理だったり、失敗したら次への糧にすれば良い。ミスが許される学生の最大限利用し、経験値を増やそう。決断が遅くなることで良くなることはあまりない。同じやるなら早いほうが良い。前へ、前へ。

 菫HA

 集中力の持続が一番の課題だったが、卒業時に少しだけ解消された。また、自分の変化とも向き合い続けた中学生時代。自分のことは自分しかわからない。心身共にダメージを受けることはいつでもある。

 大切なのはどう対処するかだ。大人になると自分と上手に付き合うことが要求されるが、学生時代は多少の失敗が許される。この時期に色々試して自分を知る。自分にしかわからない限界や対処療法を身につけよう。

2020年2月25日火曜日

私立中高総評後編

 大和田組ではあと2人文理がいます。公立なら清水谷か東。合格できても流されやすい性格故、勉強しなくなる可能性が高く、関関同立は現実的に遠い。大和田なら公立よりは勉強する雰囲気。ただS文理なら下のほうで放っておかれる可能性大。そこを強く自覚してもらい指定校推薦で関関同立狙いがベストと判断しました。常翔啓光の特待組の2人は大和田のS文理でも合格できたでしょう。大和田に交わると目立たず声掛けもされず手間もかけずの三年間になりそう。常翔啓光なら国公立大学を狙える子として可愛がってもらえるできよう。もう1人の常翔啓光特待は非常に引っ張って行くのが面倒で手間がかかる反面、伸び代だらけで阪大も充分狙える。公立に行ったら頑張れば近大で高確率で勉強しなくなりそう。関大北陽の子は特殊で関大馬術部に憧れて。信愛上宮は入学時の偏差値と関関同立の指定校推薦の枠の数を勘案するとあり得ないほど超絶お得。ほら、結構一人ひとり考えて見ているでしょう(笑)

 高校の先の話では、医療系を希望している子たちには多種多様な職種がありそこに辿り着くためのルートやしがらみもある世界だということ話します。幼稚園と保育園の先生は全く向き不向きのタイプが異なり、どちらが向いているのか。看護師も同様で性格的に合わなさそうな子は理由を伝えて、放射線技師などの話をします。

 ウチは個人塾なのでブログやチラシ、ホームページ、パンフの言葉は全て私の言葉です。だから言っていることとやっていることの差はあまりないと思います。進路指導はとても力を入れており、情報収集は怠っておりません。勉強と向かい合える可能性が高い、または関関同立や国公立大学に目指せる可能性が高い学校をお勧めしています。杓子定規な進路指導は絶対にしません。

2020年2月24日月曜日

私立中高総評前編

 私立中学は開明中学に2人とも無事に合格してくれました。一人は姉に続き小6から本格的に勉強を始めました。もう一人は小5から入塾。当初は大阪女学院を希望していたのですが、一緒に勉強しているなかで上を目指したい気持ちが強くなり入試直前に志望校を変更しました。中学受験は基本的に本命を決め浮気(併願)なしです。今年は上を目指したいという溢れる向上心があったので応援しました。目的意識もあるので大学入試までやり遂げてくれるでしょう。

 では、どのように志望校を決めていったのか振り返っていきま。(ワンセではどのように志望校を決めているのですか。どうして文理学科受験が少ないのですか。という質問があったので)。ちなみに長いうえ、内々のお話なのでご興味のない方はスルーしてください。

 まず、国公立大学を狙える子は大和田か常翔啓光かの2択でした。ちなみに男子校でもOKなら興国もありです。この3校の共通点は本当に子どもたちを見てくれるところ。高校に行って伸ばしてもらえる可能性が高いからです。ある子は常翔啓光が良いと思いました。個性的な性格を含めてケアしつつ伸ばしてくれるのは公立では浮いてしまって無理だからです。大和田はかつてほど一人ひとりを大切にしていません。それでも合格実績はレベルの高い子が入学したことによって伸びる余地はあります。特待生になった男子2人は常翔啓光または大和田ならどちらもで伸びると感じたので本人の意思を最優先しました。ただ、前提に「内部進学のある関大系列や近高か、高校でガリガリ勉強するか」で後者を選んだことがあります。ちなみに開明でも問題ないと思いましたが、勉強するしないの判断が子ども任せになりすぎるので若干危惧しました。高専を選んだ子は決めていたので割愛。コツコツ勉強できる才能はある子は瞬発力に欠けます。大和田で敢えて文理に行き、3年間地道に勉強することによって指定校推薦を得られる可能性が一番高いのでお勧めしました。器用ではないので国公立大学の全教科均等に勉強するのは苦手だからです。

 看護希望の子は特定されすぎるのでぼかします。済生会の付属学校へ進学希望でしたので、そこに強い信愛をお勧めしました。他には特待生制度の充実と留学生から選んだ子もいます。高校でのカリキュラムの充実と校風、特待生の総合から大和田を勧めました。もう一人の子は中学の様子を見て高校でガリガリ勉強できるタイプではないので近高や関大系列を勧めました。

最近の出来事

 無事に高専受験組も合格を決めてくれました。残すところ公立一般のみです。こちらも全員合格を目指しています。

 さて、小学生は全体的な感想から。2月新入生の子たちを何度かみましたが、小3や小4の女子の理解の速さに舌を巻いています。春休みまでにできればいいなと思っていたことが、すでにできており心残りなく新年度を迎えられる状態です。この時期からお預かりできたご縁を嬉しく思い、大切に伸ばそうと思います。

 中学生は受験生から。私立専願組も数学や英語は過去問チャレンジしに来ています。少し時間のゆとりができた彼らにお手伝いをしてもらい非常に助かっています。勉強面では数学社会の完成度は悪くないですが、国語に課題が多い彼ら。長文を書くことがどうも苦手です。それでも書こうと頑張る姿勢はあるのでしっかりと国語力を磨いてい全員合格の吉報を得たいところです。

 中2は中だるみが多い時期なのを考慮するとややマシです。数学担当としては緑TA・Hが悪くない、緑YA、FHが食らいついてきている感じ。社会の地道な努力をしている緑YAは受験期に他教科の勉強時間を取れるのがアドバンテージですね。

 中1はエンドレス最終日に久しぶりに落雷。日曜日を有効活用せず、宿題だけ終わらせて勉強した気持ちになっている子が若干名いました。勉強するなら塾でも家でもどこでも構いませんが、要領良く有効的な勉強をして欲しいところ。テスト前に記入したすべき勉強をせず、逃げている子が気がかりです。自主性は尊重したいですが、それを自由と勘違いして勉強しない選択肢を与えるつもりはありません。

 かつて過渡期に自主性を重んじるスタイルへの転換を図ったことが何度かあります。その度、成績上位者は問題なくその他の層では軒並みテストの結果が若干下がりました。また「これぐらいいいか」という雰囲気が蔓延します。今回もその兆候を感じて嫌な手応えです。ちなみに受験生でも不勉強について雷を落とすとクラス平均点が目に見えて上がります。それも10点以上です。つまり、普段とは違う集中力を発揮できているのでしょう。授業の大半を遣って勉強の意義や将来について話す機会を年5回以上取っています。それでも心に響いてくれるのは全体の2割いません。ただ、繰り返せば少しずつその割合が上がると信じて話しています。私も他塾のように勉強しない責任を子どもたちに転嫁できたらもっと楽になれるのでしょう。でも、眼前に勉強しない子がいたら放置できません。葛藤しつつ暗中模索ですが、時流に合ったベストを見つけられるよう最善を尽くし続けます。

2020年2月16日日曜日

最近の出来事

 新型肺炎やインフル、ウイルス性の風邪などが流行しています。くれぐれもご自愛ください。

 さて、今週は私立高校の合格発表で会心の結果報告を受け、とても幸せな気分です。そして、金曜日のバレンタインデーは恒例のお菓子まみれ。お腹の肉が心配ですが、おやつには困りません。今年は頑張って(?)手作りのものも渡せるか思案中です。ホワイトデーは何が良いのかと併せて計画を練っています。
 
 ところで、週末は恒例のendlessがありました。今回より、塾・学校の課題提出物を早めに終わらせ、直前からは自分にとってプラスになる勉強をする方式に変えるための対策にしようと試行錯誤です。前回のテスト終了後にエッグミーティングと称して子どもたちを主役に皆で方向性を決めました。横堤以外はおよそ10日前で、来週末までに提出物を完遂予定です。2/16(金)の夜時点での感想。

 2/3に配布したテストスケジュール表は回収が1週間前でした。そして、自己申告ながら今までのテスト前よりも順調に進んでいる人が7割、残りの3割が今までと同じぐらいだが良いペースで終わっているとのこと。また、日曜日は基本的に1時~7時を強制、前後の時間は自主性に任せたところ、自己分析しながら調整出来ている子が多いです。静かに集中できる自習室はワンセの自慢の一つ。今まではこの状態をキープするためにピリピリ感がありました。自己管理ができるシステムを構築中ですが、こちらがビックリなほど手応えがいいです。

 今までは全員を平等に長時間勉強させていました。結果、来ることが目的になったり学校や塾の提出物を終わらせれば勉強した気になる子がいました。結果もやる気に比例しています。自己管理できる子はそんなに前から勉強させなくてもできます。全員の更なる底上げと高校生になってからのために「自分で考える勉強」へのシフトを奏功させなくてはいけません。自己管理できるよう管理することが今の目標です。

 今までよりも短時間になったことと、勉強時間を個々に任せるのと併せて試験日からの逆算を強く意識するよう呼び掛けているのも良いようです。楽しく集中して勉強できる空間であり続けられるよう時流に乗って試行錯誤していきます。

2020年2月14日金曜日

私立最終速報

 中学校受験(受験者全員第1希望学科にて合格)
開明スーパー理数2名、大阪女学院中1名

 高校受験(受験者全員第1希望学科に合格)
大和田スーパー文理4名全員特待生(特待A3名、特待B1名)文理3名
関大北陽(特進1名文理1名)※文理合格者は特進基準を満たすも辞退
近畿大学付属スーパー文理1名、進学2名スカラシップ(特待)1名
常翔啓光特進Ⅰ類6名(特待A1名特待B2名優待1名)
上宮プレップ1名
大阪信愛学院文理1名、看護1名
大阪国際滝井看護1名( 特待生)
四條畷学園(特進)

2020年2月13日木曜日

私立高校速報

 大和田、常翔啓光、信愛、滝井の合格報告がありました!中でも進学校である大和田、啓光において特待生を連発できたのはひとえにみんなの頑張りです。両校共に難化の一途でしたが、今年が今までで最難度のテストになると予測して対策していました。それにみんなが対応できた結果です。経済的な親孝行ができる特待生は非常に嬉しいです。大和田の特待生Aは文理学科でも北野、天王寺、大手前クラスに相当します。名より実を取った子たちの3年後は明るいに違いないと信じています。

 昨年に続き廻し合格なしの全員合格発は何よりの朗報です。みんなに厳しい言葉をかけてきましたが、結果が出て狂喜乱舞です。でも、公立受験組はこれからが本番。一気に人数が8割卒業で減りましたが、しっかりお尻をたたいてラストスパートです。明日関大北陽、近高など残りの朗報待ちです。

2020年2月11日火曜日

2/10の出来事

 今日は私立入試の日。入試帰りに横堤OS.YYが顔を出してくれました。社会がいつになく難しかったらしいです。その後、菫NM.緑YYが一通り嘆いて帰って行きました。試験から合格発表まで、複雑な気持ちになります。自分は絶対だめだったと落ち込んだら様々な気持ちになります。不安は勉強することでしか解消できません。そんな話をしました。公立組は明日から気持ちを入れ替えてラストスパートです。

 中2特進数学は過去問チャレンジの結果、多くの課題が露呈しました。解説を聞いたり宿題をする分には申し分ありません。そこのプライドはあるように感じました。でも、基本の定着が全くできていません。習ったことを自分のものするというアウトプットが弱いです。解答用紙は子どもたちのモチベーションを明らかにしてくれます。点数ではなく、書き込まれた答案用紙が一番わかります。解答用紙から気持ちを感じたのは緑YAのみ。少し意識を感じたのが緑T.HASK。特進生には楽しく数学を解きたい、プライドを持って解いて欲しいと思っています。このままなら正式なクラスではなく、気持ちがある子だけを対象とした補習にしようかと検討中です。

 来年度から20 年近くやってきたエンドレスを大幅に改定します。私にとっては超一大事です。宿題や課題を自主的にできるようになることを目的にテスト二週間前から勉強の計画を立て、書面で提出してもらう日でした。長年続けていたエンドレスを大幅に変更してでも押し進めているカリキュラム変更。目的は高校生になっても通用する自己管理です。重要性も含め、話し込んだつもりですが、残念ながら10人弱は学校のように書くのが目的になっているようでした。計画表を埋めるのが目的になっているのでしょう。適当に書いた計画表には何の意味もありません。自分のペースを考えてやるべきことをテストまでに終わらせられるように逆算して自分と向き合うのが目的です。

 そんな話を12月から何回かしたのに軽い気持ちで書いた子が一定数いたことに自分の力不足を感じました。自己管理や自分と向き合えない子が高校生になってから勉強できると思えません。そのまま社会人になって仕事を要領良くこなすのではなくごまかしたり、締切厳守を果たせない人になって欲しくありません。そんな話をストレートにぶつけました。

入試前夜

 今日、私立入試前の最後の授業が終わりました。例年、この日はみんなとの思い出が走馬灯のように流れていきます。前日諸注意で伝えようと思いつつ恥ずかしくて伝えられなかったこと。第十九期生のみんなとの授業が一番楽しかったです。大好きな子たちです。過去最高の〜と形容されることの多い学年。実は途中入塾者の最も多い学年でもあります。

 増える度、雰囲気が良くなっていきました。中1の最初から預かりたかったと思う子も多いです。それも含めて縁ですね。感情移入しながら教えるスタンスは変わりませんが、少し肩の力を抜いても大丈夫な良い子ちやんたちでした。

 歴代最高のオタク集団でもありました。私はオタクを比較的肯定的に考えています。彼らは自分の世界を大切にする反面、人畜無害だからです。興味があることには探究心旺盛でもあります。他人に関心が薄いため批判的な言動も少ないです。私が最も苦手なタイプは会話の大半がネガティブであったり、批判的な思考の人たちです。中学生でありながら他人に迎合せずネガティブ思考の少ない彼らは学年以上に大人に感じています。

 感受性ってとても大切だと思うのです。私は中二病の時期が長かったです。足立との出会いで「人間とはこんなに考えて話すのか」と感銘を覚えたのをきっかけに自分の言動に責任を持つ意義を考えるようになりました。つまり、大人になってからです。彼らの中で感受性の話をできる子が多いのも楽しく感じる理由の一つです。

 ところで、デリケートな受験生は1日に複数回声を掛けるよう心掛けています。他学年にはそこまでしませんが受験生は特別です。ごきょうだいのいるご家庭だとご理解いただけると思います。愛情は平等でも受験生の子がいるとその子に意識がいってしまう心境ですね。特に受験前日は受験学年の子たちとの思い出にふける日と決めています。ふと思いましたが、パートナーへの思いと同じですね。男は恋愛において上書き保存。だから過去全員の受験生はそれぞれ別ホルダーに保存している特別な存在です。

 ところで、例年より穏やかな気持ちになっているのは今年の彼らへの信頼と安心ですね。合否の心配はせず、万全の体調で、ミスなく過ごせるのかが一番の心配事です。ワンセを卒業してくれたら、一生卒業生としていつでも歓迎します。いや、積極的に来たり人生の節目には色々教えてくださいね。

2020年2月8日土曜日

卒業生へ、贈る言葉⑤

 緑YR

 器用貧乏に終わりがちだった中学生時代。勉強面もしかりで「これぐらいでいいか」が無意識によぎり、こちらの考える壁を越えるのに苦労した。ようやく志望校が決まってからは安定した集中力を発揮している。

 また、素直だが思ったことをすぐ言動に出す素直すぎる反応は無用のトラブルを招く可能性もある。今のように出来ることを増やせるよう精進し、周囲を見るゆとりができれば成長速度が加速していく。

 鯰江KY

 入塾当初、線の細さを案じていたが杞憂に終わった。活動時間の長い部活動をやり遂げ、勉強との両立もできた。与えられた課題を着実にこなす能力は抜群にある。ただ、自分を過小評価していることもある。

 出来ることは人より多いのだから自信を持つ。日本では謙遜するのが文化だが過剰だと自分の可能性を狭めてしまう。本当の自信は経験でしか生まれない。だから、経験値を増やして自信を持って臨めるようになろう。

 鯰江NH

 平和主義で人を傷つけないが、発言や自己主張が少ない。あまりにも言動を控えると壁を作っているように見られてしまうこともある。物怖じしないマイペースも良いが、これも過ぎると相手に誤解を与える原因にもなる。

 自分のことをもう少し言えば見える景色が変わってくる。失敗しても許されるのは学生の特権だ。ごめんなさい、と言えば許される日本の風土を利用しよう。多くの失敗を経験しごめんなさいの数だけ成長できる。

 緑MC

 長い部活を終えてから勉強面では出来ることが非常に増えた。部活全盛期は時間を上手に使えない不器用さを嘆いたが今では思い出だ。複数のことを同時にすることが苦手なら、要領を覚えてブラッシュアップさせる。

 苦手分野を克服するのも大切だが、日進月歩でもミスの少ない集中力に磨きをかける。これだけは負けたくない何かを見つける。そしてプライドを持って出来る分野(仕事)を極める努力を継続させれば明るい日々になる。

 緑IY

 中学2年生に進学したてのとき、大怪我をした。長い入院生活中、数学を中心に頑張っていた。怪我の功名か時間は充分あったので、基礎を定着させることはできた。地道な努力をできるのは才能だ。

 人を傷つける言動をしない反面、自分の世界を大切にしすぎることが気になることもある。今、興味がないからしないのはもったいない。齢を重ねると出来ないことが増える。その前に未知を既知に多くの感受性を養って欲しい。

 茨田北IA

 何かを批判せず、周囲への気遣いが出来、明朗快活で優しい。ただ、優しさと弱さは表裏一体だ。勉強面の成長もさることながら、精神的な成長を実感する。出来ることが増えた。負けたくない気持ちを持つことも増えた。

 弱いことは悪いことではない。冷静に自分が出来ることを分析し、今後の課題にする。かつて自分が出来なかったことを上手に伝えられる能力もあるのだから、経験を重ねてそれを後輩に伝授していって欲しい。

 

 

 

 

 

2020年2月7日金曜日

最近の出来事

 近しくない人に「優しい」と言われることが度々あります。心の中で思うのは「優しいのではなく、興味がないから失敗しようとどうなろうとニコニコ話を聞いているだけなのに」です。責任があるから子どもたちには気になることは全て伝えます。結果、ストレスになってもです。子どもたちが将来困ったり、後ろ指さされるようなことになって欲しくないからです。言う代わりにしっかり責任を取る覚悟はあります。気遣いだけしておけば優しいと言うのはまだまだ本質が見えていないのだと思います。教育業だと自負してるのでサービス業のように「お子さま」扱いすることはありません。

 さて、最近授業ではアクティブラーニングやコーチングを意識しています。受験生には詳しい解説をせずに考えてもらうことを心掛けたり、説明自体を子どもたちにしてもらっています。他の人にわかるように説明するためには論理的な解説が必要です。私と新人や学生講師との大きな差は「今、話している言葉(説明)を誰が理解できて誰が理解できていないのかわかる」ことです。これだけは経験でしか出来ないので、絶対に負けない自信があります。常に全員を見ているか、気持ち良く自己満足な講演会風な授業をしているのかの違いです。熟練された職人芸はマニュアルやシステムに追いつかれることはありません。

 子どもたちに解説してもらうデメリットは時間がかかることです。大手塾ならそんな時間をかけた非効率的なことは無理でしょう。最短ルートで解説したら子どもたちに任せるよりずっと速く終われます。でも、うちは幸い(?)延長授業や補習に対してご理解いただいていると勝手に解釈しています。時間と引き換えに教えた子どもも教えられた子どもも普段の授業以上の集中力を発揮して、それぞれが恩恵を享受しています

 ところで、電子黒板を導入して2年が経過していますが、みんなの反応を見ながら試行錯誤しています。今までwindows一筋でapple製品はiphoneぐらいでしたが、食わず嫌いの典型だと実感しました。新しいものについていかなくてはいけません。脳の劣化を防ぐにも新しい刺激は常に必要ですね。もうすぐ、プログラミング教室と大型バスの免許を取得しようと思います。使っていなかった脳を使うためです。先生と呼ばれているのだから生涯教育で何かにチャレンジします。

 話が飛びました。アクティブラーニングは楽しいです。ヒントを与えみんなで考え合っている様子を目を細めて見守っています。中2では英語で実践中です。足立から解法を伝授された子が周囲の子に伝播していく様子もまた微笑ましい。でも、それをできるのは残念ながらごく一部だけ。基礎の定着や勉強と向き合うことが出来ていない人はそこからです。クラス全員でアクティブラーニングをするのは不可能です。

 色んな新しいことにチャレンジしていますが、中3を見ていると花は実りつつあるようです。社会では解説中心から各自による覚え込みの時間を夏から増やした結果、クラスの平均点が文理学科合格点相当まできました。国語は元々得点源で大きく助けてくれる教科なので、今からしっかりと追い込んでいけば何とかなるでしょう。模範解答がない子育てのように新たな勉強方法を恒久に探究します。
 
 
 

2020年2月6日木曜日

卒業生へ、贈る言葉④

 緑MM

 コツコツした努力を誰よりもできる。入塾前比200点以上アップし400点到達は並みの努力ではない。単純作業に強いのは今後に大きくプラスである。反面、応用力や発想力に課題がある。ただ、努力を継続すれば克服できるだろう。

 人間は誰でもミスをする。その後が肝要で、同じミスをしない人間は職場で非常に重宝され大切にされる。これからも確実性を磨くと共に、日進月歩できることを増やしていこう。そうすれば頼られる大人になる。

 緑IA

 部長を務めていたことが似つかわしい頼りがいがある。物怖じせず多種多様なことにチャレンジでき、結果を素直に受け止めることができるのが長所だ。目に見えることに対して思い遣りの言葉をかけられる。

 反面、興味のないことや社交辞令を感じ取ることを忖度しない。自分の言動について責任を取るという肝は据わっているが、他人に対して諦めるのが早い。周囲からどう思われてるのか考えてから諦めるようにしよう。

 緑HY

 出来ることは随分増えた。同時に覚えて欲しくない要領も覚えた。自分の限界を低めに設定し過ぎだ。それはやりたいことを先にして、面倒なことを後回しにすることに起因している。まずはそれを自覚すること。

 子どもは本能を優先させ、目の前の楽しさを先取り嫌なことを伸ばす傾向がある。そして失敗する。失敗を糧にして物事の優先順位をつけられるのが普通の大人だ。学生時代にたくさん失敗して将来に生かそう。

 鯰江OM

 卒業できるのか案じていた。新入生は一般的に様々なスピードが遅く自覚がないことが多く、その傾向があったからだ。頭の回転は目に見えないがワンセではしっかり脳を使うことを要求される。

 今までに求められたことがないことなので当初はストレスが大きかった。それでも志望校が出来たときには見違えるほどの結果を伴った努力を継続している。高校時代も同様ならば蛍雪の功は遂げられる。

2020年2月4日火曜日

吉野家にて

 先日、吉野家で牛丼を食べていたときの出来事です。隣に3歳ぐらいと年長さんぐらいの姉妹、そのご両親の4人家族がいました。ヤンチャ盛りの歳ですから落ち着きはありません。それでもお母さんは躾をしっかりしようと、全く気を抜かずピリピリしていました。

 私の卒業旅行や遠足の引率と一緒だと思いました。ほんの少しの乱れが気の緩みになり、トラブルやアクシデントを招くので全く気が抜けません。また、節度を守らせないと周りに迷惑をかけます。すると、楽しいイベントなのにピリピリしている自分が場の雰囲気を壊してしまいます。私はそうなるのが嫌で、できるだけ子どもたちと距離を取るようにしています。

 もうすぐ新年度が始まります。最初が肝心なので、いつもより厳しくなり注意することも増えるでしょう。件のお母さんはお父さんが子どもの相手をしていると表情が柔らかくなり、素敵な笑顔でした。子どもが自分の通知表のようなものだと感じているのかもしれません。もう少し肩の力を抜いたら、とも思いました。

 それは思い切りブーメランで私自身に返ってきます。ワンセは厳しいけれど成績はメチャ上がる塾。そう言われるために躍起になり過ぎているのではないかと考え直す機会になりました。客観的に見てワンセは面白いけれど怒られたらメチャ怖い塾、でしょう。世間で面白い塾、と最初に形容されるのが嫌で、体験に来たい子がいると聞けば必ず時間やルールを守らなければダメだと念を押して欲しいと伝えます。結果、怒られている場面が武勇伝のように言われているのも承知しています。

 入塾テストがないウチはその風評を意識的に作っていました。ただ、関西人なので笑いや楽しさを授業で望みます。それでも主導権はこちらにないといけません。新入生は面白いことがあると周りを見て話しかけようとしますが、横を向くことを許すとそこから学級崩壊につながるからです。そして、学校や今までの塾とは違うタイミングで注意されていました。今は新入生が横を向いて話しかけようとしたら、隣席の子どもたちがそれを制する土壌があります。そんな彼らを信じて少し力を抜いて接するのも良いかもしれないと思う吉野家での出来事でした。

2020年2月2日日曜日

卒業生へ、贈る言葉③

SS

 小学生の後半に入塾した当時は男の子独特の野性を発揮していた。やりたいことはする、それ以外は悪気なく後回し。受験生になる頃には興味の対象が勉強になった。そこからの伸びは顕著だ。

 比較的おおらかで攻撃的ではない。攻撃に対してもサラッとかわせる。そんな長所を伸ばし、老若男女問わず接して多種多様な意見を吸収し、自分の経験値にする。その中で取捨選択できる知識を深めれば人としての幅が拡がり続ける。

OA

 中1の夏前に入塾。究極の努力型でテストの点数は良かった。反面、一夜漬けだったので土台がなかった。だから授業についていくのが必死。最も多く涙を流した子だ。それでも全く諦めず多くのことを克服した。

 受験生になる頃には特進生の名に恥じない理解力まできた。中学生時代、最も誇れるのは結果ではなく誰よりも努力したことだ。大人になっても自慢できる(中)学生時代は勉強も部活も誰よりも頑張ったこと。努力出来ることは素晴らしい。

YY

 出来ていることとそうでないことの差が著しい。素直な反面、価値観が年齢以上に固まっている。今の知識・常識は今しか通じない。常に上書きする努力を継続させる。自分と他人の価値観は異なることのほうが多いことを理解する。

 その中で、自分に対して愛情を注いでくれる人には価値観の擦り合わせをすること。異文化を受け入れる器量を備えること。大切にしてくれる人には相応すること。自由な言動をして受け入れてくれる人は貴重な存在だ。

OD

 距離感や言動に悩まされた中学生時代。素直すぎる発言は思いもよらぬ感情を相手が抱く可能性がある。承認欲求を満たすためには、相手を認めリスペクトするところから始める。まずは相手の人となりをしっかり見る。

 相性の合わない人は必ずいる。サイレントスルー技術を身につけ、ネガティブ思考・言動に迎合しない。反面、背伸びせず等身大で接して居心地の良い人もいる。その人を大切にし本音で話し合える関係を継続させればいい。

 

最近の出来事

 転塾のご相談が多いのですが、ワンセは補習が多いです。時間割はあってないようなものになります、と伝えています。中学生のご家庭ならみなさま実感していることでしょう。さて、久しぶりの授業の出来事です。

 小3はMNが孤軍奮闘。負けず嫌いらしく、できなかった問題を地道に努力でカバーしています。また、小テストへの勉強もばっちりです。できることがドンドン増えています。小4はMYがほんのり計算ミスが減ったように感じます。褒めると途端に…ということもあるので油断は禁物です。算数ではMKの伸びが顕著。今後の伸びが楽しみです。入塾当初は色々心配したISも今は新入生や体験に来た子を率先して引っ張っています。小5は足立に檄を飛ばされていたNYが頑張っています。出来なかったことを出来るようにしてくる努力はピカイチ。少々意味合いは異なりますが「稼ぎに追いつく泥棒なし」ですね。小6はMHの数学的センスに光るものを感じます。中学生になったとき、しっかり鍛えていけば大学ではどんな分野を専攻しても大丈夫。しっかりと育てようと思います。算数ではSSに良い刺激を与えて欲しいところ。MNは少し喝を入れられてからとても良い子になっています。これからもそんな感じで勉強と対峙してくださいね。

 中1は特進と標準で完全に数学を分けています。残念ながら数学的センスを発揮して解いてくれる子はいません。それでも超努力型の緑HAに引っ張られる形で緑MYが頑張り、そこに緑MSがついてきている感じです。鯰江SNや緑SE、茨田HKはもう少しモチベーション上げれば更なる飛躍があるのにもったいない現状があります。

 中2も中1同様クラスを分けています。比較的新入生の緑SKがグングン伸びています。伸びしろがたくさんあるので、1年後が楽しみです。ここに緑YAが努力で色々なものをカバーしています。緑T・HAが明るい表情を見せる機会が増えました。席が一番後ろのときは曇りがちで楽しくなさそうだった表情がうそのようです。やはり前が定位置ですね。緑TH、KHは努力でできないことを一つずつ潰しています。そんな中2を足立は英語担当として歴代最高の平均点だといつも褒めています。真面目にできていますが、数学担当としては…

 中3は典型的な理系の集まり。国語では菫HAや緑IYがトップを取ったりでどんぐりの背比べ状態です。数学では緑SSが頭一つ抜き出ました。センスだけなら緑IAYYだったのが、完全に壁一つ突き抜けた感じです。歴代大手前合格平均点よりも今年の特進平均点の方が高く、数学だけなら全員北野・天王寺レベルにチャレンジできる位置です。中2とは逆で国語力はかなりやばく、猛烈な追い上げの最中です。

2020年1月24日金曜日

最近の出来事&~卒業生へ贈る言葉②~

 新年度を控えて体験授業のお話をたくさんいただいております。既に中2がほぼ飽和状態。小6も次いで多いです。机の数をmaxにして子どもたちを押し込むつもりはないので、どこかのタイミングで募集制限が入りそうです。入塾テストはありませんが、誰でも大丈夫な塾ではありません。ある程度ご理解いただき、お問い合わせ頂ているようで助かります。土日は授業優先でお問い合わせの電話を取れないこともしばしばありますが、ご容赦ください。

 では、卒業生へ贈る言葉第2弾

横堤YY

 例年になく中3の2学期から入塾。もう少し早くから見たかった。伝えたいことがたくさんある。勉強の意義、社会に出ることの意義、学生の間に身につけて欲しい知識。卒業までに時間がなさすぎる。

 君に期待する人がいる。期待されるのは素晴らしいことだ。これからの人生で多くの人々と出会うだろう。その中で、自分を大切に思ってくれる人の信頼や期待には応えようとする気持ちを持ち続けて欲しい。

MH

 長い反抗期。納得のいかないことに対してすぐ言動すると、思わぬ印象を相手に与えることもある。自分の価値観と他人の価値観は必ず異なる。異なるとき、自己主張ではなく相手と自分の意見の根本的な違いを見定めよう。

 そして、まず家族や友人・知人・先輩など自分と関わりのある人の長所を見てリスペクトする。人はストレスがたまると排他的・攻撃的になる。そうなりそうなとき、深呼吸して言動を振り返れば更に素敵な女性になれる。

2020年1月20日月曜日

私立中学合格速報

 今年の私立中学受験が無事に終わりました。開明中学に2人受験し2人ともスーパー理数で合格。倍率約4倍近い中、前期後期ともにスーパー理数での朗報を非常に嬉しく思っています。これで私立中学は開講以来全員合格が続いています。他塾風にいうと4名全員合格です(笑)

 ただ、個人的に中学受験は向き不向きがあると思っているので、積極的に勧めていません。最低条件は保護者の方とお子さまが同じ温度で行きたい中学校があることです。そうでなければ勉強そのものが嫌いになるか、家の中がギスギスする可能性が高いのでワンセではお引き受けしません。また、講師のスケジュール次第で開講しない学年もあります。
 
 そして、基本的に本命のみで浮気(複数受験)は考えていません。どこでもいいから私立、ならともかく、行きたい学校に行って欲しいからです。ワンセではない方のお話を聞くと開明と同志社香里というあり得ない組み合わせに驚きます。私立中選びの場合は「エスカレーター式で大学付」「高校でガリガリ勉強」の2択から始めます。偏差値で選ぶのは塾の宣伝のためだけです。慣れない受験で焦っている親心につけこむ商法で非常に遺憾です。

 翻ってワンセ。今年の子たちもそうですが、家族全員が受験生に気を遣ってピリピリするのは嫌いなので、ご家庭でも思っていたほど大変ではなかったのではないでしょうか。年末年始はお休み、エイエイオーみたいなハチマキとは無縁です。前述のように、それだけの気持ちを持っている子たちをお預かりしているのですから中3の受験生よりも指導面では楽です。受験生が増えた分のやきもきは必然ですが。

 さて、次は大阪府大高専の発表が水曜日。こちらも開講以来、小論文による全勝が続いていますので、結果が待ち遠しいところです。

2020年1月17日金曜日

最近の出来事&~卒業生へ、贈る言葉①~

 1/17(金)は私立中学の入試前日。1か月前は少し薄氷を踏む思いでしたが、ここ最近はTE、HF共に合格最低点は安定してクリア。上の学科でも高確率で合格点をクリアしています。ミスをしても下の学科の点数はクリアできるほどになっています。悲壮感や過度の緊張感もなく楽しそうに集中して勉強していたのが印象的です。合格を信じていますが、吉報が届くまでドキドキです。

 では、卒業生へ、贈る言葉の始まり始まり…

NM

 保護者の方とは足立が入院したときよりブログをお読みいただいてのご縁だ。純粋で弱者に対して優しく接することができる。反面、視野が狭く行間を読むことに長けていない。

 感受性は十人十色。価値観も同様。視野を拡げるため、思春期の間に自分の価値観と他人の価値観の違いを強く意識しよう。そうすれば更に「良い人」になる。

 長所である素直さはそのままに、価値観の多様性と周囲との温度差に気を配れば非常に成長でき、より素敵な大人になれるだろう。

横堤OS

 他人に干渉せず、周囲からの評価を気にするタイプではなかった。中3の長袖を着るぐらいの季節になった頃、急に自己啓発に覚醒。コミュニケーションを積極的に取るようになり、男子の輪の中心になった。

 同時にずっと馬なりだった勉強も向上心が芽生えたようで、中2までの「もったいない」と思うようなことはなくなった。

 勉強も精神面を大きく成長した中3時代。同じような姿勢を継続すれば、笑顔で毎日友人と過ごせるようになる。また、就活でも企業から欲しがられる人材になるだろう。

 

2020年1月13日月曜日

最近の出来事(主に受験生)

 私立中学受験まで1週間を切りました。1か月前までは社会・理科の仕上がり具合が微妙だったので、一抹の不安があったのですが、ようやく想定内の点数で収まるようになっています。あとは当日のテストでノーミスなら無事に全員希望校に上の学科で合格してきてくれるでしょう。中高一貫はもう1週間先なのでラストスパート真っ只中です。先週まではHFが点数で上回る機会が多かったのですが、ここに来てTEが猛追し、2人とも伸びています。それでも悲壮感や緊迫感はなく、楽しそうに集中してできることをじわりと増やしています。

 高校受験組は特進数学組が順調な成長を見せています。大手前高校の合格平均点を全員が超えるほどです。国立理系が普通に狙える位置ですね。高校生になってからの伸びが楽しみです。特に緑MR、菫SSの伸びが顕著。さらに伸びしろがまだまだ残っているので受験当日どれだけ取れるのか楽しみです。数学に比べ、国語力の劣る彼らですが、公立国語には対応できそうです。緑KHは記述の精度を上げれば良い感じ。菫HAは、まずは空白をなくすことですね。緑FSは小論文対策に余念がありません。最も期日が迫っているので、文章をブラッシュアップしていこうと思います。ちなみに高専は過去全員小論文で合格していますので、今年も追随してもらいたいです。前回も褒めていた緑OAは完全に一つの壁を突き抜けました。ゆっくりですが、確実に進化しています。緑IAは感受性がキーワードの一つ。辛辣なことを言ったこともありますが、愚直な進化に一目置いています。オール5が8割の学年ですが、期待値が上がりできることを増やしていかなくてはけないという思いが日増しに強くなります。

 次回より恒例の「卒業生へ~贈る言葉~」開始です。

2020年1月8日水曜日

2020年の出来事

 こちらは授業内容を中心に。小5算数は冬休みの大量の宿題があり、解説と丸付けだけで大幅に授業を延長しても足りないほどでした。最後は答えを流してわからなかった問題は次回解説することにして終了。それでも例年発生する宿題の手抜き者は翌日お呼び出し。新入生OYは初回のイメージとは随分異なり、修正能力の高さを感じます。KYは随分緊張している面持ちですが、慣れたらどうなるのでしょうか。NYは相変わらず真面目に丁寧に宿題をやってきました。その努力は必ず糧になります。

 中学受験組はTEがここに来てようやく社会が期待に近い点数を取れるようになりました。算数ではHFと並んで開明中の過去問で満点。複数回受験すれば合格最低点はクリアできるのではないかと思います。ONは書き物を中心にしていますが、タイトル次第で悪くない仕上がりになっています。

 中1特進数学は発展問題ばかりの宿題を出しました。ほとんど、ヒントをもらわないと解けない問題だったのでお勉強におつきあいされたご家族の方、お疲れさまでした…それでも緑HAが応用力をつけてきました。緑MYも悪くありません。このコンビに緑MSSEは必死に頑張って食らいつく姿勢はありますが、空間図形では相手が悪いです。また、緑SMが復帰後、悪くない集中力で話を聞けています。

 中2特進数学は確率の応用問題をしています。それまで等積変形をしていました。ここにきて緑T・HAOMが面白いセンスを発揮しつつあります。磨けば光りそうです。図形が終わり、地道な努力でクリアできる分野では緑KHが頑張っています。

 中3は緑OAが数学で一つに壁を越えようとしています。公立C問題相当のレベルでも頭を使い続けた結果が出始めています。また、鯰江OMも数学での成長著しい。ただ、安定した結果は緑SSMR、菫SSに軍配が上がります。ミスするな!IAYY!!

ご挨拶

 新年あけましておめでとうございます。旧年中はご支援・ご指導ご鞭撻いただきありがとうございました。一応、松の内(関東以北では7日までが多いようです)までにアップできました。
 
 1年半前、急に右肩から背中にかけて激痛が走って以来お世話になっている整骨院がるのですが、その効果にビックリの連続でした。握力が左右50弱あるのですが、左だけ20ぐらいに低下。少し触られただけで40強にまで回復したり、椅子に座れない痛みも1か月ほどで治りました。そんな整骨院の先生との会話で「20数年は速かった。ずっと成長したいから飽きることはない」とおっしゃっていたのが印象的です。私もこの仕事に飽きたことはありません。何らかの形で毎年成長していきたいと思っています。

 ところで、親の体罰禁止など、時代はドンドン変わっていきます。他人に対して無関心になることを望む世論に傾斜しているようで、今後の日本を憂います。子育てを周囲の大人でしていたのは今は昔になりつつあるのですね。何事も巻き込まれない程度の距離を保ち「先生」と呼ばれる人も「情」より訴訟やトラブルを恐れて手が縮こまったり、モチベーションが下がっている話は枚挙に暇がありません。

 果たして、子どもは無責任な自由を手に入れようとしています。自由と責任は表裏一体のはずが自主性や本人次第という風潮で、みんなと同じことができない、話を聞けない、文を読み取れない子が急増しています。協調性を重んじる日本の社会の中で、野性に従った行動が目立つ人は将来どうなるのでしょうか。他人を思い遣らず自己主張ばかりの人と仲間になったり、共に働きたいと思うのでしょうか。

 自己責任という名の下で我が子以外の子育てが急激に無関心になっています。私は、小学生になったら親以外の大人に叱られる経験も大切だ、と考えています。親に注意してほしいと促すのではなく、してはいけないことをしたときその場で言わないと小学生であっても何を注意されているのかわからなくなることもあるので注意する。将来、大人になって社会に出たとき「良い教育を受けたね」と周囲に思っていただけるような指導をしたいです。

 子どもの行動の責任は親(大人)。モラル・マナーが行き届いた子を見れば「しっかりとご家庭で教育されてきたのだな」と感じます。そのお手伝いを塾で出来ればと思っています。卒業後、社会に出たとき笑顔で過ごせる日々であるよう学生時代に様々なことを身につけて欲しい。時代が変わろうとも感情移入しながら子どもたちに接するスタイルは変えるつもりはありません。子どもたちが眼前でしてはいけないことをしたとき、見逃して楽をするようになったら現場から去ります。

 そんな覚悟ですが、今年も宜しくお願い致します。